*かぶとうし塾


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2023年2月9日木曜日

◇ドルもみあい 円安方向に 原油.陽.50MA突破.78ドル台 令和5.2.9Thus

9日 【日本株】
日経225  27,584.35 -22.11 -0.08%
TOPIX 1,985.00 +1.03 +0.05%
日経平均 ⇒ ◆切下げ ⇒ ◆陰.調整 ⇒ -▽陽もみあい
TOPIX  ⇒ +◆nr.もみあい ⇒ +◆陰上げ.調整 ⇒ ▽反発
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【日経平均VI】
日経平均VI 16.04 +0.12 +0.75% ⇒ +◆かぶせ
日経平均VI 15.92 -0.64 -3.86% ⇒ ▼陰.下げ
日経平均VI 16.56 -0.02 -0.12% ⇒ -nr.もみあい
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・トヨタの10-12月営業益22%増に、市場予想大きく上回る-円安で。
・FRB当局者4人、追加利上げの必要性強調-タカ派メッセージ発信。
・ドル・円相場は1ドル=131円台前半で推移、前日の日本株終値時点は131円10銭。
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9日、TOPIX続伸、米株先物上昇やトヨタ決算など好感-商社や素材高い

・9日の東京株式相場はTOPIX(東証株価指数)が5日続伸。

・日経平均株価は午後に一時上昇に転じる場面もあった。

・朝方は米金融当局者らのタカ派発言から売りが先行したが、米株価指数先物が時間外取引で上昇したことやトヨタ自動車の決算が好感。

・化学や非鉄金属、鉄鋼といった素材株や商社株が買われた。繊維製品やガラス・土石製品も値を上げた。

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大和証券の壁谷洋和
比較的底堅い動きだ。米株先物が上昇したことで安心感から朝方よりもマイナス幅を縮めたのだろう。

きのうの米高官発言は前日にパウエル議長の発言がハト派的に受け止められたので引き締める意図があったのだろう。簡単に利下げしないことを強調しタカ派警戒感をにじませた。

後場に主力企業が決算を発表し、輸出関連銘柄に安心感が広がった。ただ、米国株の上昇に一服感があり、来週に米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることから上値は重い。

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【個別銘柄】パンパシHD、DMG森精機、富士フイルム、芝浦、住友鉱、AGC など

◇パンパシHD 2455 +74大幅続伸。
前日に上半期決算を発表、営業利益は575億円で前年同期比31.6%増となり、従来計画の537億円を上振れたほか、市場コンセンサスも30億円程度上回っている。
DSでの粗利益率改善、GMSでのコストコントロール奏効などが寄与。通期計画の940億円、前期比6.0%増は据え置いているが、足元では免税売上も急回復しており上振れ余地が広がったとの見方。

◇DMG森精機 2085 +128大幅反発。
前日に22年12月期の決算を発表、営業利益は412億円で前期比78.7%増となったが、従来予想の450億円は下振れる着地になっている。
一方、23年12月期は500億円で同21.3%増益の見通しとしている。単価の改善やコスト構造改革効果、保守・サービス事業の拡大などを見込んでいるもよう。工作機械受注の先行き懸念が強まっているなか、ガイダンスへの懸念後退で買い安心感が強まる展開。

◇富士フイルム 6672 -163大幅続落。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は818億円で前年同期比4.1%増、7-9月期の同38.3%増から増益率は鈍化したものの、市場予想は20億円程度上振れた。
通期予想は2600億円で前期比13.2%増を据え置き。イメージングを上方修正の一方、ヘルスケアやマテリアルズを下方修正。全般的にインパクトは限定的ながら、成長期待のヘルスケアの下振れなどをマイナス視する動き。

◇芝浦 13840 +2340急騰。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は83.2億円で前年同期比2.8倍の水準となり、通期予想を従来の76億円から100億円、前期比98.0%増に上方修正。
物件の売上前倒しや機種構成の変化、部品・部材調達難の影響が軽微にとどまったことなどを上振れの背景としている。年間配当金も390円計画から510円に引き上げ。業績・配当予想の修正幅の大きさが買いインパクト。

◇住友鉱 5241 +197大幅反発。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期税引前利益は495億円で前年同期比32.8%減と減益に転じたが、通期予想は従来の2010億円から2280億円に上方修正。
銅やニッケルなどの金属市況が前提よりも高水準で推移していることが上振れの背景となるようだ。修正幅は市場想定を上回る水準とみられ、年間配当金を175円から202円に引き上げていることも買い材料。

