*かぶとうし塾


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2023年4月3日月曜日

◇ドル強い.円安すすむ 原油.◇BigUp.80ドル台 令和5.4(卯月).3.Mon

3日 【日本株】
日経225  28,188.15 +146.67 +0.52%
TOPIX 2,017.68 +14.18 +0.71%
日経平均 ⇒ ▼はらみ.調整 ⇒ ◇nr.逆立 ⇒ +◆nr.上げもみあい
TOPIX  ⇒ ▼はらみ.調整 ⇒ ◇逆立.20MA突破 ⇒ ◇nr.もみあい
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【日経平均VI】
日経平均VI 17.08 +0.42 +2.52% ⇒ +nr.反発
日経平均VI 16.66 -0.13 -0.77% ⇒ ◆nr.もみあい
日経平均VI 16.79 -0.59 -3.39% ⇒ ◆陰.下落
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・OPECプラス、サプライズ協調減産-5月から日量100万バレル超。
・米国債利回り上昇、OPECプラス減産受けた原油急伸で。
・米PCE価格指数、コアの伸びが予想下回る-実質個人消費は減少。
・大企業製造業の景況感は5期連続悪化、海外減速懸念-日銀短観。
・ドル・円相場は1ドル=133円台半ばで推移、前営業日の日本株終値時点は132円97銭。
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3日、日本株は続伸、米物価指標低く利上げ懸念が後退-鉱業や銀行など高い

・3日の東京株式相場は上昇。米個人消費支出(PCE)コア価格指数の伸びが市場予想を下回り、米利上げの終わりは近いとの見方から投資家心理が改善。


・石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が予想外の協調減産を発表し、原油相場が上昇。
鉱業や石油・石炭製品株に好感した買いが入った。
・銀行や証券・商品先物、保険など金融株も値を上げた。

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りそなアセットマネジメントの下出衛
主要国の利上げ局面が終わりに近づいているとの見方が広がり、株式などリスク資産への追い風となった。
原油の協調減産に市場は資源株高で反応し、鉱業や石油・石炭製品株が上昇率上位になった。
銀行株に買いが入ったのは、物価高で日本銀行がイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)などの金融緩和策を修正するとの連想が働いた印象。

資源高は続きそうで、国内のインフレ環境やマクロ経済自体にとってはあまり良くはない。
原油高で輸入物価が上昇すると貿易赤字が膨らむため、外国為替の円安進行に伴いインフレが高まりやすい。

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【個別銘柄】SREHD、アドバンテス、INPEX など

◇SREHD 3720 +350急伸。
先週末に23年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の16.5億円から16.9億円、前期比21.5%増に引き上げ、第3四半期まで低進捗だったこともあり、安心感へとつながっている。
保有アセットの一部売却益などが計上されているもよう。また、新規連結子会社化に伴う段階取得差益の計上で、純利益は9.3億円から11.5億円にまで引き上げている。本日は中小型グロース株高も支援。

◇INPEX 1474 +77大幅反発。
NY原油先物相場が時間外取引で急伸しており、原油高メリット銘柄として買いが向かっている。WTI5月限は一時1バレル81ドル台後半にまで上昇、約8%もの上昇となっている。
「OPECプラス」が想定外の協調減産を発表しており、先行きの需給逼迫が想定される状況になっているもよう。サウジアラビアでは5月から生産を日量50万バレル減らすなど、各国での減産は115万バレル規模となるもよう。

◆アドバンテス 11640 -520大幅反落。
本日は半導体製造装置大手各社が総じて売り先行の展開になった。先週末の米SOX指数は堅調な動きであったものの、日本政府が先週末に、先端半導体の製造装置など23品目を輸出管理の対象に追加すると発表したことが弱材料視されている。
米国が中国向け輸出の規制を強化したことに歩調を合わせる形となっている。中国は国内製造装置輸出先の4割を占める最大市場であり、影響を警戒する動きが優勢になっている。

