*かぶとうし塾


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2021年5月14日金曜日

◆ドル下落_109円半ば -■原油_大幅下落 令和3.5.14.Fri

14日 【日本株】
日経225 28,084.47 +636.46 +2.32%
TOPIX 1,883.42 +34.38 +1.86%
日経平均 ⇒-■WR_値幅調整2 ⇒-■bear_値幅調整3 ⇒+□反発
TOPIX ⇒-▼Wr_値幅調整2 ⇒-■bear_値幅調整3 ⇒+□反発
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【日経平均VI】
日経平均VI 24.09 -4.22 (-14.91%)⇒-■'WR(大幅に下げる
日経平均VI 28.31 +2.04 (+7.77%)⇒+◆',陰線(高値もみあい
日経平均VI 26.27 +3.57 (+15.73%)⇒+△'WR(大幅に上げる
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米新規失業保険申請、予想以上に減少-パンデミック以降の最少
ウォラ-FRB理事、「一時的」なインフレ2%超えは22年末まで継続も
米生産者物価指数、4月は予想上回る-インフレ圧力を新たに示唆
米国株は反発、バリュー株に買い戻る-米10年国債利回りは3ベーシスポイント(bp) 下げて1.66%程度
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14日 日本株は大幅反発、米金利一服や経済再開に期待-内外需広く買い


・14日 東京株式相場は大幅に上昇し、4日ぶりに反発。
・米長期金利の上昇が一服し、投資家の不安が和らいだ。
・米失業保険申請件数が予想以上に減少し経済再開が進む期待も出た。電機や情報・通信、小売業など内外需の幅広い業種が上昇。

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◆驚きの数字が出た米消費者物価指数(CPI)は航空やホテルの活動再開が寄与するところが大きく持続するかは判断が難しい。
物価上昇は一時的という米連邦準備制度理事会(FRB)の判断を変えるほどではないという解釈が投資家には浸透したもようで、米生産者物価指数(PPI)が強く出ても市場は落ち着いた反応で物価上昇による金融市場の不安定化の流れは落ち着いた。
インフレ懸念は依然くすぶっており、経済指標に対して極端に神経質になる状況からは変わったとはいえ株価が不安定になる可能性は残っている。
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米CPIは予想以上に上振れたが、これで当面の物価上昇は織り込み、米PPIには株式市場はそれほど反応しなかった。
◇今回、米国のインフレがここまで行くというのをつかみ、今後数カ月は高い上昇率が続くかもしれないが驚き度合は限定されてくるだろう。

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【個別銘柄】ニコンなど

▽ニコン 1068 +77大幅反発。
前日に21年3月期の決算を発表、営業損益は562億円の赤字となり、先の上方修正水準での着地となっている。
構造改革や減損などの一時的費用を除けば、ほぼ収支均衡水準であったようだ。
22年3月期は200億円の黒字に転換する見通しで、ほぼ市場想定線とみられる。一時的費用の減少もあり、全セグメントの改善・黒字化を見込んでいる。
本日は半導体関連株が総じて反発に転じていることも支援材料に。

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NYダウ   ⇒-▼,Bear_調整2_sup25 ⇒-■wr_調整3-br25MA ⇒+◇'反発はらみ
NASDAQ  ⇒+△bull_出来少 ⇒-■'bear_調整1 ⇒+◆陰々はらみ
5.13
NYダウ 34,021.45 +433.79 +1.29%
NASDAQ 13,124.99 +93.31 +0.72%
S&P500指数 4,112.50 +49.46 +1.22%⇒+◇'反発はらみ
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+◇'反発はらみ ⇒ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発。米長期金利の上昇が一服し、投資家心理が改善した。前日まで売られていた主力ハイテク株に押し目買いが入り、経済活動の正常化への期待で景気敏感株も買われた。

+◆陰々はらみ ⇒長期金利上昇で前日まで売られていたハイテク株が買い直された。スマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトがともに2%近く上げた。
SOX指数
SOX指数 2,893.94 +42.79 (+1.50%)( ⇒+▽反発_買戻し ⇒-■bear_調整1 ⇒+▲bear_高値もみあい 
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VIX指数
VIX恐怖指数 23.13 −4.46 (-16.17%) ( ⇒+△ひげ_高値圏 ⇒+□,WR_大幅急騰 ⇒-◆'はらみ
-16.17P 戻し方向で下げる。( 金融引き締め、金利高を警戒 )

