*かぶとうし塾


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2022年8月8日月曜日

週明け ◇ドル強い 135円台 令和4.8.8.Mon

8日 【日本株】
日経225 28,249.24 +73.37 +0.26%
TOPIX 1,951.41 +4.24 +0.22%
日経平均 ⇒ ◇トリプル浮上 ⇒ ◇陽.Regブレーク ⇒ ◇切り返し
TOPIX ⇒ ◆陰.もみあい ⇒ ◇呑込み ⇒ ◇切り返し
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【日経平均VI】
日経平均VI 18.31 -2.04 -10.02% ⇒ ◆陰.下落
日経平均VI 20.35 +1.10 +5.71% ⇒ ▽Wr陽.大幅上昇
日経平均VI 19.25 -0.90 -4.47% ⇒ ◆陰. 窓埋め下落
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・7月米雇用者数、予想大幅に上回る伸び-リセッション懸念和らぐ。
・ドル・円相場は1ドル=135円台前半で推移、前営業日の日本株終値時点は133円28銭。
・日本株、曇り空の離陸-日経平均は週足で19年以来のゴールデンクロス。
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8日、日経平均4カ月ぶり高値、米景気懸念和らぐ-資源や好決算銘柄が高い

・8日の東京株式市場は続伸。日経平均株価の終値は3月29日以来の高値を付けた。
・米国の7月雇用統計を受けてリセッション(景気後退)懸念が和らぎ、鉱業や非鉄金属、鉄鋼といった資源関連や素材株に買いが入った。
・レーザーテックやスズキ、バンダイナムコホールディングスなど個別の好決算銘柄の上げも株価指数を押し上げた。
・減益決算を発表した東京海上ホールディングスなど保険株は下げが目立つ。
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ピクテ・ジャパンの松元浩
日本の企業決算は良い決算を出しているところもある。必ずしも悪い状態ではない。中身を見ながらマクロ要因というよりもミクロ要因を重視している展開。
米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)でどう判断するのかを左右するデータが夏場に出てくる。多くの投資家は夏休みに入り大きく動きづらい状況。
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【個別銘柄】日本紙、キヤノン、日本製鉄、東京海上、レーザーテック など

◆日本紙 894 -69大幅反落。
先週末に第1四半期決算を発表、営業損益は29億円の赤字で前年同期比77億円の損益悪化となっている。
市場予想は若干ながらも黒字を見込んでいた。円安の進行も加わった原材料費の上昇が要因となっている。未定としていた通期業績予想も公表、営業損益は200億円の赤字と前期比321億円の損益悪化見通し。
値上げ実施でも材料費上昇を吸収し切れないようだ。配当計画も無配としている。

◇キヤノン 3370 +149大幅続伸。
先週末に自己株式の取得実施を発表、発行済み株式数の1.7%に当たる1800万株、500億円を取得上限としており、取得期間は8月8日から10月18日まで。5月に続く今期2度目の自社株買い実施となる。
手元資金の状況や今後の投資計画、株価の動向などの諸事情を総合的に勘案して決定としている。取得上限までの自社株買いスピードは速い傾向があり、短期的な需給妙味が強まっているようだ。

◆東京海上 7326 -374大幅反落。
先週末に第1四半期決算を発表、修正純利益は1391億円で前年同期比17%減、通期計画に対する進捗率は25%になっている。
雹災の影響など自然災害発生損が重しともなったようだ。また、新型コロナ感染拡大を受けて台湾での持分法適用会社の損失が拡大、第2四半期に539億円の持分損失を計上する方針。今後の感染率拡大などリスク要因も残す形に。

◇レーザーテック 21550 +1865急伸。
5日に22年6月期決算を発表、営業益は325億円で前期比24.6%増となり、市場予想を10億円程度上回った。受注高も3238億円で従来想定2800億円を大きく上回る。
23年6月期は420億円で同29.3%増を見込み、700億円程度のコンセンサスを大幅下振れ。保守的傾向とはいえ、下振れ幅は大きいが、良好な受注モメンタム評価の流れに。
今期受注予想3000億円も、期初計画としては強い。

