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2024年8月9日金曜日

▽ドル強転 円安モードへ.147円台 原油.▽陽.10MA突破.76ドル台 令和6.8.9.Fri

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.米失業保険の申請が大幅減少
8月3日終了週の新規失業保険申請件数は前週比1万7000件減の23万3000件と、ここ1年近くで最大の減少。~7月の雇用統計が弱い内容となったことを受けて労働市場の沈静化ペースが速過ぎるとの懸念が出ていたが、今回の統計はそうした懸念の緩和に幾分つながる可能性がある。ハイ・フリークエンシー・エコノミクスはリポートで「労働市場が今後一段と大幅に軟化し、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策に影響を与えるようなシグナルが出ないか注意する必要がある」と指摘。

②.円安巻き戻しで日本企業に暗雲
日本銀行の追加利上げ決定などをきっかけに、為替相場では急激に円高方向への巻き戻しが進んだ。一時は1ドル=160円を突破した円安水準を享受してきた国内大手企業にとっては、保守的な想定為替レートに現実が追いつき利益面の押し上げ要因がはく落したほか、北米市場の変調もあって各社の通期業績見通しには不透明感が高まっている。~11月に予定されている大統領選の行く末も不透明要因となっている。トランプ氏が大統領に返り咲いた場合、保護主義的な貿易政策を講じる可能性が高まるほか、気候変動対策で大幅な後退が予想され化石燃料を強化する方針に転じるとみる向きもある。

③.ロックイン経済コスト
米国では高金利の住宅ローンで新たに借り入れるより、今の住宅に住み続ける「ロックイン」を選択する住宅所有者が少なくない。~ロックインは2022年以降、年間で200億ドル(約2兆9400億円)の経済コストを生じさせている。世帯当たり296ドルに相当するこのコストは、経済の「死荷重」に該当すると執筆者は指摘。高いローン金利は労働者が引っ越しを見合わせる動機になっており、高賃金の職やキャリアの機会が失われている。

④.ロシア参謀総長批判
ロシアでゲラシモフ参謀総長への批判が広がっている。ウクライナによる大規模なロシア越境攻撃が起き、ロシアは西部クルスク州に緊急事態を宣言した。~ウクライナ軍がロシア西部クルスク州との国境付近に部隊を集結させているとの情報を、すでに越境攻撃の2週間前に入手していたにもかかわらず、ゲラシモフ参謀総長と高官らはこれを重視せず、誰もプーチン大統領に報告していなかった。

⑤.さらに小さいMac mini
アップルはパソコン「Mac mini」の新モデルを計画しており、過去最小サイズのデスクトップパソコンになる見通し。人工知能(AI)に重点を置いたパソコンMac見直しの一環。新しいminiは今年発表を予定。スティーブ・ジョブズ氏が2010年に改良して以来のデザイン一新となる。最新型は従来モデルよりかなり小さくなり、セットトップボックス「Apple TV」のサイズに近いという。
9日 【日本株】
日経平均 35,025.00 +193.85 +0.56%
TOPIX 2,483.30 +21.60 +0.88%
日経平均 ⇒△切り上げ.買戻し ⇒-△nrはらみ.様子見 ⇒+▼nr上げ.様子見
TOPIX ⇒△切り上げ.買戻し ⇒-△nrはらみ.様子見 ⇒+▼nr上げ.様子見
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【日経平均VI】
日経平均VI 45.28 -1.34 -2.87% ⇒-△陽下げ ( 45台 )
日経平均VI 46.62 +1.60 +3.55% ⇒▲nr.上げ ( 46台 )
日経平均VI 45.02 -6.17 -12.05% ⇒▼wr.下げ ( 45台 )
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9日、株上昇、米景気懸念緩和も相場不安定-円は底堅い

・9日、東京株式相場は上昇。
・円相場とともに不安定な値動きが続いたが、米労働市場の回復の兆しがセンチメントの支えとなった。
・日経平均株価は840円高から午後に一時385円安となり、TOPIXもマイナスに転じる場面があった。

・8日に予想を上回る決算を発表したリクルートホールディングスが大幅高で、TOPIXの上昇をけん引。
・米国債利回りが3日連続で上昇したことを受け、三井住友フィナンシャルグループなど銀行株も買われた。
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しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンドマネジャー
・連休やお盆休みを前に相場が動いており「ポジションを抱えて越したくないという心理が働いているのではないか」と。
・為替が円高方向に進んいることも株価の重しになった可能性があるとの見方。一方で、「値上がり銘柄数の方が多く、全体的に調整に入っている感じではない」とも。
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日経平均は3日ぶり反落、短期資金中心で荒い値動き続く

