*かぶとうし塾


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2023年12月7日木曜日

◇ドルもみあい 円もみあい 原油.▲WR.Low.69ドル台 令和5.12.7.Thus

7日 【日本株】
日経平均 32,858.31 -587.59 -1.76%
TOPIX 2,359.91 -27.29 -1.14%
日経平均 ⇒◆窓埋め大幅調整 ⇒▽反発.Cog ⇒▲wr.切下げ調整
TOPIX  ⇒◆窓埋め調整 ⇒▽反発.Cog ⇒▼はらみ.様子見
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【日経平均VI】
日経平均VI 18.38 +0.16 +0.88% ⇒△吞込み.20MA突破
日経平均VI 18.22 +0.45 +2.53% ⇒▽上がる
日経平均VI 17.77 +0.71 +4.16% ⇒◇大幅上げ
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・10月の米求人件数、2021年以来の低水準-労働市場の冷え込み示唆。
・米ISM非製造業指数、11月は拡大ペース加速-業況・雇用が改善。
・地銀がマイナス金利解除を要望、日銀がレビューで意見聴取-関係者。
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7日、日経平均下げ500円超、米景気懸念や円高推移-輸出や原油関連が安い

・7日の東京株式相場は反落し、日経平均株価の下げ幅は一時500円を超えた。
・米経済指標を受けて景気の先行き懸念が強まっている。

・電機や機械など輸出関連株が安く、鉄鋼など素材関連、海運株に売りが先行。
・世界的な供給過剰への懸念から原油が6月以来の安値となったことが響き、商社や鉱業、石油・石炭製品株の下げる。

大幅反落、節目の33000円を割ったまま安値圏でもみ合う
・米株安の流れと昨日の大幅上昇の反動で、日経平均は前日比280.18円安の33165.72円と反落スタート。
・前場なかごろに節目の33000円を下回る。

・後場は32875円付近でもみ合いとなった。

・電気・ガス業、保険業、空運業、銀行業、陸運業が上昇。
・海運業、鉱業、電気機器などが下落。

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東海東京調査センターの澤田遼太郎
・株価指数先物に振り回されながら、ファーストリテイリングや半導体関連、自動車株などが下落。
・米国経済統計が日本株相場の方向性を決めている。
・外部環境の良好さを受け長期的には日経平均3万3000円台の値固めという相場。
・決算発表前から売られていた精密機器株は割安な水準でとどめ置かれているため、押し目買いが入る可能性はある。
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野村証券の伊藤高志
・米金融政策は引き締め期間が長期化し、民間雇用統計はしっかり下振れている。
・今の米経済の実力と比較すると金利水準は高い。
・今回の米雇用統計はよほど驚くほどの強い数字にならない限り、無難に通過して米株高・金利低下につながるのではないか。
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【個別銘柄】 SOMPO、メニコン、東京電力HD、楽天銀行 など 


▽SOMPO 7253 +353大幅続伸。
保有する上場株式1銘柄を売却して860億円の売却益を計上したと発表。売却したのはPalantir Technologies株とみられている。Palantir株はAI相場の中で11月に急騰し、単一銘柄として保有集中リスクも高まりつつあった。
Palantir株の一部売却による自己株取得の原資確保が期待されていたとみられるが、こうした可能性の高まりへとつながったようだ。

▽メニコン 2420 +153.5大幅続伸。
ハードコンタクトレンズ「オルソケラトロジーレンズ」が、中国で人気が高まっていると報じられている。これは、寝ている間に着用し角膜を平たんにすることで近視を矯正するハードコンタクトレンズであるが、中国では、睡眠時に着用して近視を矯正するレンズが人気を集めており、需要を取り込みつつあるようだ。
中国の人口の大きさを考慮すると、今後の海外成長をけん引していくものと期待が高まる展開に。

▽東京電力HD 765 +73大幅続伸。
原子力規制委員会では前日、同社の柏崎刈羽原発の再稼働に向けて、テロ対策や事業者としての適格性の点で問題がないと判断したと伝わっている。これにより、早ければ年内にも運転禁止が解除される見通しとなっている。
再稼働には地元の同意が必要になるため、年度内の稼働は難しい状況とみられているが、近いうちの再稼働期待が一気に高まったことで、今後の収益改善の方向性が見いだせる状況。

