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2024年7月31日水曜日

ドル下落 円全面高.152円半ば 原油.▲切下げ.74ドル台 令和6.7.31.Wed

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.三村新財務官が円安のデメリット指摘
財務省の国際部門トップに31日就任する三村淳財務官は、足元の円安について、輸入物価を押し上げて国民生活に影響を与えるなどデメリットの方が大きいとの認識を示した。~最近の円安はエネルギーや食品価格の上昇を招いており「デメリットが少し目立つ」と指摘。

②.マイクロソフトとAMD決算
マイクロソフトの4-6月(第4四半期)決算では、クラウドサービス「Azure(アジュール)」の増収率が四半期ベースで鈍化した。~アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は7-9月(第3四半期)の売上高について楽観的な見通しを示した。新たなAIプロセッサーが業績拡大に寄与しつつあることを示唆。

③.ハリス氏がリード奪う
米民主党の大統領候補になることが確実視されているハリス副大統領は、激戦7州で共和党候補トランプ前大統領のリードを奪ったことが、最新世論調査で示された。~若者や黒人、ヒスパニック系有権者の間で広がる熱狂の波に乗っている格好だ。激戦州でのハリス氏の支持率は48%、トランプ氏は47%と、互角の戦いとなっている。

④.ゴールドマンCEO
米連邦公開市場委員会(FOMC)は31日に政策金利を据え置くと予想されているが、市場は声明やパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見から近い将来の利下げのヒントを探ろうとするだろう。~ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、年内に1回ないし2回の利下げが実施される可能性が高まっていると述べた。

⑤.イスラエルが報復攻撃
イスラエル軍は、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの司令官を標的にベイルートで攻撃を実施。~27日にイスラエルが占領するゴラン高原がロケット弾による攻撃を受けて12人が死亡したことへの報復措置。
31日 【日本株】
日経平均 39,101.82 +575.87 +1.49%
TOPIX 2,794.26 +39.81 +1.45%
日経平均 ⇒△反発.+2Gap ⇒▽切り返し ⇒▽吞込み反発
TOPIX  ⇒△反発.+2Gap ⇒-▽nrはらみ.様子見 ⇒▽吞込み反発
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【日経平均VI】
日経平均VI 21.39 -0.38 -1.75% ⇒▼拍子木
日経平均VI 21.77 +0.34 +1.59% ⇒△陽
日経平均VI 21.43 -0.77 -3.47% ⇒◇nr下落
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31日、株が大幅高、日銀が追加利上げ決定-債券安く、円乱高下

・31日の株式相場は追加利上げの発表を受けて買いが優勢となり、大幅高で終了。
・金利上昇が収益にプラスに働く銀行や保険など金融株が一段高となり、午前は下げが目立っていた半導体関連株も取引終了にかけて急速に買われた。

・東京エレクトロンなどハイテク株も急騰。米国が検討する新たな対中半導体輸出規制で日本や韓国、オランダを除外すると、ロイターが午後に報じた。
・塩野義製薬は第1四半期の営業利益が市場予想を下回ったことで売られた。
・今期利益予想を上方修正したファナックは高い。

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大和証券の阿部健児チーフストラテジスト
・結果発表前のリポートで、市場では追加利上げは見送るとみられていたため、「追加利上げが決定されればサプライズ」と指摘。
・為替市場で「円高・ドル安が進行し、相対的に内需株、金融株にポジティブ」に働くとみていた。

大和証券の坪井裕豪チーフストラテジスト
・対中半導体規制は「7月下旬から日本株が下げた大きな要因の一つ」だったとし、除外の報道は「相当な買い戻し材料」になり、半導体関連株の上昇はしばらく続くと。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンドマネジャー
・日銀決定会合の結果はおおむね想定通りとした上で、8月15日に発表される4-6月期実質GDPなど経済指標で景気堅調の確信が持てれば、日経平均は最高値更新の可能性もあると。

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日経平均は3日続伸、日銀会合発表後に対中半導体輸出規制の解除報道で半導体株急進

・ナスダック下落やエヌビディアが7%下落したことなどが影響して、東京市場はハイテク株中心に売り優勢で取引を開始。

・一部で日本銀行が政策金利を0-0.1%から0.25%に引き上げると報じられたことで、長期金利の指標となる10年物国債利回りが前日比0.06ポイント上昇の1.055%まで上昇。為替が1ドル152円台まで円高ドル安が加速したことで日経平均は一時38000円台を割り込んだ。
・後場、日銀が国債買入の減額計画と0.25%までの利上げを発表したことで、為替、株が乱高下。一時1ドル151円50銭台まで円高ドル安が進む場面も見られたが、円買い一巡後は153円台前後での落ち着いた動きに。
・14時30分過ぎに「米、新たな対中半導体輸出規制で日本や韓国を除外へ」と伝わったことから半導体株が急伸。日経平均は39000円台を回復して取引を終えた。

