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2025年2月4日火曜日

◆ドルもみあい 円高一服に.154円後半 原油.▲wr吞込み.72ドル台 令和7.2.4.Tue

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.対メキシコ関税を先送り
ランプ米大統領はメキシコのシェインバウム大統領との電話会談を行い、同国からの輸入品に対する25%の追加関税賦課を1カ月先送りすることで合意した。~ 両首脳は合成麻薬フェンタニルや移民の米国流入を防ぐため、メキシコが国境に1万人の警備隊を配置することで一致。~ 両国は今後1カ月、関税を巡る協議を続ける見通しだ。トランプ氏はカナダのトルドー首相とも電話で協議した。中国からの輸入品に10%の関税を課すという自身の意向については、「恐らく」中国側と24時間以内に話すと発言した。

②.政府系ファンド創設措置にトランプ氏署名
トランプ氏はまた、政府系ファンド(SWF)の創設を当局者に指示する行政措置に署名した。ベッセント財務長官とラトニック商務長官候補がこの取り組みの陣頭指揮を執ることになるという。~ ベッセント氏はファンドは今後1年に創設されるとし、「戦略的に非常に重要」だと説明。~ ラトニック氏は、このファンドを活用して中国系動画共有アプリ「TikTok」の米事業売却を支援することが可能だと示唆。

③.楽観強まる
月の米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数は1.7ポイント上昇し50.9と、2022年以降で初めて活動の拡大を示した。新規受注が加速したほか、生産も拡大圏に転じた。製造業者の間で楽観が徐々に強まっていることを示唆している。~ 今回の調査は、トランプ大統領がカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を賦課すると発表する前に実施された。~ 関税が実際に発動されれば、米生産者のサプライチェーンが混乱する恐れがある。別に発表された1月の製造業購買担当者指数(PMI、確報値)は51.2に上昇した。

④.米追加利下げに慎重
アトランタ連銀のボスティック総裁は、2025年の米経済の行方が不透明な中、追加利下げに踏み切るのは「しばらく」待ちたいとの意向を明らかにした。~ 昨年後半に実施した100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げによる経済への影響を見極めたいとし、「データの内容次第では、しばらく様子見になるかもしれない」と話した。~ ボストン連銀のコリンズ総裁は持続的なインフレ率上昇の兆しが見られない限り、関税が物価に及ぼす影響に米金融当局が反応する可能性は低いとの考えを示した。

⑤フランスで予算案が強行通過
フランスのバイル首相は国民議会(下院)で、憲法の特例条項を使って2025年予算案の採択を強行した。~ 野党から不信任動議が出される恐れがある。社会党幹部はこの動議を支持しないと述べており、同党党員が従えば、内閣は崩壊を免れる可能性が高い。~ 一般的なリスク指標であるフランス債とドイツ債の10年物スプレッドは73bpと、約2bp縮小した。
4日 【日本株】
日経平均 38,798.37 +278.28 +0.72%
TOPIX 2,738.02 +17.63 +0.65%
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日経平均 ⇒+▼nr.様子見 ⇒▲Low ⇒+▼陰反発.買戻し
TOPIX ⇒▽切り上げ ⇒▲Low ⇒+▼陰反発.買戻し
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【日経平均VI】
日経平均VI 23.20 -1.43 -5.81% ⇒-△陽下げ ( 23台 )
日経平均VI 24.63 +4.15 +20.26% ⇒▽BigUP ( 24台 )
日経平均VI 20.48 -0.52 -2.48% ⇒-△陽下げ ( 20台 )
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4日、円下落、トランプ関税に揺さぶられる-株上昇、債券安い

4日、東京株式相場は上昇。
・米国がメキシコとカナダに対する追加関税賦課を先送りしたことを受けて大幅に反発した後、対中関税の発動を受けて、朝に買われていた電機や自動車などの輸出関連を中心に上げ幅を縮小した。

・アドバンテストやディスコなどの人工知能(AI)・半導体関連株も、ソフトバンクグループと米オープンAIが日本のAIインフラへの投資を共同で進めることを受けて強かった。
・京セラは自己株取得を3日に発表したことを受けて一時12%上がり、18年以来の上昇率となった。
・一方、三菱自動車は利益見通しを下方修正したことで一時15%安と16年以来の下落率を記録した。

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T&Dアセットマネジメントの酒井祐輔シニア・トレーダー
「トランプ砲に驚いて、マーケットが右往左往するというところの再認識だ」と。