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8.8動いた株・出来た株
(前場)
◇三井松島HD<1518> 3970 +700 業績・配当予想を大幅に上方修正。
◇関西ペイント<4613> 2219 +207 第1四半期2ケタ経常増益で安心感。
◇レーザーテック<6920> 21360 +1675 好調な受注動向を評価の動きが優勢に。
◆日本製紙<3863> 872 -91 今期営業赤字や無配見通しを嫌気。
◆MS&AD<8725> 4022 -277 第1四半期は大幅減益で低進捗に。
◆シャープ<6753> 1004 -58 第1四半期は市場想定下回り大幅減益に。
◇キヤノン<7751> 3343 +122 自己株式の取得実施発表で短期的な需給妙味。
◆東京海上<8766> 7331 -369 台湾リスクなど警戒視の動きも強まる。
◇INPEX<1605> 1478 +73 NY原油相場の反発を材料視。
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NYダウ   ⇒ ◇トリプル浮上.Br100MA ⇒ ◆nr.よこばい調整 ⇒ ▽反発.100MAもみあい
NASDAQ ⇒ ◇逆立ち.Br100MA ⇒ ◇nr.高値調整 ⇒ -◇陽下げ.もみあい
8.5
NYダウ(INDU)32,803.47 +76.65 +0.23%
NASDAQ(COMPQ) 12,657.55 -63.02 -0.50%
S&P500(SPX) 4,145.19 -6.75 -0.16%
⇒ ◇逆立ち.Br100MA ⇒ ◆nr.よこばい調整 ⇒ -◇陽下げ.もみあい.Sup100MA
 
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▽反発.100MAもみあい ⇒ ダウ工業株30種平均は小反発。
朝方発表の7月の米雇用統計は労働市場の改善を示す内容だった。足元で強まっていた景気後退懸念がやや和らぎ、金融株や景気敏感株に買いが入った。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが続くとの見方から米長期金利は上昇。金利上昇で割高感が意識されやすいハイテク株は売られ、ダウ平均は下げる場面もあった。

-◇陽下げ.もみあい ⇒ ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落。
電気自動車(EV)のテスラは7%安と、8営業日ぶりに反落した。交流サイトのメタプラットフォームズも安い。

SOX指数
3,053.39 −28.01 (-0.91%) ⇒◇逆立ち浮上 ⇒ ◇陽.切り返し ⇒ -◇陽下げ.もみあい
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VIX指数
21.15 −0.29 (-1.35%) ⇒ ◆逆立ち.10MA割れ ⇒ ▲陰.切り下げ ⇒ ◆nr.もみあい  
-1.35P 下げ( 金利政策を意識&ウクライナ情勢&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態
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//◆▲▽◇▲▽//◇ ドル円 135円台( 金融政策意識 )
//◇▲◇◇◇▽//◇ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//◆◆◆▽◆◇//◇ 豪ドル ( 資源リンク )
//_▲◇▲◆◇//_ 原油 89ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
週明け ◇ドル強い 135円台   
8.8
米ドル/円 135.08 135.11
ユーロ/円 137.48 137.57
ユーロ/米ドル 1.0178 1.0182
英ポンド/円 162.99 163.08
豪ドル/円 93.27 93.37
スイスフラン/円 140.40 140.55
8/5)原油(WTIC原油先物) 89.01 -0.47 +0.53% ⇒ ▲クアトロ下落.Lowエリア ⇒ ◆陰.切り下げ.Lowエリア ⇒ ◇入首.様子見

▽ドル上げる 134台後半.円安へ  原油.◇入首.様子見.89ドル台
8.6
米ドル/円 134.97 135.00
ユーロ/円 137.41 137.50
ユーロ/米ドル 1.0178 1.0188
英ポンド/円 162.92 163.00
豪ドル/円 93.25 93.30
スイスフラン/円 140.37 140.46
原油(WTIC原油先物) 89.01 -0.47 +0.53% ⇒ ▲クアトロ下落.Lowエリア ⇒ ◆陰.切り下げ.Lowエリア ⇒ ◇入首.様子見

▲ドル下げる 132円台 原油.◆陰.切り下げ.Lowエリア.88ドル台 
8.5
米ドル/円 132.96 132.99
ユーロ/円 136.21 136.30
ユーロ/米ドル 1.0245 1.0249
英ポンド/円 161.59 161.69
豪ドル/円 92.63 92.67
スイスフラン/円 139.20 139.26
原油(WTIC原油先物) 88.54 -2.12 -2.34% ⇒ +nr.様子見 ⇒ ▲クアトロ下落.Lowエリア ⇒ ◆陰.切り下げ.Lowエリア

1.景気動向を映す非農業部門の雇用者数は前月比52万8000人増と、増加幅は6月(39万8000人)から拡大し、市場予想(25万8000人)も大きく上回った。平均時給の伸び率は前月比、前年同月比ともに市場予想以上だった。

JPモルガンは「雇用統計はFRBが(インフレ抑制のために)すべき仕事が多いことを示した」と指摘。次回9月の会合でも通常の3倍となる0.75%の利上げを続けると予想。

2.売り一巡後は景気後退懸念の和らぎを意識した買いが優勢となった。市場では「米経済が景気後退に陥る可能性は低いとの見方が次第に広がった」(Bライリーのアート・ホーガン氏)。景気敏感株が買い直され、化学のダウや建機のキャタピラーが上げた。長期金利の上昇を受け、利ざや拡大の見方から銀行のJPモルガン・チェースが3%上昇、同業のゴールドマン・サックスも上げた。
米原油先物相場が3日ぶりに反発し、石油のシェブロンも高い。