>20を超えると不安心理が高まった状態
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//◆◆◇◆◆◆//◆◆◆▽◆ ドル円 109円台( 金融政策意識 )
//◇◆◆◆◇◇//◇◆◆◇◆ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//◇◇◆◇◇◇//◇◇◆◆◆ 豪ドル ( 資源リンク )
//_▽□◆◆◇//_▼◇◇■ 65ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
◆ドル下落_109円半ば -■原油_大幅下落
5.14
米ドル/円 109.460 109.437 - 109.468 +0.03 (+0.03%)
ユーロ/円 132.238 132.219 - 132.252 +0.03 (+0.02%)
ユーロ/米ドル 1.208  1.2076 - 1.2083 +0.00 (+0.02%)
豪ドル/円 84.570 84.568 - 84.58 -0.00 (-0.00%)
NZドル/円 78.592 78.555 - 78.657 +0.02 (+0.03%)
英ボンド/円 153.763 153.718 - 153.812 -0.34 (-0.22%)
スイスフラン/円 120.786 120.789 - 120.835 +0.01 (+0.01%)
原油(WTI原油先物) 63.79 -2.29 -3.47%( ⇒+▽,bull⇒+▽,bull ⇒+▽,bull3 ⇒■Wr大幅下落

▽ドル反発_109円半ば ◇原油強い  
5.13
米ドル/円 109.667 109.661 - 109.679 +0.02 (+0.02%)
ユーロ/円 132.402 132.381 - 132.423 +0.04 (+0.03%)
ユーロ/米ドル 1.207 1.2072 - 1.2074 +0.00 (+0.01%)
豪ドル/円 84.736 84.734 - 84.804 +0.05 (+0.06%)
NZドル/円 78.490 78.494 - 78.622 +0.04 (+0.05%)
英ボンド/円 154.157 154.07 - 154.197 +0.58 (+0.38%)
スイスフラン/円 120.645 120.615 - 120.702 +0.08 (+0.06%)
原油(WTI原油先物) 65.72 +0.44 +0.67%( ⇒+▽,bull⇒+▽,bull ⇒+▽,bull3   

◆ドル下落 +◇原油_下げ止まり 
5.12
米ドル/円 108.615 108.612 - 108.634 +0.02 (+0.02%)
ユーロ/円 131.968 131.952 - 131.975 +0.05 (+0.04%)
ユーロ/米ドル 1.215  1.2149 - 1.215 +0.00 (+0.02%)
豪ドル/円 85.160 85.182 - 85.213 +0.01 (+0.01%)
NZドル/円 78.993 78.939 - 79.024 +0.02 (+0.03%)
英ボンド/円 153.640 153.53 - 153.64 -0.04 (-0.03%)
スイスフラン/円 120.178 120.201 - 120.249 +0.04 (+0.03%)
原油(WTI原油先物) 65.45 +0.53 +0.82%( ⇒-◆'bear_調整 ⇒+▼'nr_調整3⇒+▼,陰線_調整4

1.米長期金利の上昇が一服し、投資家心理が改善した。前日まで売られていた主力ハイテク株に押し目買いが入り、経済活動の正常化への期待で景気敏感株も買われた。朝方発表の4月の米卸売物価指数は前月比0.6%上昇と市場予想(0.3%上昇)を上回った。インフレ加速にも関わらず米長期金利は低下した。金利先高観がやや後退し、株式の買い安心感につながった。

2.労働市場の改善が続いているとの見方が広がり、景気敏感株も買われた。銀行のJPモルガン・チェースや工業製品・事務用品のスリーエム、機械のハネウェル・インターナショナルの上昇が目立った。ホームセンターのホーム・デポや小売りのウォルマートなど消費関連も上げた。