・米国株の大幅高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。
・8月限オプション特別清算指数(SQ値)は35661.68円(速報値)となった。

・為替も1ドル147円水準と前日比ではやや円安ドル高に振れたことなどから、日経平均は35000円台で開始した後、35671.31円まで上げ幅を拡大した。
・買い一巡後は、3連休前などが意識されて前日比マイナス圏に突入する場面が見られたものの、なんとか35000円台で取引を終了。

・大引けの日経平均は前日比193.85円高(+0.56%)の35025.00円。

・非鉄金属、その他金融業、サービス業、銀行業、卸売業などが上昇。
・電気・ガス業、空運業、ゴム製品、陸運業、金属製品などが下落。

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【個別銘柄】ニコン、日揮HD、フジクラ、東エレク など 


▲ニコン 1510.5 -83.5大幅反落。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は30億円で前年同期比10.3%減となり、上半期予想は従来の110億円から70億円に下方修正した。精機事業の半導体露光装置分野とコンポーネント事業、ヘルスケア事業などにおいて、下期への販売繰延を反映するとしている。
映像事業による円安効果も考慮して通期予想は350億円、前期比12.0%減を据え置いているが、やや不透明感は強まる状況とみられる。

▽日揮HD 1206.5 +77大幅続伸。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は81億円で前年同期比19.3%減となったほか、UAEの大型低炭素LNGプラント獲得などで受注高は同3.8倍となっている。ともにおおむね想定線での推移と捉えられている。
こうした中、第1四半期には新たな一過性要因などが発生しておらず、進行中の米国や中東案件に関しても現状で追加費用を懸念する状況にはなっていないもようで、買い安心感が先行する形。

▽フジクラ 3038 +500ストップ高比例配分。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は245億円で前年同期比94.5%増となり、上半期予想は従来の300億円から490億円に、通期では700億円から890億円に上方修正。
通期の市場コンセンサスは740億円程度であったとみられる。DC向けの多芯光コネクタや光配線材が牽引役になって情報通信の上振れ幅が大きくなった。年間配当金も従来計画の55円から65円に引き上げ。

▽東エレク 25810 +180反発。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1657億円で前年同期比2.0倍となり、通期予想は従来の5820億円から6270億円、前期比37.4%増に上方修正している。
第1四半期はコンセンサスを400億円近く上振れる格好で、上方修正値も200億円ほど上回る水準に。今年度のWFEの見方についても上方修正している。

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8.9 動いた株・出来た株
◇フジクラ<5803> 3038カ - ⇒ 業績予想を大幅に上方修正。
◇リクルート<6098> 8316 +543 ⇒ 第1四半期決算は市場コンセンサス上回り。
◇東京エレク<8035> 26075 +445 ⇒ 第1四半期業績上振れで通期予想も市場予想水準超に上方修正。
◆SUMCO<3436> 1527.5 -159.5 ⇒ 引き続き業績見通しをネガティブ視の動き継続。
◆資生堂<4911> 3309 -501 ⇒ 引き続き決算内容をマイナス視する動きが続く。
◆コーセー<4922> 8403 -455 ⇒ 決算発表後は売り優勢の展開続く。
StockCharts ⇒  
8.8
NYダウ   39,446.49 +683.04 +1.76%
NASDAQ 16,660.02 +464.21 +2.87%
S&P500   5,319.31 +119.81 +2.30%

NYダウ(INDU) ⇒△はらみ反発.買戻し ⇒▲かぶせ拍子木 ⇒▽wr+2Gap.買戻し
NASDAQ(COMPQ) ⇒△nr.買戻し ⇒▲wr吞込み ⇒▽wr+2Gap.買戻し
S&P500(SPX) ⇒△nr.買戻し ⇒▲wr吞込み ⇒▲wr吞込み ⇒▽wr+2Gap.買戻し 
【 SOX指数 】
4730.01 +303.74 (+6.86%) ⇒△nr.様子見 ⇒▲Wr吞込み ⇒▽wr+2Gap.買戻し.200MA突破

【 VIX恐怖指数 】
23.79 -4.06 (-14.58%) ⇒▼はらみ下落 ⇒-∇陽下げ ⇒▲吞込み
⇒ -14.58P
⇒ +0.51P
⇒ -28.16P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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日本経済新聞 電子版 ⇒  
▽wr+2Gap.買戻し ⇒ ダウ工業株30種平均は反発。
・朝発表の米雇用指標が労働市場の底堅さを示し、景気懸念が和らいだ。市場心理が改善し、幅広い銘柄に買いが入った。ダウ平均の上げ幅は一時740ドルを超えた。

