*かぶとうし塾


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2023年3月14日火曜日

◆ドル弱い 円もみあい 原油.▼逆立ち下落.74ドル台 令和5.3.14.Tue

14日 【日本株】
日経225  27,222.04 -610.92 -2.19%
TOPIX 1,947.54 -53.45 -2.67%
日経平均 ⇒ ◆Wr.調整へ ⇒ ◆BigDn.窓埋め ⇒ ◆BigDn.Sup50MA
TOPIX  ⇒ ◆Wr.調整へ ⇒ ◆BigDn.窓埋め ⇒ ◆BigDn.50MA割れ
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【日経平均VI】
日経平均VI 21.52 +2.91 +15.64% ⇒ ◇nr.BigUp
日経平均VI 18.61 +0.72 +4.02% ⇒ ◇クアトロ浮上
日経平均VI 17.89 -0.05 -0.28% ⇒ ◆nr.もみあい
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・世界の金融株、時価総額62兆円失う-SVB破綻後3営業日で。
・米銀行株が全面安、地銀急落で取引停止続出-当局行動も売り止まらず。
・13日のニューヨーク原油先物は2.5%安い1バレル=74.80ドル。
・ドル・円相場は1ドル=133円台後半で推移、前日の日本株終値時点は134円37銭。
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14日、日本株3日連続の大幅安、米銀行破綻の動揺広がる-プライム96%下落

・14日の東京株式相場は3営業日連続の大幅安。TOPIXの下落率は一時3%を超えた。

・米シリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー・バンクの経営破綻を受けて投資家の間で動揺が広がり、リスク志向が後退。
・米国で金融株が大きく下げ、日本の銀行株の下げもきつかった。
・輸出関連株には外国為替市場の円高を嫌気した売りが出て、原油安を受けてエネルギー関連も下落。

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東海東京調査センターの鈴木誠一
先週末から短期間でかなり大きく下げているので、さすがに下がり過ぎとの見方が出ても不思議ではないが、不安心理は一度芽生えるとなかなか消えないもので、しばらくは不安定な相場が続くだろう。

リーマンショックのような危機に至る感じはないので、売らなければならない投資家やヘッジをかけなければならない投資家の売りが一巡すれば、いつの間にか底を打っているのではないか。

13日も14日も午前中に安値を付けた後はやや値を戻しており、日銀のETF購入に対する期待感が株式相場を下支えした。

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JPモルガン・アセット・マネジメントの前川将吾
金融システムへの不安が落ち着いておらず、米国市場の悪い流れを引き続き受けて売られた。米銀行破綻をきっかけに貸し出しにも影響が出ると景気に悪影響を及ぼしかねないとの懸念もあるだろう。

日本独自の理由として円高が進行し、輸出関連企業に売りが出ている。外需の悪化も売りの一因だろう。

米国は銀行破綻を受けて利上げが打ち止めとなり年内には利下げをするとの期待はあるが、日本時間今夜発表の米消費者物価指数(CPI)が市場予想から上振れれば期待は若干剥落しそうだ。

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【個別銘柄】りそなHD など

◆りそなHD 636 -64.4大幅続落。
米SVBの経営破綻をきっかけに米金融株の下げが止まらず、本日の東京市場でも銀行株は軒並み大幅安の展開になった。
米国では大規模な銀行向け安全措置などが新たに発表されたものの売り圧力は収まらず、地銀株指数は一時12%も急落。とりわけ、ファースト・リパブリック・バンクの株価は61.8%安、ウェスタン・アライアンス・バンコープは47.1%安。同社の下落率もここ3営業日で2割の水準に達す。

