*かぶとうし塾


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2024年7月1日月曜日

◆ドルもみあい 円安維持.160円後半 原油.◆かぶせ.調整.81ドル台 令和6.7(文月).1.Mon

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.仏下院選で極右が首位の勢い
フランス国民議会(下院)選挙の第1回投票で、マリーヌ・ルペン氏が事実上率いる極右政党「国民連合(RN)」が最多の票を得たもよう。~出口調査の結果によると、マクロン大統領の政党は左派連合に続く3位に転落する見通し。

②.米民主有力議員がバイデン氏支持表明
米民主党の有力議員らはテレビ番組に相次ぎ出演し、バイデン大統領の再選を支持する考えを改めて強調した。~CBSの世論調査によると、バイデン氏が任務を遂行する上で精神および認知面の健康状態が十分に良好と考える有権者の割合は27%と、6月上旬の35%から落ち込んだ。

③.日本株の行方 
ストラテジストは、2024年後半の日本株市場の上昇スピードが大きく減速し、中国など競合市場に世界の投資マネーが流れるリスクが高いと予測している。~キャピタル・ドット・コムの金融市場担当シニアアナリスト、カイル・ロッダ氏は、年前半の上昇を踏まえると、「足元の経済と政策動向から相場の上昇リスクより下落リスクの方が高まっている」と述べた。

④.FRBに左右されず利下げへ
米金融当局は利下げを当初の想定より遅らせているようだが、米国以外の中央銀行は必要以上にそれに気を取られず、金融緩和への取り組みを進めている。~世界の主要23カ国・地域の中銀のうち、向こう1年半以内に利下げをする見込みがないのは日本銀行のみ。

⑤.英銀行増税を否定  
英最大野党、労働党のスターマー党首は、同党の経済成長重視の姿勢について、英国の銀行への増税を計画していないことを意味すると述べた。~投票まで1週間を切った英総選挙で労働党政権が誕生すれば銀行や投資家が増税対象になるとの見方が浮上しており、今回の発言は金融業界に安心感を与える狙いがあるようだ。
1日 【日本株】
日経平均 39,631.06 +47.98 +0.12%
TOPIX 2,824.28 +14.65 +0.52%
日経平均 ⇒▼nr.調整 ⇒+▲nr.様子見 ⇒+▼陰上げ.様子見
TOPIX  ⇒-▽nr下げ.様子見 ⇒△nr.様子見 ⇒+▼陰上げ.様子見
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【日経平均VI】
日経平均VI 16.04 -0.09 -0.56% ⇒◆nr切下げ
日経平均VI 16.13 -0.05 -0.31% ⇒◆nr下げ
日経平均VI 16.18 -0.50 -3.00% ⇒◆切下げ
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1日、債券下落、短観改善-円は対ユーロで最安値、株戻り高値

・1日の東京株式相場はTOPIXがバブル崩壊後の戻り高値を更新して終えた。
・米国のインフレ沈静化の兆しや日本短観の堅調な結果を受けて、投資家心理が上向いたほか、フランス国民議会選挙の第1回投票がほぼ予想通りの結果と受け止められたこともプラス材料。
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大西耕平上席投資戦略研究員
・短観について、企業マインドが強く、製造業のコスト転嫁でインフレ傾向の定着が確認されたと指摘。
・企業の為替前提は業績が上方修正される可能性が高いことを示唆しており、大きなサプライズではないが、市場にとってはポジティブとの見方を示した。

T&Dアセットマネジメントの酒井祐輔シニア・トレーダー
・「個人投資家も直近数週間下値で買っていることから、ある程度上がったところでは機動的に売ってきている」と。
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日経平均は小幅続伸、保険株上昇しTOPIXは年初来高値を更新

・先週末の米国株は反落となったものの、警戒されたフランス下院選の結果が懸念していたほど極右政党が躍進しなかったことなどから欧州政情不安が和らぎ、東京市場は買い優勢で取引を開始。

・日経平均は40000円に迫る水準まで上げ幅を広げる場面も見られたが、朝方の買い一巡後は静かな地合いとなった。
・一方、時価総額が大きい保険株が買われたことから、TOPIXは3月22日の終値ベースの年初来高値2813.22ポイントを上回った。