▲楽天銀行 2500 -238大幅続落。
楽天グループが保有する同社株の追加売却を実施すると発表。6月末時点での保有株約1億1000万株に対して、発行済み株式の約15%に当たる2550万株を海外市場で売り出すもよう。今回の売却で楽天グループの保有比率は約49%に低下する。
売却額は約700億円程度となるようだ。24年から25年にかけて8000億円規模の社債の大量償還を控えており、主に社債の早期返済に充当する資金とするよう。

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12.7動いた株・出来た株
◇メニコン<7780> 2426.5 +160 近視矯正レンズが中国で人気と伝わる。
◇東京電力HD<9501> 738.3 +46.3 柏崎刈羽原発の運転禁止が年内にも解除と伝わる。
◇ネットワンシステムズ<7518> 2240.5 +104.5 ジェフリーズ証券では買い推奨を継続。
◇SOMPO<8630> 7126 +226 保有株売却資金による自社株買い実施期待も。
◇広済堂HD<7868> 700 +22 麻生が大株主銘柄で住石HDの上昇刺激にも。
◇京王電鉄<9008> 4327 +79 JPモルガン証券では投資判断格上げ観測。
◇住石HD<1514> 1008 +107 麻生による株式買い増し期待が続く。
◆楽天銀行<5838> 2507 -231 楽天グループが保有株追加売却で需給への懸念先行。
◆芝浦メカトロニクス<6590> 5720 -280 SOX指数下落などで半導体関連株は軟化。
◆東邦チタニウム<5727> 1777 -86 個別材料なく全体地合い悪化に押される形。
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12.6
NYダウ   36,054.43 -70.13 -0.19%
NASDAQ 14,146.71 -83.20 -0.58%
S&P500  4,549.34 -17.84 -0.39%

NYダウ(INDU)⇒-◇はらみ.調整 ⇒-nrはらみ2.調整 ⇒▲吞込み.よこばい調整
NASDAQ(COMPQ) ⇒-▽nr.様子見 ⇒△吞込反発 ⇒◆wrかぶせ.調整
S&P500(SPX) ⇒-▽はらみ.調整Sup10MA ⇒-△nr.様子見 ⇒◆wr吞込み.調整
【 SOX指数 】
3,645.82 -26.58 (-0.72%) ⇒▼nr様子見.クアトロ ⇒-▽nr.様子見 ⇒◆wr吞込み.調整  

【 VIX恐怖指数 】
12.97 +0.12 (+0.93%) ⇒+▲陰上げ ⇒▲陰下げ ⇒▽反発
+0.93P 上げる ( 金利政策を意識&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態

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▲吞込み.よこばい調整 ⇒ ダウ工業株30種平均は小幅に3日続落。
・8日発表の11月の米雇用指標を見極めたい雰囲気が強く、主力銘柄には持ち高調整の売りが続いた。一方、朝発表の米雇用関連指標が労働市場の過熱感の一段の和らぎを示し、株価を下支えした。

◆wrかぶせ.調整 ⇒ ナスダック総合株価指数は小幅に反落。

・半導体のエヌビディアやネット通販のアマゾン・ドット・コムへの売りが目立った。

//◇◆▲◆▽▲//◆◇◆◇ ドル円 147円台( 金融政策意識 )
//◇◆◆◆◆▲//◆◆◆◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◆▽◇▲▲//_▲▲▲ 原油 69ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
◇ドルもみあい 円もみあい 原油.▲WR.Low.69ドル台  
12.7
米ドル/円 147.20 147.23
ユーロ/円 158.45 158.54
ユーロ/米ドル 1.0764 1.0768
英ポンド/円 184.87 184.95
豪ドル/円 96.43 96.48
スイスフラン/円 168.27 168.32
原油(WTIC原油先物) 69.38 -2.94 -4.07% ⇒▲切下げ.Low ⇒▲陰.Low ⇒▲WR.Low