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3.14動いた株・出来た株
◇エーザイ<4523> 7494 +202 東海東京証券では目標株価を引き上げ。
◇東日本旅客鉄道<9020> 7460 +145 ディフェンシブ銘柄として資金の逃避先に。
◆りそなHD<8308> 650.2 -50.2 米金融関連株の下げが止まらず。
◆T&DHD<8795> 1708 -127 金融関連株安の影響が保険セクターにも強まる。
◆三井住友<8316> 5327 -342 本日も銀行セクターは業種別下落率トップに。
◆第一生命HD<8750> 2475.5 -160.5 保険セクターの中でも金利や株価動向の影響は受けやすく。
◆三菱UFJ<8306> 845.9 -54.4 米国金融関連株安の流れに押される。
◆トヨタ自動車<7203> 1804 -60 米長期金利低下による為替の円高も嫌気。
◆ソフトバンクG<9984> 5061 -193 米SVB破綻によるスタートアップ企業への影響懸念が続く。
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3.13
NYダウ 31,819.14 -90.50 -0.28%
NASDAQ 11,188.84 +49.95 +0.45%
S&P500 3,855.76 -5.83 -0.15%

NYダウ(INDU) ⇒ ◆Wr吞込.Low ⇒ ◆陰.Low ⇒ ◆nr.様子見
NASDAQ(COMPQ) ⇒ ◆Wr吞込.Sup50MA ⇒ ◆陰.Low.50MA割れ ⇒ ◇入首.様子見
S&P500(SPX) ⇒ ◆Wr吞込.Low ⇒ ◆陰.Low.3850Sup ⇒ -◇陽下げ.様子見
 
【 SOX指数 】
2,921.71 -2.22 (-0.08%) ⇒ ◆拍子木.Sup10MA ⇒ ◆切下げ.調整 ⇒ -◇陽下げ.Sup50MA

【 VIX恐怖指数 】
26.52 +1.72 (+6.94%) ⇒ ◇WR.急上昇 ⇒ △High.連騰 ⇒ △Wr.切り返し
+6.94P 連日上がる  ( 金利政策を意識&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態

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◆nr.様子見 ⇒ ダウ工業株30種平均は4日続落。
米国で銀行の破綻が相次ぎ、金融システムを巡る不安の高まりを背景に銀行株を中心に売られた。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測が浮上し、相場の一定の支えとなった。

◇入首.様子見 ⇒ ナスダック総合株価指数は続落。
相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)のハイテク株に買いが入りやすく、ソフトウエアのマイクロソフトが2%高で終えた。スマートフォンのアップルと顧客情報管理のセールスフォースも高い。

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//◇◆▽◇▲▲//▲◆ ドル円 133円台( 金融政策意識 )
//◇◇◆◇◆◆//◆◇ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//_◇▲◆◆▽//_▼ 原油 74ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
◆ドル弱い 円もみあい 原油.▼逆立ち下落.74ドル台 
3.14
米ドル/円 133.18 133.19
ユーロ/円 142.86 142.89
ユーロ/米ドル 1.0727 1.0728
英ポンド/円 162.27 162.29
豪ドル/円 88.78 88.81
スイスフラン/円 146.09 146.17
原油(WTIC原油先物) 74.80 -1.88 -2.45% ⇒ ▲陰.3dn ⇒ ▽反発.Cog ⇒ ▼逆立ち下落

週明け▲ドル弱い.対ドル円強い 原油(3.10).▽反発.Cog.76ドル台  
3.13
米ドル/円 133.91 133.97
ユーロ/円 142.85 142.94
ユーロ/米ドル 1.0694 1.0699
英ポンド/円 161.96 162.08
豪ドル/円 88.39 88.55
スイスフラン/円 145.79 146.08
3.10)原油(WTIC原油先物) 76.68 +0.96 +1.27%⇒ ▼陰.10MA割れ ⇒ ▲陰.3dn ⇒ ▽反発.Cog