・大引けの日経平均は前日比575.87円高(+1.49%)の39101.82円。

・銀行業、海運業、証券・商品先物取引業、パルプ・紙、鉱業などが上昇。
・空運業、輸送用機器の2セクターのみ下落。

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【個別銘柄】マキタ、愛三工、OLC、野村HD、三菱UFJ、TDK など 


▽マキタ 4938 +315大幅続伸。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は213億円で前年同期比30.9%増となり、据え置きの通期計画750億円、前期比13.3%増に対する進捗率は28%に達している。円安効果が大幅増益の背景で、為替要因通期の為替前提は対ドルで145円、対ユーロで155円、現状水準での推移が続けば、大きく上振れが想定できる状況とみられる。

▽愛三工 1544 +233急騰。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は58億円で前年同期比47.4%増となり、通期予想は従来の160億円から190億円、前期比22.6%増に上方修正している。想定と比べて為替相場が円安傾向で推移していることに加え、販売数量や収益改善効果も想定以上のようだ。
業績上振れに伴い配当計画も上方修正、年間配当金は56円から63円に引き上げており、前期比では10円の増配となる。

▲OLC 4282 -267大幅続落。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は333億円で前年同期比13.8%減となり、350億円程度の市場予想をやや下回ったとみられる。TDR40周年の反動やファンタジースプリングス開業に伴う費用増などが減益決算の背景とみられるが、市場の期待に対しては、入園者数が伸び悩む形になっているようだ。
通期コンセンサスは会社計画を上回る水準になっており、2ケタ減益決算にネガティブな反応が先行。

▽野村HD 940.1 +31.2大幅反発。
前日に第1四半期決算を発表、純利益は689億円で前年同期比3.0倍となり、前四半期の681億円も上回る着地となった。個人向け、投資運用、法人向けの3部門全てで増収増益に。31年3月期に8-10%以上に引き上げる方針を公表していたROEも、第1四半期は8.1%の水準となっている。
4-6月期の日経平均がボックス圏で推移していた中、想定以上に堅調な業績として評価の動きが先行する形。

▽三菱UFJ 1750 +69.5大幅反発。
メガバンクに買いが先行、銀行セクターは業種別上昇率のトップになった。日銀が本日午後の金融政策決定会合で追加利上げを決め、0-0.1%の政策金利を0.25%程度に引き上げた。政策金利は2008年12月以来、15年7カ月ぶりの水準に戻る。
足元での円高反転などで、今回の会合での利上げは見送られるとの見方も強かっただけに、銀行株にとってはポジティブなインパクトにつながった。

▽TDK 10535 +390大幅続伸。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は579億円で前年同期比2.2倍となり、410億円程度の市場予想を上振れている。小型二次電池などエナジー応用セグメントが好調、HDDなど磁気応用セグメントも期待以上だったとみられる。
通期予想1800億円、前期比4.1%増は継続しているが、1ドル=140円などの為替前提も据え置かれており、上振れ期待の一段の高まりへとつながっている。

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7.31 動いた株・出来た株
◇愛三工業<7283> 1510 +199 ⇒ 第1四半期大幅増益で通期業績・配当予想上方修正。
◇理想科学工業<6413> 3285 +371 ⇒ 業績上方修正や自社株買いを評価。
◇マキタ<6586> 4908 +285 ⇒ 円安効果で第1四半期は大幅増益に。
◇TDK<6762> 10530 +385 ⇒ 第1四半期大幅増益で市場予想も上振れ。
◇三井住友トラストHLDG<8309> 3844 +126 ⇒ 第1四半期大幅増益決算を評価。
◇マネックスグループ<8698> 728 +24 ⇒ ビットコイン価格の上昇基調を材料視。
◇三井住友FG<8316> 10795 +350 ⇒ 日銀の利上げ検討報道が伝わり銀行株高。
◇野村HD<8604> 938 +29.9 ⇒ 第1四半期純利益は大幅増益で前四半期比でも増益。
◇きもと<7908> 238 +27 ⇒ 通期業績予想を上方修正している。
◆オリエンタルランド<4661> 4208 -341 ⇒ 第1四半期営業益は2ケタ減益で市場予想もやや下振れ。
◆村田製作所<6981> 3316 -198 ⇒ 第1四半期大幅増益もコンセンサス下振れ。
◆LIXIL<5938> 1702 -90 ⇒ 第1四半期は最終赤字に転落へ。
StockCharts ⇒  
7.30
NYダウ   40,743.33 +203.40 +0.50%
NASDAQ 17,147.41 -222.78 -1.28%
S&P500   5,436.44 -27.10 -0.49%

