*かぶとうし塾


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2021年5月8日土曜日

◆ドル下落 +▼原油_下げ止まり 令和3.5.8.Sat

NYダウ   ⇒+△'nr高値 ⇒+□'Bull_出来増 ⇒+◇bull5
NASDAQ  ⇒-■',bear_もみあい調整 ⇒+▽反発 ⇒+△bull_出来少
5.7
NYダウ 34,777.76 +229.23 +0.66%
NASDAQ 13,752.24 +119.40 +0.88%
S&P500指数 4,232.60 +30.98 +0.74%
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+◇bull5 ⇒朝方発表の4月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回った。米景気への楽観が後退した半面、米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和の長期化観測が強まり、買いが優勢になった。

+△bull_出来少 ⇒米長期金利は朝方に1.47%と2カ月ぶりの低水準を付けた。長期金利低下でハイテクなど高PER(株価収益率)株の相対的な割高感が薄れ、ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルが買われた。
SOX指数
SOX指数 3,112.03 +45.80 (+1.49%)( ⇒+◆陰線_調整7 ⇒+▽反発_買戻し ⇒+◇'高値もみあい  
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VIX指数
VIX恐怖指数 16.69 −1.70 (-9.24%) ( ⇒-▽'陽線はらみ ⇒-▲ひげ_下落 ⇒-■WR_大幅下落
-9.24P 大きく下げる。( 落ちつきを取り戻す )

>20を超えると不安心理が高まった状態
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//◆◆◇◆◆◆ ドル円 109円台( 金融政策意識 )
//◇◆◆◆◇◇ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//◇◇◆◇◇◇ 豪ドル ( 資源リンク )
//_▽□◆◆◇ 64ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
◆ドル下落 +▼原油_下げ止まり 
5.8
米ドル/円 108.589 108.34 - 109.286 -0.48 (-0.44%)
ユーロ/円 132.079 131.486 - 132.167 +0.49 (+0.37%)
ユーロ/米ドル 1.216  1.2053 - 1.2171 +0.01 (+0.83%)
豪ドル/円 85.183 84.73 - 85.311 +0.29 (+0.34%)
NZドル/円 79.072 78.625 - 79.187 +0.20 (+0.25%)
英ボンド/円 151.925 151.878 - 151.925 +0.41 (+0.27%)
スイスフラン/円 120.541 120.067 - 120.598 +0.34 (+0.29%)
原油(WTI原油先物) 64.82 +0.11 +0.17%( ⇒-■Bear _調整 ⇒-◆'bear_調整 ⇒+▼'nr_下げ止まり

◆ドル下落_109円前半 +◇原油_調整2
5.7
米ドル/円 109.088 109.075 - 109.102 +0.02 (+0.02%)
ユーロ/円 131.578 131.576 - 131.611 -0.01 (-0.01%)
ユーロ/米ドル 1.206  1.2063 - 1.2064 -0.00 (-0.02%)
豪ドル/円 84.890 84.883 - 84.917 -0.00 (-0.00%)
NZドル/円 78.896 78.899 - 78.91 +0.02 (+0.03%)
英ボンド/円 151.522 151.41 - 151.554 -0.29 (-0.19%)
スイスフラン/円 120.154 120.155 - 120.239 -0.04 (-0.04%)
原油(WTI原油先物) 64.86 -0.77 -1.17%( ⇒+□Bull2 ⇒-■Bear _調整1 ⇒-◇'bear_調整2

◆ドルもみあい_109円前半 ◆原油は下げる_調整1  
5.6
米ドル/円 109.189 109.189 - 109.215 +0.01 (+0.01%)
ユーロ/円 131.087 131.091 - 131.118 +0.01 (+0.00%)
ユーロ/米ドル 1.201  1.2005 - 1.2006 +0.00 (+0.03%)
豪ドル/円 84.592 84.589 - 84.631 +0.02 (+0.02%)
NZドル/円 78.769 78.774 - 78.806 +0.01 (+0.01%)
英ボンド/円 151.830 151.76 - 151.883 +0.06 (+0.04%)
スイスフラン/円 119.566 119.592 - 119.648 -0.02 (-0.01%)
原油(WTI原油先物) 65.31 -0.38 -0.58%( ⇒+▽反発_上げる ⇒+□Bull2 ⇒-◆Bear _調整1

