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2024年8月5日月曜日

週明け◆ドル弱い 円全面高.146円半ば 原油.▲Wr切下げ.Low.73ドル台 令和6.8.5.Mon

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.米株に新たなローテーション
米株式市場では先週の大幅下落で一つのローテーションが終わり、新たなローテーションが始まった。確かにハイテク株と消費者裁量株は手痛くやられたが、公益事業株と不動産株は先週、S&P500種で最優秀パフォーマンスセクターとなった。~今の市場がトレーダーにとって難しいゲームになっているのは、リスク資産が利下げ開始を極端に先取りしたからだ。先週は2日間の急落後でも、昨年10月末の水準をまだ30%上回っている。株価にまだ過剰な熱狂が残っており、それがいつか吐き出される可能性があることは明らかだ。

②.アップル株保有ほぼ半減
著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは、4-6月(第2四半期)の大規模な株式売却の一環として、アップル株の保有を50%近く削減。~バークシャーは4-6月期に全体で755億ドル相当の株式を売り越した。エドワード・ジョーンズのジム・シャナハン氏は「これは新たな売りシグナルと結論づけられるかもしれない」と指摘。

③.制裁逃れか
北極圏にあるロシアの液化天然ガス(LNG)積み出しプラント「アークティックLNG2」に、大型船が接岸していることが衛星写真で明らかになった。米国の制裁を逃れてLNGを輸出しようとしていると考えられる。~同プラントを率いるロシアの独立系天然ガス会社ノバテクは、大型船の接岸とその画像についてコメントを出しておらず、LNGが積み出されているとも確認していない。

④.中国が個人消費の促進目指す
中国政府は個人消費を促進するための優先事項を発表した。同国経済では弱い内需が引き続き成長の重しとなっている。中央政府ウェブサイトに掲載された声明によると、国務院はケータリングや家事代行サービス、高齢者介護といった分野で基礎的消費を拡大させる可能性を探るなど、20の重要なステップを指定。

⑤.英で極右主義者らが暴動
英国のイングランドや北アイルランドで極右主義者らによる抗議活動が暴動に発展し、100人以上が拘束された。ブラックプールやブリストルなどで3日起きた騒乱では、警察官も襲撃され負傷する事態となった。~混乱は4日も収まらず、イングランド北部のロザラムで警察が襲撃されたほか、ホテルも被害を受けた。
5日 【日本株】
日経平均 31,458.42 -4,451.28 -12.40%
TOPIX 2,227.15 -310.45 -12.23%
日経平均⇒▼wr.いってこい ⇒▲WR.Low ⇒▼WR.Low2
TOPIX ⇒▼wr切下げ. ⇒▲WR.Low ⇒▼WR.Low2
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【日経平均VI】
日経平均VI 70.69 +41.25 +140.12% ⇒△WR.急騰
日経平均VI 29.44 +7.62 +34.92% ⇒△Wr.大幅上げ
日経平均VI 21.82 +0.43 +2.01% ⇒▽wr反発
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5日、日経平均下げ幅史上最大、米景気懸念で質逃避-債券上昇

・5日東京株式相場は大幅安。午後に入って下げ幅を拡大して、主要株価指数は「弱気相場入り」の水準を割り込んだ。
・米雇用統計が景気の先行きに対する懸念を強め、リスクオフムードが広がった。
・為替の円高や中東情勢の緊迫もあり、銀行や保険など金融株をはじめ東証33業種は全て安い。

・金融株のほか、半導体などのテクノロジー株や輸出関連が軒並み急落。

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ピクテ・ジャパンの田中純平ストラテジスト
・日本株はドル・円の影響を強く受けるため、米景気懸念が米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースの加速を促し、円高・ドル安が加速するという「悪循環に陥っている」と指摘。
・ドル・円の底打ちが確認できるまで、日本株を積極的に買う動きは控えられるとみている。

