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2024年8月13日火曜日

◇ドル上昇 円安転換.147円台 原油.▽Wr.200MA突破.80ドル台 令和6.8.13.Tue

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.米株ローテーション失速
ウォール街の大規模ローテーションと称されていた小型株への資金シフトは、始まったのが素早かったように失速するのも速かった。数週間にわたり投資家の関心をようやく引きつけていた銘柄が、今や大量の資金引き揚げに見舞われている。流出規模はほぼ3年ぶりの大きさだった。IHSマークイットのデータによると、同ファンドの発行済み口数に占める空売り比率は昨年12月以来の水準に急上昇している。

②.米消費者の支払い延滞懸念強まる
米消費者の間で支払い延滞への懸念が強まっていることが、ニューヨーク連銀の調査で明らかになった。消費者が向こう3カ月に債務の最低返済額を滞納すると予想する確率は、7月に平均で13.3%に上昇。~1年先のインフレ期待は3%で、前月と変わらず。一方、3年先については0.6ポイント低下の2.3%と、統計が開始された2013年以降で最低。

③.米株見通し
モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は、景気の不透明感と企業業績予想の低調さにより、米株式相場の上昇は抑えられる可能性が高いと予想。~ゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルブナー氏は、米株式市場には8月末に押し目買いの短い好機が訪れるとし、システマティックファンドからの売り圧力が和らぎ、企業の自社株買いが活発になることを理由に挙げた。

④.米軍が中東で展開強化
米国はイランやレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラによるイスラエルへの大規模攻撃を阻止するため、中東で海・空軍の展開を強化した。~今週はパレスチナ自治区ガザの停戦交渉再開が予定されている。米国は大統領選挙を3カ月後に控え、対立激化を回避したい考えだ。

⑤.トランプ氏がXに投稿
トランプ前米大統領がソーシャルネットワークのX(旧ツイッター)に複数回投稿した。~マスク氏は11月の大統領選でホワイトハウス返り咲きを目指すトランプ氏を公に支持しており、献金も行っている。
13日 【日本株】
日経平均 36,232.51 +1,207.51 +3.45%
TOPIX 2,553.55 +70.25 +2.83%
日経平均 ⇒-△nrはらみ.様子見 ⇒+▼nr上げ.様子見 ⇒▽クアトロ浮上
TOPIX ⇒-△nrはらみ.様子見 ⇒+▼nr上げ.様子見 ⇒▽クアトロ浮上
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【日経平均VI】
日経平均VI 35.20 -10.08 -22.26% ⇒▼BigDn.大幅下げ ( 35台 )
日経平均VI 45.28 -1.34 -2.87% ⇒-△陽下げ ( 45台 )
日経平均VI 46.62 +1.60 +3.55% ⇒▲nr.上げ ( 46台 )
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13日、日経平均1200円高で暴落前水準回復、円安に振れ不安後退

・13日、東京株式相場は大幅続伸。
・日経平均は1200円超上げて5日に記録した過去最大の下落幅を全て取り戻した。
・株価水準の割安感に加え、為替市場での円相場安定や米半導体株高を受けて幅広い銘柄が買われた。

・円相場の安定とエヌビディアなど米半導体関連株の上昇が好感され、自動車や電機、機械といった輸出関連や商社株が高い。
・決算で政策保有株の削減などが確認された保険株は急伸し、内外需とも幅広く上げた。
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アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー
・「円キャリーの巻き戻しなど需給上の暴力的な売りは先週がピークという気がする」とし、「企業収益などファンダメンタルズから見た割安感を意識した買いが入りやすい」と。
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日経平均は続伸、半導体株や好決算銘柄が買われて1200円超の大幅高

・為替が一時1ドル148円台まで円安に振れたことなどが材料視されて、連休明けの東京市場は買い優勢で開始。
・値がさ半導体株の一角が買われたことから、日経平均は36000円台を回復。

