小松製作所について
今回は、コマツ製作所について分析します。すなわち、世界レベル(ワールドクラス)で経済動向をチェックすることになります。
新聞やテレビ、雑誌で繰り返し報道されておりますが、いまだに、リーマンショック後(米国の投資銀行が2008年9月に倒産)いろいろな所に悪影響が出続けております。この記事を見ている方の中にもリーマンがらみで債権や株券が紙くずになってしまった投資家もいらっしゃると思います。少なくとも金融機関は何らかの形で金融商品を保有していたので2009年は損失計上がなされたはずです。
この影響で経済システムがある程度まで戻るには、米国経済で3年(2011年後半)、ヨーロッパ経済は10年(2018年後半)かかるそうです。日本はアメリカと連動しているので3年はかかるはずです。(もちろん経済回復は各国の主要都市や地域が対象で地方はその後になります)
|コマツのホームページ|をしばらくぶりに見てみると、野路社長の|インタビュー動画|がありました。内容はコマツの強み、建設機械からみる景気動向です。(興味深い内容)
なぜ建設機械で景気動向がわかるのかと疑問に感じる方も多いと思いますが、コマツに限らず最近の建設機械にはGPS(グローバル・ポジショニング・システム)、全地球測位システムが搭載されています。これにより地図上で機械の作動場所がわかります。また、エンジン部分を中心にさまざまなセンサーが取り付けてあるので稼動時間や燃料の残量を遠隔操作で知ることができます。機器の動作回数や負荷状態なども遠隔操作でデータ収集ができます。
PS:(8/1)参考|センサとは( 東北学院大学 工学部 機械知能工学科 2~3年生の講義)|・・・難しいが参考になる。
コマツが把握している機械の稼動状況から判断すると2010年の中国の動きは本格的な稼動状況とのことです。日本については、公共事業が減っており民間需要も動いていないため厳しい状況が続くようです。また北米、欧州はまだ動きが鈍いとのことですが、北米については住宅需要が上向けば建設機械も動き出すとの見解でした。また欧州は西欧(イギリス、フランス、ドイツ)に多少動きはあるが、東欧の動きは停滞したままです。
そんな状況下で、新興国の中でも資源保有国の動きは活発です。特に、ブラジル(鉄鉱石)やインドネシア(石炭)やオーストラリア(石炭)、チリ(銅鉱山)は機械の動きが好調なようです。インドネシアは銅や石炭が採れるので資源輸出で外貨を稼いで国内のインフラ整備に振り向けています。・・・参考|資源について|
また、話の中で興味を引いたのは、現在の中国は日本の「東京オリンピック前」の動きに似ており建設機械を個人が購入して建設の仕事をしているとのことでした。あれだけの国土ですから建設機械の需要は相当あるはずです。
最後に、コマツの成長戦略テーマは「環境」、「安全」、「IT(インフォメーション・テクノロジー)」です。・・・引用 坂根正弘会長講演より