NYダウ(INDU) ⇒△wr.Cog.10MA突破 ⇒▼かぶせ.調整 ⇒▽クアトロ
NASDAQ(COMPQ) ⇒◇nrはらみ反発 ⇒+◆nr陰上げ.様子見 ⇒◆wr逆立
S&P500(SPX) ⇒△反発.50MA突破 ⇒+◆nr陰上げ.様子見 ⇒▼wr逆立  
【 SOX指数 】
4890.15 -197.47 (-3.88%) ⇒+◆自立反発 ⇒▲吞込み.調整 ⇒▲Wr逆立.窓埋め

【 VIX恐怖指数 】
17.69 +1.09 (+6.57%) ⇒▲wr下落 ⇒+nr上げ ⇒▽wr反発
⇒ +6.57P
⇒ -0.30P
⇒ +2.23P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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日本経済新聞 電子版 ⇒  
▽クアトロ ⇒ ダウ工業株30種平均は反発。
・米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げを始め、米経済がソフトランディング(軟着陸)に向かうとの期待が株式相場の支えとなった。一方で、決算を発表した一部の銘柄に売りが出た。ハイテク株の下げも目立ち、ダウ平均は小幅に下げる場面があった。

◆wr逆立 ⇒ ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落。
・エヌビディアが7%安で終えるなど半導体株の下げが目立った。
・のテスラ(TSLA)は意図せずにボンネットが開く不具合で185万台をリコールしたことが明らかになり、売られた。
//◇◆▲▲◇◆//◇▲ ドル円 152円台( 金融政策意識 )
//◇◆▲▲◇◆//◆▲ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▼▼◇▽▼//▲▲ 原油 74ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▲ドル下落 円全面高.152円半ば 原油.▲切下げ.74ドル台 
7.31
米ドル/円 152.60 152.62
ユーロ/円 165.05 165.09
ユーロ/米ドル  165.05 165.09
英ポンド/円 195.88 195.93
豪ドル/円 99.79 99.83
スイスフラン/円 172.82 172.88   
原油(WTIC原油先物) 74.73 -1.08 -1.42% ⇒▼wr吞込.Reg200MA ⇒▲wr切下げ ⇒▲切下げ

◇ドル小反発 円もみあい.154円台 原油.▲wr切下げ.75ドル台  
7.30
米ドル/円 154.05 154.06
ユーロ/円 166.71 166.74
ユーロ/米ドル  1.0822 1.0823
英ポンド/円 198.14 198.17
豪ドル/円 100.92 100.94
スイスフラン/円 173.81 173.84   
原油(WTIC原油先物) 75.81 -1.35 -1.75% ⇒▽買戻し ⇒▼wr吞込.Reg200MA ⇒▲wr切下げ

◆ドルもみあい 円もみあい.153円後半 原油.▼wr吞込.77ドル台  
7.29
米ドル/円 153.70 153.73
ユーロ/円 166.90 166.95
ユーロ/米ドル  1.0859 1.0860
英ポンド/円 197.80 197.90
豪ドル/円 100.73 100.79
スイスフラン/円 173.91 174.02   
原油(WTIC原油先物) 77.16 -1.12 -1.43% ⇒◇nrはらみ反発 ⇒▽買戻し ⇒▼wr吞込.Reg200MA

NYダウは203ドル高、FOMC結果発表待ちの調整
1.
・連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えた調整が続き、寄り付き後、まちまち。

・ダウは金融セクターが支援し、終日底堅く推移し終盤にかけ上げ幅を拡大した。

・ナスダックはローテ―ションに加え、連邦公開市場委員会(FOMC)や主要ハイテク企業の決算を控えた警戒感にハイテクの手仕舞い売りが加速し、下落。
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・午前発表の7月の米消費者信頼感指数は100.3と6月改定値の97.8から改善し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(99.5)も上回った。米景気が底堅さを保っているとの見方につながった。6月の米雇用動態調査(JOLTS)では非農業部門の求人件数が818万4000件と、QUICK・ファクトセットがまとめた市場予想(800万件)を上回った。

