14日 【日本株】
日経平均 32,686.25 -240.10 -0.73%
TOPIX 2,321.35 -33.57 -1.43%
日経平均 ⇒+◆陰上げ.様子見 ⇒+◆はらみ.様子見 ⇒◆吞込み逆立.10MA割れ
TOPIX ⇒◆かぶせ.Reg20MA ⇒+◆はらみ.様子見 ⇒◆逆立.10MA割れ
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【日経平均VI】
日経平均VI 18.01 +0.73 +4.22% ⇒◇吞込み反発
日経平均VI 17.28 -0.81 -4.48% ⇒◆nr下げ.もみあい
日経平均VI 18.09 -0.12 -0.66% ⇒-△陽下げ.20MAもみあい
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・FRB、来年の利下げに向け地ならし-インフレ圧力緩和受け方向転換。
・日銀は利上げで来年も世界の中銀で特異な存在に-米FRBは利下げへ。
・安倍派裏金疑惑、東京地検が近く強制捜査へ-報道。
・ドル・円相場は1ドル=141円台後半で推移、前日の日本株終値時点は145円57銭。
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14日、日本株は反落、円高加速で自動車安い-日米金利低下し金融も売られる
・14日の東京株式相場は反落。
・外国為替市場のドル・円相場が一時1ドル=140円台と4カ月半ぶりの円高水準に振れ、業績期待の後退で自動車やゴム製品、電機など輸出関連株が売られた。
・連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて米国の利下げ観測が強まり、日米の金利が低下したことで銀行や保険など金融株の下げも目立った。
・2000億円の自社株買いを行うリクルートホールディングスは急伸。
・信越化学工業やニトリホールディングスも高い。
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セゾン投信の瀬下哲雄
・FOMCのドットチャートがマーケットに寄せてきたことがサプライズ。金利差縮小で円高圧力は長期的に強まるため、今回のFOMCの影響は大きい。
・バリュー大型株が買われるストーリーが逆回転している。日本の金利上昇期待が少し緩和され、銀行株買いを支えてきたシナリオに不透明感が出ている。
・アベノミクスの影響は金融緩和の維持という話があったため、パーティー券問題で金融緩和を縮小しやすくなったのではないか。
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急速な円高進行で輸出関連銘柄が売り
・米国株上昇を背景に日経平均は上昇スタートしたが、為替市場で、ドル・円が142円台と前日大引けとの比較では3円ほど円高に振れたこともあり、大型株を中心に売り優勢の展開に。
・寄り付き後、日経平均はすぐに前日比マイナス圏に沈んだ。
・後場に入ると、ドル・円が一時140円台に入ったこともあり、日経平均は一時、前日比400円超の下落と下げ幅を拡大。
・その後はドル・円が141円台後半まで戻したことから、大引けにかけて下げ渋ったが、大型株を中心に弱い一日となった。
・サービス業、化学、金属製品が上昇。
・輸送用機器、銀行業、保険業、海運業、電気・ガス業などが下落。
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【個別銘柄】三菱自、野村マイクロ、正栄食、SANKYO、リクルートHD など
▲三菱自 422.1 -30.7大幅続落。
前日開催されたFOMCでは、3会合連続での金利据え置きが決定されたほか、24年には複数回にわたって金利を引き下げるとの見通しが示されている。想定以上のハト派的な結果となって米長期金利は低下、つれて、ドル円相場は142円台前半にまで下落する形になっている。
急速な円高進行を嫌気して、同社の他、マツダや日産など自動車株の一角が下落率上位に顔を連ねている。
▽野村マイクロ 11830 +310大幅続伸。
みずほ証券では投資判断を新規に「買い」、目標株価を15000円としている。電子産業向け超純水製造装置の市場規模は中長期的に拡大し、国内製薬関連の超純水製造装置業界も堅調に推移すると想定。これら製造装置の主要企業である同社は、中長期的に業績拡大が可能とみているよう。
株価は既に上昇しているものの、成長性やバリュエーションに鑑みれば、依然として割安感が残ると判断のよう。
▽正栄食 4740 +350大幅反発。
前日に23年10月期の決算を発表、営業利益は40.3億円で前期比7.6%増となり、第3四半期決算時に上方修正した水準の35億円を上振れる着地。価格引上げもあり、乳製品・油脂類、製菓原材料類、菓子・リテール商品類など日本国内での売上が増加しているもよう。
24年10月期は42億円で同4.0%増と増益見通し、記念配当実施で年間配当金は前期比2円増の50円を計画している。
▽SANKYO 7615 +553大幅続伸。
大和証券では投資判断を「3」から「1」に、目標株価も6600円から10700円にまで引き上げた。24年にはパチンコホールがより射幸性が高いと見られるパチンコ機へ入替を積極的に行う可能性があり、パチンコ機の販売シェアの高い同社は想定以上に業績を伸ばすポテンシャルがあるとみている。
