*かぶとうし塾


アーカイブ

2025年6月13日金曜日

◆ドル下落 ◇円高へ.143円半ば 原油.◇もみあい.68ドル台 令和7.6.13.Fri

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
Bloomberg News 2025年6月13日 5:59 JST
①. インド機墜落で200人超死亡
インド西部アーメダバードから英ロンドンのガトウィック空港へ向かっていたエア・インディア機の墜落事故で、警察は現場から204人の遺体を発見したと発表。乗客・乗員合わせて242人が搭乗していた。墜落地点は住宅地で、犠牲者数はさらに増える可能性がある。インドのシャー内相は生存者が少なくとも1人いると記者団に明らかにした。ボーイングの主力中型機「787ドリームライナー」にとって初の全損事故。ボーイングの株価は4.8%下落。今回の事故は数日後に始まるパリ航空ショーにも影を落としそうだ。

②. 米政府がUSスチール黄金株保持へ
トランプ米大統領は、日本製鉄とUSスチールの取引を巡り、米政府がUSスチールの「黄金株」を保持すると述べた。「われわれは黄金株を持つ。それは私が管理、あるいは大統領が管理するものだ」と発言。「これにより、完全なコントロールが得られる」と語った。この発言を受け、USスチールの株価は一時54.13ドルまで急伸。1株55ドルという日鉄の買収提案価格に近づいた。トランプ氏は「米国側による51%の所有権」にも言及したが、それが具体的に何を意味するかは現時点で明らかになっていない。

③. 米インフレ抑制継続
米生産者物価指数(PPI)は5月も抑制されたインフレを示した。財とサービスの価格は大きく上振れしなかった。 食品とエネルギーを除いたPPIコア指数は前月比0.1%上昇。エコノミスト予想は0.3%上昇だった。食品とエネルギーを除いた財の価格は0.2%上昇。このうち消費者向け耐久財の価格は2023年1月以来の大幅上昇となったほか、資本設備の価格も上振れし、関税による影響が散見された。米金融当局がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数の算出に用いられる項目は、全般に弱い伸びだった。

④. 米30年債入札
注目を集めた米30年債入札(発行額220億ドル=約3兆2000億円)は強い需要を集め、投資家が超長期債を敬遠するとの懸念を和らげる格好となった。最高落札利回りは4.844%。入札前取引の利回り4.895%を下回り、需要が堅調だったことを示した。TDセキュリティーズの米金利戦略責任者、ジェナディー・ゴールドバーグ氏は「30年債の堅調な入札結果は、外国人投資家の需要や財政赤字拡大に対する懸念はなお残るものの、高水準の利回りでは需要が依然として強いことを示している」と述べた。

⑤. 自動車関税引き上げ示唆
トランプ大統領は自動車関税を引き上げる可能性を示唆した。ゼネラル・モーターズ(GM)が関税回避を目的に今後2年間で米国内の工場に40億ドル投資する計画に言及。輸入自動車関税を現行の25%から引き上げることで、国内の自動車産業を一段と保護できる可能性があると述べた。ホワイトハウスでトランプ氏は「そう遠くない将来に、その関税を引き上げるかもしれない」と発言。「関税率を上げれば上げるほど、米国内に工場を建てる可能性は高まる」と語った。
13日 【日本株】
日経平均 37,834.25 -338.84 -0.89%
TOPIX 2,756.47 -26.50 -0.95%
--------------------------------------------------------------
日経平均 ⇒+◆nr.様子見 ⇒+◆nr.様子見 ⇒▲2Gap.調整.Sup10MA ⇒▲Zone.窓埋めへ
TOPIX ⇒+◆nr.様子見 ⇒+◆nr.様子見 ⇒▲Gap.調整.Sup10MA ⇒▲Zone.20MA割れ
--------------------------------------------------------------
【日経平均VI】
日経平均VI 27.44 +3.92 +16.67% ⇒▽WR ( 27台 )
日経平均VI 23.52 +0.72 +3.16% ⇒▽反発 ( 23台 )
日経平均VI 22.80 -0.15 -0.65% ⇒▲はらみ下げ ( 22台 )
--------------------------------------------------------------
13日、株は大幅安、中東緊迫でリスク回避-債券高、一時円買い

