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2024年7月18日木曜日

▲ドル下落 円全面高.156円台 原油.▽wr反発.買戻し.81ドル台 令和6.7.18.Thus

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.米金融当局者発言
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は、経済は利下げが可能になる地点に近づきつつあるとの認識を示した。~ただインフレが持続的な低下軌道にあることを示す「証左をもう少し」確認したいと示唆。

②.ベージュブック
ベージュブックは米経済が7-9月(第3四半期)に向けてわずかなペースで拡大したと指摘。ただ活動の横ばいや低下を報告した地区も一部で見られた。雇用もわずかな伸びにとどまった。~賃金は大半の地区で緩慢ないし緩やかなペースで増加。一方で物価は総じて緩慢な伸びとなった。個人消費はほぼ変わらず、あるいは横ばい。

③.選挙戦撤退要求
米民主党のアダム・シフ下院議員(カリフォルニア州)は、再選を目指すバイデン大統領に対して選挙戦から撤退するよう求めた。~バイデン氏を党の大統領候補として正式に指名するためのオンライン形式によるロールコール(州ごとの票数読み上げ)を、少なくとも8月に入るまでは実施しない見通し。

④.6月の米経済指標
6月の米住宅着工件数は、集合住宅が堅調だったのを受けて増加した。ただ、一戸建ては8カ月ぶりの低水準に落ち込み、不動産市場が引き続き高金利の逆風にさらされているのを浮き彫りにした。同月の鉱工業生産指数は2カ月連続で堅調な伸びを記録し、2カ月の伸びとしては2021年終盤以来の大きさとなった。

⑤.英労働党政権の改革方針
スターマー英首相は労働党政権が成立を目指す法案を複数打ち出し、数十年ぶりの野心的な改革方針を示した。~首相の施政方針演説によれば、再生可能エネルギーや住宅建設、労働者の権利、鉄道、人工知能(AI)、サイバーセキュリティーなどの分野から39の法案が掲げられた。
18日 【日本株】
日経平均 40,126.35 -971.34 -2.36%
TOPIX 2,868.63 -46.58 -1.60%
日経平均 ⇒+▲nrはらみ.様子見 ⇒▲吞込み.調整 ⇒▲BigDn.Low
TOPIX  ⇒+nr.様子見 ⇒+▲nr.様子見 ⇒▲BigDn.Low
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【日経平均VI】
日経平均VI 18.85 +0.85 +4.72% ⇒+◆陰上げ
日経平均VI 18.00 +0.09 +0.50% ⇒◇nr上げ
日経平均VI 17.91 -0.46 -2.50% ⇒◆nr下げ
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18日、円一時1カ月ぶり高値、日銀利上げ意識し債券安-株急落

・18日の東京株式相場は下落。
・米国政府による対中半導体規制のさらなる強化への警戒感から半導体関連の売りが続き、日経平均株価の下げ幅は一時1000円に迫った。
・外国為替市場で円が対ドルで急伸し、自動車を中心とした輸出関連も相場の重しになった。
・東京エレクトロン株が8.7%値下がりし、TOPIXの下げに最も寄与した。
・レーザーテックは6.3%安、SCREENホールディングスは8.4%安。

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オルタス・アドバイザーズのアンドルー・ジャクソン氏
・中国のエクスポージャーが高い半導体銘柄が下落しているとした上で、最初のパニック売りが収まり、投資家が特定の中国エクスポージャーをもう少し注意深く見始めると、これらの株価はさらに下落する可能性があると指摘。
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日経平均は大幅続落、半導体株急落を受けて前日比2%超の下げに

・フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅安などを受けて、東京市場は大型株を中心に売り優勢で開始。

・東京エレクトロン<8035>など半導体株が急落したことから、日経平均は40100円水準まで下げ幅を拡大した。
・台湾株の下落などが嫌気されて、日経平均は大引けにかけて一段安を試すなど下方圧力の強い地合いとなった。

・大引けの日経平均は前日比971.34円安(-2.36%)の40126.35円。

・食料品、電気・ガス業、水産・農林業、パルプ・紙、鉱業などが上昇。
・精密機器、機械、電気機器、輸送用機器、非鉄金属などが下落。

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【個別銘柄】エアトリ、サイゼリヤ、東エレク など 


▽エアトリ 1407 +15大幅続伸。
悪性腫瘍に対する医療機関向けの治療用免疫細胞の培養・加工等の支援事業を行うバイオアクセルに出資すると発表している。この資本参加は投資事業の一環での取り組みとしており、バイオアクセルの今後の成長によるリターンを期待するとしている。
将来的な上場も視野に入れているようであり、同社の上場経験やノウハウを生かすことで、効率的な準備を進める支援になるとみているもよう。

