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2024年8月24日土曜日

▲ドル弱い 円安圏での急騰.144円台 原油.▽Wr.買戻し.74ドル台 令和6.8.24.Sat

StockCharts ⇒  
8.23
NYダウ   41,175.08 +462.30 +1.14%
NASDAQ 17,877.79 +258.44 +1.47%
S&P500   5,634.61 +63.97 +1.14%

NYダウ(INDU) ⇒+▼nr上げ.様子見 ⇒▼吞込み.調整 ⇒▽クアトロ.高値圏
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽nr逆立 ⇒▲Wr吞込み.調整.Sup50MA ⇒◇はらみ反発
S&P500(SPX) ⇒▽nr逆立 ⇒▲wr吞込み.調整 ⇒▽はらみ.強気 
【 SOX指数 】
5228.65 +141.75 (+2.79%) ⇒▽nr逆立+test50MA ⇒▲Wr吞込み.Reg50MA ⇒◇はらみ.様子見

【 VIX恐怖指数 】
15.86 -1.69 (-9.63%) ⇒+nr上げ ⇒▽wr上げ ⇒▲wr下げ
⇒ -9.63P
⇒+7.87P
⇒+2.46P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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日本経済新聞 電子版 ⇒  
▽クアトロ.高値圏 ⇒ ダウ工業株30種平均は反発。
・同日のパウエル議長の発言を受け、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が一段と高まった。米経済がソフトランディング(軟着陸)に向かっているとの見方から、幅広い銘柄に買いが広がった。

◇はらみ反発 ⇒ ナスダック総合株価指数は反発。
・長期金利下落で、ハイテク買戻し。
・テスラやエヌビディアが大幅高となった。
//◇◆◇▽▲//◇▲◆◆▽▽ ドル円 144円台( 金融政策意識 )
//◇◇◇▽◆//◇◆◆◇◇◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//▽▲▲◇▼//_▲◆▲▽▽ 原油 74ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▲ドル弱い 円安圏上げ.144円台 原油.▽Wr.買戻し.74ドル台  
8.24
米ドル/円 144.34 144.45
ユーロ/円 161.55 161.64
ユーロ/米ドル  1.1188 1.1193
英ポンド/円 190.70 190.85
豪ドル/円 98.06 98.13
スイスフラン/円 170.15 170.31   
原油(WTIC原油先物) 74.83 +1.82 +2.49% ⇒▲wr.安値圏 ⇒▽拍子木.買戻し ⇒▽Wr.買戻し

▽ドル反発 円安維持.146円台 原油.▽拍子木.買戻し.73ドル台  
8.23
米ドル/円 146.25 146.27
ユーロ/円 162.51 162.54
ユーロ/米ドル  1.1111 1.1112
英ポンド/円 191.48 191.51
豪ドル/円 98.05 98.07
スイスフラン/円 171.65 171.68   
原油(WTIC原油先物) 73.01 +1.08 +1.50% ⇒◆切下げ ⇒▲wr.安値圏 ⇒▽拍子木.買戻し

◆ドルもみあい 円安一服.145円台 原油.▲wr.安値圏.71ドル台 
8.22
米ドル/円 145.07 145.08
ユーロ/円 161.79 161.82
ユーロ/米ドル  161.79 161.82 *ミス
英ポンド/円 189.87 189.92
豪ドル/円 97.86 97.89
スイスフラン/円 170.32 170.36   
原油(WTIC原油先物) 71.93 -1.24 -1.69% ⇒▼Wr.下落 ⇒◆切下げ ⇒▲wr.安値圏

NYダウは462ドル高、パウエルFRB議長の利下げ支持で買い安心感
1.
・連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がジャクソンホール会議での講演で速やかな利下げ軌道を明らかにしたため利下げ期待を受けた買いが加速し、寄り付き後、上昇。

・不透明感の払拭で買い安心感が広がり終日堅調に推移した。

・終盤にかけ相場は上げ幅を拡大し、終了。
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・パウエル議長は午前にカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演し、米国のインフレについて「(物価目標である)2%に持続的に戻る軌道にあるという自信が深まっている」と語った。その上で「政策を調整する時期が来ている」とも述べ、近く利下げに踏み切る姿勢を示した。市場では「これ以上ないくらいの明言だった」(LPLファイナンシャルのジェフリー・ローチ氏)との声が聞かれた。