アシンメトリック・アドバイザーズのアナリスト、ティム・モース氏
・「ドル・円の145円台から142円台の急落によって、テクニカル上の壁がさらに破られる可能性が高まった」と指摘。
・多くの輸出企業が140円から145円あたりを想定していたため、投資家が織り込んでいた為替メリットもほとんどなくなったとみている。
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日経平均は暴落、ブラックマンデー(翌日)を超す過去最大の下落幅に

・米国株の大幅下落や為替の急激な円高推移を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始。

・売り気配スタートとなる銘柄が多く、日経平均は下げ幅を一気に拡大。
・前場は下げ幅を縮める場面も見られたが、後場、先物市場で日経平均先物、TOPIX先物でサーキットブレイカーが発動したこともあり、現物株の投げ売りが加速。

・為替の円高加速も影響し、大引けにかけて一段安となり31156.12円まで暴落。
・大引けの日経平均は前営業日比4451.28円安(-12.40%)の31458.42円。

・上昇業種なし
・保険業、銀行業、証券・商品先物取引業、非鉄金属、海運業の下げが目立った。

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【個別銘柄】任天堂、日本光電 など 


▲任天堂 6607 -1308急落。
先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は545億円で前年同期比70.6%減となり、800億円程度の市場予想を大幅に下回った。ゲーム専用機の売上高、並びに、モバイル・IP関連収入などの落ち込みが主因となった。
円安メリットを享受しながらの想定以上の大幅減益をネガティブ視する動きが優勢。通期計画4000億円、前期比24.4%減は据え置きも、円安効果の減退を意識すれば下振れも想定される状況。

▲日本光電 1595.5 -500ストップ安。
先週末に第1四半期決算を発表、営業損益は12億円の赤字転落となり、上半期予想は従来の70億円から30億円、前年同期比59.9%減に下方修正している。
国内や海外ともに、想定より予算執行が下期偏重にあることのほか、中国が引き続き低調に推移しているもよう。とりわけ、国内売上高の減収転換にはネガティブな見方。通期予想は据え置いているものの、達成のハードルは高いとの見方が優勢。

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8.5 動いた株・出来た株
◆日本光電工業<6849> 1684.5 -411 ⇒ 第1四半期営業損益は赤字転落へ。
◆九州FG<7180> 680.5 -142 ⇒ 株価パフォーマンス好調だった地銀株として売り圧力。
◆三井住友FG<8316> 8275 -1387 ⇒ 米長期金利の低下を嫌気。
◆TOWA<6315> 6060 -1010 ⇒ 米SOX指数は連日の大幅安となっており。
◆日本マイクロニクス<6871> 4480 -740 ⇒ 半導体関連株にも全般売り優勢。
◆東京海上HD<8766> 4348 -698 ⇒ 保険株は銀行セクターに次ぐ下落率となり。
◆T&D HLDG<8795> 2164 -341 ⇒ 米長期金利低下で保険株も売られる。
◆デクセリアルズ<4980> 5413 -847 ⇒ 半導体関連の一角として売りが向かう。
◆JT<2914> 3775 -378 ⇒ 上半期決算にサプライズなく地合い悪に押される。
◆任天堂<7974> 7096 -819 ⇒ 第1四半期は想定以上の大幅減益決算に。
◆川崎汽船<9107> 1929 -226 ⇒ 第1四半期大幅増益だが出尽くし感も強まる。
StockCharts ⇒  
8.2
NYダウ   39,737.26 -610.71 -1.51%
NASDAQ 16,776.16 -417.98 -2.43%
S&P500   5,346.56 -100.12 -1.83%

NYダウ(INDU) ⇒▽トリプル浮上 ⇒▼Wr.-Cog.調整 ⇒▼wr.窓埋め調整
NASDAQ(COMPQ) ⇒◇逆立.10/20MA突破 ⇒▼Wr吞込み.調整 ⇒▼nr.BigDn.Low
S&P500(SPX) ⇒◇逆立.10MA突破 ⇒▼Wr吞込み.調整 ⇒▼BigDn.Low窓埋め 
【 SOX指数 】
4607.76 -251.83 (-5.18%) ⇒▽wr逆立.10MA突破 ⇒▲Wr.窓埋め ⇒▲BigDn.窓埋め

