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2025年4月7日月曜日

▲ドル反落&▲ユーロ反落  円高すすむ.145円半ば 原油.▲Wr.Low2超.61ドル 令和7.四.7.Mon

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①. ベッセント米財務長官コメント
ベッセント米財務長官は、新たな関税が米経済のリセッション(景気後退)を招くとの見方を否定した。関税措置を受けて世界の金融市場が売り浴びせに直面する中、強気の姿勢を示した。NBCの番組でベッセント氏は、新たな関税は必要な措置だとの見解を示し、「リセッションを織り込まなければならない理由は見当たらない」と語った。 ~ またハセット国家経済会議(NEC)委員長は、関税により米国の消費者物価が「幾分上昇するかもしれない」と認めつつ、エコノミストや連邦準備制度理事会(FRB)当局者、一部議員による懸念は行き過ぎとの認識を示した。ABCの番組でハセット氏は、「米国における消費者への大きな影響」は予想していないと述べた。

②. サマーズ氏の警告
サマーズ元米財務長官はソーシャルメディアXに投稿し、3日と4日の株価急落について、「2日間の値動きとしては第2次世界大戦以降で4番目の大きさだった」と指摘。~ 「これ以外の3回は1987年のブラックマンデー、2008年の金融危機、そして新型コロナウイルスのパンデミックだ。このような規模の下落は、先行き問題が起きる可能性が高いことを示唆する」と記した。~ ABCの番組では、インフレ率の上昇や成長鈍化、個人消費の減少を警告。景気減速は「ほぼ不可避」だと語った。トランプ関税によって被り得る打撃については「恐らく30兆ドル程度というのが妥当な推計だろう」とし、「経済への損失は、原油価格が2倍になったようなものだ」と指摘。

③. 連休明けの中国株市場
中国の投資家は3連休が明けて市場が再開する7日を不安視しており、米国の追加関税に対する報復措置を織り込みつつある。~ 米国市場に上場する中国株の指標は4日に8.9%下落。中国株が同程度の規模で下落した場合、ハンセン中国企業株(H株)指数など、複数の中国株価指数が調整局面に入り、場合によっては弱気相場に近づく可能性がある。

④. マスク氏「ゼロ関税」
イーロン・マスク氏は、米国と欧州の間では「ゼロ関税」が望ましいとの考えを示した。フィレンツェで開かれた右派政党「同盟」の会合で党首であるサルビーニ・イタリア副首相に語った。~ これは事実上、「自由貿易地域」を創出することになる。5日には、関税についてかねてから強硬なアプローチを推進してきた大統領上級顧問のピーター・ナバロ氏への批判をソーシャルメディアXに投稿していた。

⑤. 全米で抗議デモ
トランプ米大統領とイーロン・マスク氏に対して抗議するデモが全米で勃発し、「基本的人権を脅かす政権」から米国を守ろうと訴え、連邦政府縮小に向けた取り組みの中止を求めた。~ マスク氏は「政府効率化省(DOGE)」を率いて連邦政府の人員削減を進めている。5日には全米の50州で1200件以上の「Hands Off(手を出すな)」デモが計画されたと、AP通信が報じた。~ 主催者には、市民権団体、労働組合、LGBTQ(性的少数者)擁護団体、退役軍人団体などが含まれていた。
7日 【日本株】
日経平均 31,136.58 -2,644.00 -7.83%
TOPIX 2,288.66 -193.40 -7.79%
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日経平均 ⇒▲Low ⇒▲Low2 ⇒▲WR.Low3
TOPIX ⇒▲Low ⇒▲Low2 ⇒▲WR.Low3
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【日経平均VI】
日経平均VI 58.04 +22.46 +63.13% ⇒▽WR上げ ( 58台 )
日経平均VI 35.58 +4.55 +14.66% ⇒▽はらみ上げ ( 35台 )
日経平均VI 31.03 +3.69 +13.50% ⇒+▼Wr上げ ( 31台 )
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7日、株一時8%超安、報復関税で「貿易戦争」懸念-債券上昇

7日、東京株式相場は急落、TOPIXは一時昨年8月以来、日経平均株価は2023年10月以来の安値まで売られた。
・関税の応酬による世界経済の混乱や減速への警戒が続くほか、為替の円高進行も嫌気されている。
・TOPIX先物や日経平均株価先物は朝方に制限値幅の下限まで売られ、サーキット・ブレーカーが発動された。
・銀行や保険、証券など金融株が大きく売られたほか、電機や機械などの輸出関連や商社といった海外景気敏感業種も売りが継続している。

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楽天投信投資顧問第二運用部の平川康彦部長  
「関税の話をきっかけに投資家のリスクオフ姿勢が一気に強まっている」と。
瞬間的には日経平均3万円割れもあり得るとしながらも、値幅調整がかなり進んだことで「ここからさらに指数全体が下がると弱気になる必要性は薄い」との考え。

T&Dアセットマネジメントの酒井祐輔シニア・トレーダー  
中国の報復関税とトランプ氏が妥協するそぶりを全く見せていないことが織り込まれているだろうと。
その上で、セリングクライマックスになりかかっている状態だと思うとしながら、リスクを取りにいける局面でもないと。

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日経平均は3日続落、一時31000円台を割り込み日経平均採用銘柄は全て下落

・8時45分にスタートした先物市場でサーキットブレイカーが続々と発動するなか、東京市場は売り優勢で取引を開始。

・寄り付き直後のTOPIXコア30銘柄が一銘柄も寄らない異例のスタートとなり、日経平均は一気に下げ幅を拡大。
・米国が発表した相互関税を巡り、各国の報復などへの警戒感も強まっており、東京市場でも依然としてリスク回避の動きが継続。

・日経平均VIが急騰するなど国内の投資家心理が大幅に悪化したことで、下げ幅は一時2900円を超えて、一時、約1年半ぶりに3万1000円台を割り込んだ。
・日経平均採用銘柄のほぼすべての銘柄が下げる全面安の展開となった。
・大引けの日経平均は前日比2644.00円安(-7.83%)の31136.58円。

・上昇なし。
・非鉄金属、保険、証券・商品先物、電気機器、銀行の下げが目立った。

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【個別銘柄】INPEX、住友電工、ディスコ、安川電 など 


▲INPEX 1699 -178.5大幅続落。
原油相場の下落を受けて、原油高メリット銘柄として売りが優勢の展開に。先週末のNY原油先物相場では、先物5月限7.4%安の61.99ドルで通常取引を終了。
トランプ関税に伴う世界経済の減速が警戒され、需要減少の思惑が強まる形になっている。また、時間外取引では一時60ドル割れと一段安、サウジがアジア向け原油価格の引き下げを決めたことなどが材料視されているもよう。

▲住友電工 1750 -337.5急落。
光ファイバーを扱う電線大手各社は、半導体株安の影響、米国関税懸念から本日にかけてきつい下げが続いている。
同社に関しては、売上高の半分を占めるワイヤーハーネスへの影響も懸念されている。同部門の米国向け売上構成比は25%程度を占めるとみられ、メキシコやASEANなどからの輸出が多いもよう。関税の影響による自動車市場縮小の影響なども警戒へ。

▲ディスコ 23600 -4035急落。
同社を筆頭に本日も半導体関連株のきつい下げが続いている。先週末のNYダウは史上3番目の下げ幅を記録し、ナスダックも約6%の急落、さらに時間外取引でも米国株は一段安となっており、国内ハイテク株の連れ安を誘っている。
中国の報復関税、FRB議長の利下げ慎重姿勢などが売り材料に。先週末の米国市場ではSOX指数が9.9%の急落、市場関心の高いエヌビディアも7.8%の大幅安に。

▲安川電 2668 -676急落。
先週末に25年2月期決算を発表、営業益は502億円で前期比24.3%減となり、従来予想の580億円を下回った。一方、26年2月期は600億円で同19.6%増を見込むが、660億円程度の市場コンセンサスは下振れた。
想定為替レートは145円。ガイダンスは想定以上に弱目と捉えられているもようだが、12-2月期の受注高も会社計画を200億円程度下振れており、保守的との見方にはなっていない。

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4.7 動いた株・出来た株
◇GMOインターネット<4784> 1618 +189 ⇒ 数少ないプラスサイド銘柄として短期資金の関心向かう。
◆安川電機<6506> 2774 -570 ⇒ 今期ガイダンスは市場予想を下振れ。
◆住友電気工業<5802> 1780.5 -307 ⇒ ワイヤーハーネスの関税影響も懸念。
◆川崎重工業<7012> 6332 -1068 ⇒ 総合重機株の中では相対的に米国比率高く。
◆フジクラ<5803> 3679 -613 ⇒ 本日も電線株はきつい下げに。
◆太陽誘電<6976> 1810.5 -286 ⇒ アップル関連の一角としてスマホ需要の減退懸念も。
◆KOKUSAI ELECTRIC<6525> 1830 -275.5 ⇒ 米SOX指数大幅安など半導体関連には逆風。
//◆◇◆▲◇//▲ ドル円 145円台( 金融政策意識 )
//◆◇◆▲◆//▲ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▽◆▲▲//_ 原油 61ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▲ドル反落&▲ユーロ反落  円高すすむ.145円半ば 原油.▲Wr.Low2超.61ドル 
4.7
米ドル/円 145.55 - 145.62
ユーロ/円 158.91 - 159.02
ユーロ/米ドル 1.0955 - 1.0957
英ポンド/円 186.91 - 187.10
豪ドル/円 87.41 - 87.47
スイスフラン/円 170.18 - 170.26
原油(WTIC原油先物) 61.99 -4.96 (-7.41%) ⇒▲Wr逆立.Low大 ⇒▲Wr.Low2超

◇ドル反発 円高維持.146円後半 原油.▲Wr.Low2超.61ドル  
4.5
米ドル/円 146.94 - 147.02
ユーロ/円 160.93 - 160.99
ユーロ/米ドル 1.0955 - 1.0957
英ポンド/円 189.35 - 189.44
豪ドル/円 88.74 - 88.85
スイスフラン/円 170.69 - 170.75
原油(WTIC原油先物) 61.99 -4.96 (-7.41%) ⇒▽逆立 ⇒▲Wr逆立.Low大 ⇒▲Wr.Low2超

