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2025年6月11日水曜日

◇ドル反発 ▲円安方向へ.144円後半 原油.◆かぶせ.64ドル台 令和7.6.11.Wed

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
Bloomberg News 2025年6月11日 6:03 JST
①. 米中協議
米中通商協議についてベッセント財務長官は、グリア通商代表部(USTR)代表とラトニック商務長官がロンドンに残り、中国側の担当者との交渉を継続すると述べた。ベッセント氏は予定されている議会証言のためワシントンに戻る。2日目の協議はロンドンで現地時間午前10時40分過ぎに始まっていた。両国は主要なハイテク製品や工業製品の輸出で合意を目指し、貿易戦争の激化を回避したい考えだ。

②. 次期FRB議長
トランプ米政権内外で、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長にベッセント財務長官を推す声が高まっている。パウエル氏の任期は2026年5月に終了する。関係者によると、候補者リストには元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏が含まれ、トランプ氏は昨年11月に財務長官候補として同氏と面談したとされている。しかし、米経済を再始動させるべく貿易や税制、規制の大幅改革を進めるトランプ氏の取り組みを主導するベッセント氏も、次期FRB議長の有力候補の1人に浮上していると、複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。

③. マレリが米連邦破産法11条適用申請へ
経営再建中の大手自動車部品メーカー、マレリホールディングスが米連邦破産法11条の適用を申請する見込みだと、事情に詳しい関係者が明らかにした。債務負担を解消して新しい株主の下で再建する目的という。関係者によれば、債権者の1社で米投資会社のストラテジック・バリュー・パートナーズ(SVP)による提案が、他の債権者から支持されており、マレリの新しい株主になる見込みという。取引の一環として、現株主の米投資会社KKRが保有するマレリ株は、SVPらのコンソーシアムに譲渡されるという。

④. 日銀国債購入は半数超が減額幅縮小を予想
日本銀行が来週の金融政策決定会合で決める2026年4月以降の国債買い入れ方針について、半数超のエコノミストが減額幅を現行計画から縮小させると予想している。ブルームバーグが3-10日にエコノミスト53人を対象に行った調査によると、来年4月以降は現在の毎四半期4000億円程度の減額ペースが鈍化するとの予想が65%を占めた。減額幅は2000億円が最多の40%、次いで3000億円が25%で、21%は4000億円を維持するとみている。新計画後の月間買い入れ額は55%が2兆円程度と答えた。

⑤. LAに海兵隊が到着
トランプ米大統領の指示でロサンゼルスに派遣された海兵隊が現地入りした。配備先や任務の詳細については明らかにされていない。すでに展開している州兵約2100人と合流する見通しだ。ロサンゼルス市警のマクドネル本部長は、地元当局との事前調整を欠いたままの軍部隊展開は治安維持に重大な支障を来す恐れがあると警告していた。ヘグセス米国防長官は同地域への派兵に対する民主党の批判に反論。トランプ政権としては移民当局の職員を保護し、現地でのデモが制御不能になるのを防ぎたい考えだとその正当性を主張した。
11日 【日本株】
日経平均 38,421.19 +209.68 +0.55%
TOPIX 2,788.72 +2.48 +0.09%
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日経平均 ⇒▽2Gap.20MA突破 ⇒▽High.もみあい ⇒+◆nr.様子見 ⇒+◆nr.様子見
TOPIX ⇒▽nrもみあい.Sup20MA ⇒+Gap.様子見 ⇒+◆nr.様子見 ⇒+◆nr.様子見
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【日経平均VI】
日経平均VI 22.80 -0.15 -0.65% ⇒▲はらみ下げ ( 22台 )
日経平均VI 22.95 +0.17 +0.75% ⇒▽nr ( 23台 )
日経平均VI 22.78 -0.78 -3.31% ⇒▲下落 ( 22台 )
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11日、中長期債が上昇、米長期金利の落ち着きを好感-円は下落

