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2024年9月17日火曜日

◆ドル弱い 円高モード続く.140円台 原油.▽クアトロ.10MA突破.70ドル台 令和6.9.17.Tue

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.米利下げ予想が二分
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表まで残すところ2日。利下げ幅が25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)になるのか、あるいは50bpになるのかは五分五分とされている。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期2020年3月の緊急利下げを例外とすれば、FOMC定例会合での金利決定を巡る金利スワップ市場の予想がここまで不透明だったのは、2007年より後にはなかった。~ FOMCがまだコンセンサスに達していないシグナルかもしれない。それに17日に発表される小売売上高で計算が狂う可能性もまだ残っている」と述べた。

②.75bp利下げを要求
米民主党の上院議員3人はパウエルFRB議長ら金融当局者に対し、今週のFOMC会合での75bp利下げを含む積極的な金利引き下げを求めた。米経済を潜在的な打撃から守ることが目的だとしている。~ 3議員はパウエル議長に宛てた書簡で「米金融当局が利下げに過度に慎重になれば、米経済を不要にリセッション(景気後退)に追い込むリスクが生じる」と指摘。~ 「FOMCは労働市場の潜在的なリスクを軽減するため、より積極的に前倒しでの利下げ実施を検討するべきだ」と。

③.NY連銀指数
9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は16.2ポイント上昇のプラス11.5と、ほぼ1年ぶりに拡大圏に浮上。~ 内訳では、新規受注が2023年4月以来の高水準。出荷はおよそ1年半ぶりの高水準に改善した。~ 雇用は11カ月連続で縮小圏にとどまった。週平均就業時間は小幅なペースで拡大した。活動全般に関する半年先の見通しは22年3月以来の高水準となった。

④.トランプ氏が民主党を批判
米大統領選で返り咲きを目指す共和党候補のトランプ前大統領は、自身が所有するフロリダ州のゴルフクラブで15日起きた暗殺未遂事件について、バイデン大統領と民主党候補のハリス副大統領による「非常に扇動的な言葉遣い」が容疑者の背中を押したと批判。~ トランプ氏が今回の事件を政治的に利用しようと躍起になっていることがうかがわれる。ただ、トランプ氏はこうした主張を裏付ける証拠は示さなかった。

⑤.ボーイング採用凍結
米航空機・防衛大手のボーイングは新規の人員採用凍結や、「多数の従業員」を対象とした一時帰休を含む一連のコスト削減措置を採用すると発表。~ ブライアン・ウェスト最高財務責任者(CFO)は従業員に宛てた社内文書で、「われわれのビジネスはこれまでとは異なる段階に入った」と指摘。「今回のストライキは回復を著しく脅かすものであり、当社は現金を保持し、われわれが共有する未来を守るために必要な措置を取ることになった」と。~ 信用格付けが投資適格級未満に下げられるリスクがある同社では、航空機の生産が停滞する中で現金の取り崩しが進んでいる。
17日 【日本株】
日経平均 36,203.22 -378.54 -1.03%
TOPIX 2,555.76 -15.38 -0.60%
日経平均 ⇒▽Cog.買い戻し ⇒▼nrはらみ.様子見 ⇒▼切り下げ.-Reg10MA
TOPIX ⇒▽Cog.買い戻し ⇒▲はらみ.様子見 ⇒▼切り下げ.-Reg10MA
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【日経平均VI】
日経平均VI 27.81 -1.01 -3.50% ⇒▲切下げ ( 27台 )
日経平均VI 28.82 +2.09 +7.82% ⇒+▲陰上げ ( 28台 )
日経平均VI 26.73 -1.60 -5.65% ⇒-△nr.BigDn ( 26台 )
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17日、株式が続落、連休中の円一段高を嫌気-債券は上昇

17日、東京株式相場は続落し、日経平均株価は一時2%超下げる場面が見られた。
・連休中の円高進行が嫌気され、電機や自動車など輸出関連株が売られた。
・米国の金利低下を受けて銀行株も安い。

