*かぶとうし塾


アーカイブ

2024年6月8日土曜日

▽ドル反発 円安進む 原油.◆nr.調整.75ドル台 令和6.6.8.Sat

StockCharts ⇒  
6.7
NYダウ   38,798.99 -87.18 -0.22%
NASDAQ 17,133.12 -39.99 -0.23%
S&P500   5,346.99 -5.97 -0.11%

NYダウ(INDU) ⇒▽買戻し.test10MA ⇒▽nr.10/50MA突破 ⇒▲nr.調整_Sup50MA
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽wr.High.高値更新 ⇒◆nr.高値調整 ⇒-nr下げ.調整2
S&P500(SPX) ⇒▽wr.High.高値更新 ⇒▼nr.高値調整 ⇒-▲nr.調整2 
【 SOX指数 】
5,287.24 -14.44(-0.27%) ⇒▽wr.High高値 ⇒▼nr.高値調整 ⇒-nr.調整2

【 VIX恐怖指数 】
12.22 -0.36 (-2.86%) ⇒▲下落.10MA割れ ⇒▲nr切下げ ⇒▲切下げ
⇒ -2.86P
⇒ -0.40P
⇒ -4.03P

>20を超えると不安心理が高まった状態

-------------------------------------------------------------
日本経済新聞 電子版 ⇒  
▲nr.調整_Sup50MA ⇒ ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落。
・7日発表の5月の米雇用統計は就業者数の伸びが市場予想を上回った。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期が遅れるとの観測が米株相場の重荷となった。半面、米景気が市場の想定ほど減速していないとの見方は支えとなった。

▲nr.調整2 ⇒ ナスダック総合株価指数は続落。
・金利と比べた株式の相対的な割高感が意識されたのもハイテク株を中心に重荷となった。
・アルファベットやネットフリックスが下落。
・株式分割を控えたエヌビディアは小幅安。
//◇◆◇◇◆◇//◆▲▲▽◆▽ ドル円 156円台( 金融政策意識 )
//◆◇◇◆◆◇//◆◆▲◇◆◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_=▽▲▲▼//_▲▲▽▽◆ 原油 75ドル台 (社会システムの正常化待ち )
--------------------------------------------------------------
外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▽ドル反発 円安進む 原油.◆nr.調整.75ドル台  
6.8
米ドル/円 156.69 156.72
ユーロ/円 169.24 169.33
ユーロ/米ドル 1.0800 1.0804
英ポンド/円 199.34 199.42
豪ドル/円 103.14 103.19
スイスフラン/円 174.83 174.94
原油(WTIC原油先物) 75.53 -0.02 -0.03% ⇒▽反発.拍子木 ⇒▽陽.買戻し ⇒◆nr.調整

◆ドルもみあい 円安一服.155円台 原油_▽陽.買戻し.75ドル台 
6.7
米ドル/円 155.58 155.60
ユーロ/円 169.43 169.51
ユーロ/米ドル 1.0889 1.0895
英ポンド/円 199.00 199.07
豪ドル/円 103.73 103.77
スイスフラン/円 174.87 174.97
原油(WTIC原油先物) 75.55 +1.48 +2.00% ⇒▼陰.Low② ⇒▽反発.拍子木 ⇒▽陽.買戻し

▽ドル反発 円安へ転換 .156円台 原油.▽反発.74ドル  
6.6
米ドル/円 156.04 156.07
ユーロ/円 169.60 169.69
ユーロ/米ドル 1.0869 1.0873
英ポンド/円 199.53 199.63
豪ドル/円 103.74 103.79
スイスフラン/円 174.62 174.73
原油(WTIC原油先物) 74.07 +0.82 +1.12% ⇒▲Low.大幅下落 ⇒▼陰.Low② ⇒▽反発.拍子木

NYダウは87ドル安、早期利下げ期待が後退
1.
・5月雇用統計が想定以上に強く早期利下げ期待を受けた買いが後退し、寄り付き後、下落。

・同時に、経済に楽観的な期待も広がり、一時上昇する局面もあった。

・しかし、長期金利上昇を嫌気した売りに押され、相場は下落で終了。

・7日の米債券市場で長期金利は4.4%台前半に上昇(前日終値は4.29%)した。金利と比べた株式の相対的な割高感が意識されたのもハイテク株を中心に重荷となった。

・雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比27万2000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(19万人増)を上回った。平均時給も0.4%増と市場予想(0.3%増)より高まった。失業率は3.9%から4%に上昇したものの、総じて労働市場の底堅さを示す内容だった。