・発言を受け、米長期金利は前日終値(3.85%)より低い3.80%程度に低下。金利と比べた株式の相対的な割高感が薄れたのも主力株への買いを誘った。シカゴ連銀のグールズビー総裁は同日の米CNBCの番組で、パウエル議長の講演について「我々が待ち望んでいたことのすべてが起こるための道筋」を示したと語った。

・FRBによる9月の利下げ転換が確実視され、今後の経済指標次第では0.5%の大幅利下げもあり得るとの観測が広がった。米経済が大幅な悪化を避けられるとの見方から株買いが膨らんだ。市場では「パウエル議長が経済の鈍化を懸念していると述べなかったことも好感された」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との指摘があった。ダウ平均は取引時間中に最高値を上回る場面があった。


2.
・自動車・自動車部品、半導体・同製造装置の上昇が特に目立った。


・ホーム・デポやキャタピラー、ダウなど景気敏感株が上昇。
・セールスフォースやゴールドマン・サックスも買われた。
・地銀のPNCファイナンシャル(PNC)、金融のゴールドマンサックス(GS)、銀行のJPモルガン(JPM)は利下げがより確実になったため、それぞれ上昇。
・住宅建設会社のレナー(LEN)やKBホームズ(KBH)も住宅金利の低下で売上が増加するとの期待に、買われた。
・配車サービスのウーバーテクノロジーズ(UBER)は自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のクルーズとの提携で、来年顧客にオプションとして自動走行車を提示する計画を発表し、上昇。


・プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)とビザは下げた。


3.
・長期金利下落で、ハイテク株買い戻し。
・テスラやエヌビディアが大幅高となった。

SOX指数 銘柄 ⇒
☆ TSM 171.28 +2.91%
☆ エヌビディア 129.37 +4.55%
◆ ASML 907.26 -0.05%
◇ インテル 20.54 +2.19%
☆ QCOM クアルコム 173.5 +2.66%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 202.67 +1.23%
◇ AMD 154.98 +2.16%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 102.85 -1.35%
☆ テラダイン 135.94 +3.61%
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★ TSM 166.44 -2.92%
★ エヌビディア 123.74 -3.70%
★ ASML 907.71 -3.80%
★ インテル 20.1 -6.12%
★ QCOM クアルコム 169 -3.00%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 200.2 -4.08%
★ AMD 151.7 -3.87%
★ MU ミクロン・テクノロジー 104.26 -3.76%
★ テラダイン 131.2 -3.11%
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◆ TSM 171.44 -0.35%
◇ エヌビディア 128.5 +0.98%
◇ ASML 943.61 +1.88%
◇ インテル 21.41 +2.00%
◇ QCOM クアルコム 174.22 +1.23%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 209.12 +1.44%
◇ AMD 157.81 +0.90%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 108.33 +0.31%
☆ テラダイン 135.41 +2.79%
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【NY外為】
▲ドル弱い 円安圏での急騰
//◇◆◇▽▲//▲◆◆▽ 
・ドル指数が下落し、1月以来の安値。--年次シンポジウムで、主要政策金利を引き下げる時が来たと発言。9月利下げ開始に関してこれまでで最も明確なシグナルを送ったと、市場が受け止めた。
・円は対ドルで一時1.5%上昇し、1ドル=144円05銭を付けた。パウエル氏の講演開始前に小幅に下落する場面もあったが、その後はじりじりと上値を伸ばした。

ドル円相場は *米東部時間 16時46分
⇒¥144.40 -¥1.89 -1.29%
⇒¥146.27 ¥1.06 +0.73%
⇒¥145.25 -¥0.01 -0.01%

8.23
バークレイズの外為ストラテジスト、スカイラー・モンゴメリー・コニング氏

「パウエル議長の講演が市場の緩和シナリオを後押しし、ドルを圧迫した」と。

ラボバンクの外国為替戦略責任者ジェーン・フォーリー氏

「米当局の重点がインフレ対応から2つの責務のバランスを取る方へとシフトしたことを、パウエル議長は明確にした」と。
「9月により大きな幅で利下げをする可能性を低くする内容は講演に含まれていなかった」と分析。

