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2025年8月26日火曜日

▽ドル強い ◆円下落.147円半ば 原油.◇BigUp.64ドル後半 令和7.8.26.Tue

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
Bloomberg News 2025年8月26日 5:55

①. 米韓首脳会談
トランプ米大統領と韓国の李在明大統領はワシントンで会談し、北朝鮮問題や集団安全保障、造船分野に関して緊密に協力していくことへの楽観を示した。トランプ氏は一方、韓国との関税合意で追加的に譲歩する可能性については慎重姿勢を崩さなかった。李氏は朝鮮半島の和平が実現した場合、北朝鮮にトランプ氏の名を冠した塔を建設することも可能だと示唆。会談前にトランプ氏は、韓国情勢を「粛正か革命」のようだと批判していた。

②. マスク氏がアップルとOpenAIを提訴
イーロン・マスク氏はアップルとオープンAIを相手取って起こした訴訟で、両社が人工知能(AI)アプリをiPhoneで不当に優遇し、他のチャットボット開発者の競争を妨げていると非難した。マスク氏率いるXとxAIは、アップルがオープンAIの技術をiPhoneの基本ソフト(OS)に統合する決定について、競争を阻害し、消費者の選択肢を奪うものだと主張している。マスク氏は対話型AI「Grok」を開発するxAIの創業者。

③. 次期FRB議長候補
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任人事ついてハセット米国家経済会議(NEC)委員長は、トランプ大統領による決定は数カ月後になるとの見通しを示した。パウエル氏の議長としての任期は2026年5月に満了する。ハセット氏はCNBCとのインタビューで「綿密な選考プロセスをベッセント財務長官が主導しており、彼と大統領によって数多くの優れた候補者が面接を受けている」と説明した。

④. プーマ株の売却検討
フランスの富豪一族ピノー家が、スポーツブランドのプーマの持ち分売却を視野に潜在的な買い手に接触した。関係者が明らかにした。プーマの時価総額は過去1年間でほぼ半減している。ピノー家は投資会社アルテミスを通じてプーマ株29%を保有しており、持ち分売却の可能性も含めアドバイザーと協議を進めているという。ドイツ株式市場でプーマ株は一時20%高と急伸。

⑤. 三菱商事が出資へ
三菱商事はシンガポールに本拠を置く医療サービスプロバイダー、フラートン・ヘルスへの出資で合意に近づいていると、関係者が明らかにした。東南アジアへの事業拡大を図っている三菱商事は、フラートン・ヘルスの株式およそ25%の取得を目指し、助言会社と取り組んでいる。交渉は進んだ段階にあり、週内にも合意に至る可能性があるという。フラートン・ヘルスはフィリピンとインドネシアを含め、9つのアジア市場で事業を展開し、479の施設を保有している。
26日 【日本株】
日経平均 42,394.40 -413.42 -0.97%
TOPIX 3,071.99 -33.50 -1.08%
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日経平均 ⇒▲Gap.調整3 ⇒◇nr.様子見 ⇒+◆nr.押さえ.様子見 ⇒▲Gap.調整
TOPIX ⇒▲Gap.調整3 ⇒▽nr反発 ⇒+◆押さえ.様子見 ⇒▲Gap.調整
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【日経平均VI】
日経平均VI 24.03 -0.22 -0.91% ⇒-△nr下げ ( 24台 )
日経平均VI 24.25 -0.86 -3.42% ⇒-△下げ ( 24台 )
日経平均VI 25.11 +0.05 +0.20% ⇒◇nr上げ ( 25台 )
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26日、株下落、トランプ氏がクック理事解任意向-円一時大幅高 ⇒

・26日の東京株式相場は反落。
・トランプ大統領のクック理事解任意向を受けて円が一時大きく上昇したことで輸出関連株が値下がりした。
・医薬品への関税についても迅速に進めると表明したことから医薬品も大きく下げた。

・日産自動車が大幅下落。メルセデス・ベンツ年金信託が1億4010万株を売却することが判明した。ブルームバーグが入手した条件によると、売り出し価格は1株341.3円と前日終値から5.98%のディスカウントとなる。メルセデス・ベンツの年金信託は日産株を完全に手放す見通し。
・原子力発電所の再稼働を巡る思惑から上昇していた東京電力ホールディングスも安い。

インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジスト
トランプ大統領によるクックFRB理事の解任表明は「中央銀行の独立性に対する信頼を揺るがすイベント」と指摘。過度な金融緩和によるインフレ圧力によってドルの価値が損なわれるリスクがあるとし、ドル安は日本株の重しになると。