・TOPIXの下げに最も寄与したのは東京エレクトロンで、5.2%の値下がり。
・トヨタ自動車やソニーグループも指数を押し下げた。

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アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー

・米金利低下の利ざやに対するネガティブな影響が意識され、米国事業のエクスポージャーが高いメガバンクや保険などが売られやすいと。
・日米の金融政策決定を前に金利差の視点から円高バイアスがかかりやすく、輸出企業の業績への影響が懸念される一方、しばらく織り込まれてきた話でイベント通過後は相場は回復するとの見方もあるだろうと。

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日経平均は大幅続落、円高加速や金利低下に伴う金融株の下げが重しに

・米国株まちまちのなか、為替の円高進行一服を受けて、連休明けの東京市場はやや買い物優勢で開始。
・日経平均は前営業日比小幅高で寄り付いたが、為替が1ドル140円30銭台と再び円高推移となったことが嫌気されて、輸出関連銘柄など主力株が下げ幅を拡大。

・米ハイテク株の下げも影響して半導体株が弱く、日経平均は36000円台を割り込む場面も見られた。
・売り一巡後は下げ渋ったものの、金利低下による金融株の下げなども重しとなり36200円台で取引を終えた。

・大引けの日経平均は、前営業日比378.54円安(-1.03%)の36203.22円。

・海運業、水産・農林業、陸運業、空運業、食料品などが上昇。
・保険業、銀行業、証券・商品先物取引業、電気機器、輸送用機器などが下落。

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【個別銘柄】オムロン、村田製、H.I.S. など 


▽オムロン 5980 +152大幅反発。
ジェフリーズ証券では、日本のFAセクターを弱気見通しとし、ファナック、THK、ハーモニックなどの投資判断を引き下げているものの、同社は「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価も6000円から7500円に引き上げている。
コスト削減効果やJMDCのデータ分析ノウハウとその他の事業とのシナジー効果などで、来年度以降の営業利益はコンセンサス水準を上回るとみているもよう。

▲村田製 2635 -91.5大幅続落。
前日の米国市場ではアップルの株価が約3%下落している。新型スマートフォン「iPhone16」の需要が想定よりも弱い可能性があると一部アナリストが指摘しており、売り材料視されたもよう。
注文から受け取りまでの「待ち時間」が昨年投入のモデルより短くなっているようだ。アップルの株価下落を受けて、関連銘柄とされる同社や太陽誘電、TDKなどの電子部品株が売りに押されている。

▲H.I.S. 1659 -113大幅続落。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は55.1億円で前年同期比42億円の赤字から97.1億円の収益改善となった。ただ、5-7月期は2.6億円の赤字に転じ、ネガティブな反応が先行する形となった。
5-7月期は閑散期で例年収益水準は低く、前年同期も8.4億円の赤字であったが、コンセンサスも5億円程度の黒字であったもよう。なお、会社側では想定通りの進捗としているもよう。

