*かぶとうし塾


アーカイブ

2024年11月27日水曜日

▲ドル下落 円安一服に.153円台 原油.▼nrもみあい.68ドル台 令和6.11.27.Wed

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①. セブン買収あきらめず
カナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールは、セブン&アイ・ホールディングス(HD)の創業家らが対抗して総額9兆円規模のMBO(経営者が参加する買収)を提案したものの、セブン&アイ買収の実現を引き続き目指していく考えを改めて示した。~ アレックス・ミラー最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で「当社は粘り強く臨み、両社の全ての株主や従業員、主要関係者にとって最も魅力的な結果をもたらすよう友好的なアプローチを継続していく」と述べた。

②. FRBは緩やかな利下げ支持
米連邦公開市場委員会(FOMC)が11月6-7日に開いた会合では、当局者が「緩やかな」利下げに対して幅広い支持を示していたことが分かった。~ 議事要旨では「インフレ率が持続的に2%まで低下し、経済が完全雇用に近い状態を維持するなど、データがほぼ想定通りの内容になれば、時間をかけてより中立的な政策スタンスへと緩やかに移行することが適切である可能性が高いと参加者は予想した」と指摘した。成長を抑制も促進もしない水準である中立金利を巡る不確実性についても、慎重を期すことが望ましい理由として挙げた。

③. トランプ関税の波紋
メキシコのシェインバウム大統領は、トランプ次期米大統領がメキシコからの輸入品に関税を課す方針を示したことについて、メキシコ側も関税で対応する可能性を示唆。経済的に深刻な影響をもたらすことになると警告した。~ 米株式市場では自動車メーカーの株価が下落。トランプ氏が中国やメキシコ、カナダへの関税を強化する方針を示したのを受け、業界全体でのコスト上昇が懸念されている。調査会社グローバルデータによると、昨年メキシコから米国に輸入された自動車および小型トラックは約230万台に上る。~ 関係者によると、トランプ氏はホワイトハウスの国家経済会議(NEC)委員長にケビン・ハセット氏を指名する構えだ。

④. インテルに補助金
米バイデン政権は、半導体メーカーのインテルに79億ドル(約1兆2000億円)近い連邦補助金を支給することを最終決定した。半導体の国内生産を促進するプログラムからの直接補助金として最大規模となる。~ インテルへ補助金は以前に提案されたよりも少ない額ではあるが、同社が米国の4つの州で実施するプロジェクトが交渉で定められた基準を満たせば、インテルは補助金の受給を開始できる。政府高官によると、同社はすでに達成したマイルストーンに基づき、今年少なくとも10億ドルを受け取れるという。

⑤. バイデン氏の置き土産
バイデン政権は減量効果のある医薬品の適用を公的医療保険制度に義務付けるルールを提案した。肥満症を患う数百万人がこうした医薬品を入手できるようになる一方、トランプ次期政権には巨額の医療コストが発生しかねない。~ 新ルールでは肥満症治療としての適用範囲をメディケアで推定340万人、メディケイド(低所得者向け医療保険)で推定400万人の加入者に広げるという。~ トランプ氏が厚生長官に起用したロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は先月、健康的な食品を国民に提供すれば、GLP-1受容体作動薬に比べてほんのわずかなコストで「肥満と糖尿病の危機は解決」が可能だと述べた。
27日 【日本株】
日経平均 38,134.97 -307.03 -0.80%
TOPIX 2,665.34 -24.21 -0.90%
日経平均 ⇒▽逆立浮上.10MA突破 ⇒▼陰.窓埋め調整 ⇒▼陰.窓埋め調整2
TOPIX ⇒+▼上げもみあい.様子見 ⇒▼陰.窓埋め調整 ⇒▼陰.窓埋め(11.6)
--------------------------------------------------------------
【日経平均VI】
日経平均VI 24.94 +4.17 +20.08% ⇒▽上がる ( 24台 )
日経平均VI 20.77 -0.08 -0.38% ⇒▼nrもみあい ( 20台 )
日経平均VI 20.85 -2.79 -11.80% ⇒-△陽下げ ( 20台 )
--------------------------------------------------------------
27日、152円台前半に円一段高、トランプ関税警戒続く-株続落

