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2024年7月16日火曜日

◇ドルもみあい 円もみあい.158円台 原油.◆nr.調整.81ドル台 令和6.7.16.Tue

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.共和党の副大統領候補にバンス氏
トランプ前米大統領は副大統領候補にバンス上院議員を選出したと発表した。ポピュリスト政策の擁護で名を上げた人物が、一躍共和党の新星となった。~トランプ氏は共和党全国大会の開幕日に、自身のソーシャルメディア「トゥルース」で発表した。

②.インフレ抑制に自信とFRB議長
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、4-6月(第2四半期)の経済データで、インフレが当局目標の2%に向かって低下しているとの自信を政策当局者が深めたと述べた。~議長は「1-3月(第1四半期)には自信を高めさせるものは何も得られなかった。だが、先週発表された1つを含む第2四半期の3つの指標で、幾分自信は深まった」と語った。

③.ゴールドマン大幅増益
ゴールドマン・サックス・グループの4-6月(第2四半期)利益は、前年同期の2.5倍に拡大した。 ~今回の業績をけん引したのはトレーディング部門で、債券および株式のトレーディング収入はいずれもアナリスト予想を上回った。

④.7月利下げに「論拠
ゴールドマンのエコノミストらは、米金融当局が早ければ7月30、31日に開催する次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを実施する「確かな論拠がある」との見方を示した。~失業とインフレに関する最新データはフェデラルファンド(FF)金利4%が妥当であることを示唆するとし、それに応じて「調整利下げが近いうちに始まる」とした。ただ、利下げ開始は9月という予測自体は変えていない。

⑤.トランプ・トレード
トランプ氏の暗殺未遂事件を受けて、いわゆるトランプ・トレードの勢いが市場全体で強まっている。~トランプ氏勝利の可能性が高まったとの見方から、銃器メーカーや民間刑務所の運営会社、仮想通貨の採掘企業など、同氏の返り咲きで恩恵を受けるとみられるセクターにも買いが集まっている。
16日 【日本株】
日経平均 41,275.08 +84.40 +0.20%
TOPIX 2,904.50 +9.94 +0.34%
日経平均 ⇒+▼nr.高値更新 ⇒▲wr.大幅調整 ⇒+▲nrはらみ.様子見
TOPIX  ⇒+▼nr.高値更新 ⇒▲nr.調整.Sup5MA ⇒+nr.様子見
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【日経平均VI】
日経平均VI 17.91 -0.46 -2.50% ⇒◆nr下げ
日経平均VI 18.37 +0.25 +1.38% ⇒◇陽.よこばい
日経平均VI 18.12 +0.33 +1.85% ⇒+◆陰上げ
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16日、株反発、トランプ氏勝利シナリオ意識し円下落-債券上昇

・16日の東京株式相場は反発。
・トランプ候補が米大統領選に勝利し財政支出を拡大するとの思惑などを背景に、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待から電機や機械といった輸出関連銘柄が高い。
・銀行や保険などの金融株に加え、商社株も堅調。

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野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジスト
・トランプ前大統領の財政拡張を伴う景気刺激策はリセッション(景気後退)回避の良い政策で、日本株にとってもグローバル経済の底堅さと円安継続要因となってプラス、と。

りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジスト
・米経済のソフトランディング期待から投資家の投資対象は成長株から割安株へ移っていると指摘。
・最近の経済データでインフレが2%目標に向かっているとの自信を深めたとの米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言もあり、米利下げの確度が高まったとの見解。
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日経平均は小幅反発、トランプラリーで防衛関連などが上昇

・米国株が上昇したことや先週末の大幅安に対する反動などが先行して、東京市場は買い優勢で取引を開始。

・日経平均は一時41500円台まで上げ幅を広げるなどしっかりとした動き。
・米国市場同様「トランプラリー」が強まったことから、大型株優勢の地合いとなったほか、時価総額が大きい金融株も買われたことで、日経平均よりも相対的にTOPIXが強含む展開となった。

・大引けの日経平均は前営業日比84.40円高(+0.20%)の41275.08円。

・証券・商品先物取引業、石油・石炭製品、銀行業、保険業、機械などが上昇。
・ゴム製品、繊維製品、小売業、食料品、医薬品などが下落。

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【個別銘柄】ビックカメラ、良品計画、松屋 など 


▽ビックカメラ 1634 +56大幅続伸で高値更新。
先週末に第3四半期決算を発表、3-5月期営業利益は94億円で前年同期比2.7倍の水準となり、通期予想は従来の195億円から225億円、前期比58.3%増に上方修正している。
通期の市場コンセンサスは会社計画をやや下回る水準であったとみられ、足元で免税売上の好調は織り込まれつつあったといえ、想定以上の上方修正と捉えられている。年間配当金も従来計画の21円から24円に引き上げ。