◆ドルもみあい 円強.147円台 原油.▲陰.Low3.72ドル台 
12.6
米ドル/円 147.10 147.14
ユーロ/円 158.78 158.88
ユーロ/米ドル 1.0794 1.0798
英ポンド/円 185.21 185.32
豪ドル/円 96.35 96.42
スイスフラン/円 168.10 168.16
原油(WTIC原油先物) 72.32 -0.72 -0.99% ⇒▲陰.Low ⇒▲切下げ.Low ⇒▲陰.Low3

◇ドルもみあい 円安一服感 原油.▲切下げ.Low.73ドル台  
12.5
米ドル/円 147.20 147.23
ユーロ/円 159.51 159.54
ユーロ/米ドル 1.0836 1.0837
英ポンド/円 185.88 185.97
豪ドル/円 97.43 97.46
スイスフラン/円 168.61 168.71
原油(WTIC原油先物) 73.04 -1.03 -1.39% ⇒▲Cog下げ ⇒▲陰.Low ⇒▲切下げ.Low

景気減速を警戒    
1.
・民間部門の雇用者数の伸びが予想を下回り労働市場のひっ迫緩和で連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了観測が一段と強まり安心感から買われ、寄り付き後、上昇。

・その後、景気減速への警戒感に加えて、週後半に発表予定の雇用統計への警戒感などで買いが続かず失速した。


・終盤にかけて年初来最高値付近での高値警戒感などに利食い売りが優勢となり、相場は下落に転じ終了。

・朝方は買いが先行し、1日に付けた年初来高値(3万6245ドル)を上回る場面があった。朝方発表の11月のADP全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数が前月比10万3000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(12万8000人増)を下回った。同日発表の企業の賃金負担を示す単位労働コストは7~9月の改定値が前期比年率で1.2%低下と速報値(0.8%低下)から下振れし、賃金インフレが和らいでいるとの見方につながった。

・市場では「労働市場は全体としてまだ底堅く、一段の鈍化を示すデータがほしい」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声が聞かれた。8日発表の11月の米雇用統計を見極めたい投資家も多い。買い一巡後は、持ち高調整の売りが次第に増え、ダウ平均は小幅な下げに転じた。

2.
・公益事業や耐久消費財・アパレルが上昇。
・エネルギーが下落。

・航空機のボーイングやホームセンターのホーム・デポ、建機のキャタピラーといった景気敏感株の一部が買われた。
・銀行のシティグループ(C)は最高財務責任者(CFO)がトレーディング収入が低迷する公算が大きいが通期収入見通しを達成する軌道にあると確認、さらに、第4四半期の自社株買いプロブラムを発表し、上昇。
・高級住宅建設会社のトールブラザーズ(TOL)は四半期決算で、住宅ローン金利の低下で需要が回復し、1株利益が予想を上回るなど強い内容が好感され上昇。

・半導体のインテルやソフトウエアのマイクロソフト、スマートフォンのアップルといったハイテク株が下落。
・保険のトラベラーズやバイオ製薬のアムジェンも売られた。
・石油・天然ガス生産会社のエクソンモービル(XOM)は原油安で収益減を警戒し、売られた。

3.
・半導体のエヌビディアやネット通販のアマゾン・ドット・コムへの売りが目立った。
・半導体のエヌビディア(NVDA)は競合のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が新しくクライアント向けにAI(人工知能)性能を強化したシリーズを発表したため競争激化を警戒し下落。