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9.17 動いた株・出来た株
◇日本郵船<9101> 4860 +175 ⇒ 9月末権利取りの動き期待などで海運株は堅調推移。
◇MonotaRO<3064> 2385.5 +73.5 ⇒ 円高メリット銘柄として押し目買いも。
◆ANYCOLOR<5032> 2356 -175 ⇒ ゴールドマン・サックス証券では目標株価引き下げ観測。
◆りそなHD<8308> 974.5 -63 ⇒ 米長期金利低下懸念などによる銀行株安の流れに押される。
◆第一生命HLDG<8750> 3403 -186 ⇒ 米国の大幅利下げ観測再燃で。
◆東京海上HLDG<8766> 4837 -236 ⇒ 銀行・保険などの金融関連セクターが下落率上位に。
◆ソニーグループ<6758> 12465 -640 ⇒ アップル株安で関連銘柄の一角が売り優勢に。
◆東京エレクトロン<8035> 22210 -1470 ⇒ モルガン・スタンレーMUFG証券では目標株価を引き下げ。
◆アドバンテスト<6857> 6000 -375 ⇒ 米SOX指数下落などで半導体関連は総じて安い。
◆TDK<6762> 8457 -512 ⇒ 米アップル株安受けて大手電子部品株が売られる。
◆ディスコ<6146> 33490 -1810 ⇒ 半導体関連は全般的に売り圧力が強まる展開。
◆レーザーテック<6920> 21720 -1150 ⇒ 大手半導体製造装置株のきつい下げが目立ち。
◆KOKUSAI ELECTRIC<6525> 3060 -165 ⇒ モルガン・スタンレーMUFG証券では目標株価を引き下げ。
◆SUMCO<3436> 1384 -70 ⇒ 半導体関連の一角として売りが波及へ。
◆野村マイクロ・サイエンス<6254> 2256 -111 ⇒ 半導体株安の流れに押される。
//◆◇◆◆◆▲//_◆ ドル円 140円台( 金融政策意識 )
//◆◇◆◆◇▲//_◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▽▲◇◇◆//_▽ 原油 68ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◆ドル弱い 円高モード続く.140円台 原油.▽クアトロ.10MA突破.70ドル台 
9.17
米ドル/円 140.68 140.69
ユーロ/円 156.55 156.57
ユーロ/米ドル  1.1126 1.1132    
英ポンド/円 185.80 185.91
豪ドル/円 94.94 95.01
スイスフラン/円 166.47 166.58
原油(WTIC原油先物) 70.09 +1.44 +2.10% ⇒△陽.買戻し ⇒▲かぶせ.Reg10MA ⇒▽クアトロ.10MA突破

▲ドル下落 円全面高に.140円後半 原油.▲かぶせ.Reg10MA.68ドル台  
9.14
米ドル/円 140.82 140.85
ユーロ/円 155.97 156.02
ユーロ/米ドル  1.1072 1.1077    
英ポンド/円 184.78 184.87
豪ドル/円 94.39 94.43
スイスフラン/円 165.81 165.92
原油(WTIC原油先物) 68.65 -0.32 -0.46% ⇒▽はらみ反発 ⇒△陽.買戻し ⇒▲かぶせ.Reg10MA

◆ドル弱い 円高モード維持.141円後半 原油.△陽.買戻し.68ドル台  
9.13
米ドル/円 141.79 141.81
ユーロ/円 157.00 157.03
ユーロ/米ドル  1.1070 1.1076    
英ポンド/円 186.06 186.18
豪ドル/円 95.31 95.37
スイスフラン/円 166.58 166.61
原油(WTIC原油先物) 68.97 +1.66 +2.47% ⇒▲Wr吞込み.Low5 ⇒▽はらみ反発 ⇒△陽.買戻し

StockCharts ⇒  
9.16
NYダウ   41,622.08 +228.30 +0.55%
NASDAQ 17,592.12 -91.84 -0.52%
S&P500   5,633.09 +7.07 +0.12%

NYダウ(INDU) ⇒▽陽.10MA突破 ⇒△High ⇒△High2
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽陽.+test50MA ⇒▽nr.Sup50MA ⇒-△nr.様子見
S&P500(SPX) ⇒▽陽.トリプル ⇒△nr.5up ⇒▽nr切り上げ 
【 SOX指数 】
4910.44  -70.04 (-1.14%) ⇒-◇nrはらみ.様子見 ⇒◇nr.BigUp ⇒▼nr調整

【 VIX恐怖指数 】
17.14 -0.58 (-3.50%) ⇒▲nr切下げ ⇒▼nr下げ ⇒+△nr上げ
⇒-3.50P
⇒-2.99P
⇒-3.50P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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米国株、ダウ続伸し228ドル高 2週ぶりに最高値更新 大幅利下げ期待で ⇒  
△High2 ⇒ ダウ工業株30種平均は4日続伸。
・およそ2週間ぶりに最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げが米景気を支えるとの見方から主力株の一角に買いが入った。