◇AGC 4915 +230大幅反発。
前日に22年12月期決算を発表、営業益は1839億円で前期比10.8%減、従来計画1900億円を下回った。1284億円の減損損失を計上したため、純損益は32億円の赤字転落。
減損による償却費減などもあり、23年12月期営業益は1900億円で同3.3%増を見込む。決算はネガティブだが、発行済み株式数の7.2%に当たる1600万株を上限とする自社株買いを発表。需給改善期待。

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2.9動いた株・出来た株
◇NTTデータ<9613> 2130 +116 第3四半期営業利益は上半期の減益から増益に転じる。
◇大栄環境<9336> 1809 +106 23年3月期利益と配当予想を上方修正。
◇芝浦メカトロニクス<6590> 13500 +2000 業績・配当予想を大幅に上方修正。
◇DMG森精機<6141> 2075 +118 今期の増益見通しを受けて買い安心感。
◇インターネットイニシアティブ<3774> 2590 +143 第3四半期累計2ケタ増収増益決算をポジティブ視。
◇ユニ・チャーム<8113> 5241 +221 今期の2ケタ増益見通しを好感。
◇AGC<5201> 4875 +190 高水準の自社株買い実施による需給インパクトに期待。
◇住友鉱<5713> 5203 +159 想定以上の業績・配当予想上方修正で。
◆富士フイルム<4901> 6655 -180 ヘルスケアの下振れなどをマイナス視も。
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2.8
NYダウ 33,949.01 -207.68 -0.61%
NASDAQ 11,910.52 -203.26 -1.68%
S&P500 4,117.86 -46.14 -1.11%

NYダウ(INDU)⇒ ▼nr.調整3 ⇒ ◇逆立ち ⇒ ◆はらみ.調整  
NASDAQ(COMPQ) ⇒ ◆nr.調整2 ⇒ ◇逆立ち ⇒ ◆はらみ.調整 
S&P500(SPX) ⇒ ◆nr.調整2 ⇒ ◇逆立ち ⇒ ◆はらみ.調整
 
【 SOX指数 】
3,055.63 -68.52 (-2.19%) ⇒ -nr.調整 ⇒ ◇逆立ち ⇒ ◆はらみ.調整

【 VIX恐怖指数 】
19.63 +0.97 (+5.20%) ⇒ △BigUp.Reg10MA ⇒ ◆吞込み ⇒ ◇反発
+5.20P 大幅に上げる 20台割れ続く( 金利政策を意識&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態

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◆はらみ.調整  ⇒ ダウ工業株30種平均は反落。
米連邦準備理事会(FRB)高官の発言がタカ派寄りと受け止められ、米利上げの早期停止観測や年内の利下げ期待が後退した。ヘルスケア以外の幅広い業種で売りが優勢になった。

◆はらみ.調整 ⇒ ナスダック総合株価指数は反落。
ネット検索のアルファベットが8%安と急落。検索サービスでの人工知能(AI)活用で、ライバルのマイクロソフトに出遅れるとの懸念が売りを誘った。

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//◆◇◆▲◆▽//▽◇▲◇ ドル円 131円台( 金融政策意識 )
//◆◇◆◇▲▽//▽◆▲◇ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//◆◆◆◇◆◆//◇◆◆◆ 豪ドル ( 資源リンク )
//_▲▽▲▼▲//_▽▽◇ 原油 78ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
◇ドルもみあい 円安方向に 原油.陽.50MA突破.78ドル台  
2.9
米ドル/円 131.40 131.47
ユーロ/円 140.77 140.85
ユーロ/米ドル 1.0710 1.0714
英ポンド/円 158.61 158.69
豪ドル/円 91.00 91.02
スイスフラン/円 142.71 142.78
原油(WTIC原油先物) 78.47 +1.33 +1.72% ⇒ ▽反発.TTS ⇒ ▽Wr.TTS2 ⇒ ◇陽.50MA突破

▲ドル下落 円強反転 原油.▽Wr.TTS2.77ドル台  
2.8
米ドル/円 131.05 131.08
ユーロ/円 140.57 140.63
ユーロ/米ドル 1.0723 1.0727
英ポンド/円 157.87 157.96
豪ドル/円 91.19 91.24
スイスフラン/円 142.13 142.20
原油(WTIC原油先物) 77.14 +3.03 +4.09% ⇒ ▲Wr.大幅下落 ⇒ ▽反発.TTS ⇒ ▽Wr.TTS2