・大引けの日経平均は前営業日比47.98円高(+0.12%)の39631.06円。

・海運業、保険業、石油・石炭製品、鉄鋼、鉱業などが上昇。
・精密機器、陸運業、非鉄金属、電気・ガス業、パルプ・紙業などが下落。

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【個別銘柄】川崎船、高島屋、Jフロント など 


▽川崎船 2500 +160大幅続伸。
コンテナ船市況の上昇が買い手掛かり材料となっているもよう。上海発コンテナ運賃指数SCFIは先週末が3714.32となっており、前週と比較して6.9%の上昇となっている。
中国輸出コンテナ運賃指数であるCCFIも1922.46で前週比5.1%の上昇に。それぞれ上昇ピッチが一段と加速化する形になっており、持分法適用会社であるONEの収益拡大期待が高まっているよう。

▽高島屋 3007 +299.5急伸。
先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は173億円で前年同期比56.7%増となり、上半期は従来予想の236億円から277億円、同33.4%増に、通期では500億円から550億円、前期比19.7%増にそれぞれ上方修正している。
国内百貨店におけるインバウンド売上高の増大などが上振れ要因につながったようだ。Jフロントや同社の好決算を受けて、本日は百貨店株の強い動きが目立っている。

▽Jフロント 1924.5 +247急騰。
先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は161億円で前年同期比58.7%増となり、市場予想を40億円程度上回ったとみられる。
会社側では第1四半期の上振れ分を反映して、通期予想を従来の375億円から415億円、前期比3.6%減に上方修正している。免税売上が想定以上に好調推移となっているもよう。業績上振れが株主還元拡充につながっていくとの見方も先行へ。

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7.1 動いた株・出来た株
◇J.フロント リテイリング<3086> 1891.5 +2145 ⇒ 第1四半期決算上振れで通期予想を上方修正。
◇高島屋<8233> 2921.5 +214 ⇒ インバウンド売上好調で業績予想を上方修正。
◇川崎汽船<9107> 2478 +1385 ⇒ コンテナ船市況の上昇が手掛かりに。
◇松屋<8237> 1185 +625 ⇒ 百貨店各社にはインバウンド増による業績拡大期待波及。
◇メルカリ<4385> 2092 +94.55 ⇒ 特に買い材料観測されず需給要因が中心か。
◇DMG森精機<6141> 4325 +1485 ⇒ ユーロ高・円安傾向継続で安心感も。
StockCharts ⇒  
6.28
NYダウ   39,118.86 -45.20 -0.12%
NASDAQ 17,732.60 -126.08 -0.71%
S&P500   5,460.48 -22.39 -0.40%

NYダウ(INDU) ⇒▽反発.Sup10MA ⇒▽nr.もみあい ⇒-△nr下げ.様子見
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽切り上げ.Sup10MA ⇒◇nr.もみあい ⇒▲吞込み.調整
S&P500(SPX) ⇒▽nr切り上げ.Sup10MA ⇒◇nr.もみあい ⇒▲吞込み.調整 
【 SOX指数 】
5472.26 +51.17(+0.94%) ⇒▼nrもみあい.様子見 ⇒◆nr.もみあい ⇒△nr反発.test10MA

【 VIX恐怖指数 】
12.44 +0.20 (+1.63%) ⇒▲下げ ⇒▲切り下げ ⇒▽はらみ反発
⇒ +1.63P
⇒ -2.47P
⇒ -2.26P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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日本経済新聞 電子版 ⇒  
-△nr下げ.様子見 ⇒ ダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。
・前日夕に決算を発表したナイキが急落し、指数を押し下げた。月末と四半期末が重なり、持ち高調整の売りも重荷となった。もっとも、5月の米個人消費支出(PCE)物価指数や消費者の景況感の改善を示す指標を受け、ダウ平均は上昇する場面もあった。

▲吞込み.調整 ⇒ ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落。
・メタプラットフォームズやアルファベット、エヌビディアが下げた。
//◆◆◇▽◆◇//◆ ドル円 160円台( 金融政策意識 )
//◆◇◆◇◇◇//◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▽▲◇▽◆//_ 原油 81ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◆ドルもみあい 円安維持.160円後半 原油.◆かぶせ.調整.81ドル台  
7.1
米ドル/円 160.81 160.84
ユーロ/円 172.61 172.69
ユーロ/米ドル 1.0734 1.0737
英ポンド/円 203.39 203.45
豪ドル/円 107.34 107.41
スイスフラン/円 178.80 178.85
原油(WTIC原油先物) 81.54 -0.20 -0.24% ⇒◇nr入首.様子見 ⇒▽反発 ⇒◆かぶせ.調整