△nr.様子見 ⇒ ナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落。
・アナリストが目標株価を引き下げた半導体のマイクロン・テクノロジーなどが売られ、エヌビディアやブロードコムなど半導体関連が全般に下げた。
NYダウは228ドル高、FOMC控えソフトランディング期待が支える
1.
・今週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)待ちで様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。

・9月NY連銀製造業景気指数が約1年ぶりに拡大域に回復し、ソフトランディング期待に支えられた買いにダウは上昇し過去最高値を更新。

・ナスダックは携帯端末のアップル(AAPL)の下落が重しとなり、終日軟調に推移し、まちまちで終了。
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・FRBは17〜18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを開始し、市場では利下げ幅が通常の2倍の0.5%になるとの観測が強まっている。米短期金利先物市場では0.5%の利下げを織り込む確率が6割を超えた。前週末は5割だった。景気に配慮した大幅利下げで、米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの見方から先回りした買いが入った。

・半面、ハイテク株は全般に軟調だった。ダウ平均は朝方に340ドル上げたが、40ドル高前後まで伸び悩む場面があった。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数なども高値圏にあり、悪材料が出た銘柄を中心に利益確定売りが出た。

2.
・電気通信サービスや銀行が上昇。
・テクノロジー・ハード・機器が下落。


・インテルが6%あまり上昇した。メルクやシスコシステムズ、トラベラーズも高かった。
・インテル(INTC)は国防総省向けの半導体製造で連邦補助金を最大35億ドル正式に獲得したことが明らかになったほか、オンライン小売のアマゾン(AMZN)傘下のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)向けカスタム人工知能(AI)チップを製造することが明らかになり、上昇。
・クルーズ船を運営するロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)はアナリストが目標株価を引き上げ、上昇。
・ソフトウエアメーカーのオラクル(ORCL)も人工知能(AI)需要の継続、クラウド関連の収益増期待でアナリストが目標株価を引き上げ、上昇。
・銀行のJPモルガン(JPM)やシティ(C)はソフトランディング観測に、利益率圧迫への懸念が後退し、それぞれ上昇。


・アップルが下げた。アマゾン・ドット・コムやボーイングも安い。
・アップル(AAPL)は先週発表した新型アイフォーン16を巡り、アナリストが最初の週末の予約販売台数が前年のアイフォーン15に比べ13%減となったとし、需要が予想を下回る可能性を警告し、下落。
・ボーイング(BA)はストライキ中、現金保持のため、新規人員採用凍結、一時帰休を含むコスト削減措置を発表し、下落。


3.
・アナリストが目標株価を引き下げた半導体のマイクロン・テクノロジーなどが売られ、エヌビディアやブロードコムなど半導体関連が全般に下げた。

SOX指数 銘柄 ⇒
◆ TSM 169.08 -1.98%
◆ エヌビディア 116.78 -1.95%
◆ ASML 803.04 -1.63%
☆ インテル 20.91 +6.36%
◆ QCOM クアルコム 166.61 -0.67%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 187.58 -0.47%
◆ AMD 152.08 -0.15%
★ MU ミクロン・テクノロジー 87.18 -4.43%
◆ テラダイン 127.98 -2.48%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 172.5 +0.62%
◆ エヌビディア 119.1 -0.03%
◇ ASML 816.36 +2.02%
◇ インテル 19.66 +1.55%
◇ QCOM クアルコム 167.73 +1.67%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 188.47 +2.87%
◇ AMD 152.31 +1.02%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 91.22 +4.60%
◇ テラダイン 131.23 +2.37%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 171.43 +1.07%
◇ エヌビディア 119.14 +1.92%
◇ ASML 800.17 +0.00%
◆ インテル 19.36 -1.43%
◆ QCOM クアルコム 164.98 -0.95%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 183.21 -1.47%
◇ AMD 150.77 +0.61%
★ MU ミクロン・テクノロジー 87.21 -3.79%
★ テラダイン 128.19 -2.52%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
▲ドル弱い 円高モード続く
//◇▲◆▲▲// 
・16日の外国為替市場で円の対ドル相場は、一時約1年ぶりに1ドル=139円台に突入した。
・市場は大幅な米利下げの可能性に備えている。
・円は日本が祝日で流動性が低かったこともあり、アジア時間に139円58銭まで上昇。

