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2025年6月3日火曜日

▲ドル下落 ▽円高すすむ.142円半ば 原油.+▼BigUp.63ドル台 令和7.6.3.Tue

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
Bloomberg News 2025年6月3日 5:58 JST
①. レアアースで中国が交渉優位か
米中間で関税引き下げ合意を巡る緊張が再燃する中、主な争点とされるレアアース(希土類)や半導体において、中国側が優位に立っているようだ。習近平国家主席は重要鉱物の輸出規制を強化することで、米国に制限緩和を迫る姿勢だ。トランプ政権は半導体輸出制限の緩和を示す素振りはほとんど示していないが、中国に代わるレアアース供給源を置き換えるには数年かかり、主要産業に打撃を与える可能性があると認識している。トランプ大統領と習近主席は週内にも電話会談を行う可能性があると、ホワイトハウスのレビット報道官が明らかにした。

②. 駆け込みから一転で米輸入急減
5月の米製造業活動は3カ月連続で縮小し、米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数は48.5と予想を下回った。輸入指数は関税引き上げなどの影響で7.2ポイント低下し、2009年以来の低水準。これまで関税発動を控えた駆け込み輸入が企業の間で見られていたが、状況が大きく変わったことを示した。新規輸出受注も報復関税の影響で5年ぶりの低水準を記録した。原材料コストの上昇が製造業者にとり引き続き問題となっていることも示唆された。

③. 大和証G社長インタビュー
大和証券グループ本社の荻野明彦社長は、国内外のM&A(合併・買収)バンカーの採用を今期は抑制する方針だ。トランプ米大統領の関税政策が市場の停滞を招いており、拡大を目指す採用戦略にいったんブレーキをかける。ブルームバーグとのインタビューで「欧米ではM&Aの動きがスローダウンしている」とした上で、関連人材の採用については「今年は待つように指示している」と述べた。ただM&A関連の仕掛かり案件自体は積み上がっているとして、市場が再び活発化した際に備える考えを示した。

④. ウクライナ停戦交渉
ウクライナとロシアはトルコのイスタンブールで直接交渉を再開した。戦争終結に向けた歩み寄りは見られなかったが、両国は重傷者および25歳未満の戦争捕虜全員を交換する準備を行うことで合意した。ウクライナは無条件の停戦を要求した一方、ロシアは一部の前線について遺体を収容する目的で2-3日の停戦を提案。ウクライナはまた、月内に再び会合を開くことを提案した。両国が公に直接交渉を行うのは戦争初期を除けば2回目。一方、ロシア領内深くへのウクライナのドローン攻撃に、ロシア大統領府では怒りと警戒感が広がっていると、同国高官に近い関係者が明らかにした。
3日 【日本株】
日経平均 37,446.81 -23.86 -0.06%
TOPIX 2,771.11 -6.18 -0.22%
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日経平均 ⇒-△nr下げ.様子見 ⇒▲クアトロ.20MAもみあい ⇒▲nr.様子見
TOPIX ⇒-△陽下げ.様子見 ⇒▲2Gap下げ.Sup10MA ⇒▲調整.Sup10MA
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【日経平均VI】
日経平均VI 24.57 -0.52 -2.07% ⇒▲nr ( 24台 )
日経平均VI 25.09 +1.35 +5.69% ⇒▽上げる ( 25台 )
日経平均VI 23.74 +0.35 +1.50% ⇒+▼nr ( 23台 )
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3日、債券は上昇、10年債入札が予想上回る結果に-円は下落

・3日 の東京株式相場は小幅続落。
・米国と中国の電話首脳会談の可能性が浮上し、米中貿易摩擦の緩和期待が広がったことや為替の円高一服を材料に上昇する場面もあったが、日米貿易交渉の行方など先行き不透明感も根強く、上値を買い上げる動きに乏しかった。

