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2024年8月27日火曜日

◇ドルもみあい 円高傾向維持.144円半ば 原油.▽Wr.大幅上げ.77ドル台 令和6.8.27.Tue

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.カナダも中国製EVや鉄鋼に追加関税へ
カナダ政府は中国製の電気自動車(EV)に100%、鉄鋼とアルミニウムには25%の関税を新たに課す。~他の欧米諸国と歩調を合わせ、国内産業の保護を図る。EVへの追加課税は10月1日、その他は10月15日に発効する。半導体やバッテリー、ソーラー関連製品、重要鉱物についても追加課税の是非について検討を開始した。

②.米連銀総裁2人の見解
米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は「政策を調整する時がわれわれに訪れた」とブルームバーグテレビジョンで発言。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長がジャクソンホール会議で述べた発言とほぼ同じ言い回しだった。~リッチモンド連銀のバーキン総裁は、インフレには上振れリスクが依然あるとみているが、労働市場が冷え込みつつあるため、金利を「下げる調整」は支持するとブルームバーグのポッドキャストで述べた。

③.株の買い場予想
S&P500種株価指数は今週、企業の自社株買いとシステマティックファンドやリテール投資家からの強いフローに押し上げられて過去最高値を更新し、市場ではFOMO(取り残される不安)が広がるだろうと、ゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルブナー氏は予想。~28日の引け後に発表されるエヌビディアの決算について「ハイテク株へのファンダメンタルな売りを考えると、今期のエヌビディア決算に対するハードルはここ数四半期よりもかなり低い」と指摘。

④.日本に航空燃料の供給検討
英石油大手シェルが日本への航空燃料供給を検討していることが分かった。~シェルは出荷に向けた準備を進めている段階で、計画は確定していない。航空燃料を巡っては国内各地の空港で供給が不足し、一部の航空会社が増便や新規就航を見送る動きがあった。~政府は民間と燃料の輸入を含めた対策に乗り出しており、今後シェルなどの取り組みで輸入が増えれば国内の不足が緩和する可能性がある。

⑤.トランプ氏欠席示唆
トランプ前米大統領は、自身が唯一合意したハリス副大統領との討論会に出席しない可能性があることを示唆。9月10日の討論会を主催するABCニュースがハリス氏寄りだと批判した。~討論会で相手が発言している間にマイクを消音すべきかを巡り両陣営の意見が一致していないと説明。
27日 【日本株】
日経平均 38,288.62 +178.40 +0.47%
TOPIX 2,680.80 +19.39 +0.73%
日経平均 ⇒▽nr.様子見 ⇒▼nr.もみあい ⇒▽nr反発.Sup10MA
TOPIX ⇒▽nr.様子見 ⇒▼nr.もみあい ⇒◇反発.Sup10MA
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【日経平均VI】
日経平均VI 23.65 -1.78 -7.00% ⇒▲Low下げ ( 23台 )
日経平均VI 25.43 +0.05 +0.20% ⇒+▲nr上げ ( 25台 )
日経平均VI 25.38 -1.75 -6.45% ⇒▲陰下げ ( 25台 )
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27日、円が下落、パウエル議長発言後のドル安修正-株式は反発

27日、東京株式相場は反発。
・米利下げ観測が投資家のリスク選好度を下支えする中、情報・通信などの内需関連や小型株が買われた。
・ソニーグループがTOPIXを最も押し上げた。

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T&Dアセットマネジメントの酒井祐輔シニア・トレーダー

・「内需関連株は堅調で高値を更新してきた銘柄もある」と指摘。
・半導体関連株が勢いを失っているため、個人投資家が小型株に資金をシフトしている可能性があると。

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日経平均は反発、円高一服を材料に後場切り返す展開に

・米国株が高安まちまちだったことから、東京市場は方向感に乏しい開始。

・為替が1ドル144円台後半と円高ドル安推移が一服したことから目立った売りは観測されず、日経平均は38000円を挟んだもみ合いとなった。
・後場入り後も、東京時間29日未明のエヌビディア決算発表待ちの地合いとなり様子見ムードは強く売買代金は低迷したままとなったが、為替の円高一服を材料にやや買戻しが進み、日経平均は切り返して取引を終えた。