◇ドルもみあい 円安進む 原油.◆かぶせ.調整.81ドル台  
6.29
米ドル/円 160.84 160.93
ユーロ/円 172.30 172.42
ユーロ/米ドル 1.0710 1.0718
英ポンド/円 203.32 203.45
豪ドル/円 107.23 107.29
スイスフラン/円 178.88 179.01
原油(WTIC原油先物) 81.54 -0.20 -0.24% ⇒◇nr入首.様子見 ⇒▽反発 ⇒◆かぶせ.調整

◆ドルもみあい 円安維持.160円後半 原油_▽反発.81ドル台 
6.28
米ドル/円 160.70 160.71
ユーロ/円 171.98 172.06
ユーロ/米ドル 1.0702 1.0706
英ポンド/円 203.08 203.14
豪ドル/円 106.79 106.82
スイスフラン/円 178.81 178.84
原油(WTIC原油先物) 81.74 +0.84 +1.04% ⇒▲wrかぶせ.調整 ⇒◇nr入首.様子見 ⇒▽反発

NYダウは45ドル安、PCE受け利下げ観測強まる
1.
・寄り付きはまちまち。

・5月PCE価格指数(コア)の鈍化を受けインフレ再加速への懸念が後退、FRBによる利下げ観測が強まり相場を支えたが、ダウは決算が失望されたスポーツ用品メーカーのナイキが重しとなり下げて始まった。
・6月ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったことを受けて上昇。

・ナスダックは一時、過去最高値を付ける場面があったが、最新の経済指標を消化した後は下落に転じ、主要株式指数は小幅に下落して取引を終えた。
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・朝方は低下していた米長期金利が午後は前日終値(4.28%)を上回る4.3%台半ばで推移する場面が目立った。金利上昇も株式の相対的な割高感につながった。来週7月4日は独立記念日で連休を取る市場関係者が多いとみられ「休暇前に利益確定売りに動きやすかった」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との声も聞かれた。

・午前にダウ平均は280ドル近く上昇する場面もあった。5月のPCE物価指数は前月比横ばいと、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想と同じだった。4月は0.3%上昇していた。エネルギーと食品を除くコア指数も0.1%上昇と市場予想通りだった。コア指数の前年同月比の上昇率は2.6%と市場予想と一致し、伸びは4月(2.8%)から鈍化。米連邦準備理事会(FRB)が「早ければ9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げする可能性を高めた」(ウェルズ・ファーゴ)と受け止められた。

・ミシガン大学が28日午前に発表した6月の消費者態度指数(確報値)は68.2と、速報値(65.6)から上方修正され、市場予想(66.0)も上回った。併せて公表された1年先の予想インフレ率は3.0%と、前月と6月速報値(ともに3.3%)から低下し、インフレへの警戒感が後退した。景気減速への懸念も和らぎ、景気敏感株や消費関連株を中心に買いを支えた面もあった。

2.
・銀行、運輸などが上昇。
・耐久消費財・アパレルの下げが目立った。

・ユナイテッドヘルス・グループやキャタピラー、JPモルガン・チェース、アメリカン・エキスプレス、セールスフォースは買われた。
・シティグループ(C)やJPモルガン・チェース(JPM)など銀行株が上昇。ストレステスト通過を受け、株主還元策への期待から買われた



・前日まで買いが目立ったアマゾン・ドット・コムが2%あまり下げた。
・アップルやマイクロソフトも売られた。
・メルクやウォルト・ディズニー、ビザも安い。
・スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は前日引け後に発表した四半期決算が市場予想を下回ったほか、25年通期の減収見通しを示し大幅安。


