*かぶとうし塾


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2023年3月31日金曜日

◆ドルもみあい 円安続く 原油.◇クアトロ浮上.74ドル台 令和5.3.31.Fri

31日 【日本株】
日経225  28,041.48 +258.55 +0.93%
TOPIX 2,003.50 +20.18 +1.02%
日経平均 ⇒ ◇wr.クアトロ浮上 ⇒ ▼はらみ.調整 ⇒ ◇nr.逆立
TOPIX  ⇒ ◇wr.クアトロ浮上 ⇒ ▼はらみ.調整 ⇒ ◇逆立.20MA突破
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【日経平均VI】
日経平均VI 16.66 -0.13 -0.77% ⇒ ◆nr.もみあい
日経平均VI 16.79 -0.59 -3.39% ⇒ ◆陰.下落
日経平均VI 17.38 -0.70 -3.87% ⇒ ◆陰.下落
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・日本政府、高性能な半導体製造装置23品目を輸出規制へ-米に協調か。
・バイデン政権、銀行規制強化を提案-監督当局に一連の変更を要請。
・リッチモンド連銀総裁、追加利上げで対応可能-インフレリスク続けば。
・ドル・円相場は1ドル=133円前後で推移、前日の日本株終値時点は132円47銭。
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31日、日経平均2万8000円台回復、金融不安が後退-円安追い風に自動車高い

・31日の東京株式相場は反発。金融不安が後退する中で米金利が落ち着いた推移となり、投資家心理が改善した。
日経平均株価の終値は2万8000円台を回復した。節目を上回ったのは10日以来。

・外国為替相場の円安推移が追い風になり、自動車や商社株などが高かった。
・政府が新たに高性能な半導体製造装置23品目を輸出管理の対象に追加する方針を示し、東京エレクトロンなど関連メーカー株に売り。

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証券ジャパンの大谷正之
為替の円安推移に加え、米金融不安が短期的に落ち着き、リスクを取れる状況になった。
配当再投資の継続や日経平均の構成銘柄入れ替えに伴う売買、年度末の買いなどの需給要因も寄与した。
政府の輸出管理の対象拡大を受けて半導体製造装置株に売りが出たが、材料を消化し終われば地合いは戻るのではないか。

日経平均のチャートは3月10日から13日に形成した「窓」を埋め、上値は重くなりそうだ。来週は米中の経済指標発表を受けて金利や為替が動く可能性があり、2万8000円の節目から上では戻り待ちの売りが出やすい。

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岡三証券の大下莉奈
海外市場や為替相場の落ち着きに加え、企業の業績見通しが底堅い内容になるとの期待が日本株を押し上げている。

2023年の日本経済は海外に比べてリオープニングに伴う成長などで底堅い。子育て支援などの政策もあり独自の材料が豊富だ。

株式需給面も悪くない。海外投資家は日本株を買い越し、個人投資家は下値で買いを入れて相場を支えている。

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【個別銘柄】三井物産、日本製鉄 など

◇三井物産 4116 +291大幅反発。
5月にも26年3月期までの中期経営計画を公表するもようだ。営業キャッシュフローに対する総還元性向については、今期までの中計の33%からさらに高めたいとのCFO発言が伝わっている。
具体値は明らかにされていないが30%台後半になる可能性などとされている。140円を下限とする来期配当は上積みする意向のようだ。一段の株主還元強化姿勢をポジティブに評価する動きが優勢。

◇日本製鉄 3120 +118大幅反発。
本日は副社長のインタビュー報道が伝わっている。24年3月期事業利益は、在庫評価益や高炉改修影響を除いた実力ベースで増益になる可能性があるとされている。
市況の好転やM&Aなど戦略投資の効果などが期待できるとみているようだ。鋼材市況については大きく心配していないとしているほか、生産設備集約などによるコスト改善効果、日鉄物産の子会社化効果、海外事業の収益伸長などを見込んでいる。

