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2024年7月23日火曜日

◆ドル下落 円安一服か.156円台 原油.▼nr.200MA割れ.78ドル台 令和6.7.23.Tue

①.支持固め
米大統領選挙に向けてハリス副大統領が民主党内の支持を急速に固めている。対抗として名乗りを上げる他の党内有力者はおらず、出馬の可能性が取り沙汰されたカリフォルニア州のニューサム知事やイリノイ州のプリツカー知事、ミシガン州のウィットマー知事ら党内実力者の支持を確保。~バイデン氏の選挙陣営は「ハリス氏を大統領に」と改称され、陣営の持つ9600万ドル(約150億円)の資金をハリス氏が引き継いだ。

②.複雑な判断
日本銀行が来週開く金融政策決定会合では、足元で弱めの個人消費が追加利上げに踏み切るかどうかの判断を複雑化させている。関係者によると、一部の日銀当局者は高水準の賃上げを背景に個人消費が想定通りに回復していくかを今後のデータや情報などで確認したいとし、今回会合では利上げ見送りが妥当な選択肢と考えている。~政策金利が0-0.1%という極めて低い水準にある中で、先行き不透明感の強さを踏まえれば、機会を逃すリスクを意識する声もある。

③.巻き戻し
共和党有利との見方が数週間前から高まるにつれ、一連の「トランプ・トレード」が姿を現していたが、バイデン氏が戦線離脱を発表した今週末の出来事が明らかにしたように、選挙結果が明らかになる4カ月前に仕掛けるトレードは成功率が極めて低い。トランプ・トレードの一部は22日の市場で若干巻き戻された。米国債利回り曲線はフラット化し、ドルは下落した。S&P500種は朝方の時点では小型株のラッセル2000を上回って推移。

④.災いで利益
クラウドストライクの株価下落に賭けていた投資家は、多額の評価益を得た。19日に同社ソフトウエアの更新で生じた不具合をきっかけに世界規模のシステム障害が発生。これを嫌気し株価は11%急落した。S3パートナーズのデータによると、この急落で空売り筋には4億6100万ドルの評価益が生じた。

⑤.退社後の拘束
ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者、レイ・ダリオ氏のファミリーオフィスと、アブダビ投資庁会長との投資提携が延期されている。この問題を直接知る人物は、ダリオ氏が提携を進めた場合にブリッジウォーターの知的財産(IP)が使用される可能性が問題視されていると。
23日 【日本株】
日経平均 39,594.39 -4.61 -0.01%
TOPIX 2,833.39 +5.86 +0.21%
日経平均 ⇒-▽nr下げ.様子見 ⇒▼クアトロ下落 ⇒▲nr切下げ.Sup50MA
TOPIX  ⇒-nr下げ.様子見 ⇒▼wrクアトロ下落 ⇒+▼nrはらみ.様子見
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【日経平均VI】
日経平均VI 19.06 -1.54 -7.48% ⇒◆BigDn_nr
日経平均VI 20.60 +1.07 +5.48% ⇒◇wr上げ
日経平均VI 19.53 +0.68 +3.61% ⇒+◆nr上げ
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23日、円全面高、日銀金融正常化を意識-債券下落、株方向欠く

・23日の東京株式相場はTOPIXが4営業日ぶりに小幅反発。
・日銀の金融政策決定会合を来週に控え、金融正常化期待から銀行株が上昇。
・通期営業利益予想を上方修正した日本郵船など海運株は上げが大きくなった。
・TOPIXの上昇に最も寄与したのが三井住友フィナンシャルグループで、1.9%の値上がり。

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三井住友DSアセットマネジメントの武内荘平シニアファンドマネジャー
・日銀の政策正常化への期待から金融株が上昇しているとし、政府関係者は最近正常化を求めるトーンを強めていると。
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日経平均は5日続落、決算控え一進一退の展開に

・米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。

・日経平均は40000円手前まで上げ幅を拡大する場面も見られたが、精密機器などハイテク銘柄が高安まちまちだったことで失速。
・時価総額が大きい銀行など金融株が買われたことから、相対的にTOPIX優勢の地合いのなか、決算を控え積極的な売買は手控えられたことで日経平均は小幅続落。

・大引けの日経平均は前日比4.61円安(-0.01%)の39594.39円。

・海運業、銀行業、ゴム製品、ガラス・土石製品、その他金融業などが上昇。
・精密機器、電気・ガス業、その他製品、電気機器、卸売業などが下落。

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【個別銘柄】良品計画、三菱UFJ、ニデック、浜ゴム、郵船 など 