27日、東京株式相場は続落。
・円高の進行を背景にトヨタ自動車やホンダなど自動車株下げを主導し、海運や機械、商社株など世界景気敏感業種、保険や証券など金融セクターの一角も安い。
・前日にトランプ氏の関税方針表明を受けて下落したキーエンスやアドバンテストなどテクノロジー株の一部もTOPIXの下落寄与度上位に。
・株式売り出しによる需給悪化懸念が強まったサンリオ株が大幅安。

--------------------------------------------------------------
みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリスト

・円高のほか、26日の米国市場で半導体関連株が安かったことがマイナス要因になっている。

--------------------------------------------------------------
日経平均は続落、貿易摩擦懸念が意識されて全面安に

・米国株は堅調推移となったが、トランプ次期政権による貿易摩擦発生の可能性が意識されて、東京市場は売り優勢で取引を開始。

・日経平均はじりじりと下げ幅を広げ、昨日同様、38000円割れ直前まで下落した。
・売り一巡後は、感謝祭ウィークで市場参加者が少ないことで38000円での静かな攻防となったが、トランプリスクが重しとなり、後場、一時38000円を割り込む場面も見られた。

・大引けの日経平均は前日比307.97円安(-0.80%)の38134.97円。

・その他製品、医薬品、サービス、空運、電気・ガスなどが上昇。
・輸送用機器、海運、非鉄金属、卸売、ゴム製品などが下落。

--------------------------------------------------------------

【個別銘柄】関西電力、OLC、DyDo など 


▽関西電力 1877 +41 大幅反発。
前日に公募増資の発行価格が1780.5円に決定している。前日終値比で3.0%のディスカウントとなる。公募増資発表から最大23.9%の株価下落となっていたが、発行価格決定により買い戻しの動きなども強まってきているもよう。
公募株の受渡期日は12月3日となる。資金調達額の上限は3794億円になっており、LNG火力発電設備の更新、データセンターや不動産事業に充当していくもよう。

▽OLC 3606 +171 大幅反発。
立会外取引における自己株式の取得を発表している。取得株式数の上限は発行済み株式数の1.09%に当たる1800万株、買付価格は3435円としている。大株主である京成電鉄が自社株買いに応募する。
これにより、京成の出資比率は21.04%から20.17%に低下することになる。同社では取得した株式は全て消却予定。1株当たりの価値向上、並びに将来的な需給懸念の軽減につながる形へ。なお、京成も買い優勢の展開に。

▽DyDo 3290 +376急伸。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は64.2億円で前年同期比10.8%増となっている。上半期は同8.2%であったことから、一転して増益に転じる格好に。
国内飲料事業は苦戦も、海外飲料事業におけるトルコ飲料事業の躍進とポーランド子会社の増加効果が、足元での業績好調の背景に。通期計画44億円を大きく上回っており、超過達成の可能性も高まる状況とみられる。