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日経平均は反発、米国による対中関税発動を受けて上げ幅縮小

・トランプ関税の一カ月延期を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始。

・前日の大幅安の反動もあり、日経平均は39000円台を回復してスタートした。ただ、買い一巡後は決算発表の本格化で個別物色が強まったほか、米国による対中関税が発動されたことなどから上値が重くなり、日経平均は39000円台を割り込んで取引を終えた。

・大引けの日経平均は前日比278.28円高(+0.72%)の38798.37円。

・非鉄金属、繊維、電気機器、輸送用機器、その他製品などが上昇。
・空運、水産・農林、石油・石炭、精密機器、陸運などが下落。

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【個別銘柄】村田製、ヤマトHD、京セラ、JVCKW、三菱自 など 


▽村田製 2499.5 +131.5大幅反発。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は760億円で前年同期比0.3%減となり、920億円程度の市場予想を大きく下振れた。
ただ、在庫削減、未実現利益の消去、減損など、一過性要因が下振れの大きな要因で、足元での環境悪化も意識されていたことから、あく抜け感にもつながる状況のようだ。通期予想は、145円の為替前提で営業利益3000億円、前期比39.2%増を据え置いた。

▽ヤマトHD 1928.5 +69大幅反発。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は413億円で前年同期比8.6%増となり、8四半期ぶりの増益に転じた。宅配便の販売戸数増加に加え、人件費の抑制などが進んだ。
通期予想は100億円、前期比75.0%減を据え置き、販売単価を引き下げているものの。取扱数量は上方修正した。なお、投資事業組合運用益や投資有価証券売却益を反映し、通期純利益は50億円から180億円に上方修正。

▽京セラ 1696 +117.5大幅反発。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業損益は256億円の赤字に転落したが、約430億円の減損計上が主因で、これを除けば、市場想定線での推移。通期予想も従来の680億円から210億円に下方修正した。
。一方、自己株式の取得に係る当面の方針を発表、26年3月期には2000億円程度、27年3月期からの3年間で2000億円規模の自社株買いを実施計画としており、買い材料視されたようだ。

▲JVCKW 1463 -284.5急落。
前日に第3四半期決算を発表、累計事業利益は186億円で前年同期比15.9%増となったが、上半期の130億円、同23.9%増に対して、10-12月期は55億円で同0.7%増と増益率が鈍化した。
上半期決算時には通期業績を上方修正、その後株価は水準訂正を果たし、高値圏での推移が続いていたため、ネガティブな反応が強まった。無線システムにおける先行投資増などが影響のもよう。自社株買いの終了も発表。

▲三菱自 380 -65.7急落。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は139億円で前年同期比75.2%減となり、550億円程度の市場予想を大幅に下回った。通期予想は従来の1900億円から1250億円に下方修正した。
通期コンセンサスは1850億円程度であったとみられる。タイパーツ高など為替の影響に加えて、サプライヤ支援などの影響も響いているもよう。想定以上の業績悪化にネガティブなインパクトが優勢に。

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2.4 動いた株・出来た株
◇住友電工<5802> 3009 +224⇒ 25年3月期の業績予想を上方修正。
◇SANKYO<6417> 2288 +209⇒ 25年3月期業績と配当予想を上方修正。
◇京セラ<6971> 1720 +141.5⇒ 減損計上で業績下方修正も今後の自社株買い方針を好感。
◇住友化学<4005> 351.9 +25.2⇒ 住友ファーマの収益改善をあらためて評価。
◇ヤマトHD<9064> 1993 +133.5⇒ 10-12月期は8四半期ぶり増益転換。
◇日太陽誘電<6976> 2258.5 +138.5⇒ 決算発表後の村田製の上昇で安心感も。
◇村田製作所<6981> 2506 +138⇒ 10-12月期市場予想比下振れもあく抜け感が先行。
◇古河電気工業<5801> 7240 +370⇒ 半導体株高など市場環境の好転で。
◆JVCケンウッド<6632> 1455 -292.5⇒ 10-12月期の増益率鈍化をマイナス視。
◆三菱自動車工業<7211> 387.5 -58.2⇒ 想定以上の業績悪化にネガティブインパクト。
◆ヤマハ発動機<7272> 1206 -39.5⇒ 前期業績予想の下方修正を発表。
//◆▲▽◆▲▽//◆◆ ドル円 154円台( 金融政策意識 )
//◆▲◇◆▲◇//▲▽ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▲◇▲◇▽//_▲ 原油 72ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◆ドルもみあい 円高一服に.154円後半 原油.▲wr吞込み.72ドル台  
2.4
米ドル/円 154.72 - 154.78
ユーロ/円 159.97 - 160.02
ユーロ/米ドル 1.0337 - 1.0340
英ポンド/円 192.43 - 192.58
豪ドル/円 96.32 - 96.34
スイスフラン/円 169.89 - 169.95
原油(WTIC原油先物) 72.25 -1.50 -2.04 ⇒▽入首 ⇒▽nr反発 ⇒▲wr吞込み