また、自己株式の取得を不定期ながら継続的に実施すると予想され、業績拡大と資本効率の改善を評価としている。
▽リクルートHD 5826 +392大幅続伸。
発行済み株式数の2.83%に当たる4600万株、2000億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は12月14日から24年7月17日まで。資本効率の向上と株主還元の充実が目的としている。
当面の需給面での下支えにつながるものとしてポジティブに評価されている。また、本日はFOMCを受けた米長期金利の低下で、グロース株が総じて買い優勢となっている流れも支援材料。
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12.14動いた株・出来た株
◇SANKYO<6417> 7660 +598 大和証券では投資判断を一気に2段階格上げ。
◇オープンドア<3926> 742 +44 円高による海外旅行需要の回復を期待で。
◇エアトリ<6191> 1690 +82 オープンドアと同様に海外旅行需要の回復期待で。
◇リクルートHD<6098> 5794 +360 グロース株高の中で自社株買いの実施発表を好感。
◇野村マイクロ・サイエンス<6254> 12130 +610 みずほ証券では新規に買い推奨観測。
◇Appier Group<4180> 1588 +79 米長期金利低下による中小型グロース株高の流れで。
◇マネックスグループ<8698> 700 +32 米FOMC受けてビットコイン関連にも関心向かう。
◆三菱自動車工業<7211> 428.3 -24.5 FOMC受けた円高進行で自動車株が軟化。
◆マツダ<7261> 1466.5 -81 円高進行で自動車株売り優勢の流れに。
◆楽天銀行<5838> 2318 -132 米長期金利低下による銀行株安の流れも嫌気。
◆三井住友<8316> 7053 -319 長期金利の低下でメガバンクには売り優勢。
◆東京電力HD<9501> 775.7 -41.2 過度な原発再稼働期待の流れが後退し。
◆川崎重工業<7012> 2828 -154 重工大手の中では円高デメリット銘柄とされ。
◆マキタ<6586> 3606 -179 輸出比率高く円高進行を弱材料視。
◆日産自動車<7201> 541 -25 円高進行で自動車株は総じて売り優勢。
◆三越伊勢丹<3099> 1568.5 -72.5 円高によるインバウンド需要の減退意識も。
◆デンソー<6902> 2095 -39 売出価格決定もあく抜け感は強まらず。
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日経平均 32,686.25 -240.10 -0.73%
TOPIX 2,321.35 -33.57 -1.43%
日経平均 ⇒+◆陰上げ.様子見 ⇒+◆はらみ.様子見 ⇒◆吞込み逆立.10MA割れ
TOPIX ⇒◆かぶせ.Reg20MA ⇒+◆はらみ.様子見 ⇒◆逆立.10MA割れ
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【日経平均VI】
日経平均VI 18.01 +0.73 +4.22% ⇒◇吞込み反発
日経平均VI 17.28 -0.81 -4.48% ⇒◆nr下げ.もみあい
日経平均VI 18.09 -0.12 -0.66% ⇒-△陽下げ.20MAもみあい
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・FRB、来年の利下げに向け地ならし-インフレ圧力緩和受け方向転換。
・日銀は利上げで来年も世界の中銀で特異な存在に-米FRBは利下げへ。
・安倍派裏金疑惑、東京地検が近く強制捜査へ-報道。
・ドル・円相場は1ドル=141円台後半で推移、前日の日本株終値時点は145円57銭。
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14日、日本株は反落、円高加速で自動車安い-日米金利低下し金融も売られる
・14日の東京株式相場は反落。
・外国為替市場のドル・円相場が一時1ドル=140円台と4カ月半ぶりの円高水準に振れ、業績期待の後退で自動車やゴム製品、電機など輸出関連株が売られた。
・連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて米国の利下げ観測が強まり、日米の金利が低下したことで銀行や保険など金融株の下げも目立った。
・2000億円の自社株買いを行うリクルートホールディングスは急伸。
・信越化学工業やニトリホールディングスも高い。
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セゾン投信の瀬下哲雄
・FOMCのドットチャートがマーケットに寄せてきたことがサプライズ。金利差縮小で円高圧力は長期的に強まるため、今回のFOMCの影響は大きい。
・バリュー大型株が買われるストーリーが逆回転している。日本の金利上昇期待が少し緩和され、銀行株買いを支えてきたシナリオに不透明感が出ている。
・アベノミクスの影響は金融緩和の維持という話があったため、パーティー券問題で金融緩和を縮小しやすくなったのではないか。
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急速な円高進行で輸出関連銘柄が売り