▽wr+2Gap.買戻し ⇒ ナスダック総合株価指数も反発。
・人工知能(AI)関連で業績の伸びが見込める半導体株の一角には買いの機会との見方を示すアナリストも出てきた。
・半導体関連株が軒並み買われ、エヌビディアが6%高となり、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やブロードコムなども上昇。
・アルファベットやメタプラットフォームズといった大型株が上昇。
//◇▲▲◆▲//▲◇◇◇ ドル円 147円台( 金融政策意識 )
//◆▲▲▲▲//▲◇▽◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//▲▲▽▲▲//▲◇▽◇ 原油 76ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▽ドル強転 円安モードへ.147円台 原油.▽陽.10MA突破.76ドル台  
8.9
米ドル/円 147.28 147.35
ユーロ/円 160.81 160.84
ユーロ/米ドル  1.0917 1.0918
英ポンド/円 187.72 187.77
豪ドル/円 97.09 97.11
スイスフラン/円 169.94 170.00   
原油(WTIC原油先物) 76.19 +0.96 +1.28% ⇒+▼はらみ反発2 ⇒▽Wr吞込み反発 ⇒▽陽.10MA突破

◇ドルもみあい 円高一服.146円半ば 原油.▽Wr吞込み反発.75ドル台  
8.8
米ドル/円 146.48 146.50
ユーロ/円 160.04 160.07
ユーロ/米ドル  1.0924 1.0925
英ポンド/円 185.86 185.90
豪ドル/円 95.47 95.50
スイスフラン/円 169.97 170.06   
原油(WTIC原油先物) 75.23 +2.03 +2.77% ⇒▲切下げ.Low2 ⇒+▼はらみ反発2 ⇒▽Wr吞込み反発

◇ドル反発 円高一服.144円半ば 原油.+▼はらみ反発.73ドル台 
8.7
米ドル/円 144.46 144.48
ユーロ/円 157.91 157.94
ユーロ/米ドル  1.0960 1.0961
英ポンド/円 183.35 183.40
豪ドル/円 94.21 94.25
スイスフラン/円 169.57 169.63   
原油(WTIC原油先物) 73.20 +0.26 +0.36% ⇒▲Wr切下げ.Low ⇒▲切下げ.Low2 ⇒+▼はらみ反発

NYダウは234ドル安、根強いリスク警戒感
1.
・週次失業保険申請件数が予想を下回ったため安心感が広がり、寄り付き後、上昇。

・労働市場や景気の悪化懸念が後退し、終日堅調に推移。

・終盤にかけて、上げ幅を拡大し、終了。
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・外国為替市場では円が対ドルで下落し、1ドル=147円台で推移する場面が目立った。週初の株安につながったとされる「円キャリー取引」の急激な巻き戻しが一服したとの見方も安心感につながった。

・8日発表の週間の新規失業保険申請件数は前の週から減少し、23万3000件とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(24万件)を下回った。前週末発表の7月の米雇用統計をきっかけに景気悪化への警戒感が強まり、ダウ平均は7月末と比べ前日までに2079ドル下げていた。新規失業保険申請件数は「雇用統計の先行指標と位置付けられ、労働市場を巡る懸念を和らげた」(LPLファイナンシャルのクインシー・クロスビー氏)との声が聞かれた。

・大型ハイテク株や半導体関連株が持ち直したことも相場を支えた。足元の下げを受け、人工知能(AI)関連で業績の伸びが見込める半導体株の一角には買いの機会との見方を示すアナリストも出てきた。ダウ平均の構成銘柄ではないが、エヌビディアが6%高となり、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やブロードコムなども上昇した。アマゾン・ドット・コムやアップルといった主力株も買われた。


2.
・半導体・同製造装置の上昇が特に目立った。
・下落セクターなし。

・インテルが8%近く上昇し、アムジェンやセールスフォースの上げも目立った。
・アマゾン・ドット・コムやアップルといった主力株も買われた。
・ボーイングやキャタピラー、ゴールドマン・サックスなど景気敏感株にも買いが入った。
・製薬会社のイーライリリー(LLY)は糖尿病治療薬のマンジャロや肥満治療薬のゼップバウンドなどの売り上げが好調で通期収入予想を上方修正し、上昇。


・オンライン旅行サービスのエクスぺディア(EXPE)は取引終了後に四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったが、7月の旅行需要が弱く、通期見通し下方修正が嫌気され時間外取引で売られている。