▽サイゼリヤ 6140 +380大幅反発。
ドル安円高が進行しており、同社や一部食品株など円高メリット銘柄に資金が集まる展開となった。ドル円相場は155円台前半にまで低下し、1カ月ぶりの円高水準に。
河野太郎デジタル相が円安是正のために利上げするよう日銀に求めたと報じられたこと、トランプ氏が円安や人民元安を容認せずドル高を是正する意向を示したことなど、日米要人による発言を受けて、今後の為替相場の反転を想定する見方が強まっている。

▲東エレク 30470 -2920大幅続落。
同社を始め半導体関連株が一斉安の展開に。米SOX指数が6.8%の大幅安となっており、国内半導体関連にもストレートに影響が波及した。
バイデン政権では、各国の半導体製造装置大手企業が先端半導体技術へのアクセスを中国に提供し続ける場合、最も厳しい貿易制限措置の利用を検討していると前日に伝わった。堅調決算を発表した蘭ASMLが12%超の急落となったことも下げに拍車をかける形に。

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7.18 動いた株・出来た株
◇ニチレイ<2871> 3775 +244 ⇒ 円高メリット期待の食品株が上昇率上位に。
◇サイゼリヤ<7581> 6150 +390 ⇒ 日米要因発言受けた円高反転の動きを材料視。
◇山崎製パン<2212> 3523 +168 ⇒ 円高反転受けて食品株に買いが集まる展開で。
◇北海道電力<9509> 1137 +48 ⇒ ディフェンシブシフトで電力株は一斉高。
◇日清食品HD<2897> 4387 +185 ⇒ 円高メリットセクターとして食品業界の中心銘柄が買われる。
◇ニッスイ<1332> 908.8 +32.4 ⇒ 円高メリット期待か水産農林は業種別上昇率トップ。
◇三菱UFJ FG<8306> 1790 +20 ⇒ 国内長期金利上昇期待でメガバンクがしっかり。
◆東京エレクトロン<8035> 30220 -3170 ⇒ 米国の対中半導体規制の影響懸念で半導体関連全面安。
◆ディスコ<6146> 55140 -5470 ⇒ 大手半導体製造装置株は一斉安の展開で。
◆SCREEN<7735> 13540 -1265 ⇒ TSMCの決算発表控えての買い手控えも。
◆芝浦メカトロニクス<6590> 8150 -590 ⇒ 半導体製造装置の一角として売りが波及。
◆山一電機<6941> 3190 -230半導体関連の一角として戻り売りが優勢か。
◆ソシオネクスト<6526> 3559 -252 ⇒ SOX指数急落で半導体関連には売り優勢。
◆KOKUSAI ELECTRIC<6525> 5280 -370 ⇒ 他の半導体製造装置大手と同様に売り圧力強まる。
◆レーザーテック<6920> 29920 -1820 ⇒ ASMLの決算発表後の株価大幅安もネガティブ視。
◆HOYA<7741> 19645 -1180 ⇒ ASMLの株価下落で関連銘柄として売りも。
◆ソフトバンクグループ<9984> 10705 -640 ⇒ 英アームの株価大幅安を嫌気。
StockCharts ⇒  
7.17
NYダウ   41,198.08 +243.60 +0.59%
NASDAQ 17,996.92 -512.41 -2.77%
S&P500   5,588.27 -78.93 -1.39%

NYダウ(INDU) ⇒△nr.高値更新 ⇒▽Wr.高値更新 ⇒▽切り上げ.高値更新
NASDAQ(COMPQ) ⇒+▲nr.様子見 ⇒+▼nr.様子見 ⇒▲陰.調整Low
S&P500(SPX) ⇒+▲nr.様子見 ⇒◇クアトロ.高値更新 ⇒▲nr.調整10MA割れ 
【 SOX指数 】
5408.71 -395.32 (-6.81%) ⇒+▲nr.様子見 ⇒+▼nr.様子見 ⇒+▲Wr.調整Low