--------------------------------------------------------------
11.27 動いた株・出来た株
◇ダイドーグループHD<2590> 3240 +326 ⇒ 第3四半期累計営業益は一転増益に。
◇レゾナック<4004> 4170 +178 ⇒ ペロブスカイト太陽電池関連として関心も。
◇オリエンタルランド<4661> 3585 +150 ⇒ 京成電鉄の保有株売却に応じた自社株買いを実施。
◇中外製薬<4519> 6642 +267 ⇒ イーライリリーの株価上昇に連れ高か。
◇第一三共<4568> 4651 +101 ⇒ イーライリリー株高効果で医薬品セクターがしっかり。
◇ニトリHD<9843> 19000 +450 ⇒ 為替相場での円高進行を手掛かりに。
◇神戸物産<3038> 3673 +82 ⇒ 円高メリット銘柄として物色も。
◇富士通<6702> 2809 +64.5 ⇒ 週末にはスモールミーティング開催予定。
◇関西電力<9503> 1871.5 +35.5 ⇒ 公募価格決定で買い戻しなど優勢に。
◆サンリオ<8136> 4453 -707 ⇒ 株式売出による目先の需給懸念が優勢に。
◆三井E&S<7003> 1523 -136 ⇒ 米国からの港湾向けクレーン受注獲得を発表で前日大幅高も。
◆古河電気工業<5801> 5798 -338 ⇒ 光ファイバー関連にはいったん達成感も強まる。
◆住友電気工業<5802> 2839 -126 ⇒ 自動車株安や電線株安の流れが波及。
◆三菱ケミカルグループ<4188> 796.7 -45.3 ⇒ メリルリンチ日本証券では投資判断を格下げ。
◆日産自動車<7201> 372.1 -20 ⇒ 米国での減産長期化など引き続きマイナス視。
◆マツダ<7261> 946.6 -53.3 ⇒ 為替市場での円高進行を売り材料視。
//◇◇◇◇◆◇//◆◇▲ ドル円 153円台( 金融政策意識 )
//◆▽◆◇▲◆//◇◇▲ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▽◇◆▽▽//_▲▼ 原油 68ドル台 (社会システムの正常化待ち )
--------------------------------------------------------------
外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▲ドル下落 円安一服に.153円台 原油.▼nrもみあい.68ドル台  
11.27
米ドル/円 153.1 153.13
ユーロ/円 160.56 160.62
ユーロ/米ドル 1.0487 1.0489
英ポンド/円 192.37 192.53
豪ドル/円 99.07 99.12
スイスフラン/円 172.68 172.79
原油(WTIC原油先物) 68.93 -0.09 -0.12% ⇒▽トリプル浮上 ⇒▲Wr_Cog.下落大 ⇒▼nrもみあい

◇ドルもみあい 円もみあい.154円台 原油.▲Wr_Cog.下落大.69ドル台  
11.26
米ドル/円 154.21 154.24
ユーロ/円 161.84 161.92
ユーロ/米ドル 1.0495 1.0498
英ポンド/円 193.83 193.94
豪ドル/円 100.27 100.32
スイスフラン/円 173.93 174.11
原油(WTIC原油先物) 69.01 -2.10 -2.96% ⇒▽逆立浮上 ⇒▽トリプル浮上 ⇒▲Wr_Cog.下落大

◆ドル下落 円安一服.154円台 原油.▽トリプル浮上.71ドル台 
11.25
米ドル/円 154.1 154.2
ユーロ/円 161.19 161.25
ユーロ/米ドル 1.0481 1.0486
英ポンド/円 194.85 195.01
豪ドル/円 101.2 101.24
スイスフラン/円 173.09 173.18
原油(WTIC原油先物) 71.12 +1.04 +1.48% ⇒▲nr.もみあい ⇒▽逆立浮上 ⇒▽トリプル浮上

StockCharts ⇒  
11.26
NYダウ   44,860.31 +123.74 +0.28%
NASDAQ 19,174.29 +119.46 +0.63%
S&P500   6,021.63 +34.26 +0.57%

NYダウ(INDU) ⇒▽wr.トリプル ⇒▽陽.4up ⇒▽nr切り返し.5up
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽nr.もみあい ⇒+▼nr上げ.様子見 ⇒▽nrクアトロ浮上
S&P500(SPX) ⇒▽nrクアトロ.10MA突破 ⇒+▼nr上げ.様子見 ⇒▽クアトロ浮上 
【 SOX指数 】
4927.56  -60.36(-1.21%) ⇒▼nrはらみ.様子見 ⇒+▼nr上げ.様子見 ⇒▼吞込み調整.test200MA

【 VIX恐怖指数 】
14.10 -0.50 (-3.42%) ⇒▲wr下落 ⇒▲nr下落 ⇒▲切下げ.4dn
⇒-4.20P (14台)
⇒-9.66P (16台)
⇒-1.69P (16台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