3.長期金利上昇で前日まで売られていたハイテク株が買い直された。スマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトがともに2%近く上げた。検索サイトのアルファベットや交流サイトのフェイスブックが高い。半導体関連株の一角やバイオ製薬株も買われた。


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【NY外為】

◆ドルは下落、円やスイス・フランに逃避の買い

//◆◇◆◆◆//◆◆▽◆
・円やスイス・フランといった逃避通貨が上昇した。
・主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、0.2%下落。
・ドルは対円で22銭(0.2%)安い1ドル=109円45銭。
・ユーロは対ドルで0.1%未満上昇の1.2080ドル。


【米国株】

▽米国株は反発、バリュー株に買い戻る-テスラは下落

//◇▲▲▽▽//▲▼▲▽
・13日の米国株式相場は反発。
・グロース株からバリュー株へのローテーションが起き、相場は4日ぶりに上昇した。
・S&P500種株価指数の採用銘柄では、公益と金融、工業株が買いを集めた一方、原油安につれてエネルギー関連株は売られた。
・電気自動車のテスラが下げ、ハイテク株の比重の大きいナスダック100指数は、他の主要指数を下回る伸びにとどまった。
5.13
インフレ率上昇は経済再開に伴う一時的な上振れだと主張する投資家がいる一方で、これが長期化し米連邦準備制度理事会(FRB)が緩和縮小を検討し始める可能性に備える動きも広がっている。
「インフレから一歩下がって眺めると、失業保険申請がパンデミック下の最少を更新しており、経済が完全再開に近づいていることを示唆した。完全再開は疑いなく喜ばしいことだ」と


【米国債】

▽米国債は反発、PPI後に一時下げる場面も-30年債入札は軟調 

//▽◇◆◆◆//◆◆▲
・米国債相場は上昇。( 利回り下げる )

・米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて1.656%。 


【原油】

▲NY原油先物、5日ぶり反落-インフレ圧力で米緩和縮小との見方

//▽▽◆◆◇//◇◇◇▲
・原油先物相場は5営業日ぶりに反落。ここ1カ月余りで最大の下げとなった。
・インフレ懸念の高まりで米金融当局が緩和策を縮小するとの見方が広がり、この日は商品全般が値下がりした。
・WTI先物6月限は2.26ドル(3.4%)安の1バレル=63.82ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント7月限は2.27ドル下げて67.05ドル。


【NY金】

◇NY金先物、3日ぶり反発-ドル下落と国債利回り低下で 

//▽▲▽▽▽//◇▲▲◇
・金先物相場は3営業日ぶりに反発。
・ドルと米国債利回りが下げたことで、金の投資妙味が高まった。
・金先物6月限は0.1%高の1オンス=1824ドル。


【欧州株】

▼反落して取引を終えた

//▲▽◆▽//◇▼◇▼
・一次産品の値下がりに伴い鉱業株が売られた。欧州600種資源株指数は2.95%下落し、部門別で最も大幅に落ち込んだ。石油・ガス株指数は1.42%下落。
・公益事業株指数やヘルスケア株指数などのディフェンシブ銘柄は上昇した。
・米国の急速な物価上昇への懸念がある中でも、好決算や早期の経済回復への期待が相場を押し上げた。

【欧州債】

◆債権下落 

//◇◆◆◆//◆◆◆
・予想を上回る米消費者物価指数(CPI)を背景とするインフレ懸念から利回り上昇が続き、ドイツ10年債利回りが一時マイナス0.1%を上回った。
・欧州時間の終盤には米連邦準備理事会(FRB)当局者がインフレは不安定になるだろうが経済への支援は継続すると発言し、市場の緊張感が緩和。