・米国株上昇を背景に日経平均は上昇スタートしたが、為替市場で、ドル・円が142円台と前日大引けとの比較では3円ほど円高に振れたこともあり、大型株を中心に売り優勢の展開に。
・寄り付き後、日経平均はすぐに前日比マイナス圏に沈んだ。
・後場に入ると、ドル・円が一時140円台に入ったこともあり、日経平均は一時、前日比400円超の下落と下げ幅を拡大。
・その後はドル・円が141円台後半まで戻したことから、大引けにかけて下げ渋ったが、大型株を中心に弱い一日となった。
・サービス業、化学、金属製品が上昇。
・輸送用機器、銀行業、保険業、海運業、電気・ガス業などが下落。
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【個別銘柄】三菱自、野村マイクロ、正栄食、SANKYO、リクルートHD など
▲三菱自 422.1 -30.7大幅続落。
前日開催されたFOMCでは、3会合連続での金利据え置きが決定されたほか、24年には複数回にわたって金利を引き下げるとの見通しが示されている。想定以上のハト派的な結果となって米長期金利は低下、つれて、ドル円相場は142円台前半にまで下落する形になっている。
急速な円高進行を嫌気して、同社の他、マツダや日産など自動車株の一角が下落率上位に顔を連ねている。
▽野村マイクロ 11830 +310大幅続伸。
みずほ証券では投資判断を新規に「買い」、目標株価を15000円としている。電子産業向け超純水製造装置の市場規模は中長期的に拡大し、国内製薬関連の超純水製造装置業界も堅調に推移すると想定。これら製造装置の主要企業である同社は、中長期的に業績拡大が可能とみているよう。
株価は既に上昇しているものの、成長性やバリュエーションに鑑みれば、依然として割安感が残ると判断のよう。
▽正栄食 4740 +350大幅反発。
前日に23年10月期の決算を発表、営業利益は40.3億円で前期比7.6%増となり、第3四半期決算時に上方修正した水準の35億円を上振れる着地。価格引上げもあり、乳製品・油脂類、製菓原材料類、菓子・リテール商品類など日本国内での売上が増加しているもよう。
24年10月期は42億円で同4.0%増と増益見通し、記念配当実施で年間配当金は前期比2円増の50円を計画している。
▽SANKYO 7615 +553大幅続伸。
大和証券では投資判断を「3」から「1」に、目標株価も6600円から10700円にまで引き上げた。24年にはパチンコホールがより射幸性が高いと見られるパチンコ機へ入替を積極的に行う可能性があり、パチンコ機の販売シェアの高い同社は想定以上に業績を伸ばすポテンシャルがあるとみている。
また、自己株式の取得を不定期ながら継続的に実施すると予想され、業績拡大と資本効率の改善を評価としている。
▽リクルートHD 5826 +392大幅続伸。
発行済み株式数の2.83%に当たる4600万株、2000億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は12月14日から24年7月17日まで。資本効率の向上と株主還元の充実が目的としている。
当面の需給面での下支えにつながるものとしてポジティブに評価されている。また、本日はFOMCを受けた米長期金利の低下で、グロース株が総じて買い優勢となっている流れも支援材料。
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12.14動いた株・出来た株
◇SANKYO<6417> 7660 +598 大和証券では投資判断を一気に2段階格上げ。
◇オープンドア<3926> 742 +44 円高による海外旅行需要の回復を期待で。
◇エアトリ<6191> 1690 +82 オープンドアと同様に海外旅行需要の回復期待で。
◇リクルートHD<6098> 5794 +360 グロース株高の中で自社株買いの実施発表を好感。
◇野村マイクロ・サイエンス<6254> 12130 +610 みずほ証券では新規に買い推奨観測。
◇Appier Group<4180> 1588 +79 米長期金利低下による中小型グロース株高の流れで。
◇マネックスグループ<8698> 700 +32 米FOMC受けてビットコイン関連にも関心向かう。
◆三菱自動車工業<7211> 428.3 -24.5 FOMC受けた円高進行で自動車株が軟化。
◆マツダ<7261> 1466.5 -81 円高進行で自動車株売り優勢の流れに。
◆楽天銀行<5838> 2318 -132 米長期金利低下による銀行株安の流れも嫌気。
◆三井住友<8316> 7053 -319 長期金利の低下でメガバンクには売り優勢。
◆東京電力HD<9501> 775.7 -41.2 過度な原発再稼働期待の流れが後退し。
◆川崎重工業<7012> 2828 -154 重工大手の中では円高デメリット銘柄とされ。
◆マキタ<6586> 3606 -179 輸出比率高く円高進行を弱材料視。
◆日産自動車<7201> 541 -25 円高進行で自動車株は総じて売り優勢。
◆三越伊勢丹<3099> 1568.5 -72.5 円高によるインバウンド需要の減退意識も。
◆デンソー<6902> 2095 -39 売出価格決定もあく抜け感は強まらず。
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