【 VIX恐怖指数 】
23.39 +4.80 (+25.82%) ⇒▼BigDn ⇒▽Wr吞込み ⇒△wr.High.大幅上げ
⇒ +13.63P
⇒ -7.52P
⇒ +6.57P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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日本経済新聞 電子版 ⇒  
▼wr.窓埋め調整 ⇒ ダウ工業株30種平均は続落。
・朝発表の7月の米雇用統計が市場予想を下回る内容だった。米経済が想定以上に減速するとの懸念が強まり、主力株に売りが広がった。下げ幅は一時980ドルを超えた。週間の下げ幅は852ドルと、5月下旬以来の大きさとなった。

▼nr.BigDn.Low ⇒ ナスダック総合株価指数は大幅に続落。
・エヌビディアやメタプラットフォームズなどが売られた。
//◇◆▲▲◇◆//◇▲▲◆▲ ドル円 146円台( 金融政策意識 )
//◇◆▲▲◇◆//◆▲▲▲▲ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▼▼◇▽▼//▲▲▽▲▲ 原油 73ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
週明け◆ドル弱い 円全面高.146円半ば 原油.▲Wr切下げ.Low.73ドル台  
8.5
米ドル/円 146.35 146.37
ユーロ/円 159.64 159.69
ユーロ/米ドル  1.0906 1.0912
英ポンド/円 187.20 187.32
豪ドル/円 95.20 95.27
スイスフラン/円 170.45 170.53   
原油(WTIC原油先物) 73.52 -2.79 -3.66% ⇒△Wr反発 ⇒▲wrかぶせ.Reg200MA ⇒▲Wr切下げ.Low

▲ドル急落 円全面高.146円半ば 原油.▲Wr切下げ.Low.73ドル台 
8.3
米ドル/円 146.59 146.62
ユーロ/円 159.85 159.89
ユーロ/米ドル  1.0908 1.0910
英ポンド/円 187.54 187.60
豪ドル/円 95.38 95.42
スイスフラン/円 170.81 170.90   
原油(WTIC原油先物) 73.52 -2.79 -3.66% ⇒△Wr反発 ⇒▲wrかぶせ.Reg200MA ⇒▲Wr切下げ.Low

◆ドル弱い 円高維持.149円前半 原油.▲wrかぶせ.76ドル台  
8.2
米ドル/円 149.33 149.34
ユーロ/円 161.14 161.17
ユーロ/米ドル  1.0788 1.0794
英ポンド/円 190.11 190.23
豪ドル/円 96.97 97.01
スイスフラン/円 170.98 171.01   
原油(WTIC原油先物) 76.31 -1.60 -2.05% ⇒▲切下げ ⇒△Wr反発 ⇒▲wrかぶせ.Reg200MA

NYダウは610ドル安、雇用統計で景気減速懸念が強まる
1.
・7月雇用統計が予想を下回り、景気減速懸念に寄り付き後、下落。

・景気後退懸念も浮上し売りに拍車がかかり、終日軟調に推移した。

・ハイテク企業の決算も振るわず相場は終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。
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・7月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比11万4000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(18万5000人増)を下回った。6月分が下方修正されたほか、7月の失業率は4.3%と前月(4.1%)から上昇した。「米経済が景気後退に突入する恐れをもたらした」(コメリカ・バンクのビル・アダムズ氏)との受け止めがあった。市場では、直近3カ月間の平均失業率が過去1年の最低値を0.5ポイント上回ると景気後退が始まった可能性が高いという経験則である「サーム・ルール」が意識された。

・労働市場が軟化しているとの懸念が広がり、投資家は運用リスクを回避しようと株に売りを出した。相対的に安全な資産とされる米国債に買いが入ったことから長期金利は大幅に低下し、およそ7カ月ぶりの低水準を付ける場面があった。「恐怖指数」とも呼ばれる米株の変動性指数(VIX)は不安心理が高まった状態を示すとされる20を上回って23台に上昇。2023年3月以来の高水準を付けた。