 ・電気・ガスや医薬品株などディフェンシブセクターが安く、建設や銀行株も下げ。
 ・民間航空エンジン事業の成長期待で野村証券が投資判断を強気に引き上げたIHIなど機械株、アドバンテストやソシオネクストなど半導体関連株の一角は上昇。
・海外原油市況の上昇を受け鉱業株も高い。


プリンシパル・アセット・マネジメントのジョージ・マリス最高投資責任者
市場は短期的なボラティリティーが高まっていると。これは、米中をはじめ貿易問題の解決策が見つからなければ、重大な事態に発展する可能性があるためだと。

ピクテ・ジャパンの田中純平投資戦略部長
「日米関税交渉を控えていることから、様子見ムードも広がりやすい」と。

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日経平均は続落、買い先行も上値重く終盤にマイナス圏へ転落

・米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は反発して取引を開始。

・主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇が東京市場でも半導体関連株の株価支援要因となったほか、日経平均は昨日までの続落で900円を超す下げとなったことから押し目待ちの買いも入りやすかった。
・ただ、前引けにかけて上げ幅を縮小する動きを見せると、後場に入っても冴えない値動きが続いて取引終盤にマイナス圏に転落した。

・米関税政策を巡る不透明感が引き続き強いなか、今夜のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演のほか、4月の米雇用動態調査(JOLTS)が発表されることもあり、様子見ムードが強まった可能性がある。

・手掛かり材料に乏しい中で、終盤は買い手の乏しい展開となった。
・大引けの日経平均は前日比23.86円安の37446.81円。

・鉱業、機械、海運業などが上昇。
・電気・ガス業、医薬品、卸売業などが下落。

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【個別銘柄】住友不、松屋、エムスリー、IHI など 


▲住友不 5548 -126大幅反落。
モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に、目標株価も5800円から5750円に引き下げた。
不動産セクターに関して、長期金利が再び上昇に転じ不透明感が拡大している中、バリュエーション水準を引き上げる明確なカタリストに乏しいとして業界投資判断を引き下げた。同社に関しても、新中計を発表しポジティブ材料は一定程度株価に織り込まれたと判断。

▲松屋 1054 -46大幅反落。
前日に5月の月次動向を発表。銀座本店の売上高は前年同月比22.1%の大幅減となり、前月の同18.2%減から一段と落ち込み幅が広がった。
免税売上高については、前年の記録的な円安の反動、ルイ・ヴィトン改装など多くの要因が重なったことで、ラグジュアリーブランド全体では前年に対し約半分程度の売上高に留まった。ここまで売り上げをけん引してきたインバウンド需要の鈍化が意識される形。

▽エムスリー 2146 +122.5大幅反発。
本日、定時株主総会招集通知、並びに、株主総会資料を公表しているが、その中で、オアシスジャパンストラテジックファンドが持株比率1.2%の第10位株主となっていることが明らかになっている。
同ファンドは、オアシス・マネジメントが日本に集中投資するために立ち上げたファンドとなる。アクティビストの大量取得が明らかになったことで、今後の株主価値向上策の強化が意識される展開となっているようだ。

▽IHI 15280 +875大幅続伸。
野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も9500円から16500円に引き上げた。重工大手の中では防衛比率が低く、中長期利益成長率が相対的に低位にとどまると考えていたが、民間向け航空エンジンのスペアパーツ事業の成長は持続性を持つ可能性が高いとの見方に変更。
27年3月期業績見通しを上方修正し、中長期見通しにおいても年率10%超の利益成長が継続すると予想している。

