*かぶとうし塾


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2024年9月12日木曜日

◆ドル弱い 円高モード続く.142円前半 原油.▽はらみ反発.67ドル台 令和6.9.12.Thus

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.米コアCPI伸び加速
8月の米消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが市場予想に反して加速。~ コアCPIは前月比0.3%上昇と、伸びは4カ月ぶりの大きさだった。サービス分野で最大部分を占める住居費は前月比0.5%上昇と、1月以来の大幅な伸び。2カ月連続で加速した。

②.米利下げ幅予想
CPI統計を受け、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で決定される利下げ幅は0.25ポイントにとどまるとの見方でトレーダーは一致しつつある。~ シティグループのエコノミストすら、今月の大幅利下げを見込んでいた大胆な予想を修正した。~ ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、労働市場に弱含みの兆候が出ているため、「50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利下げもあり得る」とし、「その確率は30%台前半だろう」と。

③.日鉄が土壇場の努力
日本製鉄によるUSスチールの買収実現を目指すぎりぎりの努力が始まった。両社は全米鉄鋼労働組合(USW)との交渉過程を文書で公表。~ USスチールが大統領選の激戦州であるペンシルベニア州に本社を置くこともあって、買収計画は選挙戦で言及されるなど政治問題化した。日鉄の森高弘副会長はワシントンを訪問し、米政府高官らと会談。

④.AIブーム失速とウィルソン氏
S&P500種株価指数を最高値に押し上げた人工知能(AI)ブームが失速していると、モルガン・スタンレーのチーフストラテジストを務めるマイク・ウィルソン氏は述べた。最近乱高下しているエヌビディアに限らず、半導体銘柄の低迷にそれは表れ始めていると指摘。~ AIが長期的に生産性を革新的に変える可能性は大いにあるものの、短期的な可能性に賭けて株価をつり上げてきた動きは時期尚早だったと。

⑤.エヌビディア製品巡り緊張高まる
エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は、需給が逼迫(ひっぱく)する同社製品の奪い合いで一部顧客が不満を募らせており、緊張が高まっているとの認識を示した。「需要は非常に高い。誰もが一番先になりたいし、誰もが最上位になりたがる」とフアン氏。~ 同社の次世代AI半導体「ブラックウェル」に対しては旺盛な需要があると、フアン氏は指摘。サプライヤーは需要に追いつくために最大限の努力で前進していると。
12日 【日本株】
日経平均 36,833.27 +1,213.50 +3.41%
TOPIX 2,592.50 +61.83 +2.44%
日経平均 ⇒▲nrかぶせ.様子見 ⇒▼wr下げ.調整 ⇒▽Cog.買い戻し
TOPIX ⇒▲nrかぶせ.様子見 ⇒▼wr下げ.Low ⇒▽Cog.買い戻し
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【日経平均VI】
日経平均VI 26.73 -1.60 -5.65% ⇒-△nr.BigDn ( 26台 )
日経平均VI 28.33 +0.20 +0.71% ⇒△nr上げ ( 28台 )
日経平均VI 28.13 -0.59 -2.05% ⇒▲nr ( 28台 )
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12日、日経平均が3%超反発、米大幅利下げ観測後退で円高一服

12日、東京株式相場は大幅反発し、日経平均の上昇率は一時3.5%に達した。
・為替の円高一服により、自動車など輸出関連株に買いが入ったほか、米国の半導体関連株高を受けて電機や機械も高く、東証33業種は全て上昇。

・トヨタ自動車や日立製作所がTOPIXの上昇をけん引。
・アドバンテストなど半導体関連のほか、三菱UFJフィナンシャル・グループなど銀行株も買われる。

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アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー

・市場の米利下げ幅の予想が25bpになったことで、円高懸念が和らいだと指摘。半導体関連株の反発が相場を押し上げたと。

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日経平均は8日ぶりに反発、買戻し優勢で1200円超の大幅高

・米国株の上昇や為替の円高進行一服などを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。
・足元の下げに対する買戻しが先物市場で入ったとの観測から、日経平均は上げ幅を広げ、前日比1200円超の大幅高となった。

