*かぶとうし塾


アーカイブ

2022年9月28日水曜日

◇ドル強い.144円後半. 原油.△反発.78ドル台 令和4.9.28.Wed

28日 【日本株】
日経225 26,173.98 -397.89 -1.50%
TOPIX ,855.15 -17.86 -0.95%
日経平均 ⇒ ◆陰.Lowエリア ⇒ +◆はらみ.Lowエリア ⇒ ▼陰.逆立ち.Lowエリア
TOPIX ⇒ ◆陰.Lowエリア ⇒ +nr.はらみ.Lowエリア ⇒ ▼陰.逆立ち.Lowエリア
--------------------------------------------------------------
【日経平均VI】
日経平均VI  26.33 +1.85 +7.56% ⇒ ◇陽.逆立ち浮上
日経平均VI 24.48 -0.65 -2.59% ⇒ ◆はらみ.Highエリア
日経平均VI  25.13 +3.52 +16.29% ⇒ ◇陽.Highエリア
--------------------------------------------------------------
・超長期債利回りが7年ぶり高水準、米長期金利4%乗せ-オペ増額観測。
・日本時間28日の米国株先物は軟調推移。米アップル、新型iPhoneの増産計画を断念-販売出だし振るわず。
・セントルイス連銀総裁、インフレは深刻なリスク-適切な対処必要。
・28日終値で日本電産が日経平均に新規採用、既存銘柄にはリバランスに伴い換金売り需要。
--------------------------------------------------------------
28日、日本株は急反落、景気や業績懸念でリスク回避売り-3カ月ぶり大商い

・28日の東京株式相場は急反落。
・世界的な金利上昇や米金融当局者の利上げ継続姿勢による景気や企業業績への懸念から、投資家のリスク回避姿勢が強まった。
・米アップルが新製品の増産計画を断念したことが明らかになり、28日の米国株安を警戒した売りも日本株の下げをきつくした。
 ・外需の影響を受けやすい自動車や鉄鋼などの素材株が安い。陸運など内需株にも売りが広がった。
--------------------------------------------------------------
大和証券の細井秀司
米国では期待インフレ率が上がらないまま金利水準が切り上がり、実質金利が上昇。オーバーキルや景気減速の懸念が強まった。

ダウ工業株30種平均やS&P500種株価指数が年初来安値となる中で、3月安値を上回る水準にある日本株には相対感から株価の調整が起こっている。きょうはリスク資産全体を落とす動きになり、海外景気減速に耐性のある内需関連にも売りが波及した。

米アップルの増産断念は同社だけにとどますらず、米国株全体に悪影響が出る懸念がある。スマートフォンやパソコンなどハード系の販売見通しは下がる傾向にあるが、アップルだけは大丈夫だという市場の期待があったからだ。

--------------------------------------------------------------
三菱UFJ国際投信の石金淳
米国でインフレの主だった指標が次々と出てくる中で、米金融当局者からどんな発言が出てくるのか、この局面ではほぼハト派的な発言は絶対にないだろう。

米国ではインフレ指標で29日のGDPデフレーター、10月3日の米供給管理協会(ISM)製造業景況指数での仕入れ価格や企業のコストなどこの1週間で大事な指標が出てくる。

--------------------------------------------------------------

【個別銘柄】日本電産 など

◆日本電産 8818 -74反落。
モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も8800円から7000円に引き下げている。
ROE水準は電子部品大手5社平均を下回るものの、バリュエーションは最も高いと指摘。中期業績予想も下方修正している。
一方、本日の大引けを基準に日経平均新規採用に伴う買いインパクトが想定されていることで、相対的に下落率は小幅にとどまっている。