・市場では、米経済が減速するなかでも底堅さを保っていると受け止められた。相対的な出遅れ感があるとみられている景気敏感株の一部に買いが入った。中小型の内需株を中心に構成するラッセル2000株価指数は反発して終えた。

・ダウ平均は下落に転じる場面があった。朝に発表した2024年4〜6月期決算で売上高が市場予想を下回ったプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が5%近く下落した。業績見通しを引き下げたメルクは9.8%安で終えた。午後にはイスラエルがイスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部を標的にレバノンの首都を空爆したと伝わった。リスク回避の姿勢が強まり、株売りが広がる場面があった。

2.
・エネルギー、銀行が上昇。
・半導体・同製造装置が下落。

・ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースといった金融株が上昇。
・マクドナルドやアメリカン・エキスプレスなどの消費関連の一角にも買いが入った。
・アナリストが目標株価を引き上げたトラベラーズも高かった。


・インテルとキャタピラーが下げた。
・マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムが下げた。
・ヘルスケア商品のメルク(MRK)は四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったものの、HPVワクチンの売り上げや通年の売上高予想が予想を下回り、下落。
・ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)は取引終了後に四半期決算を発表。クラウドサービスの収入の伸びが冴えず、時間外取引で売られている。

3.
・エヌビディアが7%安で終えるなど半導体株の下げが目立った。
・電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は意図せずにボンネットが開く不具合で185万台をリコールしたことが明らかになり、売られた。

SOX指数 銘柄 ⇒
★ TSM 154.54 -3.42%
★ エヌビディア 103.73 -7.04%
◆ ASML 860.24 -1.18%
◆ インテル 30.13 -2.27%
★ QCOM クアルコム 166.94 -6.55%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 196.74 -4.30%
◆ AMD 138.44 -0.94%
★ MU ミクロン・テクノロジー 102.56 -4.90%
★ テラダイン 121.34 -5.15%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 160.01 -1.19%
◆ エヌビディア 111.59 -1.30%
◆ ASML 870.55 -1.83%
◆ インテル 30.83 -1.66%
◆ QCOM クアルコム 178.64 -0.78%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 205.57 -0.44%
◆ AMD 139.75 -0.17%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 107.85 -1.43%
◇ テラダイン 127.93 +1.16%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 161.94 +1.04%
◇ エヌビディア 113.06 +0.69%
☆ ASML 888.39 +2.99%
◇ インテル 31.35 +0.80%
☆ QCOM クアルコム 180.05 +2.66%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 206.47 +2.05%
◇ AMD 139.99 +1.21%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 109.41 +1.82%
◇ テラダイン 126.46 +1.71%
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【NY外為】
▲ドル下落 円全面高
//◆▲▲◇◆//◇▲ 
・逃避先通貨が他の主要通貨を上回るパフォーマンスとなった。--中東の緊張激化が懸念されたほか、FOMC結果を翌日に控えた米ハイテク株の下落が影響した。
・ドル・円は米国債利回りの低下と、ポンド・円の売り、商業筋の資金フローに圧迫された。一時1ドル=152円87銭を付けた。

ドル円相場は
⇒¥152.89 -¥1.13 -0.73%
⇒¥154.03 ¥0.27 +0.18%
⇒¥153.76 -¥0.18 -0.12%

7.30
マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏
「15bpの引き上げとなれば、円相場は反応するかもしれないが、それまでは言葉に過ぎない」と。「15bpの利上げを正当化できるような十分な経済活動があるとは考えていない」と。

ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者
年内に1回ないし2回の利下げが実施される可能性が高まっていると述べた。今年利下げはないとしていた2カ月前の予想を修正した。
「秋に1回か2回の利下げが行われる可能性が高まっているようだ」と。「消費行動に何らかの変化が起きているのは間違いない。インフレ圧力が緩やかになりつつあるとはいえ、長らく続いた物価高の累積的な影響が出ている」と。

【米国株】
◆下落
//▽◆▲▲▽//◇◆ 
・30日の米国株式市場では主要中央銀行の政策決定を控え、大型株が売りを浴びた。
・地政学的リスクを背景に、米国債と金は安全性への逃避で上昇した。
・S&P500種採用銘柄の大半が上昇した一方、ハイテク株が下げて指数を圧迫した。
・今週は他にも大型ハイテク決算が控えている。31日の連邦公開市場委員会(FOMC)決定にも市場は身構えている。

