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2024年9月30日月曜日

◇ドルもみあい -円もみあい.142円半ば 原油.◇入首反発.68ドル台 令和6.9.30.Mon

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①. 国内機関投資家がトヨタ会長に反対票
自動車の量産に必要な型式指定を取得する認証試験での不正が発覚したトヨタ自動車の豊田章男会長への信任に反対する動きが、国内の機関投資家にも広がっている。 ~ 機関投資家を含む国内の「金融機関・証券会社」はトヨタの株主の40%近くを占める最大勢力。今後の動向次第では豊田氏が経営トップの座を追われる可能性もある。

②. 石破新総裁と日本株
自民党の石破茂・新総裁選出は市場で驚きをもって受け止められたが、日本株は週明け30日の取引で下落する可能性が高い。日本銀行の段階的な利上げ姿勢を石破氏が容認するのではないかとの見方が背景にある。 ~ 27日の石破氏の総裁選出を受け、大阪取引所の日経平均先物は夜間取引で一時6%下落した。アナリストによると、石破次期首相の政策がより明確になるまでは、株式相場は短期的に大きな変動に見舞われそうだ。

③. 強硬貫くイスラエル
イスラエルは親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師を空爆で殺害。~ イランが事態を急速に深刻化させる方向に突き進む公算は小さいと米国は判断。ただ、交戦停止に向けた取り組みは複雑化し、全面戦争に向かう誤算のリスクは高まっているとの声も出ている。

④. 中国が住宅購入の規制緩和
中国の主要3都市は住宅購入に対する規制を緩和。低迷する不動産業界の浮揚に向けた中央政府による最新のてこ入れ策を実行に移した。~ 住宅購入者の適格性審査をやめるほか、所有可能な住宅の数を制限しないと説明した。~ 上海と深圳は、より多くの人が郊外の住宅を購入できるようにしたほか、一部の人に関して購入可能な住宅の数を増やす措置を講じた。中国人民銀行(中央銀行)が住宅ローンの借り換え容認について発表した。

⑤. 米株見通し
米株式市場は1年で最も厳しいと言われる9月を乗り切った。米大統領選や連邦公開市場委員会(FOMC)の政策転換、米景気後退懸念をよそに、投資家は10月も相場が上昇を続けるとみている。~ サンクチュアリー・ウェルスのメアリー・アン・バーテルズ氏は「私は株式に非常に強気だ」と言明。「半導体株の上昇は一服し、投資家も留意している。だが10-12月(第4四半期)は大型ハイテクと半導体銘柄がけん引する形で相場は上昇するだろう」と。
30日 【日本株】
日経平均 37,919.55 -1,910.01 -4.80%
TOPIX 2,645.94 -95.00 -3.47%
日経平均 ⇒▽クアトロ浮上 ⇒▽wr.高値圏 ⇒▲wr逆立.10MA割れ
TOPIX ⇒▽逆立.50MA突破 ⇒▽nr.高値圏 ⇒▲wr逆立.10MA割れ
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【日経平均VI】
日経平均VI 28.23 +1.72 +6.49% ⇒▽wr大幅上げ ( 28台 )
日経平均VI 26.51 +0.50 +1.92% ⇒+▲陰上げ ( 26台 )
日経平均VI 26.01 +1.24 +5.01% ⇒▽nrはらみ ( 26台 )
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30日、株式は大幅安、石破次期政権の政策警戒-金利上昇・円高

30日、日本株は大幅下落して始まり、日経平均は午後に一時2000円(5%)超まで下げ幅を広げた。
・石破次期政権の政策を警戒した売りが強まったほか、金融緩和を求める高市氏の敗退で日本銀行が利上げしやすい環境になるとの思惑が広がった。
・株式は円高の進行で業績への影響が出やすい自動車など輸出関連株中心に売りが拡大。
・金利上昇による増益期待から銀行株は逆行高となった。