▲ドル急落 円高すすむ.145円後半 原油.▲Wr逆立.Low大.66ドル台  
4.4
米ドル/円 145.96 - 145.98
ユーロ/円 161.30 - 161.38
ユーロ/米ドル 1.1051 - 1.1055
英ポンド/円 191.22 - 191.26
豪ドル/円 92.39 - 92.42
スイスフラン/円 169.94 - 170.06
原油(WTIC原油先物) 66.95 -4.76 (-6.64%) ⇒▲nrもみあい ⇒▽逆立 ⇒▲Wr逆立.Low大

StockCharts ⇒  

4.2
NYダウ   42,225.32 +235.36 +0.56%
S&P500   5,670.97 +37.90 +0.67%
NASDAQ 17,601.04 +151.15 +0.87%
--------------------------------------------------------------
4.3
NYダウ   40,545.93 -1,679.39 -3.98%
S&P500   5,396.52 -274.45 -4.83%
NASDAQ 16,550.60 -1,050.44 -5.97%
--------------------------------------------------------------
4.4
NYダウ   38,314.86 -2,231.07 -5.50%
S&P500   5,074.08 -322.44 -5.97%
NASDAQ 15,587.78 -962.81 -5.82%
--------------------------------------------------------------

NYダウ(INDU) ⇒▽wr吞込み.20MA突破 ⇒▲wr逆立.Low大 ⇒▲WR.Low2超
S&P500(SPX) ⇒▽wr吞込み.+test20MA ⇒▲wr逆立.Low大 ⇒▲WR.Low2超 
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽wr吞込み.+test20MA ⇒▲wr逆立.Low大 ⇒▲WR.Low2大
【 SOX指数 】
3,597.66 -296.03 (-7.60%) ⇒▽wr吞込み.買戻し ⇒▲wr逆立.Low大 ⇒▲wr.Low2大

【 VIX恐怖指数 】
45.31 +15.29 (+50.93%) ⇒▲吞込み ⇒▽wr.High.上げ大 ⇒▽WR.High超
⇒+50.93P (45台)
⇒+39.56P (30台)
⇒-1.19P (21台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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米国株、ダウ続落し2231ドル安 「調整局面」入り 関税応酬への警戒  
▲WR.Low2超
ダウ工業株30種平均は大幅に続落
・昨年12月4日に付けた最高値から14.8%下げ、「調整局面」入りとされる水準となった。中国が4日に米国の相互関税への報復措置を発表。関税の応酬による景気や企業収益の悪化を懸念した売りが膨らみ、取引終了にかけて下げ幅を拡大した。

▲WR.Low2大
ナスダック総合株価指数は大幅に続落
・昨年12月16日につけた高値からの下落率が22.7%となり、「弱気相場」入りの目安とされる20%を超えた。
・テスラが10%下げた。
・メタプラットフォームズやパランティア・テクノロジーズなども軒並み売られた。

NYダウは2231ドル安、貿易摩擦の深刻化懸念や利下げ期待後退で売り加速

・トランプ政権の相互関税が想定以上に厳しいものとなり、景気への影響を警戒し、寄り付き後、下落。

・ISM非製造業景況指数が予想以上に低下したため景気後退入り懸念が一段と強まり、大幅続落した。

・トランプ政権の相互関税を受け、欧州やカナダが報復措置に強い姿勢を見せたため、貿易摩擦悪化懸念も一段の売りにつながり、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。
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1.
・中国政府は4日、米国からの全ての輸入品に34%の追加関税をかけると発表した。米国が2日に発表した相互関税では中国に34%を追加で課すとしており、報復措置とみられる。中国は工業生産に欠かせないレアアース(希土類)の輸出規制も決めた。貿易摩擦の激化が世界経済を冷やしかねないとの警戒から、幅広い銘柄が売られた。

・米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日の講演で「不確実性は高まったままだが、関税引き上げは想定を大幅に上回ることが明らかになった。高インフレと成長鈍化を含む経済への影響も同様になるだろう」と話した。今後のデータや見通しを慎重に見極めるといい、金融政策の適切な方向を示すのは「時期尚早」と語った。景気懸念が強まるなかでも「FRBによる早期の救出は見込めない」(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)との観測も相場の重荷となった。

・トランプ米大統領は3日夕に半導体と医薬品を対象にした関税を近く発表するとの考えを示した。貿易相手からの報復措置が広がる可能性も意識されている。JPモルガンは3日、世界経済が後退局面入りする確率を40%から60%に引き上げた。投資家の不安心理が高まるなか、「恐怖指数」とも呼ばれる米株の変動性指数(VIX)は4日、45台と20年4月以来5年ぶりの高水準となった。

・海外の売上高で中国の比率が相対的に高い銘柄に売りが出やすかった。スリーエム(3M)やエヌビディア、キャタピラーが売られた。中国販売の拡大が期待されていたボーイングは9%下げた。景気懸念からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースといった金融株も大幅安となった。米原油先物相場は4日に一時は期近物として4年ぶりの安値を付け、シェブロンは8%安となった。


2.
・耐久消費財・アパレルが上昇。
・自動車・自動車部品が下落。


・スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)やヨガアパレルのルルレモン(LULU)は生産の主要拠点となるベトナムの指導者がトランプ大統領との会談で関税引き下げを示唆したとの報道で、問題解決期待にそれぞれ買い戻された。
・住宅建設会社のDRホートン(DHI)やKBホームズ(KBH)、住宅ローン金利の低下で需要回復期待に上昇。


・スリーエム(3M)やエヌビディア、キャタピラーが売られた。
・中国販売の拡大が期待されていたボーイングは9%下げた。
・景気懸念からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースといった金融株も大幅安となった。
・米原油先物相場は4日に一時は期近物として4年ぶりの安値を付け、シェブロンは8%安となった。
・化粧品メーカーのエスティローダー(EL)は、中国のエクスポ―ジャーが多く、米中貿易摩擦の悪化に伴う業績悪化懸念に下落。
・化学メーカーのデュポン・ド・ヌムール(DD)は中国当局が独禁法違反の疑いでデュポン・チャイナを調査しているとの報道が嫌気され、下落。
・ホテルチェーン運営のヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス(HLT)や、マリオット・インターナショナル(MAR)などは、米国に対するボイコットで利用者減少などを警戒しそれぞれ下落。
・クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)やノルウェージャン・クルーズライン(NCLH)も景気悪化で売り上げが減少するとの懸念に下落。


3.
・テスラが10%下げた。
・メタプラットフォームズやパランティア・テクノロジーズなども軒並み売られた。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
★ TSM 146.8 -6.72%
★ エヌビディア 94.31 -7.36%
★ ASML 605.55 -2.84%
★ インテル 19.85 -11.50%
★ QCOM クアルコム 127.46 -8.58%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 126.95 -6.32%
★ AMD 85.76 -8.57%
★ MU ミクロン・テクノロジー 64.72 -12.94%
★ テラダイン 68.72 -8.48%
--------------------------------------------------------------
★ TSM 157.38 -7.64%
★ エヌビディア 101.8 -7.81%
★ ASML 623.22 -6.84%
◇ インテル 22.43 2.05%
★ QCOM クアルコム 139.42 -9.51%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 135.51 -8.28%
★ AMD 93.8 -8.90%
★ MU ミクロン・テクノロジー 74.34 -16.09%
★ テラダイン 75.09 -10.20%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 170.39 1.04%
◇ エヌビディア 110.42 0.25%
◇ ASML 669.01 0.25%
◆ インテル 21.98 -0.32%
◇ QCOM クアルコム 154.08 0.67%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 147.75 1.43%
◇ AMD 102.96 0.18%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 88.6 -0.12%
◇ テラダイン 83.62 1.22%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
◇ドル反発 円高維持.146円後半
//◇◆▲▲ 
・ドル指数が上昇。--3月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことが追い風になった。パウエルFRB議長の発言も意識された。
・円は対ドルで下落。朝方は上昇し、一時1%高の1ドル=144円56銭を付けたが、その後は下げに転じ、147円43銭まで売られた。

ドル円相場は 米東部時間 16時 57 分
⇒¥146.94 ¥0.88 +0.60%
⇒¥146.14 -¥3.14 -2.10%
⇒¥149.39 -¥0.22 -0.15%

4.4
CIFCアセット・マネジメントのマネジングディレクター、ナタリア・ロジェフスキー氏
「今週の大規模な関税措置を踏まえると、データはやや鮮度を失っているが、雇用の数字が予想を大きく上回ったことは、週末にかけて投資家のセンチメントを支えるはずだ」と。

【米国株】
▲続落
//◇◇◇▲▲ 

・4日の米株式相場は大幅続落。
・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が関税による経済的影響は想定よりも大きくなると示唆し、それにはインフレ率上昇や成長減速が含まれると述べたことが嫌気された。
・ 貿易戦争による経済的リスクにもかかわらず、パウエル氏は金利に関して様子見のアプローチをとる考えを改めて示した。
・S&P500種株価指数は6%下げ、2020年3月以来の大幅安となった。
・この日発表された3月の米雇用統計は比較的堅調な内容となったものの、市場のセンチメントを押し上げることはできなかった。


4.4
ロイトホルト・グループのダグ・ラムゼー最高投資責任者
「市場の動きはリセッション(景気後退)の到来を強く示唆している」と。「市場の動きそのものが、リセッションを引き起こす最終的なきかっけとなることも多い」と。

バワーゾック・キャピタル・パートナーズのエミリー・ヒル氏
「投資家は米金融当局が救済に乗り出すと期待しているが、年内に数回の利下げを実施したところで、こうした関税がもたらし得る経済的ダメージを修復させることができるのか不透明だ」と。

ホライゾン・インベストメンツのスコット・ラドナー最高投資責任者
「雇用統計が良好でも、リセッション懸念を和らげるには十分ではない。過去のデータに基づくバックワードルッキングの数字であり、経済が貿易戦争でどれだけの打撃を受けるのか十分な洞察を与えるものではない」と。

CFRAのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏
まとめたデータによると、S&P500種の実績ベースの株価収益率(PER)は歴史的に見ると、景気下降前に起きる株価急落時に平均で15.6倍まで低下する傾向がある。現在のPERは最近の売り浴びせにもかかわらず23倍にとどまっており、株価がさらに下落する余地がまだ大きいことが示唆される。

【米国債】
▽上昇
//◇◇▽▽▽
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・トランプ氏による関税発表の余波で市場に動揺が広がる中、米利下げ観測が強まった。

・米10年債利回り
⇒4.00% -2.9 -0.71%
⇒4.03% -9.6 -2.34%
⇒4.12% -4.6 -1.10%
  
  
4.4
TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、ヤン・ネブルジ氏
「きょうは全て、経済が大きな打撃を受けるとの予想に駆り立てられた動きになっている」と。
「実際に導入されている政策の影響は今後、各経済指標にもっと反映されていく。3月時点では、全ての影響が経済に波及するにはまだやや時期尚早だった」と。

【原油】
▲大幅続落
//▽◆◇▲▲ 
・ニューヨーク原油は4年ぶり安値に急落。
・石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」が前日に発表した増産合意を嫌気した。
・2日にトランプ米大統領が発表した一連の関税は、世界経済とエネルギー消費を脅かしている。OPECプラスは5月の増産規模を従来の3倍に拡大。加盟国代表によれば、生産枠破りのメンバー国に対する処罰として意図的に価格押し下げを試みた。


⇒WTI先物5月限は、前日比4.96ドル(▲7.4%)安い1バレル=61.99ドル。
⇒WTI先物5月限は、前日比4.76ドル(▲6.6%)安い1バレル=66.95ドル。
⇒WTI先物5月限は、前日比51セント(◇0.7%)高い1バレル=71.71ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は▲6.5%下げて65.58ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は▲6.4%下げて70.14ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は◇0.6%上昇の74.95ドル。


4.4
ダーン・ストライフェン氏らゴールドマンのアナリスト
「かつて警告した2つの主要ダウンサイドリスクが現実になろうとしている。関税のエスカレートと、OPECプラスの供給増だ」とリポート。「リセッションリスクの上昇で、価格のボラティリティー(変動率)の高い状態が続きそうだ」と。

【NY金】
▲大幅続落
//▽◆◇▲▲
・ニューヨーク金相場は反落。

・過去最高値からの下げを拡大した。
・トランプ米大統領の関税政策が予想より攻撃的な内容となったことを受け、世界貿易戦争の影響が懸念されている。
・今年の金は関税に振り回されながらも、ボラティリティー上昇や、マクロ経済と地政学的環境の追い風を受け、年初からは大きく上昇。昨年は中央銀行による大量の購入や、アジアでの強い需要、連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和に支えられ、過去最高値の更新を繰り返した。

⇒金先物6月限は86.30ドル(▲2.8%)安い3035.40ドル。
⇒金先物6月限は44.50ドル(▲1.4%)安の3121.70ドル。
⇒金先物6月限は20.20ドル(◇0.6%)高の3166.20ドル。

4.4
MKS・PAMPの金属戦略責任者、ニッキー・シールズ氏
「米株式市場では時価総額の歴史的消失が起きており、富の破壊は深刻だ」と。「安全資産としてこのところ着実に買われていた金も、この大規模なリスク回避の動きには無傷でいられない」と。

【欧州株】

4.2
英FTSETM100指数 8,608.48 -26.32 -0.30%
独DAX指数 22,390.84 -149.14 -0.66%
仏CAC指数 7,858.83 -17.53 -0.22%
--------------------------------------------------------------
4.3
英FTSETM100指数 8,474.74 -133.74 -1.55%
独DAX指数 21,717.39 -673.45 -3.01%
仏CAC指数 7,598.98 -259.85 -3.31%
--------------------------------------------------------------
4.4
英FTSETM100指数 8,054.98 -419.76 -4.95%
独DAX指数 20,641.72 -1,075.67 -4.95%
仏CAC指数 7,274.95 -324.03 -4.26%
--------------------------------------------------------------

⇒▲はらみ.様子見 ⇒▲Wr逆立.Low ⇒▲WR切下げ.Low2大
⇒▲nrはらみ.様子見 ⇒▲nr.Low ⇒▲WR.Low2大
⇒-△nrはらみ.様子見 ⇒▲Low ⇒▲WrLow2大.窓埋め  

▲下落
//▲▽◆▲▲
・中国が米国に対する報復関税を発表し、世界の貿易戦争が激化する中、欧州株も大幅に下落した。
・ストックス欧州600指数は5.1%下落。
・銀行株が最も下落し、ストックス600銀行指数は10%下落。
・週次では5年前の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時以来の大幅下落。
・イタリア、フランス、スイス、ドイツの株式市場も調整局面に入った。

【欧州債】
◇上昇
//◆◇◇◇ 
・4日の欧州債券市場は、前日に続き国債価格が広く急上昇。
・米国の関税によって欧州経済に悪影響が及ぶとの懸念から、欧州中央銀行(ECB)が積極的に利下げするとの見通しが拡大。

・週次では、ドイツ10年債は4カ月ぶりとなる大幅上昇となった。ドイツ債利回りは先月、ドイツ政府が歴史的な財政出動策を発表したことを受けて急上昇。
・英国債も上昇し、10年債利回りは一時15bp下落し4.38%となった。

・独国債10年物
⇒2.58% -0.07
⇒2.65% -0.07
⇒2.72% +0.03
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.45% -0.07
⇒4.52% -0.12
⇒4.64% +0.01
---------------------------

2025年4月5日土曜日

◇ドル反発 円高維持.146円後半 原油.▲Wr.Low2超.61ドル 令和7.4.5.Sat

//◇◆◇◇▲//◆◇◆▲◇ ドル円 146円台( 金融政策意識 )
//◇▲◆▽◆//◆◇◆▲◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◆▽◇▲//_▽◆▲▲ 原油 61ドル台 (社会システムの正常化待ち )
--------------------------------------------------------------
外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◇ドル反発 円高維持.146円後半 原油.▲Wr.Low2超.61ドル  
4.5
米ドル/円 146.94 - 147.02
ユーロ/円 160.93 - 160.99
ユーロ/米ドル 1.0955 - 1.0957
英ポンド/円 189.35 - 189.44
豪ドル/円 88.74 - 88.85
スイスフラン/円 170.69 - 170.75
原油(WTIC原油先物) 61.99 -4.96 (-7.41%) ⇒▽逆立 ⇒▲Wr逆立.Low大 ⇒▲Wr.Low2超

▲ドル急落 円高すすむ.145円後半 原油.▲Wr逆立.Low大.66ドル台  
4.4
米ドル/円 145.96 - 145.98
ユーロ/円 161.30 - 161.38
ユーロ/米ドル 1.1051 - 1.1055
英ポンド/円 191.22 - 191.26
豪ドル/円 92.39 - 92.42
スイスフラン/円 169.94 - 170.06
原油(WTIC原油先物) 66.95 -4.76 (-6.64%) ⇒▲nrもみあい ⇒▽逆立 ⇒▲Wr逆立.Low大

▲ドル下落 円高に反転.148円半ば 原油.▽逆立.71ドル 
4.3
米ドル/円 148.47 - 148.49
ユーロ/円 160.66 - 160.70
ユーロ/米ドル 1.0821 - 1.0822
英ポンド/円 192.80 - 192.87
豪ドル/円 92.72 - 92.75
スイスフラン/円 168.51 - 168.55
原油(WTIC原油先物) 71.71 +0.51 (+0.72%) ⇒▽Wr逆立.50MA突破 ⇒▲nrもみあい ⇒▽逆立

StockCharts ⇒  

4.2
NYダウ   42,225.32 +235.36 +0.56%
S&P500   5,670.97 +37.90 +0.67%
NASDAQ 17,601.04 +151.15 +0.87%
--------------------------------------------------------------
4.3
NYダウ   40,545.93 -1,679.39 -3.98%
S&P500   5,396.52 -274.45 -4.83%
NASDAQ 16,550.60 -1,050.44 -5.97%
--------------------------------------------------------------
4.4
NYダウ   38,314.86 -2,231.07 -5.50%
S&P500   5,074.08 -322.44 -5.97%
NASDAQ 15,587.78 -962.81 -5.82%
--------------------------------------------------------------

NYダウ(INDU) ⇒▽wr吞込み.20MA突破 ⇒▲wr逆立.Low大 ⇒▲WR.Low2超
S&P500(SPX) ⇒▽wr吞込み.+test20MA ⇒▲wr逆立.Low大 ⇒▲WR.Low2超 
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽wr吞込み.+test20MA ⇒▲wr逆立.Low大 ⇒▲WR.Low2大
【 SOX指数 】
3,597.66 -296.03 (-7.60%) ⇒▽wr吞込み.買戻し ⇒▲wr逆立.Low大 ⇒▲wr.Low2大

【 VIX恐怖指数 】
45.31 +15.29 (+50.93%) ⇒▲吞込み ⇒▽wr.High.上げ大 ⇒▽WR.High超
⇒+50.93P (45台)
⇒+39.56P (30台)
⇒-1.19P (21台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

-------------------------------------------------------------
米国株、ダウ続落し2231ドル安 「調整局面」入り 関税応酬への警戒  
▲WR.Low2超
ダウ工業株30種平均は大幅に続落
・昨年12月4日に付けた最高値から14.8%下げ、「調整局面」入りとされる水準となった。中国が4日に米国の相互関税への報復措置を発表。関税の応酬による景気や企業収益の悪化を懸念した売りが膨らみ、取引終了にかけて下げ幅を拡大した。

▲WR.Low2大
ナスダック総合株価指数は大幅に続落
・昨年12月16日につけた高値からの下落率が22.7%となり、「弱気相場」入りの目安とされる20%を超えた。
・テスラが10%下げた。
・メタプラットフォームズやパランティア・テクノロジーズなども軒並み売られた。