ヴァンエック・アソシエーツのクロスアセット投資調査担当シニアアソシエート、アンナ・ウー氏
円高は株式の重しになりボラティリティーを高める可能性があると述べた。市場では通常、こうしたニュースは FRBの独立性に対する脅威と受け止められ、不確実性を引き起こすと。

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日経平均は続落、米株反落とFRB人事受け軟調推移 ⇒

・米株式市場の動向を横目に、26日の日経平均は反落して取引を開始。
・その後、トランプ米大統領によるFRB理事解任のX投稿が伝わると、円高・ドル売り圧力が強まり、株価は急落し下げ幅は一時600円超にまで拡大。

・この流れを受けて売りが主導する形となり、後場にかけてもこう着的な展開が続いた。

・大引けの日経平均は前日比413.42円安の42394.40円。

・倉庫・運輸関連業のみ上昇。
・医薬品、電気・ガス業、サービス業などが下落。

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【個別銘柄】ネットプロHD、日産自、楽天グループ など  ⇒


▽ネットプロHD 908 +37大幅反発。
後払い決済サービス「atone」を、ソニーペイメントサービスが提供する決済サービス「オンラインID決済」とシステム連携すると発表した。
これにより、ソニーペイメントサービスの加盟店は、「atone」の導入が容易となり、運用負荷が軽減される。同社とソニーペイメントは2023年にパートナー契約を締結、それ以降は営業面で連携してきたが、今後は決済サービスを通じて協働を加速するとしている。

▲日産自 340.3 -22.7大幅反落。
メルセデス・ベンツの年金信託が保有する同社株の3.8%を売却すると報じられている。売却価格は1株337.5円から345円の予定で、前日終値比4.96%から7.02%のディスカウントになるとされている。
ポートフォリオ整理のための売却とされているようだ。実際、本日の立会外取引でディスカウントクロスが確認されており、目先の需給への警戒感が先行する格好のもよう。

▽楽天グループ 928.2 +34.8大幅反発。
野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も902円から1085円に引き上げた。
モバイルサービス収入が中期的に想定通りに推移する確度が高まったと判断、モバイル事業EBITDAの伸長を目標株価に反映したとしている。モバイルサービス収入は、24.12期の1746億円から28.12期は3803億円まで増加と予想しているようだ。なお、財務リスクも管理できていると評価。

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8.26 動いた株・出来た株
◇アステリア<3853> 2226 +181 ⇒  乱高下の末に買い戻し主導で切り返す。
◇ネットプロHD<7383> 911 +40 ⇒  「オンラインID決済」とシステム連携へ。
◇楽天グループ<4755> 927.1 +33.7 ⇒  野村證券では投資判断を格上げ。
◇ソシオネクスト<6526> 2855.5 +54.5 ⇒  SOX指数は前日底堅い動きで。
◇三菱瓦斯化学<4182> 2663.5 +49.5 ⇒  グリーンメタノール事業中止などとも伝わっており。
◆北海道電力<9509> 1114 -55 ⇒  高値圏にある電力株には売りが優勢。
◆東京電力HD<9501> 710.8 -35.3 ⇒  前日から利食い売り優勢の流れが強まる。
◆電算システムHD<4072> 4450 -180 ⇒  ステーブルコイン関連として人気化の反動強まる。
◆東宝<9602> 9435 -308 ⇒  25日線割れで見切り売り圧力も強まる。
◆ダイキン工業<6367> 19230 -575 ⇒  20000円レベルでの上値の重さも意識。
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//◆◇◆◆▽▲//◆▽ ドル円 147円台( 金融政策意識 )
//◆◇◆◆◇◆//◆◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▽▲◇▽◇//_▽ 原油  64ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▽ドル強い ◆円下落.147円半ば 原油.◇BigUp.64ドル後半 
8.26
米ドル/円 147.65 - 147.71
ユーロ/円 171.59 - 171.70
ユーロ/米ドル 1.1615 - 1.1625
英ポンド/円 198.69 - 198.88
豪ドル/円 95.71 - 95.78
スイスフラン/円 183.23 - 183.44
原油(WTIC原油先物) 64.74 +1.08 (+1.70%) ⇒◇反発 ⇒▽Bull ⇒◇nr ⇒◇BigUp