・エヌビディアは7%急落。 
・引け後に発表されたマイクロソフトの決算はクラウド事業の売上高がウォール街予想に届かず、時間外で株価は一時5%下げた。


7.30
セブンス・リポートのトム・エッセイ氏
「最近のハイテク株安を考慮すれば、FOMCが9月利下げのシグナルを送らない場合に市場で起きる反応は厳しいものになり得る。特に決算が予想を下回った場合はなおさらだ」と。

【米国債】
▽上昇
//◆◇◆▽▽//◇▽
・米国債は上昇。( 利回り下落 )

・利回りがこの日の最低を付けたのは午後の取引で、イスラエルのレバノン攻撃に反応した逃避が影響した。

・米10年債利回り
⇒4.14% -3.7 -0.88%
⇒4.17% -2.3 -0.56%
⇒4.19% -4.9 -1.15%
  
  
7.30
バンク・オブ・アメリカ(BofA)
S&P500種株価指数は恐らく今年の高値を付けてしまった可能性があるが、それでも投資家に残された機会は十分にあると。

BofAのサビタ・スブラマニアン氏
「最近見られた相場の下落が最悪期を過ぎたと判断するのはほぼ不可能だが、株式市場の背景は良好だと今もな考えている。底堅い成長とインフレ率の低下、利下げの可能性が高いこと、そしてAI支出がその理由だ」と。
「2023年半ばのセンチメントは著しくネガティブで、当社のツールは経済と企業利益の方向がネガティブよりもポジティブなサプライズになると示唆していた」と。
「今のセンチメントは中立で、ポジティブなサプライズの余地は縮小している」と。

【原油】
▲続落
//▼▼◇◇▲//▲▲ 
・中国需要の見通しの暗さが引き続き意識されている。
・シティグループなどが中国の国内総生産(GDP)見通しを下方修正するなど、原油需要の見通しは弱いままだ。ブルームバーグの調査によると、市場関係者の間では中国の2024年下期の原油輸入量は前年同期比横ばいか微増が見込まれている。

・WTI先物9月限は、前日比1.08ドル(1.4%)安の1バレル=74.73ドル。
・ロンドンICE北海ブレント9月限は1.15ドル(1.4%)下げて78.63ドル。

>>7.29
BofAのテクニカルストラテジスト、ポール・シアナ氏
「原油価格は過去1年余り、狭いレンジあるいは三角もちあいで推移してきた」とリポートで指摘。
「マクロ面でのリスクプレミアム一部消失や、世界需要と供給削減の両方またはいずれか一方への期待が消えることがおそらく視野に入り、2024年末までに原油価格は63.02ドルまで急落する可能性がある」と。

【NY金】
▽反発
//◆◇◇◆◆//◆▽ 
・スポット価格は一時1.1%上昇し、約2週間ぶりの大幅高となった。
・イスラエル軍がレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの司令官を標的にベイルートで攻撃を実施したのを受け、安全な逃避先としての金買いが活発になった。

・金先物12月限は、前日比26.40ドル(1.1%)高の2451.90ドル。

7.30
WGCのストラテジスト、ジョセフ・カバトーニ氏
中国などアジア地域の富裕層やアセットマネジャーが「信用、債務、その他の金融情勢を巡る懸念」の強まりを受けて金に殺到したと。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,274.41 -17.94 -0.22%
独DAX指数 18,411.18 +90.51 +0.49%
仏CAC指数 7,474.94 +31.10 +0.42%
⇒▽wr逆立.50MA突破 ⇒△nr.高値 ⇒▼nr.調整
⇒▽切り上げ.買い戻し ⇒▼wrかぶせ.調整 ⇒△nrはらみ.様子見
⇒▽自立反発 ⇒▼wrかぶせ.調整 ⇒△nrはらみ.様子見

◇上昇 
//▽◇◆◆▽//◆◇
・30日の欧州株は上昇。-- ユーロ圏経済の4-6月(第2四半期)の成長が予想を上回ったことが好感された。
・投資家の関心は週内に発表される主要中央銀行の金利決定に集中している。
・ストックス欧州600指数は0.5%高。
・建設や工業、保険関連銘柄が上昇。
・鉄鉱石や銅の下落に連れ、鉱業株が下落。

【欧州債】
◇独債上昇 
//◆◇◆◇◇//◇◇ 
・欧州債市場ではドイツ債の利回り曲線がブルスティープ化。
・短期金融市場では欧州中央銀行(ECB)による来年の利下げ見通しが強まった。

・独国債10年物
⇒2.34% -0.02
⇒2.36% -0.05
⇒2.41% -0.01
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.04% -0.01
⇒4.05% -0.05
⇒4.10% -0.03
---------------------------

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