13日 【日本株】
日経225 27,448.01 -699.50 -2.49%
TOPIX 1,849.04 -28.91 -1.54%
日経平均 ⇒-■WR_値幅調整 ⇒-■WR_値幅調整2 ⇒-■bear_値幅調整3
TOPIX ⇒-■WR_値幅調整 ⇒-▼Wr_値幅調整2 ⇒-■bear_値幅調整3
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【日経平均VI】
日経平均VI 28.31 +2.04 (+7.77%)⇒+◆',陰線(高値もみあい
日経平均VI 26.27 +3.57 (+15.73%)⇒+△'WR(大幅に上げる
日経平均VI 22.70 +4.50 (+24.73%)⇒+□'WR(大幅に上げる_20突破
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米消費者物価、前月比で2009年以来の大幅な伸び-主因は中古車価格
来年の米利上げ開始に賭ける動き広がる-予想上回る4月CPI受け
12日の米S&P500種株価指数は2月以来の大幅安、米10年債利回りは1.69%と7ベーシスポイント(bp)上昇で終了
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13日 日本株3日続落、米インフレや金利上昇を懸念-輸出やソフトBG安い


・13日 東京株式相場は3日続落。
・米国の消費者物価が2009年以来の伸びとなったことや、それに伴う長期金利上昇から景気先行きやバリュエーション調整の懸念が強まった。
・電機や精密機器など輸出関連、陸運株など内外需ともに売られ、自社株買いを発表しなかったソフトバンクグループは大幅安。

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◆市場は米雇用統計で6月にテーパリングの話が出る可能性は低くなったとみていたものの、米消費者物価のサプライズ感は大きかった。
◆米国株はハイテクのバリュエーション調整が起きやすいような水準まで短期的に上昇し、投資家が決算後の次を見据えたときにインフレへの漠然とした懸念からいったんポジションを落としやすい。
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米長期金利が上がったとはいっても3月のレベルはまだ超えていない。債券市場と比べても株式市場のほうがインフレをかなり懸念している。
◇ボラティリティー(変動性)の高まりからどこで落ち着くかは不透明だが、バリュエーションは低下しているため株式はエントリーのタイミングに入っている。

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【個別銘柄】NEC、丸井G、7&iHD、トヨタ自、ソフトバンクGなど

▲NEC 5140 -840大幅続落。
前日に21年3月期決算を発表、営業利益は1538億円で前期比20.5%増となり、計画をやや上振れた。
22年3月期は1200億円で同22.0%減益の見通し。▲コンセンサス水準を500億円近く下回る大幅減益見通しをネガティブに捉える動きが先行。
戦略的費用320億円の計上などが下振れ要因となるもよう。一方、中期計画では、26年3月期調整後営業利益3000億円などの強い計画が示された。

◇丸井G 1954 +80大幅反発。
前日に21年3月期決算を発表、営業益は153億円で前期比63.5%減となったが、先に修正済み。22年3月期は365億円で同2.4倍を見込むが、市場予想には届かず。
発行済み株式数の8.4%に当たる1800万株、300億円を上限とする自社株買い実施を発表。
当面の需給面での下支えとして、ポジティブ視。会社側では、26年3月期までの期間に今回分含め500億円の自社株買いを行う計画。

▽7&iHD 4820 +228大幅反発。
米アクティビストのバリューアクト・キャピタルが株式の大量保有を明らかにしている。現在3800万株以上を保有しているもようで、時価は1740億円超の水準となる。
バリューアクトは、オリンパスやJSRなどの主要株主にも名を連ねている。
同社に対しては、「セブンイレブン」事業に経営資源を集中するか、同事業をスピンアウトすれば、時価総額は倍以上になると主張のもよう。

◆トヨタ自 8392 -131急反落。
前日の取引時間中に決算発表、その後株価は切り返す動きとなったが、本日も地合い悪の中で相対的に底堅い動きとなった。
21年3月期営業利益は2兆1977億円で前期比8.4%減、22年3月期は2兆5000億円で同13.8%増を見込む。
今期見通しは市場想定に近い水準だのもよう。また、4100万株を上限とする自社株買いも発表したが、実施への期待値は低かったことでポジティブなインパクトが強いもよう。

◆ソフトバンクG 8467 -713大幅続落。
前日に21年3月期決算を発表、純利益は4兆9879億円となり、過去最大の赤字となった前期から一転し、国内企業の純利益では過去最大を記録。
複数の投資先企業の上場などにより、ビジョンファンドの投資利益が膨らんだ。
今後1-2年で上場する企業も多いと見られ、当面はファンドの投資益拡大が期待されている。ただ、本日は米ナスダックの大幅安を受けて、含み益の減少が警戒された。