◇ドルもみあい 円安-維持 原油.▽反発.TTS.74ドル台 
2.7
米ドル/円 132.63 132.70
ユーロ/円 142.33 142.42
ユーロ/米ドル 1.0730 1.0734
英ポンド/円 159.39 159.51
豪ドル/円 91.28 91.32
スイスフラン/円 142.90 142.94
原油(WTIC原油先物) 74.11 +0.72 +0.98% ⇒ ▼nr切下げ ⇒ ▲Wr.大幅下落 ⇒ ▽反発.TTS

1.FRBのウォラー理事が8日の講演で、インフレ抑制について「努力は報われ始めたが、まだこれからだ。長い戦いになるかもしれない」と金融引き締め継続を示唆した。前週末の強い米雇用統計を受けてインフレへの警戒度を高めたようだ。同氏はFRB高官の中でも論客として知られ、発言が市場で注目されやすい。
 

市場では「政策金利が想定よりも高い水準に長くとどまる可能性が改めて意識された」(インガルズ・アンド・スナイダーのティム・グリスキー氏)との声があった。前日にはFRBのパウエル議長が「ディスインフレのプロセスが始まった」との従来の見解を繰り返し、市場には楽観的な見方が広がっていた。

2.利上げ継続が米景気悪化を招くとの懸念から景気敏感株が売られた。スマートフォンのアップルなどハイテク株も全般に安い。
業績が景気に左右されにくいヘルスケア株は総じて上昇。

3.ネット検索のアルファベットが8%安と急落。検索サービスでの人工知能(AI)活用で、ライバルのマイクロソフトに出遅れるとの懸念が売りを誘った。

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【NY外為】
◇ドルが上昇、一時130円60銭もその後ドル買い優勢  
//◇◆▲◆▽//◇▲◇ 
・ドルが上昇。一時は下げていたが、米金融当局者の一連のタカ派発言を受けて株式相場が下落する中、ドルは上値を伸ばす展開。

・円は対ドルで下落し、1ドル=131円台半ばから前半での取引。一時は0.4%高の130円60銭まで円高・ドル安が進んだが、米国株が下落する中でドル買い優勢となった。
ドル円相場は¥131.45 ¥0.38 +0.29%。

>>2.6
三菱UFJフィナンシャル・グループのアナリストは日本でインフレが上昇していることを挙げ、今後数カ月で日銀が政策を変更するとみている。「次期総裁に誰が就任するかにかかわらず、日銀はイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)を放棄することになると当社では予想している。それが向こう1年にわたって、さらなる円高を促すはずだ」とリポートで分析。<br> 最近の円売りは「一時的な下げに過ぎない」とし、ドルは対円で下落し1ドル=120円台前半のドル安水準に達すると予想。

>>カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)の外為戦略責任者ビパン・ライ氏は、米本土上空を飛行し撃墜された中国の「気球」問題について、「米中関係改善の後退となる限りにおいて」重大な案件だと述べた。

【米国株】
▲反落、米金融当局者のタカ派発言に屈する 
//▲▽▽◇◆//◆▽▲ 
・8日の米株式相場は反落。テクノロジー銘柄の売りが目立った。同日の米金融当局者の発言が一様にタカ派的だったため、利上げ継続はやむを得ないとの見方が強まった。

・S&P500種株価指数は前日の上昇分をほぼ帳消しにした。大手ハイテク株中心のナスダック100指数は、主要3株価指数より下落率が大きかった。
グーグルの親会社アルファベットは7%余り下落。グーグルが新たにローンチした人工知能(AI)搭載の新たなチャットボット「Bard(バード)」が、不正確な内容の回答を生成したとする一部報道が材料視された。アップルやアマゾン・ドット・コムも下げた。

・この日はニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、インフレを鈍化させるため、数年間は金利を景気抑制的な水準に維持する必要があり得るとの見解を示した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁やウォラー、クック両FRB理事も利上げ継続の必要性を主張した。

2.8
エバコアISIのクリシュナ・グハ氏は、前日のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長のインタビューがハト派的に解釈されたことから、8日に発言した米金融当局者は協調してそうした流れを押し戻そうとしたようにみえると指摘した。