13日の日本市場では株式が大幅下落し、日経平均株価の下げ幅は一時600円を超えた。
・イスラエルがイランを空爆し、中東情勢の緊迫化からリスク回避の動きが強まった。
・イスラエルによるイラン攻撃や為替相場が一時円高に振れたことを受けて、景気や企業業績への懸念から売りが優勢となった。

 ・トランプ米大統領が自動車関税を引き上げる可能性を示唆したことも嫌気され、輸送用機器や電機のほか、化学や非鉄金属、繊維など素材株が下落。
・金利低下もマイナス要因となり、銀行や保険など金融株も安い。
・面、原油高メリットを享受する鉱業や石油・石炭製品株は上昇。三菱重工業やIHIなど防衛関連の一角、航路運賃上昇の思惑から海運株も高い。


三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト
「地政学リスクによる原油高はインフレ圧力や政策不透明感を高める上、企業にとって原材料コストの上昇につながりかねない」と。

りそなホールディングスの武居大暉ストラテジスト
日本株が高値圏にあったため、地政学リスクの高まりが利益確定売りを誘発するような動きになったと指摘。TOPIXコア30指数の下げに言及し、海外の大口投資家が利益確定をしている可能性があるとの見方。

--------------------------------------------------------------
日経平均は続落、地政学リスクの高まり受けて終日軟調推移

・米株式市場の動向を横目に、13日の日経平均は42.84円安の38130.25円と続落して取引を開始。

・朝方に下げ幅を大きく広げると前場中ごろに安値をつけた。その後は軟調もみ合い展開となり、戻りは鈍かった。
・引き続きトランプ米政権の関税政策や米中交渉の不透明感が株価の重しとなるなか、取引開始後にイスラエルがイランの核関連施設を攻撃したと伝わり投資家心理が悪化、リスク回避の売りが広がり指数を押し下げた。

・また、外国為替市場で円高が進行したほか、トランプ米大統領が自動車関税の引き上げの可能性に言及したことが売り圧力につながった。
・そのほか、来週には日米の金融政策決定会合など重要イベントも多く、週末要因も相まって買い材料にも乏しかった。

・大引けの日経平均は前日比338.25円安の37834.25円。

・鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業が上昇。
・空運業、繊維製品、サービス業が下落。

--------------------------------------------------------------

【個別銘柄】イオン、INPEX など 


▽イオン 4449 +165大幅続伸。
8月末を基準日として、1:3の株式分割を実施すると発表している。株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが目的としている。株式分割に伴い、期末配当金予想は20円から7円に変更、株式分割前換算での年間配当金は従来の40円から41円に小幅増配の形へ。
株主優待制度も変更、株式分割後の300株未満株主にも還元サービスなどを提供する。

▽INPEX 2122.5 +61.5大幅続伸。
NY原油先物が時間外取引で急伸、一時6%超の上昇となっている。イスラエルによるイラン攻撃の可能性が指摘されていた中、テヘランの数カ所で爆音が聞かれたなどとも伝わっており、空爆が実施されたとみられている。
今後の原油需給のひっ迫につながっていくとの見方が優勢に。原油高メリットが想定される同社のほか、富士石油や石油資源など石油関連株の一角に資金が向かう展開へ。