NYダウは2231ドル安、貿易摩擦の深刻化懸念や利下げ期待後退で売り加速

・トランプ政権の相互関税が想定以上に厳しいものとなり、景気への影響を警戒し、寄り付き後、下落。

・ISM非製造業景況指数が予想以上に低下したため景気後退入り懸念が一段と強まり、大幅続落した。

・トランプ政権の相互関税を受け、欧州やカナダが報復措置に強い姿勢を見せたため、貿易摩擦悪化懸念も一段の売りにつながり、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。
--------------------------------------------------------------

1.
・中国政府は4日、米国からの全ての輸入品に34%の追加関税をかけると発表した。米国が2日に発表した相互関税では中国に34%を追加で課すとしており、報復措置とみられる。中国は工業生産に欠かせないレアアース(希土類)の輸出規制も決めた。貿易摩擦の激化が世界経済を冷やしかねないとの警戒から、幅広い銘柄が売られた。

・米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日の講演で「不確実性は高まったままだが、関税引き上げは想定を大幅に上回ることが明らかになった。高インフレと成長鈍化を含む経済への影響も同様になるだろう」と話した。今後のデータや見通しを慎重に見極めるといい、金融政策の適切な方向を示すのは「時期尚早」と語った。景気懸念が強まるなかでも「FRBによる早期の救出は見込めない」(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)との観測も相場の重荷となった。

・トランプ米大統領は3日夕に半導体と医薬品を対象にした関税を近く発表するとの考えを示した。貿易相手からの報復措置が広がる可能性も意識されている。JPモルガンは3日、世界経済が後退局面入りする確率を40%から60%に引き上げた。投資家の不安心理が高まるなか、「恐怖指数」とも呼ばれる米株の変動性指数(VIX)は4日、45台と20年4月以来5年ぶりの高水準となった。

・海外の売上高で中国の比率が相対的に高い銘柄に売りが出やすかった。スリーエム(3M)やエヌビディア、キャタピラーが売られた。中国販売の拡大が期待されていたボーイングは9%下げた。景気懸念からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースといった金融株も大幅安となった。米原油先物相場は4日に一時は期近物として4年ぶりの安値を付け、シェブロンは8%安となった。


2.
・耐久消費財・アパレルが上昇。
・自動車・自動車部品が下落。


・スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)やヨガアパレルのルルレモン(LULU)は生産の主要拠点となるベトナムの指導者がトランプ大統領との会談で関税引き下げを示唆したとの報道で、問題解決期待にそれぞれ買い戻された。
・住宅建設会社のDRホートン(DHI)やKBホームズ(KBH)、住宅ローン金利の低下で需要回復期待に上昇。


・スリーエム(3M)やエヌビディア、キャタピラーが売られた。
・中国販売の拡大が期待されていたボーイングは9%下げた。
・景気懸念からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースといった金融株も大幅安となった。
・米原油先物相場は4日に一時は期近物として4年ぶりの安値を付け、シェブロンは8%安となった。
・化粧品メーカーのエスティローダー(EL)は、中国のエクスポ―ジャーが多く、米中貿易摩擦の悪化に伴う業績悪化懸念に下落。
・化学メーカーのデュポン・ド・ヌムール(DD)は中国当局が独禁法違反の疑いでデュポン・チャイナを調査しているとの報道が嫌気され、下落。
・ホテルチェーン運営のヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス(HLT)や、マリオット・インターナショナル(MAR)などは、米国に対するボイコットで利用者減少などを警戒しそれぞれ下落。
・クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)やノルウェージャン・クルーズライン(NCLH)も景気悪化で売り上げが減少するとの懸念に下落。


3.
・テスラが10%下げた。
・メタプラットフォームズやパランティア・テクノロジーズなども軒並み売られた。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
★ TSM 146.8 -6.72%
★ エヌビディア 94.31 -7.36%
★ ASML 605.55 -2.84%
★ インテル 19.85 -11.50%
★ QCOM クアルコム 127.46 -8.58%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 126.95 -6.32%
★ AMD 85.76 -8.57%
★ MU ミクロン・テクノロジー 64.72 -12.94%
★ テラダイン 68.72 -8.48%
--------------------------------------------------------------
★ TSM 157.38 -7.64%
★ エヌビディア 101.8 -7.81%
★ ASML 623.22 -6.84%
◇ インテル 22.43 2.05%
★ QCOM クアルコム 139.42 -9.51%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 135.51 -8.28%
★ AMD 93.8 -8.90%
★ MU ミクロン・テクノロジー 74.34 -16.09%
★ テラダイン 75.09 -10.20%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 170.39 1.04%
◇ エヌビディア 110.42 0.25%
◇ ASML 669.01 0.25%
◆ インテル 21.98 -0.32%
◇ QCOM クアルコム 154.08 0.67%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 147.75 1.43%
◇ AMD 102.96 0.18%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 88.6 -0.12%
◇ テラダイン 83.62 1.22%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
◇ドル反発 円高維持.146円後半
//▽◆◇◇▲//◇◆▲▲ 
・ドル指数が上昇。--3月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことが追い風になった。パウエルFRB議長の発言も意識された。
・円は対ドルで下落。朝方は上昇し、一時1%高の1ドル=144円56銭を付けたが、その後は下げに転じ、147円43銭まで売られた。

ドル円相場は 米東部時間 16時 57 分
⇒¥146.94 ¥0.88 +0.60%
⇒¥146.14 -¥3.14 -2.10%
⇒¥149.39 -¥0.22 -0.15%

4.4
CIFCアセット・マネジメントのマネジングディレクター、ナタリア・ロジェフスキー氏
「今週の大規模な関税措置を踏まえると、データはやや鮮度を失っているが、雇用の数字が予想を大きく上回ったことは、週末にかけて投資家のセンチメントを支えるはずだ」と。

【米国株】
▲続落
//▽◇▲▲▲//◇◇◇▲▲ 

・4日の米株式相場は大幅続落。
・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が関税による経済的影響は想定よりも大きくなると示唆し、それにはインフレ率上昇や成長減速が含まれると述べたことが嫌気された。
・ 貿易戦争による経済的リスクにもかかわらず、パウエル氏は金利に関して様子見のアプローチをとる考えを改めて示した。
・S&P500種株価指数は6%下げ、2020年3月以来の大幅安となった。
・この日発表された3月の米雇用統計は比較的堅調な内容となったものの、市場のセンチメントを押し上げることはできなかった。


4.4
ロイトホルト・グループのダグ・ラムゼー最高投資責任者
「市場の動きはリセッション(景気後退)の到来を強く示唆している」と。「市場の動きそのものが、リセッションを引き起こす最終的なきかっけとなることも多い」と。

バワーゾック・キャピタル・パートナーズのエミリー・ヒル氏
「投資家は米金融当局が救済に乗り出すと期待しているが、年内に数回の利下げを実施したところで、こうした関税がもたらし得る経済的ダメージを修復させることができるのか不透明だ」と。

ホライゾン・インベストメンツのスコット・ラドナー最高投資責任者
「雇用統計が良好でも、リセッション懸念を和らげるには十分ではない。過去のデータに基づくバックワードルッキングの数字であり、経済が貿易戦争でどれだけの打撃を受けるのか十分な洞察を与えるものではない」と。

CFRAのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏
まとめたデータによると、S&P500種の実績ベースの株価収益率(PER)は歴史的に見ると、景気下降前に起きる株価急落時に平均で15.6倍まで低下する傾向がある。現在のPERは最近の売り浴びせにもかかわらず23倍にとどまっており、株価がさらに下落する余地がまだ大きいことが示唆される。

【米国債】
▽上昇
//▲◇◆◆▽//◇◇▽▽▽
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・トランプ氏による関税発表の余波で市場に動揺が広がる中、米利下げ観測が強まった。

・米10年債利回り
⇒4.00% -2.9 -0.71%
⇒4.03% -9.6 -2.34%
⇒4.12% -4.6 -1.10%
  
  
4.4
TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、ヤン・ネブルジ氏
「きょうは全て、経済が大きな打撃を受けるとの予想に駆り立てられた動きになっている」と。
「実際に導入されている政策の影響は今後、各経済指標にもっと反映されていく。3月時点では、全ての影響が経済に波及するにはまだやや時期尚早だった」と。

【原油】
▲大幅続落
//▽◆▽◇▲//▽◆◇▲▲ 
・ニューヨーク原油は4年ぶり安値に急落。
・石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」が前日に発表した増産合意を嫌気した。
・2日にトランプ米大統領が発表した一連の関税は、世界経済とエネルギー消費を脅かしている。OPECプラスは5月の増産規模を従来の3倍に拡大。加盟国代表によれば、生産枠破りのメンバー国に対する処罰として意図的に価格押し下げを試みた。


⇒WTI先物5月限は、前日比4.96ドル(▲7.4%)安い1バレル=61.99ドル。
⇒WTI先物5月限は、前日比4.76ドル(▲6.6%)安い1バレル=66.95ドル。
⇒WTI先物5月限は、前日比51セント(◇0.7%)高い1バレル=71.71ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は▲6.5%下げて65.58ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は▲6.4%下げて70.14ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は◇0.6%上昇の74.95ドル。


4.4
ダーン・ストライフェン氏らゴールドマンのアナリスト
「かつて警告した2つの主要ダウンサイドリスクが現実になろうとしている。関税のエスカレートと、OPECプラスの供給増だ」とリポート。「リセッションリスクの上昇で、価格のボラティリティー(変動率)の高い状態が続きそうだ」と。

【NY金】
▲大幅続落
//◆◇◆▽◇//▽◆◇▲▲
・ニューヨーク金相場は反落。

・過去最高値からの下げを拡大した。
・トランプ米大統領の関税政策が予想より攻撃的な内容となったことを受け、世界貿易戦争の影響が懸念されている。
・今年の金は関税に振り回されながらも、ボラティリティー上昇や、マクロ経済と地政学的環境の追い風を受け、年初からは大きく上昇。昨年は中央銀行による大量の購入や、アジアでの強い需要、連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和に支えられ、過去最高値の更新を繰り返した。