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6.3 動いた株・出来た株
◇ソシオネクスト<6526> 2267.5 +192.5 ⇒ 特に材料表面化しておらずショートカバーなど優勢か。
◇JMDC<4483> 3585 +279 ⇒ 特に材料ないが戻り高値更新で上値妙味、エムスリー上昇も支援。
◇ラウンドワン<4680> 1284 +102 ⇒ ヘッジファンド業界会合で一部取り上げられたことを引き続き材料視。
◇川崎重工業<7012> 10670 +460 ⇒ 野村證券では目標株価を引き上げ。
◇三菱電機<6503> 2987 +107 ⇒ 防衛関連株の強い動きから見直しも。
◆日本ヒューム<5262> 2139 -260 ⇒ 連日の大幅高受けて過熱警戒感も優勢に。
◆松屋<8237> 1055 -45 ⇒ 5月の松屋銀座店の売上高は一段と減収率拡大へ。
◆スズキ<7269> 1773 -47 ⇒ レアアース磁石供給不足問題なども警戒か。
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//◆◇▽◇◆◆//◆▲ ドル円 142円台( 金融政策意識 )
//◆◇◇◆◇◆//◆◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◆▲▽▲◆//_▽ 原油 63ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▲ドル下落 ▽円高すすむ.142円半ば 原油.+▼BigUp.63ドル台 
6.3
米ドル/円 142.68 - 142.70
ユーロ/円 163.20 - 163.23
ユーロ/米ドル 1.1438 - 1.1439
英ポンド/円 193.16 - 193.23
豪ドル/円 92.59 - 92.66
スイスフラン/円 174.60 - 174.63
原油(WTIC原油先物) 63.10 +2.10 (+3.80%) ⇒▲拍子木 ⇒▲nr下げ ⇒+▼BigUp

◆ドル弱い ◇円高方向.143円後半 原油.◆nr下げ.60ドル半ば  
6.2
米ドル/円 143.80 - 143.91
ユーロ/円 163.23 - 163.41
ユーロ/米ドル 1.1347 - 1.1351
英ポンド/円 193.55 - 193.78
豪ドル/円 92.51 - 92.71
スイスフラン/円 174.81 - 175.18
原油(WTIC原油先物) 60.68 -0.13 (-0.29%) ⇒▽反発 ⇒▲拍子木 ⇒▲nr下げ

◆ドル弱い  ◇円高方向へ.143円後半 原油.◆nr下げ.60ドル半ば  
5.31
米ドル/円 143.99 - 144.02
ユーロ/円 163.44 - 163.52
ユーロ/米ドル 1.1345 - 1.1350
英ポンド/円 193.86 - 193.96
豪ドル/円 92.63 - 92.67
スイスフラン/円 175.10 - 175.17
原油(WTIC原油先物) 60.68 -0.13 (-0.29%) ⇒▽反発 ⇒▲拍子木 ⇒◆nr下げ

StockCharts ⇒  


5.29
NYダウ   42,215.73 +117.03 +0.28%
S&P500   5,912.17 +23.62 +0.40%
NASDAQ 19,175.87 +74.93 +0.39%
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5.30
NYダウ   42,270.07 +54.34 +0.13%
S&P500   5,911.69 -0.48 -0.01%
NASDAQ 19,113.76 -62.10 -0.32%
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6.2
NYダウ   42,305.48 +35.41 +0.08%
S&P500   5,935.94 +24.25 +0.41%
NASDAQ 19,242.61 +128.84 +0.67%
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NYダウ(INDU) ⇒▽nrはらみ ⇒▽nr.もみあい ⇒▽nr吞込み.様子見 
S&P500(SPX) ⇒+▼nr.様子見 ⇒-△nr.様子見 ⇒▽吞込み反発  
NASDAQ(COMPQ) ⇒+▼nr.様子見 ⇒▲Gap.様子見 ⇒▽吞込み反発
【 SOX指数 】
4,832.78 +74.72 +(1.57%) ⇒+▼nr.200MAもみあい ⇒▲逆立.200MA割れ ⇒▽反発.+test200MA

【 VIX恐怖指数 】
18.36 -0.21 (-1.13%) ⇒▽nr上げ ⇒-△陽下げ ⇒▲かぶせ ⇒▲吞込みせ
⇒-1.13P (18台)
⇒-3.18P (18台)
⇒-7.83P (18台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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 米国株、ダウ続伸し35ドル高 貿易交渉の進展期待が支え ナスダックは2月下旬以来の高値 
▽nr吞込み.様子見
ダウ工業株30種平均は3日続伸
・ハイテク株の一角に買いが入ったほか、貿易交渉の進展期待が投資家心理の支えとなった。半面、トランプ米政権の貿易政策の不透明感は根強く、ダウ平均は400ドルあまり下げる場面があった。