▲ドル弱い.対ドル円強い 原油.▽反発.Cog.76ドル台  
3.11
米ドル/円 134.98 135.01
ユーロ/円 143.66 143.72
ユーロ/米ドル 1.0637 1.0648
英ポンド/円 162.35 162.44
豪ドル/円 88.78 88.82
スイスフラン/円 146.46 146.56
原油(WTIC原油先物) 76.68 +0.96 +1.27%⇒ ▼陰.10MA割れ ⇒ ▲陰.3dn ⇒ ▽反発.Cog

銀行への不安拭えず    
1.10日のシリコンバレーバンク(SVB)に続き、暗号資産(仮想通貨)企業への融資が多いシグネチャー・バンクも12日に経営破綻した。破綻の波が広がることへの警戒感が強く、地銀を中心に売りがかさんだ。

・売り一巡後は下げ渋り、ダウ平均の上げ幅は330ドルに達する場面もあった。市場では「状況が落ち着くまでFRBは利上げを停止するだろう」(ジョーンズ・トレーディングのマイケル・オルーク氏)との声が聞かれた。ゴールドマン・サックスやバークレイズは3月のFOMCで政策金利が据え置かれる可能性を指摘。

2.金融大手のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが安い。景気悪化への懸念からクレジットカードのアメリカン・エキスプレスや化学のダウの下げも目立った。

・不動産、公益事業が上昇。

3.相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)のハイテク株に買いが入りやすかった。

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【NY外為】
◆ドルは対主要通貨で全面安  
//◆▽◇▲▲//◆ 
・ドルが主要10通貨に対して全面安。米利上げ停止観測が背景。

・ 円は上昇し、対ドルでは133円台前半。一時は2%高の1ドル=132円29銭を付ける場面もあった。
ドル円相場は¥133.24 -¥1.79 -1.33%。

3.13
バノックバーン・グローバルのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での50bp利上げ観測は消滅し、25bp利上げへの懐疑論も浮上している」とリポートで指摘。

3.13
ドイツ銀行のストラテジスト、ジョージ・サラベロス氏は「米金融当局が引き締めを再加速するハードルは大幅に高くなった。金利の最終到達点は低くなる公算が大きい」と顧客向けリポートで指摘。「過去数週間、政策金利『6%への恐れ』が当行のドル弱気論に対する単一で最大の障害であると指摘してきたが、この後退は重要なドル下落の呼び水になる」と論じた。

【米国株】
◆まちまち、ナスダック100指数は0.8%高 
//◆▲◇▲◆//◆ 
・銀行株が大幅安となった。テクノロジー株は持ち直し、ナスダック100指数は0.8%上昇した。
ファースト・リパブリック・バンクの株価は62%安。KBW銀行株指数は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まって以来の大幅安となった。

・バイデン米大統領は銀行システムの規制強化を議会に求めていく考えを示し、預金は保護されると約束した。


>>3.10
マン・ソリューションズのぺーター・ファン・ドーイエべールト氏は、「量的引き締めの市場や経済への影響がまさに表れ始めている」と指摘。「従って、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げ幅は、わずか数日前には50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)がほぼ確実視されていたが、25bpが再び優勢になっているようだ。最悪のシナリオは金融安定を巡る問題の兆候があるにもかかわらず、来週のCPIが高い数字になり、米当局が行動を強いられることだ」と述べた。

3.10
マイケル・ハートネット氏率いるバンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストは、過去1年間の利上げは景気が過度に過熱も冷え込みもしない安定したゴルディロックスではなく、「ハードランディングと信用イベント」への序曲だったとリポートに記した。

【米国債】
▽連日上昇
//◆◆◆◇▽//▽
・米国債は上昇。( 利回りは下げる )

・2年債利回りは50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り低下。これで3営業日連続の低下。

・米10年債利回りは、-15.4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の3.54%。

3.13
アカデミー・セキュリティーズのマクロ戦略責任者ピーター・チア氏は、「米金融当局は何かが壊れるまで利上げを進めてきたが、本当に何かが壊れた」とブルームバーグテレビジョンで発言。「量的引き締めが休止されても、意外ではないだろう。市場を支える措置が見られるかもしれない。危機モードに戻っている。私にとっては銀行取り付け騒ぎの方がインフレよりもはるかに重要だ。当局が食い止めなければならないのはそれだ」と述べた。