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12日 【日本株】
日経225 28,147.51 -461.08 -1.61%
TOPIX 1,877.95 -27.97 -1.47%
日経平均 ⇒+△bull3_Br25MA ⇒-■WR_値幅調整 ⇒-■WR_値幅調整2
TOPIX ⇒+□bull3_Br25MA ⇒-■WR_値幅調整 ⇒-▼Wr_値幅調整2
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【日経平均VI】
日経平均VI 26.27 +3.57 (+15.73%)⇒+△'WR(大幅に上げる
日経平均VI 22.70 +4.50 (+24.73%)⇒+□'WR(大幅に上げる_20突破
日経平均VI 18.20 -0.28 (-1.52%)⇒-▼bear(下げる
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トヨタ、今期営業益14%増、コロナ前の水準に-市場予想は下回る
米求人件数、3月は過去最高の812万件-労働需要の急増広がる
11日のニューヨーク原油先物は0.6%高の1バレル=65.28ドル。米国10年債利回りは2ベーシスポイント(bp)上昇の1.62%程度
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12日 日本株は大幅続落、米CPI発表控えインフレ警戒-電機や機械安い


・12日 東京株式相場は大幅に反落。
・米消費者物価指数(CPI)発表を今夜に控え、米国の景気回復によるインフレへの警戒が続き、電機や情報・通信、機械などを中心に幅広い業種が安かった。
・東京エレクトロンなど半導体関連株が値を崩し、日経平均株価の下げ幅は午後に一時700円を超え、節目の2万8000円を割り込んだ。
・トヨタ自動車株が決算発表後に反発し、指数の下げ幅は縮小した。

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実際に米国がテーパリングするかは別として、マーケットは金利上昇への警戒が強く、構成銘柄に成長株の多い東証マザーズ指数も押し下げた。
トヨタ自動車の決算は、アナリスト予想を下回った結果だったがアナリストと実際に売買する投資家の目線が異なり株価は上昇したのだろう。
物価の先高観が強まれば利上げしないと景気はオーバーペースになるが、金利が上昇するとハイテク株は今のバリュエーションでは厳しくなる。
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米求人件数の増加は賃金上昇につながる。給付金が出ている間は働くモチベーションが低いために労働者が集まりにくい。政策絡みでいびつになっている状況はコストが押し上げるインフレの要因になる。
経済が良くなり金利は上昇する方向でみざるを得ず世界的な金利上昇を背景としてバリュエーション調整が進む。こうしたバリュエーション調整のため、日本ではきのうに続き相対的に成長株が下落。

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【個別銘柄】神戸鋼、シャープ、日産自など

▲神戸鋼 817 -83大幅続落。
前日に21年3月期の決算を発表、経常利益は162億円で前期比243億円の損益改善となっている。
22年3月期は450億円で同2.8倍の見通しとしているが、前下半期が500億円以上の水準であったため、期待以下の水準と捉えられている。
足元で他の鉄鋼大手が好業績見通しを示し、同社に関しても期待感は高まっていたとみられる。機械事業の伸び悩みなどを映しているもよう。

◇シャープ 1853 +112大幅反発。
前日に21年3月期決算を発表、営業利益は831億円で前期比61.5%増益、市場想定を70-80億円程度上回った。巣ごもり需要などが継続しているようだ。
22年3月期は1010億円で同21.5%増益の見通しとしており、市場予想を150億円程度上振れている。
営業利益率4%への向上を想定している。足元で特に期待感が先行していたわけでもなく、コンセンサスを上回る業績推移が評価される形。

▲日産自 520.5 -58.1大幅続落。
前日に21年3月期の決算を発表、営業損益は1507億円の赤字、1-3月期が190億円の赤字と再度の赤字に転落しており、市場想定を下回る着地。
22年3月期は収支均衡水準を予想、市場コンセンサスは1000億円超の黒字であり、想定以上に収益改善が鈍いとみられている。
販売台数は増加する見込みだが、新車投資の増加や原材料費上昇などのコスト増を想定しているもよう。

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