*かぶとうし塾


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2021年5月12日水曜日

◆ドル下落 +◇原油_下げ止まり 令和3.5.12.Wed

12日 【日本株】
日経225 28,147.51 -461.08 -1.61%
TOPIX 1,877.95 -27.97 -1.47%
日経平均 ⇒+△bull3_Br25MA ⇒-■WR_値幅調整 ⇒-■WR_値幅調整2
TOPIX ⇒+□bull3_Br25MA ⇒-■WR_値幅調整 ⇒-▼Wr_値幅調整2
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【日経平均VI】
日経平均VI 26.27 +3.57 (+15.73%)⇒+△'WR(大幅に上げる
日経平均VI 22.70 +4.50 (+24.73%)⇒+□'WR(大幅に上げる_20突破
日経平均VI 18.20 -0.28 (-1.52%)⇒-▼bear(下げる
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トヨタ、今期営業益14%増、コロナ前の水準に-市場予想は下回る
米求人件数、3月は過去最高の812万件-労働需要の急増広がる
11日のニューヨーク原油先物は0.6%高の1バレル=65.28ドル。米国10年債利回りは2ベーシスポイント(bp)上昇の1.62%程度
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12日 日本株は大幅続落、米CPI発表控えインフレ警戒-電機や機械安い


・12日 東京株式相場は大幅に反落。
・米消費者物価指数(CPI)発表を今夜に控え、米国の景気回復によるインフレへの警戒が続き、電機や情報・通信、機械などを中心に幅広い業種が安かった。
・東京エレクトロンなど半導体関連株が値を崩し、日経平均株価の下げ幅は午後に一時700円を超え、節目の2万8000円を割り込んだ。
・トヨタ自動車株が決算発表後に反発し、指数の下げ幅は縮小した。

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実際に米国がテーパリングするかは別として、マーケットは金利上昇への警戒が強く、構成銘柄に成長株の多い東証マザーズ指数も押し下げた。
トヨタ自動車の決算は、アナリスト予想を下回った結果だったがアナリストと実際に売買する投資家の目線が異なり株価は上昇したのだろう。
物価の先高観が強まれば利上げしないと景気はオーバーペースになるが、金利が上昇するとハイテク株は今のバリュエーションでは厳しくなる。
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米求人件数の増加は賃金上昇につながる。給付金が出ている間は働くモチベーションが低いために労働者が集まりにくい。政策絡みでいびつになっている状況はコストが押し上げるインフレの要因になる。
経済が良くなり金利は上昇する方向でみざるを得ず世界的な金利上昇を背景としてバリュエーション調整が進む。こうしたバリュエーション調整のため、日本ではきのうに続き相対的に成長株が下落。

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【個別銘柄】神戸鋼、シャープ、日産自など

▲神戸鋼 817 -83大幅続落。
前日に21年3月期の決算を発表、経常利益は162億円で前期比243億円の損益改善となっている。
22年3月期は450億円で同2.8倍の見通しとしているが、前下半期が500億円以上の水準であったため、期待以下の水準と捉えられている。
足元で他の鉄鋼大手が好業績見通しを示し、同社に関しても期待感は高まっていたとみられる。機械事業の伸び悩みなどを映しているもよう。

◇シャープ 1853 +112大幅反発。
前日に21年3月期決算を発表、営業利益は831億円で前期比61.5%増益、市場想定を70-80億円程度上回った。巣ごもり需要などが継続しているようだ。
22年3月期は1010億円で同21.5%増益の見通しとしており、市場予想を150億円程度上振れている。
営業利益率4%への向上を想定している。足元で特に期待感が先行していたわけでもなく、コンセンサスを上回る業績推移が評価される形。

▲日産自 520.5 -58.1大幅続落。
前日に21年3月期の決算を発表、営業損益は1507億円の赤字、1-3月期が190億円の赤字と再度の赤字に転落しており、市場想定を下回る着地。
22年3月期は収支均衡水準を予想、市場コンセンサスは1000億円超の黒字であり、想定以上に収益改善が鈍いとみられている。
販売台数は増加する見込みだが、新車投資の増加や原材料費上昇などのコスト増を想定しているもよう。