▽良品計画 2893 +55続伸で高値更新。
生活雑貨店「無印良品」で販売する菓子類などの41品目を、9月20日から値上げすると発表。値上げ率は平均で20%の水準となる。大幅値上げの実施は23年1月以来。カカオ豆やコーヒーなど原材料の高騰や円安による仕入れコストの増加に対応するよう。
会社側では、「生活者の視点から適切な価格の検討を重ね、適正な品質を維持しつつ生産や流通にかかるコストの削減に努めていく」としている。

▽三菱UFJ 1769 +22大幅反発。
銀行セクターは本日強い動き、業種別では海運に次ぐ第2位の上昇率に。自民党の茂木幹事長が前日の講演で、日銀について「段階的な利上げの検討も含めて金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」とコメントしたもよう。
円安による物価高が長引くシナリオに危機感を表明する形。茂木氏は9月の自民党総裁選への出馬も取りざたされており、日銀の早期利上げ観測の強まりが思惑視されたよう。

◆ニデック 6787 -25もみ合い。
米ドローンメーカーのSkydioが発売した自律飛行型ドローン「Skydio X10」の推進用、ジンバルカメラ制御用に、同社モータが採用されたと発表。モータ製品の拡販進展をポジティブに捉えられた。
一方、本日には第1四半期決算発表、並びに決算説明会の開催を控え、様子見ムードも強いもよう。24年3月期決算では、構造改革費用計上もあり、実績値は計画を下振れ、ガイダンスも市場予想を下振れた。

◆KOKUSAI 4700 -20もみ合い。
本日は同社を含めて半導体関連株がおおむね上昇する展開になっている。米国市場ではトランプ・トレードの巻き戻しの動きが先行し、前日のSOX指数は4%の上昇となっている。国内関連株にも押し目買いの動きが優勢に。
同社に関しては、前日に株式の売出価格が4578円と決定しており、買い戻しの動きも先行しているようだ。なお、本日から自社株買いの取得期間入りとなっている。

▽浜ゴム 3539 +259大幅反発。
米グッドイヤーの鉱山・建設用車両向けタイヤ事業を買収する契約を締結したと発表。買収価額は9億500万ドルで、関係当局の許認可などを条件に買収を完了する予定。買収事業の23年度売上高は6億7800万ドル。
同社中期計画では、成長ドライバーであるOHT(オフハイウェイタイヤ)事業の成長戦略のひとつにプログラマティックM&Aを掲げており、その戦略に沿った展開と評価される形。

▽郵船 4825 +364大幅反発。
前日に業績予想の上方修正を発表。上半期経常利益は従来予想の1400億円から2700億円に、通期では2500億円から4100億円にそれぞれ引き上げた。
紅海情勢に起因する喜望峰ルートの利用によるコンテナ船の需給逼迫及び運賃市況が期初の想定を上回り、持分法適用会社でONEの収支良化を見込むとしている。ONE共同出資先の商船三井や川崎汽船にも連想感が優勢。

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7.23 動いた株・出来た株
◇日本郵船<9101> 4815 +354 ⇒ ONEの上振れを背景に業績予想を上方修正。
◇川崎汽船<9107> 2415 +164.5 ⇒ 日本郵船の業績上方修正で連想買い。
◇商船三井<9104> 4821 +252 ⇒ ONEの業績上振れを織り込む動きに。
◇横浜ゴム<5101> 3501 +221 ⇒ グッドイヤーの鉱山・建設用車両向けタイヤ事業を買収。
◇日本マイクロニクス<6871> 6220 +290 ⇒ SOX指数の反発受けて半導体関連の一角にはリバウンド。
◇楽天グループ<4755> 903.8 +33.4 ⇒ 25日線レベルを支持線として意識も。
◇KOKUSAI<6525> 4875 +155 ⇒ 株式売出価格決定での買い戻しも。
◆ヤマシンフィルタ<6240> 511 -14 ⇒ トランプラリー一服による利食い売りが続く。
◆北海道電力<9509> 1082.5 -28 ⇒ 本日は電力セクターに売りが集まる形で。
◆レーザーテック<6920> 28365 -595 ⇒ SOX指数反発にもかかわらず半導体関連の戻り鈍い。
◆オリンパス<7733> 2602 -52.5 ⇒ 為替動向も気掛かりで高値圏での利食い売り。
◆ニデック<6594> 6773 -39 ⇒ 決算発表を控えての様子見ムードも。
StockCharts ⇒  
7.22
NYダウ   40,415.44 +127.91 +0.32%
NASDAQ 18,007.56 +280.62 +1.58%
S&P500   5,564.41 +59.41 +1.07%