1.雇用統計で景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比26万6000人増と、市場予想(100万人増)を大きく下回った。失業率は0.2ポイント低下を見込んだ市場予想に反して0.1ポイント上昇の6.1%だった。景気回復の加速で市場では量的緩和の縮小が意識されていたが「FRBが政策変更に慎重な姿勢を強める内容だった」(スタイフェル・ニコラス)と受け止められた。

2.弱い雇用統計を受けて景気敏感株には売りが先行したが、次第に買い直された。経済活動の再開に伴って「雇用の回復基調は今後も続く」(ナショナル・ホールディングスのアート・ホーガン氏)と景気見通しは大きくは変わらなかった。航空機のボーイングや建機のキャタピラーが高い。スポーツ用品のナイキやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど消費関連も上げた。

3.米長期金利は朝方に1.47%と2カ月ぶりの低水準を付けた。長期金利低下でハイテクなど高PER(株価収益率)株の相対的な割高感が薄れ、ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルが買われた。動画配信のネットフリックスや検索サイトのアルファベットが買われた。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体関連株も高い。

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【NY外為】

◆ドル下落、対円では108円半ば-ユーロ上昇

//◆◇◆◆◆
・ドルが下落。ドル指数は一時昨年12月以来の大幅安。
・10週間ぶりの安値を付けた。米雇用者の伸びが予想を下回ったことなどが背景。ユーロには買い戻しが入り、約2カ月ぶりの高値となった。
・ドルは対円で0.5%安の1ドル=108円59銭。
・ユーロは対ドルで0.8%高の1ユーロ=1.2164ドル。


【米国株】

▽米国株は続伸、S&P500とダウ平均は最高値

//◇▲▲▽▽
・7日の米株式相場は続伸し、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均は最高値を更新。
・4月の米雇用統計が予想外に弱かったことを受けて、インフレ上昇や刺激策縮小に関する懸念が和らいだ。
・S&P500種の主要業種別指数すべてが上昇。エネルギー株や不動産、資本財銘柄の上げが目立った。
・低調な経済指標を受けて、手元資金を大量に保有する大型株や在宅関連銘柄といった新型コロナウイルス禍の中で安全と見なされ選好された銘柄が買われた。

5.7
「雇用の回復は多くが予想していたほど急ピッチなものではない可能性をこの日の統計は示唆している」と
「こうした比較的緩やかなペースの雇用増が続く場合、米金融当局の利上げ開始は市場がこれまで想定していたよりも遅くなる可能性が高い。労働市場の活況と比べれば、景気にとってそれほど良いことではないが、過熱もせず過度に冷え込んでもいない『ゴルディロックス』的な雇用回復は引き続き株式相場を支える可能性がある」と


【米国債】

◆米国債ほぼ変わらず、10年債利回り1.58% 

//▽◇◆◆◆
・米国債はほぼ変わらず。( 利回り上げる )

・米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.58%。 


【原油】

◇NY原油は反発、夏場の需要回復に期待膨らむ

//▽▽◆◆◇
・原油先物相場は反発。
・夏場のドライビングシーズンを前に、英国の燃料販売と米国の製油所稼働率が、いずれも新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となって以来の高水準。
・WTI先物6月限は19セント(0.3%)高の1バレル=64.90ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント7月限は前日比19セント高の68.28ドル。


【NY金】

▽NY金は3日続伸、雇用統計受けて低金利維持との見方 

//▽▲▽▽▽
・金先物相場は3日続伸。
・米雇用統計が予想を大きく下回り、景気支援策と低金利を維持するのが妥当との見方が裏付けられた格好。
・金先物6月限は0.9%高の1オンス=1831.30ドル。


【欧州株】

▽株は最高値更新、テクノロジー株主導

//▲▽◆▽
・7日の欧州株市場ではストックス欧州600指数が最高値を更新。
・テクノロジー銘柄が上げを主導した。米雇用統計が市場予想を下回り、インフレ加速や刺激策の縮小に対する懸念が緩和した。
・欧州600指数は0.9%高。業種別株価指数は総じて上昇。テクノロジー株は2.2%高。旅行株も高い。鉱業株はベースメタルの上昇に連れて値上がりした。