⇒金先物6月限は86.30ドル(▲2.8%)安い3035.40ドル。
⇒金先物6月限は44.50ドル(▲1.4%)安の3121.70ドル。
⇒金先物6月限は20.20ドル(◇0.6%)高の3166.20ドル。

4.4
MKS・PAMPの金属戦略責任者、ニッキー・シールズ氏
「米株式市場では時価総額の歴史的消失が起きており、富の破壊は深刻だ」と。「安全資産としてこのところ着実に買われていた金も、この大規模なリスク回避の動きには無傷でいられない」と。

【欧州株】

4.2
英FTSETM100指数 8,608.48 -26.32 -0.30%
独DAX指数 22,390.84 -149.14 -0.66%
仏CAC指数 7,858.83 -17.53 -0.22%
--------------------------------------------------------------
4.3
英FTSETM100指数 8,474.74 -133.74 -1.55%
独DAX指数 21,717.39 -673.45 -3.01%
仏CAC指数 7,598.98 -259.85 -3.31%
--------------------------------------------------------------
4.4
英FTSETM100指数 8,054.98 -419.76 -4.95%
独DAX指数 20,641.72 -1,075.67 -4.95%
仏CAC指数 7,274.95 -324.03 -4.26%
--------------------------------------------------------------

⇒▲はらみ.様子見 ⇒▲Wr逆立.Low ⇒▲WR切下げ.Low2大
⇒▲nrはらみ.様子見 ⇒▲nr.Low ⇒▲WR.Low2大
⇒-△nrはらみ.様子見 ⇒▲Low ⇒▲WrLow2大.窓埋め  

▲下落
//▲▽▲▲◆//▲▽◆▲▲
・中国が米国に対する報復関税を発表し、世界の貿易戦争が激化する中、欧州株も大幅に下落した。
・ストックス欧州600指数は5.1%下落。
・銀行株が最も下落し、ストックス600銀行指数は10%下落。
・週次では5年前の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時以来の大幅下落。
・イタリア、フランス、スイス、ドイツの株式市場も調整局面に入った。

【欧州債】
◇上昇
//◇◆◆◇◇//◆◇◇◇ 
・4日の欧州債券市場は、前日に続き国債価格が広く急上昇。
・米国の関税によって欧州経済に悪影響が及ぶとの懸念から、欧州中央銀行(ECB)が積極的に利下げするとの見通しが拡大。

・週次では、ドイツ10年債は4カ月ぶりとなる大幅上昇となった。ドイツ債利回りは先月、ドイツ政府が歴史的な財政出動策を発表したことを受けて急上昇。
・英国債も上昇し、10年債利回りは一時15bp下落し4.38%となった。

・独国債10年物
⇒2.58% -0.07
⇒2.65% -0.07
⇒2.72% +0.03
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.45% -0.07
⇒4.52% -0.12
⇒4.64% +0.01
---------------------------

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①. 米株から2兆ドル消失
3日の米株式相場は急落。S&P500種株価指数は時価総額およそ2兆ドル(約290兆円)が消失した。トランプ大統領が打ち出した大規模な関税措置がリセッション(景気後退)を引き起こすとの懸念が強まっている。~ 海外の製造業者にサプライチェーンを大きく依存している企業の株の下げがきつく、アジアのサプライヤーへの依存が大きいアップルは大幅安となった。~ 「米国第一主義」への期待が剥落し、米小型株は弱気相場入りした。~ 円は対ドルで一時145円20銭と、昨年10月以来の高値。

②. 米利下げ年内4回の予想高まる
短期金融市場では米政策金利の引き下げ観測が強まった。今年4回の0.25ポイント利下げが実施される確率が50%となった。2日時点では想定されていなかったシナリオだ。~ こうした中、クック米連邦準備制度理事会(FRB)理事は関税や他の政策変更を踏まえ、今年の経済成長減速とインフレ鈍化ペースの停滞を予想。その上で、当面は政策金利を据え置くべきだとの見解を示した。~ 。ジェファーソンFRB副議長は、経済見通しには高い不確実性が存在するものの、トランプ大統領の政策の影響を巡りより多くの情報が得られるまで、金利を急いで変更する必要はないと述べた。

③. 報復の連鎖
カナダのカーニー首相はトランプ政権による外国製自動車への輸入関税に対抗して、米国製自動車に25%の報復関税を課す方針を発表した。~ 主に米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に準拠していない車両が対象で、自動車部品には適用されない。~ 一方、フランスとドイツは、米関税措置に対してより強い対応を求め、交渉で欧州連合(EU)の立場を強化できるような強力な報復措置を主張している。マクロン仏大統領は企業に対し、米国での投資を見合わせるよう呼び掛けた。

④. AIデータセンター計画を縮小
マイクロソフトが世界各地でデータセンタープロジェクトから撤退しつつある。人工知能(AI)を動かす高性能サーバー群の計画について、同社がより厳しい見方をし始めたことを反映した動きだ。~ 関係者によると、マイクロソフトはインドネシア、英国、オーストラリアのほか、米イリノイ、ノースダコタ、ウィスコンシン各州で、データセンタープロジェクトの検討を停止したり、開発を延期したりしている。~ これがどれほどの需要縮小を反映しているのか、建設資材や電力の不足といった一時的な課題によるものかを見極めるのは難しい。

⑤. セブン&アイへの株主提案なく
セブン&アイ・ホールディングスが5月に開催する予定の定時株主総会に関して、3月末の締切までに株主提案を出した株主がいなかったことが分かった。同社の広報担当者がブルームバーグの取材に対し明らかにした。~ 物言う株主の1社である米資産運用会社アーチザン・パートナーズも提案を出さなかった。同社はかねてカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールとの買収交渉にきちんと臨むよう求めるなど、セブンに圧力をかけてきた。経営陣の責任追求も株主に呼び掛けていただけに、動向が注目されていた。
4日 【日本株】
日経平均 33,780.58 -955.35 -2.75%
TOPIX 2,482.06 -86.55 -3.37%
--------------------------------------------------------------
日経平均 ⇒▼nrはらみ.様子見 ⇒▲Low ⇒▲Low2
TOPIX ⇒▲逆立 ⇒▲Low ⇒▲Low2
--------------------------------------------------------------
【日経平均VI】
日経平均VI 35.58 +4.55 +14.66% ⇒▽はらみ上げ ( 35台 )
日経平均VI 31.03 +3.69 +13.50% ⇒+▼Wr上げ ( 31台 )
日経平均VI 27.34 -0.50 -1.80% ⇒-nr下げ ( 27台 )
--------------------------------------------------------------
4日、金利急低下、米関税で日銀動けずの声-銀行中心株大幅安

4日、東京株式相場は大幅安。
・米国の相互関税や各国の報復関税による景気懸念で昨日の米国株が急落したことや為替の円高基調を受け、リスク回避の売りが継続した。
・TOPIXは3月27日の高値から10%超下落して調整局面入りした。
・金利低下が逆風となる銀行や保険など金融株、海外原油先物安を受けた鉱業や石油・石炭製品株の下げが大きかった。
・自動車や電機など輸出関連、非鉄金属やゴム製品といった海外景気敏感業種も売られた。
・陸運など内需関連株の一角は堅調だった。

--------------------------------------------------------------
アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー  
関税政策を巡る交渉余地の有無や企業への影響が読めない中で「なかなか前向きなポジションは取りづらく、リスク回避姿勢が続いている」と。
以前から内需へのエクスポージャーを外需より高くしていたが、想定より高い関税率を受けてより内需に傾斜したと。

--------------------------------------------------------------
日経平均は大幅続落、関税ショックで33200円台まで急落する場面も

・米国株の大幅安や為替の円高加速などが嫌気されて、東京市場は大型株を中心に売り優勢で取引を開始。

・日経平均は34300円台でスタートした後、前日安値34102.00円や節目の34000円台を割り込んだ後は下げ幅を拡大。
・一部で半導体への追加関税の報道も伝わったことから日経平均は後場一段安となり、33259.76円まで下落する場面が見られた。

・ただ、昨年8月上旬以来の水準まで下落したことや、週間ベースで4000円ほどの大幅安などが意識されて押し目を狙う動きも一部で見られ、大引けにかけては下げ幅を縮小して取引を終えた。
・大引けの日経平均は前日比955.35円安(-2.75%)の33780.58円。

・陸運、食料品、不動産の3セクターのみ上昇。
・銀行、非鉄金属、石油・石炭製品、保険、鉱業などが下落。

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【個別銘柄】三井不、三越伊勢丹 など 


▽三井不 1371.5 +36 大幅反発。
トランプ政権の相互関税発表によって長期金利が低下、日銀の追加利上げペースも鈍化する可能性から、金利上昇デメリットの不動産株に資金が向かう展開となった。
また、SMBC日興証券では、インフレを背景とした賃料増・資産価値増など良好なファンダメンタルズに加え、アクティビストの住友不保有などもサポートとなり、今後も不動産株の良好な株価推移が続くとみている。

▲三越伊勢丹 1842 -111.5 大幅続落。
一昨日に発表した月次売上動向が嫌気されて、前日から下げの目立つ展開になっている。本日は、SMBC日興証券が投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も3200円から2400円に引き下げており、追加の売り材料につながる格好へ。
免税売上だけでなく国内客売上の低下も3月中旬の月次途中経過で確認されており、他の百貨店比較での売上トレンド差は縮小と判断のようだ。