・雇用統計の上振れはインフレ圧力の継続に対する懸念を強めた。市場では、FRBが利下げの判断を下すには「労働需給の緩和を示すさらなるデータを待つ必要がある」(CIBCキャピタル・マーケッツのアリ・ジャフェリー氏)との見方があった。FRBが9月に利下げに転じるとの期待が後退し、米株に売りが出た。

・もっとも、ダウ平均の下値は堅く、上昇する場面も目立った。前日にかけては米経済の減速を示す指標の発表が相次いでいたため、雇用統計を受けて景気が下振れするとの懸念が和らいだ。市場では「堅調な労働市場が消費を支え、企業収益の拡大につながる」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との声があり、株買いを誘った。

2.
・銀行や保険が上昇。
・不動産が下落。

・スリーエムやJPモルガン・チェース、アップルは上昇。
・携帯端末のアップル(AAPL)は来週10日に開幕する世界開発者会議(WWDC)で生成人工知能(AI)を巡る新戦略発表が期待され、買われた。
・電子、消費者・オフィス製品を扱う3M(MMM)もアナリストの投資判断引き上げで、上昇。
・靴メーカーのスケッチャーズ(SKX)はアナリストが卸売り環境の改善や堅調な履物販売のトレンドを受けて、同社の投資判断を引き上げ、上昇。
・バイオのジェロン(GERN)は血液疾患治療薬を巡り食品医薬局(FDA)の承認を得たことが好感され急伸。


・ユナイテッドヘルス・グループやウォルマート、マクドナルドの下げが目立った。
・ホーム・デポとアマゾン・ドット・コムにも売りが出た。
・ゲーム販売のゲームストップ(GME)はミーム株ブームの仕掛け人とされるギル氏による生配信前に、予定を前倒しして発表した第1四半期の売り上げが29%減となったほか、クラスA株を追加で7500万株売却する方針を発表し、下落。

3.
・金利と比べた株式の相対的な割高感が意識されたのもハイテク株を中心に重荷となった。
・アルファベットやネットフリックスが下落。
・株式分割を控えたエヌビディアは小幅安。
SOX指数 銘柄 ⇒
◇ TSM 164.39 +1.43%
◆ エヌビディア 1208.88 -0.09%
◆ ASML 1028.42 -2.30%
◇ インテル 30.74 +1.05%
◆ QCOM クアルコム 206.62 -1.35%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 221.73 -0.01%
◇ AMD 167.87 +0.65%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 130.94 +0.67%
◆ テラダイン 140.9 -1.63%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 162.07 -0.52%
◆ エヌビディア 1209.98 -1.18%
◇ ASML 1052.61 +1.08%
◆ インテル 30.42 -1.17%
◆ QCOM クアルコム 209.44 -1.16%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 221.75 -0.73%
◇ AMD 166.78 +0.37%
★ MU ミクロン・テクノロジー 130.07 -2.72%
◆ テラダイン 143.23 -1.49%
--------------------------------------------------------------
162.92 +6.85%
☆ エヌビディア 1224.4 +5.16%
☆ ASML 1041.34 +9.52%
◇ インテル 30.78 +2.50%
☆ QCOM クアルコム 211.9 +3.68%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 223.37 +5.25%
☆ AMD 166.17 +3.86%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 133.71 +5.58%
☆ テラダイン 145.39 +4.13%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
▽ドル反発 円安進む
//_◇◇◆◇//▲▲▽◆▽ 
・ドル指数が約1カ月ぶりの水準に上昇。-- 5月の米雇用統計が予想以上の強い内容となり、予想される利下げ開始の時期が先送りされた。
・ドルは対円で157円8銭まで上昇した後は伸び悩む展開。週間では約0.4%の下落。

ドル円相場は
⇒¥156.75 ¥1.14 +0.73%
⇒¥155.63 -¥0.48 -0.31%
⇒¥156.14 ¥1.26 +0.81%

6.7
ブラックロックのポートフォリオマネジャー、ジェフリー・ローゼンバーグ氏
「FOMCはインフレとの闘いに勝った。ソフトランディングを目指す闘いで負けたくない」と。
「この非対称性が広い意味での市場の反応をいくらか和らげると思う。状況はさほど変わっていないように見受けられる」と述べた。