・大引けの日経平均は前日比178.40円高(+0.47%)の38288.62円。

・パルプ・紙、鉱業、鉄鋼、輸送用機器、石油・石炭製品などが上昇。
・繊維製品、空運業、その他製品の3セクターのみ下落。

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【個別銘柄】7&iHD、レーザーテック など 


▽7&iHD 2122 +84大幅反発。
現在、カナダのアリマンタシォン・クシュタールが同社への買収提案を行っているが、これまでのM&Aからみると、同社の上場来高値2244円を約5割上回る8兆円規模となっても推し進めてくる可能性があると報じられている。
買収提案が伝わって以降、株価は大きく上昇しているものの、同報道を受けて、一段の買収プレミアムが期待できるとの見方にもつながっているよう。

▲レーザーテック 27580 -1245大幅反落。
本日は同社のほか、ディスコ、東京エレク、アドバンテストなど半導体大手が揃って下落上位に名を連ねている。米国市場ではエヌビディアの2.2%安をはじめ半導体株が売り優勢となり、SOX指数も2.5%の下落となっている。
東京市場でも関連銘柄に売りが波及する展開へ。28日にはエヌビディアの決算発表を控えているが、決算期待へのハードルは高く、発表後の出尽くし感などに警戒が先行しているようだ。

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8.27 動いた株・出来た株
◇三井E&S<7003> 1363 +140 ⇒ 米港湾用クレーン特需への期待が続く。
◇大阪チタニウムテクノロジーズ<5726> 2619 +156 ⇒ スポンジチタンの値上げ合意報道が伝わる。
◇東邦チタニウム<5727> 1225 +63 ⇒ 大阪チタニウムの株価上昇に連れ高へ。
◇横河電機<6841> 3989 +162 ⇒ 大和証券では投資判断を格上げ。
◆円谷フィHD<2767> 1872 -48 ⇒ 高値圏で利食い売り圧力も増す。
◆MonotaRO<3064> 2269 -55 ⇒ 天井到達感からの見切り売りが引き続き優勢。
◆Appier Group<4180> 1655 -35 ⇒ 前日に急伸のグロース株の一角は利食い優勢に
◆レーザーテック<6920> 27470 -1355 ⇒ 決算発表接近のエヌビディアの株価下落を受け。
◆霞ヶ関キャピタル<3498> 14680 -730 8月安値から株価倍化で戻り売りも。
◆ディスコ<6146> 41240 -1310 ⇒ 米SOX指数下落で大手半導体関連総じて安い。
◆日立製作所<6501> 3338 -96 ハイテクの一角株安が波及か、下げ目立つが材料見当たらず。
◆東京エレクトロン<8035> 25780 -665 ⇒ エヌビディアの決算発表接近で買い前日に急伸のグロース株の一角は利食い優勢に。
◆大陽誘電<6976> 3432 -73 ⇒ 半導体関連のほか電子部品株でも弱い動き目立つ。
◆アドバンテスト<6857> 6091 -131 ⇒ 大手半導体製造装置株は軒並み安となり。
//◇▲◆◆▽▲//◆◇ ドル円 144円台( 金融政策意識 )
//◇◆◆◇◇◆//◆◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▲◆▲▽▽//_▽ 原油 77ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◇ドルもみあい 円高傾向維持.144円半ば 原油.▽Wr.大幅上げ.77ドル台  
8.27
米ドル/円 144.37 144.38
ユーロ/円 161.16 161.20
ユーロ/米ドル  1.1163 1.1164
英ポンド/円 190.34 190.48
豪ドル/円 97.77 97.80
スイスフラン/円 170.47 170.53   
原油(WTIC原油先物) 77.42 +2.59 +3.46% ⇒▽拍子木.買戻し ⇒▽Wr.買戻し ⇒▽Wr.大幅上げ