11日 の東京株式相場は上げ幅を縮小して取引を終えた。
・米中が貿易摩擦を緩和する枠組みで原則合意したことを好感し買いが先行したが、相場が米関税導入後の取引レンジの上限に迫る中、この日発表される米消費者物価指数の発表を前にこう着感が強まった。

 ・半導体関連銘柄が上昇する一方で、金融・保険や建設などでは売りが目立った。


大和アセットマネジメントの富樫賢介チーフストラテジスト
半導体銘柄について、10日に発表された台湾積体電路製造(TSMC)の売り上げが強く、人工知能(AI)関連の需要は悪くないことが確認されたと。
トランプ政権の政策が景気刺激的でなく、中国経済も低迷する中、「半導体や防衛などテーマ性のある一握りのセクターに資金が流れやすい」と。

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日経平均は4日続伸、買い一巡後は戻り待ちの売り優勢か

・米株式市場の動向を横目に、11日の日経平均は219.59円高の38431.10円と4日続伸して取引を開始。

・ただ、朝方の買い一巡後は戻り待ちの売りなどが出て指数は次第に上げ幅を縮小。その後は38400円付近でもみ合う展開となった。
・米半導体関連銘柄の上昇が東京市場でも半導体関連株のポジティブ要因となったほか、円相場や米長期金利が落ち着いた動きだったことも安心感を誘った。

・ただ、心理的節目の3万8500円近辺では利益確定売りや戻り待ちの売りが広がった。また、主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開かれると見られる日米首脳会談の動向、今晩には米国で5月の米消費者物価指数(CPI)が発表されることから様子見姿勢も強かった。
・日経平均株価も上げ幅を縮小して取引を終了した。

・大引けの日経平均は前日比209.68円高の38421.19円。

・パルプ・紙、金属製品、サービス業が上昇。
・その他製品、保険業、非鉄金属が下落。

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【個別銘柄】三越伊勢丹 など 


▽三越伊勢丹 2358 +128大幅続伸。
大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は2850円を継続している。インバウンド売上の減速を織り込んでも収益性は高く、株主還元の強化なども踏まえると株価は割安感が強いと考えているもよう。
インバウンド売上は前年の高ハードルが落ち着く8月以降の持ち直しに注目としているほか、引き続き、経費構造改革、アプリや外商を通じた海外富裕層の取り込みなどの施策にも期待としているもよう。

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6.11 動いた株・出来た株
◇日本マイクロニクス<6871> 4540 +320 ⇒ 前日にはいちよし証券がレーティング引き上げ。
◇SUMCO<3436> 1059 +69 ⇒ インテルはじめ米国半導体株高で。
◇三越伊勢丹<3099> 2368 +138 ⇒ 大和証券では投資判断を「1」に格上げ。
◇TOWA<6315> 1658 +96 ⇒ 半導体製造装置株は総じて買い優勢に。
◇KOKUSAI ELECTRIC<6525> 3272 +144 ⇒ SMBC日興証券では目標株価を引き上げ。
◇ディスコ<6146> 34430 +1330 ⇒ 半導体株上昇の流れに乗る格好で。
◆」三井E&S<7003> 2300 -93 ⇒ 重機株の下落に連れ安する格好か。
◆川崎重工業<7012> 10210 -370 ⇒ 防衛関連株はリバランスの利食い売り対象か。
◆三菱重工業<7011> 3298 -105 ⇒ 他の主力防衛関連株同様に売りが優勢。
◆三菱電機<6503> 2902.5 -68.5 ⇒ 防衛関連株安に追随か。
◆住友電気工業<5802> 2923 -73.5 ⇒ 本日は防衛関連株のほか電線株の下げも目立つ。
◆古河電気工業<5801> 6839 -161 ⇒ 半導体株高の中、電線株には利食い優勢。
◆東京海上<8766> 6019 -136 ⇒ 大和証券では目標株価を引き下げ。
◆東北電力<9506> 975.7 -19.3 ⇒ 本日は電力株も総じて安くリバランス売りの対象か。
◆大林組<1802> 2175.5 -43.5 ⇒ ゼネコン株が総じて軟調な動きに。
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//◆▲▽▲◇▽//◆◆◇ ドル円 144円半ば( 金融政策意識 )
//◆◆◇◆▽◇//◆◇◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▽◇▲◇▽//_◇◆ 原油 64ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◇ドル反発 ▲円安方向へ.144円後半 原油.◆かぶせ.64ドル台  
6.11
米ドル/円 144.82 - 144.91
ユーロ/円 165.45 - 165.56
ユーロ/米ドル 1.1424 - 1.1426
英ポンド/円 195.45 - 195.64
豪ドル/円 94.47 - 94.53
スイスフラン/円 176.00 - 176.11
原油(WTIC原油先物) 64.74 -0.55 (-0.84%) ⇒+◆上げ ⇒▽クアトロ ⇒▽トリプル ⇒▲かぶせ