・8月2日以降、空いていたマド(35849.77円-35880.15円)を埋めたことで投資家心理の改善につながり、日経平均はじりじりと上げ幅を拡大、TOPIX、日経平均ともに高値引けとなった。

・大引けの日経平均は前営業日比1207.51円高(+3.45%)の36232.51円。

・非鉄金属、その他金融業、サービス業、銀行業、卸売業などが上昇。
・電気・ガス業、空運業、ゴム製品、陸運業、金属製品などが下落。

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【個別銘柄】野村マイクロ、KOKUSAI、円谷フィHD など 


▲野村マイクロ 2882 -98大幅反落。
先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は3.6億円で前年同期比78.2%減となり、据え置きの通期予想120億円に対する進捗率は3%の水準にとどまっている。
通期市場コンセンサスは会社計画をやや上回る水準でもあり、想定以上の低調なスタートと受けとめられている。海外各地の大型水処理装置案件が一巡したことが大幅減益の背景に。ただ、受注高は同15.3%増と2ケタ増になっている。

▽KOKUSAI 3690 +400急伸。
MSCIの銘柄入れ替えが発表されており、日本ではグローバルスタンダード指数において6銘柄が除外されている一方、同社が新規採用となっている。
8月30日終値ベースで指数に反映されるため、目先はインデックス買いによる需給インパクトが期待される状況に。大和証券の試算では、820万株超の買い需要が発生し、売買インパクトは2.33日分とされている。

▽円谷フィHD 1759 +300ストップ高。
先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は25.2億円で前年同期比24.4%増となっている。フィールズでは第1四半期は商品開発力の強化に注力し、パチンコ販売台数が大幅減となる中、減収増益となる形。
通期計画152億円、前期比28.5%増に対する進捗率は高くないものの、第2四半期以降はフィールズの商品投入が活発化することで、増益率の拡大も期待できる状況とみられる。

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8.13 動いた株・出来た株
◇円谷フィHD<2767> 1759 +300 ⇒ 第1四半期増益決算をポジティブ評価。
◇KOKUSAI ELECTRIC<6525> 3625 +335 ⇒ MSCI新規採用に伴う需給インパクト期待で。
◇楽天グループ<4755> 838 +58.5 ⇒ 上半期は順調に最終赤字幅が縮小で。
◆シャープ<6753> 818.4 -48.7 ⇒ 第1四半期は最終赤字転落へ。
◆ヤマトHD<9064> 1539 -75 ⇒ MSCIからの除外が発表される。
StockCharts ⇒  
8.12
NYダウ   39,357.01 -140.53 -0.36%
NASDAQ 16,780.60 +35.30 +0.21%
S&P500   5,344.39 +0.23 0.00%

NYダウ(INDU) ⇒▽wr+2Gap.買戻し ⇒▽nr買戻し.50MAもみあい ⇒▼吞込み.調整
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽wr+2Gap.買戻し ⇒▽nr買戻し ⇒+▲nr.様子見
S&P500(SPX) ⇒▽wr+2Gap.買戻し ⇒▽nr買戻し ⇒=▲nrかぶせ.様子見 
【 SOX指数 】
4743.82 +34.37 (+0.73%) ⇒▽wr+2Gap.買戻し.200MA突破 ⇒▼nr上はらみ.調整 ⇒△nr逆立.様子見

【 VIX恐怖指数 】
20.71 -0.34 (+1.67%) ⇒▲吞込み ⇒▲切下げ ⇒+▼nrはらみ上げ
⇒ +1.67P
⇒ -14.38P
⇒ -14.58P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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日本経済新聞 電子版 ⇒  
▼吞込み.調整 ⇒ ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落。
・14日の7月の米消費者物価指数(CPI)など週内に重要な経済指標の発表があり、買いを控える雰囲気が強かった。中東の地政学リスクも意識され、主力株の一部に売りが出た。ダウ平均の下げ幅は200ドルを超える場面があった。