【 VIX恐怖指数 】
14.48 +1.29 (+9.78%) ⇒△上げ ⇒+▼陰上げ ⇒▽Wr.大幅上昇
⇒ +9.78P
⇒ +0.53P
⇒ +5.30P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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日本経済新聞 電子版 ⇒  
▽切り上げ.高値更新 ⇒ ダウ工業株30種平均は6日続伸。
・3日連続で過去最高値を更新し、4万1000ドル台に初めて乗せた。米国の利下げ観測を背景に出遅れ銘柄への資金シフトが続いた。市場予想を上回る決算を発表した銘柄に買いが入ったことも、ダウ平均を支えた。半面、対中規制強化への懸念や台湾情勢を巡る不透明感から半導体株を中心にハイテク銘柄が売られ、相場の重荷となった。

▲陰.調整Low ⇒ ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに大幅に反落。
・半導体関連株への売りが目立ち、エヌビディアは7%近く下げた。
・メタプラットフォームズやテスラなども売られた。
//◇◇◇◇▲▲//◇◇▲ ドル円 156円台( 金融政策意識 )
//◆◇◇◇▲◆//◇◇▲ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▼▲▽◇◆//◆▼▽ 原油 81ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▲ドル下落 円全面高.156円台 原油.▽wr反発.買戻し.81ドル台  
7.18
米ドル/円 156.19 156.22
ユーロ/円 170.84 170.89
ユーロ/米ドル 1.0938 1.0939
英ポンド/円 203.16 203.23
豪ドル/円 105.08 105.14
スイスフラン/円 176.87 176.92   
原油(WTIC原油先物) 81.44 +0.68 +0.84% ⇒◆nr.調整 ⇒▼wr.大幅下落 ⇒▽wr反発.買戻し

◇ドルもみあい 円もみあい.158円台 原油.▼wr.大幅下落.80ドル台 
7.17
米ドル/円 158.32 158.35
ユーロ/円 172.54 172.63
ユーロ/米ドル 1.0898 1.0902
英ポンド/円 205.34 205.44
豪ドル/円 106.61 106.66
スイスフラン/円 177.05 177.16
原油(WTIC原油先物) 80.76 -1.15 -1.40% ⇒▲吞込み調整 ⇒◆nr.調整 ⇒▼wr.大幅下落
◇ドルもみあい 円もみあい.158円台 原油.◆nr.調整.81ドル台  
7.16
米ドル/円 158.12 158.18
ユーロ/円 172.28 172.33
ユーロ/米ドル 1.0892 1.0898
英ポンド/円 205.03 205.16
豪ドル/円 106.87 106.95
スイスフラン/円 176.50 176.63
原油(WTIC原油先物) 81.91 -0.30 -0.36% ⇒▽nr.10MA突破 ⇒▲吞込み調整 ⇒◆nr.調整

NYダウは243ドル高、ハイテクが重し
1.
・利下げ時期の不透明感に寄り付き後、まちまち。

・住宅着工件数が予想以上に増加しソフトランディング期待を受けた買いにダウは大きく上昇。

・ナスダックは半導体が売られ、大幅安となり、終盤にかけて下げ幅を拡大。
・ダウは終日堅調に推移し、連日過去最高値を更新し、まちまちで終了。
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・市場では米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げを始めるとの観測が高まっている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは17日、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁はFRBによる利下げが今後数カ月で正当化される可能性があるとの考えを示したと伝えた。過去3カ月の物価指標は「我々が求めていたインフレ鈍化のトレンドに近づいた」ことを示したと述べた。

・足元の米経済指標をみると「景気の過熱感が和らぎながらも底堅さを維持している」(LPLファイナンシャルのクインシー・クロスビー氏)と受け止められている。米経済はソフトランディング(軟着陸)を達成できるとの見方が広がっており、これまで相対的に出遅れ感のあった銘柄に資金が流入しやすくなっている。シスコシステムズやマクドナルドが高い。米原油先物相場が上昇し、シェブロンも買われた。

・半面、半導体関連株への売りが目立った。米ブルームバーグ通信は16日、バイデン政権が東京エレクトロンやオランダのASMLホールディングなどの企業が先端半導体技術へのアクセスを中国に提供し続ける場合、最も厳しい貿易制限措置をとることを検討していると同盟国に伝えたと報じた。これとは別に、トランプ前大統領はブルームバーグ通信のインタビューで「台湾は米国に防衛費を支払うべきだ」と述べ、台湾情勢を巡る先行き不透明感から半導体業界への悪影響が懸念された。