▽吞込み反発
ナスダック総合株価指数は反発
・メタプラットフォームズが買われた。
・ブロードコムなどの半導体株も上昇。

NYダウは35ドル高、米中貿易交渉への期待が支え

・米中貿易摩擦の悪化懸念やトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げを発表したことが嫌気され、寄り付き後、下落。

・5月ISM製造業景況指数が低下、予想を下回ったことを受けて下げ幅を拡大する場面があったが、ナスダックは半導体銘柄の上昇に支えられその後はプラス圏で推移。

・トランプ大統領と中国の習近平国家主席が週内にも電話会談を行う可能性があると伝わるとダウ平均もプラス圏に浮上し、取引を終えた。
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1.
・レビット米大統領報道官は2日、「トランプ米大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が週内にも協議する可能性が高い」と述べた。一部の中国製品に対する関税の適用停止の期間を延長したとも伝わった。トランプ氏が前週に中国が合意を破っていると主張したことで強まった米中の貿易摩擦への過度な警戒が後退。

・ロイター通信は2日、米政権が貿易相手に4日までに交渉に関する最善の提案を提出するように求めていると報じた。貿易相手との交渉が加速するとの観測から、株買いにつながった面もある。

・トランプ氏は5月30日、鉄鋼・アルミニウム製品の関税を引き上げる考えを明らかにした。これに対し、欧州連合(EU)は報復措置を取ることを示唆した。米関税政策を巡る貿易摩擦が米経済の下押しにつながるとの懸念は根強い。

・米サプライマネジメント協会(ISM)が2日発表した5月の製造業景況感指数は48.5と前月(48.7)から低下した。好不況の分かれ目である50割れが続いた。個別項目では、「輸入」や「在庫」の落ち込みが目立った。米政権の関税政策の不透明感から景況感が悪化しており、株価の重荷となった面がある。


2.
・半導体・同製造装置が大きく上昇したほかエネルギー、食・生活必需品小売が上昇。
・自動車・自動車部品、家庭・パーソナル用品が下落。


・エヌビディアやIBM、アマゾン・ドット・コムが上昇。
・アナリストが投資判断を引き上げたボーイングも買われた。
・鉄鋼メーカーのクリーブランドクリフス(CLF)やニューコア(NUE)など、鉄鋼株が大きく上昇。トランプ大統領が鉄鋼の関税を25%から50%に引き上げると発表したことが好感された。
・エネルギー会社のシェブロン(CVX)やエクソンモービル(XOM)が原油高で上昇。週末にOPECプラスが増産を決めたが、予想された規模ではなかったこと、ウクライナとイランを巡る地政学的リスクが再燃した。


・プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やスリーエム(3M)、キャタピラーが下げた。
・関税引き上げによる鋼材価格の上昇がコスト増につながると嫌気された自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)は下落。



3.
・メタプラットフォームズが買われた。ブロードコムなどの半導体株も上昇。
・電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はヨーロッパ市場での販売低迷が伝わり売られた。

SOX指数 銘柄 ⇒
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◇ TSM 194.84 0.79%
◇ エヌビディア 137.38 1.67%
◇ ASML 746.53 1.32%
◇ インテル 19.74 0.97%
◇ QCOM クアルコム 146.63 0.98%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 157.27 0.33%
☆ AMD 114.63 3.52%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 98.18 3.94%
◇ テラダイン 79.49 1.13%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 193.32 -1.94%
★ エヌビディア 135.13 -2.92%
◆ ASML 736.77 -1.38%
★ インテル 19.55 -3.46%
◆ QCOM クアルコム 145.2 -2.12%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 156.75 -1.71%
◆ AMD 110.73 -2.03%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 94.46 -2.42%
★ テラダイン 78.6 -2.94%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 197.15 0.51%
☆ エヌビディア 139.19 3.25%
◇ ASML 747.07 0.07%
◆ インテル 20.25 -0.59%
◇ QCOM クアルコム 148.34 0.50%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 159.48 -1.31%
◇ AMD 113.03 0.15%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 96.8 0.64%
◇ テラダイン 80.98 0.91%
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【米国市況】⇒