◆ドル弱い ◇円高方向.146円後半 原油.◇nr.63ドル後半  
8.25
米ドル/円 146.79 - 146.90
ユーロ/円 172.04 - 172.27
ユーロ/米ドル 1.1723 - 1.1724
英ポンド/円 198.32 - 198.71
豪ドル/円 95.24 - 95.44
スイスフラン/円 183.00 - 183.42
原油(WTIC原油先物) 63.77 +0.25 (+0.39%) ⇒▲拍子木 ⇒◇反発 ⇒▽Bull ⇒◇nr

▲ドル下落 ▽円高へ.146円後半 原油.◇nr.63ドル後半
8.23
米ドル/円 146.89 - 146.99
ユーロ/円 172.13 - 172.21
ユーロ/米ドル 1.1715 - 1.1718
英ポンド/円 198.68 - 198.85
豪ドル/円 95.33 - 95.41
スイスフラン/円 183.25 - 183.40
原油(WTIC原油先物) 63.77 +0.25 (+0.39%) ⇒▲拍子木 ⇒◇反発 ⇒▽Bull ⇒◇nr

StockCharts ⇒  

8.20
NYダウ   44,938.31 +16.04 +0.04%
S&P500   6,395.78 -15.59 -0.24%
NASDAQ 21,172.85 -142.09 -0.66%
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8.21
NYダウ   44,785.50 -152.81 -0.34%
S&P500   6,370.17 -25.61 -0.40%
NASDAQ 21,100.31 -72.54 -0.34%
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8.22
NYダウ   45,631.74 +846.24 +1.89%
S&P500   6,466.91 +96.74 +1.51%
NASDAQ 21,496.53 +396.22 +1.87%
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8.25
NYダウ   45,282.47 -349.27 -0.77%
S&P500   6,439.32 -27.59 -0.42%
NASDAQ 21,449.29 -47.24 -0.22%
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NYダウ(INDU) ⇒◇nr.様子見 ⇒◆nr.様子見 ⇒▽Wr逆立.高値更新 ⇒◆はらみ.調整  
S&P500(SPX) ⇒◆nr.様子見 ⇒◆nr.様子見 ⇒▽Wr逆立.10MA突破 ⇒◆nrはらみ.様子見  
NASDAQ(COMPQ) ⇒◆nr.様子見 ⇒◆nr.様子見 ⇒▽Wr逆立.20MA突破 ⇒◆nrはらみ.様子見 
【 SOX指数 】
5,756.30 +1.84 +(0.03%) ⇒▲クアトロ ⇒▼nrたくり.様子見 ⇒◆nr.様子見 ⇒▽Wr逆立.Sup20MA

【 VIX恐怖指数 】
14.79 +0.57 (+4.01%) ⇒◇はらみ上げ ⇒+◆nr上げ ⇒▽上げ大 ⇒▲吞込み下げ大 ⇒+◆nrはらみ上げ
⇒+4.01P (14台)
⇒-14.34P (14台)
⇒+5.80P (16台)

>20を超えると不安心理が高まった状態
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 米国株、ダウ反発し846ドル高 8カ月半ぶり最高値 FRB議長講演で利下げ期待
◆はらみ.調整
ダウ工業株30種平均は反落
・米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を背景に先週末に最高値を更新した後で、主力株に利益確定の売りが出た。エヌビディアの決算発表を27日に控えて様子見の投資家も多かった。

◆nrはらみ.様子見
ナスダック総合株価指数は反落
・アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)とクアルコムが下げた。
・半導体エヌビディア(NVDA)は今週予定されている四半期決算での良好な内容への期待に買われた。

NYダウは349ドル安、金利高を嫌気

・長期金利の上昇を嫌気し、寄り付き後、下落。

・ロシアとウクライナの和平に向けた協議への進展も見られず、根強い地政学的リスクが更なる売り圧力となった。

・ダウは終盤にかけ下げ幅を拡大。
・ナスダックは、半導体エヌビディア(NVDA)の上昇が支え、プラス圏を回復したが、終盤にかけ再び売りに転じ、終了。
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1.
・FRBのパウエル議長は22日の講演で利下げを再開する方針を示唆した。市場では9月に利下げが始まるとの見方が多く、同日のダウ平均は846ドル高と大きく上昇。8カ月半ぶりに最高値を更新した。25日は高値警戒感が意識され、主力株に目先の利益を確定する売りが出た。

・利下げ期待が高まる一方、トランプ米大統領の関税政策が今後、本格的にインフレ圧力を高めるとの警戒は根強い。トランプ氏は22日夕、輸入家具に分野別関税をかけるための調査に着手したと発表した。ダウ平均の構成銘柄ではないが、ウェイフェアやRHなど輸入家具を販売する銘柄に売りが出て投資家心理の重荷になった。