2.
・食品・飲料・タバコが上昇。
・半導体・同製造装置が下落。

・シスコシステムズやマクドナルドが高い。ユナイテッドヘルス・グループへの買いも続いた。
・米原油先物相場が上昇し、シェブロンも買われた。
・地銀のシチズンズ・フィナンシャル・グループ(CFG)は四半期決算で非金利収入が強く、今後、純金利収入の回復を指摘する楽観的な見通しを好感し、上昇。
・製薬会社のジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)は4-6月期決算で売上高と調整後1株当たり利益が予想を上回り、上昇。


・アマゾン・ドット・コムは3%近く下げた。
・アップルやマイクロソフトも売られた。
・アップル(AAPL)やソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)などは、共和党副大統領候補のJ・D・バンス氏がハイテクセクターを巡り取り締まりを強化する意向を示したことが警戒され、売られた。
・格安航空会社のスピリット航空(SAVE)はアナリストが投資判断を引下げ下落。
・航空会社のユナイテッド(UAL)は取引終了後に四半期決算を発表。調整後の1株利益は予想を上回ったが、第3四半期の見通しが予想を下回り、時間外取引で売られている。

3.
・半導体関連株への売りが目立ち、エヌビディアは7%近く下げた。
・メタプラットフォームズやテスラなども売られた。
SOX指数 銘柄 ⇒
★ TSM 171.2 -7.98%
★ エヌビディア 117.99 -6.62%
★ ASML 932.06 -12.74%
◇ インテル 34.46 +0.35%
★ QCOM クアルコム 191.6 -8.61%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 220.07 -10.48%
★ AMD 159.43 -10.21%
★ MU ミクロン・テクノロジー 119.5 -6.27%
★ テラダイン 152.35 -6.53%
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◇ TSM 186.04 +0.44%
◆ エヌビディア 126.36 -1.62%
◇ ASML 1068.19 +0.43%
◆ インテル 34.34 -0.35%
◇ QCOM クアルコム 209.64 +0.70%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 245.84 +0.12%
◆ AMD 177.55 -1.27%
★ MU ミクロン・テクノロジー 127.49 -2.58%
◇ テラダイン 163 +2.20%
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◆ TSM 185.22 -1.14%
◆ エヌビディア 128.44 -0.62%
◆ ASML 1063.63 -1.99%
◆ インテル 34.46 -0.09%
☆ QCOM クアルコム 208.18 +2.84%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 245.55 +0.88%
◆ AMD 179.83 -0.98%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 130.87 -2.01%
◇ テラダイン 159.49 +2.02%
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【NY外為】
▲ドル下落 円全面高
//◇◇◇▲▲//◇◇▲ 
・円は前日比で上昇し、ドルに対して主要10通貨で値上がり率トップとなった。-- 円安是正のため日本銀行の利上げを要求した河野太郎デジタル相のインタビュー記事をきっかけに、アジア時間から円買いの動きが強まっていた。トランプ前米大統領が円安に言及したことも意識された。
・円は一時1.4%高の1ドル=156円07銭と、6月12日以来の高値を付けた。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.4%下げて、5月28日以来の安値となった。同指数は7月に入ってからの13営業日のうち9日で下落している。

ドル円相場は
⇒¥156.31 -¥2.04 -1.29%
⇒¥158.39 ¥0.33 +0.21%
⇒¥158.11 ¥0.28 +0.18%

7.17
クレディ・アグリコルのG10FX調査・戦略責任者バレンティン・マリノフ氏
ドル・円の動きを受けて、他のドルクロス全体に「ショックの波が広がっている」ようだと。

トランプ氏はブルームバーグ・ビジネスウィークとの単独インタビューで、「現在は大幅なドル高・円安、ドル高・元安となっており、われわれは大きな通貨問題を抱えている」と話した。

マネックス・ヨーロッパのニック・リース氏
「トランプ氏のコメントがこの日のドル下落の主因となっているようだ。市場は過去数週間にわたって、トランプ氏の勝利はドル高につながると考えていたため、同氏の発言はやや衝撃的だったようだ」と指摘。
「トランプ氏の発言を受けて、為替市場は最近のぼんやりした状態から抜け出した」と述べた。

TSロンバードのチーフエコノミスト兼マクロ調査責任者、フライヤ・ビーミッシュ氏
ドルの強さは「並外れた特権として知られるが、今や並外れた重荷として見なされ始めている」と。
「そうなると、トランプ氏がドルを弱くするために何をし得るのかという疑問が生じる。それはもっと強く市場を脅かす」と語った。