▽良品計画 2731.5 +91.5大幅反発。
先週末に第3四半期の決算を発表している。3-5月期営業利益は184億円で前年同期比47.0%増となり、市場コンセンサスを40億円程度上振れたとみられる。
通期予想は従来の480億円から530億円、前期比59.9%増に上方修正している。通期の市場コンセンサスは490億円程度であったとみられる。売上好調によって値引きも抑制されるなど、粗利益率が改善したようだ。

▽松屋 1260 +76大幅続伸。
先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は11.4億円で前年同期比2.9倍と大幅増益となった。つれて、通期予想は従来の25億円から50億円、前期比68.1%増に、大幅上方修正した。
他の百貨店同様に上振れ期待は高かったとみられるが、修正幅の大きさがインパクトにつながる形へ。訪日外国人の増加に伴い免税売上高が想定以上に拡大したほか、百貨店業の売上高も計画を上回って推移しているよう。

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7.16 動いた株・出来た株
◇東京計器<7721> 4120 +370 ⇒ 防衛関連の小型株として人気化。
◇太陽誘電<6976> 4977 +371 ⇒ ジェフリーズ証券では目標株価を引き上げ。
◇松屋<8237> 1277 +93 ⇒ 通期業績の大幅上方修正がインパクトに。
◇良品計画<7453> 2809 +169 ⇒ 市場想定上回る業績上方修正を好感。
◇三菱重工業<7011> 1955 +111.5 ⇒ 米大統領選トランプ氏優位との見方から防衛関連として買い優勢。
◇KOKUSAI ELECTRIC<6525> 5740 +320 ⇒ 米SOX指数下げ止まりなどは安心感に。
◇川崎重工業<7012> 6033 +310 ⇒ 三菱重工と同様に防衛関連として買われる。
◇日本製鋼所<5631> 4712 +226 ⇒ 防衛関連の一角として買いが向かう展開に。
◆資生堂<4911> 4531 -158 ⇒ 中国景気の減速なども警戒視か。
StockCharts ⇒  
7.15
NYダウ   40,211.72 +210.82 +0.53%
NASDAQ 18,472.56 +74.12 +0.40%
S&P500   5,631.22 +15.87 +0.28%

NYダウ(INDU) ⇒▽nr.様子見 ⇒△陽.高値更新 ⇒△nr.高値更新
NASDAQ(COMPQ) ⇒▼Wr吞込.調整 ⇒△はらみ反発 ⇒+▲nr.様子見
S&P500(SPX) ⇒▼吞込.調整 ⇒△はらみ反発 ⇒+▲nr.様子見 
【 SOX指数 】
5777.71 +2.51 (+0.04%) ⇒▼Wr吞込.調整 ⇒△はらみ反発 ⇒+▲nr.様子見

【 VIX恐怖指数 】
13.12 +0.66 (+5.30%) ⇒▽nr上げ ⇒▼下落 ⇒△陽上げ
⇒ +5.30P
⇒ -3.56P
⇒ +0.54P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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日本経済新聞 電子版 ⇒  
△nr.高値更新 ⇒ ダウ工業株30種平均は4日続伸。
・2カ月ぶりに最高値を更新した。米国のインフレが落ち着き、米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げを始めるとの見方から株買いが続いた。ダウ平均の上げ幅は350ドルを超える場面があった。

+▲nr.様子見 ⇒ ナスダック総合株価指数は続伸。
・テスラやアルファベットが上昇。
・エヌビディアなど半導体株の一角には売りが出た。
//◇◇◇◇▲▲//◇ ドル円 158円台( 金融政策意識 )
//◆◇◇◇▲◆//◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▼▲▽◇◆//◆ 原油 81ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◇ドルもみあい 円もみあい.158円台 原油.◆nr.調整.81ドル台  
7.16
米ドル/円 158.12 158.18
ユーロ/円 172.28 172.33
ユーロ/米ドル 1.0892 1.0898
英ポンド/円 205.03 205.16
豪ドル/円 106.87 106.95
スイスフラン/円 176.50 176.63
原油(WTIC原油先物) 81.91 -0.30 -0.36% ⇒▽nr.10MA突破 ⇒▲吞込み調整 ⇒◆nr.調整