・米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの観測が一段と高まっている。「最低でも年内に3回の利下げが予想され、9月会合では0.5%の利下げも考えられる」(エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏)との声も聞かれる。一方で今後景気の減速感が強まり、FRBの政策が後手に回るとの警戒感も意識されている。


2.
・家庭・パーソナル用品が上昇。
・小売や銀行が下落。

・ディフェンシブ株に買いが入り、ユナイテッドヘルス・グループやトラベラーズなどが上げた。
・消費財メーカーのクロロックス(CLX)は四半期決算で調整後の1株当たり利益や通期予想がアナリスト予想を上回り、上昇。
・同業のプロクター・アンド・ギャンブル(PG)やコルゲート・パルモリーブ(CL)も連れて買われた。
・アップル(AAPL)は第2四半期決算で、アイフォーンの強い売り上げやサービス事業の伸びが全体を押し上げ増収増益となったほか見通しも好感され、上昇。


・アメリカン・エキスプレスやウォルト・ディズニーなど消費関連株の下げが目立った。
・ゴールドマン・サックスも下げた。
・インテルが26%安、4〜6月期決算が最終赤字となり、人員削減の方針を示した。
・アマゾン・ドット・コムも8.7%安、小売りが弱く売上高が予想を下回ったほか、見通しも冴えず。
・石油会社のシェブロン(CVX)は第2四半期決算の調整後1株当たり利益が予想を下回り、売られた。


3.
・エヌビディアやメタプラットフォームズなどが売られた。

SOX指数 銘柄 ⇒
★ TSM 149.86 -5.26%
◆ エヌビディア 107.27 -1.78%
★ ASML 809.35 -8.41%
★ インテル 21.48 -26.06%
★ QCOM クアルコム 159.31 -2.86%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 181.81 -7.38%
◆ AMD 132.5 -0.03%
★ MU ミクロン・テクノロジー 92.7 -8.68%
★ テラダイン 117.27 -3.67%
--------------------------------------------------------------
★ TSM 158.18 -4.60%
★ エヌビディア 109.21 -6.67%
★ ASML 883.71 -5.66%
★ インテル 29.05 -5.50%
★ QCOM クアルコム 164 -9.37%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 196.3 -7.49%
★ AMD 132.54 -8.26%
★ MU ミクロン・テクノロジー 101.51 -7.57%
★ テラダイン 121.74 -7.18%
--------------------------------------------------------------
☆ TSM 165.8 +7.29%
☆ エヌビディア 117.02 +12.81%
☆ ASML 936.7 +8.89%
◇ インテル 30.74 +2.02%
☆ QCOM クアルコム 180.95 +8.39%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 212.2 +7.86%
☆ AMD 144.48 +4.36%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 109.82 +7.08%
☆ テラダイン 131.16 +8.09%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
▲ドル急落 円全面高
//◆▲▲◇◆//◇▲▲◆▲ 
・円相場が対ドルで大幅高となり、146円台に突入した。--米雇用統計が弱い内容となり、景気悪化への懸念が増大。米金利が急低下し、ドルへの売り圧力が強まった。
・円は対ドルで一時、2%高の146円42銭に上昇し、2月以来の高値をつけた。これで4日連続で上げた。

ドル円相場は
⇒¥146.59 -¥2.77 -1.85%
⇒¥149.57 -¥0.41 -0.27%
⇒¥150.03 -¥2.74 -1.79%

>>7.31
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のシニア・アナリスト、エリアス・ハダッド氏
「日銀の植田和男総裁の発言が円上昇の起爆剤となった」と指摘。
ドル・円相場のテクニカルな支持線である151円60銭(200日移動平均線)を超えたことで、さらなるドル安・円高につながる可能性があると指摘。148円50銭近辺のトレンドラインの下値支持線が次の重要なサポート水準になるだろうと。

ノムラ・インターナショナルの通貨ストラテジスト、宮入祐輔氏
「日本側から見れば、日銀による0.25%への利上げはまだ小さな一歩だ。ただ最終的には、より大きなトレンドの始まりと見ることができるようになるかもしれない」と指摘。
「市場の見通しがよりタカ派的になれば、円がさらに上値を伸ばす余地も大きくなる」と。