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4.3動いた株・出来た株
◇SREHD<2980> 3690 +320 業績予想の上方修正を発表している。
◇サムコ<6387> 5420 +340 パワー半導体関連としての関心が続く形に。
◇日揮HD<1963> 1748 +107 原油相場の上昇を買い材料視へ。
◇コスモエネHD<5021> 4530 +245 原油先物相場の上昇で石油株にも買いが優勢。
◇INPEX<1605> 1474 +77 原油相場の時間外での上昇を材料視。
◇マネックスグループ<8698> 504 +27 リスクオンの流れによる暗号資産市場の先行き期待も。
◇円谷フィHD<2767> 2182 +113 個人投資家の活発な物色意欲を映す形にも。
◆三井松島HD<1518> 3195 -90 配当権利落ちの影響が継続する形に。
◆アドバンテスト<6857> 11670 -490 対中輸出規制で半導体製造装置各社に売り先行。
◆SCREEN<7735> 11350 -300 半導体製造装置各社が下落率上位に並ぶ。
◆東京エレクトロン<8035> 15675 -365 半導体製造装置大手は総じて売り優勢の展開で。
◆川崎汽船<9107> 2966 -59 引き続き海運株には権利落ちによる処分売りが優勢。
◆商船三井<9104> 3270 -40 経営計画策定発表も押し目買い材料につながらず。
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3.31
NYダウ 33,274.15 +415.12 +1.26%
NASDAQ 12,221.90 +208.43 +1.74%
S&P500 4,109.31 +58.48 +1.44%

NYダウ(INDU) ⇒ ▽逆立ち.Sup200MA ⇒ ◇nr.2up ⇒ ▽wr.50MA突破
NASDAQ(COMPQ) ⇒ ▽逆立ち.Sup10MA ⇒ +nr.様子見 ⇒ ▽Wr.上放れ
S&P500(SPX) ⇒ ▽逆立ち.50MA突破 ⇒ +nr.様子見 ⇒ ▽wr.上放れ
 
【 SOX指数 】
3,230.86 +22.60 (+0.70%) ⇒ ▽逆立ち.10MA突破 ⇒ △nr.様子見 ⇒ ◇呑込み.高値更新

【 VIX恐怖指数 】
18.70 -0.32 (-1.68%) ⇒ ▲Low.BigDn ⇒ ▲nr.様子見 ⇒ ▲陰.Lowエリア
-1.68P 下げ、20割れ続く  ( 金利政策を意識&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態

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▽wr.50MA突破 ⇒ ダウ工業株30種平均は続伸。
朝方発表の2月の米個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率が市場予想を下回った。米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長引くとの懸念が和らいだことが手がかりとなった。月末と四半期末が重なったため、機関投資家のリバランス(資産配分の調整)に伴う買いも入った。

▽Wr.上放れ ⇒ ナスダック総合株価指数は続伸。
米長期金利が低下し、相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)のハイテク株も上昇、交流サイトのメタプラットフォームズが高い。
中国当局が「国家安全法」などに基づき調査に着手したと伝わった半導体のマイクロン・テクノロジーは4%安。

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//◇◇◆▽◆◇//◇ ドル円 132円台( 金融政策意識 )
//◇▽▲▽◇◆//▽ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//◇▽◇◆▽◇//▽ 原油 80ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
◇ドル強い.円安すすむ 原油.◇BigUp.80ドル台  
4.3
米ドル/円 133.29 133.37
ユーロ/円 144.50 144.60
ユーロ/米ドル 1.0840 1.0844
英ポンド/円 164.31 164.49
豪ドル/円 89.04 89.14
スイスフラン/円 145.65 145.72
原油(WTIC原油先物) 80.93 +5.24 +6.93% ⇒ ◇クアトロ浮上 ⇒ ◇wr.Test50MA ⇒ ◇BigUp

◇ドルもみあい 円も強含む 原油.◇wr.Test50MA.75ドル台  
4.1
米ドル/円 132.84 132.87
ユーロ/円 143.93 144.02
ユーロ/米ドル 1.0836 1.0843
英ポンド/円 163.77 163.86
豪ドル/円 88.77 88.82
スイスフラン/円 145.11 145.19
原油(WTIC原油先物) 75.67 +1.30 +1.75% ⇒ ▲かぶせ.調整 ⇒ ◇クアトロ浮上 ⇒ ▽wr.Test50MA