◆ドル弱い ◇円もみあい.144円半ば 原油.▽トリプル浮上.65ドル台 
6.10
米ドル/円 144.50 - 144.61
ユーロ/円 165.01 - 165.18
ユーロ/米ドル 1.1420 - 1.1422
英ポンド/円 195.80 - 196.09
豪ドル/円 94.14 - 94.28
スイスフラン/円 175.65 - 175.89
原油(WTIC原油先物) 65.38 +0.80 +(1.24%) ⇒▲吞込み ⇒+◆上げ ⇒▽クアトロ ⇒▽トリプル

◆ドルもみあい ◇円安維持.144円後半 原油.▽クアトロ.64ドル台  
6.9
米ドル/円 144.81 - 144.82
ユーロ/円 164.97 - 165.04
ユーロ/米ドル 1.1392 - 1.1396
英ポンド/円 195.90 - 196.01
豪ドル/円 94.08 - 94.10
スイスフラン/円 176.10 - 176.27
原油(WTIC原油先物) 64.77 +1.40 (+2.21%) ⇒▲吞込み ⇒+◆上げ ⇒▽クアトロ

StockCharts ⇒  


6.5
NYダウ   42,319.74 -108.00 -0.25%
S&P500   5,939.30 -31.51 -0.52%
NASDAQ 19,298.44 -162.04 -0.83%
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6.6
NYダウ   42,762.87 +443.13 +1.05%
S&P500   6,000.36 +61.06 +1.02%
NASDAQ 19,529.95 +231.50 +1.20%
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6.9
NYダウ   42,761.76 -1.11 0.00%
S&P500   6,005.88 +5.52 +0.09%
NASDAQ 19,591.23 +61.28 +0.31%
--------------------------------------------------------------
6.10
NYダウ   42,866.87 +105.11 +0.25%
S&P500   6,038.81 +32.93 +0.54%
NASDAQ 19,714.98 +123.75 +0.63%
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NYダウ(INDU) ⇒▲切下げ.調整 ⇒▽QUAR反発⇒◆nrもみあい.様子見 ⇒▽吞込.高値圏 
S&P500(SPX) ⇒▲Cog.調整 ⇒◇bigもみあい.高値 ⇒◇nr.様子見 ⇒▽トリプル.高値圏  
NASDAQ(COMPQ) ⇒▲Cog.調整 ⇒◇bigもみあい.高値 ⇒◇nr.様子見 ⇒▽トリプル.高値圏
【 SOX指数 】
5,242.50 +105.84 +(2.06%) ⇒▲吞込み.調整 ⇒+◆はらみ.様子見 ⇒▽QUAD.高値圏 ⇒▽トリプル.高値圏

【 VIX恐怖指数 】
16.95 -0.21 (-1.22%) ⇒▽反発大 ⇒▲下落大 ⇒◇はらみ ⇒▲切下げ
⇒+2.06P (16台)
⇒+2.33P (17台)
⇒-3.65P (17台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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 米国株、ダウ反発し105ドル高 半導体やハイテク株高が支え ナスダックは3日続伸 
▽吞込.高値圏
ダウ工業株30種平均は反発
・半導体やハイテク株の一角が買われ、投資家心理を支えた。一方、米中の閣僚級協議の結果を見極めたい雰囲気も強かった。主要株価指数が高値圏で推移するなか、利益確定売りも出やすく、ダウ平均は下げる場面もあった。