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岡三証券の大下莉奈シニアストラテジスト

・「石破氏は財政健全化などを主張していることから、日本株にとっては円高進行が向かい風となる場面もありそう」と。
・「週初めはボラタイルな動きとなりそうだ」と。

大和証券の坪井裕豪チーフストラテジスト

・銀行株の上昇について、金利上昇や先週末からの反動に加えて、石破氏の「地方創生的な政策を期待する面もあるのではないか」と。

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日経平均は急反落、「石破ショック」で円急騰、指数は後場一段安に

・週末の米国市場がまちまちとなるなか、日経平均は大幅安で取引を開始。

・先週末にかけて、自民党総裁選に絡んで高市氏の勝利を織り込んだポジションが積みあがっていたが、石破氏の逆転でこれらが一気に剥がれる格好となり、26日と27日の上昇分を吐き出す展開となった。
・石破氏は金融所得課税や法人税などへの課税強化に対して前向きな姿勢を示していたことから、マーケットの警戒感は強く、落ち着きどころを模索する展開となった。

・大引けの日経平均は前営業日比1910.01円安(-4.80%)の37919.55円。

・銀行業のみ上昇。
・輸送用機器、不動産業、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、電気機器などが下落。

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【個別銘柄】ファナック、三越伊勢丹、三井不、チェンジHD など 


▲ファナック 4190 -251大幅反落。
中国の景気刺激策発表もあり、先週末にかけて反発基調を強めたが、本日は地合い悪化に押された。また、本日は中国のPMIが複数発表。国家統計局発表の製造業PMIは49.8と、前月の49.1、市場予想の49.5を上回ったが、景気の分かれ目50は5カ月連続で下振れた。
財新/S&Pグローバル発表分は49.3と、前月の50.4から低下、昨年7月以来の低水準で、市場予想の50.5も下回った。

▲三越伊勢丹 2226 -265急落。
石破新総裁の誕生を受けて為替市場ではドル安・円高反転の動きとなっており、自動車株など円安メリット銘柄が軟調推移、同社などの百貨店株の一角にも円高によるインバウンド需要の減退が意識される形。
加えて、石破氏は緊縮財政派とみられているほか、格差是正の解消にも注力していくとみられることで、今後の富裕層の消費減退につながっていくとの懸念も先行しているようだ。

▲三井不 1338 -127.5大幅反落。
三菱地所、住友不動産、東京建物など、大手不動産が軒並み大幅安の展開になっている。先週末の自民党鵜総裁選で石破氏が新総裁に選出されており、有力候補であった高市氏と比較し、金融政策の正常化ペースが速まるとの見方につながっている。
これにより、年内の日銀による追加利上げ観測が高まるとともに、金利上昇による負担が大きくなるとみられる不動産セクターからは資金流出が強まる形。

▽チェンジHD 1395 +137急伸。
8月の戻り高値水準を更新している。先週末の自民党総裁戦では決選投票で石破氏が逆転勝利する形になっている。これにより、石破氏の注力施策として位置づけられている「地方創生」のシンボル的な銘柄として、関心の高まる展開になっているよう。
ふるさと納税関連事業のほか、地方自治体のDXを支援する企業として、活躍余地の広がりが期待される格好に。