---------------------------------------------------
9.28動いた株・出来た株
◇塩野義薬<4507> 6725 +72 新型コロナ治療薬の第2/3相臨床試験Phase3partで良好な結果。
◆TDK<6762> 4605 -145 米アップルが新型iPhoneの増産計画を中止するもようだと報道。
◆gumi<3903> 879 -119 株価1000円超水準では戻り売り圧力も強まる。
◆ダブル・スコープ<6619> 1273 -114 地合い悪重なり引き続き手仕舞い売りが優勢。
◆三菱自動車工業<7211> 559 -39 自動車株も全面安の中で利食い売り集まる格好か。
◆日本電波工業<6779> 1446 -96 業績上方修正評価の動きにも一巡感。
◆日本電産<6594> 8881 -11 モルガン・スタンレーMUFG証券格下げも日経平均組み入れ需要下支え。
--------------------------------------------------------------
NYダウ   ⇒ ▼陰.Sup割れ.Lowエリア ⇒ ◆陰.Lowエリア4 ⇒ ◆切下げ.Lowエリア5
NASDAQ ⇒▼陰.Sup割れ.Lowエリア ⇒ ▲nr.Lowエリア3 ⇒ +◆かぶせ.Lowエリア4
9.27
NYダウ(INDU)29,134.99 -125.82 -0.43%
NASDAQ(COMPQ) 10,829.50 +26.58 +0.25%
S&P500(SPX) 3,647.29 -7.75 -0.21%
⇒▼陰.Sup割れ.Lowエリア ⇒ ◆陰.Lowエリア ⇒ ◆呑込み.Lowエリア5

--------------------------------------------------------------
◆切下げ.Lowエリア5 ⇒ ダウ工業株30種平均は6日続落。
年初来安値を3営業日連続で更新し、2020年11月以来の安値で終えた。世界的な金融引き締め観測から米長期金利が4%に迫り、相対的な割高感を意識した売りが株式市場に出た。ただ、短期的に「売られすぎ」とみた買いも入り、午前中は上昇する場面もあった。

+◆かぶせ.Lowエリア4 ⇒ナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反発。
半導体のマイクロン・テクノロジーが3%超上げ、電気自動車のテスラも買われた。

SOX指数
2,398.04 +24.58 (+1.04%) ⇒▼陰.Lowエリア ⇒ ▲陰.Lowエリア ⇒ +◆かぶせ.Lowエリア
--------------------------------------------------------------
VIX指数
32.60 +0.34 (+1.05%) ⇒ △Wr.クアトロ浮上 ⇒ ▽nr.高値もみあい ⇒ ◇呑込み.Highエリア  
+1.05P 上げ( 金利政策を意識&ロシア_ウクライナ情勢&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態
--------------------------------------------------------------
//◇◇▽▲▽//◇◇ ドル円 144円台( 金融政策意識 )
//◇◆◆▲◇//▲◆ ユーロ ( ロナと金融政策に注目 )
//◇◆◆◆▲//◆◆ 豪ドル ( 資源リンク )
//▽◆◆△▲//◆△ 原油 78ドル台 (社会システムの正常化待ち )
--------------------------------------------------------------
外国為替
◇ドル強い.144円後半. 原油.△反発.78ドル台   
9.28
米ドル/円 144.79 144.81
ユーロ/円 138.85 138.93
ユーロ/米ドル 0.9590 0.9594
英ポンド/円 155.17 155.25
豪ドル/円 93.11 93.14
スイスフラン/円 145.91 146.02
原油(WTIC原油先物) 78.50 +1.79 +2.33% ⇒ ◆WR.Sup割れ.逆立ち ⇒ ▲陰.切り下げ.Lowエリア ⇒ △反発

◇ドル強い.144円半ば.  原油.▲陰.切り下げ.Lowエリア.76ドル台  
9.27
米ドル/円 144.65 144.66
ユーロ/円 138.98 139.02
ユーロ/米ドル 0.9609 0.9610
英ポンド/円 154.52 154.58
豪ドル/円 93.39 93.46
スイスフラン/円 145.54 145.58
原油(WTIC原油先物) 76.71 -2.03 -2.58% ⇒ △反発 ⇒ ◆WR.Sup割れ.逆立ち ⇒ ▲陰.切り下げ.Lowエリア

連休明け ◇ドル強い.144円台
9.22
米ドル/円 144.07 144.09
ユーロ/円 141.75 141.83
ユーロ/米ドル 0.9839 0.9843
英ポンド/円 162.40 162.48
豪ドル/円 95.50 95.57
スイスフラン/円 149.06 149.15
原油(WTIC原油先物) 82.94 -1.00-1.19% ⇒ ▽たくり線 ⇒ ◆陰.逆立ち ⇒ ▲陰.切り下げ