【米国株】
◆下落
//_=▲▲◇//◇◇▽◆◆ 
・長期金利上昇を嫌気した売りに押され、相場は下落。
・雇用統計を受けて、企業利益を損ないかねない景気減速への不安が緩和された。
・銀行株が上昇した一方、大型ハイテク株は総じて下落。

・米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策決定を明らかにする12日には、5月の消費者物価指数(CPI)が発表される。

6.7
クリアブリッジ・インベストメンツのジェフ・シュルツ氏
5月の米雇用統計について、「9月利下げの可能性は実質的に消えた」と話す。
「米金融当局は確実にインフレ率が持続的に目標に回帰するよう、向こう1四半期は忍耐強く、データ次第の姿勢で臨むことができる」と述べた。

シティグループとJPモルガン・チェースのエコノミストは
雇用統計を受けて、利下げ予想を変更した。両社ともこれまでは、7月の利下げ開始を予想する少数派だった。

シティのアンドルー・ホレンホースト氏
今では9月と11月、12月に利下げがあると予想。

JPモルガンのマイケル・フェローリ氏
11月の利下げ開始を見込んでいる。

エバコアのクリシュナ・グハ氏
強い雇用統計が利下げの緊急性を低下させると認めつつ、それを決定するのは雇用者数ではなくインフレだと指摘。
「9月の利下げを含む今年2回の利下げというのが、かろうじて正しいベースラインだとわれわれはなおも考えている」とグハ氏。「いずれの方向にせよ本当の意味で市場を動かすデータは、きょうの雇用統計ではなく、来週明らかになるCPIだ」と述べた。

ラザードのチーフ・マーケット・ストラテジスト、ロナルド・テンプル氏
「米経済がインフレ減速と粘り強い雇用が重なる『ゴルディロックス』的な瞬間を享受しているのか、あるいはインフレ圧力はなおも続いているのか、来週のCPIで状況が多少明確になるだろう」と。

ブルームバーグエコノミクスのアナ・ウォン氏
来週のFOMCは今年の会合の中でも特に決定的なものになると。
政策金利の据え置きが広く予想されており、市場の関心は最新の経済見通しに集中する。3月の経済見通しでは、今年3回の利下げが引き続き見込まれていた。
「新しい金利予測分布図(ドットプロット)は、今年2回の0.25ポイント利下げを示唆する可能性が高い」とウォン氏は述べた。

【米国債】
▲下落
//_▲▲▽▽//▽▽▽▲▲
・米国債は下落。( 利回り上がる )

・米国債利回りが上昇、予想外に強い雇用統計で利下げ見通し後退。-- 5月の非農業部門雇用者数は27万2000人増加し、全てのエコノミスト予想を上回った。賃金の伸びも加速した。失業率は4%に上昇した。

・米10年債利回り
⇒4.43% 14.5 +3.37%
⇒4.29% 1.0 +0.22%
⇒4.28% -5.0 -1.17%
  
6.7
eToro(イートロ)のブレット・ケンウェル氏
雇用統計には強弱材料が入り交じっている。米経済が何らかの急降下に向かうとの心配を和らげる一方で、金融緩和への期待を押し戻す内容になった。
「きょうの雇用統計は利下げ期待を押し下げる可能性がある」としつつ、「しかし強い労働市場は結局のところ、まったく悪いものではない。特に個人消費に大いに依存する経済ではなおさらのことだ」と述べた。

【原油】
◆ほぼ変わらず
//_▽▲▲▼//▲▲▽▽◆ 
・油先物相場はほぼ変わらず。週間では値下がりした。
・石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が2日に生産削減幅の縮小計画を示したことを受け、アルゴリズム取引を行うトレーダーの間で売りが加速した。

・WTI先物7月限は前日比ほぼ変わらずの1バレル=75.53ドル。
・ロンドンICE北海ブレント8月限は25セント(0.3%)安の79.62ドル。

6.7
PVMオイル・アソシエーツのアナリスト、ジョン・エバンス氏
「「OPECプラスのメンバーは6日、担当閣僚を集結させ、一致団結してアピール攻勢を開始した」と指摘。
「この介入は非常にタイミングよく行われ、まずまずの成功を収めた」と。

【NY金】
▲反落
//_◇▲◇▲//◇◆◇◇▲
・ここ2年余りで最大の下げとなった。米雇用統計が力強い内容となったことで、早期の利下げ期待が後退した。
・この日の金相場は米雇用統計の発表前も軟調な展開となっていた。中国人民銀行(中央銀行)が5月に金購入を見送ったことが手掛かり。中国は、1年半続けていた大規模な金買い入れに終止符を打った。

