*かぶとうし塾


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2023年3月28日火曜日

◇ドル反発 円安含み 原油.▽逆立ち.大幅上げ.72ドル台 令和5.3.28.Tue

28日 【日本株】
日経225  27,518.25 +41.38 +0.15%
TOPIX 1,966.67 +4.83 +0.25%
日経平均 ⇒ -◇はらみ.様子見 ⇒ +nr.もみあい ⇒ +◆陰.もみあい
TOPIX  ⇒ -◇はらみ.様子見 ⇒ +nr.もみあい ⇒ +◆陰.もみあい
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【日経平均VI】
日経平均VI 18.08 -0.93 -4.89% ⇒ ◆陰.BigDn
日経平均VI 19.01 -0.07 -0.37% ⇒ ◆吞込み
日経平均VI 19.08 -0.53 -2.70% ⇒ ◆陰.下落
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・ファースト・シチズンズ、破綻したシリコンバレー銀買収で合意。
・ドイツ銀行の株価が反発、財務の健全性をアナリストらが強調。
・27日のニューヨーク原油先物は5.1%高い1バレル=72.81ドルと大幅反発。
・ドル・円相場は1ドル=130円台後半で推移、前日の日本株終値時点は130円91銭。
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28日、日本株は続伸、金融不安が後退し銀行が高い-円相場の上昇は重し

・28日の東京株式市場は続伸。
米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の買収で合意し、金融システムへの不安が和らいだ。

・米国市場で金融株が高く、日本でも銀行や保険、証券・商品先物株に買いが入った。
・ただ取引開始後は、外国為替市場で円相場が対ドルで上昇し、嫌気した売りに押される場面もあった。

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T&Dアセットマネジメントの浪岡宏
米金利が上昇し、銀行や保険株が値を上げた。原油高で鉱業株なども上昇。

ただ午前に高かったセクターへは、午後に利益確定の売りが出ていたようだ。期末を控えてポジション調整の動きもあったのだろう。

金融不安は根強い印象だ。堅調に始まった日本株も、外国為替相場が円高に振れたことが重しとなった。日経平均は25日移動平均線(2万7600円近辺)が上値を抑えるような印象。

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【個別銘柄】みずほ、INPEX、 など

◇みずほ 1888 +45.5大幅反発。
米国市場では金融関連株が上昇しており、この流れが東京市場にも波及する形となっている。米国では、ファースト・シチズンが経営破綻したSVBのローンや預金買収で合意したと報じられ、金融不安が緩和する展開。
また、大手行への預金シフトの動きが鈍化していると伝わったこと、金融当局が緊急融資の増枠を検討と報じられたことなども支援材料とされた。

◇INPEX 1369 +25大幅反発。
原油相場の上昇が材料視されている。前日のNY原油先物市場において、WTI先物5月限は前日比3.55ドル高の72.81ドルとなり、5.1%の大幅上昇となっている。
イラクのクルド人自治区からの原油輸出が一部停止され、需給がひっ迫するとの思惑が強まったほか、金融不安の後退なども相場を押し上げている。同社石油資源のほか、石油大手各社なども買い先行となっている。

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3.28動いた株・出来た株
◇りそなHD<8308> 630.7 +30.7 米金融株高で銀行株には買いが優勢。
◇みずほ<8411> 1904.5 +62 金融不安の後退で銀行株には買い安心感。
◇三井住友<8316> 5291 +155 野村證券では1カ月戦略で銀行株の推奨開始と。
◇三住トラスト<8309> 4649 +124 銀行株高の流れに乗る形へ。
◇INPEX<1605> 1382 +38 NY原油相場が5%超の大幅上昇となり。
◇ヤマハ発動機<7272> 3280 +85 本日は自動車関連株が全般買い先行となり。
◆HEROZ<4382> 1353 -97 前日はAI関連の一角として強い動きに。
◆レーザーテック<6920> 21470 -460 米SOX指数下落で半導体関連が軟調。
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3.27
NYダウ 32,432.08 +194.55 +0.60%
NASDAQ 11,768.83 -55.12 -0.47%
S&P500 3,977.53 +6.54 +0.16%

NYダウ(INDU) ⇒ △nr.はらみ.様子見 ⇒ ▽吞込 ⇒ △Cog.200MA突破
NASDAQ(COMPQ) ⇒ +◆nr.はらみ.様子見 ⇒ ▽吞込 ⇒ ◆かぶせ.調整
S&P500(SPX) ⇒ +◆nr.はらみ.様子見 ⇒ ▽吞込 ⇒ +◆陰上げ.もみあい
 
【 SOX指数 】
3,083.57 -37.69 (-1.21%) ⇒ ◇逆立ち浮上 ⇒ ▼陰.窓埋め調整 ⇒ ◆調整.Sup10MA

【 VIX恐怖指数 】
20.60 -1.14 (-5.24%) ⇒ ◇呑込み ⇒ ▲nr.上ひげ ⇒ ◆逆立ち下落
-5.24P 大幅に下げる  ( 金利政策を意識&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態