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NYダウ   ⇒+◇bull5 ⇒-▲'nr調整1 ⇒-▼,Bear_調整2_sup25
NASDAQ  ⇒+△bull_出来少 ⇒-■WR_値幅調整1 ⇒-▽買戻し
5.11
NYダウ 34,269.16 -473.66 -1.36%
NASDAQ 13,389.43 -12.43 -0.09%
S&P500指数 4,152.10 -36.33 -0.87%_-▽たくり線
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-▼,Bear_調整2_sup25 ⇒売り一巡感からハイテク株が下げ渋ると、消費関連や景気敏感株への売りが目立つ展開になった。景気回復を見越して最近まで上昇が続いており、利益確定売りが出やすかった。

-▽買戻し ⇒米長期金利上昇も重荷となり、高PER(株価収益率)銘柄の割高感が意識された。午後には指数は小幅高に転じる場面もあった。ネット通販のアマゾン・ドット・コム、動画配信のネットフリックスが反発。エヌビディアなど半導体株の一角も買い直された。
SOX指数
SOX指数 2,976.01 +8.90 (+0.30%)( ⇒+◇'高値もみあい ⇒-■WR_値幅調整 ⇒+▽反発_買戻し  
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VIX指数
VIX恐怖指数 21.84 +2.18 (+11.09%) ( ⇒-■WR_大幅下落 ⇒+□,WR_急騰 ⇒+△ひげ_高値圏
+11.09P 2連日大幅に上げる。( 金利高を警戒 )

>20を超えると不安心理が高まった状態
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//◆◆◇◆◆◆//◆◆◆ ドル円 108円台( 金融政策意識 )
//◇◆◆◆◇◇//◇◆◆ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//◇◇◆◇◇◇//◇◇◆ 豪ドル ( 資源リンク )
//_▽□◆◆◇//_▼◇ 65ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
◆ドル下落 +◇原油_下げ止まり 
5.12
米ドル/円 108.615 108.612 - 108.634 +0.02 (+0.02%)
ユーロ/円 131.968 131.952 - 131.975 +0.05 (+0.04%)
ユーロ/米ドル 1.215  1.2149 - 1.215 +0.00 (+0.02%)
豪ドル/円 85.160 85.182 - 85.213 +0.01 (+0.01%)
NZドル/円 78.993 78.939 - 79.024 +0.02 (+0.03%)
英ボンド/円 153.640 153.53 - 153.64 -0.04 (-0.03%)
スイスフラン/円 120.178 120.201 - 120.249 +0.04 (+0.03%)
原油(WTI原油先物) 65.45 +0.53 +0.82%( ⇒-◆'bear_調整 ⇒+▼'nr_調整3⇒+▼,陰線_調整4

◆ドル下落_108円後半 -▼原油_調整4
5.11
米ドル/円 108.837 108.817 - 108.857 +0.04 (+0.03%)
ユーロ/円 132.038 132 - 132.067 +0.09 (+0.07%)
ユーロ/米ドル 1.213  1.213 - 1.2132 +0.00 (+0.02%)
豪ドル/円 85.234 85.241 - 85.267 +0.05 (+0.06%)
NZドル/円 79.014 79.076 - 79.098 -0.03 (-0.04%)
英ボンド/円 153.680 151.867 - 154.028 +1.80 (+1.19%)
スイスフラン/円 120.712 120.774 - 120.798 -0.00 (-0.00%)
原油(WTI原油先物) 64.88 -0.02 -0.03%( ⇒-◆'bear_調整 ⇒+▼'nr_調整3⇒-▼'nr_調整4

週明け◆ドル弱い_108円半ば  
5.10
米ドル/円 108.57 108.65 -0.03
ユーロ/円 132.10 132.18 +0.13
豪ドル/円 85.19 85.30 -0.05
NZドル/円 79.02 79.08 +0.01
英ポンド/円 151.95 152.10 +0.27
スイスフラン/円 120.48 120.67 -0.01
(5/7) 原油(WTI原油先物) 64.82 +0.11 +0.17%( ⇒-■Bear _調整 ⇒-◆'bear_調整 ⇒+▼'nr_調整3   