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3.31動いた株・出来た株
◇三井物産<8031> 4085 +260 株主還元拡充の検討などが伝わる。
◇中山製鋼所<5408> 961 +42 日本製鉄の株価上昇が刺激に。
◇神戸製鋼所<5406> 1055 +44 日本製鉄の来年度見通し受けて連想買いも。
◇日本製鉄<5401> 3125 +123 副社長インタビュー報道を買い材料視。
◇JFE<5411> 1681 +64 鉄鋼大手に本日は買いが集まる。
◇豊田自動織機<6201> 7350 +310 窓埋め期待のリバウンドへ。
◆三井松島HD<1518> 3330 -190 配当権利落ち後は処分売りの動きが優勢に。
◆川崎汽船<9107> 3030 -255 引き続き配当権利落ちの影響が続く。
◆商船三井<9104> 3285 -175 海運株には配当権利落ちのマイナス影響が継続。
◆日本郵船<9101> 3092 -128 新年度の配当金不透明で海運株には押し目買い限定的。
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3.30
NYダウ 32,859.03 +141.43 +0.43%
NASDAQ 12,013.47 +87.23 +0.73%
S&P500 4,050.83 +23.02 +0.57%

NYダウ(INDU) ⇒ ◆nr.200MAもみあい ⇒ ▽逆立ち.Sup200MA ⇒ ◇nr.2up
NASDAQ(COMPQ) ⇒ ▼nr.Sup10MA ⇒ ▽逆立ち.Sup10MA ⇒ +nr.様子見
S&P500(SPX) ⇒ ▼nr.Sup10MA ⇒ ▽逆立ち.50MA突破 ⇒ +nr.様子見
 
【 SOX指数 】
3,208.26 +51.15 (+1.62%) ⇒ ▼nr.Sup50MA ⇒ ▽逆立ち.10MA突破 ⇒ △nr.様子見

【 VIX恐怖指数 】
19.02 -0.10 (-0.52%) ⇒ ▲陰.下落 ⇒ ▲Low.BigDn ⇒ ▲nr.様子見
-0.52P 下げ、20割れ続く  ( 金利政策を意識&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態

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◇nr.2up ⇒ ダウ工業株30種平均は続伸。
今週は新たに経営不安に陥る金融機関が出ておらず、金融システム不安が収束しつつあるとの見方が相場の支えとなった。ただ、31日に米連邦準備理事会(FRB)が重視する物価指標の発表を控え、上値は重かった。

+nr.様子見 ⇒ ナスダック総合株価指数は続伸。
交流サイトのメタプラットフォームズやネット通販のアマゾン・ドット・コムが上昇。

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//◇◆◇◆◆◆//◇◇◆▽◆ ドル円 132円台( 金融政策意識 )
//◇◇▽◇▲▲//◇▽▲▽◇ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//_▽▽◇◆▼//◇▽◇◆▽ 原油 74ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
◆ドルもみあい 円安続く 原油.◇クアトロ浮上.74ドル台 
3.31
米ドル/円 132.66 132.67
ユーロ/円 144.65 144.68
ユーロ/米ドル 1.0904 1.0905
英ポンド/円 164.30 164.36
豪ドル/円 89.03 89.05
スイスフラン/円 145.19 145.22
原油(WTIC原油先物) 74.37 +1.40 +1.92% ⇒ ◇nr.もみあい ⇒ ▲かぶせ.調整 ⇒ ◇クアトロ浮上

▽ドル反発.円安すすむ 原油.▲かぶせ.調整.72ドル台  
3.30
米ドル/円 132.72 132.73
ユーロ/円 143.91 143.93
ユーロ/米ドル 1.0843 1.0844
英ポンド/円 163.44 163.51
豪ドル/円 88.71 88.73
スイスフラン/円 144.50 144.52
原油(WTIC原油先物) 72.97 -0.23 -0.31% ⇒ ▽逆立ち.大幅上げ ⇒ ◇nr.もみあい ⇒ ▲かぶせ.調整