▽トリプル.高値圏
ナスダック総合株価指数は3日続伸
・台湾積体電路製造(TSMC)の米預託証券(ADR)が2%あまり上昇した。---10日に発表した5月の売上高が前年同月と比べ大幅に伸び、人工知能(AI)向け半導体の需要が引き続き強いとの見方。
・エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体関連株全般への買いを支えた。
・メタプラットフォームズも買われた。
・アルファベットが上昇した。傘下グーグルのクラウドサービスをオープンAIが利用する計画。
・テスラは5%あまり上昇。-- トランプ大統領はマスク氏の率いるスペースXが提供する衛星通信サービスの契約を切る計画はないと話したと。

NYダウは105ドル高、対中通商協議の進展を好感

・対中通商協議の行方を睨み寄り付き後、小幅高。

・協議の進展期待を受けた買いに加え長期金利の低下も支援し、相場は終日底堅く推移した。

・終盤にかけて、商務長官が協議を巡り「順調に進行している」とし、本日中にも終了することを期待していると言及すると、楽観的見方が一段と強まり、一段高となり終了。
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1.
・ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の米預託証券(ADR)が2%あまり上昇した。10日に発表した5月の売上高が前年同月と比べ大幅に伸び、人工知能(AI)向け半導体の需要が引き続き強いとの見方を誘った。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体関連株全般への買いを支えた。

・ハイテク株ではアルファベットが上昇した。傘下グーグルのクラウドサービスをオープンAIが利用する計画だとロイター通信が10日に伝えた。テスラは5%あまり上昇した。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とトランプ米大統領の不和が懸念されていたが、トランプ大統領はマスク氏の率いるスペースXが提供する衛星通信サービスの契約を切る計画はないと話したとロイター通信が9日に報じた。

・ダウ平均の上値は重かった。米中両政府は10日、ロンドンで2日目の閣僚級協議を開いた。中国によるレアアース(希土類)の輸出規制や米国の半導体規制を議論しているとみられる。協議に参加するラトニック米商務長官が10日、「順調に進んでいる」と記者団に話したと伝わった。「協議の継続は双方が合意したいという姿勢の表れだ」(ボケ・キャピタル・パートナーズのキム・フォレスト氏)との声が上がった。一方、結果を確認したい雰囲気は強く、積極的な売買は手控えられた。

・米株式相場は4月に大幅に下げた後に急ピッチで回復してきただけに、高値警戒感も重荷となった。11日には消費者物価指数(CPI)、12日は卸売物価指数(PPI)と5月の米物価指標の発表が続く。「インフレ懸念が強まれば、相場の流れは変わりかねない」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との見方もあった。


2.
・自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが上昇。
・保険が下落。


・ナイキやウォルト・ディズニー、メルク、シェブロンが買われた。
・銀行のJPモルガン・チェース(JPM)はアナリストの投資判断引き上げを好感し、上昇。
・IBM(IBM)は大規模量子コンピューター稼働に向けた開発計画を発表し、上昇。
・ウォルト・ディズニー(DIS)は動画配信サービス「HULU」完全取得に向けメディアのコムキャスト(CMCSA)に4.4億ドル追加で支払うことが当局への届け出で明らかになり、買われた。


・マクドナルド(MCD)はアナリストがマクロ経済の弱さやダイエット治療薬による影響が売り上げ減少につながると投資判断を2段階引き下げ、下落。
・セールスフォースやトラベラーズ、シスコシステムズも下落。


3.
・台湾積体電路製造(TSMC)の米預託証券(ADR)が2%あまり上昇した。---10日に発表した5月の売上高が前年同月と比べ大幅に伸び、人工知能(AI)向け半導体の需要が引き続き強いとの見方。
・エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体関連株全般への買いを支えた。
・メタプラットフォームズも買われた。
・アルファベットが上昇した。傘下グーグルのクラウドサービスをオープンAIが利用する計画。
・テスラは5%あまり上昇。-- トランプ大統領はマスク氏の率いるスペースXが提供する衛星通信サービスの契約を切る計画はないと話したと。