【NY外為】 ▲ドル下落 ▽円高すすむ.142円半ば
//_▽◇◆◆//▲ 
・為替市場ではドルが主要通貨全てに対して下落。--予想を下回ったISM製造業指数に反応したほか、ヘッジファンドがドルのショートポジションを拡大した。
・円はISM製造業指数の発表後に一時1%高の1ドル=142円54銭を付けた。その後はやや上げを縮め、ニューヨーク時間の午後は142円台後半から143円近辺で推移。

ドル円相場は 米東部時間 16時 47 分
⇒¥142.72 -¥1.30 -0.90%
⇒¥144.00 -¥0.21 -0.15%
⇒¥144.17 -¥0.67 -0.46%

>>5.30
バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、アタナシオス・バンバキディス、クラウディオ・パイロン両氏
「今夏に発表される米経済データがドルにとって最終的な判断材料になると考えている。米経済が脅威的な強さを維持すれば、投資家は政策に関するノイズを無視して米国資産を再び買い始め、それがドルを支えるだろう。米国例外主義が復活するということだ」と。
一方で、「米経済が適切な着地となった場合は、ドルはさらに下落し年初来安値を更新すると、われわれは予想している」と。

【米国株】
▽反発
//_▽◆◇◇//▽

・2日の米国株市場でS&P500種株価指数は反発。
・製造業の統計や貿易、地政学リスクを背景に大きく下げる場面もあったが、大型テクノロジー銘柄が主導する形で上昇に転じた。

・この日は主要な半導体株の指数が1.5%余り上昇。エヌビディアが高い。
・米鉄鋼・アルミニウム銘柄は大幅高。トランプ米大統領が鉄鋼の輸入関税を25%から50%に引き上げると表明したことに反応。
・ウォール街は貿易戦争の状況を注視している。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は週内にも電話会談を行う可能性があると、米政府高官が匿名を条件に明らかにした。

6.2
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのウルリケ・ホフマンブチャディ氏
「投資家が新たな関税関連の報道や米経済データを消化する中、市場のボラティリティーは今後も続くと予想される。財政を巡る懸念は続いており、地政学的緊張は高まっている」と。

【米国債】
◆下落
//_▽◆▽◇//◆
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )

・トランプ大統領による関税政策を巡る懸念が再燃した。今週米国では、数多くの経済指標の発表が予定されている。

・米10年債利回り
⇒4.44% 3.9 +0.90%
⇒4.40% -2.2 -0.49%
⇒4.42% -5.7 -1.28%
  
  
6.2
ミシュラー・ファイナンシャル・グループのマネジングディレクター、トム・ディガロマ氏
6日の米雇用統計発表と来週の10年債および30年債の入札を控えて、「イールドカーブはスティープ化するとの見方が一般的だ」と。

リチャード・マグワイア氏らラボバンクのストラテジスト
「安全資産とされる長期ゾーンが敬遠されている理由は確かに理解できる」とし、米国の政策見通しがあまりに不透明で、長期の米国債に買い手が付きにくい状況にあると。

【原油】
▽上昇
//_▲▽▲◆//▽ 
・原油先物相場は大幅に上昇。
・石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国で構成するOPECプラスが週末に生産引き上げを決めたが、一部で予想されていたほどの規模ではなかった。
・ウクライナとイランを巡って地政学的懸念が再燃したことも相場を押し上げた。
・ウクライナはロシア領内深くを無人機で攻撃した。また、イランは、高濃縮ウラン貯蔵量が過去最大の増加となったとする国際原子力機関(IAEA)報告書を批判。緊張が激化すれば、イラン産原油が市場に追加供給される可能性が低下する。