スコシアバンクのショーン・オズボーン氏
トランプ氏の人民元と円に関する発言について、「ドル高は『トランプ2.0』が押し返す可能性があるものだという、トランプ陣営の周辺で浮上しつつある印象を裏付ける」とリポート。

MUFGのシニア為替ストラテジスト、リー・ハードマン氏
この日の円上昇は「円ショートの解消が主導している」と説明。

バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリアのG10為替戦略責任者、ロベルト・コボ・ガルシア氏
「日銀と米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策会合を前に、機関投資家が一定の利益を確定させていることを示唆する動きが見られる」と述べ、「円安に賭けるホットマネーの流入が数カ月にわたり続いていた。本日はショートスクイーズのような様相だ」との見方。

【米国株】
◆ダウ以外下落
//▽◇▽▲▽//◇◇◆ 
・米株式市場ではS&P500種株価指数が反落。
・米国の対中半導体規制強化を巡る懸念から、強気相場の原動力となってきた半導体銘柄が売りを浴びた。

・エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、ブロードコムを中心に、フィラデルフィア半導体株指数は約7%安と、2020年以来の大幅下落。
・ハイテク大手7社で構成する「マグニフィセント・セブン」の指数は3.4%下げた。

・ 「恐怖指数」として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は、5月初旬以来の高水準となった。

7.17
ミラー・タバクのマット・メイリー氏
「半導体に関する今回のニュースは、予期せぬ出来事といった類いのもので、株式市場に取引可能な調整をもたらし得る売りを引き起こす可能性がある」と指摘。
「株価指数は極めて買われ過ぎの状態になっていた」と。

ベスポーク・インベストメント・グループのストラテジスト
「通常、この種のニュースの影響は長続きしないが、今回は半導体が過去数週間にわたって市場全体をアンダーパフォームしていたことを指摘したい」とし、「それは注意するべきことだ」と続けた。

インタラクティブ・ブローカーズのホセ・トレス氏
「今年の株価上昇の大半は、足元で政治的な脅威に直接さらされている一握りの銘柄によるものだ」と指摘。
「重要な問題は、相対的にワクワクするような材料に総じて乏しい市場の残りの銘柄が『マグニフィセント・セブン』の勢い失速を補うことができるかどうかだ」と述べた。

ゴールドマン・サックス・グループのタクティカルストラテジスト、スコット・ルブナー氏
S&P500種にはこの先下落しかないとして、「押し目買いはしない」と慎重な見方。

【米国債】
◇上昇
//◇◆◇▽◇//▲▽◇
・米国債は上昇。( 利回り下がる )

・米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、米経済が7-9月(第3四半期)に向けてわずかなペースで拡大したと指摘。

・米10年債利回り
⇒4.16% -0.2 -0.05%
⇒4.16% -7.2 -1.70%
⇒4.23% 4.7 +1.11%
  
>>7.15
オッペンハイマー・アセット・マネジメントのジョン・ストルツファス氏
「トランプ前大統領の暗殺未遂事件には衝撃を受けたが、市場はこのニュースを素早く消化し、大騒ぎしないだろう」と指摘。
「衝撃的な出来事があっても投資家は動じない傾向がある。投資家は引き続き景気と企業業績に注目すると見込まれる」と述べた。

TDセキュリティーズのマーク・マコーミック氏
市場は「選挙についてはそれほど騒いでおらず」、それよりも米経済指標、とりわけ最新の消費者物価指数(CPI)の意外な下振れを享受することに熱心なようだと。

ルネサンス・マクロ・リサーチのニール・ダッタ氏
「7月に利下げを見送る唯一の理由は『市場に備えさせる必要がある』という、思慮を欠いたお決まりのナンセンスだ」と指摘。「実に理解に苦しむが、それが現実だ」と。

【原油】
▽上昇
//▼▲▽▽▼//◆▼▽ 
・テクニカルな水準が下値を支えたほか、政府の統計で原油在庫の減少が再び示されたことも材料となった。
・米エネルギー情報局によれば、原油在庫は先週に487万バレル減少。減少幅は米国石油協会(API)の報告より大きかった。一方、ガソリン在庫は1月以来の大幅増となり、夏のドライブシーズン最盛期における燃料需要の強さに疑問が生じている。

・WTI先物8月限は、前日比2.09ドル(2.6%)高の1バレル=82.85ドル。
・ロンドンICE北海ブレント9月限は1.35ドル(1.6%)上げて85.08ドル。