▲ドル弱い 円全面高.157円後半 原油.▲吞込み調整.82ドル台  
7.13
米ドル/円 157.77 157.80
ユーロ/円 172.19 172.25
ユーロ//米ドル 1.0906 1.0909
英ポンド/円 205.13 205.21
豪ドル/円 107.10 107.14
スイスフラン/円 176.53 176.62   
原油(WTIC原油先物) 82.21 -0.41 -0.50% ⇒▽nrはらみ反発 ⇒▽nr.10MA突破 ⇒▲吞込み調整

▲ドル下落 円全面高.159円台 原油.◇nr.10MA突破.82ドル台 
7.12
米ドル/円 159.24 159.25
ユーロ/円 172.98 173.06
ユーロ//米ドル 1.0863 1.0867
英ポンド/円 205.55 205.62
豪ドル/円 107.58 107.62
スイスフラン/円 177.54 177.58   
原油(WTIC原油先物) 82.62 +0.52 +0.63% ⇒▲wr.10MA割れ ⇒▽nrはらみ反発 ⇒◇nr.10MA突破

NYダウは210ドル高、利下げ期待や第2次トランプ政権織り込む
1.
・暗殺未遂事件後、共和党大統領候補のトランプ氏が優勢との報道を受け規制緩和などの同氏が掲げている政策を期待した買いに、寄り付き後、上昇。

・連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインフレを巡り、第2四半期の指標の結果で目標達成に向けた改善を一段と確信したと発言し、利下げ期待も支援し、相場は一段高となった。

・終盤にかけ失速も相場は終日堅調に推移しダウは過去最高値を更新し、終了。
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・15日発表の7月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス6.6と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(マイナス6.0)を下回った。米景気の減速感で物価上昇圧力が緩和し、FRBが金融緩和に動きやすくなるとの見方につながった。FRBのパウエル議長は15日、利下げ時期については明言を避ける一方、インフレの鈍化を歓迎するとの考えを示した。

・13日に起きた共和党のトランプ前大統領への銃撃事件を巡り、11月の米大統領選では同氏に有利に働く可能性が意識された。市場では、「トランプ氏が勝利すれば、減税や規制緩和などの企業寄りの政策が進む」(ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティチュートのスコット・レン氏)との見方があり、株買いにつながった面もある。

・15日の米債券市場では長期金利が上昇(債券価格は下落)した。トランプ氏が大統領になれば、関税の引き上げや移民政策などによるインフレ圧力の高まりに加え、財政の悪化への懸念が根強い。金利上昇は株式の相対的な割高感を強め、相場の重荷となった。ダウ平均は取引終盤にかけて伸び悩んだ。

2.
・銀行や自動車・自動車部品が上昇。
・公益事業が下落。

・キャタピラーとシェブロンが上昇。
・ゴールドマン・サックス(GS)は第2四半期決算で債券、株式トレーディング収入が予想を上回り、大幅増益で上昇。
・アップル(AAPL)はインドでの3月までの1年間の売上高が33%増で過去最高に達し、さらにアナリストが人工知能(AI)プラットフォーム発表で買い換えが増えるとの見方に投資判断を引き上げ、上昇。
・アメリカン・エキスプレスとユナイテッドヘルス・グループも上げた。
・銃器メーカーのスミス&ウェッソン・ブランズ(SWBI)はトランプ氏の暗殺未遂事件を受け、販売増を織り込み買われた。


・ナイキとボーイング、ベライゾン・コミュニケーションズに売りが出た。
・化粧品小売りチェーンのアルタ・ビューティ(ULTA)は大幅値下げなどが引き続き課題で、通期業績見通しのリスクになると、アナリストが購入リストから削除し、売られ。

3.
・テスラやアルファベットが上昇。
・エヌビディアなど半導体株の一角には売りが出た。
SOX指数 銘柄 ⇒
◆ TSM 185.22 -1.14%
◆ エヌビディア 128.44 -0.62%
◆ ASML 1063.63 -1.99%
◆ インテル 34.46 -0.09%
☆ QCOM クアルコム 208.18 +2.84%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 245.55 +0.88%
◆ AMD 179.83 -0.98%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 130.87 -2.01%
◇ テラダイン 159.49 +2.02%
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◇ TSM 187.35 +1.54%
◇ エヌビディア 129.24 +1.44%
◇ ASML 1085.26 +2.14%
☆ インテル 34.49 +2.96%
◇ QCOM クアルコム 202.43 +1.29%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 243.4 +0.89%
◆ AMD 181.61 -0.18%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 133.55 +2.55%
◇ テラダイン 156.33 +0.99%
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★ TSM 184.5 -3.43%
★ エヌビディア 127.4 -5.57%
★ ASML 1062.5 -3.32%
★ インテル 33.5 -3.93%
★ QCOM クアルコム 199.85 -4.29%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 241.26 -5.38%
◆ AMD 181.94 -1.10%
★ MU ミクロン・テクノロジー 130.23 -4.52%
★ テラダイン 154.8 -2.72%
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【NY外為】
◇ドル戻す 円もみあい
//◇◇◇▲▲//◇ 
・ドル指数は上昇。-- パウエル議長の発言後に日中の高値に上げた。トランプ氏の暗殺未遂事件を受けて逃避の動きが強まったことも、ドルを支えた。
・円は対ドルで小幅安。パウエル議長の発言を受けて一時値上がりし、1ドル=157円19銭まで買われる場面もあったが、その後は急速に上げを消した。