SOX指数 銘柄    
◇ TSM 97.85 +1.20%
◆ エヌビディア 455.03 -2.28%
◆ ASML 692.08 -0.35%
◆ インテル 41.27 -1.55%
◆ QCOM クアルコム 129.96 -0.60%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 144.7 -0.99%
◆ AMD 116.82 -0.36%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 73.13 -0.76%
◆ テラダイン 91.22 -0.02%
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◆ TSM 96.69 -0.33%
◇ エヌビディア 465.66 +2.33%
◇ ASML 694.53 +0.61%
◆ インテル 41.92 -1.02%
◇ QCOM クアルコム 130.75 +0.62%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 146.15 -1.43%
◆ AMD 118.38 -0.95%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 73.69 -0.81%
◆ テラダイン 91.24 -2.06%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 97.01 -1.56%
★ エヌビディア 455.1 -2.68%
◆ ASML 690.32 -0.27%
★ インテル 42.35 -3.18%
◇ QCOM クアルコム 129.95 +0.22%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 148.27 -2.19%
◇ AMD 118.57 +0.14%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 74.29 -2.16%
◆ テラダイン 93.16 -0.75%
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【NY外為】
◇ドルもみあい 円は147円台
//◆▲◆▽▲//◇◆◇ 
・ドル指数が小幅ながら3日続伸。--- ADP統計で労働市場の軟化が示され、朝方は下げていたが、逃避関連の買いに支えられ、上げに転じた。
・ドルは対円でも小幅に上げて、一時1ドル=147円50銭を付ける場面もあった。

ドル円相場は
⇒¥147.36 ¥0.21 +0.14%
⇒¥147.16 -¥0.05 -0.03%
⇒¥147.22 ¥0.40 +0.27%

12.6
マネックス・ヨーロッパの外国為替分析責任者、サイモン・ハービー氏

「今後数回のデータで景気低迷がもっと一様に示される見通しで、カナダ中銀の次回決定では新たな経済予測が公表されることを踏まえると、同中銀は4月の利下げに先立ち、1月に緩和政策の議論を正式に開始する必要があるだろう」と。

【米国株】
◆下落
//◆◇◇◇▽//◆◆◆ 
・S&P500種株価指数は続落。

・買い先行で始まったが、エネルギー株のほか、エヌビディアやマイクロソフトといった一部の大型テクノロジー銘柄が売られる中、失速した。
・大型テクノロジー株は堅調で、アップルやエヌビディアは上昇。



12.6
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントの米州担当最高投資責任者(CIO)、ソリタ・マルチェリ氏

最近見られた株式と債券の同時高について、ソフトランディングで2024年の米利下げが可能になるとの兆候に支えられてきたと説明。--- 「ソフトのようなランディング(softish landing)」を見込んでいるが、最近の上昇ペースが持続する可能性は低そうだと。
その上で、「S&P500種の上値は今、相対的に限られている」と指摘。「成長が減速する中、投下資本に対するリターンが高いほか、営業利益率は底堅く、バランスシート上の債務が比較的少ない優良企業に投資家は注目するべきだと考える」と。

【米国債】
▽上昇
//◇◇◇▲▽//▲▽▽
・米国債は上昇。( 利回り下げる )

・米国と欧州の両方で経済指標が低調な結果となり、主要中央銀行が来年に利下げを開始するとの観測が強まった。

・米10年債利回り
⇒4.11% -5.3 -1.28%
⇒4.17% -8.4 -1.98%
⇒4.26% +6.1 +1.46%
  
12.6
ブック・リポートの著者、ピーター・ブックバー氏

「人員採用の減速は続いており、一段と顕著になりつつある」と指摘。
「私が今最も注目しているのは活動の軌道で、労働市場を含む複数の分野で明白に減速が見られる」と。

12.6
TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、プラシャント・ニューナハ氏

「インフレ懸念は解消されつつある」と指摘。
「中央銀行はこれまでに十分な行動をとったと確信しており、利下げが必要かもしれないと考えている。さもなければ、実質金利があまりに高く景気抑制的となる可能性があるためだ」と。

12.6
モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのマネジングディレクター、クリス・ラーキン氏

ADP統計について、米政府が発表する雇用統計を予測する指標として信頼できるものではないが、予想より弱い数字は8日の雇用統計が「低調」な内容になるとの期待を抱かせるかもしれないと指摘。
「市場が労働市場の減速をどれだけ既に織り込んでいるのか、あるいは8日のデータが予想より強い内容となった場合にどう反応するのかは分からない」と付け加えた。