・米債券市場では金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが8月に入り大きく低下した一方、20年債や30年債といった年限の長い債券の利回りはほぼ横ばいとなっている。「インフレ懸念が映し出されている」(マーフィー・アンド・シルヴェスト・ウェルス・マネジメントのポール・ノルティ氏)との指摘がある。FRBが利下げを急ぐかどうかは今後の雇用・物価指標を見極める必要があるとの指摘もある。

・ダウ平均の構成銘柄ではメルクやアムジェン、コカ・コーラが下げた。シャーウィン・ウィリアムズとプロクター・アンド・ギャンブルも下落した。半面、エヌビディアが上昇した。決算で人工知能(AI)向け半導体の販売拡大が確認できるとの期待がある一方、収益見通しを見極めたいとの声がある。ナイキも買われた。

2.セクター別では
・不動産管理・開発、自動車・自動車部品が上昇。
・運輸が下落。

・半導体エヌビディア(NVDA)は今週予定されている四半期決算での良好な内容への期待に買われた。
・ナイキも買われた。
・家具製品の大半を国内生産しているレイジーボーイ(LZB)やイーサン・アレン・インテリアズ(ETD)が買われた。

・メルクやアムジェン、コカ・コーラが下げた。
・シャーウィン・ウィリアムズとプロクター・アンド・ギャンブルも下落。
・高級家具販売のRH(RH)や家庭用品販売のウェイフェア(W)、同業のウィリアムズ・ソノマ(WSM)はトランプ政権が輸入家具に対し関税を賦課することを計画していることが明かになり、それぞれ、下落。
・衣料小売りのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)はアナリストが投資判断を下方修正し、下落。
・鉄道のCSX(CSX)は著名投資家のバフェット氏が運営する保険のバークシャー・ハサウェイ(BRK)が鉄道会社の購入市場に参入していないことを明らかにし、下落。

3.
・アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)とクアルコムが下げた。
・半導体エヌビディア(NVDA)は今週予定されている四半期決算での良好な内容への期待に買われた。

SOX指数 ⇒  
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◇ TSM 235.59 1.12%
◇ エヌビディア 179.81 1.02%
◆ ASML 754.46 -0.06%
◆ インテル 24.55 -1.01%
◆ QCOM クアルコム 156.42 -1.01%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 161.99 -0.31%
★ AMD 163.36 -2.62%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 116.42 -1.07%
◇ テラダイン 117.07 1.52%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 232.99 2.49%
◇ エヌビディア 177.99 1.72%
☆ ASML 754.89 2.65%
☆ インテル 24.8 5.53%
☆ QCOM クアルコム 158.01 2.52%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 162.49 1.66%
◇ AMD 167.76 2.47%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 117.68 1.63%
☆ テラダイン 115.3 5.49%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 227.33 -0.56%
◆ エヌビディア 174.98 -0.24%
◆ ASML 735.4 -1.88%
◆ インテル 23.5 -0.17%
◆ QCOM クアルコム 154.13 -0.84%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 159.84 -0.41%
◆ AMD 163.71 -0.90%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 115.79 -1.21%
◆ テラダイン 109.3 -0.20%
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【米国市況】 株・国債ともに反落、利下げ巡る楽観後退-ドル全面高 ⇒

【NY外為】 ▽ドル強い ◆円下落.147円半ば
//◇◆◆▽▲//▽ 
・外国為替市場では、ドルが主要10通貨に対して全面高。---重要なインフレ指標の発表を控え、利下げへの過度な楽観論が後退したことが支援。

・ドルが買い戻される中、円は対ドルでじりじり下げ幅を広げる展開。一時は0.7%安の147円94銭まで売られた。

ドル円相場は 米東部時間 16時 53 分
⇒¥147.75 ¥0.81 +0.55%
⇒¥146.94 -¥1.43 -0.96%
⇒¥148.34 ¥1.01 +0.69%

8.25
スペクトラマーケッツのブレント・ドネリー社長
「状況が一段落した今、結局のところ何も変わっていないとの結論に傾いている」と指摘。「市場は引き続き、コアPCE価格指数、非農業部門雇用者数、消費者物価指数(CPI)の発表待ちだ。FRBはデータをハト派的な視点で評価しながら、対応を判断することになるだろう」と。「9月会合で金利を据え置くハードルは高くなったとはいえ、これら3つの指標全てが強い内容になれば、利下げ見送りは依然としてあり得る」とも。