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9.30 動いた株・出来た株
◇チェンジHD<3962> 1466 +208 ⇒ 石破新総裁誕生で「地方創生」関連として物色。
◇能美防災<6744> 2958 +205 ⇒ 「防災省」創設期待などで関連銘柄として物色。
◇りそなHD<8308> 1002 +60 ⇒ 日銀の利上げペースの早まり意識で銀行株が高い。
◇ディー・エヌ・エー<2432> 1780.5 +91.5 ⇒ 新タイトルが海外先行配信で好発進と。
◇みずほ<8411> 2961 +143 ⇒ 利上げ期待で銀行株は唯一のプラス業種に。
◇鳥取銀行<8383> 1382 +125 ⇒ 石破新総裁の地元である鳥取地盤で。 ◆三越伊勢丹<3099> 2215.5 -275.5 ⇒ インバウンド需要や富裕層の消費減退懸念で。
◆住友不動産<8830> 4721 -504 ⇒ 不動産株には年内追加利上げへの警戒感が先行。
◆三井不動産<8801> 1337 -128.5 ⇒ 日銀の年内追加利上げ観測が高まる方向との見方へ。
◆東京電力HD<9501> 640.3 -61.3 ⇒ 石破新総裁で原発再稼働の遅れも警戒視。
◆北海道電力<9509> 988.5 -93.5 ⇒ 原発再稼働の遅れを懸念して電力株が安い。
◆三菱地所<8802> 2262.5 -215 ⇒ 国内金利上昇への懸念で大手不動産株が一斉安。
◆SUBARU<7270> 2467.5 -222 ⇒ 新総裁決定後の円高反転で自動車株に売り。
◆トヨタ自動車<7203> 2553.5 -198 ⇒ 石破新総裁決定後の円高進行を嫌気。
◆J.フロント リテイリング<3086> 1539 -133.5 ⇒ 円高によるインバウンド需要減退懸念などで。
◆日東電工<6988> 2391.5 -206.5 ⇒ 分割権利落ちで先週末に大幅高の反動も。
◆TDK<6762> 1820.5 -150 ⇒ ハイテク株の地合い悪化や円高の動きで。
◆東京エレクトロン<8035> 25440 -2035 ⇒ 地合い悪や米SOX指数下落で半導体関連に売り向かう。
//◆◆▽◇▲//◇ ドル円 142円台( 金融政策意識 )
//▲◇◇▽▲//◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//◆◇▲▲◇//_ 原油 68ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◇ドルもみあい +円もみあい.142円半ば 原油.◇入首反発.68ドル台  
9.30
米ドル/円 142.55 142.57
ユーロ/円 159.2 159.25
ユーロ/米ドル 1.1168 111.69%
英ポンド/円 190.7 190.79
豪ドル/円 98.57 98.61
スイスフラン/円 169.5 16958.00%
原油(WTIC原油先物) 68.18 +0.51 +0.75% ⇒▲wr下落 ⇒▲wr切下げ ⇒◇入首反発

▲ドル下落 円急騰に.142円台 原油.◇入首反発.68ドル台 
9.28
米ドル/円 142.19 142.2
ユーロ/円 158.73 158.75
ユーロ/米ドル 1.1157 111.67%
英ポンド/円 190.15 190.21
豪ドル/円 98.14 98.16
スイスフラン/円 169.15 16919.00%
原油(WTIC原油先物) 68.18 +0.51 +0.75% ⇒▲wr下落 ⇒▲wr切下げ ⇒▽入首反発

◇ドルもみあい 円安進む.144円後半 原油.▲wr切下げ.67ドル台  
9.27
米ドル/円 144.93 144.94
ユーロ/円 161.97 162
ユーロ/米ドル 1.1176 111.77%
英ポンド/円 194.32 194.45
豪ドル/円 99.9 99.92
スイスフラン/円 171.23 17128.00%
原油(WTIC原油先物) 67.67 -2.02 -2.90% ⇒▽逆立浮上 ⇒▲wr下落 ⇒▲wr切下げ

StockCharts ⇒  
9.27
NYダウ   42,313.00 +137.89 +0.33%
NASDAQ 18,119.59 -70.70 -0.39%
S&P500   5,738.17 -7.20 -0.12%

NYダウ(INDU) ⇒▲wr.調整 ⇒▽nrはらみ.様子見 ⇒△nr長ひげ.様子見
NASDAQ(COMPQ) ⇒△nrもみあい.様子見 ⇒+▼BigUp.高値圏 ⇒▼切下げ.窓埋め調整
S&P500(SPX) ⇒◆nr.調整 ⇒+▼BigUp.高値圏 ⇒▼切下げ.調整 
【 SOX指数 】
5217.23  -93.27 (-1.76%) ⇒▽切り上げ.3up ⇒+▼BigUp.高値圏 ⇒▲切下げ.調整へ