2.8
モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのリサ・シャレット最高投資責任者(CIO)は、前日のパウエル議長のインタビューでは株高の勢いを押し戻すような発言はなかったが、この日は他の金融当局者らがタカ派的発言で株の上昇をけん制した可能性があると指摘。
企業業績と景気見通しが悪化する中での最近の相場上昇について、「非常に大きなずれ」が生まれており、市場の安定が脅かされているとの認識を示した。

2.8
フェデレーテッド・エルメスの最高投資責任者(株式担当)、スティーブン・オース氏は「当社は今年に入ってスタンスを『慎重』から『慎重ながら前向き』へと変更し、1年半ぶりに株式への比重を高めた。
しかし、企業業績やインフレ、経済、米金融当局に関するニュースが強気と弱気の間を行きつ戻りつする中、相場のボラティリティーは今後高いと引き続き予想している」とリポートに記した。

【米国債】
◇上昇
//◆◇◇◇▲//▲◆◇
・米国債は上昇。( 利回りは下げる )

・入札が好調だった10年債を中心に全ての年限で買われた。。

・米10年債利回りは、-6.0ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の3.61%。

>>2.7
ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略責任者、スバドラ・ラジャッパ氏は「押し目買いの状況だ」と指摘。1月の米雇用統計が強い数字だったことを受け、パウエル議長がタカ派的な発言をするかとトレーダーは警戒していたが、「そうならなかったので買い手が戻った」と話した。

>>2.7
ルネサンス・マクロ・リサーチの米経済調査責任者ニール・ダッタ氏は「パウエル議長が参加したこの日のイベントはハト派的に始まり、ややタカ派色が強まる形で終わった」とリポートで分析。「米金融当局は基本的な見通しを今すぐに変更する用意はない」と記した。

【原油】
◇3日続伸
//▲▽▲▼▲//▽▽◇ 
・米製油需要に持ち直しの兆しが見られることが支えになった。米エネルギー情報局(EIA)の統計によると、先週の製油所稼働率は昨年12月下旬以来の水準に上昇した。国内の原油在庫は予想外に増加し、2021年6月以来の高水準になったが、相場は上昇した。

・先物3月限は、前日比1.33ドル(1.7%)高い1バレル=78.47ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.40ドル(1.7%)高の85.09ドル。

2.8
TDセキュリティーズの商品戦略責任者、バート・メレク氏は「需要はかなり良好のようだ」と述べた。

【NY金】
◇続伸
//◆◇◇◆▲//◇◇◇ 
・ 金相場は上げ幅を縮小。米金融当局者らがインフレ抑制に向けた利上げ継続の必要性を相次いで再確認したことが背景。

・金先物4月限は、5.90ドル(0.3%)高い1890.70ドル。

2.8
オアンダのシニアマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は「ウィリアムズ総裁はウォール街に対し、インフレ状況が正当化するなら0.25ポイントよりも大幅な利上げに動く可能性もあると念を押した」と述べた。

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【欧州株】
◇上昇
//◆◆◆▽◇//◆◇◇
・8日の欧州株は上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利上げ減速に対する楽観を打ち消さなかったことが好感されたほか、企業決算や自社株買いも手掛かりとなった。

・欧州600指数は0.3%高。一時は1%高まで上昇していた。この日は原油高を受け、エネルギー株が上昇。
・ノルウェーのエネルギー企業エクイノールやフィンランドのネステは利益が予想を上回り、買いを集めた。
・資材・建設株は下落した。

>>2.7
OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「多くの投資家が一段と慎重になっているのはインフレ圧力がこれまでほど急速に低下し続けることはなく、それがFRBのさらなる引き締めにつながる可能性があると考えているからだ」とし、「FRBが引き締めを強化すれば、他の主要中央銀行も同様にもう少し引き締めるだろう」と指摘した。

【欧州債】
◆ドイツ債4日続落
//◆◇◆▽▲//◆◆◆ 
・ドイツ債が4日続落。ユーロ圏諸国の政府が中銀に置いている預金に対し、欧州中央銀行(ECB)が引き続き金利を支払う計画が材料視された。

・短期金融市場が織り込むECBの政策金利ピークは7月までに3.54%と、1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。 ECB政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は5月に0.5ポイントの利上げが必要となる可能性を指摘。

・英国債の利回り曲線はツイストスティープ化。トレーダーはイングランド銀行(英中央銀行)のピーク金利を7月までに4.43%と見込む。

>>2.7
INGのアナリストは、パウエルFRB議長とシュナーベルECB専務理事は、先週の政策決定会合に対する市場の劇的な反応を受け、道筋を正そうとする可能性があるとの見方を示している。

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