-------------------------------------------------------------
米国株、ダウ続伸し123ドル高 連日の最高値 底堅い米景気を好感 S&P500種も最高値   
▽nr切り返し.5up ⇒ ダウ工業株30種平均は4日続伸。
・連日で最高値を更新した。26日午前発表の経済指標が米景気の底堅さを示し、主力株の一角に買いが入った。半面、トランプ次期米大統領がメキシコとカナダ、中国に対する関税を強化する方針を示したことは米製造業や小売業の収益悪化懸念につながり、ダウ平均は300ドルあまり下げる場面があった。


▽nrクアトロ浮上 ⇒ ナスダック総合株価指数は3日続伸。
・メタプラットフォームズやエヌビディアが上昇。
NYダウは123ドル高、中東脅威が緩和
1.
・トランプ次期大統領が示した中国、メキシコ、カナダに対する追加関税案による影響を警戒し、寄り付き後、まちまち。

・ダウは一部企業の低調な決算を嫌気した売りに続落した。
・ナスダックは半導体エヌビディア(NVDA)の反発で安心感が広がり、終日堅調に推移。

・終盤にかけ、イスラエル治安内閣がレバノン停戦合意を承認したとの報道で、中東情勢の悪化懸念が後退、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で労働市場や経済の下方リスクが後退したと指摘されたためダウはプラス圏を回復し連日で過去最高値を更新し終了。
--------------------------------------------------------------

・26日午前発表の11月の米消費者信頼感指数は111.7と、10月(109.6)から改善し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(111.0)を上回った。米景気の底堅さを示したとの見方からハイテク株や景気敏感株などに買いが入った。市場では「財務長官に指名されたスコット・ベッセント氏がトランプ氏の政策を穏健なものにするとの期待が続いている」(ジョーンズ・トレーディングのマイケル・オルーク氏)との指摘があった。

・取引開始直後は主力株に売りが先行した。トランプ氏は25日、中国からの輸入品に10%の追加関税をかけ、メキシコとカナダに対して25%の関税を課すと表明した。対象地域から部品を調達したり、製品を輸入したりしている製造業にとってはコストの増加につながる。ダウ平均の構成銘柄ではないが、メキシコなどに生産拠点を持つゼネラル・モーターズは9%安で終えた。

・米連邦準備理事会(FRB)が26日午後に公表した6〜7日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、参加者が経済の見通しが想定通りに推移すれば、段階的な利下げが適切だとの考えを示した。市場では「利下げに前向きなハト派の内容だった」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との指摘があり、株式相場を支えた面があった。

2.
・小売が上昇。
・耐久諸費財・アパレルが下落。


・アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトが上昇。
・スリーエムとウォルマートも高い。
・食品会社のJMスマッカー(SJM)は四半期決算で昨年の「ホステス」ブランド買収が奏功し17%増収を計上、さらに、通期見通しを引き上げ、上昇。
・ディスカウント小売のウォルマート(WMT)はDEI(多様性、公平性、包摂性)プログラムの撤廃が好感され、上昇。


・開発中の肥満治療薬候補の減量効果が市場の見込みに届かなかったアムジェンが下げた。
・ナイキとボーイングも売られた。
・百貨店のコールズ(KSS)は四半期決算で減収減益を計上、通期の既存店売上高予想を下方修正したほか、最高経営責任者(CEO)の退任も発表され、大幅安。
・家電量販店のベスト・バイ(BBY)は需要がまちまちで、通期の業績見通しを下方修正し、下落。
・自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は国内で販売する自動車をメキシコで生産しており、トランプ次期大統領が提示した追加関税が売り上げに響く可能性を警戒し、下落。


3.
・メタプラットフォームズやアルファベットが上げた。
・コンピューターメーカーのデル・テクノロジー(DELL)は取引終了後、第3四半期決算を発表。売上が予想に満たず時間外取引で売られている。

