*かぶとうし塾


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2023年4月27日木曜日

◆ドルもみあい.円やや強 原油.◆Wr.50MA割れ.74ドル台 令和5.4.27.Thus

27日 【日本株】
日経225  28,457.68 +41.21 +0.15%
TOPIX 2,032.51 +8.61 +0.43%
日経平均 ⇒ +◆陰押さえ.調整 ⇒ ◆nr.BigDn ⇒ ▽入首
TOPIX  ⇒ +◆陰押さえ.調整 ⇒ ◆nr.BigDn ⇒ ◇呑込反発
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【日経平均VI】
日経平均VI 16.42 -0.40 -2.38% ⇒ ◆陰下げ
日経平均VI 16.82 +0.55 +3.38% ⇒ +◆nr.BigUp
日経平均VI 16.27 -0.05 -0.31% ⇒ -◇陽下げ
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・ファースト・リパブリック、FRB貸出へのアクセス制限も-関係者。
・野村HD株が8%超下落、決算内容ネガティブ-株主還元も見劣り。
・トヨタ、3月世界生産は過去最高の105万3091台-半導体不足はねのけ。
・ドル・円相場は1ドル=133円台後半で推移、前日の日本株終値時点は133円64銭。
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27日、日本株反発、金融不安和らぐ-トヨタ3月生産最高で自動車関連に買い

・27日の東京株式相場は反発。
金融システムへの不安を背景に前日まで下落した米国株は指数先物が時間外取引で持ち直し、投資家心理が改善した。

・トヨタ自動車が3月のグループ世界生産が過去最高だったと発表し、自動車やゴム製品株に買いが入った。
・金融セクターは前日に大幅安となった銀行株が反発。
・減益決算を発表した野村ホールディングスの株価が急落し、証券株は安かった。

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りそなアセットマネジメントの下出衛
トヨタが3月のグループ世界生産が過去最高だったと発表し、挽回生産ができていることを確認。製造業を中心に買い安心感の出る材料になった。

輸送用機器とゴム製品株に買いが入ったのは、半導体不足で生産の滞っていた自動車の業績が盛り返すのではないかとの思惑が出た。

決算発表で今期予想が慎重な内容にならず、挽回生産ができることをベースとしたものになるといった見方もできる。ただ、挽回生産は市場で織り込まれている話。関心は自動車の販売動向にある。

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【個別銘柄】日東電、キヤノン、野村、アドバンテス、ファナック など

◇日東電 8780 +510大幅反発。
前日に23年3月期決算を発表している。営業利益は1472億円で前期比11.3%増、ほぼ市場予想線上での着地になっている。1-3月期は95億円で前年同期比60.5%減と想定通りに落ち込む形。
24年3月期は1500億円で前期比1.9%増の見通し、コンセンサスを100億円程度上回る増益ガイダンスとしており、ポジティブな反応につながる。VR向け偏光板の出荷増などを見込んでいるもよう。

◇キヤノン 3162 +156大幅続伸。
前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は845億円で前年同期比10.9%増、市場予想は70億円程度上振れている。通期予想は従来の3600億円から3800億円、前期比7.5%増に上方修正。
通期の市場コンセンサスは従来会社計画をやや下回る水準であったとみられる。ネットワークカメラやミラーレスが想定以上に好調、複写機の台数増加なども下支えとなった。

◇ ファナック 4566 +73反発。
前日に23年3月期決算を発表、営業利益は1914億円で前期比4.4%増となり、従来予想の1844億円を上回った。一方、24年3月期は1563億円で同18.3%減の見通しとしており、市場コンセンサスの1920億円程度を大きく下振れ。
もともと保守的なガイダンスは織り込まれていたとみられ、1-3月期の受注が想定以上に底堅く推移していることなどをポジティブに捉える動きが優勢。

◆野村 485.4 -37.9大幅続落。
前日に23年3月期の決算を発表、純利益は928億円で前期比35.1%の減益となっている。1-3月期は74億円で同76.2%減と減益幅は大きく拡大、市場予想の380億円程度を大きく下振れ。
ホールセール事業の赤字が重し、米国での金融不安の影響なども響いた形とみられる。自社株買いの実施なども発表しているが、サプライズは限定的で下支えにはつながっていない。