・明日の9月限オプション・先物特別清算指数(SQ値)を意識した売買も入り、先物主導の相場展開となった。

・大引けの日経平均は前日比1213.50円高(+3.41%)の36833.27円。

・電気機器、機械、非鉄金属、輸送用機器、海運業の上げが目立った。
・下落セクターなし。

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【個別銘柄】三菱重、JFE、IHI、アドバンテス など 


▽三菱重 1733.5 +90.5大幅反発。
CFOインタビュー報道が伝わっており、買い材料にもつながっているようだ。25年3月期受注高については、期初予想の5.8兆円より上にいくと期待していると述べており、6兆円台になる可能性なども指摘されている。
投資家の注目度が高いガスタービンや防衛関連などの事業が好調のようだ。また、M&Aなどで大きな資金ニーズがあっても、負債調達の余力はあると財務体質の強さなども強調しているようだ。

+JFE 1853.5 +19.5反発。
SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に、目標株価も2900円から2300円に引き下げた。内外鋼材需要の減速傾向、中国発の鋼材市況下落が続いており、下期の需要回復や海外グループ会社の改善を前提とする同社の業績見通し下振れと減配のリスクは高まっていると分析。
当面は世界的な鉄鋼需給の改善を待つスタンスが必要と指摘しているようだ。ただ、全般高に連れて総じて堅調。

▽IHI 6730 +631急伸。
大和証券では投資判断を「3」から「1」に2段階格上げ、目標株価も4400円から8000円にまで引き上げている。民間航空機エンジンのスペアパーツ事業が想定以上のペースで回復、営業利益率が推定50-60%と高いことで、全社利益の大きな牽引役となる見込みとしている。
利益積み上げによる今後の財務体質改善も期待と評価。海外航空機エンジン関連企業との対比で、株価の割安感は大きいと判断しているようだ。

▽アドバンテス 6293 +530大幅反発。
同社をはじめ、本日は主力の半導体関連株が一斉高の展開になった。前日の米国株式市場はCPI発表を受け、売り先行後に大きく切り返す展開に。
加えて、米国の大幅利下げ観測が後退したことで、今後の一段の円高進行懸念なども低下し、国内主力大型株の支援材料につながった。とりわけ、米国ではエヌビディアが8%超の上昇となり、SOX指数も4.9%高、半導体関連株への関心が高まる状況に。

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9.12 動いた株・出来た株
◇さくらインターネット<3778> 4325 +505 ⇒ データセンター投資活発化の流れや半導体株高を手掛かりに。
◇IHI<7013> 6595 +496 ⇒ 大和証券では投資判断を2段階格上げ。
◇ソフトバンクグループ<9984> 8463 +589 ⇒ 英アームの株価急騰が刺激。
◇アドバンテスト<6857> 6177 +414 ⇒ 米SOX指数大幅上昇で半導体関連が株高のリード役に。
◇日本電気<6701> 13195 +825 ⇒ みずほ証券では目標株価を引き上げ。
◇イビデン<4062> 4293 +248 ⇒ 半導体株高の中でリバウンド狙いの動き優勢に。
//◇◇▲▲◆▲//◆◇◆◆ ドル円 142円台( 金融政策意識 )
//◇▽▲▲◇▲//◆◇◆◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◇▲▲◆▲//_▽▲◇ 原油 67ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◆ドル弱い 円高モード続く.142円前半 原油.▽はらみ反発.67ドル台 
9.12
米ドル/円 142.26 142.27
ユーロ/円 156.67 156.70
ユーロ/米ドル  1.1013 1.1014    
英ポンド/円 185.56 185.59
豪ドル/円 94.96 94.98
スイスフラン/円 166.95 166.98
原油(WTIC原油先物) 67.31 +1.56 +2.37% ⇒▽nrはらみ反発 ⇒▲Wr吞込み.Low5 ⇒▽はらみ反発

▲ドル弱い 円全面高に.142円前半 原油.▲Wr吞込み.Low5.65ドル台  
9.11
米ドル/円 142.35 142.36
ユーロ/円 156.88 156.91
ユーロ/米ドル  1.1021 1.1022    
英ポンド/円 186.19 186.22
豪ドル/円 94.69 94.71
スイスフラン/円 168.08 168.12
原油(WTIC原油先物) 65.75 -2.96 -4.31% ⇒▲wr吞込み.Low4 ⇒▽nrはらみ反発 ⇒▲Wr吞込み.Low5

◇ドル反発 円高モード一服.142円後半 原油.▽nrはらみ反発.68ドル台  
9.10
米ドル/円 142.91 142.92
ユーロ/円 157.74 157.77
ユーロ/米ドル  1.1036 1.1042    
英ポンド/円 186.81 186.94
豪ドル/円 95.22 95.24
スイスフラン/円 168.27 168.38
原油(WTIC原油先物) 68.71 +1.04 +1.54% ⇒▲nrもみあい ⇒▲wr吞込み.Low4 ⇒▽nrはらみ反発

