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2025年9月9日火曜日

◆ドル下落 ◇円高ぎみ.147円半ば 原油.◇nrもみあい.62ドル半ば 令和7.9.9.Tue

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
Bloomberg News 2025年9月9日 6:00

①. フランスのバイル首相が辞任へ
フランスのバイル首相は国民議会(下院)で行われた信任投票で敗北した。わずか1年余りで3回目の首相交代を強いられる様相で、フランスが重債務にどう対応していくのか、あらためて不透明性が高まった。バイル氏は不人気な財政改革への支持を集めようと動議を提出したが、各党は反対で結束。信任投票で首相を支持したのはわずか194人にとどまり、364人は不信任に票を投じた。マクロン大統領は新首相の指名か、議会解散・早期総選挙かの選択を迫られる。

②. 米消費者の1年先インフレ期待上昇
米消費者の1年先インフレ期待は8月に3.2%に上昇。トランプ政権が主要貿易相手国に強力な関税措置を発表した直後である5月以来の高水準となった。ニューヨーク連銀が月次調査の結果を明らかにした。一方、求職者を取り巻く見通しは急速に悪化している。現在職を失った場合に3カ月以内に再就職できると回答した割合は、8月に6ポイント近く低下し、2013年にこの設問が導入されて以来の最低水準となった。1カ月の低下幅としては、コロナ禍以降で最も大きい。

③. 米利下げが株安リスク
JPモルガン・チェースのトレーディングデスクは、米金融政策当局の次の一手が米国株の下落を招くリスクがあると警告。グローバル・マーケット・インテリジェンス責任者アンドリュー・タイラー氏は米連邦公開市場委員会(FOMC)が9月17日に市場の予想通り利下げを実施した場合、「投資家が持ち高を減らす『ニュースで売る』局面に転じる可能性がある」と述べた。一方、ゴールドマン・サックス・グループは、堅調な経済見通しを背景に小型株など出遅れた銘柄にも上昇傾向が波及し、米株の記録的な上げはさらに拡大するとの見方を示した。

④. アップル製品発表に期待と懸念
アップルの株価をさらに押し上げる要因として、投資家の関心は9日に予定される製品発表イベントに集まっている。ただ、市場の期待は空振りに終わる公算が大きい。アップル株は8月、月間ベースでは昨年5月以来の大幅高を記録。さらに先週には週間ベースで3.3%上昇した。こうした中、イベントで目新しいサプライズがない限り、アップル株の上昇余地は限られるとの見方が強い。7月末以降に時価総額が4500億ドル(約66兆円)余り膨らんだ後でもあり、とりわけ人工知能(AI)戦略を巡る不透明感が株価の重しとなりそうだ。

⑤. 現代自動車
米ジョージア州にある現代自動車とLGエナジーソリューションの合弁電池工場で先週行われた大規模な移民取り締まりは、トランプ大統領の戦略と大きく矛盾する。同氏は外国企業に米国での雇用と生産を強制することを経済政策の柱としてきた。数十億ドル規模の工場を稼働させるには、数百人の技術者や下請け業者が必要だが、企業は労働者を合法的に呼び寄せるビザの確保に苦労している。ユージーン投資証券のアナリスト、リュ・テファン氏は「熟練労働者の不足を悪化させ、人件費の圧力を高める可能性が高い。米国の主要建設プロジェクト全体で遅延やコスト増が生じるだろう」と指摘した。
9日 【日本株】 ⇒
日経平均 43,459.29 -184.52 -0.42%
TOPIX 3,122.12 -16.08 -0.51%
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日経平均 ⇒▽2Gap.窓埋め ⇒▽Gap.20MA突破 ⇒▽クアトロ ⇒▲かぶせ.調整
TOPIX ⇒▽反発.+test10MA ⇒▽nr.High ⇒▽High2 ⇒▲吞込み.調整
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【日経平均VI】
日経平均VI 24.60 -0.47 -1.87% ⇒-◇下げ ( 24台 )
日経平均VI 25.07 +0.75 +3.08% ⇒+◆上げ ( 25台 )
日経平均VI 24.32 +0.45 +1.89% ⇒▽吞込み ( 24台 )
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9日、円が146円台に上昇、米利下げ観測や雇用改定警戒でドル安 ⇒