+▲nr.様子見 ⇒ ナスダック総合株価指数は3日続伸。
・エヌビディアが4%上昇。
・アルファベットとテスラは下げた。
//▲◇◇◇◆//◇ ドル円 147円台( 金融政策意識 )
//▲◇▽◇◆//◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//▲◇▽◇◇//▽ 原油 80ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◇ドル上昇 円安転換.147円台 原油.▽Wr.200MA突破.80ドル台  
8.13
米ドル/円 147.16 147.27
ユーロ/円 160.93 160.98
ユーロ/米ドル  1.0927 1.0938
英ポンド/円 187.93 188.01
豪ドル/円 96.94 96.99
スイスフラン/円 169.99 170.10   
原油(WTIC原油先物) 80.06 +3.22+4.19% ⇒▽陽.10MA突破 ⇒▽切り上げ.3up ⇒▽Wr.200MA突破

◆ドルもみあい 円もみあい.146円半ば 原油.▽切り上げ.3up.76ドル台 
8.10
米ドル/円 146.59 146.66
ユーロ/円 160.04 160.10
ユーロ/米ドル  1.0912 1.0921
英ポンド/円 187.06 187.23
豪ドル/円 96.35 96.39
スイスフラン/円 169.35 169.50   
原油(WTIC原油先物) 76.84 +0.65 +0.85% ⇒▽Wr吞込み反発 ⇒▽陽.10MA突破 ⇒▽切り上げ.3up

▽ドル強転 円安モードへ.147円台 原油.▽陽.10MA突破.76ドル台  
8.9
米ドル/円 147.28 147.35
ユーロ/円 160.81 160.84
ユーロ/米ドル  1.0917 1.0918
英ポンド/円 187.72 187.77
豪ドル/円 97.09 97.11
スイスフラン/円 169.94 170.00   
原油(WTIC原油先物) 76.19 +0.96 +1.28% ⇒+▼はらみ反発2 ⇒▽Wr吞込み反発 ⇒▽陽.10MA突破

NYダウは140ドル安、インフレ指標控えた調整
1.
・ソフトランディング期待の再燃で寄り付き後、上昇。

・その後、イランによるイスラエル報復攻撃が差し迫っている可能性が報じられ地政学的リスク上昇を嫌気した売りが加速し、相場は下落に転じた。
・値ごろ感から半導体のエヌビディアなどの買戻しに拍車がかかり、ナスダック指数は底堅く推移。

・ダウは重要インフレ指標発表を控えた調整売りも見られ終盤にかけて、下げ幅を拡大し、まちまちで終了。
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・今週は7月の米CPIのほか、13日に7月の米卸売物価指数(PPI)、15日に7月の米小売売上高が発表される。今月に入り、米景気が市場の想定以上に減速しているとの懸念が強まり、株式相場の大幅な調整につながった。景気や金融政策の先行きを見極めるうえで重要な経済指標の発表を前に持ち高調整の売りが出やすかった。

・中東の地政学リスクへの警戒も投資家心理の重荷となった。イランが近くイスラエルを攻撃するとの観測が高まっており、12日の米原油先物相場が前週末から4%ほど上昇した。中東情勢の悪化が原油高を通じて世界経済や企業業績に影響するとの見方から、売りも出やすかった。

・ダウ平均は上昇する場面もあった。12日の外国為替市場では円安・ドル高が進み、円キャリー取引の急激な巻き戻しが一服。相場急変に対する過度な警戒が後退し、株式相場の支えとなった。市場では「前週までの株式相場の乱高下は落ち着きつつあるが、中東リスクから相場が再び不安定になる可能性がある」(インタラクティブ・ブローカーズのホセ・トーレス氏)との指摘があった。


