*かぶとうし塾


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2023年2月6日月曜日

週明け ▽ドル強い 円安進む 2/3)原油.▲Wr.大幅下落.73ドル台 令和5.2.6.Mon

6日 【日本株】
日経225 27,693.65 +184.19 +0.67%
TOPIX 1,979.22 +8.96 +0.45%
日経平均 ⇒ +◆はらみ.調整 ⇒ ◇nr.もみあい ⇒ +◆BigUp.もみあい
TOPIX  ⇒ ◆切下げ.調整 ⇒ ◇反発.もみあい ⇒ +◆BigUp.もみあい
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【日経平均VI】
日経平均VI 16.58 +0.29 +1.78% ⇒ ◇反発TSP
日経平均VI 16.29 -0.17 -1.03% ⇒ ◆nr.下げ
日経平均VI 16.46 -1.09 -6.21% ⇒ ◆BigDn.下げる
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・日銀次期総裁、政府・与党が雨宮副総裁に打診する案で調整-報道。
・日銀人事報道で日本株と債券に買い安心感、円は下落-市場関係者の声。
・米雇用者数、予想大きく上回る51.7万人増-失業率53年ぶり低水準。
・けさのドル・円相場は1ドル=132円台前半で推移、前営業日の日本株終値時点は128円61銭。
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6日、円全面安、雨宮氏に総裁打診報道-株高

・6日の東京株式相場は上昇。

・日銀人事を巡る報道で金融政策の不透明感が払しょくされ為替の円安が進行し、買い安心感が広がった。自動車や商社といった輸出関連企業を中心に値を上げた。

・先週末の米雇用統計や米供給管理協会(ISM)非製造業総合景況指数が改善したことから、素材やゴム製品など景気敏感株も買われた。

・銀行株は安かった。米金利上昇が嫌気され、半導体関連などグロース(成長)株は弱かった。

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東海東京調査センターの平川昇二
日銀の次期総裁打診を受けて金融政策の不透明感が払しょくされる。雨宮氏は、黒田総裁の政策を踏襲するとみられており、すぐには長期金利の0.5%の変動許容幅を拡大しないだろう。

先週末の米雇用統計で景気の底打ちが見られたことも好感される。

円安なので、自動車や機械といった外需関連に買いが入りやすい。半面、景気の再加速を背景に、電力・ガスや食料品などディフェンシブ銘柄も売られやすい。

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【個別銘柄】三菱UFJ、デンソー、川崎船、三菱商事 など

◆三菱UFJ 909 -19.5大幅続落。
予想を上回る雇用統計を受けて米長期金利は上昇しているものの、本日は銀行や保険セクターに売りが優勢の展開となっている。
日本銀行の次期総裁を雨宮氏に打診する方向で調整と報じられている。雨宮氏は黒田総裁とともに金融政策運営を長期間担ってきたことで、他の総裁候補と比較して、金融政策運営の修正がドラスチックに変化する可能性は低いとみられている。国債長期金利の先高期待などが低下する方向のようだ。

◇デンソー 7366 +221大幅続伸。
先週末の前場に決算を発表、直後は売り優勢となったものの、その後は切り返す展開で、本日も一段と上げ幅を広げた。10-12月期業績はコンセンサス下振れで、通期営業利益予想も従来の4800億円から4200億円に下方修正。
ただ、自動車生産回復の遅れなどによって下振れは想定線であり、悪材料出尽くし感が台頭している。また、米雇用統計後のドル高円安の動きも支援要因。

◇川崎船 3065 +156大幅続伸。
昨年8月以来の3000円台に回復している。先週末の前引け後に決算発表を行っているが、その後は上値追い優勢の流れが継続する形。通期経常利益は7100億円から6600億円、前期比0.4%増に下方修正、コンテナ船市況の下落や為替変動の影響が要因となっている。
期末配当金は従来計画の100円から300円に引き上げ、年間配当金400円は先週末終値ベースで配当利回り13.8%の水準。