ノムラ・インターナショナルの通貨ストラテジスト、宮入祐輔氏

「ドル売りの勢いは続く公算が大きい」と。
9月上旬の「非農業部門雇用者数の発表まで、米国の経済活動とインフレ動向を測るデータをそれほど得られない」と。

【米国株】
▽上昇
//◆◆◇▽◇//◇◆▽▲▽ 
・23日の株式相場はパウエル議長の発言を好感し、反発。
・市場は9月利下げ開始を既に織り込んでいたが、利下げの時が来たという議長のコメントがそうした見方を裏付けた。
・パウエル議長はインフレ鈍化の面で進展が見られるとの認識を示したほか、「労働市場環境の一段の冷え込みは望みも歓迎もしない」と述べ、労働市場の減速は「明白だ」と付け加えた。

・S&P500種株価指数は1%を超える上昇率。S&P500種の主要な業種別指数は全て上げた。
・小型株で構成されるラッセル2000指数は3.2%上昇した。

8.23
インディペンデント・アドバイザー・アライアンス(IAA)のクリス・ザッカレリ氏

「市場はこの講演に満足しているはずだ。決してタカ派的ではなく、25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げにゴーサインを出した。その上、必要になれば、より大きな利下げ幅にする可能性も残した」と。

【米国債】
▽上昇
//▽▽◇▲▽//◇▽◇▲▽
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は翌日の講演で、年内の積極的利下げを示唆することはないとの見方が広がった。

・米10年債利回り
⇒3.80% -5.3 -1.38%
⇒3.86% 5.5 +1.44%
⇒3.80% -0.8 -0.20%
  
  
8.23
プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏

「パウエル議長は利下げサイクル開始の鐘を鳴らした」と。
「議長は50bp利下げを事前にコミットしていない。ただ間違ってはいけない。労働市場が一段と鈍化の兆しを示したら、米金融当局は確信を持って引き下げるだろう」と。

ルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏

9月上旬に発表される雇用データの方がもっと重要だろうと指摘。「米金融当局の行動を決定づけることになるのは労働市場のデータだ。当局者がこれまでにそう言ってきている」と。

【原油】
▽続伸
//▽▲▲◇▼//▲◆▲▽▽ 
・利下げの時が来たとするパウエル議長の発言を受けてリスク選好ムードが広がる中、買いが優勢になった。
・金利低下は経済成長を促し、原油需要の増加につながると、原油トレーダーはおおむね予想している。

⇒WTI先物10月限は前日比1.82ドル(▽2.5%)高の1バレル=74.83ドル。
⇒WTI先物10月限は前日比1.08ドル(▽1.5%)高の1バレル=73.01ドル。
⇒WTI先物10月限は前日比1.24ドル(▲1.7%)安い1バレル=71.93ドル。
・原油は週間ベースでは下落。主要国の景気見通しの弱さが重しとなった。今週公表されたS&Pグローバルの米製造業購買担当者指数(PMI)速報値は、8月上旬に活動が縮小したことを示し、今年の最低水準となった。欧州では主要な産業用燃料であるディーゼルの先物が14カ月ぶりの安値に下げている。


・ロンドンICE北海ブレント10月限は2.3%上げて79.02ドル。

>>8.21
TDセキュリティーズのコモディティー(商品)ストラテジスト、ダン・ガリ氏

ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が1バレル=72ドルを割り込んだことで、トレンドフォローのアルゴリズム取引による売りが加速したと。

【NY金】
▽上昇
//◇◆◇▲▽//▲▽◆▲▽ 
・パウエル議長の発言を受けて一段高となり、スポット相場はオンス当たり2500ドル台で推移した。
・米国債利回りとドルが下げたことで、金の投資妙味が相対的に高まった。


⇒金先物12月限は29.60ドル(▽1.2%)高の2546.30ドル。
⇒金先物12月限は30.80ドル(▲1.2%)安の2516.70ドル。
⇒金先物12月限は3.10ドル(◆0.1%)安の2547.50ドル。