◆ドルもみあい 円高含み.154円後半 原油.▽nr反発.73ドル後半 
2.3
米ドル/円 154.77 - 154.80
ユーロ/円 158.91 - 159.02
ユーロ/米ドル 1.0362 - 1.0372
英ポンド/円 190.27 - 190.47
豪ドル/円 95.31 - 95.41
スイスフラン/円 169.12 - 169.43
原油(WTIC原油先物) 73.75 +0.58 +0.80 ⇒▲吞込み ⇒▽入首 ⇒▽nr反発

▽ドル反発 円安転換.155円台 原油.▽nr反発.73ドル後半  
2.1
米ドル/円 155.18 - 155.23
ユーロ/円 160.80 - 160.90
ユーロ/米ドル 1.0361 - 1.0370
英ポンド/円 192.27 - 192.42
豪ドル/円 96.38 - 96.44
スイスフラン/円 170.27 - 170.45
原油(WTIC原油先物) 73.75 +0.58 +0.80 ⇒▲吞込み ⇒▽入首 ⇒▽nr反発

StockCharts ⇒  

2.3
NYダウ   44,421.91 -122.75 -0.28%
S&P500   5,994.57 -45.96 -0.76%
NASDAQ 19,391.95 -235.48 -1.20%
--------------------------------------------------------------
1.31
NYダウ   44,544.66 -337.47 -0.75%
NASDAQ 19,627.44 -54.30 -0.28%
S&P500   6,040.53 -30.64 -0.50%
--------------------------------------------------------------
1.30
NYダウ   44,882.13 +168.61 +0.38%
NASDAQ 19,681.74 +49.42 +0.25%
S&P500   6,071.17 +31.86 +0.52%
--------------------------------------------------------------

NYダウ(INDU) ⇒▽吞込み反発 ⇒▲wr吞込み.調整 ⇒-△陽下げ.様子見 
S&P500(SPX) ⇒▽逆立.Sup10MA ⇒▲吞込み.調整 ⇒-△陽下げ.様子見 
NASDAQ(COMPQ) ⇒+▼nrもみあい ⇒▲吞込み.調整 ⇒-△陽下げ.様子見
【 SOX指数 】
4924.81 -91.04(-1.82%) ⇒▽トリプル反発 ⇒▲かぶせ.Reg200MA ⇒-△陽下げ.様子見

【 VIX恐怖指数 】
18.62 +2.19 (+13.33%) ⇒▲Big下げ ⇒▽反発上げ ⇒+▲陰上げ
⇒+13.33P (16台)
⇒+3.72P (16台)
⇒-4.36P (15台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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米国株、ダウ続落し122ドル安 米関税を懸念、対メキシコ延期措置で下げ渋り  
-△陽下げ.様子見
ダダウ工業株30種平均は続落
・トランプ政権が週末にカナダやメキシコ、中国に対して関税を引き上げる方針を発表し、米経済や企業収益への影響が懸念された。午前にトランプ大統領がメキシコと関税発動の延期で合意したと伝わった後は下げ渋り、上げに転じる場面もあった。

-△陽下げ.様子見
ナスダック総合株価指数は続落
・トランプ政権の関税政策の悪影響が懸念され、テスラが大幅安となった。
・メタ・プラットフォームズ(META)はスマートグラス、AI(人工知能)などへの投資が奏功し収益増の期待に買われた。
NYダウは122ドル安、貿易摩擦懸念に投資家心理が悪化

・トランプ政権による対メキシコ、カナダ、中国関税発動への脅威に経済成長鈍化や物価上昇を警戒し投資家心理が悪化、寄り付き後、大幅安。

・その後、メキシコ大統領が合成麻薬や不法移民の国内流入を防ぐために治安要員を即座に国境に派遣し管理することでトランプ大統領と合意したため関税導入の1カ月間延期が発表され警戒感が緩和し下げ幅を縮小、ダウは一時プラス圏を回復した。