--------------------------------------------------------------
6.13 動いた株・出来た株
◇東京電力HD<9501> 411 +15.5 ⇒ 柏崎刈羽原発6号機の再稼働期待続く。
◇イオン<8267> 4436 +152 ⇒ 株式分割実施発表で株主優待は実質拡充へ。
◇日本製鋼所<5631> 7782 +231 ⇒ 中東情勢緊迫化で防衛関連として買われる。
◇セガサミーHD<6460> 3001 +86 ⇒ SBI証券では来期以降の業績予想を上方修正。
◇スクエニHD<9684> 9242 +257 ⇒ 3Dインベストメントが株式を買い増し。
◇バンナムHD<7832> 4756 +128 ⇒ CLSA証券では目標株価を引き上げ観測。
◆東京エレクトロン<8035> 23795 -1205 ⇒ リスクオフの流れから半導体関連の主力処は軟調。
◆東邦チタニウム<5727> 1237 -61 ⇒ 前日は再編プレミアムへの期待先行で大幅高。
◆ローツェ<6323> 1767.5 -77.5 ⇒ 半導体関連ではさえない動きが目立ち。
--------------------------------------------------------------
//◆▲▽▲◇▽//◆◆◇◆▲ ドル円 143円半ば( 金融政策意識 )
//◆◆◇◆▽◇//◆◇◇◇◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▽◇▲◇▽//_◇◆▽◇ 原油  68ドル台 (社会システムの正常化待ち )
--------------------------------------------------------------
外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◆ドル下落 ◇円高へ.143円半ば 原油.◇もみあい.68ドル台 
6.13
米ドル/円 143.55 - 143.56
ユーロ/円 166.26 - 166.33
ユーロ/米ドル 1.1585 - 1.1588
英ポンド/円 195.36 - 195.44
豪ドル/円 93.68 - 93.77
スイスフラン/円 177.09 - 177.14
原油(WTIC原油先物) 68.32 +0.17 (+0.26%) ⇒▽トリプル ⇒◆かぶせ ⇒▽Wrクアトロ ⇒◇もみあい

◆ドル下落 ◇円もみあい.144円半ば 原油.▽Wrクアトロ.67ドル台  
6.12
米ドル/円 144.41 - 144.42
ユーロ/円 165.96 - 166.03
ユーロ/米ドル 1.1491 - 1.1498
英ポンド/円 195.60 - 195.85
豪ドル/円 93.89 - 93.96
スイスフラン/円 176.16 - 176.29
原油(WTIC原油先物) 67.96 +2.98 (+4.58%) ⇒▽クアトロ ⇒▽トリプル ⇒◆かぶせ ⇒▽Wrクアトロ

◇ドル反発 ▲円安方向へ.144円後半 原油.◆かぶせ.64ドル台  
6.11
米ドル/円 144.82 - 144.91
ユーロ/円 165.45 - 165.56
ユーロ/米ドル 1.1424 - 1.1426
英ポンド/円 195.45 - 195.64
豪ドル/円 94.47 - 94.53
スイスフラン/円 176.00 - 176.11
原油(WTIC原油先物) 64.74 -0.55 (-0.84%) ⇒+◆上げ ⇒▽クアトロ ⇒▽トリプル ⇒▲かぶせ

StockCharts ⇒  


6.9
NYダウ   42,761.76 -1.11 0.00%
S&P500   6,005.88 +5.52 +0.09%
NASDAQ 19,591.23 +61.28 +0.31%
--------------------------------------------------------------
6.10
NYダウ   42,866.87 +105.11 +0.25%
S&P500   6,038.81 +32.93 +0.54%
NASDAQ 19,714.98 +123.75 +0.63%
--------------------------------------------------------------
6.11
NYダウ   42,865.77 -1.10 0.00%
S&P500   6,022.24 -16.57 -0.27%
NASDAQ 19,615.87 -99.11 -0.50%
--------------------------------------------------------------
6.12
NYダウ   42,967.62 +101.85 +0.24%
S&P500   6,045.26 +23.02 +0.38%
NASDAQ 19,662.48 +46.60 +0.23%
--------------------------------------------------------------