7.17
TDセキュリティーズの商品アナリスト、ダニエル・ガリ氏
トレンドフォロー型のアルゴリズム取引は週初から売りの態勢に入っており、大規模な売り浴びせが起きる可能性は残されていると分析している。

【NY金】
▲下落
//▲◇◇▽◆//◇▽▲ 
・米国の利下げ時期や不透明な政治見通しが意識された。
・金スポットは一時、過去最高値の1オンス=2483.73ドルに上昇したが、その後下げに転じた。金は16日も米利下げ期待の高まりから、5月に付けたそれまでの最高値を更新していた。利息が付かない金にとって、利下げはプラスに働くことが多い。

・金先物8月限は、7.90ドル(0.3%)下げて2459.90ドル。

7.17
ペッパーストン・グループの調査責任者、クリス・ウェストン氏
「ファンダメンタルズは明確にシフトしており、投資家がポートフォリオで金のウエートを再び増やす理由は増えている。またこうした状況を受けて、価格に敏感なファンドの間で上値を追う動きが見られる」と指摘。
「ポジショニングは広範にわたっており、センチメントも極端にはなっていないことから、2500ドルが近く試される可能性は高い」と。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,187.46 +22.56 +0.28%
独DAX指数 18,437.30 -80.73 -0.44%
仏CAC指数 7,570.81 -9.22 -0.12%
⇒▲wr_Cog.調整 ⇒▼nr.調整 ⇒▽nr反発.買い戻し
⇒▼はらみ.調整 ⇒▼陰.調整.Sup50MA ⇒▼陰.3調整.50MA割れ 
⇒▲陰Cog.窓埋め調整 ⇒▼nr.調整 ⇒-▽陽下げ.様子見

◆3日続落 
//◆▲▽◇▽//▲◆◆
・17日の欧州株は3日続落。-- 米中間の緊張の高まりを背景に世界的にテクノロジー株が軟調だった。
・4-6月(第2四半期)決算シーズンが始まったが投資家の間に楽観的な見方は広がっていない。
・ストックス欧州600指数は0.5%安。
・オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングは一時12%安まで売り込まれた。-- バイデン米政権が同社の対中輸出について一段と厳しい制限措置を検討しているとのブルームバーグ・ニュースの報道に反応。

【欧州債】
◆英債下落 
//◇▲▽▽◆//◇◇◆ 
・欧州債市場ではドイツ債が日中の下げを埋め、ほぼ変わらずとなった。
・英国債は下落。-- 英サービスインフレ率の高止まりが示され、イングランド銀行(英中央銀行)の来月の利下げ観測は後退し、金利据え置きの見方が強まっている。

・独国債10年物
⇒2.42% -0.01
⇒2.43% -0.05
⇒2.47% -0.02
---------------------------
・英国債10年物
⇒2.42% -0.01
⇒4.05% -0.05
⇒4.10% -0.01
---------------------------

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.円一時157円台に急伸し介入観測浮上
円はドルに対し、一時は2.6%高の1ドル=157円44銭を付けた。6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを受けて利下げ観測が強まった。

②.米CPIは広範囲に減速
6月の米CPIは広範囲に鈍化。近い時期に利下げが可能だという、これまでで最も強いシグナルとなった。~コアCPIは前月比0.1%上昇と、2021年8月以来の小幅な伸び。前年同月比では3.3%上昇と、3年余りで最も低い伸びにとどまった。

③.金利調整を正当化か
サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、「雇用やインフレ、国内総生産(GDP)、景気見通しに関するデータなど、これまでに得られた情報を考慮すると、何らかの政策調整が正当化される可能性が高い」と発言。 ~セントルイス連銀のムサレム総裁は、「6月CPI統計はインフレ低下に向けたさらなる前進を示唆している」と指摘。

④.バイデン氏を説得
バイデン米政権の顧問や選挙陣営に参加する少人数のグループは、バイデン大統領ではトランプ前大統領に勝つことは不可能だが、ハリス副大統領のような別の候補者であれば勝利できるとバイデン氏を説得する必要があると協議している。

⑤.ハイテク列強「続く」
ニューバーガー・バーマン・グループのスティーブ・アイズマン氏は、米大型ハイテク株の際立つ強さは「何年も続く」とみている。人工知能(AI)が電子機器を通じて、消費者にとってより身近になるためだという。~ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストによると、投資家の間では米大手テクノロジー企業がAIに費用をかけ過ぎているとの懸念が強まりつつある。
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