◆ドル弱い 円高傾向続く.144円台 原油.▽Wr.買戻し.74ドル台 
8.26
米ドル/円 144.03 144.08
ユーロ/円 161.18 161.26
ユーロ/米ドル  1.1190 1.1194
英ポンド/円 190.26 190.35
豪ドル/円 97.83 97.90
スイスフラン/円 169.87 170.07   
原油(WTIC原油先物) 74.83 +1.82 +2.49% ⇒▲wr.安値圏 ⇒▽拍子木.買戻し ⇒▽Wr.買戻し

▲ドル弱い 円安圏上げ.144円台 原油.▽Wr.買戻し.74ドル台  
8.24
米ドル/円 144.34 144.45
ユーロ/円 161.55 161.64
ユーロ/米ドル  1.1188 1.1193
英ポンド/円 190.70 190.85
豪ドル/円 98.06 98.13
スイスフラン/円 170.15 170.31   
原油(WTIC原油先物) 74.83 +1.82 +2.49% ⇒▲wr.安値圏 ⇒▽拍子木.買戻し ⇒▽Wr.買戻し

StockCharts ⇒  
8.26
NYダウ   41,240.52 +65.44 +0.16%
NASDAQ 17,725.76 -152.02 -0.85%
S&P500   5,616.84 -17.77 -0.31%

NYダウ(INDU) ⇒▼吞込み.調整 ⇒▽クアトロ.高値圏 ⇒△nr上ひげ.様子見
NASDAQ(COMPQ) ⇒▲Wr吞込み.調整.Sup50MA ⇒◇はらみ反発 ⇒▼吞込み.Sup50MA
S&P500(SPX) ⇒▲wr吞込み.調整 ⇒▽はらみ.強気 ⇒▼かぶせ.調整 
【 SOX指数 】
5097.35 -131.31 (-2.51%) ⇒▲Wr吞込み.Reg50MA ⇒◇はらみ.様子見 ⇒▲wr切下げ.調整

【 VIX恐怖指数 】
16.15 +0.29 (+1.83%) ⇒▽wr上げ ⇒▲wr下げ ⇒+◆nr上げ
⇒+1.83P
⇒ -9.63P
⇒+7.87P

>20を超えると不安心理が高まった状態

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日本経済新聞 電子版 ⇒  
△nr上ひげ.様子見 ⇒ ダウ工業株30種平均は続伸。
・米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げ観測が引き続き指数を支えた。ただ、週内にエヌビディアの決算発表を控え、目先の利益を確定する売りも出やすく、上値を抑えた。

▼吞込み.Sup50MA ⇒ ナスダック総合株価指数は反落。
・エヌビディアのほか、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やブロードコムなど半導体株の下げが目立った。
・テスラは3%安で終えた。カナダ政府が26日に中国製の電気自動車に100%の関税を課すと発表し、売り。
NYダウは65ドル高、ハイテクが重し
1.
・連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長のジャクソンホール会合での講演を受けた利下げ期待に引き続き買われ、寄り付き後、上昇。

・その後、耐久財受注やダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったためソフトランディング期待にダウは続伸、中東情勢への懸念が上値を抑制し終盤にかけ失速も過去最高値を更新した。

・長期金利の上昇に加え、決算を控えエヌビディア(NVDA)など半導体セクターの下落が重しとなりナスダックは売りに転じ、終日軟調に推移し、まちまちで終了。
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・パウエルFRB議長は前週末23日の講演で「政策を調整する時が来た」と述べた。市場は9月に利下げに転じるとの見方を強め、景気敏感株や消費関連株の一角に買いが入った。スリーエム(3M)やダウ、ウォルト・ディズニー、アメリカン・エキスプレスなどが上昇した。ダウ平均の上げ幅は一時240ドルあまりに広げた。

・買い一巡後は伸び悩み、小幅な下げに転じる場面もあった。米株式相場は8月上旬に売りが広がった後は、急速に回復してきた。ほかの株価指数も最高値の更新が視野に入る中、26日は利益確定や持ち高調整の売りも出やすかった。