・9日の東京株式相場は下落。
・米国で年内の利下げ観測が強まり景気敏感業種が上昇したことを受けて買われた後、利益確定の売りに押された。
・非鉄金属や鉄鋼といった素材関連の下げが大きく、銀行や証券など金融株も安い。

・アドバンテストなど半導体関連の一角は上昇。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之チーフストラテジスト
これまでの上昇局面に乗れていなかった投資家の買いや空売りの買い戻しが今朝で一巡、短期的な過熱感を受けた利益確定売りが株価指数を押し下げたとの見方。

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日経平均は反落、初の4万4000円台到達も利食い売り優勢 ⇒

・米株市場を横目に、本日の日経平均は続伸して取引を開始。

・寄り付き後は、新政権への政策期待が継続して上昇基調が強まり、取引時間中として初めて4万4000円台に乗せた。

・ただ、43800円台に到達すると上値の重い展開となり、その後は大引けまで43600円台でもみ合う展開となった。
・ただ、その後は過熱感から利益確定売りに押される場面が続き、上げ幅を縮小。

・後場中ごろからはマイナス圏に転落して、結果的に反落して取引を終了した。外国為替市場でドル円が前日比でやや円高に傾いたことも重石となった。
・大引けの日経平均は前営業日比184.52円安の43459.29円。

・パルプ・紙、倉庫・運輸関連業、不動産業などが上昇。
・非鉄金属、鉄鋼、鉱業などが下落。

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【個別銘柄】IHI、パーク24、SHIFT など  ⇒


▽IHI 16020 +165大幅続伸。
米国でのバイオマス発電運営事業から撤退すると報じられた。カリフォルニア州にある発電所5カ所のうち1カ所で運営会社の株式を売却し、2カ所で会社を清算する。
また、残る2カ所からも将来的に手を引く見込みのようだ。米政権による脱炭素政策の見直しが逆風となるなかで収益改善が難しく、航空エンジンなど採算性の高い事業に経営資源をシフトする狙い。不採算事業撤退による収益性の向上を期待する動きが先行。

▽パーク24 2157.5 +134.5大幅続伸。
カーシェアリングサービス「タイムズカー」の料金変更を発表している。
これまで利用料金は、6時間以下が時間料金のみで、6時間超は時間料金+距離料金としていたが、今後、一利用につき最大20km分の距離延長を減免する一方、時間に関係なく、利用料金は時間料金+距離料金にするとしている。実質値上げとみられ、収益増につながっていくとの見方が優勢。

▽SHIFT 1473.5 +51.5大幅続伸。
前日に日経平均の定期入れ替えが発表されており、同社株が新規採用となっている。9月30日の大引けで組み入れ需要が発生する見込み。
大和証券の試算では、約1400億円、8.24日分の買いインパクトとされている。ほぼ事前の市場予想通りの結果であり、買い先行後はやや伸び悩む動きにも。一方、除外が決まったシチズンは大幅下落の展開となっており、除外候補の一つとされていたカナデビアは大幅高に。