◆「期待外れとなった米雇用統計は投資家の警戒を高めるだろう。米労働市場の底堅さや新型コロナウイルスワクチン接種計画の進展がどれほど経済活動や雇用に寄与するのかについて懸念を強める」と
◇「しかし、国内総生産(GDP)や小売売上高、雇用の伸びなど幅広い経済統計は好況な環境を歴然と示している」と

【欧州債】

◆イタリア債下落 

//◇◆◆◆
・欧州債はイタリア債が下落。利回りは週間ベースで6週連続で上昇し、2018年8月以来で最長となった。
・欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、カザークス・ラトビア中銀総裁の発言に反応。新型コロナウイルス禍に対応する緊急債券購入のペース減速をECBが来月にも決定することはあり得るとの認識を示した。
・ドイツ債は変わらず。英国債は上げ幅を縮小した。
・英国債は上げ幅を縮小した。


7日 【日本株】
日経225 29,357.82 +26.45 +0.09%
TOPIX 1,933.05 +5.65 +0.29%
日経平均 ⇒-■逆立Bear ⇒+□逆立_出来増 ⇒+◇Nr_もみあい
TOPIX ⇒-■逆立Bear ⇒+△'逆立_出来増 ⇒+◇Nr_もみあい
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【日経平均VI】
日経平均VI 18.48 -1.14 (-5.81%)⇒-■Wr(下げる
日経平均VI 19.62 -0.21 (-1.06%)⇒-■,呑込(下げる
日経平均VI 19.83 +0.22 (+1.12%)⇒+▲陰線(上げる
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◇6日の米国株は上昇、ダウ平均は連日最高値-10年債利回り1.57%
◇米新規失業保険申請、パンデミック入り後の最少-予想以上に減少-
◆緊急事態宣言を31日まで延長へ、商業施設は休業から時短に-政府
◆ヒロセ電株が大幅下落、株主還元は不十分な印象
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7日 日本株続伸、米雇用改善や低金利の長期化期待-景気敏感など広く上げ


・7日 東京株式相場は続伸。
・米国で雇用指標が改善する中でインフレ懸念が後退したことを好感し、日本製鉄など鉄鋼や非鉄金属、海運といった景気敏感業種、食品株中心に幅広く上げた。

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米国ではワクチンが行き渡って4月に入って経済活動の再開が加速してきている。雇用統計の非農業部門雇用者数100万人増を市場は織り込んでいる。
マクロは良くなっている一方、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の金利を抑えようとする発言を受けて低金利は長期化しそう。
◆緊急事態宣言の延長は想定されていたが、経済を下押すことは間違いなく、米国株に追随しきれない状況を生んでいる。
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米新規失業保険申請の減少はワクチン接種の進展や移動制限の緩和で雇用需要が増加していることを反映している。
◇4-6月期の米景気は加速するだろう、景気回復で数量と価格の両面から日本の企業業績にもプラスに働く。

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【個別銘柄】 レノバなど

▲レノバ 3225 -150大幅続落。
前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来の38.5億円から46億円に、純利益は18億円から115億円にそれぞれ引き上げている。
2-3月の販売量が計画を上振れたほか、徳島津田バイオマスの連結子会社化に伴う再測定利益75.3億円を計上することが背景。
純利益の修正幅は大きいものの、特殊要因が中心であることから、短期的な材料出尽くし感が優勢となっている。

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6日 【日本株】
日経225 29,331.37 +518.74 +1.80%
TOPIX 1,927.40 +29.16 +1.54%
日経平均 ⇒+◇Nr_出来増 ⇒-■逆立Bear ⇒+□逆立_出来増
TOPIX ⇒+◇Nr_出来増 ⇒-■逆立Bear ⇒+△'逆立_出来増
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【日経平均VI】
日経平均VI 19.62 -0.21 (-1.06%)⇒-■,呑込(下げる
日経平均VI 19.83 +0.22 (+1.12%)⇒+▲陰線(上げる
日経平均VI 19.61 -0.35 (-1.75%)⇒-■呑込(下げる
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◇米ISM非製造業景況指数、予想外に低下も過去2番目の高水準
◇米ADP民間雇用者数、4月は74.2万人増-7カ月ぶり大幅な伸び-
商品価格が急伸、2011年以来の高値-経済回復に悪天候が重なる
◇5日の米国10年債利回りは1.57%と3ベーシスポイント(1bp=0.01%)低下
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6日 日本株反発、米指標やワクチンで正常化期待-自動車など景気敏感主導