ドル円相場は
⇒¥158.11 ¥0.28 +0.18%
⇒¥157.91 -¥0.93 -0.59%
⇒¥158.86 -¥2.83 -1.75%

7.15
マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏
「円は他通貨よりも米金利スワップに敏感な状況だ。金利差が非常に大きいためだ」と指摘。「利下げへの期待は他のどの通貨よりも円に影響をもたらすだろう」と。

【米国株】
◇続伸
//▽◇▽▲▽//◇ 
・15日の米株式相場は続伸。
・トランプ前米大統領の暗殺未遂事件を受けて同氏がホワイトハウス返り咲きを果たす可能性が高まったとの見方から、市場のボラティリティーが上昇するとの予想も出たが、それは現実のものとならなかった。

・トランプ氏返り咲きの確率が高まるとの見方はこの他にも、石油生産会社や銃器メーカー、民間刑務所運営会社の株価を押し上げた。
・テスラも高い。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はトランプ氏に献金した。

・太陽光発電や大麻関連企業は下落。民主党の方がこうしたセクターに友好的とみられている。

・市場はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言にも注目。同議長は4-6月(第2四半期)の経済データで、インフレが当局目標の2%に向かって低下しているとの自信を政策当局者が深めたと述べた。
7.15
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのトム・マクローリン氏
「米国の歴史上、歴代大統領の3分の1が副大統領を経験していることから、今回の決定は極めて重要だ」と指摘。
「さらに今回のトランプ氏の決定は、若い世代の有権者にポピュリスト的なメッセージを伝えるという点で、事実上バンス氏を後継者に指名したことになる」と述べた。

【米国債】
▲下落
//◇◆◇▽◇//
・米国債は下落。( 利回り上がる )

・30年債利回りが1月以来初めて2年債利回りを上回った。トランプ氏が11月の大統領選で勝利した場合、拡張的な財政政策を追求するとの見方が背景にある。

・米10年債利回り
⇒4.23% 4.7 +1.11%
⇒4.18% -2.5 -0.60%
⇒4.21% -7.6 -1.77
  
7.15
オッペンハイマー・アセット・マネジメントのジョン・ストルツファス氏
「トランプ前大統領の暗殺未遂事件には衝撃を受けたが、市場はこのニュースを素早く消化し、大騒ぎしないだろう」と指摘。
「衝撃的な出来事があっても投資家は動じない傾向がある。投資家は引き続き景気と企業業績に注目すると見込まれる」と述べた。

TDセキュリティーズのマーク・マコーミック氏
市場は「選挙についてはそれほど騒いでおらず」、それよりも米経済指標、とりわけ最新の消費者物価指数(CPI)の意外な下振れを享受することに熱心なようだと。

ルネサンス・マクロ・リサーチのニール・ダッタ氏
「7月に利下げを見送る唯一の理由は『市場に備えさせる必要がある』という、思慮を欠いたお決まりのナンセンスだ」と指摘。「実に理解に苦しむが、それが現実だ」と。

【原油】
◆小幅安
//▼▲▽▽▼//◆ 
・市場では米国と中国における需要低調の兆候が意識された。-- 最大の原油消費国である中国の経済データが予想を下回り、同国の需要を巡る懸念が強まった。

・停戦の可能性を伝えるニュースは、強い需要のシグナルと相反する。10日の米エネルギー情報局(EIA)統計では、独立記念日後の石油製品に強い消費の兆しが示された。一方でWTI先物のプロンプトスプレッド(当限月と来限月の価格差)は昨年10月以来の幅に拡大し、供給のタイト化を示唆している。

・WTI先物8月限は、前営業日比30セント(0.4%)安の1バレル=81.91ドル。
・ロンドンICE北海ブレント9月限は18セント(0.2%)下げて84.85ドル。