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9.9 動いた株・出来た株
◇芝浦メカトロニクス<6590> 11250 +870 ⇒ 半導体関連の堅調地合いが支援。
◇アドバンテスト<6857> 12780 +840 ⇒ 7月高値更新でショートカバーが優勢にも。
◇パーク24<4666> 2151 +128 ⇒ カーシェアサービスの料金変更を発表。
◇SCREEN<7735> 11635 +420 ⇒ 半導体製造装置の一角で強い動き目立ち。
◇IHI<7013> 16350 +495 ⇒ 米国のバイオマス発電事業から撤退と伝わる。
◇SHIFT<3697> 1470 +48 ⇒ 日経平均新規採用銘柄に決定。
◇ANYCOLOR<5032> 4895 +145 ⇒ 明日の決算発表に期待感も先行か。
◆三井金属鉱業<5706> 10010 -665 ⇒ 高値圏で利食い売りも集まる展開。
◆大阪チタニウムテクノロジーズ<5726> 2610 -169 ⇒ 株価大幅上昇の反動も強まる形か。
◆JX金属<5016> 1504 -66 ⇒ SMBC日興証券の格上げで前日は大幅高。
◆TDK<6762> 2022 -59 ⇒ ここ2日間の上げ幅大きく利食い売り優勢。
◆武田薬品工業<4502> 4530 -120 ⇒ 前日にかけての一段高で利食い売り向かう。
◆ソフトバンクグループ<9984> 15490 -375 ⇒ 直近で株価上昇が続いていた銘柄は半導体株以外総じて軟調に。
◆住友電気工業<5802> 4134 -102 ⇒ 高値圏で利食い売り優勢の流れにも。
◆F&LC<3563> 7967 -194 ⇒ 25日線レベルでは戻り売り優勢に。
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//◆◇▽◆◇▲//◇◆ ドル円 147円台( 金融政策意識 )
//◆▽◇◇◇◆//◇◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//-- --▽▲◆▲//--◆ 原油  62ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◆ドル下落 ◇円高ぎみ.147円半ば 原油.◇nrもみあい.62ドル半ば
9.9
米ドル/円 147.46 - 147.56
ユーロ/円 173.49 - 173.56
ユーロ/米ドル 1.1762 - 1.1764
英ポンド/円 199.77 - 199.90
豪ドル/円 97.21 - 97.26
スイスフラン/円 185.90 - 186.02
原油(WTIC原油先物) 62.46 +0.20 (+0.32%) ⇒▲2Gap下げ ⇒◆Gap下げ ⇒▲Low.下げ大 ⇒◇nrもみあい

◇ドル反発 ◆円全面安へ.148円前半 原油.▲Low.下げ大
9.8
米ドル/円 148.09 - 148.15
ユーロ/円 173.52 - 173.63
ユーロ/米ドル 1.1717 - 1.1721
英ポンド/円 199.92 - 200.06
豪ドル/円 97.01 - 97.11
スイスフラン/円 185.48 - 185.71
原油(WTIC原油先物) 61.97 -1.51 (-2.38%) ⇒▽逆立浮上 ⇒▲2Gap下げ ⇒◆Gap下げ ⇒▲Low.下げ大

▲ドル急落 ▽円高反転.147円前半 原油.▲Low.下げ大.61ドル台 
9.6
米ドル/円 147.37 - 147.44
ユーロ/円 172.69 - 172.80
ユーロ/米ドル 1.1710 - 1.1720
英ポンド/円 199.05 - 199.22
豪ドル/円 96.59 - 96.71
スイスフラン/円 184.64 - 184.73
原油(WTIC原油先物) 61.97 -1.51 (-2.38%) ⇒▽逆立浮上 ⇒▲2Gap下げ ⇒◆Gap下げ ⇒▲Low.下げ大

◇ドル反発 ◆円下落.148円半ば 原油.◆Gap下げ.63ドル台  
9.5
米ドル/円 148.46 - 148.52
ユーロ/円 172.96 - 173.05
ユーロ/米ドル 1.1648 - 1.1654
英ポンド/円 199.45 - 199.49
豪ドル/円 96.76 - 96.84
スイスフラン/円 184.24 - 184.38
原油(WTIC原油先物) 63.28 -0.69 (-1.07%) ⇒▲Gap-nr.Sup20MA ⇒▽逆立浮上 ⇒▲2Gap下げ ⇒▲Gap下げ