NYダウ(INDU) ⇒▲Cog.調整へ ⇒▲陰.調整2 ⇒▽nrはらみ.様子見
NASDAQ(COMPQ) ⇒▼切下げ.調整Low2 ⇒▲陰.調整3 ⇒▽反発.買戻し
S&P500(SPX) ⇒▼切下げ.調整Low ⇒▲陰.調整3 ⇒▽反発.買戻し  
【 SOX指数 】
5477.83 +210.67 (+4.00%) ⇒+▼nrはらみ.様子見 ⇒▲逆立.50MA割れ ⇒▽反発.買戻し.Sup50MA

【 VIX恐怖指数 】
14.91 -1.61 (-9.75%) ⇒△WR.大幅上昇 ⇒▼nr.高値 ⇒▲吞込み
⇒ -9.75P
⇒ +3.70P
⇒ +10.01P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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日本経済新聞 電子版 ⇒  
▽nrはらみ.様子見 ⇒ ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発。
・前週後半に大きく下げた後で自律反発狙いの買いが入った。半導体株などハイテク株を中心に上昇し、ダウ平均を支えた。

▽反発.買戻し ⇒ ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発。
・前週後半に下げが目立っていた他の半導体関連株を買い直す動きが広がった。
・テスラが上昇。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が22日、2026年にもヒト型ロボットを外販向けに量産する考えを示し、好感した買いが入った。
//◇◇▲▽◇//◇◆ ドル円 156円台( 金融政策意識 )
//◇◇▲◇◆//◇◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//◆▼▽◆▲//_▼ 原油 78ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◆ドル下落 円安一服.156円台 原油.▼nr.200MA割れ.78ドル台  
7.23
米ドル/円 156.95 156.97
ユーロ/円 170.89 170.98
ユーロ/米ドル 1.0889 1.0893
英ポンド/円 202.91 203.00
豪ドル/円 104.26 104.30
スイスフラン/円 176.38 176.48   
原油(WTIC原油先物) 78.40 -0.24 -0.31% ⇒▲かぶせ ⇒▲Wr.50MA割れ ⇒▼nr.200MA割れ

◇ドルもみあい 円もみあい.157円台 原油.▲Wr.50MA割れ.78ドル台  
7.22
米ドル/円 157.47 157.49
ユーロ/円 171.41 171.49
ユーロ/米ドル 1.0885 1.0889
英ポンド/円 203.44 203.49
豪ドル/円 105.35 105.39
スイスフラン/円 177.15 177.19   
*原油(WTIC原油先物) 78.64 -2.66 -3.27% ⇒▽wr反発.買戻し ⇒▲かぶせ ⇒▲Wr.50MA割れ

◇ドルもみあい 円もみあい.157円台 原油.▲Wr.50MA割れ.78ドル台 
7.20
米ドル/円 157.49 157.52
ユーロ/円 171.30 171.40
ユーロ/米ドル 1.0877 1.0881
英ポンド/円 203.46 203.56
豪ドル/円 105.23 105.29
スイスフラン/円 177.07 177.19   
原油(WTIC原油先物) 78.64 -2.66 -3.27% ⇒▽wr反発.買戻し ⇒▲かぶせ ⇒▲Wr.50MA割れ

NYダウは127ドル高、バイデン大統領の選挙撤退やハイテクの回復が支援
1.
・バイデン大統領の選挙戦撤退を受け、不透明感が緩和し寄り付き後、上昇。

・ダウはトランプ前大統領の勝利を想定した買いが後退し、一時下落に転じたが、ハイテクが支え底堅く推移。

・ナスダックは値ごろ感からの買いにハイテクが回復し、終日堅調に推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。
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・ダウ平均は前週の18〜19日に910ドル下げた後で、主力株の一部に押し目買いが入った。ダウ平均の構成銘柄ではないが、エヌビディアが5%弱上昇した。ロイター通信が22日、中国への輸出規制に沿った新しい人工知能(AI)向け半導体を開発していると伝えた。アナリストが目標株価を引き上げたことも材料視された。

・バイデン米大統領は21日、11月の米大統領選から撤退し、後継候補としてハリス副大統領を支持すると表明した。市場では、共和党候補のトランプ前大統領の優位が揺らぐ可能性も意識された。--トランプ氏が選挙戦を優位に進めるとみた取引を手じまう動きも出やすかった。大型ハイテクの決算発表の内容を見極めたいという雰囲気もある。ダウ平均は小幅な下落に転じる場面があった。

・株式市場では、トランプ氏が再選すれば、米中対立の激化や北東アジア情勢の悪化につながり半導体業界の逆風になるとの懸念が高まっていた。政策リスクへの警戒がやや薄れ、前週後半に下げが目立っていた他の半導体関連株を買い直す動きが広がった。主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%ほど上昇。