8.23
TDセキュリティーズの商品戦略責任者バート・メレク氏

「パウエル氏の講演は金や銅、リスク資産全般に歓迎されているようだ」と。
「パウエル氏は労働市場のさらなる冷え込みを望んでいない。それは9月に利下げを実施する用意があることを示唆する。労働市場が想定以上に弱いとなれば、25bpよりも積極的な利下げとなるかもしれない」と。
パウエル氏の講演は金利が下がっていくという金トレーダーの予想を裏付けるものだったと、メレク氏は付け加えた。
金はさらに上値を伸ばし2700ドルを超えるとTDでは見込んでいる。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,327.78 +39.78 +0.48%
独DAX指数 18,633.10 +139.71 +0.76%
仏CAC指数 7,577.04 +52.93 +0.70%
⇒△nr入首 ⇒△nr.様子見 ⇒▽陽.Sup10MA
⇒▽はらみ浮上 ⇒△nr.様子見 ⇒▽陽.F_Reg突破
⇒△反発.+test50MA ⇒▲nr.調整 ⇒▽クアトロ

▽上昇 
//◇◇◇▽◇//◇▲▽◇▽
・23日の欧州株は上昇。
・週間ベースでは3週連続高となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が主要政策金利を引き下げる時が来たと述べたことに反応。
・ストックス欧州600指数は0.5%高。
・小売りや不動産関連銘柄が買いを集めた。
・テクノロジー株は下落。

【欧州債】
▽上昇 
//◇◇◇◆◇//◇◇◇▲▽ 
・欧州債ではドイツ債の利回り曲線がブルスティープ化した。
・英国債の利回り曲線はブルフラット化。短期金融市場が織り込むイングランド銀行(英中央銀行)の今年の追加利下げは3bp引き上げられた。

・ポンドは対ドルで大幅上昇。英中銀の利下げは米金融政策当局よりも緩やかに進むとの見方が広がり、ドルに対して上昇が続いている。

・独国債10年物
⇒2.23% -0.02
⇒2.24% +0.05
⇒2.19% -0.02
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・英国債10年物
⇒3.91% -0.05
⇒3.96% +0.07
⇒3.89% -0.02
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仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.利下げ巡る米連銀総裁の見解
ボストン連銀のコリンズ総裁は、米経済に「強い危険信号」は見られず、労働市場はなお健全だと指摘。「利下げ開始が近く適切になると私はみている」と語った。~利下げ幅が25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と50bpのどちらになるべきかついては、「私は25か50かの陣営には入っていない。あと数週間のデータを確認する必要がある」と。

②.ECBの金利スタンス
欧州中央銀行(ECB)当局者は7月17、18両日の政策委員会で、9月が金利スタンスを見直す適切なタイミングだと判断したが、インフレ見通しに残るリスクを考慮し、オープンマインドを保つことを約束。~政策委員会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は、欧州の成長見通しに対するリスクが高まっていることから、9月会合での利下げの根拠は強まったとの考えを示した。

③.市場の米利下げ織り込み
米金融当局による年内の利下げ見通しを市場は織り込み過ぎていると、英ケンブリッジ大学クイーンズカレッジ学長のモハメド・エラリアン氏が述べた。~「現時点で市場はあまりに多くの利下げを織り込んでおり、問題だ」とし、「市場は行き過ぎている」と語った。

④.欧州EV市場
欧州連合(EU)での電気自動車(EV)販売台数で、ドイツの高級車メーカー、BMWが初めて米テスラを抜いて月間首位に立った。EV市場全体が軟化する中でBMWは納車台数を増加させている。~BMWは7月にEU圏で完全なEV1万4869台を販売。およそ3割の増加だった。テスラは16%減少し1万4561台を販売した。欧州全体でのEV新車販売台数は13万9300台と、前年同月から6%減少。

⑤.規制強化に備える中国
中国による半導体製造装置の輸入が今年1-7月に過去最高に達した。米国およびその同盟国が中国企業による入手をさらに阻止する場合に備えた動きで、購入の増加が続いた。~中国企業の半導体製造装置輸入額は約260億ドル(約3兆8000億円)。2021年に記録したこれまでの最高を上回った。米国と日本、オランダの当局は中国企業に対する規制強化に取り組んでいる。
23日 【日本株】
日経平均 38,364.27 +153.26 +0.40%
TOPIX 2,684.72 +13.32 +0.50%
日経平均 ⇒-▽nr陽下げ.様子見 ⇒△nr.よこばい ⇒▽nr.様子見
TOPIX ⇒-▽陽下げ.様子見 ⇒◇nr.よこばい ⇒▽nr.様子見
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【日経平均VI】
日経平均VI 25.38 -1.75 -6.45% ⇒▲陰下げ ( 25台 )
日経平均VI 27.13 +0.08 +0.30% ⇒+▲陰上げ ( 27台 )
日経平均VI 27.05 -0.56 -2.03% ⇒▲吞込み ( 27台 )
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23日、円上昇、植田総裁が緩和調整姿勢を維持-債券相場は下落