ウェルズ・ファーゴのストラテジスト
円の売り持ちが減少していることから、巻き戻しによる追い風が弱まり、円の上値を抑える要因になるとみている。
同行のエリック・ネルソン、ジャック・ボスウェル両氏は31日、ドル・円相場が150円付近で値固めとなる中、「この水準かその前後での円売り・ドル買いが得策かもしれない」と指摘。

【米国株】
▲急落
//▽◆▲▲▽//◇◆▽▲ 
・株式は大幅に下落。
・7月の弱い雇用統計を受けて、米金融当局の金利据え置き決定が景気悪化のリスクを高めているとの懸念が広がった。
・S&P500種は1.8%、ナスダック100は2.4%それぞれ下落。中小企業で構成されるラッセル2000指数は3.5%下げた。

・売上高見通しが市場予想を大きく下回ったインテルは約26%急落。
・アマゾン・ドット・コムは利益が予想に届かず約9%安。


8.2
カーソン・グループのライアン・デトリック氏
「大きな疑問はこのままリセッション(景気後退)に突入するのか、それとも単に景気の一時的な悪化局面にあるのかだ。リセッションはまだ避けられそうだが、リスクは高まっている」と。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、マイケル・ハートネット氏
FOMCが最初の利下げに踏み切った時点で、株価は下げる可能性が高いと。-- 経済データがソフトランディングではなくハードランディングを示唆する中での政策転換だからだと。
1970年からの例を見る限り、景気低迷の対応策として利下げを開始すれば株価にはマイナスに、債券にはプラスに作用すると。過去7件の例を挙げてこのパターンを説明した。
「2024年は一点、非常に重要な違いがある。それはリスク資産が利下げを先取りしてきた度合いが極端なことだ」と。

ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのララ・キャッスルトン氏
「ソフトランディングのシナリオ」は「ハードランディング懸念」へと変わりつつあると。
「政策ミスの懸念は高まっているが、一度予想より悪かったというだけで過剰反応すべきではない。国内総生産(GDP)は依然強く、平均時給は上昇、インフレは鈍化しつつある」と。
「株式が売られるのは正常な反応ととらえるべきだ。特に、市場の多くの部分でバリュエーションが高い状況にあることを考えればなおさらだ。投資家としては、今後企業の業績に注目することの重要性が改めて示された」と。

【米国債】
▽7営業日続伸
//◆◇◆▽▽//◇▽▽▽▽
・米国債は上昇。( 利回り下落 )

・市場は今年1ポイントの利下げを完全に織り込んだ。

・米10年債利回り
⇒3.79% -18.6 -4.67%
⇒3.98% -4.6 -1.14%
⇒4.03% -11.0 -2.65%
  
  
8.2
コメリカ・ウェルス・マネジメントのジョン・リンチ氏
「株式市場では悪いニュースはもう良いニュースではなくなった」と。
「もちろん季節的に弱い時期ではあるが、経済や政治、地政学的な動向を考慮すればセンチメントは悪化しやすくなっている」と。
ウォール街の不安をかき立てるもう一つの理由は、最新のデータが連邦公開市場委員会(FOMC)の「出遅れ」を示唆している可能性を示したことだ。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は9月に政策金利を引き下げる可能性が高いとのシグナルを発信したものの、景気減速の深刻化を防ぐためにはもっと早い時期に利下げに動くべきだったとの声が、一部の投資家から聞かれる。

プリンシパル・アセット・マネジメントのチーフ・グローバル・ストラテジスト、シーマ・シャー氏
「米金融当局は政策政策ミスを犯したのか。労働市場の減速は一段と鮮明に実体化している。9月の利下げは決定的で、米金融当局はまたしても後手に回っていないよう祈るばかりだろう」と。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)とシティグループ、ゴールドマン・サックス・グループ
7月失業率の上昇を受けて、エコノミストが米金融政策予測を修正。予想される利下げ開始の時期を前倒しし、利下げ幅見通しを引き上げた。

ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのシニアグローバル株式ストラテジスト、スコット・レン氏
「金融市場のテーマは『米金融当局はいつ、どの程度緩和するのか』から『成長は急激に減速しているもようで、米金融当局は後手に回っている』に変化している」と。
 「米国株はこれまで大きく値上がりしており、投資家はマネーを引き揚げ、利益を確定している。 目先はボラティリティーが続くだろう」と。

【原油】
▲続落
//▼▼◇◇▲//▲▲▽▲▲ 
・国際的な指標である北海ブレント先物は77ドルを割り込み、約7カ月ぶりの安値に沈んだ。世界の2大経済大国である米国と中国での需要に対する懸念が強まった。
・原油市場のセンチメントは今週、米中の製造業景況指数がともに低下したのを受けて悪化。7月米雇用統計が予想を下回ったことで、原油市場での売りは一段と強まった。

・WTI先物9月限は、前日比2.79ドル(3.7%)安の1バレル=73.52ドル。
・ロンドンICE北海ブレント10月限は2.71ドル(3.4%)下げて76.81ドル。

>>8.1
BOKファイナンシャル・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏
地政学的緊張が「市場の関心事項であることは間違いない」ものの、最近の原油相場の上昇は行き過ぎだったと指摘。
世界的な景気減速の兆候を踏まえれば、実際に供給面で大きな支障がない限り、原油相場は買われ過ぎの領域にあると。

【NY金】
◆下落
//◆◇◇◆◆//◆▽◇◇◆ 
・早い時間帯の取引では上昇していたが、米金融当局による利下げが遅過ぎるとの懸念が強まる中、株式市場の下落にも押されて売りが優勢となった。
 ・金は伝統的な安全資産と見られているが、急激な調整局面ではトレーダーが他の資産での損失をカバーするために金の売却に動き、それによって下げ圧力を受けることがある。

・金先物12月限は、前日比11ドル(0.4%)安の2469.80ドル。

8.2
オンティックス・コモディティーズの投資家ソリューションズ責任者マシュー・シュワブ氏
「金相場の下落は主としてリスク資産の売りに起因するものだ」と。。「他での損失を相殺するために売られる。これは全体的なポジション清算だ」と。

MKS・PAMPの金属戦略責任者ニッキー・シールズ氏
「今回のような低調な雇用統計が今後のトレンドになるとすれば、年内に複数回の利下げが行われることを示唆。
そうなれば、金価格の史上最高値更新に向けて青信号がともる」と述べた。金利低下は通常、利子を生まない金にとって強材料となる。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,174.71 -108.65 -1.31%
独DAX指数 17,661.22 -421.83 -2.33%
仏CAC指数 7,251.80 -118.65 -1.61%
⇒△wr逆立.高値圏 ⇒▲拍子木.いってこい ⇒▲wr逆立.10/20割れ
⇒◇はらみ反発 ⇒▲Wr逆立 ⇒▲Wr.Low
⇒+◆陰上げ.Reg20MA ⇒▲Wr逆立 ⇒▲wr.Low

▲大幅安 
//▽◇◆◆▽//◆◇▽▲▲
・欧州株の指標であるストックス欧州600指数は2.7%安と、1年余りで最大の下げ。
・米雇用統計で経済成長を巡る懸念が悪化、テクノロジー株の下げが加速するなど下値を広げた。
・テクノロジー株指数は6.1%の大幅安。
・銀行株指数の下げも4%余り。
・ディフェンシブ銘柄には逃避買いが入り、アストラゼネカやサノフィなど一部の製薬株、公益は堅調だった。

【欧州債】
▽英国債7日続伸 
//◆◇◆◇◇//◇◇▽▽▽ 
・2日の欧州債市場では、ドイツ債と英国債の利回り曲線が2日連続でスティープ化。
・7月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場の予想以上に減速し、世界経済を巡る懸念が膨らんだ。

・独国債10年物
⇒2.17% -0.07
⇒2.24% -0.06
⇒2.30% -0.04
---------------------------
・英国債10年物
⇒3.83% -0.05
⇒3.88% -0.09
⇒3.97% -0.07
---------------------------

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