◇三菱商事 4635 +337大幅高。
先週末に第3四半期決算を発表、累計純利益は9558億円で前年同期比48.2%増となり、通期予想は従来の1兆300億円から1兆1500億円に上方修正。
コンセンサスをやや上回る水準とみられる。加えて、年間配当金を155円計画から180円に増額、先週末終値ベースで配当利回りは4.2%の水準に。さらに、発行済み株式数の2.3%に当たる3300万株を上限とする追加の自社株買い実施も発表。

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2.6動いた株・出来た株
◇三菱商事<8058> 4635 +337 増配や追加の自社株買い実施を好感。
◇三菱自動車工業<7211> 515 +29 為替相場の円安進行が手掛かり材料に。
◇NTN<6472> 311 +16 決算発表後は安心感強まる展開継続。
◇住友不動産<8830> 3227 +155 日銀次期総裁に雨宮氏打診との報道が不動産株の手掛かりに。
◇三井不動産<8801> 2475 +97.5 日銀総裁人事の観測報道受けて不動産株には安心感。
◇大阪チタニウムテクノロジーズ<5726> 3740 +165 決算発表明日に控えてショートカバーも。
◇デンソー<6902> 7461 +316 下方修正による出尽くし感や為替の円安進行で。
◇川崎汽船<9107> 3025 +116 増配による高利回り水準を引き続き材料視。
◆三菱UFJ<8306> 906.8 -21.7 総裁候補に雨宮氏打診と伝わり金融関連株が安い。
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2.3
NYダウ 33,926.01 -127.93 -0.38%
NASDAQ 12,006.95 -193.86 -1.59%
S&P500 4,136.48 -43.28 -1.04%

NYダウ(INDU)⇒ ▽nr.切り返し ⇒ ▼nr.よこばい調整 ⇒ ▲nr.調整  
NASDAQ(COMPQ) ⇒ ▽Wr.逆立ち ⇒ ◇BigUp ⇒ -△陽下げ.調整   
S&P500(SPX) ⇒ ▽Wr.Reg高突破 ⇒ ◇BigUp ⇒ ▲nr.調整
 
【 SOX指数 】
3,082.11 -59.73 (-1.90%) ⇒ ▽Wr.逆立ち ⇒ ◇BigUp ⇒ -△陽下げ.調整

【 VIX恐怖指数 】
18.33 -0.40 (-2.14%) ⇒ ◆WR.窓埋め下げ ⇒ ▽Wr反発 ⇒ ◆はらみ.様子見
-2.14P 下げる 20台割れ続く( 金利政策を意識&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態

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▲nr.調整  ⇒ ダウ工業株30種平均は続落。
朝方発表の1月の米雇用統計で雇用者数が市場予想を大幅に上回って増えた。労働市場の需給逼迫が改めて確認され、前日まで高まっていた米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの期待が後退した。前日まで強かったハイテク株が売られ、相場の下げを主導した。

-△陽下げ.調整 ⇒ ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落。
前日夕発表の決算が振るわなかったネット通販のアマゾン・ドット・コムが8%安、ネット検索のアルファベットは3%安。

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//◆◇◆▲◆▽// ドル円 131円台( 金融政策意識 )
//◆◇◆◇▲▽// ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//◆◆◆◇◆◆// 豪ドル ( 資源リンク )
//_▲▽▲▼▲// 原油 73ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
週明け ▽ドル強い 円安進む 2/3)原油.▲Wr.大幅下落.73ドル台  
2.6
米ドル/円 132.46 132.50
ユーロ/円 142.82 142.90
ユーロ/米ドル 1.0782 1.0785
英ポンド/円 159.36 159.52
豪ドル/円 91.32 91.36
スイスフラン/円 142.68 142.84
2/3)原油(WTIC原油先物) 73.38 -2.49 -3.28% ⇒ ▲吞込み.大幅下落.50MA割れ ⇒ ▼nr切下げ ⇒ ▲Wr.大幅下落