◆ドル弱い 円強含む 原油.◇nr.もみあい.73ドル台  
3.29
米ドル/円 130.79 130.81
ユーロ/円 141.80 141.88
ユーロ/米ドル 1.0842 1.0846
英ポンド/円 161.37 161.43
豪ドル/円 87.72 87.75
スイスフラン/円 142.13 142.22
原油(WTIC原油先物) 73.20 +0.39 +0.54% ⇒ ▽逆立ち.大幅上げ ⇒ ◇nr.もみあい

ハイテクが引き続き支援    
1.米金融当局は必要に応じて金融機関への支援を拡充する姿勢を示している。金融不安を背景に銀行が貸し出しを渋り、米景気の冷え込みにつながるとの過度な懸念は薄れている。金融市場は落ち着きを取り戻しつつあり、投資家は運用リスクを回避する姿勢を緩めている。

・ダウ平均は買い一巡後に伸び悩み、下げに転じる場面もあった。31日にはFRBがインフレ指標として重視する米個人消費支出(PCE)物価指数の2月分が発表されるため、手じまい売りが出やすかった。
30日発表の週間の米新規失業保険申請件数は19万8000件と市場予想(19万5000件)以上に増えたものの、「依然として低水準で労働市場の強さを示した」(JPモルガンのダニエル・シルバー氏)と受け止められた。インフレ圧力の根深さが意識されたことも重荷。

2.前日に新製品の発売計画を公表した半導体のインテルに買いが続いた。ハイテク株も高く、ソフトウエアのマイクロソフトとスマートフォンのアップルが上昇。

・クレジットカードのアメリカン・エキスプレスと工業製品・事務用品のスリーエムは下落。

3.交流サイトのメタプラットフォームズやネット通販のアマゾン・ドット・コムが上昇。
TSM 92.47 −0.31%
エヌビディア 273.83 +1.48%
ASML 676.68 +2.66%
インテル 32.09 +1.81%
AMD 97.88 +1.86%

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【NY外為】
▽ドルは全面安 
//◆◇◆◆◆//◇◆▽ 
・四半期末のフローが影響したほか、米利上げサイクルが終了に近づきつつあるとの観測も重しになった。
・ドイツのインフレデータを受けて、欧州中央銀行(ECB)には金融引き締めの必要があるとの見方が強まったことから、ユーロは上昇。



ドル円相場は
⇒¥132.70 ¥0.00 0.00%
⇒¥132.88 ¥1.99 +1.52%
⇒¥130.90 -¥0.01 -0.01%

3.30
スタンダードチャータードのG10FX調査グローバル責任者スティーブン・イングランダー
「銀行セクターがさらなる激しいショックを回避するなら、ドルは引き続き圧迫される可能性が高い。経済的な向かい風や米国で特に顕著な政策金利軌道のフラット化、リスクプレミアムの低下という組み合わせはドルにマイナスだとみている」と。

3.30
ジョン・シン氏らバンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト
「最近の銀行不安は不透明感を著しく高めた」と指摘。「直近の動揺はやや落ち着いたが、こうした銀行セクターのサプライズという性質からすると、神経質な展開が当然ながら続く」と。

【米国株】
◇続伸 
//▽▽▲◇◇//◇▼▽◇ 
・30日の米株式相場は続伸。S&P500種株価指数の金融株は軟調だった。
米金融当局者らはインフレ抑制への決意を改めて表明したが、テクノロジー株を中心に買われた。

・ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁はインフレを2%目標に戻すことにコミットしているとし、今回の金融システム混乱による景気への影響はまだ不明だとの考えを示した。

3.30
プラントモラン・ファイナンシャル・アドバイザーズの最高投資責任者(CIO)、ジム・ベアード
「銀行システムの亀裂が明白になり、米金融当局の責務はさらに難しくなった」と指摘。米金融当局はこれまでにも景気をソフトランディング(軟着陸)に誘導しながらの政策引き締めで苦労してきたことから、「引き続きリセッション(景気後退)リスクが焦点だ」と。

【米国債】
◇上昇
//▲▲▽◇▽//▲◆◇◇
・米国債は上昇。( 利回りは下げる )