・同時に、交渉は開始したばかりで警戒感がくすぶり、相場は終日軟調推移し、終了。
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1.
・ダウ平均は寄り付き後に一時660ドルあまり下げた。トランプ大統領が1日に4日からカナダとメキシコの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名した。中国には10%関税を上乗せする。関税引き上げによる経済や物価、企業収益への影響が懸念され、投資家のリスク回避姿勢が強まった。

・その後、ダウ平均は下げ幅を縮小した。トランプ大統領とメキシコのシェインバウム大統領がメキシコへの関税発動を1カ月遅らせることで合意した。メキシコ政府がトランプ氏が求めていた違法薬物の米国への流入に対応し、国境警備を強化する方針を示した。両国は安全保障と貿易についての協議を開始する。

・トランプ氏とカナダのトルドー首相は3日午後に再び話すとされていたが、取引時間中には特に協議の進展を示す報道はなかった。トランプ大統領は中国とも対話を続ける姿勢を示している。


2.
・電気通信サービスや食・生活必需品小売が上昇。
・自動車・自動車部品が下落。


・IBMやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は上げた。
・ユナイテッドヘルス・グループやウォルマートも買われた。
・肉食品メーカーのタイソン・フーズ(TSN)は第1四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったほか、業績見通し引き上げが好感され、上昇。


・アップルやエヌビディアの下げが目立った。--トランプ政権の関税政策が米中貿易摩擦につながることなどが懸念された。
・キャタピラーやスリーエムも安い。
・自動車のゼネラル・モーターズ(GM)や同業のフォード(F)はトランプ政権による関税の影響でコストの上昇、売り上げ減少が警戒され、それぞれ下落。


3.
・テスラ(TSLA)はカリフォルニアなどでの販売不振が報告され、下落。
・メタ・プラットフォームズ(META)はスマートグラス、AI(人工知能)などへの投資が奏功し収益増の期待に買われた。
・ソフトウエア会社のパランティア・テクノロジーズ(PLTR)は取引終了後に第4四半期決算を発表。1株当たり利益や第1四半期見通しが予想を上回り、時間外取引で、買われている。
・半導体メーカーのエヌエックスピ―・セミコンダクターズ(NXPI)も第4四半期決算の調整後の1株当たり利益が予想を上回り、買われた。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
★ TSM 199.8 -4.55%
★ エヌビディア 116.66 -2.84%
◆ ASML 731.06 -1.12%
◆ インテル 19.38 -0.26%
◆ QCOM クアルコム 170.24 -1.56%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 178.8 -0.86%
◆ AMD 114.27 -1.45%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 89.92 -1.45%
★ テラダイン 111.09 -4.06%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 209.32 +0.56%
★ エヌビディア 120.07 -3.67%
◇ ASML 739.31 +0.31%
★ インテル 19.43 -2.90%
◇ QCOM クアルコム 172.93 +0.58%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 180.35 -0.75%
◆ AMD 115.95 -2.45%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 91.24 -1.36%
◇ テラダイン 115.79 +0.62%
--------------------------------------------------------------
☆ TSM 208.15 +2.88%
◇ エヌビディア 124.65 +0.77%
☆ ASML 736.99 +3.42%
◇ インテル 20.01 +1.32%
◇ QCOM クアルコム 171.93 +0.13%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 181.72 +3.67%
◇ AMD 118.86 +1.29%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 92.5 +3.92%
★ テラダイン 115.08 -5.71%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
◆ドルもみあい 円高一服に.154円後半
//▲▽◆▲▽//◆ 
・ブルームバーグ・ドル指数は伸び悩む展開。--カナダとメキシコへの米関税発動で一時は約2年ぶり高値を付けた。対メキシコ関税の適用が1カ月先送りされると、ドル指数は急速に上げ幅を縮小した。
・円は逃避需要に支えられた。主要10通貨のうち円とポンドだけが対ドルで上昇した。

ドル円相場は *米東部時間 16時 35 分
⇒¥154.85 -¥0.34 -0.22%
⇒¥155.18 ¥0.89 +0.58%
⇒¥154.29 -¥0.93 -0.60%