1.27日の米債券市場で長期金利は一時3.99%と10年4月以来、12年ぶりの水準に上昇した。インフレ抑制のため、欧米の主要中央銀行が大幅利上げを続けるとの見方から欧米で長期金利の上昇が続いている。金融引き締めが景気を冷やすとの懸念や、ドル高が外需企業の収益を圧迫するとの見方も株式相場の重荷だった。

投資家心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は小幅に上昇して32.60で終えた。不安心理が極めて高まった状態とみなされる30を超え、投資家の先安観は依然として強い。

2.アナリストが目標株価を引き下げた外食のマクドナルドが売られ、最近の株安局面で値持ちのよかった日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や飲料のコカ・コーラなどディフェンシブ株の下げが目立った。映画・娯楽のウォルト・ディズニーやクレジットカードのビザなど消費関連株も安い。
一方、顧客情報管理のセールスフォースとスマートフォンのアップルは上昇。

3.半導体のマイクロン・テクノロジーが3%超上げ、電気自動車のテスラも買われた。

--------------------------------------------------------------
【NY外為】
◇ドル・円は小幅高、144円台後半-ポンドも上昇 
//◇◇▽◆▽//▽◇ 
・ドル指数が一時最高値を更新した。堅調な米消費者信頼感指数や米金融当局者の発言を受けて10年債利回りが上昇したことが背景。
・ドルは主要10通貨に対しては高安まちまち。対円では小幅上昇し、日本の介入後の高値を付けた。 ・ドルは対円で0.1%高の1ドル=144円87銭。
・ユーロは対ドルで0.2%安い1ユーロ=0.9592ドル。

9.26
クレディ・アグリコルのストラテジスト、デービッド・フォレスター氏は、日銀は超緩和的な金融政策スタンスを変更することはないとの考えを明確に示していると指摘。「ドル・円相場は日本の財務省の決意を試し、今後数カ月に147円に達すると当社ではみている。財務省も日銀もファンダメンタルズとは戦えない」と。

【米国株】
◆S&P500種は6日続落、FRB当局者発言が重し 
//▽◆◆◆▼//▲◆
・27日の米株式市場ではS&P500種株価指数が6営業日続落。
・ボラティリティーが高く上昇する場面もあったが、複数の米金融当局者がインフレとの闘いで積極姿勢を続ける決意を示したことから、下げて終了。
・S&P500種は前日比0.2%安の3647.29。日中を通して上下に振れる展開だった。
・セントルイス連銀のブラード総裁はこの日、インフレ問題を確実に抑え込むため「しばらくは金利を高水準で据え置く必要がある」との見解を示した。
・ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、米金融当局は物価安定の回復にコミットしており、現在の利上げペースは適切だと述べた。

9.27
ナティクシス・インベストメント・マネジャーズ・ソリューションズのポートフォリオマネジャー、ジャック・ジャナシウィック氏、市場は「次から次に出てくるショック」に対処しており、完全回復できていない状況だと指摘。
「米金融当局が到達すべきターミナルレート(利上げの最終到達点)が今の水準なのか、もっと高いのか、近いのか、市場には全く自信がなく、それが相場を動かす要因になっている」と。「その不透明感が金利のボラティリティーを生み出し、市場はそれを消化するのに苦労している」と。

TDアメリトレードのヘッド・トレーディング・ストラテジスト、ショーン・クルス氏は金利とドルの上昇が最近の株売りの多くにつながっていると指摘。
「今は多くの不確定要素が漂っており、楽観と悲観の間を行ったり来たりする状況ではない。まっとうなリプライシング、および再評価が進んでいる。そのため、テクニカル水準を恐らく維持できないということ自体は道理にかなう」と。