SOX指数 銘柄 ⇒
◆ TSM 183.84 -0.67%
◇ エヌビディア 136.92 +0.66%
◆ ASML 671.97 -1.83%
★ インテル 24.05 -3.30%
◆ QCOM クアルコム 156.93 -1.19%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 173.2 -0.77%
◆ AMD 137.72 -2.42%
★ MU ミクロン・テクノロジー 101.8 -2.57%
◆ テラダイン 109.06 -1.45%
--------------------------------------------------------------
★ TSM 185.08 -2.63%
★ エヌビディア 136.02 -4.18%
◇ ASML 684.47 +1.72%
◇ インテル 24.87 +1.51%
◇ QCOM クアルコム 158.82 +1.29%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 174.55 -0.19%
◇ AMD 141.13 +2.01%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 104.48 +1.79%
◇ テラダイン 110.67 +2.39%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 190.08 -0.61%
★ エヌビディア 141.95 -3.22%
◇ ASML 672.88 +0.11%
◇ インテル 24.5 +0.25%
◇ QCOM クアルコム 156.79 +0.86%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 174.88 -0.50%
◇ AMD 138.35 +0.63%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 102.64 -0.12%
☆ テラダイン 108.21 +2.55%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
▲ドル下落 円安一服に
//◇◇◇◆◇//◇▲ 
・ドルが主要10通貨のうち円を除く全てに対して値上がり。--トランプ氏による関税賦課の方針表明が手掛かりとなった。
・円は上昇し、一時1ドル=152円99銭を付けた。

ドル円相場は *米東部時間 16時 49 分
⇒¥153.11 -¥1.12 -0.73%
⇒¥154.24 -¥0.54 -0.35%
⇒¥154.83 ¥0.29 +0.19%

11.26
リソルツ・ウェルス・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、キャリー・コックス氏 

「ドルは米大統領選の投票日以降にかなり急激に上昇している。これはつまり、それらの政策の一部は遂行され、他の国々に重くのしかかる可能性があると投資家が考えているということだ」と。

【米国株】
◇上昇
//◇◇◇▽▽//◇◇ 
・26日の米株式市場で、S&P500種株価指数は7営業日続伸。
・トランプ次期米大統領は主要貿易相手国への追加関税の方針を表明したが、株式相場への影響は限定的だった。
・イスラエルがレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラと停戦で合意し、地政学リスクが後退したことを好感した。

・マイクロソフトをはじめソフトウエア銘柄が高い。--ソフトウエアは関税リスクが及びにくい業種とみられている。
・ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターなど自動車メーカーは、トランプ氏の関税方針に反応して下落。--メキシコと中国へのエクスポージャーが背景。

11.26
ナットアライアンス・セキュリティーズのアンドルー・ブレナー氏

「関税はより戦略的なものであり、実際には表明した方針ほど厳しい内容にはならないと考えられる」と。

22Vリサーチのデニス・デブシェール氏 

トランプ氏は関税を貿易政策や経済ではなく、違法薬物や移民と関連付けたと指摘。これにより、この発表が政策手段ではなく交渉戦術だというシグナルを投資家に送ったとの見方を示した。

  スレートストーン・ウェルスのケニー・ポルカリ氏  

「トランプ氏が選挙公約を『実行』したまでで、それ以上でもそれ以下でもない。投資家はその動きを歓迎した、というのが私の感覚だ」と。

  【米国債】
◆下落
//◇◇◆◆◇//▽◆
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )

・トランプ氏による主要貿易相手国への追加関税の方針表明に反応した。

・米10年債利回り
⇒4.29% 2.1 +0.50%
⇒4.27% -12.7 -2.89%
⇒4.41% -1.0 -0.22%
  
  
11.26
チャールズ・シュワブのチーフ投資ストラテジスト、リズ・アン・ソンダース氏

「他の条件が同じであれば、関税はインフレに上向きの圧力をかけ、成長には下向きの圧力となる」と。
「市場参加者は概して実際のインフレ率上昇を予期しておらず、それが大きなサプライズになることはあり得る」と述べた。

【原油】
◆続落
//▽◇◆▽▽//▲◆ 
・午前の取引では前日比プラス圏で推移していたが、バイデン米大統領がレバノンでの停戦合意成立を発表する見通しだとの報道が伝わると、売りが優勢になった。--バイデン氏は米東部時間午後3時半過ぎに停戦合意を発表した。
・午前の原油相場では、 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」の主要メンバーが供給拡大の再延期について協議を開始したとのブルームバーグの報道が買い材料視されていた。