--------------------------------------------------------------
4.4 動いた株・出来た株
◇セコム<9735> 5214 +251 ⇒ 米関税策の影響乏しい内需株として関心が向かう。
◇ニトリHD<9843> 15455 +725 ⇒ 一段の円高進行を好材料視。
◇シマノ<7309> 21680 +985 ⇒ 北米売上高小さく関税の影響乏しいとの見方か。
◇三井不動産<8801> 1397 +61.5 ⇒ 金利低下で不動産セクターに資金向かう。
◇山崎製パン<2212> 2906 +122.5 ⇒ 円高メリット銘柄の一角として資金向かうか。
◇東日本旅客鉄道<9020> 3084 +103 ⇒ 内需系のディフェンシブ銘柄として資金シフトの動き。
◆みずほ<8411> 3230 -462 ⇒ 国内長期金利の低下基調続く。
◆りそなHD<8308> 1006 -135.5 ⇒ 前日に続き銀行株の下げ目立つ展開で。
◆フジクラ<5803> 4321 -571 ⇒ 半導体株同様に電線株も売りが続く。
◆三菱UFJ<8306> 1625 -198 ⇒ 日銀の利上げ期待後退で引き続き銀行株には売り。
◆三井住友<8316> 3045 -353 ⇒ メガバンクのきつい下げが続く。
◆川崎重工業<7012> 7498 -895 ⇒ 地合い悪化の中で防衛関連も揃ってきつい下げに。
◆大阪チタニウムテクノロジーズ<5726> 1540 -183 ⇒ 昨年来の安値更新で見切り売り圧力も強まる。
◆武蔵精密工業<7220> 2050 -236 ⇒ データセンター関連も半導体同様に売られる。
◆キオクシアHD<285A> 1850 -215 ⇒ 半導体株安の中でほぼ株価上昇前の水準にまで調整。

2025年4月4日金曜日

▲ドル急落 円高すすむ.145円後半 原油.▲Wr逆立.Low大.66ドル台 令和7.4.4.Fri

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①. 米株から2兆ドル消失
3日の米株式相場は急落。S&P500種株価指数は時価総額およそ2兆ドル(約290兆円)が消失した。トランプ大統領が打ち出した大規模な関税措置がリセッション(景気後退)を引き起こすとの懸念が強まっている。~ 海外の製造業者にサプライチェーンを大きく依存している企業の株の下げがきつく、アジアのサプライヤーへの依存が大きいアップルは大幅安となった。~ 「米国第一主義」への期待が剥落し、米小型株は弱気相場入りした。~ 円は対ドルで一時145円20銭と、昨年10月以来の高値。

②. 米利下げ年内4回の予想高まる
短期金融市場では米政策金利の引き下げ観測が強まった。今年4回の0.25ポイント利下げが実施される確率が50%となった。2日時点では想定されていなかったシナリオだ。~ こうした中、クック米連邦準備制度理事会(FRB)理事は関税や他の政策変更を踏まえ、今年の経済成長減速とインフレ鈍化ペースの停滞を予想。その上で、当面は政策金利を据え置くべきだとの見解を示した。~ 。ジェファーソンFRB副議長は、経済見通しには高い不確実性が存在するものの、トランプ大統領の政策の影響を巡りより多くの情報が得られるまで、金利を急いで変更する必要はないと述べた。

③. 報復の連鎖
カナダのカーニー首相はトランプ政権による外国製自動車への輸入関税に対抗して、米国製自動車に25%の報復関税を課す方針を発表した。~ 主に米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に準拠していない車両が対象で、自動車部品には適用されない。~ 一方、フランスとドイツは、米関税措置に対してより強い対応を求め、交渉で欧州連合(EU)の立場を強化できるような強力な報復措置を主張している。マクロン仏大統領は企業に対し、米国での投資を見合わせるよう呼び掛けた。

④. AIデータセンター計画を縮小
マイクロソフトが世界各地でデータセンタープロジェクトから撤退しつつある。人工知能(AI)を動かす高性能サーバー群の計画について、同社がより厳しい見方をし始めたことを反映した動きだ。~ 関係者によると、マイクロソフトはインドネシア、英国、オーストラリアのほか、米イリノイ、ノースダコタ、ウィスコンシン各州で、データセンタープロジェクトの検討を停止したり、開発を延期したりしている。~ これがどれほどの需要縮小を反映しているのか、建設資材や電力の不足といった一時的な課題によるものかを見極めるのは難しい。

⑤. セブン&アイへの株主提案なく
セブン&アイ・ホールディングスが5月に開催する予定の定時株主総会に関して、3月末の締切までに株主提案を出した株主がいなかったことが分かった。同社の広報担当者がブルームバーグの取材に対し明らかにした。~ 物言う株主の1社である米資産運用会社アーチザン・パートナーズも提案を出さなかった。同社はかねてカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールとの買収交渉にきちんと臨むよう求めるなど、セブンに圧力をかけてきた。経営陣の責任追求も株主に呼び掛けていただけに、動向が注目されていた。
4日 【日本株】
日経平均 33,780.58 -955.35 -2.75%
TOPIX 2,482.06 -86.55 -3.37%
--------------------------------------------------------------
日経平均 ⇒▼nrはらみ.様子見 ⇒▲Low ⇒▲Low2
TOPIX ⇒▲逆立 ⇒▲Low ⇒▲Low2
--------------------------------------------------------------
【日経平均VI】
日経平均VI 35.58 +4.55 +14.66% ⇒▽はらみ上げ ( 35台 )
日経平均VI 31.03 +3.69 +13.50% ⇒+▼Wr上げ ( 31台 )
日経平均VI 27.34 -0.50 -1.80% ⇒-nr下げ ( 27台 )
--------------------------------------------------------------
4日、金利急低下、米関税で日銀動けずの声-銀行中心株大幅安

4日、東京株式相場は大幅安。
・米国の相互関税や各国の報復関税による景気懸念で昨日の米国株が急落したことや為替の円高基調を受け、リスク回避の売りが継続した。
・TOPIXは3月27日の高値から10%超下落して調整局面入りした。
・金利低下が逆風となる銀行や保険など金融株、海外原油先物安を受けた鉱業や石油・石炭製品株の下げが大きかった。
・自動車や電機など輸出関連、非鉄金属やゴム製品といった海外景気敏感業種も売られた。
・陸運など内需関連株の一角は堅調だった。

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アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー  
関税政策を巡る交渉余地の有無や企業への影響が読めない中で「なかなか前向きなポジションは取りづらく、リスク回避姿勢が続いている」と。
以前から内需へのエクスポージャーを外需より高くしていたが、想定より高い関税率を受けてより内需に傾斜したと。

--------------------------------------------------------------
日経平均は大幅続落、関税ショックで33200円台まで急落する場面も

・米国株の大幅安や為替の円高加速などが嫌気されて、東京市場は大型株を中心に売り優勢で取引を開始。

・日経平均は34300円台でスタートした後、前日安値34102.00円や節目の34000円台を割り込んだ後は下げ幅を拡大。
・一部で半導体への追加関税の報道も伝わったことから日経平均は後場一段安となり、33259.76円まで下落する場面が見られた。

・ただ、昨年8月上旬以来の水準まで下落したことや、週間ベースで4000円ほどの大幅安などが意識されて押し目を狙う動きも一部で見られ、大引けにかけては下げ幅を縮小して取引を終えた。
・大引けの日経平均は前日比955.35円安(-2.75%)の33780.58円。

・陸運、食料品、不動産の3セクターのみ上昇。
・銀行、非鉄金属、石油・石炭製品、保険、鉱業などが下落。

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【個別銘柄】三井不、三越伊勢丹 など 


▽三井不 1371.5 +36 大幅反発。
トランプ政権の相互関税発表によって長期金利が低下、日銀の追加利上げペースも鈍化する可能性から、金利上昇デメリットの不動産株に資金が向かう展開となった。
また、SMBC日興証券では、インフレを背景とした賃料増・資産価値増など良好なファンダメンタルズに加え、アクティビストの住友不保有などもサポートとなり、今後も不動産株の良好な株価推移が続くとみている。

▲三越伊勢丹 1842 -111.5 大幅続落。
一昨日に発表した月次売上動向が嫌気されて、前日から下げの目立つ展開になっている。本日は、SMBC日興証券が投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も3200円から2400円に引き下げており、追加の売り材料につながる格好へ。
免税売上だけでなく国内客売上の低下も3月中旬の月次途中経過で確認されており、他の百貨店比較での売上トレンド差は縮小と判断のようだ。

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4.4 動いた株・出来た株
◇セコム<9735> 5214 +251 ⇒ 米関税策の影響乏しい内需株として関心が向かう。
◇ニトリHD<9843> 15455 +725 ⇒ 一段の円高進行を好材料視。
◇シマノ<7309> 21680 +985 ⇒ 北米売上高小さく関税の影響乏しいとの見方か。
◇三井不動産<8801> 1397 +61.5 ⇒ 金利低下で不動産セクターに資金向かう。
◇山崎製パン<2212> 2906 +122.5 ⇒ 円高メリット銘柄の一角として資金向かうか。
◇東日本旅客鉄道<9020> 3084 +103 ⇒ 内需系のディフェンシブ銘柄として資金シフトの動き。
◆みずほ<8411> 3230 -462 ⇒ 国内長期金利の低下基調続く。
◆りそなHD<8308> 1006 -135.5 ⇒ 前日に続き銀行株の下げ目立つ展開で。
◆フジクラ<5803> 4321 -571 ⇒ 半導体株同様に電線株も売りが続く。
◆三菱UFJ<8306> 1625 -198 ⇒ 日銀の利上げ期待後退で引き続き銀行株には売り。
◆三井住友<8316> 3045 -353 ⇒ メガバンクのきつい下げが続く。
◆川崎重工業<7012> 7498 -895 ⇒ 地合い悪化の中で防衛関連も揃ってきつい下げに。
◆大阪チタニウムテクノロジーズ<5726> 1540 -183 ⇒ 昨年来の安値更新で見切り売り圧力も強まる。
◆武蔵精密工業<7220> 2050 -236 ⇒ データセンター関連も半導体同様に売られる。
◆キオクシアHD<285A> 1850 -215 ⇒ 半導体株安の中でほぼ株価上昇前の水準にまで調整。
//◇◆◇◇▲//◆◇◆ ドル円 149円台( 金融政策意識 )
//◇▲◆▽◆//◆◇◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◆▽◇▲//_▽◆ 原油 71ドル台 (社会システムの正常化待ち )
--------------------------------------------------------------
外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▲ドル急落 円高すすむ.145円後半 原油.▲Wr逆立.Low大.66ドル台  
4.4
米ドル/円 145.96 - 145.98
ユーロ/円 161.30 - 161.38
ユーロ/米ドル 1.1051 - 1.1055
英ポンド/円 191.22 - 191.26
豪ドル/円 92.39 - 92.42
スイスフラン/円 169.94 - 170.06
原油(WTIC原油先物) 66.95 -4.76 (-6.64%) ⇒▲nrもみあい ⇒▽逆立 ⇒▲Wr逆立.Low大