3.金利上昇で割高感が意識されやすいハイテク株は売られた。電気自動車(EV)のテスラは7%安と、8営業日ぶりに反落した。交流サイトのメタプラットフォームズも安い。

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【NY外為】
▽ドルは急伸、雇用統計に反応-135円ちょうど付近 
//▲▽◇▲▽// 
・ドルが急伸。好調な雇用統計を受けてリセッション懸念が後退し、金融当局がインフレ抑制に向けて積極姿勢を維持するとの見方が強まった。
・円は対ドルで6月17日以来の大幅安。米国債利回りの上昇が手掛かりとなった。
・ドルは対円で1.6%高の1ドル=134円99銭。
・ユーロは対ドルで0.6%安の1ユーロ=1.0183ドル。

【米国株】
◆S&P500種は小幅に下落-週間ベースでは上昇 
//◆◆▽◆◆//
・5日の米株式市場ではS&P500株価指数が下落したものの、終盤に下げを縮める展開。
・朝方発表された7月の米雇用統計は予想に反して非常に好調な内容となり、リセッション(景気後退)懸念が和らいだ一方、連邦公開市場委員会(FOMC)が次回9月の会合で大幅利上げに動く道が開かれた。

8.5
ルネサンス・マクロ・リサーチの米経済調査責任者ニール・ダッタ氏は「今回の雇用統計はインフレ高進を伴う好況と整合している」と。
「金融当局にはまだやるべき仕事が多くある。利上げの面でより積極的になる必要があり、ハードランディング(硬着陸)シナリオの可能性が高まる」と

【米国債】
▲米国債は下落-10年債利回り2.82%近辺 
//◇◆◇◇▲//
・米国債は下落。( 利回り上げる )
・力強い雇用統計は、米経済は底堅く複数の追加利上げを乗り越えられるという金融当局の見解を裏付ける。トレーダーらは金融政策の見通しを再調整しており、9月のFOMC会合では政策金利が0.75ポイント引き上げられる可能性がより高くなったとみている。
・米10年債利回りは13.5bp上昇の2.82%。

【原油】
◇NY原油先物、週間で4月以来の大幅安-需要減への懸念強まる 
//▲◇▲▲◇// 
・原油先物相場は3日ぶりに上昇。週間ベースでは約10%安と、4月初め以来の大幅な下げとなった。
・世界的な景気減速で需要が減退しつつある兆候が強まっている。米国のガソリン消費は落ち込んでおり、需要鈍化が懸念されている。また流動性の低さからボラティリティーが高まっている。
・WTI先物9月限は、前日比47セント(0.5%)上げて1バレル=89.01ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント10月限はこの日80セント上げて94.92ドル。

【NY金】
◆NY金先物は反落、雇用統計受けFRBが大幅利上げ継続との見方 
//◇◇◇◇◆//
・金先物相場は反落。
・7月の米雇用統計では雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回り、金融当局がインフレ抑制に向けて大幅利上げを継続するとの見方が広がった。雇用統計に反応してドルが上げ、金には下押し圧力となった。
・金先物12月限は前日比0.9%安の1オンス=1791.20ドル。

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【欧州株】
◆反落
//◆◆◇◇◆// 
・米雇用統計が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が9月に75ベーシスポイント(bp)の大幅利上げを続けるとの観測が強まったのが売りを誘った。
・今週発表されたユーロ圏の6月の小売売上高は予想より大きく下落。7月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.9となり、好不況の分かれ目となる50を下回ったのは昨年序盤以来となった。
・5日のSTOXX欧州600種資源株指数は1.14%上げ、銅や他の非鉄金属の価格上昇が追い風となった。原油価格が再び上昇したのを背景に、STOXX欧州600種石油・ガス株指数は0.62%高。
8.4
キャピタル・エコノミクスのエコノミストは投資家向けメモで「(ユーロ圏)経済が不調で金利が上昇するのに伴い、年内の欧州株式相場は下落すると予想する」と 。

【欧州債】
◆国債利回りが上昇
//◇◇◆◇◆// 
・米雇用統計が予想以上に力強かったことで、米連邦準備理事会(FRB)が来月も0.75%ポイントの利上げを実施するとの観 測が高まったことが背景。
・独10年債利回りは13ベーシスポイント(bp)上昇の0.93%。1日の上昇幅としては4週間ぶりの大きさとなる。週初からは12bp上昇した。
・イタリア10年債利回りは約8bp上昇の3.01%。独伊10年債利回り格差は約202.80bpと、7月半ば以来の水 準に縮小した。
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