StockCharts ⇒  

8.29
NYダウ   45,544.88 -92.02 -0.20%
S&P500   6,460.26 -41.60 -0.63%
NASDAQ 21,455.55 -249.60 -1.15%
--------------------------------------------------------------
9.2
NYダウ   45,295.81 -249.07 -0.55%
S&P500   6,415.54 -44.72 -0.69%
NASDAQ 21,279.63 -175.92 -0.82%
--------------------------------------------------------------
9.3
NYダウ   45,271.23 -24.58 -0.05%
S&P500   6,448.26 +32.72 +0.51%
NASDAQ 21,497.72 +218.09 +1.02%
--------------------------------------------------------------
9.4
NYダウ   45,621.29 +350.06 +0.77%
S&P500   6,502.08 +53.82 +0.83%
NASDAQ 21,707.69 +209.96 +0.97%
--------------------------------------------------------------
9.5
NYダウ   45,400.86 -220.43 -0.48%
S&P500   6,481.50 -20.58 -0.31%
NASDAQ 21,700.38 -7.30 -0.03%
--------------------------------------------------------------
9.8
NYダウ   5,514.95 +114.09 +0.25%
S&P500   6,495.15 +13.65 +0.21%
NASDAQ 21,798.69 +98.31 +0.45%
--------------------------------------------------------------

NYダウ(INDU) ⇒◆nr.よこばい調整 ⇒▽吞込み.10MA突破 ⇒▲かぶせ.調整 ⇒◇nrはらみ.様子見  
S&P500(SPX) ⇒◇nr反発.20MA突破 ⇒▽クアトロ.Sup10MA ⇒▲かぶせ.調整 ⇒+◆nrはらみ.様子見  
NASDAQ(COMPQ) ⇒◇nr反発.20MA突破 ⇒▽クアトロ.Sup10MA ⇒◆押さえ.様子見 ⇒+◆nrはらみ.様子見  
【 SOX指数 】
5,809.61 +48.21 +(0.84%) ⇒◆はらみ.様子見 ⇒▽吞込み反発.+test50MA ⇒◇nr.10MA突破 ⇒◇トリプル浮上

【 VIX恐怖指数 】
15.11 -0.07 (-0.46%) ⇒▲吞込み ⇒▲切下げ ⇒◆下げ ⇒◆nr吞込み
⇒-0.46P (15台)
⇒-0.78P (15台)
⇒-6.42P (15台)
⇒-4.78P (16台)

>20を超えると不安心理が高まった状態
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 米国株、ダウ反落し220ドル安 雇用統計受け景気懸念 ナスダックは小反落
◇nrはらみ.様子見
ダウ工業株30種平均は反発
・米連邦準備理事会(FRB)が来週にも利下げをするとの観測が投資家心理を支え、ハイテク株や消費関連株の一角に買いが入った。半面、週内発表の物価統計を見極めたいとの雰囲気が強かった。ダウ平均は下げる場面もあった。

+◆nrはらみ.様子見
ナスダック総合株価指数は反発
・半導体のブロードコムやデータ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが上昇。

NYダウは114ドル高、大幅利下げ期待

・金利の低下を好感し、寄り付き後、上昇。

・ただ、今週発表が予定されている消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)待ちで様子見気配も強く、終日売り買いが交錯した。
・同時に、労働市場の減速で9月連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ期待も高まり特にハイテクを支え、相場は底堅く推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大。

・ナスダックは過去最高値を更新し終了。
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1.
・ニューヨーク連銀が8日に発表した8月の消費者調査で、現在職を失った場合に3カ月以内に再就職できると予想する割合が44.9%と前月の50.7%から低下した。8月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回った後で、改めて労働市場の悪化が意識された。

・労働市場の減速を背景にFRBが16〜17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決めるとの観測が根強い。利下げ幅を0.5%にするとの予想も市場の一部で浮上している。利下げが米経済を支えるとの見方が株買いを後押しした。米債券市場で長期金利が一時5カ月ぶりの低水準を付けた。金利低下で株式の相対的な割高感が薄れた面もあった。

・ダウ平均は下げる場面があった。10日に8月の米卸売物価指数(PPI)、11日に8月の米消費者物価指数(CPI)が公表される。FRBの利下げ見通しを探る上で投資家の注目度が高く、内容を見極めたいと様子見の雰囲気があった。

・ダウ平均の構成銘柄では、IBMやウォルマート、ユナイテッドヘルス・グループが上昇した。アマゾン・ドット・コムやウォルト・ディズニーも買われた。半面、ベライゾン・コミュニケーションズやアムジェン、スリーエム(3M)が下落した。