▲ドル下落 円高に反転.148円半ば 原油.▽逆立.71ドル 
4.3
米ドル/円 148.47 - 148.49
ユーロ/円 160.66 - 160.70
ユーロ/米ドル 1.0821 - 1.0822
英ポンド/円 192.80 - 192.87
豪ドル/円 92.72 - 92.75
スイスフラン/円 168.51 - 168.55
原油(WTIC原油先物) 71.71 +0.51 (+0.72%) ⇒▽Wr逆立.50MA突破 ⇒▲nrもみあい ⇒▽逆立

◆ドル下落 円安一服.149円半ば 原油.▲nrもみあい.71ドル  
4.2
米ドル/円 149.63 - 149.67
ユーロ/円 161.51 - 161.57
ユーロ/米ドル 1.0794 - 1.0796
英ポンド/円 193.35 - 193.46
豪ドル/円 93.93 - 93.98
スイスフラン/円 169.41 - 169.46
原油(WTIC原油先物) 71.20 -0.28 (-0.39%) ⇒▲Cog.調整 ⇒▽Wr逆立.50MA突破 ⇒▲nrもみあい

StockCharts ⇒  

4.1
NYダウ   41,989.96 -11.80 -0.03%
S&P500   5,633.07 +21.22 +0.37%
NASDAQ 17,449.89 +150.60 +0.87%
--------------------------------------------------------------
4.2
NYダウ   42,225.32 +235.36 +0.56%
S&P500   5,670.97 +37.90 +0.67%
NASDAQ 17,601.04 +151.15 +0.87%
--------------------------------------------------------------
4.3
NYダウ   40,545.93 -1,679.39 -3.98%
S&P500   5,396.52 -274.45 -4.83%
NASDAQ 16,550.60 -1,050.44 -5.97%
--------------------------------------------------------------

NYダウ(INDU) ⇒-△nrはらみ.様子見 ⇒▽wr吞込み.20MA突破 ⇒▲wr逆立.Low大
S&P500(SPX) ⇒▽nr切上げ.買戻し ⇒▽wr吞込み.+test20MA ⇒▲wr逆立.Low大 
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽切上げ.買戻し ⇒▽wr吞込み.+test20MA ⇒▲wr逆立.Low大
【 SOX指数 】
3,893.69 -427.07 (-9.88%) ⇒▽nr反発.買戻し ⇒▽wr吞込み.買戻し ⇒▲wr逆立.Low大

【 VIX恐怖指数 】
30.02 +8.51 (+39.56%) ⇒▲nr下げ ⇒▲吞込み ⇒▽wr.High.上げ大
⇒+39.56P (30台)
⇒-1.19P (21台)
⇒-2.29P (21台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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米国株、ダウ急反落し1679ドル安 相互関税への警戒 ナスダック5.9%安  
▲wr逆立.Low大
ダウ工業株30種平均は急反落
・トランプ米大統領が2日夕に発表した「相互関税」が市場の想定よりも厳しい内容となり、世界経済の悪化や貿易戦争への警戒が強まった。関税引き上げが収益の逆風になる銘柄を中心に売りが広がった。

▲wr逆立.Low大
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落
・メタプラットフォームズやテスラが安い。
・ブロードコムやマイクロン・テクノロジーなど半導体株も大きく下げた。

NYダウは1679ドル安、貿易摩擦悪化で景気後退を警戒

・トランプ政権の相互関税が想定以上に厳しいものとなり、景気への影響を警戒し、寄り付き後、下落。

・ISM非製造業景況指数が予想以上に低下したため景気後退入り懸念が一段と強まり、大幅続落した。

・トランプ政権の相互関税を受け、欧州やカナダが報復措置に強い姿勢を見せたため、貿易摩擦悪化懸念も一段の売りにつながり、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。
--------------------------------------------------------------

1.
・ダウ平均の下げ幅は引け間際に一時1700ドルを超えた。1000ドル安近辺まで下げ幅を縮める場面があったものの、再び売りの勢いが強まり、この日の安値圏で終えた。

・トランプ政権の相互関税は国・地域ごとに税率が異なり、日本に24%、中国に34%、欧州連合(EU)に20%を課す。中国やEUは対抗措置をとる姿勢を示しており、貿易摩擦の激化も懸念されている。半面、政府間の交渉でトランプ政権が関税引き下げに動く可能性もあり、不透明感が強かった。

・トランプ大統領は3日に記者団に対し、関税政策は「非常にうまくいく」、「米株式相場は上昇し、米国も繁栄する」などと述べた。ただ、高関税が維持されれば、インフレ加速や米消費の落ち込み、企業の投資抑制などで米景気が後退局面入りする確率が高まる。投資家のリスク回避姿勢が強まり、3日の米債券市場で長期金利は一時4.00%と昨年10月以来の低水準を付けた。

・ダウ平均の構成銘柄ではナイキが14%あまり下げた。相互関税の税率の高いベトナムなどでの生産比率が高く、収益の落ち込みが懸念された。アップルやアマゾン・ドット・コムなども関税の影響を大きく受けるとして9%前後下げた。エヌビディアも大幅安だった。半面、ユナイテッドヘルス・グループやジョンソン・エンド・ジョンソン、コカ・コーラなどのディフェンシブ株は上昇した。


2.
・食品・飲料・タバコが上昇。
・耐久・消費財・アパレルが下落。


・ユナイテッドヘルス・グループやジョンソン・エンド・ジョンソン、コカ・コーラなどのディフェンシブ株は上昇。
・自動車品販売のオートゾーン(AZO)は関税の影響で、消費者が新車購入を控えるとの見通しで上昇。
・半導体メーカーのインテル(INTC)は、台湾積体電路製造(TSMC)と半導体製造の合併で合意したとの報道を受け、上昇。


・ナイキが14%あまり下げた。--相互関税の税率の高いベトナムなどでの生産比率が高く、収益の落ち込みが懸念された。
・携帯端末のアップル(AAPL)やコンピューター会社のデル・テクノロジーズ(DELL)もハードウエアの主要生産拠点への相互関税を受けたコスト上昇懸念に下落。
・エヌビディアも大幅安。
・高級家具販売のRH(RH)は第4四半期決算で調整後の1株利益が予想を下回ったほか、関税の影響で業績悪化懸念に大幅安。


3.
・メタプラットフォームズやテスラが安い。
・ブロードコムやマイクロン・テクノロジーなど半導体株も大きく下げた。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
★ TSM 157.38 -7.64%
★ エヌビディア 101.8 -7.81%
★ ASML 623.22 -6.84%
◇ インテル 22.43 2.05%
★ QCOM クアルコム 139.42 -9.51%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 135.51 -8.28%
★ AMD 93.8 -8.90%
★ MU ミクロン・テクノロジー 74.34 -16.09%
★ テラダイン 75.09 -10.20%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 170.39 1.04%
◇ エヌビディア 110.42 0.25%
◇ ASML 669.01 0.25%
◆ インテル 21.98 -0.32%
◇ QCOM クアルコム 154.08 0.67%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 147.75 1.43%
◇ AMD 102.96 0.18%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 88.6 -0.12%
◇ テラダイン 83.62 1.22%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 168.64 1.59%
◇ エヌビディア 110.15 1.63%
◇ ASML 667.34 0.71%
★ インテル 22.05 -2.91%
◆ QCOM クアルコム 153.05 -0.36%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 145.66 0.37%
◇ AMD 102.78 0.04%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 88.71 2.09%
◇ テラダイン 82.61 0.01%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
▲ドル急落 円高すすむ.145円後半
//▽◆◇◇▲//◇◆▲▲ 
・円が対ドルで上昇し、6カ月ぶり高値となった。米経済成長減速のリスクが高まったとの見方からも、ドルは売られた。
・円は対ドルで一時、前日比2.7%高の145円20銭と、昨年10月以来の高値。

ドル円相場は 米東部時間 16時 41 分
⇒¥146.14 -¥3.14 -2.10%
⇒¥149.39 -¥0.22 -0.15%
⇒¥149.62 -¥0.34 -0.23%

4.3
ロード・アベットのポートフォリオマネジャーで為替チーム責任者のリア・トラウブ氏
こうした関税が「長期にわたって維持されれば、米国の信頼性が損なわれ、米国の消費者と企業への悪影響は大きくなる」と。「投資家の米国離れが進み、ドルは下落するだろう」と。

ストラテジストのジョージ・サラベロス氏
「このような急激な動きを踏まえれば、ドルはより広範な信認危機に陥るリスクにさらされているとわれわれは懸念している」と。「米経済見通しへの信頼感が広く損なわれつつある」ことを理由に挙げた。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのストラテジスト、エリアス・ハダッド氏
「米金融当局にとって、著しい景気減速あるいは高い失業率を招くことなく、ディスインフレを実現する道は狭まりつつある」と。「これはドルにとって悪いニュースだ」と。

【米国株】
▲急落
//▽◇▲▲▲//◇◇◇▲ 

・3日の米株式相場は急落。
・トランプ大統領が仕掛けた貿易戦争への反発が強まり、米景気動向に敏感な銘柄を中心に売りが膨らんだ。
・ドルも大きく売られ、「米国第一主義」トレードが総崩れとなった。
・トランプ大統領が前日に打ち出した大規模な関税措置がリセッション(景気後退)を引き起こすとの懸念が強まった。