2.
・半導体・同製造装置や食・生活必需品小売が上昇。
・家庭・パーソナル用品が下落。

・ユナイテッドヘルス・グループやウォルマート、アップルが買われた。
・コーヒーチェーン運営のスターバックス(SBUX)は物言う投資家のヘッジファンド、エリオット・インベストメント・マネジメントに取締役会の議席を与える方向で協議していると報じられ、上昇。


・ボーイングとプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が売られた。
・食品加工会社のクラフト・ハインツ(KHC)はアナリストの投資判断引き下げで、下落。
・格安航空会社のジェトブルー(JBLU)は社債発行計画を発表、これを受け、格付け会社のムーディーズやS&Pが同社の格付けを引下げたことが嫌気され、大幅安。


3.
・エヌビディアが4%上昇。
・アルファベットとテスラは下げた。

SOX指数 銘柄 ⇒
◇ TSM 167.63 +0.31%
☆ エヌビディア 109.02 +4.08%
◆ ASML 852.86 -0.89%
◆ インテル 19.36 -1.78%
◆ QCOM クアルコム 162.89 -0.97%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 193.09 +1.00%
◇ AMD 136.77 +1.86%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 94.64 +1.68%
◇ テラダイン 122.32 +0.49%
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◇ TSM 167.12 +1.56%
◆ エヌビディア 104.75 -0.21%
◆ ASML 860.55 -1.84%
★ インテル 19.71 -3.81%
◆ QCOM クアルコム 164.48 -0.28%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 191.18 +0.33%
◆ AMD 134.27 -1.50%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 93.08 +1.10%
◆ テラダイン 121.72 -0.94%
--------------------------------------------------------------
☆ TSM 164.55 +6.13%
☆ エヌビディア 104.97 +6.13%
☆ ASML 876.65 +4.82%
☆ インテル 20.49 +7.90%
☆ QCOM クアルコム 164.95 +5.66%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 190.55 +6.74%
☆ AMD 136.32 +5.95%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 92.07 +6.07%
☆ テラダイン 122.88 +7.55%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
◇ドル上昇 円安転換
//▲◇◇◇◆// 
・ドルが上昇。--イランがイスラエルを攻撃するとの懸念が広がり、逃避需要からドルは買われた。
・円はドルに対して値下がりし、1ドル=147円台前半。

ドル円相場は *米東部時間 16時52分
⇒¥147.23 ¥0.62 +0.42%
⇒¥146.67 -¥0.56 -0.38%
⇒¥147.28 ¥0.60 +0.41%

8.12
TDセキュリティーズのマーク・マコーミック氏
「われわれは、特に主要10通貨において、円の売り浴びせは買いの好機と捉えている」と。

モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのリサ・シャレット氏
「日本は特に魅力的だと考えている」とし、「徐々に円高が進むと予想しており、ヘッジなしでのポジション保有を勧める」と。

・米商品先物取引委員会(CFTC)が公表した最新データでは、投機的トレーダーが円安方向に賭ける投資ポジションを急激に縮小した様子が明らかになった。

【米国株】
◆ほぼ変わらず
//▲◇▲▽◇//◆ 
・12日の米国株市場でS&P500種株価指数はほぼ変わらず。
・米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、方向感に乏しい展開となった。
・最新の地政学的情勢を受け、リスク選好の動きも弱まった。
・ウォール街でなお動揺が続く中、多くの投資家は市場の方向性や米経済の健全性を巡るシグナルが増えるのを待っており、大きな賭けに出るような動きは手控えられた。

・主要業種の大半は下げたが、テクノロジーとエネルギー、公益は上げた。
・シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は20付近で安定した動き。

8.12
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのソリタ・マルチェリ氏
投資家としては主要市場がどこまで動いたかを「評価する」良い機会だとみる。
「だがボラティリティーは今週戻ってくる可能性はある」とマルチェリ氏。「インフレ率が低過ぎれば、米国がリセッション(景気後退)に向かっているのではないかとの懸念が高まる可能性がある。
インフレ率が高過ぎれば、米連邦公開市場委員会(FOMC)が経済を守れるだけの速さで利下げできないのではないかとの懸念を助長しかねない。地政学的リスクも依然として高い」と分析。

モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏
市場にとって重要な時期にCPIは発表されると指摘。
わずか数週間に、景気は十分に減速しているのかという議論から、「ぬかるみにはまり込んでいる」のではないかとの懸念へと変化したと。
ラーキン氏はまた、「投資家はCPIデータがスイートスポットに収まることを期待している。つまり、9月利下げの可能性を疑う人が誰も出てこないほど落ち着いているが、最近市場を動揺させてきたリセッション懸念を脇に追いやれるだけの高さはあるというものだ」と。

UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのジェーソン・ドラホ氏
「経済がリセッションに向かっていないという証拠が増えたり、金融当局が必要に応じて積極的な行動を起こすとのシグナルを発するまで、神経質なセンチメントは続く可能性が高い」と。

エバコアのクリシュナ・グハ氏
市場は先週の混乱を経て、米金融当局には労働市場に再び焦点を合わせ、「ソフトランディング」を確実にするため利下げを十分前倒しする余裕が広がるのか、それともより制約を受けることになるのか確かめようと、CPIデータに注目するだろうと。
その上で、「CPIが高めに出てもパニックになる必要はない」とし、「いま金融当局が最も重視しているのは労働市場に関するデータで、インフレデータが第一ということはない。もし労働関連データが今後も軟調な場合、金融当局は利下げに関して前倒しの姿勢になるだろう」と。

米モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏
景気の不透明感と企業業績予想の低調さというダブルパンチにより、株式相場の上昇は抑えられる可能性が高いとの見方。
ウィルソン氏はリポートで、マクロ経済データは短期的には明確なシグナルを発しないとし、S&P500種が5000-5400ポイントのレンジで推移すると予想。

ゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルブナー氏
米株式市場には8月末に押し目買いの短い好機が訪れると予想。
システマティックファンドからの売り圧力が和らぎ、企業の自社株買いが活発になるためだと、同氏は説明。
 「8月はこれが最後の弱気コールだ。8月としては最悪の株式需給ミスマッチは終わりつつある」と。

【米国債】
▽上昇
//◇▲▲▲▽//▽
・米国債は上昇。( 利回り下落 )

・企業による社債発行もあったが、イスラエルがイランによる大規模攻撃に備えているとの報道を受けて地政学的緊張が高まる中、リスクオフのセンチメントが広がり米国債は買われた。

・米10年債利回り
⇒3.91% -3.4 -0.87%
⇒3.94% -4.8 -1.20%
⇒3.99% 4.7 +1.18%
  
  
>>8.8
ナットアライアンス・セキュリティーズの国際債券責任者、アンドルー・ブレナー氏
「またしても、ひどい入札だった」とした上で、「10年債入札ほどは悪くない」と。

BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略責任者、イアン・リンジェン氏
「新規失業保険申請件数の減少幅は予想より大きかった」と指摘。
2日に発表された雇用統計は弱い内容だったが、「この日の統計は、労働市場が依然堅調な証拠だと解釈された。相場の反応がそれを示唆している」と。

TDセキュリティーズの米金利戦略責任者、ジェナディー・ゴールドバーグ氏
米国債は過去2週間に「パーフェクトストーム(最悪の事態)」に見舞われたとし、今後数週間もキャリー取引の巻き戻し、労働市場と経済成長のデータ、インフレ、地政学リスクに投資家は引き続き注目する可能性が高い。
「市場は9月の0.5ポイント利下げや会合間の利下げのリスクを警戒し続けるだろう。ただし、この両方に対する織り込みは最近の高水準から大幅に後退している」とゴールドバーグ氏。
「より速いペースの米利下げも引き続き気がかり要因だ。米金融当局は2025年終盤までに金利が中立水準の3%に達するように、9月から毎会合で0.25ポイントずつ利下げを実施すると当社では見込んでいる」と。