▽ドル反発 円安含み 原油.▲Wr.大幅下落.73ドル台  
2.4
米ドル/円 131.15 131.25
ユーロ/円 141.57 141.66
ユーロ/米ドル 1.0793 1.0797
英ポンド/円 158.07 158.19
豪ドル/円 90.76 90.86
スイスフラン/円 141.64 141.72
原油(WTIC原油先物) 73.38 -2.49 -3.28% ⇒ ▲吞込み.大幅下落.50MA割れ ⇒ ▼nr切下げ ⇒ ▲Wr.大幅下落

◆ドル弱い 円全面高に 原油.▼nr切下げ.75ドル台 
2.3
米ドル/円 128.60 128.69
ユーロ/円 140.34 140.40
ユーロ/米ドル 1.0909 1.0911
英ポンド/円 157.39 157.48
豪ドル/円 91.02 91.09
スイスフラン/円 140.89 140.94
原油(WTIC原油先物) 75.88 -0.53 -0.69% ⇒ ▽反発.sup50dMA ⇒ ▲吞込み.大幅下落.50MA割れ ⇒ ▼nr切下げ

1.ダウ平均の下値は堅く、上げに転じる場面もあった。3日発表の1月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数は55.2と、好不況の分かれ目である50を上回った。米経済の底堅さに着目し、景気後退は避けられるとみた買いを誘ったようだ。
 

雇用統計では景気動向を映す非農業部門雇用者数が前月比51万7000人増と、前月(26万人増)と市場予想(18万7000人増)を大きく上回った。失業率は予想に反して3.4%と53年ぶりの水準に低下した。「労働需給は明らかに引き締まっており、3月と5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが続くとの見方が強まった」(CIBCエコノミクス)。

2.前日夕に発表した決算で高い利益率を維持したスマートフォンのアップルは2%上昇。

ソフトウエアのマイクロソフトと顧客情報管理のセールスフォースが下げた。

3.雇用統計を受け、米長期金利が3.5%台に上昇(前日終値は3.39%)し、相対的な割高感が意識された高PER(株価収益率)のハイテク銘柄の重荷。ネット通販のアマゾン・ドット・コムが8%安、ネット検索のアルファベットは3%安。
ナスダックは週間では385.245ポイント(3.3%)高と堅調で、5週連続で上昇。

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【NY外為】
▽ドル全面高、131円台前半-さらなる利上げ観測  
//◇◆▲◆▽// 
・ドルが主要10通貨に対して全面高。予想以上に力強い雇用統計やISM非製造業指数の持ち直しで、根強いインフレ圧力とさらなる利上げの必要性が示唆されたことから、ドル買いが優勢になった。

・ドルは対円では1ドル=131円台前半に急伸。ISM指数が公表されると131円台に上値を伸ばした。
米供給管理協会(ISM)が発表した1月の非製造業総合景況指数は、不調だった前月から改善した。消費者の需要が再び活発化し、景気が早期に減速するとの懸念が薄れた。
ドル円相場は¥131.20 ¥2.52 1.96%。

2.3
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略グローバル責任者、ウィン・シン氏は雇用統計について、「物価上昇圧力は消えないとの見方と整合的だ」と指摘。「パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は今週かなり自己満足に浸っていたことを後悔するはずだ。
インフレ率を2%に戻すためには、金利をもっと長期にわたり一段と高い水準に引き上げる必要性が明白にあるからだ」と述べた。

【米国株】
◆下落、雇用統計が予想以上に堅調 
//▲▽▽◇◆// 
・3日の米株式相場は下落。労働市場の堅調を示唆する雇用統計の内容を見極める動きが進む中、日中は値動きが荒く、小幅高になる場面もあったが、結局は売りが優勢となった。

・この日発表された1月の雇用統計では雇用者数が予想以上に増加し、失業率は53年ぶりの水準に低下した。リセッション(景気後退)予想とは相いれない動きで、米金融当局に対し利上げ継続を求める圧力が強まった格好。

2.3
USバンク・ウェルス・マネジメントのシニアバイスプレジデント兼公開市場グループ責任者、リサ・エリクソン氏は「このような雇用統計を受け、米金融当局が『より高く、より長期の軌道』を確実に維持することが懸念される」と指摘。
「次回の政策会合までにはもちろん他のデータも発表されるが、今回の統計は労働市場が極度にひっ迫しているというリスクを抱え続けていることをあらためて示した」と述べた。