◆ドルもみあい 円安続く 原油.◇クアトロ浮上.74ドル台 
3.31
米ドル/円 132.66 132.67
ユーロ/円 144.65 144.68
ユーロ/米ドル 1.0904 1.0905
英ポンド/円 164.30 164.36
豪ドル/円 89.03 89.05
スイスフラン/円 145.19 145.22
原油(WTIC原油先物) 74.37 +1.40 +1.92% ⇒ ◇nr.もみあい ⇒ ▲かぶせ.調整 ⇒ ◇クアトロ浮上

物価指標下振れ    
1.FRBが物価指標として重視するPCE物価指数は、変動が大きい食品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比4.6%上昇と市場予想(4.7%)ほど伸びなかった。伸び率も前月(4.7%)から鈍化した。3月の消費者態度指数(確報値)では、消費者が予想する1年先のインフレ率は3.6%と2月(4.1%)から低下し、2021年4月以来の低水準をつけた。

・市場では「週末、月末、四半期末が重なり、機関投資家の資産配分見直しに伴う買いが入ったようだ。インフレ鈍化への期待に加え、引き続き金融システム不安が落ち着いていることも買い安心感につながった」(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)と。

2.ホームセンターのホーム・デポ、建機のキャタピラー、小売りのウォルマートなど、景気敏感株や消費関連株が買われた。

・米長期金利が低下し、相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)のハイテク株も上昇。

3.交流サイトのメタプラットフォームズが高い。
中国当局が「国家安全法」などに基づき調査に着手したと伝わった半導体のマイクロン・テクノロジーは4%安。

TSM 93.02 +0.59%
エヌビディア 277.77 +1.44%
ASML 680.71 +0.60%
インテル 32.67 +1.81%
AMD 98.01 +0.13%
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【NY外為】
◇ドルもみあい 
//◇◆▽◆◇// 
・月末のポートフォリオ調整の中でドルが上昇。
・円は対ドルで一時133円59銭と、今月17日以来の安値を付けた。日本の年度末に伴うフローなどが影響。

ドル円相場は
⇒¥132.83 ¥0.13 0.10%
⇒¥132.70 ¥0.00 0.00%
⇒¥132.88 ¥1.99 +1.52%

3.31
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のデレク・ハルペニー、リー・ハードマン
「ドル・円は今週、ドルの動きに大きく影響されたが、その勢いは失われつつある。年度末に伴う外国勢の債券買いがドル高を勢いづけた可能性があるが、米利回りの大幅低下は依然としてドル・円の下落リスクを示しており、今の状況が続く公算は小さい」と。

【米国株】
◇続伸 
//◇▼▽◇◇// 
・31日の米株式相場は3日続伸。S&P500種株価指数は週間ベースで3.5%上昇。
テクノロジー株が買われた。この日発表された個人消費支出(PCE)コア価格指数の伸びが市場予想を下回り、米国の利上げサイクルが終了に近づいている可能性を示唆していると受け止められた。

・2月のPCEコア価格指数は前月比0.3%上昇。市場予想の0.4%上昇を下回った。

3.31
BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン
「総じてインフレがピークを付けたという話に沿った内容だったが、物価安定を取り戻すためにすべきことが残っているという米金融当局の主張とも整合的だ」とリポートで指摘。

3.31
ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー
「極めて限られた数の銘柄だけが上昇しているのは、到底健全なことではない。上昇銘柄がこの先増えることが強気派にとって不可欠となろう」と。
「そういった状況にならない場合、大手ハイテク株が調整し、現在の上昇相場がひどい下げへと変わるのも時間の問題に過ぎない」と記した。

【米国債】
◇上昇
//▲◆◇◇◇//
・米国債は上昇。( 利回りは下げる )