ジェフリーズの為替グローバル責任者、ブラッド・ベクテル氏
「フランス政局を巡る懸念を背景に、仏独国債の利回り差(スプレッド)が拡大し、ユーロにも打撃を与えた」と指摘。夏季休暇中の薄商いが「値動きを増幅している側面もある」と。

【米国株】
▲反落
//◆▲◆◆◆//▲

・25日の米国株式市場では、主要株価3指数がそろって反落。
・重要なインフレ指標の発表を週内に控え、利下げを巡る楽観ムードが後退した。
・利下げ期待から前週末に大幅高となっていた米国債も反落。一方、ドルは主要通貨に対して全面高となった。

・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は前週末22日の講演で9月利下げに道を開いたが、市場ではその後の利下げペースに対して懐疑的な見方がくすぶっている。
・市場は29日に発表される個人消費支出(PCE)価格指数が望ましくない内容となる展開に身構えている。FRBがインフレ指標として重視するコアPCE価格指数は7月に伸びが加速した可能性が高く、前年同月比で2.9%上昇と予想されている。そうなれば過去5カ月で最も高い伸びとなる。

8.25
モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏
「下げ基調が続いていた先週の株式市場は、パウエル議長が利下げにゴーサインを出したことでプラス圏に浮上して終えたが、今後はFRBがどれほど積極的に利下げを進めるかに焦点は移るだろう」と。
「現時点では労働市場の減速を示す兆候がインフレ懸念を上回っているようにみえるが、FRBが2%のインフレ目標を放棄したわけではない」と。

TDセキュリティーズのストラテジスト、オスカー・ムニョス氏とイーライ・ニル氏
「7月のコアPCE価格指数は、スーパーコア・サービスの影響で加速し、コア財への関税転嫁は限定的だったとみられる」と指摘。「個人消費および所得も7月は伸びが加速した可能性が高い」との見方。

TDのムニョス、ニル両氏
" 投資家は9月の利下げに対する手掛かりを求め、今週相次ぐFRB高官の講演にも注目している。ウォラー理事のほか、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁、ダラス連銀のローガン総裁、リッチモンド連銀のバーキン総裁らが発言する予定 " FRB高官の講演について「労働市場への懸念の高まりを踏まえ、9月利下げがあり得ると示唆したパウエル議長の見解を総じて踏襲した内容になると予想している」と。

エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏
パウエル議長の講演を受けた利下げ確率の見直しの動きは「過度ではない」と。
「われわれの見方が正しければ、焦点は9月より後の動向に移るだろう」とグーハ氏。「次回の雇用指標がそれほど悪くなければ、慎重な再調整としての利下げを打ち出しつつ、『早過ぎる過度な緩和』への期待を抑えようとする」との見方。

グレンミードのジェイソン・プライド、マイケル・レイノルズ両氏
FRB内では関税の影響や経済全般の状況を巡って見解が分かれており、とりわけ利下げのペースなど金利の先行きについては依然として議論の余地があると。
「次期FRB議長候補として取り沙汰されている人物の多くは、パウエル議長よりも緩和的と広く見なされており、指導部交代は長期的にハト派へのシフトを示唆する可能性がある」と両氏は述べた。

【米国債】
▲反落
//◆▽◇▲▽//▲
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )

・前週末22日は9月利下げに道を開いたパウエル議長の発言を好感して大幅高となっていたが、週内に一連の国債入札を控え、この日は売りが優勢となった。ユーロ圏の国債が売られたことも相場の重しとなった。

・米10年債利回り
⇒4.28% 2.3    +0.55%
⇒4.25% -7.6 -1.75%
⇒4.33% 3.5    +0.82%
  
・米30年債利回り
⇒4.89% 1.5 +0.31%
⇒4.88% -4.2 -0.85%
⇒4.92% 2.4 +0.50%
  
8.25
TDセキュリティーズの米金利戦略責任者、ジェナディー・ゴールドバーグ氏
「FRB当局者はこれらの指標を非常に注意深く見極めようとするだろう」とブルームバーグ・ラジオで発言。「今回の利下げ局面は、これまでの大半のサイクルとは異なる形で進む」と。

ナットアライアンス・セキュリティーズのアンドルー・ブレナー氏
「当社では、前週末22日の低い利回り水準は続かないとみている」と指摘。「FRBが9月に利下げを実施するとの見通しは変わらないが、それが『ハト派的な利下げ』になるのか、『タカ派的な利下げ』になるのかを見極める必要がある」と。その上で「インフレが重要でないと受け取られたくないが、経済にとって真の不確実リスクは雇用情勢にある」と。