・6日 東京株式相場は大幅に反発。
・米指標が景気回復の継続を示した上に、ワクチン接種が進む海外の経済活動正常化への期待が高まった。
・自動車や商社、機械など景気敏感業種を中心に、東証33業種のうち32業種が上昇。

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米国は経済指標からみると需要が堅調で、連休明けは投資家がポジションを取りやすくなっている。
海外の経済正常化に向けた動きが日本株にも影響を与え、パルプ・紙や海運など景気に左右される銘柄が上昇。
イエレン米財務長官の発言は米経済がしっかりする中での一般的な発言で、株価にとってポイントとなる実質金利は低下しておりプラス。
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米国でナスダック総合指数が下げハイテク関連株に手が出しにくい一方で、ダウ工業株30種平均が最高値を更新した安心感から日本でも景気敏感銘柄が買われている。
◇イエレン財務長官の発言を受けてナスダック総合指数は下げたが、発言の修正や米長期金利が大型連休前よりも低下していることが安心感につながっている。
国内では内需やコロナの打撃を受ける業種は厳しいだろうが、消費意欲は旺盛でマイカー移動や屋外などの環境で消費する傾向は強まっている。

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【個別銘柄】カドカワ、第一生命HD、三井物産、日本製鉄、東エレクなど

▲カドカワ 4030 -325大幅反落。
先週末に21年3月期の決算を発表、営業利益は136億円で前期比68.5%増益、第3四半期決算時に上方修正した数値140億円をやや下回る着地。
22年3月期は100-140億円のレンジ予想としており、中心値は前期比2ケタ減の水準となる。市場コンセンサスはレンジ上限値以上の水準でもあった。主力の出版事業、並びに、ゲーム事業の減益を見込んでいる。

◇第一生命HD 2016 +50.5大幅反発。
先週末に、21年3月期連結業績予想を上方修正した。経常収益が6.5兆円から7.8兆円、純利益が2620億円から3630億円へ増額。純利益は市場予想を1000億円程度上回る。
傘下の第一生命保険及び第一フロンティア生命保険において、有価証券売却損益が改善したことが要因。また、良好な金融経済環境に伴う資産運用収益の増加等により収益増加を見込む。これらを好感した買いが集まる形。

◇三井物産 2456 +152.5大幅続伸。
先週末の取引時間中に発表した決算、自社株買いが引き続き評価材料に。21年3月期純利益は2700億円の従来計画を上振れる3355億円で着地、配当金も80円から85円に引き上げ。
22年3月期は4600億円と大幅増を見込むが、鉄鉱石市況前提など保守的な計画と捉えられている。配当金も90円に引き上げ計画。
発行済み株式数の1.8%に当たる3000万株を上限とする自社株買いの実施も発表。

◇日本製鉄 2050 +143大幅続伸。
22年3月期事業利益は前期推定の300億円から急回復し、3000億円台が視野に入りそうだと、1日付の日本経済新聞朝刊で報じられた。
新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた鋼材需要の回復が追い風となるほか、高炉休止などのコスト削減策や中国の減産措置で需給が逼迫することも寄与とされている。
収益改善期待は足元で高まっていたものの、改善ペースは想定以上との評価が高まる方向のようだ。

◆東エレク 48750 +430小反発。
先週末に21年3月期決算を発表、営業利益は3207億円で前期比35.1%増、市場予想を100億円程度上振れた。
22年3月期は4420億円で市場コンセンサスを450億円程度上回る見通し。会社側では2021年の半導体前工程市場見通しを前回想定から大幅に引き上げ。
決算にはポジティブな評価が優勢だが、連休中の米SOX指数が調整していたことで、株価の好反応は限定的に。

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30日 【日本株】
日経225 28,812.63 -241.34 -0.83%
TOPIX 1,898.24 -10.82 -0.57%
日経平均 ⇒-■呑込_出来増 ⇒+◇Nr_出来増 ⇒-■逆立Bear
TOPIX ⇒-■Bear2_出来増 ⇒+◇Nr_出来増 ⇒-■逆立Bear
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【日経平均VI】
日経平均VI 19.83 +0.22 (+1.12%)⇒+▲陰線(上げる
日経平均VI 19.61 -0.35 (-1.75%)⇒-■呑込(下げる
日経平均VI 19.96 +0.07 (+0.35%)⇒+◆nr(上げる
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◆中国製造業PMIが4月は低下-回復鈍化か、サービス業も軟化
◇バイデン大統領「米国は再び動き出した」と宣言-
◆半導体不足、アップルやホンダにも波及-自動車、ハイテクに影響拡大
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30日 日本株は反落、中国の回復鈍化や半導体不足を懸念-電機や自動車安い