2.セクター別では
・半導体・同製造装置、小売が上昇。
・電気通信サービスが下落。

・IBMやウォルマート、ユナイテッドヘルス・グループが上昇。
・アマゾン・ドット・コムやウォルト・ディズニーも買われた。


・ベライゾン・コミュニケーションズやアムジェン、スリーエム(3M)が下落。
・通信のATT(T)やワイヤレスネットワーク会社のTモバイル(TMUS)は競争激化を警戒し、それぞれ売られた。

3.
・半導体のブロードコムやデータ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが上昇。

SOX指数 ⇒  
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◇ TSM 247.19 1.55%
◇ エヌビディア 168.31 0.77%
◇ ASML 796.25 1.86%
◆ インテル 24.48 -0.04%
◇ QCOM クアルコム 160.24 0.25%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 162.05 -0.43%
◇ AMD 151.41 0.18%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 131.46 0.07%
◆ テラダイン 118.9 -1.08%
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☆ TSM 243.41 3.49%
★ エヌビディア 167.02 -2.70%
☆ ASML 781.7 3.75%
◆ インテル 24.49 -0.49%
◇ QCOM クアルコム 159.84 0.08%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 162.75 2.85%
★ AMD 151.14 -6.58%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 131.37 5.76%
◇ テラダイン 120.2 0.68%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 235.21 1.65%
◇ エヌビディア 171.66 0.61%
◇ ASML 753.43 2.25%
☆ インテル 24.61 2.54%
◇ QCOM クアルコム 159.71 2.12%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 158.24 1.27%
◆ AMD 161.79 -0.21%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 124.21 4.62%
◆ テラダイン 119.39 -0.20%
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【米国市況】 株が反発、金融緩和で業績改善との思惑-円は下げ渋り ⇒

【NY外為】 ◆ドル下落 ◇円高ぎみ.147円半ば
//_▽◆◇▲//◆ 
・為替市場では、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が続落。---雇用統計を受けた米国債の上昇に連動し、ドルは下落基調を維持した。

・円相場は石破茂首相の退陣表明を受けて下落したが、下げ幅を縮小した。一時は147円34銭まで戻した。

ドル円相場は 米東部時間 16時 58 分
⇒¥147.52 ¥0.09 +0.06%
⇒¥147.47 -¥1.02 -0.69%
⇒¥148.49 ¥0.39 +0.26%
⇒¥148.10 -¥0.26 -0.18%
⇒¥148.36 ¥1.18  +0.80%

9.8
TJM FXの戦略責任者アルバロ・ビバンコ氏
「米経済指標におけるシグナルとノイズの比率が大きく変化し、ソフトデータ(先行指標)の方向性をハードデータ(実体経済指標)が裏付ける形となっている」と指摘。「こうした状況を踏まえ、ドル売りポジションを維持する確信がより強まった」と。

ノムラ・インターナショナルの通貨ストラテジスト、宮入祐輔氏
仮に高市前経済安保相が自民党の新総裁となれば、海外投資家を中心に日本政府の財政拡張観測が強まり、円が対ドルで瞬間的に150円超に下げる可能性は拭いきれないと指摘。ただし、「日本で物価上昇圧力が続いていることに照らすと、新首相は最終的には財政拡張的な政策をとりづらいだろう」と。

【米国株】
◇小反発
//_▲◇▽◆//◇

・8日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小反発。
 ・連邦公開市場委員会(FOMC)が来週の会合で利下げを実施するとの見方が強まっており、景気が減速しつつあるが、崩壊には至っていない局面での金融緩和が米企業の業績を下支えするとの期待が高まっている。

・ 来週のFOMC会合を前に、11日に発表される8月のコア消費者物価指数(CPI)は、前月に続いて前月比0.3%上昇が見込まれている。9日には、労働統計局(BLS)から雇用統計の年次改定値が発表される予定で、再び下方修正され、利下げの論拠となる可能性が高い。