・31日に公表される2月の個人消費支出(PCE)価格指数ではコア指数の高止まりが予想されている。

・米10年債利回り
⇒3.55% -1.5 -0.42%。
⇒3.56% -0.6 -0.16%
⇒3.57% +4.0bp +1.12%

>>3.28
スカイランズ・キャピタルのシニアトレーダー、トム・ハーデン
「米国債が先週大きく買われた一因は、金融混乱波及への懸念だった」と指摘。商いが薄いことなどもあり、「その懸念は今週に入ってからは今のところ弱まっている」と。

>>3.28
INGの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ
「銀行混乱波及のニュースがないため、金利が再び上昇している」とリポートで指摘。「しかし2回以上の利上げの織り込みは不可能だと思われる。これは2年債利回りが4%付近で推移することを意味する」と。

【原油】
▽反発
//▽▽◇◆▼//▽◇◆▽ 
・輸出障害と金融市場全般の強気なセンチメントを背景に買いが広がった。
・フランスでは年金改革に反対するデモが燃料の生産や物流に影響を及ぼしており、政府が戦略備蓄の放出を余儀なくされている。またイラクとクルド人自治区との対立は依然続いており、トルコからの原油積み出しは停止したまま。

・WTI先物5月限は、前日比1.40ドル(1.9%)高の1バレル=74.37ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント5月限は99セント上昇し79.27ドル。

>>3.29
CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン
「季節的に需要が軟化する時期にあるほか、この冬は北東部が暖冬だった。よって弱さが見られるのは意外ではない」と。

【NY金】
◇反発
//◇▲◇▽▲//◆▽◆◇ 


・金先物6月限は、前日比0.7%高の1オンス=1997.70ドル。

>>3.27
サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン
金が一段と上昇しなかったのは「市場の利下げ観測とFRBが示唆した現状維持のスタンスに大きな差があるからだろう」と分析。「後者が短期的な下落リスクを高めている」と。

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【欧州株】
◇続伸
英FTSETM100指数 7,620.43 +56.16 +0.74% ⇒ ◇nr.出来増 ⇒ ▽陽.Sup10MA ⇒ ◇陽.4up
独DAX指数 15,522.40 +193.62 +1.26% ⇒ +◆陰押さえ ⇒ ▽逆立ち.Sup200MA ⇒ ◇陽.2up
仏CAC指数 7,263.37 +76.38 +1.06% ⇒ +◆陰押さえ ⇒ ▽クアトロ.50MA突破 ⇒ △陽.2up

//▽◇◇◆▼//◇◆▽◇
・小売大手H&Mの好決算が好感されたほか、世界の銀行部門に対する懸念が薄らいだことも相場全体を押し上げた。
・ 小売株指数は3.73%上昇。スウェーデンのアパレル大手H&Mが16.3%と急上昇。
・ 不動産株指数は3.74%上昇、銀行株指数は1.52%上昇。

3.30
ハーグリーブス・ランズダウンの金融・市場部門のトップ、スザンナ・ストリーター
「銀行不安の緩和と金利のピークが非常に近いという予想が相まって指数を押し上げている」とし、「今のところ影響波及は抑えられているようで、利上げが終わりに近づいているとの期待を背景に不動産銘柄に対し安心感を与えている」と。

【欧州債】
◆利回りが上昇
//◆◆◆▽◇//◆◆◆◆ 
・欧米のインフレ指標が予想を上回り、欧州中央銀行(ECB)のターミナルレート(政策金利の最終到達点)が3.5%近辺になるとの見方が広がった。

・ドイツ10年債利回りは6ベーシスポイント(bp)上昇の2.359%。2年債利回りは10bp上昇し2.733%。

・独国債10年物
⇒ 2.359%
⇒ 2.33% +0.04
⇒ 2.29% +0.06

・英国債10年物
⇒ 3.51%
⇒ 3.47% +0.02
⇒ 3.46% +0.09

3.30
ロベコのマルチアセット戦略責任者、コリン・グラハム
「中銀は銀行の潜在的な流動性問題とソルベンシー(支払い能力)問題とを切り離すよう市場を説得した。中銀には銀行危機のリスクに対応する手段がある」とし。

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