3.13
エーゴン・アセット・マネジメントの債券投資マネジャー、ジェームズ・リンチ氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)前議長のイエレン財務長官主導による包括的な措置が寄与し、米銀行システムのシステミック問題を巡る疑念は収まった。迅速な危機対応が講じられたことから、米金融当局はインフレ対応の利上げという日常業務に戻ることが可能だ」と話した。

3.13
B. ライリー・ウェルスのチーフ市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏は米消費者物価指数(CPI)を確認もしないで、米金融当局の行動について臆測するのは恐らく正当性に欠ける」と指摘。

【原油】
▼大幅安
//◇▲◆◆▽//▼ 
・トレーダーらは金融危機後で最大の銀行破綻が金融政策にどう影響するのか見極めようとし、リスク敬遠に走った。

・WTI先物4月限は前営業日比1.88ドル(2.5%)安い1バレル=74.80ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント5月限は2ドル(2.4%)下げて80.77ドル。

>>3.9
TDセキュリティーズの商品戦略グローバル責任者、バート・メレク氏はこの日終盤の下げについて、利益確定の売りに加え、リスクテーク意欲が全般的に薄れていることが原因だと指摘。

3.13
トータス・キャピタル・アドバイザーズのマネジングディレクター、ロブ・サメル氏は「リスクオフの動きが原油価格を押し下げていた」と指摘。「銀行に関する方向性がわずかながらはっきりしてきたため、リスクオフの動きはやや静まった」と述べた。

【NY金】
▽大幅高
//◆◆◆◇◇//▽ 
・SVB破綻の余波で安全性への逃避が続いた。

・金先物4月限は、前営業日比49.30ドル(2.6%)高い1916.50ドル。

3.13
サクソバンクの商品調査責任者オレ・ハンセン氏は「2年債利回りが1週間足らずで1ポイント近く下げ、市場では利上げ観測が一段と後退している現状、金は上がるしかない」と述べた。「金は金利とドルに対して最も敏感なコモディティーだ」と続けた。

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【欧州株】
▲大幅安
//◆◆◇◆▲//▲
・13日の欧州株は続落し、12月半ば以降で最大の下げ。
米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻の影響を抑えようと当局が銀行向けの措置を打ち出したが、銀行業界に対する投資家の懸念は続いた。

・欧州600指数は2.4%安。1年ぶりの大幅安となる場面もあった。業種別の銀行株指数は6%近く下落し、ドイツのコメルツ銀行、スペインのサバデル銀行、イタリアのウニクレディトなどが大きく売られた。スイスのクレディ・スイス・グループは一時15%安に沈み、やや戻して引けた。
欧州全体でも保険や金融サービス銘柄が下げを主導した。

3.13
アトモスの投資責任者、ヘイグ・バスゲート氏は「現在起きているのは、流動性の引き揚げだ。SVBのようなクレジット事由があった後では、予想通りのよくある展開だ」と説明。「投資家はおびえ、株式へのエクスポージャーを削減し、国債に資金を移している」と続けた。

【欧州債】
◇ドイツ債は急伸
//◆◇◇◇◇//◇ 
・ドイツ10年債利回りが2011年以来の大幅低下。
市場が見込む欧州中央銀行(ECB)の0.5ポイント利上げ確率は50%程度に低下、米当局の利上げ見通しについては全て解消する場面もあった。

・ドイツ2年債利回りは18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下と、昨年7月28日以降で最も下げた。
・英国債の利回り曲線はブルスティープ化。2年債利回りは2月2日以来の大幅な低下となった。

・独国債10年物 2.25% -25。
・英国債10年物 3.36% -27。

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