9.8
モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏
「先週の弱い雇用統計を受けて、来週の利下げを覆すには、今週のインフレ指標で相当な上振れが必要になるだろう」と。
「利下げはすでに予測にかなり織り込まれており、市場は今後しばらく、経済減速を示す追加の兆候を見過ごしにくくなるかもしれない」と。

インベスコのグローバル・マーケット・ストラテジー・オフィス
「5日の統計では雇用の伸びが鈍化したものの、リセッション(景気後退)を示唆しているようには見えない」と指摘。「成長の減速や安定したインフレ期待、利回りの低下、利下げ観測の広がりは、株式にとって楽観的な見通しを示している」と。

ネーションワイドのマーク・ハケット氏
「足元の雇用統計は軟調に見えるかもしれないが、連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを開始するとの見通しがある。経験則では市場のパフォーマンスは利下げ局面の時が最も良い。平均で20%上昇する傾向があることを踏まえると、全体的な環境は前向きだ」と述べた。「総じて、消費者が雇用と資産に安心感を持っている限り、強気の見方の方が弱気を上回り続けるだろう」と。

ドイツ銀行のジム・リード氏
リセッションを伴わない利下げサイクルの開始から2年間で、S&P500種は中央値で最大50%上昇してきた。これに対し、利下げがリセッションと重なる場合のリターンは大幅に鈍る傾向がある。リード氏は「そうした背景から、9カ月ぶりに利下げ観測が浮上する中で、株式市場はこれを概ね好感している」と指摘。「リセッション入りの可能性は依然として比較的低いものの、雇用の伸びがほぼ停滞している現状を踏まえると、最新の労働市場データは一定の慎重姿勢を促す内容となっている」と。
同氏によれば、市場が期待しているのは、今回の利下げが景気の悪化を未然に防ぎ、ソフトランディングの道筋を維持することだと。

【米国債】
▽上昇
//_▲▽▽▽//▽
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・投資家の関心は今週発表されるインフレ指標に移っており、これがFRBの利下げ方針にどう影響するかが注目されている。

・米10年債利回り
⇒4.04% -3.6 -0.89%
⇒4.08% -7.9 -1.89%
⇒4.16% -6.0 -1.42%
⇒4.22% -4.5 -1.05%
⇒4.26% 3.5 +0.83%
  
・米30年債利回り
⇒4.69% -6.7 -1.42%
⇒4.77% -8.8 -1.81%
⇒4.85% -4.8 -0.99%
⇒4.90% -6.5 -1.30%
⇒4.96% 3.5 +0.71%
  
9.8
ペッパーストーン・グループのシニアリサーチストラテジスト、マイケル・ブラウン氏
「今のところ、リスクバランスは弱気に傾いている。特に11日発表のCPIの前年比の伸びが3%超となれば、関税によるインフレ圧力が再び市場の関心を集めるだろう」と指摘。「5日の雇用統計はかなり失望される内容だったが、インフレには依然として上振れリスクが存在する」と。

【原油】
◇小反発
//_▽▲◆▲//◇ 
・原油先物相場は小反発。---石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスが小幅増産で週末に合意したこと、およびサウジアラビアが代表油種のアジア向け価格を引き下げるという2つの材料を見極める展開。
・サウジは8日、代表油種のアジア向け10月価格を引き下げた。サウジが需要減退を見込んでいることが示唆され、原油相場の上昇幅は縮小した。


⇒WTI先物10月限は、前週末比39セント(◇0.6%)高い1バレル=62.26ドル。
⇒WTI先物10月限は、前日比1.61ドル(▲2.5%)安い1バレル=61.87ドル。
⇒WTI10月限は、前日比49セント(◆0.8%)安い1バレル=63.48ドル。
⇒WTI10月限は、前日比1.62ドル(▲2.5%)安の1バレル=63.97ドル。
⇒WTI10月限は、前営業日比1.58ドル(▽2.5%)高い1バレル=65.59ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント11月限は◇0.8%上昇して66.02ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント11月限は▲2.2%下げて65.50ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント11月限は◆0.9%下げて66.99ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント11月限は▲2.2%下げて67.60ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント11月限は▽1.5%高の69.14ドル。