ドル円相場は *米東部時間 16時 51 分
⇒¥140.61 -¥0.24 -0.17%
⇒¥140.90 -¥0.92 -0.65%
⇒¥141.80 -¥0.56 -0.39%

9.16
バークレイズの外為ストラテジスト、スカイラー・モンゴメリー・コニング氏

ドルに関する「ポジション動向が大規模にシフトした」と。「最大限のドル強気から、最大限のドル弱気に転じたことが、当社のセンチメント指標で示されている」と述べた。

ウェストパックの通貨戦略責任者リチャード・フラヌロビッチ氏

円相場は今後1-3カ月で1ドル=137-138円まで上昇する可能性が高いと予想。米金融当局がハト派的である一方、日本銀行がタカ派的なためだという。

バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)・インベストメント・マネジメントのマクロ・投資ストラテジスト、アニンダ・ミトラ氏

市場が積極的な米利下げを織り込むのに伴い、円は一段のボラティリティーに見舞われ、さらに上昇する可能性があると指摘した。ただ、年末までには1ドル=140円になるとの見通し。
その上で、円が持続的に上昇するには、リフレーションが円安や供給ショックへの依存度を弱め、国内要因であるインフレ持続の兆候増加や業績の伸び継続が必要になると、ミトラ氏は分析。

【米国株】
◇上昇
//▽◇▽▽◇// 
・16日の株式市場はS&P500種株価指数が小幅続伸。
・今週の米金融政策決定に備える中、株式強気相場の原動力となってきた大型テクノロジー株からの資金ローテーションの動きが続いた。
・18日のFOMC会合で0.5ポイントの利下げが決まるとの観測が強まっており、市場の景気敏感セクターに資金が引き続き流入した。

・ナスダック100指数は0.5%下落。大型ハイテク株の「マグニフィセント・セブン」指数は0.7%下げた。小型株で構成するラッセル2000指数は0.3%値上がり。
・銀行株がおおむね堅調。ソフトランディングの見通しがマージン圧力に勝るはずだと、アナリストは指摘。
・アップルは2.8%安。新型スマートフォン「iPhone 16 Pro」の需要は予想を下回っていると、アナリストが警告。
9.16
オッペンハイマー・アセット・マネジメントのジョン・ストルツファス氏

「当社では株式に関して引き続きポジティブだ」と。
「S&P500種が昨年の安値を付けた後の上昇局面で始まった幅広いローテーションは、ボラティリティーの回避につながってきた。それは8月初旬の底値以降に日常的に示されている。今年これまでに見られたS&P500種の押し目は、ほとんどが『調整』や『ヘアカット』のようなものだった」と。

モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースのストラテジスト

FOMC決定を前に、株式にとっては利下げの幅よりも、米景気の健全性の方が重要だとの見方。

リソルツ・ウェルス・マネジメントのキャリー・コックス氏

「不可抗力が働かない限り、今週何らかの利下げが実施される見通しだ」と。
「25bpであろうと50bpであろうと、1回の利下げが景気に及ぼす影響は軽微なものにとどまる公算が大きい。最も重要なのは今後1年ほどの間に実施される利下げの度合いとその道筋だ」と。

【米国債】
▽上昇
//◇▽▲◆▽//▽
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・米国債は長期債を中心に上昇。一方でFOMC決定を控え、短期債の取引が引き続き活発だった。