【米国債】
▲米国債利回り急伸、2年債一時21bp上昇
//◆◇◇◇▲//
・米国債は下落。( 利回りは急伸 )

・2年債利回りは一時21ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)近く上げて4.31%を付けた。雇用者数の伸びとISM非製造業景況指数が予想を上回ったことから、経済がリセッションに陥り、当局が年末までに利下げを強いられるとの見方が後退した。

・米10年債利回りは、+12.8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の3.52%。

2.3
ウィズダム・ツリー・インベストメンツの債券戦略責任者、ケビン・フラナガン氏は「こうした数字は利回りが今週の水準にとどまるのを難しくする。米金融当局がまだ利上げを進めている時に、2年債利回りが4%付近にあることに疑問が生じる」とし、「今回の統計は全体にわたって底堅かった」と述べた。

【原油】
▲3日続落
//▲▽▲▼▲// 
・雇用統計で米労働市場の堅調さが示されたことを受け、上値を伸ばす場面もあったが、その後は長期的な向かい風が意識されて売り優勢となった。

・米国の原油在庫は2021年半ば以来の高水準にあり、供給が依然として潤沢なことを示唆。一方、需要は不透明だ。中国の景気回復力への疑問がくすぶっている上に、世界の主要中央銀行が利上げを継続しており、世界的な景気下降を引き起こしかねないとの懸念がある。
・先物3月限は、2.49ドル(3.3%)安の1バレル=73.39ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント4月限は2.23ドル(2.7%)安の79.94ル。

2.3
TDセキュリティーズの商品戦略責任者、バート・メレク氏は「需給は大きく改善したり、引き締まったりはしていない」と指摘。「世界の供給は対ロシア制裁下でも確実に持ちこたえているとの見方がある。中国市場の逆風にも引き続き懸念している」と述べた。

BOKファイナンシャル・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は、金利が一段と引き上げられる可能性を市場が織り込み始めている状況であり、ドルは上昇すると予想。それが「原油市場で流動性が低下する圧力」につながると述べた。

【NY金】
▲3日続落
//◆◇◇◆▲// 
・米雇用統計の発表後にドルと米国債利回りが急上昇したことを受け、金は売りを浴びた。

・金先物4月限は、54.20ドル(2.8%)安の1オンス=1876.60ドル。

2.3
マッコーリー・グループの商品戦略責任者、マーカス・ガーベイ氏は「上方向への勢いが止まり、その過程でボラティリティーが高まった場合は、ロングポジションを大幅に手じまう動きが生じ得る」と指摘した。

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【欧州株】
◇続伸
//◆◆◆▽◇//
・欧州経済の見通しへの期待感を背景にヘルスケア株やエネルギー銘柄が買われた。

・欧州600種指数は2022年4月以来、約10カ月ぶりの高値。週間では1.23%高となり、2週連続で上昇。

・S&Pグローバルが発表した1月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は22年6月以来、7カ月ぶりに景気拡大と悪化の分かれ目となる50を上回った。ユーロ圏経済が第1・四半期にマイナス成長を回避し、景気の回復が加速する可能性がある。

・ 欧州連合(EU)統計局が発表した22年12月のユーロ圏生産者物価指数(PPI)は、前年同月比上昇率が11月から減速した。

【欧州債】
▲利回りが上昇
//◆◇◆▽▲// 
・米国の1月の雇用統計で雇用の伸びが大幅に加速したことが示されたことなどで、金融引き締めサイクルが早期に終了するとの見 方が後退。
前日は、欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルはまもなく終了するとの観測から、国債利回りは低下。この日は動きが逆転した。

・短期金融市場は2日のECBの利上げ幅を51.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と織り込んでいる。ピーク金利見通しは7月までに3.54%と、1月3日以来の高水準に上昇。

・独10年債利回りは13ベーシスポイント(bp)上昇の2.19%。

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