9.8
CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏
「市場は先週の段階で増産を織り込んでおり、現在は在庫が積み上がり始めるかどうか、余剰生産能力の縮小が今後何を意味し得るのかに注目している」と。
「この日の相場は安心感からの上昇と思われ、弱気シナリオを一時的に抑えるかもしれないが、恐らく1日か2日持つだけだろう」と。


【NY金】
◇上昇
//_▽▽◆▽//◇
・金スポット相場は過去最高値を更新。
・先週末5日に米雇用統計が市場予想より弱い内容となり、利下げ観測が強まったことで相場は上昇し、この日もその流れが続いた。
・借り入れコストの低下は通常、利息を生まない金の投資妙味を高める。FRBの将来を巡る懸念も、金への逃避需要を押し上げている。

⇒金先物12月限は、24.10ドル(◇0.7%)高い3677.40ドル。
⇒金先物12月限は、46.60ドル(▽1.3%)高い3653.30ドル。
⇒金先物12月限は、28.80ドル(◆0.8%)安の3606.70ドル。
⇒金先物12月限は、43.30ドル(▽1.2%)高い3635.50ドル。
⇒金先物12月限は、76.10ドル(▽2.2%)高い3592.20ドル。

>>9.4
サクソ・キャピタル・マーケッツのストラテジスト、チャル・チャナナ氏
「きょうの反落は戦術的なリスク調整のようだ。実質金利とフロスの兆候を踏まえ、投資家は雇用統計によるイベントリスクを低減している」と指摘。それでも「長期の強気シナリオに変わりはなく、利下げ期待のほか、中央銀行による金需要、FRBの独立性に対する不安などがこれをしっかりつなぎ止めている」と。

【欧州株】 株、国債が上昇-フランス信任投票の敗北は織り込み済み ⇒

9.3
英FTSETM100 9,177.99 +61.30 +0.67%
独DAX 23,594.80 +107.47 +0.46%
仏CAC40 7,719.71 +65.46 +0.86%
--------------------------------------------------------------
9.4
英FTSETM100 9,216.87 +38.88 +0.42%
独DAX 23,770.33 +175.53 +0.74%
仏CAC40 7,698.92 -20.79 -0.27%
--------------------------------------------------------------
9.5
英FTSETM100 9,208.21 -8.66 -0.09%
独DAX 23,596.98 -173.35 -0.73%
仏CAC40 7,674.78 -24.14 -0.31%
--------------------------------------------------------------
9.8
英FTSETM100 9,221.44 +13.23 +0.14%
独DAX 23,807.13 +210.15 +0.89%
仏CAC40 7,734.84 +60.06 +0.78%
--------------------------------------------------------------

英FTSETM100 ⇒▽反発.Sup50MA ⇒◇nr.20MA突破 ⇒◆nrはらみ.様子見 ⇒◇nrもみあい.様子見  
独DAX ⇒◆nrはらみ.様子見 ⇒▽反発.買戻し ⇒▲吞込み.調整 ⇒◇nrはらみ.様子見  
仏CAC40 ⇒▽はらみ反発.様子見 ⇒◆nr.様子見 ⇒▲吞込み.調整 ⇒▽逆立.10MA突破

◇上昇
//◇▲◇◇▲//◇
・8日の欧州株は上昇。
・ストックス欧州600指数は0.5%高。
・小売り、銀行関連銘柄が上昇。
・通信株は下落。

【欧州債】
◇上昇
//◆▲▽◇▽//◇ 
・欧州債市場ではフランス債が上昇。フランス10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して3.41%。--- 投資家はバイル氏退陣のシナリオを既に織り込んでおり、高水準にあった利回りで利益を確定した。
・ドイツ債、英国債も高い。ここ最近振るわなかった長期債がこの日は上げを主導した。

・独国債10年物
⇒2.64% -0.02
⇒2.66% -0.06
⇒2.72% -0.02
⇒2.74% -0.05
⇒2.79% +0.04
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.61% -0.04
⇒4.65% -0.07
⇒4.72% -0.03
⇒4.75% -0.05
⇒4.80% +0.05
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