23日、東京株式相場は続伸。
・植田総裁の答弁を見極めようとする市場参加者の姿勢から一時下落する場面もあったが、午後に日中高値を付けた。
・TOPIX上昇に最も寄与したのは銀行株指数で、個別ではHOYAだった。

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ピクテ・ジャパンの田中純平ストラテジス

・植田総裁発言を無難に通過し、買い安心感が広がっていると。
・一方でパウエル議長講演を控え、本腰を入れた買いではないと思うと。

SBI証券の鈴木英之投資情報部長

・植田総裁の答弁について、マーケットを前回揺り動かしたようなすごくタカ派的な印象は後退したと指摘。
・ジャクソンホールで想定通りに米国の利下げの方向が確認できれば相場も落ち着くだろうと。

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日経平均は続伸、植田日銀総裁の発言で安心感が先行

・米国株が反落したものの、東京市場は様子見ムードが強くこじっかりの開始。

・植田日銀総裁は、閉会中審査にて「引き続き金融市場は不安定な状況にある」「当面はその動向を極めて高い緊張感をもって注視していく」と述べたほか、「経済・物価の見通しが我々の思っている姿通りに実現する確度が高まると確認できれば、今後、金融緩和の度合いを調整していくという基本的な姿勢に変わりない」と説明した。
・市場に一定の配慮をしつつも、7月31日の記者会見での発言と大筋変わらなかったことから、為替は一時1ドル145円20銭台まで円高ドル安が進行。

・円高進行を受けて、日経平均は前日比マイナス圏に振れる場面も見られたが、午後、植田日銀総裁が「内田日銀副総裁と違いはない」と説明したことで、安心感が先行し為替の円高進行は一服。
・日経平均は切り返して取引を終えた。
・大引けの日経平均は前日比153.26円高(+0.40%)の38364.27円。

・その他金融業、精密機器、建設業、証券・商品先物取引業、機械などが上昇。
・卸売業、海運業、電気機器、情報・通信業の4セクターのみ下落。

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【個別銘柄】三浦工、シャープ、アドバンテス など 


▽三浦工 3403 +167大幅反発。
野村證券では、レーティング「Buy」を継続、目標株価は4600円から5000円に引上げた。
5月に買収完了した米クリーバーブルックス(CB)の連結影響を織り込むことから、営業益予想は25年3月期に266億円、26年3月期に341億円、27年3月期に370億円と、従前予想の同258億円、同280億円、同303億円から増額修正した。CB社以外のオーガニック営業益は、同予想を概ね据え置いた。

▽シャープ 1018.5 +66.2大幅続伸。
ソフトバンク<9434>がシャープに対して、1千億円規模の出資を行う案が浮上していることが分かったと共同通信が報じており、買い手掛かり材料となっているようだ。
報道によると、ソフトバンクはAI向けデータセンターの構築を目指してシャープ堺工場の一部を取得する交渉をしており、その過程で出資案が持ち上がったという。ただ、出資交渉は難航しており、実現性は不透明だとしている。

▲アドバンテス 6382 -225大幅反落。
今日は半導体関連株が総じて軟調な展開となっている。昨日の米株式市場で、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.44%下落と、ダウ平均(0.43%下落)に比べ下落率が大きく、東京市場で半導体関連株の買い手控え要因となっているようだ。
東エレク<8035>、レーザーテック<6920>なども下げている。

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8.23 動いた株・出来た株
◇シャープ<6753> 1009.5 +57.2 ⇒ ソフトバンクによる1000億円出資案が伝わる。
◇三浦工業<6005> 3335 +99 ⇒ 国内証券が目標株価引き上げ。
◇JR西日本<9021> 2750.5 +10.5 ⇒ プラス圏で推移、21日に決済サービス参入発表。
◆アドバンテ<6857> 6374 -233 ⇒ SOX指数小幅反落で半導体株は買い手控え。
◆東エレク<8035> 27050 -755 ⇒ SOX指数小幅反落、ジャクソンホール会議のパウエルFRB議長発言控えて軟調。
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