NYダウ(INDU) ⇒◆nrもみあい.様子見 ⇒▽吞込.高値圏 ⇒◆nrもみあい.様子見 ⇒◇呑込み反発 
S&P500(SPX) ⇒◇nr.様子見 ⇒▽トリプル.高値圏 ⇒▲かぶせ.調整 ⇒◇nr切り込み  
NASDAQ(COMPQ) ⇒◇nr.様子見 ⇒▽トリプル.高値圏 ⇒▲吞込み.調整 ⇒◇nr差し込み
【 SOX指数 】
5,249.15 +16.62 (+0.32%) ⇒▽QUAD.高値圏 ⇒▽トリプル.高値圏 ⇒▲nr.調整 ⇒◇nr差し込み

【 VIX恐怖指数 】
18.02 +0.76 (+4.40%) ⇒◇はらみ ⇒▲切下げ ⇒▽nr反発 ⇒+◇nr上げ
⇒+1.83P (17台)
⇒+2.06P (16台)
⇒+2.33P (17台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

-------------------------------------------------------------
 米国株、ダウ反発し101ドル高 AI需要期待 S&P500種は2月中旬以来の高値 
◇呑込み反発
ダウ工業株30種平均は反発
・ダウ平均の構成銘柄ではないが11日夕にオラクルが発表した決算や見通しが人工知能(AI)需要の強さを示し、ハイテク株や半導体株の一角に買いが入った。一方、米関税政策を巡る不透明感からダウ平均の上値は重かった。

◇nr差し込み
ナスダック総合株価指数は反発
・11日夕にオラクルが発表した決算や見通しが人工知能(AI)需要の強さを示し、ハイテク株や半導体株の一角に買いが入った。

NYダウは101ドル高、PPI受け利下げ期待強まる

・中東情勢の悪化を警戒し、寄り付き後、下落。

・その後、生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続きインフレ鈍化のあらたな証拠となったほか、失業保険申請件数の増加で労働市場の減速を背景に利下げ期待が高まり、買いに転じた。

・終日買戻しが続き堅調に推移し、終了。
--------------------------------------------------------------

1.
・オラクルは一時15%近く上昇し、上場来高値を付けた。AI開発需要の高まりなどからクラウド事業が好調で、見通しも全般に強気だった。ダウ平均の構成銘柄ではAI普及の追い風を受けると期待されるマイクロソフトやエヌビディアなどが買われた。

・朝方発表の5月米卸売物価指数(PPI)の前月比の上昇率が0.1%と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.2%)を下回った。前日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)も市場予想を下回り、関税引き上げがインフレの急加速を招くとの警戒感がいったん緩和した。米債券市場では米長期金利が前日の4.42%から4.3%台に低下(債券価格は上昇)し、株式の相対的な割高感が薄れた。

・ダウ平均は寄り付き直後に250ドルあまり下げる場面があった。トランプ政権の関税政策や貿易相手との交渉を巡る不透明感が売りを誘った。トランプ米大統領は11日夜、中国以外の貿易相手に対する相互関税について「貿易協定の条件を示した書簡を1〜2週間以内に送る」と述べた。トランプ氏は4月9日に90日間、相互関税の一部を停止する措置を発表していた。猶予期間の延長については「その必要性はないだろう」との考えを示した。

・一方、ベッセント米財務長官は11日に、誠意を持って交渉に臨んでいる国に対しては「交渉継続のための期限を延長する可能性が極めて高い」などと述べていた。関税交渉の進展への不透明感や、トランプ政権が貿易相手に示す条件が想定以上に厳しくなることへの警戒は投資家心理の重荷だった。


2.
・ソフトウエア・サービス、保険が上昇。
・自動車・自動車部品が下落。


・AI普及の追い風を受けると期待されるマイクロソフトやエヌビディアなどが買われた。
・ユナイテッドヘルス・グループやメルク、アムジェンなどディフェンシブ株の一角も上げた。
・スリーエムやベライゾン・コミュニケーションズ、ウォルマートも安い。
・ヘルスケア事業者と製造者にサービスを提供するカーディナルヘルス(CAH)は通期の調整後1株当たり利益見通しや長期成長目標の引き上げが好感され、上昇。