3.
・メタプラットフォームズやアルファベット、エヌビディアが下げた。
SOX指数 銘柄 ⇒
◇ TSM 173.81 +1.27%
◆ エヌビディア 123.54 -0.36%
◆ ASML 1022.73 -0.51%
◇ インテル 30.97 +1.24%
◇ QCOM クアルコム 199.18 +2.07%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 235.99 +1.49%
◇ AMD 162.21 +1.72%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 131.53 -0.53%
◇ テラダイン 148.29 +0.49%
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◆ TSM 171.63 -0.26%
◆ エヌビディア 123.99 -1.91%
◇ ASML 1028.01 +1.12%
◇ インテル 30.59 +0.16%
◆ QCOM クアルコム 195.15 -1.10%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 232.53 +0.16%
◇ AMD 159.47 +1.23%
★ MU ミクロン・テクノロジー 132.23 -7.12%
◇ テラダイン 147.57 +0.48%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 172.07 -0.31%
◇ エヌビディア 126.4 +0.25%
◆ ASML 1016.6 -0.66%
◆ インテル 30.54 -0.65%
◆ QCOM クアルコム 197.33 -2.39%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 232.17 -0.90%
◆ AMD 157.54 -1.69%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 142.36 +0.88%
◆ テラダイン 146.87 -0.47%
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【NY外為】
◇ドルもみあい 円安進む
//◆◇◇◆◇// 

・円相場は対ドルで小幅安。朝方の米PCE統計発表後に一時、1ドル=160円26銭まで買われる場面もあったが、その後は下げに転じた。

ドル円相場は
⇒¥160.89 ¥0.13 +0.08%
⇒¥160.77 -¥0.04 -0.02%
⇒¥160.85 ¥1.15 +0.72%

6.28
バリンジャー・グループの為替ストラテジストオ、カイル・チャップマン氏
「この巨大な金利差を埋める米金融当局のハト派転換まで、全ては円安基調における小さな動きに過ぎないようだ」と述べた。

ブリッジウォーター・アソシエーツの元最高投資ストラテジスト、レベッカ・パターソン氏
「日本に必要なのは、日銀や財務省がやることではない。実際にはドルの問題だ」と指摘。
「ドルは世界の支配的通貨だ」と話した。

ヌビーンの債券戦略責任者トニー・ロドリゲス氏
米国について経済成長の鈍化と根強いインフレが混在しているとし、「米金融当局の姿勢が非常にゆっくりで、忍耐強い」ものになることを意味すると指摘。「これはドルの支えになる」と述べた。

【米国株】
▲反落
//◆◆◇◇▲// 
・28日の米株式相場は反落。
・米大統領選に関するニュースに注意を払いつつ、フランス国民議会(下院)選挙第1回投票を30日に控えて慎重な姿勢が強まり、主な株価指数は下げに転じた。

・前夜に行われたバイデン大統領とトランプ前大統領の討論会を受けて、あらゆるセクター全体でポジションを調整する動きが進んだ。-- バイデン氏のパフォーマンスがさえなかったことで、トランプ氏返り咲きの確率が高まるとの見方が浮上した。
・フランス下院選第1回投票を2日後に控え、マクロン大統領の支持率は3カ月ぶりの低水準に沈んだ。マリーヌ・ルペン氏が率いる極右政党「国民連合(RN)」は、ライバル政党の追い上げが停滞するなか、リードを広げている。


6.28
JPモルガン・チェースのマルコ・コラノビッチ氏
S&P500種について、今後数カ月に低迷し年末までに4200に下落すると予想。
景気減速から業績見通しの下方修正に至るまで、向かい風が強まるとみている。
 「米国株バリュエーションの大幅上昇と景気循環の間に明らかな断絶がある」と同氏はリポートで指摘。--成長見通しが弱まりつつあることを踏まえれば、S&P500種の年初来15%上昇は正当化されないと付け加えた。

LPLファイナンシャルのチーフ・テクニカル・ストラテジスト、アダム・ターンキスト氏
歴史的に上期が好調な場合、下期のリターンも平均を上回る傾向があると指摘。
「高いバリュエーションや買われ過ぎの状態、市場に広がりが見られない状況は、相場が上げ一服になる可能性を示唆しているが、季節的なトレンドは勢いが下期も続く可能性を示唆している」と述べた。

ゴールドマン・サックス・グループのグローバル・マーケッツ部門マネジングディレクター兼タクティカルスペシャリストのスコット・ルブナー氏
米大統領選とその余波が今年後半に市場を大きく揺るがすとみている。「7月4日以降は、エクスポージャーを今の水準から減らすことを考えるだろう」と述べた。