【原油】
▽上昇
//▽▲◇▽◇//▽ 
・原油先物相場は4営業日続伸。---重要なテクニカル水準を上回ったため、利下げ観測に支えられた先週からの上昇が勢いづいた。
・WTIが64.45ドル前後の100日移動平均線を上抜くと、アルゴリズムに基づいた買いも誘発された。

⇒WTI先物10月限は前営業日比1.14ドル(▽1.8%)高の1バレル=64.80ドル。
⇒WTI先物10月限は前日比◇0.2%高の1バレル=63.66ドル。
⇒WTI先物10月限は前日比▽1.3%高の1バレル=63.52ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント10月限は▽1.6%上げて68.80ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント10月限は◇0.1%上げて67.73ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント10月限は▽1.2%上げて67.67ドル。

>>8.21
サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏
「夏季で商いが薄い中、強気・弱気両方の材料をにらむ展開が続き、価格は狭いレンジで推移している」と。

【NY金】
◆下落
//◆▲◇◆▽//◆
・金相場は小幅安。
・今週発表される重要なインフレ指標を前に、米国の金利見通しを見極めたいとの思惑が強く、前週末の終値を挟んだ方向感に欠ける展開。
・金は利子を生まないため、借り入れコストの低下は相対的に金の魅力を高める傾向がある。

⇒金先物12月限は、◆1ドル安の3417.50ドル。
⇒金先物12月限は、36.90ドル(▽1.1%)高の3418.50ドル。
⇒金先物12月限は、6.90ドル(◆0.2%)安の3381.60ドル。

8.25
ペッパーストーンのリサーチ・ストラテジスト、アフマド・アッシリ氏
「足元ではリスク・リワードのバランスが金有利に傾いている」と指摘。「パウエル議長の発言によって、利下げが近いとの見方が一段と強まった。もっとも、その見通しはやや先走っている面もある」と。
今後については、「労働市場のさらなる軟化が示されれば、利下げ観測が一段と強まり、金の需要を後押しするだろう」と。

【欧州株】 仏国債に売り、政局不安を嫌気-株は3週間ぶり大幅安 ⇒

8.20
英国 英FTSETM100 9,288.14 +98.92 +1.08%
ドイツ 独DAX 24,276.97 -146.10 -0.60%
フランス 仏CAC40 7,973.03 -6.05 -0.08%
--------------------------------------------------------------
8.21
英国 英FTSETM100 9,309.20 +21.06 +0.23%
ドイツ 独DAX 24,293.34 +16.37 +0.07%
フランス 仏CAC40 7,938.29 -34.74 -0.44%
--------------------------------------------------------------
8.22
英国 英FTSETM100 9,321.40 +12.20 +0.13%
ドイツ 独DAX 24,363.09 +69.75 +0.29%
フランス 仏CAC40 7,969.69 +31.40 +0.40%
--------------------------------------------------------------
8.25
*英国 英FTSETM100 9,321.40 +12.20 +0.13%
ドイツ 独DAX 24,273.12 -89.97 -0.37%
フランス 仏CAC40 7,843.04 -126.65 -1.59%
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⇒▽Wr.高値圏 ⇒◇nr.様子見 ⇒◇nr.高値圏 ⇒休場*
⇒-◇nr.様子見 ⇒◇nr.様子見 ⇒▽クアトロ吞込み ⇒-◇nr.様子見  
⇒-◇nrはらみ.様子見⇒▲切り落し.調整 ⇒▽吞込み見⇒▲切り落し.調整大

▲下落
//◆▽◇◇▽//▲
・欧州株は下落。
・ストックス欧州600指数は8月1日以来の大幅安。
・仏インフラ大手バンシが5.8%下落。
・デンマークのエネルギー企業オーステッドは16.4%急落。トランプ米政権が、完成間近の洋上風力発電所の建設停止を命じたことが嫌気された。

【欧州債】
◆下落
//◆◇◇◆◇//◆ 
・25日のユーロ圏債券市場では、フランス国債の下げが目立った。
・バイル仏首相が9月8日に内閣不信任案の採決を求める方針を表明したことを受け、仏10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。
  ・英金融市場はバンクホリデーの祝日のため休場。


・独国債10年物
⇒2.76% +0.04
⇒2.72% -0.04
⇒2.76% +0.04
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・英国債10年物
⇒*休場
⇒4.69% -0.04
⇒4.73% +0.06
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