・ダウ平均の構成銘柄ではないが、エヌビディアが2%下げた。28日に2024年5〜7月期決算を発表する前に持ち高調整の売りが優勢になった。足元は大手ハイテクによる人工知能(AI)関連投資が業績を押し上げるとみられているものの「見通しが市場の期待に届かなければ売られやすい」(LPLファイナンシャルのクインシー・クロスビー氏)とのリスクも意識されている。内容次第で相場全体に影響が及びやすいだけに、積極的な買いを見送る動きにもつながった。


2.
・不動産管理・開発、エネルギーが上昇。
・ 自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が下落。


・スリーエム(3M)やダウ、ウォルト・ディズニー、アメリカン・エキスプレスなどが上昇。
・携帯端末のアップル(AAPL)は新製品発表イベントを9月9日に開催することを発表、スマートフォン「iPhone16」など新製品の詳細が明らかになる見通しで期待感に、上昇。
・石油会社のエクソン(XOM)は原油高による収益増期待や2050年までの石油・カスの需要が現状を維持するとの楽観的な見通しを好感し上昇。


・インテルやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトといった半導体やハイテク株が売られた。
・前週末に宇宙船の有人帰還を断念したと発表したボーイングも下落。

3.
・エヌビディアのほか、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やブロードコムなど半導体株の下げが目立った。
・テスラは3%安で終えた。カナダ政府が26日に中国製の電気自動車に100%の関税を課すと発表し、売り。

SOX指数 銘柄 ⇒
◆ TSM 169.07 -1.29%
◆ エヌビディア 126.46 -2.25%
★ ASML 883.31 -2.64%
◆ インテル 20.13 -2.00%
◆ QCOM クアルコム 169.49 -2.31%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 196.23 -3.18%
★ AMD 149.99 -3.22%
★ MU ミクロン・テクノロジー 98.91 -3.83%
◆ テラダイン 133 -2.16%
--------------------------------------------------------------
☆ TSM 171.28 +2.91%
☆ エヌビディア 129.37 +4.55%
◆ ASML 907.26 -0.05%
◇ インテル 20.54 +2.19%
☆ QCOM クアルコム 173.5 +2.66%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 202.67 +1.23%
◇ AMD 154.98 +2.16%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 102.85 -1.35%
☆ テラダイン 135.94 +3.61%
--------------------------------------------------------------
★ TSM 166.44 -2.92%
★ エヌビディア 123.74 -3.70%
★ ASML 907.71 -3.80%
★ インテル 20.1 -6.12%
★ QCOM クアルコム 169 -3.00%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 200.2 -4.08%
★ AMD 151.7 -3.87%
★ MU ミクロン・テクノロジー 104.26 -3.76%
★ テラダイン 131.2 -3.11%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
◇ドルもみあい 円高傾向維持
//▲◆◆▽▲// 
・中東情勢の緊迫化を背景にドルに逃避買いが集まった。
・ドルは対円では143円台後半から144円台後半でもみ合い。円は東京時間に一時、8月5日以来の高値となる143円45銭まで買われていた。

ドル円相場は *米東部時間 16時45分
⇒¥144.49 ¥0.12 +0.08%
⇒¥144.40 -¥1.89 -1.29%
⇒¥146.27 ¥1.06 +0.73%

8.26
マネックス証券のアナリスト

「中東での緊張増大に伴い、市場はさらに慎重姿勢を強めており、安全資産に資金が流入する要因となっている」と。
「9月の0.50ポイント米利下げを見込んだ取引が増えているが、そのような大幅利下げは米経済のハードランディング(硬着陸)を示唆する可能性がある」と。

BNYメロンの外国為替・マクロストラテジスト、ジョン・ベリス氏

9月6日発表の雇用統計が25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)あるいは50bpの利下げになるのかを決定づけるだろうと。
「当社は現時点で25bpの利下げとなる可能性が大きいとみている」と同氏はリポートで指摘。その上で「足元の利回り曲線は今後12-15カ月でほぼ必然的にリセッション(景気後退)に陥るとの見方を織り込んでいるが、それが最も可能性の高いシナリオだとは確信していない」と。

【米国株】
◆下落
//◇◆▽▲▽//◆ 
・26日の米国株式市場では、S&P500種株価指数がハイテク大手主導で反落。
・市場は数日後に発表されるエヌビディア決算に注目している。
・ブルームバーグが算出する「マグニフィセント・セブン」に関する指標は1.2%下落した。