JOハンブロ・キャピタル・マネジメントのシニア・ファンドマネジャー、ジョルジオ・カプト氏は「こうした乱高下は続く可能性がある」と。
「ある時点で、こうした突然の振れの一つが本物になり、インフレの落ち着きも見られ始めるだろう。各国・地域の中銀は過度に引き締める可能性が高く、恐らくペースを減速せざるを得なくなる。それもボラティリティーがある程度高まる要因になり得る」と
【米国債】
▲米国債は総じて下落、10年債利回りは一時3.99% 
//◇◆◆▲◇//▲▲
・長期債中心に下落。( 利回り上げる )
・5年債入札での需要が低調だったことも重しになった。
・米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.97%。一時は3.99%。

9.26
グレンミード・インベストメント・マネジメントのプライベートウェルス最高投資責任者(CIO)、ジェーソン・プライド氏は「米金融当局は姿勢を強めなくてはならない状況にあり、市場はそれに反応している」と分析。「一歩引いて、全体像に目を向けると、米当局はより高い金利を本気で望んでいる」と。
【原油】
△NY原油は大幅反発、ロシアが減産提案との報道で 
//▽▲▲△▲//▲△
・原油先物は大幅反発。
・ロシアが石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」に減産を提案するとの報道を受け、供給懸念が広がった。
・WTI先物11月限は、前日比1.79ドル(2.3%)高い1バレル=78.50ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント11月限は2.21ドル上昇の86.27ドル。
9.27
「ロシアがOPECプラスに日量100万バレルの減産を提案する可能性は、産油国側としては需給をタイトにしておくためなら何でもやる気でいることをあらためて想起させる」と、オアンダのシニアマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は述べた。

「ドル高と需要期待の低下はこれからも年末にかけて、価格への強い向かい風となる」とダミアン・クルバラン、カラム・ブルース両アナリストは27日のリポートで予想。「しかしながら投資不足や低い余剰生産能力と在庫により、供給環境はむしろ強気な構造が顕著となっており、大幅な価格上昇が必要になることは必至だ」と分析。

【NY金】
◇NY金は小反発、前日に急伸したドルの上昇一服で 
//◆◆◇◇▲//▲◇
・金相場は約2年ぶり安値から小幅反発。
・前日に最高値を更新したドル指数がこの日は軟化した。従来なら経済の不振は逃避先としての金の魅力を高めるが、中央銀行の金融引き締めがきっかけで世界的なリセッション(景気後退)に陥るという懸念は、ドルが大きく跳ね上がる要因になっている。
・金先物12月限は、前日比2.80ドル(0.2%)高い1オンス=1636.20ドル。

9.27
バート・メレク氏率いるTDセキュリティーズの商品ストラテジストらは「金市場では白旗を揚げて降参するリスクが高まっている」と。
高金利がしばらく続く可能性を金市場は織り込もうとしており、利上げサイクルの次のステージで価格は1600ドルをさらに割り込んで行く見通し。

--------------------------------------------------------------
【欧州株】
◆2020年末以来の安値、景気後退を懸念
//◆◆◇▲▲//◆◆ 
・27日の欧州株は上げを失い、2020年12月以来の安値付近で推移、結局は下落して引けた。
・割安なバリュエーションへの投資意欲はあるものの、エネルギー危機悪化やリセッション(景気後退)懸念がそれを打ち消した。
・欧州600指数は0.1%安。一時は1.3%高まで買い進まれていた。この日は不動産、公益株が特に下落した。一方、鉱業や旅行・娯楽、エネルギー株は上昇した。
・ロシアのガスプロムが、同国政府はウクライナのナフトガスに制裁を科す可能性があると警告したことから、ガス価格が急騰した。

【欧州債】
◆英国債続落
//◆◆◇◆▲//◆◆ 
・英長期債がこの日も大幅安。年金基金による売りが響いた。短期金融市場ではイングランド銀行(英中央銀行)による利上げ見通しが強まり、来年5月に政策金利は6.25%に達するとみられている
・イングランド銀のチーフエコノミストを務めるヒュー・ピル氏が、英政府の財政計画とそれに対する市場の反応で、金融政策による有意な対応が必要になったとの認識を示したことが背景。
・ドイツ債、イタリア債も下落。両国債のスプレッドは20年4月以降で最も拡大した。

Powered By Blogger