・ボーイングは4%超安。--同社の中型機が墜落した。原因は明らかになっていないものの、受注や生産への影響が懸念された。
・スリーエムやベライゾン・コミュニケーションズ、ウォルマートも安い。
・ゼネラル・エレクトリック(GE)も事故機に同社のエンジンが搭載されていたため、下落。
・ゲーム販売会社のゲームストップ(GME)は17.5億ドル規模の転換社債発行計画を発表し、下落。


3.
・オラクルが発表した決算や見通しが人工知能(AI)需要の強さを示し、ハイテク株や半導体株の一角に買いが入った。
・ソフトウエアメーカーのアドビ(ADBE)は取引終了後に第2四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益が予想を上回り、時間外取引で買われたのち、売りに転じている。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 215.43 +0.98%
◇ エヌビディア 145 +1.52%
◇ ASML 786.21 +0.27%
◇ インテル 20.77 +0.44%
◆ QCOM クアルコム 158.7 -0.49%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 175 +1.28%
◆ AMD 118.5 -2.18%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 116.18 +0.13%
◆ テラダイン 85.91 -1.01%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 214.1 0.77%
◆ エヌビディア 142.83 -0.78%
◆ ASML 784.09 -0.11%
★ インテル 20.68 -6.46%
◇ QCOM クアルコム 159.48 0.22%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 172.79 -0.56%
◆ AMD 121.14 -1.71%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 116.03 1.66%
◆ テラダイン 86.79 -2.17%
--------------------------------------------------------------
☆ TSM 212.46 2.64%
◇ エヌビディア 143.96 0.93%
◇ ASML 784.97 1.92%
☆ インテル 22.08 7.81%
◇ QCOM クアルコム 159.13 2.39%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 173.77 2.34%
◇ AMD 123.24 1.24%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 114.14 2.88%
◇ テラダイン 88.7 2.19%
--------------------------------------------------------------

【米国市況】⇒

【NY外為】 ◆ドル下落 ◇円高へ.143円半ば
//▲▽▲◇▽//◆◇◆ 
・為替市場ではドル指数が3年ぶりの水準に低下。-- PPIの下振れに加え、失業保険継続受給者数が2021年終盤以来の高水準に達したことで年内の利下げ観測が強まり、ドル売りが膨らんだ。関税を巡るトランプ大統領の発言で、米経済見通しに対する懸念が再燃したこともドル売り材料となった。
・対ドルでの円相場は上昇。朝方の米経済指標発表後に1ドル=143円19銭まで上げた。

ドル円相場は 米東部時間 16時 54 分
⇒¥143.51 -¥1.05 -0.73%
⇒¥144.60 -¥0.27 -0.19%
⇒¥144.90 ¥0.33 +0.23%

6.12
ラボバンクのマクロストラテジスト、モリー・シュワルツ氏
「前日、CPIが予想を下回り、投資家センチメントの転換点となった」と指摘。「この日朝方に発表されたPPIが予想を下回ったことで、前日のCPIが示唆したインフレ鈍化シナリオが後押しされ、利回りのさらなる低下につながった」と話した。「これがドルの安値更新に必要な最後の一押しになった」と。

ノムラ・インターナショナルのドミニク・バニング氏
「ドルの弱さは成長・リターン見通しの反転が原因だというのが当社の基本的な見解だ」と述べた。「労働市場の軟化や失業保険申請件数の高止まり、予想を下回ったCPIとPPIなど最近の統計は全て、この景気循環の反転の継続を示している」と。
さらに「投資家は米資産を大幅にオーバーウエートしてきた。特に過去2年は、米国への運用資金流入が急増した」と指摘。「この資金フローの減速、または緩やかな巻き戻しは引き続きドルを圧迫する要因となり得る」とし、「この資産配分シフトの最大の受益者はユーロと円だ」と。