◆アドバンテス 10550 -1070大幅続落。
前日に23年3月期決算を発表。営業利益は1677億円で前期比46.2%増と大幅増となったが、24年3月期は1050億円で同37.4%減の見通しに。市場コンセンサスを400億円程度下回り、ネガティブなインパクトが先行したようだ。
売上の落ち込みによる影響やR&D費の増加などを背景としているもよう。相対的に堅調な株価推移が続いていたこともあって、想定以上の減益見通しを嫌気する動き。

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4.27動いた株・出来た株
◇日東電工<6988> 8670 +400 今期の増益ガイダンスを高評価へ。
◇キヤノン<7751> 3131 +125 第1四半期想定上振れで通期予想を上方修正。
◇日立建機<6305> 3250 +120 前期業績上振れや営業増益ガイダンスを評価。
◇ギフティ<4449> 2146 +82 特に材料ないが前日は下げが目立つ動きとなり。
◆アドバンテスト<6857> 10330 -1290 想定以上の大幅減益ガイダンスをマイナス視。
◇ファナック<6954> 4529 +36 減益ガイダンスも足元の底堅い受注推移などをポジティブ視。
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4.26
NYダウ 33,301.87 -228.96 -0.68%
NASDAQ 11,854.35 +55.19 +0.47%
S&P500 4,055.99 -15.64 -0.38%

NYダウ(INDU) ⇒ ▽nr.浮上 ⇒ ◆Wr.逆立ち ⇒ ◆wr.切下げ
NASDAQ(COMPQ) ⇒ ▼nr.様子見 ⇒ ◆Wr.Low.Sup50MA ⇒ +▲陰はらみ.様子見
S&P500(SPX)⇒ ▽nr.様子見 ⇒ ◆Wr.20MA割れ ⇒ ▼切下げ
 
【 SOX指数 】
2,922.99 +16.71 (+0.57%) ⇒ ◆nr.様子見 ⇒ ◆Wr.Low ⇒ +◆はらみ.様子見

【 VIX恐怖指数 】
18.84 +0.08 (+0.43%) ⇒ +◆陰上げ ⇒ ◇Wr.大幅上昇 ⇒ ◇nr.小幅上げ
+0.43P 上げる、20割れキープ  ( 金利政策を意識&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態

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◆wr.切下げ ⇒ ダウ工業株30種平均は続落。
足元で米中堅銀行のファースト・リパブリック・バンクの経営不安が再燃し、米銀の貸し渋りが米景気を冷やすとの懸念が強まった。一方、前日夕発表の四半期決算が市場予想を上回ったソフトウエアのマイクロソフトは大幅高となり、ダウ平均は上げる場面もあった。

+▲陰はらみ.様子見 ⇒ ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発。
ネット通販のアマゾン・ドット・コムが高い。27日夕に発表される決算で傘下のクラウドサービスが健闘するとの期待から買われた。半導体のエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)なども買われた。

//◇◇◆◇◆◆//◆◆◆◆ ドル円 133円台( 金融政策意識 )
//◆◆◇◇◆◆//◆◇▲◇ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//_▲◇▼◆◇//_▽▲▲ 原油 74ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
◆ドルもみあい.円やや強 原油.◆Wr.50MA割れ.74ドル台  
4.27
米ドル/円 133.61 133.62
ユーロ/円 147.43 147.48
ユーロ/米ドル 1.1030 1.1041
英ポンド/円 166.54 166.60
豪ドル/円 88.25 88.28
スイスフラン/円 149.90 149.98
原油(WTIC原油先物) 74.30 -2.77 -3.59% ⇒ ▽陽.+Cog ⇒ ◆wr.逆立ち.Sup50MA ⇒ ◆Wr.50MA割れ

◆ドル弱い 円が強反転 原油.◆wr.逆立ち.Sup50MA.77ドル台  
4.26
米ドル/円 133.72 133.75
ユーロ/円 146.74 146.83
ユーロ/米ドル 1.0974 1.0978
英ポンド/円 165.96 166.02
豪ドル/円 88.66 88.69
スイスフラン/円 149.91 150.01
原油(WTIC原油先物) 77.07 -1.69 -2.15% ⇒ ◇nr反発 ⇒ ▽陽.+Cog ⇒ ◆wr.逆立ち.Sup50MA

◆ドル下落 円安継続 原油.▽陽.+Cog.78ドル台 
4.25
米ドル/円 133.97 134.00
ユーロ/円 148.02 148.09
ユーロ/米ドル 1.1048 1.1052
英ポンド/円 167.31 167.38
豪ドル/円 89.73 89.76
スイスフラン/円 150.93 151.01
原油(WTIC原油先物) 78.76 +0.89 +1.14% ⇒ ◆大幅下落.窓埋めへ ⇒ ◇nr反発 ⇒ ▽陽.+Cog