⇒WTI先物7月限は、前営業日比1.73ドル(▽2.8%)高い1バレル=62.52ドル。
⇒WTI先物7月限は、前日比15セント(◆0.25%)安い1バレル=60.79ドル。
⇒WTI先物7月限は、前日比90セント(▲1.5%)安い1バレル=60.94ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント8月限は▽2.9%上昇し、64.63ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント7月限は◆0.4%下げて63.90ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント7月限は▲1.2%下げて64.15ドル。


6.2
コンサルティング会社オイリティクスの創業者、ケシャブ・ロヒヤ氏
「最悪の懸念はひとまず払拭された」と。「ブレント原油のショートは今や2025年になってからの最高水準にある。OPEC関連の弱気な報道が相次ぐ中、それは理にかなっている。しかし、現物市場の健全なファンダメンタルズが続けば、相場急上昇の材料となる」と。

【NY金】
▽大幅反発
//_▲◆▽▲//▽
・金スポット相場は大幅反発。
・米国と中国が関税を巡って非難の応酬を繰り広げていることを受け、安全な資産を求める動きがあらためて強まった。
・ウクライナがロシアの複数の軍拠点を無人機で攻撃し、両国和平交渉の行方に不透明感が増したことも金の買いにつながった。


⇒金先物8月限は81.80ドル(▽2.5%)高の3397.20ドル。
⇒金先物8月限は、前日比28.50ドル(▲0.85%)安の3315.40ドル。
⇒金先物8月限は、前日比21.50ドル(▽0.7%)高の3343.90ドル。

>>5.30
オアンダ・アジア・パシフィックのシニアアナリスト、ケルビン・ウォン氏
テクニカル要因も金価格の下落に影響していると。「金は重要な短期の抵抗線である3328ドルを2度にわたって上抜けられなかった」と。

【欧州株】

5.29
英FTSETM100指数 8,716.45 -9.56 -0.11%
独DAX指数 23,933.23 -104.96 -0.44%
仏CAC指数 7,779.72 -8.38 -0.11%
--------------------------------------------------------------
5.30
英FTSETM100指数 8,772.38 +55.93 +0.64%
独DAX指数 23,997.48 +64.25 +0.27%
仏CAC指数 7,751.89 -27.83 -0.36%
--------------------------------------------------------------
6.2
英FTSETM100指数 8,774.26 +1.88 +0.02%
独DAX指数 23,930.67 -66.81 -0.28%
仏CAC指数 7,737.20 -14.69 -0.19%
--------------------------------------------------------------

⇒▲nr.調整 ⇒▽反発.出来増 ⇒▽nr.もみあい
⇒▲吞込み.10MAもみあい ⇒▽nr.10MAもみあい ⇒-gap.△nr ⇒▲吞込み.20MAもみあい ⇒▲Gap.nrもみあい ⇒-gap.△nr

◆もみあい
//◇◇▲▲◇//◆
・2日の欧州株は小幅安。--米国と中国が互いに通商協定違反を非難し合い、通商を巡る緊張が再燃。
・ストックス欧州600指数は0.1%下落。
・英国が明らかにした攻撃型潜水艦の増強や核抑止力投資の計画が手掛かりとなり、ゴールドマン・サックス・グループがまとめる欧州防衛銘柄のバスケットは0.4%程度上昇。
・英防衛大手BAEシステムズ、航空機エンジン大手のロールス・ロイス・ホールディングスはいずれも値上がり。


【欧州債】
◆下落
//◇◇◆▽◇//◆ 
・欧州債市場ではドイツ債が下落。
・ドイツ10年債利回りは先週付けた3週間ぶりの低水準から反発。一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.56%。



・独国債10年物
⇒2.52% +0.02
⇒2.50% -0.01
⇒2.51% -0.05
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.67% +0.02
⇒4.65% 0.00
⇒4.65% -0.08
---------------------------

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