2.
・自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇。
・電気通信サービスが下落。

・ナイキとセールスフォースが上昇。
・マイクロソフトとアメリカン・エキスプレス、トラベラーズにも買いが入った。
・ファーストフード・チェーンのマクドナルド(MCD)は国内店舗での5ドルセットの販売が好評で客足の伸びにつながったため、8月末まで販売期間を延長する計画を発表し、上昇。


・ベライゾン・コミュニケーションズが6%安。
・ウォルト・ディズニーとシェブロンも下げた。
・通信のベライゾン(VZ)は第2四半期決算で営業収入が予想を下回り、下落。
・銀行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は署名投資家のバフェット氏が運営する保険のバークシャー(BRK)が同社株の保有を減らしたとの報道を受けて、売られた。
・航空会社のデルタ(DAL)はクラウドストライク(CRWD)のフトウエア更新で19日に発生したシステム障害からの復旧が遅れ、大規模欠航が続いたことが嫌気され、下落。

3.
・主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%ほど上昇。
・エヌビディアが5%弱上昇した。ロイター通信が22日、中国への輸出規制に沿った新しい人工知能(AI)向け半導体を開発していると伝えた。アナリストが目標株価を引き上げたことも材料視された。
・テスラが上昇。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が22日、2026年にもヒト型ロボットを外販向けに量産する考えを示し、好感した買いが入った。
SOX指数 銘柄 ⇒
◇ TSM 169.35 +2.16%
☆ エヌビディア 123.54 +4.76%
☆ ASML 941.26 +5.13%
◇ インテル 33.37 +1.18%
☆ QCOM クアルコム 194.97 +4.70%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 223.47 +6.28%
☆ AMD 155.87 +2.83%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 115.28 +0.89%
☆ テラダイン 154.46 +5.49%
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★ TSM 165.77 -3.55%
★ エヌビディア 117.93 -2.61%
★ ASML 895.37 -3.11%
★ インテル 32.98 -5.42%
★ QCOM クアルコム 186.21 -2.74%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 210.26 -3.40%
★ AMD 151.58 -2.69%
★ MU ミクロン・テクノロジー 114.26 -2.72%
◆ テラダイン 146.42 -2.07%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 171.87 +0.39%
☆ エヌビディア 121.09 +2.63%
◆ ASML 924.15 -0.85%
◇ インテル 34.87 +1.19%
◆ QCOM クアルコム 191.46 -0.07%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 217.65 -1.10%
◆ AMD 155.77 -2.30%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 117.45 -1.72%
◆ テラダイン 149.52 -1.86%
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【NY外為】
◆ドル弱い 円安一服か
//◇◇▲▽◇// 
・資源国通貨が軟調となった一方、円は堅調。 
・対ドルの円相場は日欧の取引時間帯に1ドル=156円29銭まで上昇したが、ニューヨーク時間に入ると、おおむね157円台前半で伸び悩んだ。

ドル円相場は
⇒¥157.07 -¥0.41 -0.26%
⇒¥157.50 ¥0.13 +0.08%
⇒¥157.38 ¥1.18 +0.76%

>>7.19
ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト
日本銀行が7月半ばに円買い介入を実施した可能性は高いとし、円は最近の上げを拡大する見通しだと指摘。円に強気なオプションを勧めた。

オリビエ・コルベール氏ら同行のストラテジスト
「最終的な影響を判断するのは時期尚早だが、日銀にとっては現在の市場環境の方が4月下旬に介入した当時よりも好ましいようだ」とリポート。

【米国株】
▽反発
//◇◇◆▲▲//▽ 
・22日の米株式相場は反発。
・バイデン大統領の選挙戦撤退を消化し、ハイテク企業の決算シーズンに注目が集まる中で、買いが優勢になった。
・高水準のバリュエーションと季節的な弱さから下落が警戒されているが、政治的な不透明感もくすぶる。

・バイデン氏の撤退とハリス副大統領を大統領候補として支持するという決定に対する市場の反応は、今のところ鈍く、ドルと国債は小動きとなっている。

7.22
セブンス・リポートのトム・エッセイ氏
「今回の政治的混乱が相場の方向性を大きく変えることはないはずだ。S&P500種の最終的な方向性は、依然として経済成長によって決まるだろう」と。