3.
・人工知能(AI)関連で業績の伸びが見込める半導体株の一角には買いの機会との見方を示すアナリストも出てきた。
・エヌビディアが6%高となり、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やブロードコムなども上昇。
・アルファベットやメタプラットフォームズといった大型株が上昇。
・フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は6.8%高。

SOX指数 銘柄 ⇒
☆ TSM 164.55 +6.13%
☆ エヌビディア 104.97 +6.13%
☆ ASML 876.65 +4.82%
☆ インテル 20.49 +7.90%
☆ QCOM クアルコム 164.95 +5.66%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 190.55 +6.74%
☆ AMD 136.32 +5.95%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 92.07 +6.07%
☆ テラダイン 122.88 +7.55%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 155.04 -0.23%
★ エヌビディア 98.91 -5.12%
◆ ASML 836.35 -0.79%
★ インテル 18.99 -3.63%
◆ QCOM クアルコム 156.12 -1.64%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 178.51 -2.62%
◆ AMD 128.67 -1.16%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 86.8 -2.47%
★ テラダイン 114.25 -3.44%
--------------------------------------------------------------
☆ TSM 155.39 +5.03%
☆ エヌビディア 104.25 +3.78%
☆ ASML 843.01 +2.76%
◆ インテル 19.83 -1.39%
◇ QCOM クアルコム 158.72 +0.49%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 183.31 +0.78%
★ AMD 130.18 -3.44%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 89 -1.57%
◇ テラダイン 118.32 +1.66%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
◇ドル強い 円安モードへ
//◇▲▲◆▲//▲◇◇ 
・円はドルに対して下落。
・ドル円は朝方には上昇していたが、米失業保険統計が発表されると下げに転じ、一時0.6%安の147円54銭まで売られた。

ドル円相場は *米東部時間 16時56分
⇒¥147.28 ¥0.60 +0.41%
⇒¥146.76 ¥2.42 +1.68%
⇒¥144.35 ¥0.17 +0.12%

8.8
MUFGのシニア為替ストラテジスト、リー・ハードマン氏
「主な意見は前回の日銀政策会合で示されたタカ派的なガイダンスを裏付ける」と指摘。
「金融市場が安定化し、円の上昇ペースが鈍れば、今年度に少なくともあと1回の利上げが実施される可能性はなお高そうだ。これは円安の反転がさらに進むとの見通しを支える」と。

バークレイズストラテジスト、門田真一郎氏
「急激な円高は、利回りや株価との相関関係の復活を伴っている」と指摘。最近の円の動きは世界的な成長減速の中で、安全資産通貨の復活を示しているとの見解。

【米国株】
▲反落
//◇◆▽▲▲//▲◇▲ 
・8日の米株式相場は力強く反発。
・この日発表された新規失業保険申請件数を受け、景気減速感が強まるとの懸念が和らいだ。
・大型ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は3.1%高。
・小型株で構成するラッセル2000指数は2.4%上げた。
・先週の米新規失業保険申請件数は、ここ1年近くで最大の減少となった。7月の雇用統計が弱い内容となったことを受けて労働市場の沈静化ペースが速過ぎるとの懸念が出ていたが、今回の失業保険統計はそうした懸念の緩和に幾分つながる可能性がある。

・エヌビディアは大型ハイテク株の上昇をけん引した。
・イーライリリーが急伸。肥満症治療薬の好調を背景に、強気な業績見通しを示した。


8.8
インディペンデント・アドバイザー・アライアンス(IAA)のクリス・ザッカレリ氏
「失業保険申請件数が予想を下回ったという良いニュースがあった」と指摘。
「リセッション(景気後退)が既に始まっているとは考えにくい。慎重を期しているが、月初に始まったパニックは行き過ぎだったと思う」と。

インタラクティブ・ブローカーズのスティーブ・ソスニック氏
株の買い手に重要な質問があるといい、「あなたは5日に0.5ポイントの緊急利下げを求めていた人と同一人物なのか」と問いかけた。「この日の数字で景気後退懸念が消えたと言えるだろうか。それは絶対にない。
株式トレーダーは、押し目で買いを入れて、上値を追うことに執着していると言えるだろうか。間違いなくそうだ」と。

【米国債】
▲続落
//◇▽▽▽▽//◇▲▲▲
・米国債は下落。( 利回り上昇 )

・新規失業保険申請件数が約1年ぶりの大幅減少となり、景気に対する懸念を幾分和らげた。市場では年内の積極的な利下げ観測が一段と後退した。

・米10年債利回り
⇒3.99% 4.7 +1.18%
⇒3.94% 5.1 +1.32%
⇒3.89% 10.2 +2.68%
  
  
8.8
ナットアライアンス・セキュリティーズの国際債券責任者、アンドルー・ブレナー氏
「またしても、ひどい入札だった」とした上で、「10年債入札ほどは悪くない」と。

BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略責任者、イアン・リンジェン氏
「新規失業保険申請件数の減少幅は予想より大きかった」と指摘。
2日に発表された雇用統計は弱い内容だったが、「この日の統計は、労働市場が依然堅調な証拠だと解釈された。相場の反応がそれを示唆している」と。

TDセキュリティーズの米金利戦略責任者、ジェナディー・ゴールドバーグ氏
米国債は過去2週間に「パーフェクトストーム(最悪の事態)」に見舞われたとし、今後数週間もキャリー取引の巻き戻し、労働市場と経済成長のデータ、インフレ、地政学リスクに投資家は引き続き注目する可能性が高い。
「市場は9月の0.5ポイント利下げや会合間の利下げのリスクを警戒し続けるだろう。ただし、この両方に対する織り込みは最近の高水準から大幅に後退している」とゴールドバーグ氏。
「より速いペースの米利下げも引き続き気がかり要因だ。米金融当局は2025年終盤までに金利が中立水準の3%に達するように、9月から毎会合で0.25ポイントずつ利下げを実施すると当社では見込んでいる」と。

【原油】
◇3日続伸
//▲▲▽▲▲//▲◇▽◇ 
・週初までの下落局面の後を受けた回復が続いた。金融市場全体の動きと中東情勢になお注目が集まっている。
・イスラエルはイランからの攻撃に備えているが、イラン大統領はフランス大統領との電話会談で、外交による事態収拾を示唆した。

・WTI先物9月限は、前日比96セント(1.3%)高の1バレル=76.19ドル。
・ロンドンICE北海ブレント10月限は83セント上げて79.16ドル。

8.8
BOKファイナンシャル・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏
「株式相場の回復も、不況による需要減退懸念の緩和につながっている」と。

【NY金】
▽上昇
//◆▽◇◇◆//◆◆◇▽ 
・金スポット相場は6日ぶりに上昇。金融市場全体の上昇につれて買いが入った。
・米新規失業保険申請件数が約1年ぶりの大幅減少となったことが支援材料になった可能性がある。

・金先物12月限は、前日比30.90ドル(1.3%)高の1オンス=2463.30ドル。

8.8
MKS・PAMPの金属戦略責任者、ニッキー・シールズ氏
「金はどちらかというと、株式や大型ハイテク株と並ぶリスク資産として取引されてきた。失業保険申請件数が減少し、ハードランディングへの懸念が和らいだことで、リスク資産は安堵(あんど)感から上昇し、金もそれに追随している」と。

サクソバンクのコモディティー戦略責任者、オレ・ハンセン氏
「金はコイル状のバネのようだ。他の市場の動向やレバレッジ解消圧力によって抑え込まれた後、市場が落ち着くと再びバネのように跳ね返った」と。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,144.97 -21.91 -0.27%
独DAX指数 17,680.40 +65.25 +0.37%
仏CAC指数 7,247.45 -18.56 -0.26%
⇒▽nr自立反発 ⇒▽Wr.買戻し ⇒▼nrひげ大.様子見
⇒+▼nrはらみ反発.様子見 ⇒▽nr自立反発 ⇒▽切り上げ.買戻し
⇒▼nrかぶせ.様子見 ⇒▽nr自立反発 ⇒-▽nrはらみ.様子見

◆かわらず 
//◆◇▽▲▲//▲◇▽◆
・8日の欧州株はほぼ変わらず。
・米国で発表された新規失業保険申請件数が減少し、景気減速懸念の緩和につながった。
・ストックス欧州600指数は一時1.2%安まで売り込まれたが、ほぼ変わらずで取引を終えた。
・ヘルスケアや旅行・娯楽株は上昇。
・不動産、メディア関連株が特に下落。

>>8.5
アビバ・インベスターズの世界株式ファンドマネジャー、リチャード・サルダナ氏
「市場参加者が売り浴びせの大きさに驚いたのは確かだ」と述べ、「主要中央銀行の次の動きを見極めようとする中で、市場では混乱が続くと予想される」と。

【欧州債】
◆下落 
//◇◇▽▽▽//◆◆▲◆ 
・欧州債市場ではドイツ債が上げを失う展開。米失業保険統計が手掛かりとなった。

・独国債10年物
⇒2.27% 0.00
⇒2.27% +0.07
⇒2.20% +0.01
---------------------------
・英国債10年物
⇒3.98% +0.03
⇒3.95% +0.03
⇒3.92% +0.05
---------------------------

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