7.15
BOKファイナンシャル・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏
「原油相場には、7月最初の2週間が過ぎると高値圏に達するという強い季節的傾向がある」としつつ、弱気な経済ニュースを受けて「トレーダーは利益確定モードになっている」と。
アルゴリズムも下方向のモメンタムを強める一因になった。WTIが1バレル=80ドルを割り込んだ場合、トレンドフォロワーは今後1週間に現在保有するロングポジションの80%近くを清算せざるを得なくなる可能性があると、TDセキュリティーズは予想している。

【NY金】
◇上昇
//▲◇◇▽◆//◇ 
・市場ではパウエルFRB議長の発言と、週末に起きたトランプ前米大統領の暗殺未遂事件による影響を意識する展開となった
・金は今月に入り約4%上昇。米金融当局の利下げ姿勢への転換がようやく近づいているという見方が背景にある。
・利下げは利息を生まない金にとってプラスとなる。高い借り入れコストをよそに、金は今年に入り連続して最高値を更新。中央銀行による購入や中国の消費者需要、地政学的緊張の高まりを背景とした逃避需要が金相場を支えている。

・金先物8月限は8.20ドル(0.3%)上昇して2428.90ドル。

7.15
MKS・PAMPの金属戦略責任者、ニッキー・シールズ氏
当初はトランプ氏暗殺未遂に大きな反応を見せず、アジア・欧州時間ではほぼ横ばいで推移したが、その後に「時差を伴って強気の反応を示し」、上昇を再開したと分析。
「金も米国株もトランプ・トレードとして選好されている」と。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,182.96 -69.95 -0.85%
独DAX指数 18,590.89 -157.29 -0.84%
仏CAC指数 7,632.71 -91.61 -1.19%
⇒▽nr.10MA突破 ⇒▽陽.test50MA ⇒▲wr_Cog.調整
⇒▽逆立ち.50MA突破 ⇒▽陽.Reg突破 ⇒▼はらみ.調整 
⇒▽nr買戻し ⇒▽陽3.買戻し ⇒▲陰Cog.窓埋め調整

▲下落 
//◆▲▽◇▽//▲
・15日の欧州株は下落。-- 中国で発表された経済統計が低調な内容だったほか、腕時計メーカー、スウォッチ・グループや英高級品メーカー、バーバーリー・グループが投資家の失望を誘った。
・ストックス欧州600指数は1%下落。
・消費財関連銘柄や公益事業、高級品株が下落。

【欧州債】
◇ドイツ債が上昇 
//◇▲▽▽◆//◇ 
・ドイツ債が上昇。短期金融市場では来年下期の利下げ見通しが拡大している。
・英国債は小幅高。イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のディングラ委員が利下げ開始を支持するよう当局者に呼び掛けたことが手掛かりだった。

・独国債10年物
⇒2.47% -0.02
⇒2.50% +0.03
⇒2.46% -0.07
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・英国債10年物
⇒4.10% -0.01
⇒4.11% +0.04
⇒4.07% -0.05
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仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.円一時157円台に急伸し介入観測浮上
円はドルに対し、一時は2.6%高の1ドル=157円44銭を付けた。6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを受けて利下げ観測が強まった。

②.米CPIは広範囲に減速
6月の米CPIは広範囲に鈍化。近い時期に利下げが可能だという、これまでで最も強いシグナルとなった。~コアCPIは前月比0.1%上昇と、2021年8月以来の小幅な伸び。前年同月比では3.3%上昇と、3年余りで最も低い伸びにとどまった。

③.金利調整を正当化か
サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、「雇用やインフレ、国内総生産(GDP)、景気見通しに関するデータなど、これまでに得られた情報を考慮すると、何らかの政策調整が正当化される可能性が高い」と発言。 ~セントルイス連銀のムサレム総裁は、「6月CPI統計はインフレ低下に向けたさらなる前進を示唆している」と指摘。

④.バイデン氏を説得
バイデン米政権の顧問や選挙陣営に参加する少人数のグループは、バイデン大統領ではトランプ前大統領に勝つことは不可能だが、ハリス副大統領のような別の候補者であれば勝利できるとバイデン氏を説得する必要があると協議している。

⑤.ハイテク列強「続く」
ニューバーガー・バーマン・グループのスティーブ・アイズマン氏は、米大型ハイテク株の際立つ強さは「何年も続く」とみている。人工知能(AI)が電子機器を通じて、消費者にとってより身近になるためだという。~ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストによると、投資家の間では米大手テクノロジー企業がAIに費用をかけ過ぎているとの懸念が強まりつつある。
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