SOX指数 銘柄 ⇒
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☆ TSM 212.46 2.64%
◇ エヌビディア 143.96 0.93%
◇ ASML 784.97 1.92%
☆ インテル 22.08 7.81%
◇ QCOM クアルコム 159.13 2.39%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 173.77 2.34%
◇ AMD 123.24 1.24%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 114.14 2.88%
◇ テラダイン 88.7 2.19%
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◇ TSM 207 0.89%
◇ エヌビディア 142.63 0.64%
◇ ASML 770.2 2.28%
◇ インテル 20.48 2.09%
☆ QCOM クアルコム 155.41 4.13%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 169.79 1.83%
☆ AMD 121.73 4.77%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 110.95 2.20%
◇ テラダイン 86.8 1.84%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 205.18 0.90%
◇ エヌビディア 141.72 1.24%
◇ ASML 753.02 0.70%
◇ インテル 20.06 0.35%
◇ QCOM クアルコム 149.24 1.14%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 166.74 1.55%
◇ AMD 116.19 0.43%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 108.56 2.14%
☆ テラダイン 85.23 4.27%
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【米国市況】⇒

【NY外為】 ◇ドル反発 ▲円安方向へ.144円後半
//▲▽▲◇▽//◆ 
・為替市場では、ドル指数が小動き。-- 今後の米金融政策を占う上で、今週発表される米CPIに注目が集まっている。
・対ドルでの円相場は下落。ニューヨーク時間の朝方は前日終値付近でもみあっていたが、1ドル=145円近辺に下げた。

ドル円相場は 米東部時間 16時 53 分
⇒¥144.90 ¥0.33 +0.23%
⇒¥144.63 -¥0.22 -0.15%
⇒¥144.83 ¥1.30 +0.91%

6.10
マネックスのストラテジストはリポート
「米当局は中国が『非常にタフ』だと繰り返しているが、今回の交渉で共通点が見いだされることを投資家は慎重ながら楽観視している」と。
マッコーリーのティエリー・ウィズマン氏
「ドルは長期的な下落トレンドにある」と発言。「ドルの基本的な見通しは暗く、12年に及ぶ実質ベースのドル高基調が終わろうとしている」と語った。さらに「ドルのブランド価値はここ数カ月で確実に低下している」と述べ、その原因として、米国の政策を巡る「不確実性、唐突さ、攻撃的な姿勢」を挙げた。

パシフィック・インベストメント・マネジメント
最近の見通しの中で、ドルに代わる通貨が存在しないことから、世界の基軸通貨としての地位は維持されるものの、長期的な弱気相場は避けられないとの見方。

【米国株】
◇上昇
//▽▽◇▲▽//◇◇

・10日の米株式相場は上昇。
・米中の通商交渉が注目を集める中、ラトニック商務長官が「交渉は実に順調に進んでいる」と発言したことを好感し、買いが入った。
・英ロンドンで開催されている2日目の米中通商協議は、現地時間の10日夜になってもまだ交渉が続いている。両国は事務的な詰めの作業を行っており、協議は夜遅くまで続く可能性があると、米財務省当局者が明らかにした。

・11日に発表される5月の米消費者物価(CPI)は前年同月比の伸びが加速すると予想されている。--企業が輸入関税の引き上げを徐々に価格転嫁する中で、特に財の価格上昇が顕著になるとみられている。

6.10
22Vリサーチが実施した調査
CPIに対する市場の反応は42%が「リスクオン」になると回答。33%が「まちまち」、25%が「リスクオフ」だった。リスクオンが選好されたのは、2024年8月以来だという。

【米国債】
◇上昇
//◆◆▽◆▲//◇
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・長期債が上昇する一方、短期債は下げた。