1.米景気回復によるインフレ加速や金利先高観から前日にハイテク株が売られた流れが、消費関連株や景気敏感株にも波及した。中国の4月の卸売物価指数(PPI)が市場予想以上の伸びとなり、12日に発表予定の4月の米消費者物価指数(CPI)でもインフレ加速が確認されるとの見方が強まった。景気回復を見越して最近まで上昇が続いており、利益確定売りが出やすかった。

2.投資家心理を測る指標である変動性指数(VIX)は一時、前日終値を2割上回る23台後半に上昇した。 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅続落。ネット通販のアマゾン・ドット・コム、動画配信のネットフリックスが反発。エヌビディアなど半導体株の一角も買い直された。


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【NY外為】

◆ドル指数は下げを埋める、投資家はインフレを懸念

//◆◇◆◆◆//◆◆
・ドルが株式続落を背景に下げ幅を縮小したものの、依然として主要10通貨に対しては総じて軟調。
・インフレを懸念する投資家の関心は、12日に発表される4月の消費者物価指数(CPI)に向けられている。
・ドルは対円で20銭(0.2%)安い1ドル=108円61銭。
・ユーロは対ドルで0.2%上昇し1.2149ドル。


【米国株】

▼米国株は続落、エネルギーと金融、工業株に売りが広がる

//◇▲▲▽▽//▲▼
・11日の米国株式相場は続落。
・ハイテク株を起点にした売りが他のセクターにも広がり、特にエネルギー株と金融株、工業株の下げが目立った。
・市場ではインフレを警戒した神経質な展開が継続。ハイテク株の比重が高いナスダック100指数は一時2%近く下げたが、まとまった押し目買いが入り、下げ幅を0.1%未満に縮小。
・予想される物価圧力の上昇は、米連邦公開市場委員会(FOMC)に現在のガイダンスより早い金融引き締めを迫るほど強いのか、議論が活発になっている。
・「インフレが顕在化するのではないかという考えが一般的にあるようだ」と「金利は大幅ではないものの、ほんのわずかに上がるだろう。同時にバリュー株かグロース株かという論争も続くと思う」と


【米国債】

◆米国債は朝方の下落を維持、10年債入札とCPIに注目 

//▽◇◆◆◆//◆◆
・米国債は下落。( 利回り上げる )

・米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇し1.62%。 


【原油】

◇NY原油先物は上昇、ドル軟調が支援材料に

//▽▽◆◆◇//◇◇
・原油先物相場は上昇。
・米最大の石油製品パイプラインの操業停止に伴い製油会社が生産を減らしたことでメキシコ湾で滞留する原油が増えたものの、ドルの軟調が支援材料となり買いが優勢。
・WTI先物6月限は36セント(0.6%)高の1バレル=65.28ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント7月限は23セント高い68.55ドル。


【NY金】

▲NY金先物、5日ぶり下落-債券利回り上昇で 

//▽▲▽▽▽//◇▲
・金先物相場は5営業日ぶりに下落。
・米国債利回りの上昇で金利の付かない金の需要が後退した。またドルが下げを縮めたことで、代替資産としての金の魅力も低下。
・金先物6月限は0.1%安の1オンス=1836.10ドル。


【欧州株】

▼反落して取引を終えた

//▲▽◆▽//◇▼
・米国の物価上昇への懸念から世界的にリスクオフ。旅行と小売り、テクノロジー株の値下がりが目立った。
・欧州600種テクノロジー株指数は1.99%下落し、約6週間ぶりの安値を付けた。
・旅行・娯楽関連株指数は5.73%下落。