【原油】
▽大幅高
//▲◇▽◇◇//▽ 
・7月にテヘランでイスラム組織ハマスのリーダーが暗殺されたことを受けたイランの対応が警戒されている。
・イラン政府は11日、イスラエルを懲罰する決意をあらためて表明。米軍は中東で海・空軍の展開を強化した。
・WTI先物は200日移動平均を上回り、これがさらに買いを呼び込んだ可能性がある。
・トレーダーらは今週の需給リポートに注目している。石油輸出国機構(OPEC)は12日、今年と来年の世界需要予測を引き下げた。国際エネルギー機関(IEA)は13日に月間見通しを発表する。その翌日には米CPIが発表される。

・WTI先物9月限は、前営業日比3.22ドル(4.2%)高い1バレル=80.06ドル。
・ロンドンICE北海ブレント10月限は2.64ドル(3.3%)上げて82.30ドル。

8.12
TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ダン・ガリ氏
「アルゴリズムを用いるトレンドフォロワーはまだ、ブレント原油を購入する手元流動性を有している。つまりイランが攻撃に出たら、こうした投資家から一気に追加の買いが入る可能性がある」と。

【NY金】
◇上昇
//◆◆◇▽◇//◇ 
・過去最高値に接近した。トレーダーらは最新の地政学的情勢を見極めつつ、一連の米経済統計が金利の道筋を決定付けるかどうかに注目している。
・金スポット価格は一時1.6%余り上昇し、1オンス当たり2471.00ドルを付けた。市場では引き続き、先月テヘランで起きたイスラム組織ハマス指導者暗殺に対するイランの行動が警戒されている。
・13日に発表される米生産者物価指数(PPI)と翌日の米CPIも、米国のインフレ動向を明確にする可能性があるとして、注目されている。

・金先物12月限は、前営業日比30.60ドル(1.2%)高の1オンス=2504.00ドル。

8.12
TDセキュリティーズの商品戦略責任者、バート・メレク氏
「地政学的要素と金利低下が重なり、そこに日本銀行の政策引き締めによる圧力の緩和が加わった」と金の上昇。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,210.25 +42.15 +0.52%
独DAX指数 17,726.47 +3.59 +0.02%
仏CAC指数 7,250.67 -19.04 -0.26%
⇒▼nrひげ大.様子見 ⇒△nr拍子木.test200MA ⇒△陽.200MA突破
⇒▽切り上げ.買戻し ⇒△nr.買戻し様子見 ⇒+◆nr.様子見
⇒-▽nrはらみ.様子見 ⇒△nr.買戻し様子見 ⇒◆吞込み.調整

◇ほぼ変わらず 
//▲◇▽◆◇//◇
・12日の欧州株はストックス欧州600指数がほぼ変わらず。
・投資家は週内に発表される主要統計を控え、大規模なポジションを避けている。
・通信、鉱業株が上昇。
・ヘルスケア、不動産関連銘柄は下落。

>>8.5
アビバ・インベスターズの世界株式ファンドマネジャー、リチャード・サルダナ氏
「市場参加者が売り浴びせの大きさに驚いたのは確かだ」と述べ、「主要中央銀行の次の動きを見極めようとする中で、市場では混乱が続くと予想される」と。

【欧州債】
◇英国債は上昇 
//◆◆▲◆◇//◇ 
・欧州債市場ではドイツ債はほぼ変わらず、英国債は上昇した。欧州債も様子見の展開となった。
・今週は英国の雇用関連統計が13日に発表されるほか、米国では14日に消費者物価指数(CPI)が発表される。

・独国債10年物
⇒2.23% +0.00
⇒2.23% -0.04
⇒2.27% 0.00
---------------------------
・英国債10年物
⇒3.92% -0.03
⇒3.95% -0.03
⇒3.98% +0.03
---------------------------

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