金融不安が重し    
1.ファースト・リパブリックは30%下げた。24日夕発表の2023年1~3月期決算で大規模な預金流出があったことが分かり、26日は大手行への追加支援要請や新株発行を検討していると伝わった。前日に49%下げたが、この日も下げ止まる気配がなかった。JPモルガン・チェースなど大手金融が全般に売られ、上昇していた一部の地銀株にも売りが波及。

2.機械のハネウェル・インターナショナルなど景気敏感株の一角が売られた。
原油安を受けて、石油のシェブロンも安い。製薬のメルクなどディフェンシブ株も下げた。
・マイクロソフトは7%上げ、ダウ平均を130ドルあまり支えた。25日夕に発表した23年1~3月期決算や4~6月期の売上高見通しが市場予想を上回った。
・ ボーイング(BA)は1-3月期決算で売上高が予想を上回ったほか、737マックス型機の生産を年内に引き上げる計画を発表し、上昇。

3.オンライン小売のアマゾン(AMZN)もコスト削減の一環とした従業員削減計画が開始され、上昇。
半導体のエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)なども買われた。
・取引終了後に決算を発表したソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)は1株利益と売上高が予想を上回ったほか、第2四半期収入見通しも予想を上回り時間外取引で急伸。

TSM 82.25 −0.05%
▽エヌビディア 269.56 +2.72%
ASML 609.10 +0.55%
インテル 29.05 +0.59%
アプライド・マテリアルズ 110.31 −0.27%
▽AMD 85.94 +2.55%
▽ミクロン・テクノロジー 61.02 +4.95%
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▲TSM 82.29 −2.78%
▲エヌビディア 262.41 −2.96%
▲ASML 605.76 −3.45%
▲インテル 28.88 −2.63%
▲アプライド・マテリアルズ 110.61 −2.64%
▲AMD 83.80 −4.31%
▲ミクロン・テクノロジー 58.14 −2.30%
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TSM 84.64 −0.86%
*エヌビディア 270.42 −0.28%
ASML 627.38 −1.12%
▲インテル 29.66 −2.11%
アプライド・マテリアルズ 113.61 +0.13%
AMD 87.57 −0.97%
▲ミクロン・テクノロジー 59.51 −2.65%
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【NY外為】
◆ドルもみあい 円はやや強い
//▽◆▽◆◆//◆◆ 
・ドル指数が低下。ユーロやポンドなど大半の欧州通貨は堅調だった。
・円は対ドルで小幅高。一時は0.6%高の1ドル=133円02銭。

ドル円相場は
⇒¥133.69 -¥0.07 -0.05%
⇒¥133.71 -¥0.53 -0.39%
⇒¥134.26 ¥0.10 0.07%

4.27
サクソバンクの外為戦略責任者ジョン・ハーディー 
「過去数営業日の債券利回り急低下を踏まえれば、円の強さは当然だ。しかし、円のトレーダーらは植田和男新総裁の下で初めて開催される28日の日銀政策会合も待っている」と。
ドル円は期近のインプライドボラティリティー(予想変動率)が日銀会合前としては過去12カ月で最も低い水準だとし、「植田総裁が市場を驚かすことはまずないとの市場の見方を示唆している」と付け加えた。

【米国株】
◆続落 
//◇◆◆◆◇//◆◆◆ 
・26日の米株式市場ではS&P500種株価指数が続落。
米地銀の健全性を巡る懸念が再燃し銀行株が売られた。ファースト・リパブリック・バンクは30%安と大幅続落。連邦準備制度理事会(FRB)が設けた緊急貸出制度へのアクセスを、制限される可能性があることが関係者によって明らかになり、荒い値動きが続いた。
大手テクノロジー企業の決算はハイテク株の上昇に寄与した。

・ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は0.6%高。
前日の引け後に発表されたグーグル親会社のアルファベットとマイクロソフトの決算が、いずれも市場予想を上回ったことが追い風となった。
マイクロソフトは7.2%上昇。通常取引終了後の時間外取引では、フェイスブック親会社のメタ・プラットフォームズが値上がり。引け後に公表した決算が市場予想を上回った。