【米国債】
▲下落
//◇◆▲▽▲//
・米国債は下落。( 利回り上がる )

・米個人消費支出(PCE)価格指数の発表後は利下げ観測が強まり、利回りは低下したが、その後は上げに転じた。

・米10年債利回り
⇒4.40% 11.0 +2.56%
⇒4.28% -4.5 -1.04%
⇒4.33% 7.8 +1.83%
  
6.28
CIBCプライベート・ウェルスUSのデービッド・ドナベディアン氏
「市場の観点からすれば、この日のPCE統計はほぼ完璧だった」と指摘。
「米金融当局が重視するインフレ指標はインフレが当局目標に向かって進んでいることだけでなく、景気が底堅いことも示した。消費支出は増加傾向にあり、数カ月にわたって低迷していた実質可処分所得も増えた」と話した。

モハメド・エラリアン氏
PCEインフレ指標の伸びが5月に鈍化したことについて、金融当局による政策ミスのリスクを高めている景気減速が浮き彫りになったと述べた。
「景気は多くのエコノミストの予想よりも速いペースで減速しつつあり、米金融当局が見込んでいたよりも急速だ」と述べた。

【原油】
◆小反落
//▽▲◇▽◆// 
・市場では供給増加と中東情勢悪化の両方が意識された。
・需給を巡る懸念もある中、地政学的緊張の高まりが原油相場を下支えている。イスラエルはパレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦争を続ける一方で、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとも全面戦争に近づきつつある。イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海での商船攻撃をエスカレートさせている。

・WTI先物8月限は前日比20セント(0.2%)安の81.54ドル。
・ロンドンICE北海ブレント8月限はほぼ変わらずの86.41ドル。

>>6.26
トータス・キャピタル・アドバイザーズのシニア・ポートフォリオマネジャー、ロブ・サメル氏
「石油市場が発しているさまざまなシグナルがレンジ取引からの脱却を難しくしている」と指摘。
「夏の需要動向が分かってくるのに伴い、今後数カ月で相場の方向性も明らかになるだろう」と語った。

【NY金】
◆もみ合い
//▽▲▲▽◆//
・年内の米利下げを後押しするインフレ指標を消化する中、日中は方向感にやや欠ける動きとなった。
・金融市場で注目を集めたPCE価格指標だったが、金相場の反応は米国債相場などに比べて薄かった。金価格は従来は実質利回りと逆相関の関係にあったが、それが崩れる兆しも見えている。

・金先物8月限は3ドル(0.1%)上昇し、2339.60ドル。

>>6.24
サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏
金スポット価格が2300ドルを下回った後に「買い手が再び戻ってきた」と指摘。
PCE統計が「最大の焦点」である一方、フランス、英国、米国で行われる選挙での「公約を守るために公的債務が増加する可能性があることも、金相場を支えるとみられる」と述べた。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,179.68 -45.65 -0.55%
独DAX指数 18,210.55 +55.31 +0.30%
仏CAC指数 7,530.72 -78.43 -1.03%
⇒▲wrはらみ.調整 ⇒▼nr.調整.Sup50/20 ⇒▲陰.50/20MA割れ
⇒▲wrはらみ.調整 ⇒▼nr.調整 ⇒▽nr.もみあい 
⇒-▽陽はらみ.様子見 ⇒▼wr.吞込み.調整 ⇒▲wr切下げ.Low .

◆下落
//▽▲▲◆◆//
・ストックス欧州600指数は0.4%安。
・スウェーデンのファストファッション企業ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)を中心に小売り株が売られた。

【欧州債】
◆もみあい 
//◆◇◆◆◆// 
・27日の欧州債市場ではフランス債が下落。-- フランスでの選挙を前に投資家は引き続き神経をとがらせている。
・ドイツ債はほぼ変わらず。
・英国債も変わらず。

・独国債10年物
⇒2.45% 0.00
⇒2.45% +0.04
⇒2.41% -0.01
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.13% 0.00
⇒4.13% +0.05
⇒4.08% 0.00
>>6.21
ラボバンクのクレジット戦略責任者、マシュー・ケアンズ氏
「(極右政党指導者の)ルペン氏にとどまらず、大型の課税と支出を掲げる左派連合が勝利する場合もある」ため、仏独債のスプレッドは90bpまで拡大する可能性もあると述べた。

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