【 VIX恐怖指数 】
16.96 +1.59 (+10.34%) ⇒+▼nr上げ ⇒△nr ⇒▽wr.大幅上げ
⇒+10.34P
⇒+0.26P
⇒-3.15P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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米国株、ダウ続伸し137ドル高 インフレ沈静化で経済に楽観 ナスダックは反落 ⇒  
△nrひげ.様子見 ⇒ ダウ工業株30種平均は続伸。
・同日朝発表の米経済指標がインフレが落ち着く流れにあることを示した。米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの見方につながり、消費関連や景気敏感株を中心に買いが優勢になった。

▼切下げ.窓埋め調整 ⇒ ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落。
・買いが先行したものの、目先の利益を確定する売りに押された。
・エヌビディアやブロードコムなど半導体株への売りが目立った。
NYダウは137ドル高、大幅利下げ期待が支援
1.
・8月PCE価格指数でインフレ鈍化基調の継続が証明され、寄り付き後、上昇。

・予想以上の鈍化ペースを受けて大幅利下げ観測が支援し、続伸した。

・ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回りダウは一段高。終盤にかけ、中東情勢の悪化懸念に失速も過去最高値を更新した。
・ナスダックは半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が響き、下落に転じ相場はまちまちで終了。
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・27日発表の8月の米個人消費支出(PCE)物価指数の上昇率は前月比0.1%と7月(0.2%)から縮小した。食品とエネルギーを除くコア指数も前月比0.1%上昇し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.2%上昇)を下回った。コア指数の前年同月比上昇率は2.7%と市場予想に一致した。

・市場ではインフレの鈍化傾向を受け「米連邦準備理事会(FRB)が利下げを続け、米経済のソフトランディングを後押しする」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との見方を誘った。次回11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも、FRBが2会合連続で通常の倍となる0.5%の利下げを決めるとの予想がやや高まった。

・ミシガン大学が27日午前に発表した9月の米消費者態度指数(確報値)は70.1と、速報値(69.0)から上方修正され、市場予想(69.3)も上回った。「今週発表された9月の米消費者信頼感指数は市場予想を下回っていたが、27日は消費者の景況感の改善がみられ、消費を巡る懸念が薄れた」(LPLファイナンシャルのクインシー・クロスビー氏)との受け止めがあった。

2.
・自動車・自動車部品やエネルギーが上昇。
・半導体・同製造装置が下落。


・シェブロンやビザ、ボーイングが高い。
・ユナイテッドヘルス・グループやアムジェンも買われた。
・カジノリゾートを運営するウィン・リゾーツ(WYNN)はアナリストがアラブ首長国連邦(UAE)の高級リゾートの価値が過小評価されていると投資判断を引き上げ、上昇。
・石油・天然ガス生産会社のチェサピーク・エナジー(CHK)もアナリストが投資判断を引き上げ、上昇。


・アマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、スリーエム(3M)は安い。
・会員制倉庫型卸売り・小売会社のコストコホールセール(COST)は取引終了後に四半期決算を発表。強弱まちまちの結果を受け、時間外取引で売られている。


3.
・半導体のエヌビディア(NVDA)は中国政府が同社製人工知能(AI)を利用しないよう同国企業に指示したとの報道が嫌気され下落。

SOX指数 銘柄 ⇒
★ TSM 177.97 -4.74%
◆ エヌビディア 121.4 -2.13%
◆ ASML 841.54 -1.28%
◆ インテル 23.91 -0.04%
◆ QCOM クアルコム 170.13 -1.47%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 204.92 -2.24%
◆ AMD 164.35 -1.87%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 107.5 -2.17%
◆ テラダイン 134.64 -2.02%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 186.83 +2.46%
◇ エヌビディア 124.04 +0.43%
☆ ASML 852.44 +4.19%
◇ インテル 23.92 +1.61%
☆ QCOM クアルコム 172.66 +2.61%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 209.61 +6.23%
☆ AMD 167.49 +3.38%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 109.88 +14.73%
☆ テラダイン 137.41 +5.19%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 182.35 +0.21%
◇ エヌビディア 123.51 +2.18%
◇ ASML 818.18 +0.51%
☆ インテル 23.54 +3.20%
◇ QCOM クアルコム 168.27 +0.79%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 197.31 +0.27%
◇ AMD 162.02 +2.34%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 95.77 +1.88%
◆ テラダイン 130.63 -0.30%
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【NY外為】
▲ドルは急落 円急騰に
//◆◆▽◇▲// 
・ドルは軟調。--米経済データで景気の冷え込みが裏付けられた。
・円はニューヨーク時間に142円07銭まで上昇した。--日銀利上げ観測再び、自民総裁選での石破氏勝利で。