・金先物8月限は65.90ドル(2.8%)下落し2325ドル。

6.7
サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏
「力強い雇用統計を受け、ここ1週間に強まってきていた利下げ観測の大部分が反転した」と指摘。
「この統計により早期の利下げ期待は排除された。賃金の伸びが根強く続き、雇用も大幅に増加していることから、市場を冷ますには高い金利が必要だ」と述べた。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,245.37 -39.97 -0.48%
独DAX指数 18,557.27 -95.40 -0.51%
仏CAC指数 8,001.80 -38.32 -0.48%
⇒▽nr反発 ⇒▽陽.10MA突破 ⇒▼拍子木.10MA割れ
⇒▽反発.test10MA ⇒△陽.10MA突破 ⇒▼拍子木.10MA割れ 
⇒▽反発.test10MA ⇒+▼陰上げ.様子見 ⇒▼吞込み.窓埋め

▼下落
//▽◆▲▽◇//◇◆▽▽▼
・7日の欧州株はストックス欧州600指数が0.2%安。
 ・予想以上に好調な米雇用統計が発表された後、0.8%安まで下げる場面もあったが、下げ幅を縮小した。
・不動産や公益が売られた。

【欧州債】
▲下落 
//◇◆◆◇◆//◇◇◇◆▲ 
・7日の欧州債市場は大半が下落。
 ・米雇用統計が予想以上に好調だったため、欧州中央銀行(ECB)の利下げ見通しが後退した。
・短期金融市場が織り込む年内のECB追加利下げ幅は一時29ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、0.25ポイントの利下げ1回を少し上回る程度にまで低下。年初には年間で最大6回の利下げがあり得ると見込まれていた。

・独国債10年物
⇒2.62% +0.07
⇒2.55% +0.04
⇒2.51% -0.02
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.26% +0.09
⇒4.17% -0.01
⇒4.18% +0.01
仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.ECB利下げも今後の方向示唆せず
ECBは中銀預金金利を3.75%に引き下げると発表した。それまでは9カ月にわたり過去最高の4%で維持していた。予告通りに金融緩和を開始したが、その後の追加利下げについて示唆することはなかった。~ECBは同時に、今年と来年のインフレ見通しを引き上げた。

②.日銀会合で国債減額の予想過半
日本銀行が来週に開く金融政策決定会合では、エコノミストのほぼ全員が追加利上げの見送りを予想する一方、過半が国債買い入れの減額を決めるとみている。追加利上げの時期は7月と10月が約3割で拮抗(きっこう)している。

③.米雇用者数は発表値より少なかったか
米国の労働市場は、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長らの認識と比べると、ずっと活気がないかもしれない。~雇用が既に減速しているなら、政策当局が長期にわたり金融引き締めを続けることで雇用を過度に鈍化させるリスクが高まる。

④.米単位労働コスト
1-3月(第1四半期)の米国の単位労働コスト(確報値)は4%上昇と、速報値の4.7%上昇から下方修正された。市場予想は4.9%上昇だった。~非農業部門の労働生産性指数(確報値)は同四半期に前期比年率0.2%上昇で、速報値の0.3%上昇から同じく修正された。

⑤.アラムコ
サウジアラビア政府が保有する国営石油会社サウジアラムコの株式120億ドル(約1兆8760億円)相当の売り出しでは、国外の投資家から旺盛な需要があった。~手厚い配当のほか、再生可能エネルギーや石油化学、ガスへの大規模な投資計画、さらに株式を割安で購入する機会が投資家を引き付けている。
7日 【日本株】
日経平均 38,683.93 -19.58 -0.05%
TOPIX 2,755.03 -2.20 -0.08%
日経平均 ⇒◆nr.BigDn.10MA割れ ⇒+▲nr上げ.様子見 ⇒-△nr下げ.様子見
TOPIX  ⇒◆陰.10MA割れ ⇒+▲nrはらみ.様子見 ⇒-△nr下げ.様子見
--------------------------------------------------------------
【日経平均VI】
日経平均VI 17.77 +0.03 +0.17% ⇒▽nr.よこばい
日経平均VI 17.74 -0.03 -0.17% ⇒-◇nr陽下げ
日経平均VI 17.77 +0.62 +3.62% ⇒▽浮上
--------------------------------------------------------------
7日、債券下落、米雇用統計控えて円は午後上昇-株式は小幅安