4.27
エバコアISIの中銀戦略責任者クリシュナ・グハ
「深刻な銀行ストレスは封じ込まれており、銀行与信がすぐに停止することはないとの兆候に、米金融当局者らはこれまで大いに気をよくしていた」とリポート。
「それが今では若干揺らいでいる。ファースト・リパブリックを巡る状況が連邦公開市場委員会(FOMC)の5月利上げ見送り、6月の利上げ示唆という展開につながる可能性を排除できない」と。

4.27
クレディ・スイスでアジア太平洋地域担当の最高投資責任者(CIO)を務めるジョン・ウッズ
「市場は企業決算の一部にかなりの焦点を絞っており、特に米国で現在進行している景気減速の重しを見過ごしている可能性がある」と。
「私はあらゆるテクニカル的シグナルに目を向けている。それらはリスクオフの環境を示唆しているようだ」と。

【米国債】
◆下落
//◆◇◆◇◆//◇◇
・米国債は下落。( 利回りは上げる )

・ファースト・リパブリックがFRB緊急貸出制度へのアクセスを制限され得るとの報道に反応。

・米10年債利回り
⇒3.45% 4.9 +1.44%
⇒3.40% -9.4 -2.70%
⇒3.49% -8.2 -2.29%

>>4.25
ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー
「投資家はもっと常識を踏まえて、今年の経済ソフトランディングは夢想だとの現実にポートフォリオを調整する必要がある」と。
特にファースト・リパブリックやUBSの決算で信用逼迫(ひっぱく)の兆候が見られる中、リセッションは近いとの見方が強まりつつあるとし、「現実の信用収縮がリセッションを招かなかった最後の例はいつだっただろうか。そのような例は一度もないというのが答えだ」と。

【原油】
▲続落
//▲◇◆▲◇//▽▲▲ 
・引けにかけて下げを拡大し、銀行セクターの混乱で相場が打撃を受けた3月中旬以来の大幅安。

・WTI先物6月限は前日比2.77ドル(3.6%)安の1バレル=74.30ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント6月限は3.08ドル(3.8%)下落し、77.69ドル。

4.27
CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン 
米原油在庫が510万バレル減少したことについて「強い数字だ」とした上で、「市場は中国の需要に関する情報を待っているほか、米経済が今年下期に大きく減速することに依然として賭けている」と。

【NY金】
◆反落
//◆◇◆◇◆//◇◇◆ 


・金先物6月限は前日比8.50ドル(0.4%)安の1オンス=1996ドル。

4.27
オアンダのシニアマーケットアナリスト、エド・モヤ
「金融ストレスを受け、米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週の会合で利上げ停止を決定せざるを得ないとの観測が投資家の間で強まっており、それが金相場を幾分支えている」と。

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【欧州株】
英FTSETM100指数 7,852.64 -38.49 -0.49% ⇒ ◆nr.よこばい調整 ⇒ ◆nr.調整2 ⇒ ◆nr.調整3
独DAX指数 15,795.73 -76.40 -0.48% ⇒ ▲nr.よこばい ⇒ ▽nr.よこばい ⇒ -▼nrもみあい
仏CAC指数 7,466.66 -64.95 -0.86% ⇒ -◇nr.よこばい ⇒ ◆nr.下げもみあい ⇒ -▼陰.調整

◆3日続落
//◆◇◇=◇//=◆◆
・26日の欧州株は3日続落。
投資家は根強い高インフレや景気減速が企業決算に及ぼす影響を懸念した。

・欧州600指数は0.8%安、過去1カ月で最大の下げとなった。
高級ブランド、グッチは1ー3月(第1四半期)の売上高がほとんど伸びず、同ブランドを展開する仏ケリングは下落。
テクノロジー株も安い。オランダの半導体製造装置メーカー、ASMインターナショナルは年内の残り期間について低調な見通しを示し、急落。

【欧州債】
◆下落
//◆◆◆◇◆//◆◇◆ 
・ドイツ債が上げを消す展開。ユーロ圏の銀行株が下げ幅を縮小したことに反応した。ドイツ債のイールドカーブはスティープ化。
短期金融市場が織り込む短期的な欧州中央銀行(ECB)の利上げ幅の見通しは低下した。

・独国債10年物
⇒2.40% +0.01
⇒2.35% 0.113
⇒2.51% +0.03

・英国債10年物
⇒ 3.73% +0.03
⇒ 3.69% -0.09
⇒ 3.78% +0.02

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