ドル円相場は *米東部時間 16時 52 分
⇒¥142.26 -¥2.55 -1.76%
⇒¥144.83 ¥0.08 +0.06%
⇒¥144.80 ¥1.57 +1.10%

9.27
クレディ・アグリコルCIBのストラテジスト、バレンティン・マリノフ氏 

「大幅な追加利下げの鍵は来週の労働市場データが握る」と。
「FOMCに関したネガティブ材料の多くはドルの水準に織り込み済みだという見方に変わりはない」と述べ、「(日銀という明らかな例外は別として)米国以外の中銀は近く追随して政策を緩和すると予想されている。ドルはユーロなどに対してこれまで下げた分を一部取り戻す可能性がある」と。

【米国株】
◆下落
//◇◇◆◇◆// 
・27日の米国株式市場でS&P500種株価指数は小幅安。
・景気の熱は下がってきたが急激に悪化はしていないことが、経済指標で再び示された。

・8月の米個人消費支出(PCE)統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア価格指数が前月比ベースで市場予想を下回る伸びにとどまった。消費支出の伸びもわずかで、景気の減速感が示唆された。
・9月のミシガン大学消費者マインド指数(確報値)は5カ月ぶりの高水準。利下げを受けて景気に対する楽観的な見方が強まった。

・今週は中国当局が連日、景気刺激措置を発表するなど取引材料が相次いだ。スイスやメキシコ、ハンガリー、チェコなど複数の中央銀行が政策金利を引き下げた。

9.27
モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏

「この日のPEC価格指数を『スイートスポット』に収まっている一連の経済指標に加えよう」と発言。
「インフレは落ち着いた推移が続いている。経済成長は減速しているかもしれないが、崖っぷちから落ちているような兆候は見られない」と。

フェデレーテッド・ハーミーズ(FH)のポートフォリオマネジャー、ダミアン・マッキンタイア氏

米経済のソフトランディング(軟着陸)は決して保証されていないが、最近の経済データに示される強さは投資家に安心材料となるはずだと。
「この日の物価統計はパウエルFRB議長による先週の発言を裏付ける。インフレ率は低下しており、個人消費は強く、労働市場は依然底堅い」と。

【米国債】
▽上昇
//◆▽▲◆▽//
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・この日発表の経済統計が追加利下げ観測を強固にした。イスラエルがベイルートのヒズボラ本部を爆撃したことを受け、リスクオフのセンチメントも広がった。

・米10年債利回り
⇒3.75% -4.6 -1.20%
⇒3.80% 1.1 +0.30%
⇒3.79% 6.1 +1.63%
  
  
9.27
アクサ・インベストメント・マネジャーズのコア投資担当最高投資責任者(CIO)のクリス・イッゴ氏とチーフエコノミストのジレ・モエック氏

「債券市場は特に、高いリターンを上げている」と指摘。「中央銀行の金利見通しの大幅なシフトを反映している」と。

コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツの世界金利ストラテジスト、エド・アルフサイニー氏

「50bpで利下げを開始したのは、基本的に政策が引き締まり過ぎているというのが理由だ」と。
「その論理が『先手を打って一定のリスクを排除しよう』というものであったのなら、労働市場が順調であっても、11月にも通用するだろう」と。