・7日の東東京株式相場は小幅下落。
・米雇用統計や来週の日銀金融政策決定会合を前に、積極的な買いが控えられた。

・傘下銀行と証券2社に対する行政処分の勧告検討が報じられた三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)を中心に銀行、輸送用機器、医薬品が安い。
・化学やサービス業、卸売業は上昇。
--------------------------------------------------------------
岡三証券の大下莉奈シニアストラテジスト
・米雇用統計の発表を控えて「様子見ムードが強い相場展開 」と指摘。
・前日と同様に日経平均の「3万9000円のラインが重い」とし、同水準を超えて一段高となるには「何か新しい突破口になるようなニュースが必要になる」と。
--------------------------------------------------------------
日経平均は小幅反落、雇用統計前で模様眺め強く25日線水準でのもみ合い

・米国株が高安まちまちだったものの、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が弱かったことから、東京市場はやや売り優勢で取引を開始。
・日経平均は前日比マイナス圏でスタートした後は、一時切り返すなど下への動きは強まらず。

・米雇用統計発表を前に様子見姿勢は強く、25日移動平均線が位置する38600円を挟んだもみ合い相場となった。

・大引けの日経平均は前日比19.58円安(-0.05%)の38683.93円。

・非鉄金属、サービス業、化学、海運業、鉱業などが上昇。
・電気・ガス業、輸送用機器、証券・商品先物取引業、石油・石炭製品、陸運業などが下落。

--------------------------------------------------------------

【個別銘柄】日東電工、J.フロント リテイリング、塩野義製薬 など 


▽日東電工 12300 +555大幅続伸。
大和証券では投資判断を「3」から「2」に、目標株価も9800円から14200円に引き上げた。実績・ガイダンスともにコンセンサスを下振れた決算発表以降、株価は下落基調にあるものの、大和証券では前第4四半期の一過性要因や市場回復、為替水準を考慮して業績予想を引き上げている。
25年3月期営業利益は会社計画1400億円に対して1700億円を予想。株主還元への前向きな姿勢変化なども評価。

▽J.フロント リテイリン 1639.5 +56大幅続伸。
SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も1800円から1900円に引き上げた。今期ガイダンスの弱さを懸念して株価が下落している一方、他の百貨店株は決算発表後に株価が上昇し、同社株の出遅れが目立ってきたと指摘。
業績は、名古屋店の大型改装の影響などを慎重に想定したガイダンスを上振れて進捗しており、第1四半期決算をカタリストに出遅れ修正が行われる可能性に期待。

▲塩野義製薬 6301 -934急落。
本日R&D説明会が開催されるが、説明会資料が前日に開示された。注目された肥満症治療薬S-309309に関して、フェーズ2試験速報が明らかになった。
単剤開発の可否判断の基準として設定していた、ベースラインからの体重減少率(群平均)は5%を超えなかったとされており、単剤での開発戦略から、「既存治療のアンメットニーズ」をふまえた新たな開発戦略を検討するとし、ネガティブインパクトにつながった。

--------------------------------------------------------------
6.7動いた株・出来た株
◇マネーフォワード<3994> 5195 +336 ⇒ 直近でメリルリンチ日本証券では買い推奨を継続。
◇日東電工<6988> 12340 +595 ⇒ 大和証券では投資判断を格上げ。
◇J.フロント リテイリング<3086> 1661.5 +78 ⇒ SMBC日興証券では投資判断を格上げ。
◇住友電気工業<5802> 2608.5 +95 ⇒ 独送電会社からケーブルプロジェクトの大型受注を発表。
◆トヨタ<7203> 3219 -54 ⇒ 三菱UFJ<8306>と三井住友<8316>の2メガバンクが保有株式売却を検討と ブルームバーグ報道。
◆塩野義製薬<4507> 6220 -1015 ⇒ 肥満症治療薬のフェーズ2試験結果を嫌気。
◆アドバンテスト<6857> 5327 -125 ⇒ 米エヌビディアは伸び悩んで反落へ。
◆三菱UFJ<8306> 1616 -34.5 ⇒ 顧客情報の無断共有で監視委が処分勧告と伝わる。
◆大阪チタニウムテクノロジーズ<5726> 2778 -60 ⇒ 目先の天井到達感から処分売りが優勢に。
Powered By Blogger