2.3
スコシアバンクのショーン・オズボーン氏
「週末にかけてドルは著しく上昇したが、関税の規模が発表されていたらもっと大きく上がっていたかもしれない」と。
「つまり持続性のある措置というよりも、短期的なレバレッジとして、市場は関税を受け止めていたと考えられる」と。

【米国株】
▲下落
//▲▽◆◇▲//▼ 

・3日の金融市場では資産クラスを問わず新たなボラティリティー(変動性)上昇。
・関税交渉に関し次々と繰り出されるトランプ米大統領の一言一句に、ウォール街のトレーダーは踊らされる格好となった。

・S&P500種株価指数は一時2%近く下落したが、その後は下げの大半を埋める展開。--トランプ氏がメキシコのシェインバウム大統領との電話会談後、25%の関税適用を1カ月先送りすることに同意した。

 ・自動車株と半導体、工業株はいずれもこの日の安値を離れたものの、マイナス圏にとどまった。
・防衛関連の株価は上昇し、安全性を求める市場の動きを浮き彫りにした。
・大型ハイテク株の比重が高いナスダック100指数は0.8%下落。大型ハイテク株7強で構成する「マグニフィセントセブン」は1.7%下げた。
2.3
Gスクエアド・プライベート・ウェルスのビクトリア・グリーン氏
「状況は非常に流動的で変わり続けている」と。
「当面のところ、当社の基本シナリオはこの大半が一過性のもので、妥協とともに影響が薄れていくというものだ。状況を逃さず監視し、企業利益やドル、インフレにどう影響していくのか見守っている」と。

BMOウェルス・マネジメントのユンユ・マ氏
「関税は主にトランプ氏の交渉ツールだと当社は考えているが、これが短期的なもので終わるかどうか判断するのは非常に難しい」と。

トゥルイスト・アドバイザリー・サービシズのキース・ラーナー、マイケル・スコーデレス両氏
「今の時点で、カナダとメキシコに対する関税が長期間続くことは疑わしくなった」と。
「しかし関税の期間や規模がはっきりするまで、こうした行動は規模の大小を問わず北米企業の多くにとって、サプライチェーンと価格設定を不確実にする」と。

ゴールドマン・サックス・グループのストラテジスト
トランプ政権が発表した最新の関税が適用されれば、企業の業績見通しが悪化し、米株式相場は5%下げるリスクがあると。

デービッド・コスティン氏
「貿易交渉が失敗した場合のみ関税が発動されると予想する投資家が多かったため、関税に関する発表は衝撃だった」と。
「当社のエコノミスト陣は、見通しは不透明だと述べているが、カナダとメキシコに対する関税は一時的なものである可能性が高いとみている」と。
最新の関税が持続すれば、S&P500種採用銘柄の利益見通しは約2%から3%引き下げられるとコスティン氏は予想。 これには金融環境のさらなる引き締まりや、消費者と企業の行動に変化が生じる可能性を加味していない。S&P500種株価指数の適正水準も短期的に約5%下がると、同氏は警告。企業利益と株式バリュエーションの両方が打撃を受けるためだという。

ロリ・カルバシーナ氏率いるRBCキャピタル・マーケッツのストラテジスト
メキシコとカナダ、中国に対する関税の発表はS&P500種が今年、少なくとも1度は5-10%の下げを経験するリスクを高めたと。
同氏のチームはポジション状況やバリュエーション、指数の高止まりを考慮し、今年の早い時期に相場下落が起きる可能性があると身構えている。関税は単なる交渉戦術だとの楽観的な見方が広がったために、市場では警戒が緩んでいたと指摘。

モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏
関税が持続する可能性はこれまでのところ、株式市場で軽視されてきたが、そうした見解は「関税が長期化するにつれ、見直しを迫られる可能性が高い」と。

【米国債】
◆下落
//▽◇◇-◆//
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )

・米国債相場は不安定な値動き。朝方は週末に発表された関税に反応した後、メキシコ関税の1カ月先送りを含め、その後のニュースを受けて変動した。

・米10年債利回り
⇒4.54% 0.6 +0.14%
⇒4.54% 2.6 +0.59%
⇒4.52% -1.2 -0.27%
  
  
2.3
ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジャック・マッキンタイア氏 
インフレ加速の環境で経済が低迷する「スタグフレーションのリスクが高まっている」と。
「経済成長に関するものは何であれ、不確実性というレンズで見るしかない。透明性が増すまで、投資は見送られる可能性がある」と。