【原油】
◇反発
//◆▽▲▲◇// 
・イスラエル軍がレバノンのベイルート南部にある親イラン民兵組織ヒズボラ本部を攻撃したため、中東情勢が一段と緊迫し、買いが膨らんだ。
・前日には、サウジアラビアは増産の用意があるとの報道が流れた。今週は対立するリビア東西両政府の代表が中銀新総裁の指名で合意し、原油生産の再開に向けて一歩進んだことも売り材料となった。

・OPECプラスが自主的な供給抑制の緩和を計画していることや、石油輸入で世界首位の中国が厳しい経済見通しを示していることから、原油はこのままいけば四半期ベースで下落となる。中国は今週、景気刺激に向けた金融・財政政策を相次いで発表し、株価や一部の商品を下支えしたが、その効果は依然不透明。


⇒WTI先物11月限は51セント(◇0.8%)高の1バレル=68.18ドル。
⇒WTI先物11月限は2.02ドル(▲2.9%)安の1バレル=67.67ドル。
⇒WTI先物11月限は1.87ドル(▲2.6%)安の1バレル=69.69ドル。


・ロンドンICE北海ブレント11月限は0.5%高の71.98ドル。

9.27
CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダーのレベッカ・バビン氏 

「原油は安定しようとしている。市場はリビアの供給再開を消化し、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される『OPECプラス』が12月に供給を再び拡大させる可能性があると見込んでいる」と。
バビン氏は「中国の景気刺激策はほとんど材料視されておらず、市場は供給増の当面の影響に注目している。こうした景気刺激策による潜在的な需要の押し上げが実現するには、まだ時間がかかりそうだ」と。

【NY金】
▲反落
//◇◇◇◇▲//
・金スポット相場は反落し、週間の上げを縮めた。今週は米追加利下げへの期待から、連日のように最高値を更新した。
・PCEやPCE価格指数は米金融当局が今後数カ月間に追加利下げに踏み切るとの期待を強める一方、利下げ幅を巡る議論にも拍車をかけた。


⇒金先物12月限は26.80ドル(▲1%)安の2668.10ドル。
⇒金先物12月限は10.20ドル(◇0.4%)高の2694.90ドル。
⇒金先物12月限は7.70ドル(◇0.3%)高の2684.70ドル。

>>9.24
UBSグループはリポート

「高値更新は一部の投資家を落胆させるかもしれないが、まだ上昇の余地があると考える理由はいくつかある」と。
追加緩和観測や地政学的緊張の悪化、投資家や中央銀行からの根強い需要を挙げた。

【欧州株】
英FTSETM100指数 8,320.76 +35.85 +0.43%
独DAX指数 19,473.63 +235.27 +1.22%
仏CAC指数 7,791.79 +49.70 +0.64%
⇒◆nrもみあい.様子見 ⇒△nrもみあい.様子見 ⇒▽トリプル.Sup10MA 
⇒-▽陽下げ.様子見 ⇒▽Wr.High ⇒▽wr.High2
⇒-▽陽下げ.様子見 ⇒▽Wr.High.+test200MA ⇒▽nr.High2

◇上昇 
//◇◇◆▽◇//
・27日の欧州株は最高値で取引を終えた。--中国の一連の景気刺激策や、欧米の追加利下げ観測の加速が強材料となった。
・ストックス欧州600指数は0.5%上昇。
・米国の個人消費支出(PCE)統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア価格指数が前月比ベースで市場予想を下回る伸びにとどまった。消費支出の伸びもわずかで、景気の減速感が示唆された。

【欧州債】
◇ドイツ債が上昇 
//◇◇◆◆◇// 
・欧州債市場ではドイツ債が上昇。
・スペインとフランスでインフレが予想以上に減速し、短期金融市場で欧州中央銀行(ECB)が来月再び利下げするとの見方が強まった。
・英国債は小幅高。

・独国債10年物
⇒2.13% -0.05
⇒2.18% +0.01
⇒2.18% +0.03
---------------------------
・英国債10年物
⇒3.98% -0.03
⇒4.01% +0.02
⇒3.99% +0.05
---------------------------

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