【欧州債】

◆株式とともに債券も売られた 

//◇◆◆◆//◆◆
・独10年債利回りが6ベーシスポイント(bp)上昇のマイナス0.152%と、2020年3月以来の高水準。
イタリア10年債利回りも0.951%と昨年9月以来の高水準。
・独欧州経済センター(ZEW)が11日発表した5月の景気期待指数は84.4で前月の70.7から大幅に上昇し、ロイターがまとめた市場予想の72.0も上回った。


11日 【日本株】
日経225 28,608.59 -909.75 -3.08%
TOPIX 1,905.92 -46.35 -2.37%
日経平均 ⇒+◇Nr_もみあい ⇒+△bull3_Br25MA ⇒-■WR_値幅調整
TOPIX ⇒+◇Nr_もみあい ⇒+□bull3_Br25MA ⇒-■WR_値幅調整
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【日経平均VI】
日経平均VI 22.70 +4.50 (+24.73%)⇒+□'WR(大幅に上げる_20突破
日経平均VI 18.20 -0.28 (-1.52%)⇒-▼bear(下げる
日経平均VI 18.48 -1.14 (-5.81%)⇒-■Wr(下げる
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ニューヨークガソリン先物0.3%高-原油先物は小幅高
ニューヨーク金先物、4日続伸-予想下回る米雇用統計受け
米国株はハイテク株中心に売り、ナスダック100は2.6%安
米10年債利回りは1.6%程度
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11日 日本株は大幅安、商品市況高で米インフレ懸念-東証1部9割超え下落


・11日 東京株式相場は大幅に反落。
・商品市況高騰によるインフレ加速が米経済の妨げになることが警戒された。
・半導体関連を含む電機をはじめ、機械や化学株などの下げが目立った。
・個別ではソフトバンクグループが6%超える下落となり、日経平均株価の下げ幅は900円を超えた。

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海外投資家にとってはドル建てベースで日本株が上がらず投資しにくい状態が続く中で、主要企業の決算発表で業績見通しが保守的で、国内のワクチン接種は遅れ、経済の回復が進む要素がない。
緩和マネーでコモディティ価格が上昇している上に、米国ではバイデン政権のインフラ投資により雇用が創出され最低賃金が上がり消費が拡大することを考えると、インフレが起きる状況は揃っている。
物価の先高観が強まれば利上げしないと景気はオーバーペースになるが、金利が上昇するとハイテク株は今のバリュエーションでは厳しくなる。
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期待インフレ率が上昇してきている一方で、名目金利は大きく上昇しておらず、投資家の中にインフレが長期化するのか迷いがある状況。
今週は米国で国債の入札や物価関連指標の公表を控え、一段の金利上昇への警戒感が意識され、見極めるまでは日本株は買いづらい。
米物価の伸び率は昨年4-6月期が極端に低く、目先の伸び率は強めに表れるが7-9月期以降は鈍化するという見方が、市場参加者でやや揺らいでおり成長株が不安定な動きをしている。

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【個別銘柄】東海カーボ、味の素、パナソニックなど

▽味の素 2410 +87.5大幅続伸。
前日に21年3月期決算を発表、事業利益は1131億円で前期比14.0%増、従来予想の1100億円をやや上回った。
22年3月期は1150億円で同1.6%増を見込み、配当金も前期比2円増と連続増配を計画する。
連続で過去最高益を更新する見通しだが、保守的な計画との見方も強い。また、発行済み株式数の4.55%に当たる2500万株、400億円を上限とする自己株式の取得実施を発表したことも好感。

▲東海カーボ 1701 -215大幅反落。
前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は40.8億円で前年同期比39.6%減益となっている。
市場コンセンサスを10億円強上回っており、上半期計画に対する進捗率も88.6%に達している。
決算内容はポジティブと受けとめられるものの、業績上振れ期待から足元の株価は堅調推移となっており、本日は全体相場の地合い悪化もあって、目先の出尽くし感が先行する形。

▲パナソニック 1215.5 -75大幅反落。
前日に21年3月期決算を発表、営業益は2586億円で前期比12.0%減、ほぼ市場想定線とみられるが、1-3月期は前年同期比40.1%減と減益幅が広がった。
22年3月期は3300億円で前期比27.6%増を見込み、市場想定はやや下回る水準に。
決算数値に大きなサプライズは乏しいものの、オートモーティブの見通しが期待値を下回ることなどがマイナス視された。