【原油】
◇反発
//▲◇▲◇◆//◇ 
・日中は関税を巡る報道に反応して不安定な値動きとなった。市場では、米国の関税措置が世界の経済成長を減速させる可能性と、短期的な供給懸念の両方が意識されている。

・早い時間帯には、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が3.7%高となる場面もあった。関税の影響でカナダから米国への供給が減少した場合、それを埋め合わせるための米国産原油への需要が高まるとの見方を反映した動きとみられる。

⇒WTI先物3月限は、前営業日比63セント(◇0.9%)高の1バレル=73.16ドル。
⇒WTI先物3月限は、前日比20セント(◆0.3%)安の1バレル=72.53ドル。
⇒WTI先物3月限は、前日比11セント(◇0.15%)高の1バレル=72.73ドルドル。

⇒ロンドンICEの北海ブレント4月限は◇0.4%高の75.96ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント3月限は◆11セント安の76.76ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント3月限は29セント(◇0.4%)上昇し76.87ドル。


2.3
INGグループの商品戦略責任者、ウォーレン・パターソン氏
「米国にとって最大の原油供給国に対する関税は原油価格と特に石油精製品の押し上げ要因となる」と。
その上で「これはごく短期的には相場の支援材料になるかもしれないが、世界の経済成長に対する懸念が強まれば、遠からずリスクオフの動きにつながるだろう」と。

【NY金】
◇続伸
//▲◇-▽◇//◇
・金スポット相場は上昇。
・トランプ政権による関税措置が引き続き意識される中、安全資産への逃避で金が買われた。
・金相場も関税動向に敏感に反応。スポット価格は一時1.2%高となったが、対メキシコ関税発動の1カ月先送りが伝わると、上げ幅を縮小した。

⇒金先物4月限は、10.20ドル(◆0.4%)下げて2835ドル。
⇒金先物4月限は、51.70ドル(▽1.85%)上昇の2845.20ドル。
⇒金先物4月限は、FOMC決定の発表前に1.10ドル(0.1%未満)安の2793.50ドル。

2.3
TDセキュリティーズの商品戦略責任者バート・メレク氏
関税の影響について、「インフレ率が上昇し、自動車セクターが急停止して経済が減速するという状況が想定される」と。
こうした不確実性とリスクが金相場を支えているとの見方を示した。


【欧州株】

2.3
英FTSETM100指数 8,583.56 -90.40 -1.04%
独DAX指数 21,428.24 -303.81 -1.40%
仏CAC指数 7,854.92 -95.25 -1.20%
--------------------------------------------------------------
1.31
英FTSETM100指数 8,673.96 +27.08 +0.31%
独DAX指数 21,732.05 +4.85 +0.02%
仏CAC指数 7,950.17 +8.53 +0.11%
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1.30
英FTSETM100指数 8,646.88 +89.07 +1.04%
独DAX指数 21,727.20 +89.67 +0.41%
仏CAC指数 7,941.64 +69.16 +0.88%
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⇒▽wr.もみあい突破.高値更新 ⇒▽nr.5up.高値更新 ⇒▲Cog.大幅調整  
⇒▽nrHigh3.高値更新 ⇒▲nrかぶせ.調整に ⇒-△BigDn.様子見
⇒▽逆立 ⇒+▲nrもみあい.調整に ⇒-△BigDn.様子見  

▼下落
//-◇◇◇◇//▼
・3日の欧州株は下げ幅を縮小する展開。
・メキシコのシェインバウム大統領が米国による追加関税賦課は1カ月先送りされると明らかにしたのが好感された。
・ストックス欧州600指数は0.9%安。一時は1.6%安まで売り込まれた。
・関税の影響を受けやすい自動車株が下落。
・通信株は上昇。

【欧州債】
◇上昇
//◇◆◆◇◇//◇ 
・ドイツ債に対する安全逃避の買いが後退した。
・フランス債は上昇。パフォーマンスはユーロ圏の他国債を上回った。--バイル首相は2025年予算案の採択を強行。野党から不信任動議が出される恐れがあるが、社会党幹部はこの動議を支持しないと。


・独国債10年物
⇒2.39% -0.08
⇒2.46% -0.06
⇒2.52% -0.06
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・英国債10年物
⇒4.49% -0.05
⇒4.54% -0.02
⇒4.56% -0.06
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