StockCharts ⇒  
9.11
NYダウ   40,861.71 +124.75 +0.31%
NASDAQ 17,395.53 +369.65 +2.17%
S&P500   5,554.13 +58.61 +1.06%

NYダウ(INDU) ⇒▽wr反発.test10MA ⇒▼かぶせ.様子見 ⇒▽たくり線.反発
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽nrはらみ反発 ⇒▽下ひげ.買戻し ⇒▽たくり線.10MA突破
S&P500(SPX) ⇒▽はらみ反発 ⇒▽下ひげ.買戻し ⇒▽たくり線.10/50MA突破 
【 SOX指数 】
4910.17  +229.50 (+4.90%) ⇒▽nrはらみ反発 ⇒▽下ひげ.買戻し ⇒▽Wr.10/200MA突破

【 VIX恐怖指数 】
17.69 -1.39 (-7.29%) ⇒◆wr大幅下げ ⇒◆nr切下げ ⇒▲Wr切下げ
⇒-7.29P
⇒-1.90P
⇒-13.09P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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米国株、ダウ反発 ハイテク株に買い ナスダックは3日続伸 ⇒  
▽たくり線.反発 ⇒ ダウ工業株30種平均は反発。
・朝発表の8月の米消費者物価指数(CPI)を受け、米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ観測が後退した。午前には700ドル安となる場面があったものの、売り一巡後はハイテク株に買いが入り、下げ幅を縮小。ダウ平均は上昇して終えた。

▽たくり線.10MA突破 ⇒ ナスダック総合株価指数は3日続伸。
・エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の上昇が目立った。
・半導体のエヌビディア(NVDA)はファンCEOがイベントで、同社製品への需要が過剰に強く、顧客間の緊張高まりにもつながっていると言及し、需要の強さを強調したため、上昇。
NYダウは124ドル高、ハイテクがけん引
1.
・8月消費者物価指数(CPI)のコア指数が想定外に加速し大幅な利下げ期待を受けた買いが後退し、寄り付き後、下落。
・9月末の政府機関閉鎖リスクを警戒した売りも相場をさらに押し下げ、大幅続落した。

・その後、金融ゴールドマン・サックス・グループ(GS)のソロモン最高経営責任者(CEO)が同社主催のイベントにおいて、依然ソフトランディングを予想していると景気に楽観的見解を示したこと、金融セクターの持ち直しでダウが下げ幅を縮小。
・ナスダックは半導体のエヌビディア(NVDA)などが後押しし、上昇に転じ相場全体を支援した。

・終盤にかけ、ダウもプラス圏を回復し終了。
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・米連邦準備理事会(FRB)は17〜18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決める公算が大きい。利下げ幅を巡る市場の見方が定まらないなか、11日発表の8月の米CPIの内容を見極めたい雰囲気があった。10日夜には米大統領選の候補者討論会があり、「経済政策の議論を注目したい」(インタラクティブ・ブローカーズのホセ・トーレス氏)との声があった。

・金融株に売りが出て、ダウ平均を下押しした面もある。経営陣が2025年の純金利収入の市場予想は「高すぎる」との見方を示したJPモルガン・チェースが売られた。前日にデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)がトレーディング部門の低調な見通しを示したゴールドマン・サックスも安かった。

・ダウ平均は売り一巡後に下げ幅を縮めた。前週に下げが目立ったハイテク株の一部に買いが入った。景気の先行きへの警戒が根強い中、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ株の一角にも買いが入り、ダウ平均を支えた。

2.
・半導体・同製造装置、ソフトウエア・サービスが上昇。
・家庭・パーソナル用品が下落。


・アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトが上昇。アメリカン・エキスプレスやIBM、インテルも買われた。
・太陽電池モジュール製造会社、ファーストソーラー(FSLR)は10日夜に開催された大統領候補の討論会を受け民主党優勢との見方に、売り上げ増期待に、上昇。


・トラベラーズやユナイテッドヘルス・グループ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は下落。
・共和党候補のトランプ氏が推進の暗号資産関連で取引所のコインベース(COIN)は下落。
・ゲーム販売小売りのゲームストップ(GME)は売り上げが大幅に落ち込み、大幅安。


3.
・エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の上昇が目立った。
・半導体のエヌビディア(NVDA)はファンCEOがイベントで、同社製品への需要が過剰に強く、顧客間の緊張高まりにもつながっていると言及し、需要の強さを強調したため、上昇。