・米10年債利回り
⇒4.47% -0.2 -0.04%
⇒4.47% -3.2 -0.71%
⇒4.50% 11.3 +2.57%
  
・米30年債利回り
⇒4.93% -1.0 -0.21%
⇒4.94% -2.8 -0.56%
  
6.10
BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン氏
「5月のインフレ指標と今後の国債入札は、取引を活発化させる可能性のある材料だ。貿易戦争の当初の影響と現在の環境下における米国債の需要について、市場の共通認識を深めることにつながるだろう」と。

BNPパリバのグニート・ディングラ氏
長期債利回りが短期債利回りを上回るペースで急速に上昇し続けると予想する投資家は、損失を被るリスクがあると警告。30年債は既に財政状況の悪化を織り込んでおり、入札で強い需要が集まる、あるいは財政赤字懸念が和らげば、反発する可能性があるとの見方。

【原油】
◆下落
//▽◇▲◇▽//◇◆ 
・原油先物相場は、米中協議の結果を待つ中で反落。
・ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は1.5%上昇する場面もあったが、その後に下落して1バレル=65ドルを割り込んで引けた。
・山林火災の影響で操業できなくなっていたカナダのオイルサンド生産施設が一部再開されたことも、相場の下押し要因となった。

・一方、石油輸出国機構(OPEC)のガイス事務局長は、カナダのカルガリーでの会議で、石油需要の「ピーク」は当面見えないと述べた。

⇒WTI先物7月限は、前日比31セント(◆0.5%)安い1バレル=64.98ドル。
⇒WTI先物7月限は、前営業日比71セント(◇1.1%)高い1バレル=65.29ドル。
⇒WTI先物7月限は、前日比1.21ドル(▽1.9%)高い1バレル=64.58ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント8月限は17セント下落し、◆66.87ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント8月限は57セント(◇0.9%)上昇し、67.04ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.13ドル(▽1.7%)上昇し、66.47ドル。


>>6.6
CIBCプライベート・ウェルス・グループのレベッカ・バビン氏
「きょうの取引は比較的静かで、マクロ経済要因が引き続き大きな材料になっている」と。
「雇用統計は、関税を巡る不透明感で需要が急減するとの懸念を和らげている」と。

【NY金】
◆もみあい
//▽◆▽◆◆//◇◆
金スポット相場は前日比ほぼ変わらず。
・市場関係者は12日に実施予定の米30年債入札にも注目している。入札が不調に終われば、安全資産を求める動きから金への需要が高まる可能性がある。


⇒金先物8月限は11.50ドル(◆0.3%)安の3343.40ドル。
⇒金先物8月限は8.30ドル(◇0.25%)高の3354.90ドル。
⇒金先物8月限は28.50ドル(◆0.8%)安の1オンス=3346.60ドル。

>>6.9
バンク・オブ・アメリカの商品・デリバティブ調査責任者、フランシスコ・ブランチ氏
「ただ、それは2026年の話かもしれない」とし、「相場が本格的に上昇するには実質的なショックが必要だ」と。

【欧州株】

6.5
英FTSETM100指数 8,811.04 +9.75 +0.11%
独DAX指数 24,323.58 +47.10 +0.19%
仏CAC指数 7,790.27 -14.40 -0.18%
--------------------------------------------------------------
6.6
英FTSETM100指数 8,837.91 +26.87 +0.30%
独DAX指数 24,304.46 -19.12 -0.08%
仏CAC指数 7,804.87 +14.60 +0.19%
--------------------------------------------------------------
6.9
英FTSETM100指数 8,832.28 -5.63 -0.06%
独DAX指数 24,174.32 -130.14 -0.54%
仏CAC指数 7,791.47 -13.40 -0.17%
--------------------------------------------------------------
6.10
英FTSETM100指数 8,853.08 +20.80 +0.24%
独DAX指数 23,987.56 -186.76 -0.77%
仏CAC指数 7,804.33 +12.86 +0.17%
--------------------------------------------------------------