・30日 東京株式相場は反落。
・中国経済の回復鈍化や半導体不足が懸念され、電機や自動車、機械などが売られた。
・決算発表の終わったソニーグループや日本電産、午後に発表したHOYA、取引終了時に発表する東京エレクトロンなどの下げが目立った。

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◆中国国家統計局の製造業購買者担当者指数(PMI)が市場予想に届かず勢いに欠け、バイデン米大統領の演説で中国に立ち向かう姿勢を示し中国関連株は選好されにくく下げている。
◆日本株は4月に入ってからは積極的に売られるというよりは買い手不在で軟調で、大型連休に入り昨年の緊急事態宣言下と比べると人出は多く、国内の感染拡大が進むと経済には重しになる。
◆ソニーグループ株は、昨年は鬼滅の刃や巣ごもり消費を取りこみ追い風が吹いていた一方で、ゲーム機に影響が出る半導体不足が指摘されやや慎重な見方が強まっている。
◆東京エレクトロン株は本来需要が半導体不足で増え上がってもいいはずだが、連休の谷間での決算を控えて慎重にならざるを得ない。
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◆決算発表は市場予想を上回っているところが多いが、足元のコロナの影響ももちろんあり見通しが慎重で反応がさえない銘柄が多い。
◇グローバル景気の回復が続くとみているので、日本株も景気回復を織り込むような相場がくれば、アウトパフォームすると思うが年後半になるだろう。

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【個別銘柄】資生堂、富士通、日立、村田製、ソニーGなど

◇資生堂 7928 +373大幅反発。
ドルチェ&ガッバーナとの間で締結していたフレグランスなどの商品開発、生産および販売・マーケティングに関するグローバルライセンス契約を解消することで合意。
契約解消に伴う21年12月期業績への影響として、商標権の減損など約350億円の特別損失計上を見込んでいるもよう。
これまでブランドホルダーコストが収益の悪影響につながっていたため、構造改革の進展としてプラスに受けとめられた。

◇富士通 17405 +1215大幅続伸。
昨日に21年3月期決算を発表、営業利益は2663億円で前期比25.9%増となり、市場予想を200億円近く上回った。
22年3月期見通しは2750億円で同3.3%増を見込み、市場予想を100億円程度上振れ。
年間配当金も前期比20円増の220円と計画。さらに、発行済み株式数の2.01%に当たる400万株、500億円を上限とする自己株式取得実施も発表。

◇日立 5381 +271大幅続伸。
一昨日に21年3月期決算を発表、営業利益は4952億円で前期比25.2%減、従来計画の4200億円や市場コンセンサスを上振れた。
22年3月期は7400億円で同49.4%増を見込む。市場予想を500億円程度上振れる水準。
IT分野の拡大などがけん引する見込みのようだ。中期経営計画目標の調整後営業利益率10%は、1年後ろ倒しとはなるが、23年3月期には到達可能との見方。

◆村田製 8703 -320大幅反落。
一昨日に21年3月期決算を発表、営業利益は3132億円で前期比23.7%増益となり、従来予想の2900億円を上振れる着地。
22年3月期は3200億円で同2.2%増益の見通しとしており、コンセンサスを300億円弱下回っている。
在庫調整リスクなどを織り込んでおり、保守的な計画とはみられているものの、期待感の反動から増益率鈍化見通しをマイナス視する動きが先行。

◆ソニーG 10900 -910大幅反落。
一昨日に21年3月期決算を発表、営業利益は9719億円で前期比15.0%増、会社計画の9400億円を上回り、市場コンセンサスもやや上振れた。
22年3月期は9300億円で前期比4.3%減を見通す。音楽やゲームなどでの減益を見込み、9700億円程度の市場予想を下回るもよう。
発行済み株式数の2.02%、2000億円を上限とする自社株買いも発表したが、減益ガイダンスがマイナス視。

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