【原油】
▲5営業日続落
//◆▽◇▲▲//▲▲▲ 
・供給過剰懸念が根強い中、原油を空売りするトレンドフォローのアルゴリズムなどによって売りが加速している。


・WTI先物1月限は前日比2.94ドル(4.1%)安の1バレル=69.38ドル。
・ロンドンICE北海ブレント2月限は3.8%下げて74.30ドル。

12.6
シティー・インデックスのマーケットアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏

「次から次に主要支持線を割り込んでいるという事実が、売りの勢いを一段と強めている」と指摘。--「価格上振れの可能性を議論する前に、反転シグナルを確認する必要がある」と述べた。

【NY金】
◇反発
//◇◇◇◆▽//▲◆◇
・朝方発表の経済統計で米労働市場が冷え込みつつある新たな証拠が示され、米金融当局が来年に利下げする可能性があるとの見方を後押しした。
・スワップ市場は来年3月の米利下げ確率を約60%とみている。金利の低下は通常、利息を生まない金の投資妙味を高める。

・金先物2月限は11.6ドル(0.6%)高の1オンス=2047.90ドル。

12.6
UBSグループのアナリスト

「米金融当局が来年利下げに踏み切るとの市場の見方は行き過ぎている」とリポートで指摘。
「われわれは引き続き慎重であり、投資家には金の上値を追わないよう勧める」と。

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【欧州株】
英FTSETM100指数 7,515.38 +25.54 +0.34%
独DAX指数 16,656.44 +123.33 +0.75%
仏CAC指数 7,435.99 +49.00 +0.66%

⇒▼nr.高値調整 ⇒◆nr.調整2 ⇒△反発.Sup10MA
⇒△nr.高値調整 ⇒◇wr.高値更新 ⇒△陽7.高値更新
⇒-nr..高値調整 ⇒◇逆立.高値更新 ⇒◇陽.高値更新

◇続伸
//◆◆▽▽▽//◆▽◇
・ユーロ圏最大の経済大国、ドイツの鉱工業受注指数が低下し、欧州中央銀行(ECB)による来年の利下げ観測が強まる中でドイツのDAX指数(.GDAXI)が過去最高値を更新。
・ドイツのDAX指数(.GDAXI)は0.75%上げた。ドイツの10月の鉱工業受注指数は、前月比で上昇すると見込んでいた市場予想に反して3.7%低下した。
・旅行・娯楽関連株指数(.SXTP)は2.40%上げ、旅行大手TUIが14.8%と大幅上昇。
・ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE)は5.4%高。
・医薬品のメルク(MRCG.DE)は13.1%下げた。

>>12.4
スイスクオート銀行のシニア市場アナリスト、イペック・オスカルデスカヤ氏

「欧州株は引き続き米株に後れを取るだろう。利下げ観測はあるものの、ユーロ圏では経済のソフトランディング(軟着陸)を示していないからだ」とした上で、「米国の成長は引き続き平均を上回っているが、欧州では縮小またはせいぜい停滞だ。
(中略)米連邦準備理事会(FRB)よりも先に欧州中央銀行(ECB)が利下げに踏み切る可能性がより高い」との見方を示した。

【欧州債】
◇上昇
//◇◇◇◆◇//◇▽◇ 
・域内国債利回りが低下した。引き続き、欧州中央銀行(ECB)が来年に大幅利下げに踏み切るとの観測が高まっている。
・ECBのシュナーベル専務理事がロイターとのインタビューで「追加利上げの可能性は低下した」と述べたことを受け、前日の市場で利回りが低下。さらに米経済指標を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が早ければ3月にも利下げに踏み切るとの観測も強まり、一段と低下が進んだ。

・ドイツ10年債利回りは3bp低下の2.208%と、7カ月ぶりの低水準を付けた。
・イタリア10年債利回りは3bp低下の3.964%だった。
・独国債10年物
⇒2.20% -0.05
⇒2.24% -0.11
⇒2.35% -0.01

・英国債10年物
⇒3.94% -0.08
⇒4.02% -0.17
⇒4.19% +0.06

>>12.4
ノルデアのチーフアナリスト、アンダース・スベンセン氏

「中銀が利上げを打ち切るリスクは織り込み済みだ。利上げリスクが非常に低いと考えるのであれば、金利低下に向けてポジションを取る必要がある」と。

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