・米10年債利回り
⇒3.62% -3.4 -0.92%
⇒3.66% -1.9 -0.51%
⇒3.68% 2.3 +0.62%
  
  
9.16
モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのリサ・シャレット氏

米利下げサイクルの開始に投資家が備える中、株式と債券はともに積極的な織り込みを進めているようだが、先行きの道筋については見解が異なっていると分析。
「株式は、労働市場や消費に大きな混乱を来すことなく2桁の増益を達成できるとの見方に基づいた『完璧なソフトランディング』を織り込んでいる」と。
「一方で債券が大きく上昇しているのは、リセッション(景気後退)を示唆し、米金融当局が『後手に回っている』ことを暗示している」と。
債券が「正しい」場合、株式は利益減少により下落に見舞われると、シャレット氏は予想。債券が「間違っている」場合は、金利が再び上昇し、バリュエーションへの向かい風になると続けた。

【原油】
▽急反発
//▽▲▽▽◆//▽ 
・米大幅利下げ観測が高まったことに加え、リビアの石油輸出の落ち込みが続いていることが追い風となった。

・中央銀行の支配権を巡り内紛が続くリビアでは、国連主導の協議でも行き詰まりを打開できなかった。そのため、石油産業にも影響が及び、輸出量が大きく減少している。

⇒WTI先物10月限は、前営業日比1.44ドル(▽2.1%)高の1バレル=70.09ドル。
⇒WTI先物10月限は、前日比32セント(◆0.5%)安の1バレル=68.65ドル。
⇒WTI先物10月限は、前日比1.66ドル(▽2.5%)高の1バレル=68.97ドル。


・ロンドンICE北海ブレント11月限は1.6%上げて72.75ドル。

9.16
BOKファイナンシャル・セキュリティーズのトレーディング担当シニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏 

市場は今週のFOMC会合に加え、先週のハリケーン上陸でメキシコ湾の原油生産に引き続き影響が出るシナリオにも備えている。


【NY金】
◆もみあい
//◇◇◆▽//◆
・市場はFRBによる約4年ぶりの利下げ開始を待っている。
・金相場はドル売りにも支えられた。米大統領選で返り咲きを目指すトランプ前大統領を狙ったとみられる暗殺未遂事件が起きた後、ドルは下落した。


⇒金先物12月限は1.8ドル(◆0.1%)安の2608.90ドル。
⇒金先物12月限は30.10ドル(▽1.2%)上げて2610.70ドル。
⇒金先物12月限は38.20(▽1.5%)上げて2580.60ドル。


9.16
サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏

「利下げ幅が25bpまたは50bpのいずれになるかは短期的には重要だ」と
今回の決定は、FOMCが現在の経済見通しをどう見ているかについて「より強いシグナルを送る可能性がある」と。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,278.44 +5.35 +0.06%
独DAX指数 18,633.11 -66.29 -0.35%
仏CAC指数 7,449.44 -15.81 -0.21%
⇒△反発.買戻し ⇒△トリプル浮上.10MA突破 ⇒▽nrもみあい.+test50MA
⇒+▼nr.様子見 ⇒▽クアトロ.10/20MA突破 ⇒-▽nrはらみ.様子見
⇒+▼陰.様子見 ⇒▽はらみ.+test50MA ⇒-△nr下げ.様子見

◆小幅下落 
//▽▲◆◇▽//◆
・16日の欧州株は下落。--投資家は今週発表される連邦公開市場委員会(FOMC)とイングランド銀行(英中央銀行)の政策判断を待っている。
・ストックス欧州600指数は0.2%安。
・小売株が上昇。
・自動車やテクノロジー関連銘柄は下落。

【欧州債】
▽上昇 
//▽▽▽◆◇//▽ 
・トレーダーの間ではFOMCによる0.5ポイント利下げの見方が強まった。
・短期金融市場で織り込まれている欧州中央銀行(ECB)の利下げ、年末までに37.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、先週末とほぼ変わらず。

・独国債10年物
⇒2.12% -0.03
⇒2.15% 0.00
⇒2.15% +0.04
---------------------------
・英国債10年物
⇒3.76% -0.01
⇒3.77% -0.01
⇒3.78% +0.02
---------------------------

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