・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が前週末23日に近く利下げに踏み切る意向を示唆したことで、強気相場の勢いがハイテク大手から他の銘柄にも波及するとの期待が支援した。
・ダウ工業株30種は終値で最高値を更新。

8.26
バンク・オブ・アメリカ(BofA)のオースン・クウォン氏

「パウエル議長はジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)で9月利下げを実質的に予告したと。
そのため裾野の広がりとローテーションという当社のテーマに変化はない」と指摘。
「だが、S&P500種のリターンを一貫してけん引してきたエヌビディアの決算を見逃すことはできない。失望を招く内容となれば市場にとって依然としてリスクとなる」と。

ゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルブナー氏

S&P500種が今週、企業の自社株買いとシステマティックファンドやリテール投資家からの強いフローに押し上げられて過去最高値を更新し、市場ではFOMO(取り残される不安)が広がるだろうと予想。

パイパー・サンドラーのクレイグ・ジョンソン氏

「パウエルFRB議長のハト派発言は、インフレ率が鈍化傾向にあり、米利下げの開始が近いとのシナリオを後押ししており、中小型株を支えている」と。「中小型株への裾野の広がりは、年内の見通しが明るいことを示唆している」と。

ネーションワイドの投資調査責任者マーク・ハケット氏

市場はここ数週間、以前より健全な軌道にあり、ハイテク大手への過度の依存から脱却しつつあると指摘。とはいえ、足元では「一服商状」と呼ぶにふさわしい状況にあると。
「9月は歴史的に最悪の月であるため、とりわけ個人消費支出(PCE)価格指数やエヌビディア決算、雇用統計といった重要データが期待外れの内容となった場合には一定のボラティリティーが予想される」と同氏は指摘。
「だが、逆風に見舞われるリスクがあるとしても、米利下げが始まり、企業による自社株買いが継続すると見られる中で、特に選挙イヤーでもある今年は、10-12月(第4四半期)に持ち直すと見込むのが妥当だろう」と。

グレンミードのジェーソン・プライド、マイケル・レイノルズ両氏

28日のエヌビディア5-7月(第2四半期)で決算が出そろう「マグニフィセント・セブン」は、四半期利益が前年比34%増となる見通しと。
残るS&P500種構成銘柄では6%増となるという。
両氏は「下期には一段と広範なファンダメンタルズ改善のプロセスが始まる可能性が高い」と指摘。「増益を確保する企業が増えれば、小型株に加え、市場の一極集中に伴う危険の回避を狙った投資プロセスに有利に働くはずだ」と。

【米国債】
◆小幅安
//◇▽◇▲▽//◆
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )

・供給拡大の見通しが重しとなった。今週は27日の2年債(発行額690億ドル)入札に始まり、28日には5年債(同700億ドル)、29日には7年債(同440億ドル)入札がそれぞれ予定されている。
・さらに9月初旬は通常、社債の起債が集中する。米国のレーバーデー(今年は9月2日)の連休明けの週は例年、起債が活況となる傾向にある。

・米10年債利回り
⇒3.82% 1.9 +0.50%
⇒3.80% -5.3 -1.38%
⇒3.86% 5.5 +1.44%
  
  
>>8.23
プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏

「パウエル議長は利下げサイクル開始の鐘を鳴らした」と。
「議長は50bp利下げを事前にコミットしていない。ただ間違ってはいけない。労働市場が一段と鈍化の兆しを示したら、米金融当局は確信を持って引き下げるだろう」と。

ルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏

9月上旬に発表される雇用データの方がもっと重要だろうと指摘。「米金融当局の行動を決定づけることになるのは労働市場のデータだ。当局者がこれまでにそう言ってきている」と。

【原油】
▽3営業日続伸
//▲◆▲▽▽//▽ 
・リビア東部政府はこの日、すべての石油生産と輸出を停止すると発表。--中央銀行の総裁人事を巡る西部政府との対立が、同国経済の屋台骨である石油に波及した。
・イスラエルがレバノン南部の親イラン民兵組織ヒズボラの拠点を攻撃したことで紛争激化の懸念が高まった中東で、新たな不安材料が持ち上がった。