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10日 【日本株】
日経225 29,518.34 +160.52 +0.55%
TOPIX 1,952.27 +19.22 +0.99%
日経平均 ⇒+□逆立_出来増 ⇒+◇Nr_もみあい ⇒+△bull3_Br25MA
TOPIX ⇒+△'逆立_出来増 ⇒+◇Nr_もみあい ⇒+□bull3_Br25MA
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【日経平均VI】
日経平均VI 18.20 -0.28 (-1.52%)⇒-▼bear(下げる
日経平均VI 18.48 -1.14 (-5.81%)⇒-■Wr(下げる
日経平均VI 19.62 -0.21 (-1.06%)⇒-■,呑込(下げる
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米4月雇用者数は26.6万人増、予想大きく下回る-失業率6.1%に悪化
◇7日の米S&P500種株価指数は0.7%高と最高値、米国債ほぼ変わらず
ENEOSなど原油関連に買い、米パイプライン操業停止で市況高期待
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10日 日本株3日続伸、米刺激策の縮小懸念後退や商品高-輸出や原油株高い


・東京株式相場は3日続伸。
・米雇用統計で主要データが予想を下振れて金融や財政の刺激策縮小に関する懸念が後退し、原油など商品市況の上昇も追い風となった。
・自動車や機械など輸出関連、鉄鋼など素材、ENEOSホールディングスなど原油関連を中心に幅広く買われた。

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金融政策を警戒してポジションを落としていた向きからすれば、強弱入り混じったデータによって米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を維持すると受け止めた。
グローバルに景気が回復しながらも金融緩和は長期化しそうで、投資家は鉄鋼など今期に需要が強そうなセクターに資金配分し始めている。
日本株は新型コロナ感染懸念で出遅れていたタイミングだったため、過剰流動性の中で待機していた資金が流入している。
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米FRBや米大統領は今回の雇用データを弱いと感じている。財政と金融政策がともに継続するという期待がある。
原油など商品価格は需要が拡大する中で供給が限られていることで上昇が続き原油や素材関連株にプラス、ただし米石油パイプライン停止でガソリン価格が上昇すれば個人消費に悪影響。
国内では新型コロナが週末でも拡大して連休期間中に人出が増えたことを示唆、緊急事態宣言が長期化する懸念は日本株の重し。

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【個別銘柄】 ディーエヌエー、リコー、日本製鉄など

▲ディーエヌエー 2100 -235大幅反落。
先週末に21年3月期決算を発表、営業損益は225億円の黒字で前期457億円の赤字から黒字に転換。コンセンサス水準は下回ったものの、減損損失の計上などが背景で、実質的には想定並みの着地に。
22年3月期業績計画は非公表だが、営業減益となる見通しが示されている。子会社売却益一巡などによる影響、成長投資の実施などが背景。
足元で上昇ピッチも速まっていたため、ネガティブに捉えられた。

▽リコー 1232 +67大幅続伸。
先週末に21年3月期決算を発表、営業損益は454億円の赤字となった。1-3月期も157億円の赤字に転じたが、減損損失など289億円の特殊要因があり、実質は想定以上の黒字を確保する形。オフィスサービス事業が好調を持続。
22年3月期は500億円の黒字に転じる見通し。中期計画で示されていた数値でサプライズはないが、着実な収益改善見通しを受けて、買い安心感は高まったようだ。

▽日本製鉄 2281 +114大幅続伸。
先週末の取引時間中に発表した決算内容を評価する動きが継続した。21年3月期事業利益は従来予想の300億円を大幅に上回る1100億円で着地、グループ会社の損益改善やコスト改善の進展などが収益上振れの背景に。
22年3月期見通しは4500億円で前期比4.1倍の見通し。3000億円台が視野に入るとされていた先の観測報道の水準をはるかに上回り、想定以上の収益改善が高評価につながった。

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