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△Cog.200MA突破 ⇒ ダウ工業株30種平均は3日続伸。
経営破綻したシリコンバレーバンク(SVB)の引受先が26日に決まった。破綻処理の進展を好感した買いが米銀行株に入り、米金融システムを巡る過度な懸念が和らいだ。市場心理の改善につながり、ダウ平均を支えた。

◆かぶせ.調整 ⇒ ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落。
米長期金利が上昇し、相対的な割高感が意識されやすかった高PER(株価収益率)銘柄には売りが出た。

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//◇◆◇◆◆◆//◇◇ ドル円 131円台( 金融政策意識 )
//◇◇▽◇▲▲//◇▽ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//_▽▽◇◆▼//◇▽ 原油 72ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
◇ドル反発 円安含み 原油.▽逆立ち.大幅上げ.72ドル台 
3.28
米ドル/円 131.55 131.56
ユーロ/円 142.06 142.12
ユーロ/米ドル 1.0799 1.0803
英ポンド/円 161.60 161.69
豪ドル/円 87.48 87.50
スイスフラン/円 143.68 143.70
原油(WTIC原油先物) 72.81 +3.55 +5.13% ⇒ ▼nr.下ひげ ⇒ ◇nr反発 ⇒ ▽逆立ち.大幅上げ

◇ドル反発.円弱含む 原油.◇nr反発.69.72ドル台  
3.27
米ドル/円 130.77 130.81
ユーロ/円 140.92 140.97
ユーロ/米ドル 1.0776 1.0777
英ポンド/円 159.98 160.09
豪ドル/円 86.99 87.04
スイスフラン/円 142.25 142.34
原油(WTIC原油先物) 69.72 +0.46 +0.66% ⇒ -nr.はらみ.様子見 ⇒ ▼nr.下ひげ ⇒ ◇nr反発

◆ドル弱い 円強い 原油.▼nr.下ひげ.69ドル台  
3.25
米ドル/円 130.69 130.72
ユーロ/円 140.61 140.69
ユーロ/米ドル 1.0757 1.0766
英ポンド/円 159.83 159.91
豪ドル/円 86.84 86.89
スイスフラン/円 142.01 142.10
原油(WTIC原油先物) 69.26 -0.70 -1.00% ⇒ ▽陽.3up ⇒ -nr.はらみ.様子見 ⇒ ▼nr.下ひげ

金融不安が緩和    
1.米連邦預金保険公社(FDIC)は26日、米東部ノースカロライナ州地盤の銀行持ち株会社、ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズグループがSVBを買収することで合意したと発表した。米当局が地銀への緊急融資制度の拡充など支援策を検討しているとも前週末に伝わり、金融株買いにつながった。

・27日の欧州株式市場では、信用不安の拡大や収益の落ち込みへの警戒から前週末に大きく売られたドイツ銀行株が反発した。欧州大手銀の株安懸念も和らいだことも、投資家心理の改善につながった。

2.貸し出し環境が厳しくなり景気が悪化することへの警戒も和らぎ、景気敏感株や消費関連株も買いが優勢になった。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや小売りのウォルマート、航空機のボーイングが高い。

・JPモルガン・チェースは3%高、ゴールドマン・サックスは2%高で終えた。ダウ平均の構成銘柄以外ではファースト・リパブリック・バンクやコメリカなど地銀株が大幅高となった。

3.ハイテク株の一角は売られた。米長期金利が上昇し、相対的な割高感が意識されやすかった高PER(株価収益率)銘柄には売りが出た。ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルが安い。

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【NY外為】
◇ドルは対円で上昇 
//◆◇◆◆◆//◇ 
・ドルが下落。米国株の上昇などが背景。
・ドルは円とニュージーランド・ドルを除く主要10通貨全てに対して下げた。

・ドルは対円では値上がりして1ドル=131円台半ば。一時は0.8%高の131円76銭を付けた。
ドル円相場は
⇒¥131.57 ¥0.84 +0.64%
⇒¥130.72 -¥0.13 -0.10%
⇒¥130.90 -¥0.54 -0.41%

3.27
スコシアバンクのチーフ為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン
「ドルの見通しは悪化方向に転じた。米引き締めサイクルが成熟し、ドルに有利な成長と金利の差が縮小すれば、ドルはもっと明白に下落するリスクがあると当社はこれまで主張してきた。これはどちらかといえば年後半のシナリオだと考えていたが、ドルはもっと早期に弱くなり得ることが示唆されている。恐らく当社の予測に反映されているよりもやや大幅な下げになるだろう」と。

【米国株】
◇続伸 
//▽▽▲◇◇//◇ 
・27日の米株式市場ではS&P500種株価指数が3営業日続伸。
銀行セクターの混乱が広く波及する懸念が和らいだことから、金融株が買われた。一方、テクノロジー株は下落。