⇒WTI先物1月限は、前日比17セント(◆0.25%)安い1バレル=68.77ドル。
⇒WTI先物1月限は、前営業日比2.30ドル(▲3.2%)安い1バレル=68.94ドル。
⇒WTI先物1月限は、前日比1.14ドル(▽1.6%)高い1バレル=71.2ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント1月限は◆0.3%安の72.81ドル。
⇒ロンドンICE北海ブレント1月限は▲2.9%安の73.01ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント1月限は▽1.3%上昇の75.17ドル。

>>11.25
トータス・キャピタル・アドバイザーズのシニア・ポートフォリオマネジャー、ロブ・サメル氏 

レバノン停戦となれば、トランプ次期米政権が来年1月にイラン産原油に対する厳格な制裁を科す可能性を弱めると指摘。
「もしイランからの供給が維持されるのであれば、来年には相当な量が市場に供給されることを意味する」と。

【NY金】
◇小幅高
//▽◇◇◇▽//▲◇
・金相場は小幅高。前日は中東での緊張緩和の兆しを受けて3%余り下落していた。

・この日はトランプ氏が明らかにした中国などへの関税措置強化の方針や、レバノン停戦合意などが意識された。

⇒金先物2月限は前日比3.70ドル(◇0.1%)高の2646.30ドル。
⇒金先物2月限は前営業日比94.60ドル(▲3.5%)安の2642.60ドル。
⇒金先物2月限は37.90ドル(▽1.4%)高い2737.20ドル。

>>11.25
IGアジアの市場ストラテジスト、ジュンロン・イープ氏

「金価格には引き続き、地政学リスクと米金融当局のハト派的見通し後退の相互作用が働いている」と指摘。
その上で「インフレの上振れサプライズがあれば12月の金利据え置き観測がさらに高まり、利下げペース鈍化が見込まれるようになれば金相場の上値を抑えるとみられる」と語った。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,258.61 -33.07 -0.40%
独DAX指数 19,295.98 -109.22 -0.56%
仏CAC指数 7,194.51 -62.96 -0.87%
⇒▽Wr.Sup20MA ⇒▽nr.3up ⇒▲拍子木.調整  
⇒▽Cog.20MA突破 ⇒+▼nr.様子見 ⇒▲nr.調整
⇒▽nr.買戻し ⇒+▼陰上げ.様子見 ⇒▲nr.調整

◆下落 
//◆◆◆▽▽//◇◆
・ストックス欧州600指数が下落。--トランプ次期米大統領がメキシコからの輸入品に関税を課す方針を示し、同国に投資する欧州企業が売られた。
・トランプ氏の関税方針を受け、自動車メーカーのステランティスとフォルクスワーゲンが大幅安。
・メキシコを拠点とするブランドを持つビールメーカー、ABインベブやハイネケンも売りに押された。

【欧州債】
◇もみあい
//◆◇◆◇▽//▽◇ 
・26日の欧州債市場では、フランス債が下落。--フランスでは予算案を巡って政治的に対立し、内閣が倒れる危険性も浮上している。
・市場の動きは、バルニエ内閣が来年度予算を成立させ、支出を削減して債務を減らせるのかを巡る投資家の懸念を反映している。極右の国民連合(RN)は、要求が満たされなければ不信任動議を提出して倒閣に動く意向を表明。

11.26
アリアンツ・グローバル・インベスターズのマルチアセット最高投資責任者(CIO)、グレーゴル・ヒルト氏

「政府が再び危うい状況に陥る可能性は十分にある」と指摘。
仏独債のスプレッドが「イタリアとドイツのスプレッドと同様の水準まで広がる可能性もある」と述べた。

・独国債10年物
⇒2.19% -0.02
⇒2.21% -0.03
⇒2.24% -0.08
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.35% +0.01
⇒4.34% -0.04
⇒4.38% -0.06
---------------------------

Powered By Blogger