⇒▽nr.高値圏 ⇒▽nr.高値圏 ⇒◆nrはらみ.調整 ⇒▽nr.様子見
⇒▽nr.高値圏 ⇒▲gap.調整 ⇒▲Gap.調整2 ⇒▲Gap.調整3.Sup20MA ⇒▲nr吞込み.様子見 ⇒▽nr.差し込み ⇒▲gap.調整 ⇒▽吞込.+test20MA

◇もみあい
//◆◇◇◇◇//◆◇
・10日の欧州株はほぼ変わらず。--米国と中国が2日目の通商協議を続ける中、投資家は大きな動きを控えている。
・輸出関連企業の銘柄が多い英FTSE100指数は上昇。
・エネルギー、自動車関連銘柄が上昇。
・銀行や金融サービス株は下落。


【欧州債】
◇上昇
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・欧州債市場では英国債がアウトパフォーム。-- 朝方発表された雇用統計で労働市場の弱さが示され、市場ではイングランド銀行(英中央銀行)による年内あと2回の0.25ポイント利下げが織り込まれた。


・独国債10年物
⇒2.52% -0.04
⇒2.57% -0.01
⇒2.58% -0.01
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・英国債10年物
⇒4.54% -0.09
⇒4.63% -0.01
⇒4.64% +0.03
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仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
Bloomberg News 2025年6月10日 6:02
①. 米中通商協議は2日目へ
米中通商協議は10日もロンドンで続けられることになった。米国側は、中国から希土類(レアアース)輸出規制緩和の確約が得られれば、一部のハイテク製品に対する輸出規制解除を検討する用意があることを示唆している。トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に「中国とは順調にやっている。簡単な相手ではない」と述べ、「良い報告しか届いていない」と続けた。ロンドンでの協議に出席したベッセント米財務長官は、初日の会合後記者団に「良い話し合い」だったと述べた。同席したラトニック米商務長官も「実りある」協議だったと振り返った。

②. 州兵のLA派遣で加州と政府の対立激化
カリフォルニア州ニューサム知事の承諾を得ずトランプ大統領がロサンゼルスに州兵を派遣したことを巡り、両氏は非難の応酬を続けている。不法移民の強制捜査に対する抗議デモを鎮圧するためにトランプ氏が州兵をロサンゼルスに派遣したとして、カリフォルニア州は連邦政府を提訴。一方、トランプ氏は抗議デモへの対応を巡り、ニューサム知事は逮捕されるべきだとの見解を示唆した。企業活動にも影響が及んでいる。アルファベット傘下の自動運転サービス部門ウェイモは、少なくとも車両5台が放火され多のを受けて運行を一時停止すると発表した。

③. 太陽石油がロシア原油受け入れ
米欧が制裁対象とするタンカーが運ぶロシア産原油を、太陽石油が受け取る。ロシア極東「サハリン2」で生産される原油で、サハリン2に関連する日本の取引は制裁対象外とされている。それでも、ロシアのウクライナ侵攻が3年を過ぎ、世界の買い手の間でロシアとの取引に対する警戒が緩んでいることを如実に示す。太陽石油の広報担当者はこの取引を認めた上で、経済産業省の要請を受けて購入したと説明した。

④. 日銀国債減額幅
元日本銀行理事の前田栄治ちばぎん総合研究所社長は、日銀が来週の金融政策決定会合で議論する2026年4月以降の国債買い入れについて、現行計画の毎四半期4000億円の減額幅をほぼ半減させる可能性があるとの見方を示した。景気の先行きが不透明かつ債券市場が不安定な状況の中、来年4月以降の国債買い入れは現在の減額ペースに「こだわる必要はない」と前田氏は指摘。具体的には「2000億円に近い額になるとみている」と語った。

⑤. アップルWWDC
米アップルの世界開発者会議(WWDC)が開幕し、新たなユーザーインターフェース「リキッドグラス」が発表された。今年の会議は、ソフトウエアの技術的な革新よりも、美的要素やデザイン性に重点を置いた内容となっている。アップルは自社の人工知能(AI)モデルを外部開発者に開放する方針も明らかにした。同社にとってAI分野は長らく弱点となっているが、今年の会議でも、大幅な巻き返しは見込まれていない。
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