SOX指数 銘柄 ⇒
☆ TSM 170.23 +4.80%
☆ エヌビディア 116.91 +8.15%
☆ ASML 800.14 +6.49%
☆ インテル 19.64 +3.48%
☆ QCOM クアルコム 166.56 +3.02%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 185.94 +4.43%
☆ AMD 149.86 +4.91%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 90.65 +4.38%
☆ テラダイン 131.51 +4.90%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 162.43 -0.22%
◇ エヌビディア 108.1 +1.53%
◇ ASML 751.38 +0.21%
◆ インテル 18.98 -0.47%
◇ QCOM クアルコム 161.68 +0.57%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 178.05 +0.28%
☆ AMD 142.84 +3.39%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 86.85 +0.67%
◇ テラダイン 125.37 +0.94%
--------------------------------------------------------------
☆ TSM 162.78 +3.80%
☆ エヌビディア 106.47 +3.54%
◆ ASML 749.82 -0.39%
◇ インテル 19.07 +0.95%
◇ QCOM クアルコム 160.77 +1.63%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 177.55 +1.60%
☆ AMD 138.15 +2.83%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 86.27 -0.13%
◇ テラダイン 124.2 +2.26%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
◆ドル弱い 円高モード維持
//_▲▲◆▲//◇▲◆ 
・円が対ドルでCPI発表後に1ドル=142円54銭まで下げた。その後141円台前半まで買われる場面もあったが、午後にはほぼ変わらずの142円台半ばまで上げを縮小した。

ドル円相場は *米東部時間 16時 45 分
⇒¥142.41 -¥0.03 -0.02%
⇒¥142.49 -¥0.69 -0.48%
⇒¥143.12 ¥0.82 +0.58%

9.11
オスカー・ムニョス氏らTDセキュリティーズのストラテジスト

「市場は2024年の米利下げをほぼ目いっぱい織り込んでいたため、米経済指標の安定の兆しには弱い」と、11日付のリポートで指摘。ドルはマクロ経済や政治、地政学的な面での長引く不確実性を踏まえると構造的に割安に見えると。

【米国株】
▽上昇
//_▲◆◆▲//▽◇▽ 
・11日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は3日続伸となった。
・米消費者物価指数(CPI)統計で、食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが市場予想を上回ったため、売り優勢で始まったが、大手ハイテク株を中心に買いが入り、上げに転じた。

・エヌビディアは8%上昇し、半導体株の上げをけん引した。

9.11
リーガン・キャピタルのスカイラー・ウィナンド氏

「このところ業績や経済統計が不安定で、株価はやや下げているが、利下げが始まり選挙を通過すればもっと順風になると予想している。不透明感が薄れ、2025年の業績の織り込みが始まるためだ」と。

エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏

「コアインフレ率が予想を上回ったことで、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が9月に50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを実施することは難しくなるだろう」と。
「当社は引き続き50bpで利下げを開始するのが適切な行動であり、今でもやり遂げることは可能だと考えている。しかし、その可能性は低く、結果として市場とソフトランディングへのリスクが高まっている」と。

インディペンデント・アドバイザー・アライアンス(IAA)のクリス・ザカレリ氏

「この先のリスクとしては、明らかに景気減速と労働市場の悪化の方に重点が置かれる。年内あと3回しかFOMCはないのに、今も4回の25bp利下げが織り込まれているのはそのためだ(つまり少なくとも1回の会合で50bpの利下げがあるとの見方を意味する)。
しかし、突然リセッション(景気後退)に陥るような展開は回避しつつ、このまま景気の減速が続けばFOMCは毎回25bpの慎重なペースで金利を引き下げられるだろう」と。

トレードステーションのデービッド・ラッセル氏

CPIについて、「手に負えないほどハト派的な数字」ではないが、冷え込みが続いていることを裏付けていると。
市場を動かす材料として、注目はFOMCから業績と選挙に移る可能性があると話した。

プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏

「これは市場が望んだようなCPI統計ではない。コアインフレ率が前月比で予想を上回ったことで、50bp利下げの道筋はより複雑になった。
この統計が来週の会合での政策行動を妨げるわけではないが、FOMCのタカ派はこの日のCPI統計を、インフレの最終1マイルは注意深く慎重に扱う必要があることを示す証拠として捉えるだろう。25bp利下げを既定路線とする理由は、非常に強い」と。

【米国債】
▲下落
//_▽▽▽◇//◇▽
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )

・FOMCが段階的に利下げに踏み切るとの観測から上昇した。金利スワップ市場では、来週のFOMC会合での0.25ポイント利下げが完全に織り込まれている。

・米10年債利回り
⇒3.66% 1.7 +0.46%
⇒3.64% -6.2 -1.67%
⇒3.70% -0.6 -0.15%
  
  
>>9.9
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のシニア・アナリスト、エリアス・ハダッド氏

11日発表の米消費者物価指数(CPI)について「予想より高ければ、大幅利下げ観測が弱まる」と。

グレンミードの投資戦略・調査主任ジェーソン・プライド氏

「0.25ポイント利下げの可能性の方が高いが、0.5ポイント利下げは可能性がわずかに低いに過ぎない」と。
「FOMCは7月会合で利下げを見送り、その後2カ月分のデータを得ているため、9月会合での0.5ポイント利下げを正当化することはかなり容易だ」と。

【原油】
▽反発
//_▲◆◆▲//▽▲▽ 
・2週間ぶりの大幅高。米メキシコ湾岸の主要産油地帯がハリケーン「フランシーヌ」に襲われたことから、ショートカバーの動きが出た。

・市場ではOPECと米エネルギー情報局(EIA)、国際エネルギー機関(IEA)が来週公表する月例の市場見通しに注目が集まっている。

⇒WTI先物10月限は、前日比1.56ドル(▽2.4%)高の1バレル=67.31ドル。
⇒WTI先物10月限は、前日比2.96ドル(▲4.3%)安の1バレル=65.75ドル。
⇒WTI先物10月限は、前営業日比1.04ドル(▽1.5%)高の1バレル=68.71ドル。


・ロンドンICE北海ブレント11月限は2.1%上げて70.61ドル。

9.11
BOKファイナンシャル・セキュリティーズのトレーディング担当シニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏 

この日の相場上昇について、ハリケーンの影響で石油会社が一帯で原油生産の約25%を停止したことを受けて、ショートカバーが発生したためだと分析。
「世界的な需要は弱まっているが、ハリケーンで油井の操業停止が何日も続けば、米国の供給はさらに引き締まる可能性がある」と。

【NY金】
◆反落
//_◆+▽▲//◇◇◆ 
・基調的な米インフレが8月に予想外に加速し、来週の大幅利下げ観測が後退したことが背景にある。


⇒金先物12月限は70セント(◆0.1%未満)下げて2542.40ドル。
⇒金先物12月限は10.40ドル(◇0.4%)上げて2543.10ドル。
⇒金先物12月限は8.10ドル(+0.3%)上げて2532.70ドル。


9.11
ブルー・ライン・フューチャーズのチーフ市場ストラテジスト、フィル・ストライブル氏

8月のコアインフレ圧力の強まりは「先行きの利下げ回数が減る可能性」があることを意味すると
「全てはその道筋次第だが、道のりが非常に長くなりつつある。突如として2025年の利下げ回数が減ることにもなり、そうなれば金市場にとってやや問題含みだ」と。
その上で、金は最高値付近で推移しているため「最近は市場に油断が広がっていた。トレーダーはやや神経質になっており、利益を確定して市場から引き揚げたい様子だ」と。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,193.94 -12.04 -0.15%
独DAX指数 18,330.27 +64.35 +0.35%
仏CAC指数 7,396.83 -10.72 -0.14%
⇒▽wr反発.買戻し.50MA突破 ⇒▲はらみ大.調整 ⇒◆nr.様子見
⇒▽はらみ反発.50MA突破 ⇒▲切り下げ.調整 ⇒+◆nrはらみ.様子見
⇒▽反発.買戻し ⇒▲nrはらみ.様子見 ⇒◆nr吞込み.様子見

◆下落 
//=▲▲▼▲//▽▲◆
・11日の欧州株は上げ幅を削る展開となった。
・米国で発表された8月の消費者物価指数(CPI)で食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが市場予想に反して加速したことから、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げが実施される可能性が低下した。
・欧州600指数はほぼ変わらずで取引を終了。
・不動産株など金利敏感株が下落。

【欧州債】
▽上昇 
//◆▽▽◇▽//▽▽▽ 
・英国債は大幅上昇。--7月の英国内総生産(GDP)が6月から横ばいとなり、短期金融市場でイングランド銀行(英中央銀行)の利下げ見通しが加速した。

・独国債10年物
⇒2.11% -0.02
⇒2.13% -0.04
⇒2.17% 0.00
---------------------------
・英国債10年物
⇒3.76% -0.06
⇒3.82% -0.04
⇒3.86% -0.03
---------------------------

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