【米国株】
◇反発
//▽▽◇▲▽//◇◇◆◇

・米株式相場は反発。
・S&P500種株価指数は2月20日以来の高値で終えた。
・イスラエルが近日中にイランに対し軍事行動を取ることを検討していると、ABCニュースが報じたため、地政学的な懸念が株式相場を圧迫する場面もあった。
・米生産者物価指数(PPI)は5月も抑制されたインフレを示し、関税による消費者や企業への影響がまだ本格的に表れていないことを示唆した。PPIは前月比0.1%上昇と、エコノミスト予想の中央値0.2%上昇を下回った。

・オラクルは過去最高値を更新した。クラウドインフラ事業について強気な見通しを示したことが好感された。
・ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーター、ステランティスの株価はいずれも下落。--トランプ大統領は国内自動車産業の保護を目的に自動車関税を引き上げる可能性を示唆した。貿易相手国・地域との摩擦を一段と高める恐れがある。

6.12
RGAインベストメンツのリック・ガードナー氏
「株式相場は回復基調を強め、2月に記録した過去最高水準に近づいているが、株価をその水準以上に押し上げる要因は何なのかと投資家は間もなく自問するようになるかもしれない」と。
「次の原動力となり得る要因は、中国との通商合意や2017年の減税措置の延長、そしてインフレが引き続き緩和される中での利下げの可能性だ」と。

ノースライト・アセット・マネジメントのクリス・ザッカレリ氏
「2日連続でインフレ指標が予想を下回り、連邦公開市場委員会(FOMC)には様子見の姿勢を維持する余地が生まれた」と指摘。「インフレ率が上昇しない限り、あるいはさらに良いことに低下している場合、FOMCは物価安定という責務に対し、新たな関税措置と通商交渉が年内にどれほど影響するか、さらに多くの情報を忍耐強く待つことができる」と。

【米国債】
▽上昇
//◆◆▽◆▲//◇◇▽▽
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・30年債入札(発行額220億ドル)後に30年債利回りは4.8%に近づいた。最高落札利回りは4.844%と、入札締め切り午後1時現在の入札前取引の利回り4.895%を下回り、需要が堅調だったことを示した。

・米10年債利回り
⇒4.37% -5.5 -1.25%
⇒4.42% -5.1 -1.15%
⇒4.47% -0.2 -0.04%
  
・米30年債利回り
⇒4.85% -7.1 -1.44%
⇒4.91% -1.4 -0.29%
⇒4.93% -1.0 -0.21%
  
6.12
TDセキュリティーズの米金利戦略責任者、ジェナディー・ゴールドバーグ氏
「30年債の堅調な入札結果は、外国人投資家の需要や財政赤字拡大に対する懸念はなお残るものの、高水準の利回りでは需要が依然として強いことを示している」と。

カロバー・キャピタルのハリス・クルシド最高投資責任者
「利下げ1回が再び視野に入ったのは間違いない。2回については生産者物価指数(PPI)および労働市場の動向次第だろう」と。

【原油】
◆小反落
//▽◇▲◇▽//◇◆▽◆ 
・小反落。
・トランプ米政権が前日に表明した新たな関税方針や中東情勢の緊迫化を受け、様子を見極めたいとのムードが広がった。
 ・トランプ大統領は11日夜、一方的に関税率を設定し、「今後おおよそ1週間半か2週間以内」に各国・地域に書簡を送ると述べた。これがリスク資産への投資意欲を減じさせた。

・原油相場はイラン核合意を巡るトランプ大統領の発言に反応して朝方から買いが優勢になっていた。トランプ氏は、核開発計画の停止に合意するようイランを説得できるかどうか「自信を失いつつある」とニューヨーク・ポスト紙に対して述べた。

⇒WTI先物7月限は、前日比11セント(◆0.2%)安い1バレル=68.04ドル。
⇒WTI先物7月限は、前日比3.17ドル(▽4.9%)高い1バレル=68.15ドル。
⇒WTI先物7月限は、前日比31セント(◆0.5%)安い1バレル=64.98ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント8月限は41セント(◆0.6%)下落し、69.36ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント8月限は2.90ドル(▽4.3%)上昇し、69.77ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント8月限は17セント下落し、◆66.87ドル。