⇒WTI先物10月限は前営業日比2.59ドル(▽3.5%)高の1バレル=77.42ドル。
⇒WTI先物10月限は前日比1.82ドル(▽2.5%)高の1バレル=74.83ドル。
⇒WTI先物10月限は前日比1.08ドル(▽1.5%)高の1バレル=73.01ドル。
・原油は週間ベースでは下落。主要国の景気見通しの弱さが重しとなった。今週公表されたS&Pグローバルの米製造業購買担当者指数(PMI)速報値は、8月上旬に活動が縮小したことを示し、今年の最低水準となった。欧州では主要な産業用燃料であるディーゼルの先物が14カ月ぶりの安値に下げている。


・ロンドンICE北海ブレント10月限は3%上げて81.43ドル。

8.26
UBSグループの調査アナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏

「これらは『現実に』供給が失われる可能性があるため、その状況が続く限り現物市場はタイト化するだろう」と指摘。混乱がいつまで続くかは「見極めるのが難しい部分だ」と。

フランチェスコ・マルトチャ氏らシティグループのアナリスト

リビアの先月の産油量は日量約115万バレル。リビアの原油輸出減少で北海ブレント原油は一時的に1バレル=80ドル台半ばに押し上げられる可能性があるとの見方を示した。

【NY金】
◇続伸
//▲▽◆▲▽//◇ 
・パウエルFRB議長が9月利下げ開始の見通しを示したことが引き続き支援材料となった。
・金利の低下は、利子を生まない金にとっては追い風となる。


⇒金先物12月限は、前営業日比8.9ドル(0.35%)高の1オンス=2555.20ドル。
⇒金先物12月限は29.60ドル(▽1.2%)高の2546.30ドル。
⇒金先物12月限は30.80ドル(▲1.2%)安の2516.70ドル。


>>8.23
TDセキュリティーズの商品戦略責任者バート・メレク氏

「パウエル氏の講演は金や銅、リスク資産全般に歓迎されているようだ」と。
「パウエル氏は労働市場のさらなる冷え込みを望んでいない。それは9月に利下げを実施する用意があることを示唆する。労働市場が想定以上に弱いとなれば、25bpよりも積極的な利下げとなるかもしれない」と。
パウエル氏の講演は金利が下がっていくという金トレーダーの予想を裏付けるものだったと、メレク氏は付け加えた。
金はさらに上値を伸ばし2700ドルを超えるとTDでは見込んでいる。

【欧州株】
*英FTSETM100指数 8,327.78 +39.78 +0.48%
独DAX指数 18,617.02 -16.08 -0.09%
仏CAC指数 7,590.37 +13.33 +0.18%
⇒△nr入首 ⇒△nr.様子見 ⇒▽陽.Sup10MA *英国休場
⇒△nr.様子見 ⇒▽陽.Reg突破 ⇒◇nrはらみ.様子見
⇒▲nr.調整 ⇒▽クアトロ ⇒△nr.様子見

=ほぼ変わらず 
//◇▲▽◇▽//=
・26日の欧州株はほぼ変わらず。前週末まで3営業日続伸した後、上昇一服となった。
・英国市場が祝日で休場となる中、商いは薄かった。
・欧州600指数はほぼ横ばい。
・不動産銘柄が上昇。中東情勢の緊迫化が意識され、原油が買われたのに伴い、エネルギー株も堅調だった。
・テクノロジーや保険株の下げが目立った。

【欧州債】
▲ドイツ債が中期ゾーンを中心に下落 
//◇◇◇▲▽//▲ 
・欧州債ではドイツ債が中期ゾーンを中心に下落。27日に独5年債の入札を控えている。

・独国債10年物
⇒2.25% +0.02
⇒2.23% -0.02
⇒2.24% +0.05
---------------------------
・英国債10年物
⇒3.91% -0.05
⇒3.96% +0.07
⇒3.89% -0.02
---------------------------

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