ブックレポートのピーター・ブックバー氏
選挙でどちらが勝とうと、債務と赤字は急増し続けると指摘。
「トランプ氏が勝てば、2025年に期限を迎える減税は完全に延長されるだろうが、関税の引き上げや保護主義の強化、ドル安が予想される。
ハリス氏が勝てば、トランプ減税の一部は延長されず、関税は一部にとどまるだろうが、保護主義の多くが残り、ドル安が進む可能性がある」と。
さらに、「選挙が終わるまで、インフレや業績、経済、金融当局の動向によって取引されるだろう」と。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト
米連邦公開市場委員会(FOMC)による9月利下げの可能性に加え、ドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利するとの見方が強まり、米国株に資金が集まっていると。

【米国債】
◆小幅安
//▲▽◇◆◆//◆
・米国債は下落。( 利回り上がる )

・今週は、米金融当局がインフレ目標の基準とする個人消費支出(PCE)価格指数など経済指標の発表が控えている。

・米10年債利回り
⇒4.25% +1.4 +0.32%
⇒4.24% +3.9 +0.92%
⇒4.20% +4.4 +1.07%
  
>>7.19
BNYメロンの市場戦略・インサイツ責任者、ボブ・サベージ氏
「債券市場はひどい状態だ。民主党候補がバイデン氏ではなくなるかもしれないという問題のせいで、トランプ・トレードが展開する確率に混乱が生じている」と指摘。
「関税引き上げとドル安を伴う新たな米政策への懸念から、市場に圧力がかかり、世論調査もスクリーンの一部になっている」と。

【原油】
▼続落
//◆▼▽◆▲//▼ 
・バイデン氏の大統領選撤退が市場にどう影響し得るのか見極める動きとなった。
・再選を目指さないというバイデン氏の決定を受けて、原油アナリストはトランプ氏の勝利を織り込みつつあると、一部のトレーダーは指摘。-- トランプ氏は米原油生産の拡大を推し進める方針で、長期的には原油価格を下押しする可能性がある。

・WTI先物8月限は、前営業日比35セント(0.4%)安の1バレル=79.78ドル。
・ロンドンICE北海ブレント9月限は23セント(0.3%)下げて82.40ドル。

>>7.17
TDセキュリティーズの商品アナリスト、ダニエル・ガリ氏
トレンドフォロー型のアルゴリズム取引は週初から売りの態勢に入っており、大規模な売り浴びせが起きる可能性は残されていると分析している。

【NY金】
◆小幅安
//◇▽▲◆◆//◆ 
・バイデン氏が再選を目指さないとの決断を下したことや、それがトランプ氏のホワイトハウス返り咲きの可能性にどう影響するのかが意識された。
・スポット相場は上げを消す展開となった。バイデン氏はハリス氏を大統領候補として支持したが、ハリス氏は来月の民主党全国大会で正式な指名を獲得する必要がある。

・金先物12月限は、4.70ドル(0.2%)下落し2442.10ドル。

7.22
TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏
新たな不確実性が安全逃避先としての金の妙味を高める一方、トランプ・トレードの反転は一段の売りを誘発する可能性があるとリポート。
市場ではまた、アジアで買い疲れの兆候が見られることも意識された。中国での需要が減少しつつあることを示唆している。-- 上海先物取引所での動向も踏まえると、「金には下方向の窓が開いている」ことが示唆されるとガリ氏。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,198.78 +43.06 +0.53%
独DAX指数 18,407.07 +235.14 +1.29%
仏CAC指数 7,622.02 +87.50 +1.16%
⇒△nr.10MA突破 ⇒-△nr下落.様子見 ⇒△反発.買戻し
⇒▲陰.調整.Sup20MA ⇒▲wr.20MA割れ ⇒▽反発.買戻し 
⇒+▼nr上げ.様子見 ⇒▼nr逆立.安値圏 ⇒△反発.買戻し

▽反発 
//▲◆◆◆▲//
・22日の欧州株は上昇。--テクノロジー株が買いを集めたほか、投資家はバイデン米大統領の大統領選撤退表明を意識した。
・ストックス欧州600指数は0.9%上昇。
・テクノロジー株のほか銀行株も上昇。--オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングは2.5%高。
・旅行・娯楽銘柄は売られた。

【欧州債】
◆英国債が下落 
//◇◇◆◇◇//◆ 
・欧州債市場ではドイツ債が下落。
・公共部門の賃上げを手掛かりに英国債は下落。英タイムズ紙が報じたところによれば、独立機関が180万人の教師と医療従事者に対し5.5%の昇給を勧告したのに対し、労働党政府は3%の昇給分しか予算を割り当てていない。

・独国債10年物
⇒2.50% +0.03
⇒2.46% +0.03
⇒2.43% +0.01
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.16% +0.04
⇒4.12% +0.06
⇒4.06% -0.01
---------------------------

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