・投資家は銀行破綻の影響と金利見通し変化への調整に苦慮している。

・米10年債利回り
⇒3.47% -7.7 -2.18%
⇒3.55% -1.5 -0.42%。
⇒3.56% -0.6 -0.16%

>>3.28
スカイランズ・キャピタルのシニアトレーダー、トム・ハーデン
「米国債が先週大きく買われた一因は、金融混乱波及への懸念だった」と指摘。商いが薄いことなどもあり、「その懸念は今週に入ってからは今のところ弱まっている」と。

>>3.28
INGの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ
「銀行混乱波及のニュースがないため、金利が再び上昇している」とリポートで指摘。「しかし2回以上の利上げの織り込みは不可能だと思われる。これは2年債利回りが4%付近で推移することを意味する」と。

【原油】
◇上昇
//▽◇◆▽◇// 
・月間では下落。
米経済を巡る暗いセンチメントと銀行危機が金融市場全般を覆う中、原油相場は下落。強気派は「ゼロコロナ」政策終了に伴う中国の需要回復に期待をかけているが、その回復は一部で予想されていたより緩慢。

・WTI先物5月限は、前日比1.30ドル(1.8%)高の1バレル=75.67ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント5月限はこの日、50セント高の79.77ドル。

3.31
CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン
「堅調だった中国の非製造業購買担当者指数(PMI)や米国での在庫減少、金融市場の安定といったファンダメンタルズの動きと、ロングのポジションが非常に限定的な状況が相まって、原油相場の勢いに火が付いた」と。

【NY金】
◆反落
//◆▽◆◇◆// 
・金相場は反落。月間では大幅高となった。
銀行セクターの混乱で逃避需要が強まり、金買いが広がった。

・金先物6月限は、前日比0.6%安の1オンス=1986.20ドル。

3.31
TDセキュリティーズの商品戦略担当グローバル責任者、バート・メレク
「予想を下回るインフレ指標は、米金融当局にタカ派姿勢を弱める余地を与える」と。「これは金にとって明るい展開だ」と続けた。同氏は金相場が1オンス=2000ドルに上昇すると見込んでいる。

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【欧州株】
英FTSETM100指数 7,631.74 +11.31 +0.15% ⇒ ▽陽.Sup10MA ⇒ ◇陽.4up ⇒ ◇nr.もみあい
独DAX指数 15,628.84 +106.44 +0.69% ⇒ ▽逆立ち.Sup200MA ⇒ ◇陽.2up ⇒ ◇nr.3up
仏CAC指数 7,322.39 +59.02 +0.81% ⇒ ▽クアトロ.50MA突破 ⇒ △陽.2up ⇒ ◇陽.3up

◇上昇
//◇◆▽◇◇//
・31日の欧州株は上昇。
3月としては新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に見舞われた2020年以降で最悪のパフォーマンスとなったが、この日の上昇によって下げ幅は縮小した。
・欧州600指数は0.7%高。

>>3.30
ハーグリーブス・ランズダウンの金融・市場部門のトップ、スザンナ・ストリーター
「銀行不安の緩和と金利のピークが非常に近いという予想が相まって指数を押し上げている」とし、「今のところ影響波及は抑えられているようで、利上げが終わりに近づいているとの期待を背景に不動産銘柄に対し安心感を与えている」と。

【欧州債】
◇ドイツ・英国債は反発
//◆◆◆◆◇// 
・ドイツ債が反発、1週間ぶりの大幅高となった。
ユーロ圏のコアインフレ率が予想に一致したほか、金融当局がインフレ指標として重視する米国の個人消費支出(PCE)コア価格指数の伸びが減速したことに反応。

・英国債も反発。
前日までは4日続落だった。市場が織り込むイングランド銀行(英中央銀行)のピーク金利は9月までに4.66%で変わらず。

・独国債10年物
⇒ 2.29% -0.08
⇒ 2.359%
⇒ 2.33% +0.04

・英国債10年物
⇒ 3.49% -0.03
⇒ 3.51%
⇒ 3.47% +0.02

>> 3.30
ロベコのマルチアセット戦略責任者、コリン・グラハム
「中銀は銀行の潜在的な流動性問題とソルベンシー(支払い能力)問題とを切り離すよう市場を説得した。中銀には銀行危機のリスクに対応する手段がある」とし。
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