6.12
ヘリマ・クロフト氏らRBCキャピタル・マーケッツのアナリスト
「米国がバグダッドの大使館から不要不急の職員を全て退避させ、バーレーンとクウェートからもそうした職員の出国を認めたことは、地域における脅威の高まりを示唆している」と。

【NY金】
▽上昇
//▽◆▽◆◆//◇◆◇▽
・金スポット相場は続伸。
・予想を下回った米PPI統計を受け、年内の利下げ観測が一段と強まったことが上げ材料となった。
・この日に別途発表された米失業保険統計では、継続受給者数が2021年終盤以来の高水準に達し、失業者が新たな就職先を見つけるのに時間がかかっていることをあらためて示した。


⇒金先物8月限は58.70ドル(▽1.8%)高の3402.40ドル。
⇒金先物8月限は◇30セント高の3343.70ドル。
⇒金先物8月限は11.50ドル(◆0.3%)安の3343.40ドル。

>>6.11
サクソバンクの商品戦略責任者オーレ・ハンセン氏
物価の落ち着きが示されて早期利下げ観測が高まったことが金相場を支えたと指摘。その上で、レンジ取引が続いているとし、金相場がそれを抜け出すには「経済データが一段と悪化する必要がある」と。

【欧州株】

6.9
英FTSETM100指数 8,832.28 -5.63 -0.06%
独DAX指数 24,174.32 -130.14 -0.54%
仏CAC指数 7,791.47 -13.40 -0.17%
--------------------------------------------------------------
6.10
英FTSETM100指数 8,853.08 +20.80 +0.24%
独DAX指数 23,987.56 -186.76 -0.77%
仏CAC指数 7,804.33 +12.86 +0.17%
--------------------------------------------------------------
6.11
英FTSETM100指数 8,864.35 +11.27 +0.13%
独DAX指数 23,948.90 -38.66 -0.16%
仏CAC指数 7,775.90 -28.43 -0.36%
--------------------------------------------------------------
6.12
英FTSETM100指数 8,884.92 +20.57 +0.23%
独DAX指数 23,771.45 -177.45 -0.74%
仏CAC指数 7,765.11 -10.79 -0.14%
--------------------------------------------------------------

⇒◆nrはらみ.調整 ⇒▽nr.様子見 ⇒◇nr.様子見 ⇒◇nr.高値圏
⇒▲Gap.調整2 ⇒▲Gap.調整3.Sup20MA ⇒◆nr.様子見 ⇒-Gap.◇nr様子見 ⇒▲gap.調整 ⇒▽吞込.+test20MA ⇒▲吞込み.調整 ⇒-Gap.◇nr様子見

◆下落
//◆◇◇◇◇//◆◇◆◆
・欧州株は下落。--トランプ米大統領が2週間以内に一方的な関税率を設定すると発言したことを受け、新たな貿易戦争の懸念が投資家心理を圧迫。
・ストックス欧州600指数は0.3%下落。
・米国の統計で航空運賃が4カ月連続で前月比を下回ったことを受け、旅行・レジャーセクターが最大の下落率。
・ドイツのルフトハンザ航空は3.7%、イージージェットは3.8%とそれぞれ下落。


【欧州債】
◆下落
//◆◇◇▲◇//◇◇◆ 
・12日の欧州債券市場は、同日発表の5月の米生産者物価指数(PPI)がインフレ鈍化の新たな兆候を示したことを受け、上昇基調が続いた。
・ドイツの10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.47%。
・英国では、4月の国内総生産(GDP)が前月比0.3%減と6カ月ぶりにマイナスに転じ、イングランド銀行(英中央銀行)に対する利下げ期待が高まった。


・独国債10年物
⇒2.48% -0.06
⇒2.54% +0.01
⇒2.52% -0.04
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.48% -0.08
⇒4.55% +0.01
⇒4.54% -0.09
---------------------------

Powered By Blogger