・S&P500種の金融株指数は1%超の上昇。エネルギー株も堅調だった。
・一方、ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は0.7%安。

・この日は地銀株の指数が約2.5%上昇。経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の買収で合意したファースト・シチズンズ・バンクシェアーズは、50%余り上げた。ファースト・リパブリック・バンクも高い。米当局は緊急融資ファシリティー拡張などさらなる銀行支援策を検討していると、ブルームバーグ・ニュースは関係者の話を基に報じた。ファースト・リパブリックにバランスシート修復の時間を与えることを念頭に置いたものだという。

3.27
インテグリティ・アセット・マネジメントのポートフォリオ・マネジャー、ジョー・ギルバート
「市場では銀行株とテクノロジー株が押したり引いたりしている。銀行株が持ち直すのに伴い、過去2週間にわたって相場を支えてきたテクノロジー株から多くの資金が流出した」と指摘。「今は水面下で激しい動きがある。金利が再び上昇していることも、ハイテク株の取引に水を差している」と。

3.27
オアンダのシニアマーケットアナリスト、クレイグ・アーラム
「神経質であることは確かだが、状況がずっと悪化する事態はこれまでの対応で間違いなく回避された。経営難に陥る銀行が他にない限り、信頼感は徐々に改善するだろう」と話した。「それは明らかに、現時点ではあくまでも仮定の話だ」と。

【米国債】
▲下落、リスク選好の動きで
//▲▲▽◇▽//▲
・米国債は下落。( 利回りは上げる )

・銀行セクターを巡る懸念緩和を背景に、米国債は下落。

・米10年債利回りは、+15.7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の3.53%。

3.27
ウルフ・リサーチのクリス・セニック氏
「最近の銀行混乱を受けて、想定よりも深刻なリセッション(景気後退)が年内に起きるとの確信は強まった」と。

【原油】
▽大幅反発
//▽▽◇◆▼//▽ 
・約2週間ぶりの高値を付けた。銀行混乱の拡大は回避されるとの楽観的な見方が強まった上、トルコでの供給障害などが支援材料となった。
・イラクのクルド人自治区とトルコとの法的争いで日量約40万バレルの原油輸出が停止されたほか、フランスでは政府の年金改革に抗議するストライキで製油所稼働率が通常を大きく下回っていることも、原油相場の上昇を後押しした。

・WTI先物5月限は、前営業日比3.55ドル(5.1%)高い1バレル=72.81ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント5月限はこの日、3.13ドル(4.2%)高の78.12ドル。

3.27
CIBCプライベート・ウェルスのシニアエネルギートレーダー、レベッカ・バビン
「金融市場の落ち着きが原油市場全体からの資金流出に歯止めをかける中、きょうの原油は反発している」と。

【NY金】
◆続落
//◇▲◇▽▲// 
・米金融当局が銀行業界の支援へ追加策を講じるとの見通しから、投資避難先としての金の需要が引き続き後退した。
・銀行混乱は米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測を後退させ、スワップトレーダーは年内の複数回にわたる利下げ予想を織り込みつつある。ただ、FRB当局者は年内の利下げ観測を否定している。

・金先物6月限は1.5%安の1971.50ドドル。

3.27
サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン
金が一段と上昇しなかったのは「市場の利下げ観測とFRBが示唆した現状維持のスタンスに大きな差があるからだろう」と分析。「後者が短期的な下落リスクを高めている」と。

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【欧州株】
◇反発
//▽◇◇◆▼//◇
・スイスの金融大手クレディ・スイスと米中堅金融機関2社の破綻後、銀行部門の安定性に対する懸念から1週間混乱が続いていたが、市場が落ち着きを取り戻したことで銀行株が反発した。
・米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが、経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の預金などを買収すると伝わったことも安心感につながった。

・欧州600種銀行株指数は1.43%と反発。ドイツ銀行が6.2%と大きく反発した。

3.27
AJベルの投資ディレクター、ラス・モールド
「多くの投資家は今後さらなる苦境が訪れることを恐れて銀行部門に依然として手を出したがらない」としつつ、「しかし、どんな暗い状況でもお金をもうける機会を見出す人は常にいる。このため本日は多くの欧州銀行の株価が上昇した」と。

【欧州債】
◆ドイツ債利回りが上昇
//◆◆◆▽◇//◆ 
・銀行セクターの混乱を巡る懸念が和らぎ、欧州中央銀行(ECB)による追加利上げへの期待が高まった。

・ドイツ2年債利回りは一時18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.58%。銀行株の上昇や独Ifo期待指数が予想を上回ったことが意識され、安全資産への逃避需要が巻き戻された。

・独国債10年物
⇒ 2.23% +0.10
⇒ 2.13% -0.07
⇒ 2.20% -0.13
・英国債10年物
⇒ 3.37% +0.08
⇒ 3.28% -0.08
⇒ 3.36% -0.09

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