・海外の製造業者にサプライチェーンを大きく依存している企業の株が特に売られ、アップルは9.3%安。--同社は米国で販売する製品の大半を中国で製造している。
・中国には新たに34%の関税が賦課される。先に導入された分も含めると中国製品への関税率は合計で54%に達することになり、同国を中心に組まれたアップルのサプライチェーンに大きく影響するとみられる。
・業界内でも特に広範なサプライチェーンを持つデル・テクノロジーズの株価は19%安。同社は、関税への対応として価格を調整する必要があるかもしれないとしている。
・景気の影響を受けやすいエヌビディアやマイクロン・テクノロジーも下げ、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターなどの自動車メーカー株も下落。
・大手銀行株で構成されるKBW銀行指数は9.9%安。1日の下げとしては2023年3月の地方銀行危機時以来で最悪となった。シティグループとバンク・オブ・アメリカ(BofA)はそれぞれ10%以上の下落。JPモルガン・チェースは一時7.5%安となり、時価総額にして500億ドル超が吹き飛んだ。
・小型株はトランプ氏が掲げる米製造業の復活から恩恵を受けるとみられていたが、むしろ見通しの立たない貿易政策によって、金属や原材料、労働力などあらゆるコストに関して不透明感が強まり、経営者の不安を高めている。


4.3
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のテクノロジーアナリスト、アヌラグ・ラナ氏
「関税の影響を相殺するために各社が値上げするとは考えにくい」とし、結局は利益が圧迫される公算が大きいと。

ナティクシス・インベストメント・マネジャーズ・ソリューションズのポートフォリオストラテジスト、ギャレット・メルソン氏
「誰も逃れることはできない」と。「少なくともきょうは、広範なリスク回避の動きに巻き込まれる」と。

シーポート・リサーチ・パートナーズのアナリスト、ジム・ミッチェル氏
「金融業界は関税への直接的なエクスポージャーはないものの、広範な関税引き上げが経済全体や活動の水準に与える間接的な影響を巡る不確実性とそれに伴う市場のボラティリティーは当面、銀行株の動きを左右しそうだ」と。

ジョーンズトレーディングのチーフマーケットストラテジスト、マイケル・オルーク氏
「関税と国際貿易の先行きに関する不確実性の増大が小型株の大きな重しとなっている」と。
「関税の目的である製造業の国内回帰は小型株の追い風になると期待されているものの、当面は大きな摩擦と不透明感が続くだろう」と。

JPモルガン・チェースのエコノミスト、マイケル・フェローリ氏
今回の関税措置により今年の物価上昇率が最大1.5ポイント押し上げられる可能性があると試算し、個人所得と支出への重しになると。「この影響だけで経済はリセッションに危険なほど近づく恐れがある」とし、「輸出と投資への追加的な打撃を考慮する前でも、こうした状況だ」とリポート。

BCAリサーチの米株式チーフストラテジスト、アイリーン・タンケル氏
「短期的に関税が経済成長に悪影響を及ぼすことに疑いの余地はない」と。
「われわれはこの危機の第一段階を乗り越えてきた。これは金融市場にとって悪材料だ。第一段階は『不確実性のピーク』、次の段階は『企業収益の下方修正』になる」と。

【米国債】
▽上昇
//▲◇◆◆▽//◇◇▽▽
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・貿易戦争が米経済に悪影響を及ぼすとの懸念から、同利回りはトランプ氏が昨年の大統領選で勝利する前の水準に落ち込ん。

・米10年債利回り
⇒4.03% -9.6 -2.34%
⇒4.12% -4.6 -1.10%
⇒4.17% -3.8 -0.91%
  
  
4.3
サンクチュアリ・ウェルスの最高投資ストラテジスト、メアリー・アン・バーテルズ氏
「これは関税に関する最悪のシナリオで、市場には織り込まれていなかった。こうしたリスク回避の反応が見られるのはそれが理由だ」と。
「これらの関税が維持されれば、経済は減速する。リセッションになるかどうかにかかわらず、米国および世界全体で経済が減速に向かうのは明白だ。債券市場以外に逃げ場はない」と。

XTBの調査ディレクター、キャスリーン・ブルックス氏
「債券市場は大きな勝者だ」と。「各国中銀は、米国の新たな世界貿易政策による痛みを幾らか和らげるために、緩和策を強化する可能性が高い」と。

ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジャック・マッキンタイア氏
「関税・税制政策のタイミングを考えると、リセッションの可能性が高まっている。一方で金融政策と財政政策はともに景気抑制的であり、株価も下げている」と。

【原油】
▲急反落
//▽◆▽◇▲//▽◆◇▲ 
・バレル当たり67ドルを割り込んで引けた。トランプ米大統領が仕掛けた貿易戦争で、世界経済の成長と素材需要が脅かされている。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は予想外の大幅増産で合意し、原油売りを加速させた。
・原油や天然ガスといったエネルギー商品は関税から除外され、直接的な打撃は免れたが、トランプ氏の政策変更や関税、イランやベネズエラへの制裁に原油市場は振り回されている。関税が消費を脅かすため、原油よりも石油製品の下げの方が大きくなっている。


⇒WTI先物5月限は、前日比4.76ドル(▲6.6%)安い1バレル=66.95ドル。
⇒WTI先物5月限は、前日比51セント(◇0.7%)高い1バレル=71.71ドル。
⇒WTI先物5月限は、前日比28セント(◆0.4%)安い1バレル=71.20ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は▲6.4%下げて70.14ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は◇0.6%上昇の74.95ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は◆0.4%下げて74.49ドル。


4.3
ストーンXのリスク管理コンサルタント、マット・キャンベル氏
「世界規模のリセッションの可能性を投資家は心配している。そうなれば、コモディティー(商品)の需要は長期にわたって脅かされる」と。

ストラテガス・セキュリティーズのアナリスト、ジョン・バーン氏
「相互関税が残した傷にOPECが塩をすり込んだ」と。「関税のニュースは最終的に成長にはマイナス材料であり、そこにきょうは供給超過の発表が加わり状況は悪化した」と。

【NY金】
▲反落
//◆◇◆▽◇//▽◆◇▲
・ニューヨーク金相場は反落。

・トランプ米大統領が発表した一連の関税から、貴金属が除外されたことを受けて、それまで活発だった裁定取引が急停止した。裁定取引はこれまで、大量の金現物を米国に搬送する動きにつながっていた。

⇒金先物6月限は44.50ドル(▲1.4%)安の3121.70ドル。
⇒金先物6月限は20.20ドル(◇0.6%)高の3166.20ドル。
⇒金先物6月限は4.30ドル(◆0.1%)下げて3146ドル。

4.3
コモディティーの裁定取引に特化したヘッジファンド、グリーンランド・インベストメント・マネジメントのアナント・ジャティア最高投資責任者
「昨日の発表で先物・現物交換(EFP)のプレミアムは崩壊し、数カ月前から見られた大量の貴金属を米国に搬入する動きは終了した」と。

【欧州株】

4.1
英FTSETM100指数 8,634.80 +51.99 +0.61%
独DAX指数 22,539.98 +376.49 +1.70%
仏CAC指数 7,876.36 +85.65 +1.10%
--------------------------------------------------------------
4.2
英FTSETM100指数 8,608.48 -26.32 -0.30%
独DAX指数 22,390.84 -149.14 -0.66%
仏CAC指数 7,858.83 -17.53 -0.22%
--------------------------------------------------------------
4.3
英FTSETM100指数 8,474.74 -133.74 -1.55%
独DAX指数 21,717.39 -673.45 -3.01%
仏CAC指数 7,598.98 -259.85 -3.31%
--------------------------------------------------------------

⇒▽切込み.買戻し ⇒▲はらみ.様子見 ⇒▲Wr逆立.Low
⇒▽反発.50MA突破 ⇒▲nrはらみ.様子見 ⇒▲nr.Low
⇒▽nr反発.買戻し ⇒-△nrはらみ.様子見 ⇒▲Low  

▲下落
//▲▽▲▲◆//▲▽◆▲
・欧州株は、過去8カ月間で最悪の1日となった。
・ストックス欧州600指数は2.6%下落。
・銀行部門は、今年の上昇局面ではけん引役だったが、3日は最も大きな打撃を受け、5.5%下落。
・米東部時間の3日深夜、トランプ氏が米国への輸入自動車に課した25%の関税が発効したことを受け、自動車部門は年初来の下落幅が7.2%に拡大。

【欧州債】
◇上昇
//◇◆◆◇◇//◆◇◇◇ 
・3日の欧州債券市場は、前日に米国が発表した相互関税を受けて、国債が幅広く買われた。
・域内の景気後退リスクへの懸念が高まり、欧州中央銀行(ECB)が年後半にかけ利下げするとの期待につながったため。

・ドイツ10年債利回りは一時10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、3月4日以来の最低水準となる2.63%。
・欧州が景気の減速に直面しているとの認識が広がり、市場は、ECBが4月の政策委員会会合で利下げに踏み切る可能性は約70%と見込んでいる。一方、トランプ米大統領が欧州連合(EU)からの輸入品に20%の関税を課す方針を示したことで、インフレリスクが高まり、年末‘までの追加緩和予測は、計68bpとなった。
・ 英国債も買われた。2年債利回りは17bp低下し、昨年10月以来初めて4%を割り込んだ。米国が英国からの輸入品に課した10%の関税で、英国経済がさらに減速するリスクを考慮し、イングランド銀行(英中央銀行)が年末までに計68bpの利下げするとみている。

・独国債10年物
⇒2.65% -0.07
⇒2.72% +0.03
⇒2.74% +0.01
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.52% -0.12
⇒4.64% +0.01
⇒4.68% -0.02
---------------------------

2025年4月3日木曜日

▲ドル下落 円高に反転.148円半ば 原油.71ドル台 令和7.4.3.Thus

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①. トランプ米大統領が相互関税を発表
トランプ米大統領は、世界の貿易相手国に対し相互関税を課すと発表した。米国への全輸出品に最低10%の関税を賦課する。~ 明らかにされたチャートによると、関税率は対中国が34%、欧州連合(EU)は20%、日本は24%、ベトナムは46%となる。~ トランプ氏はホワイトハウスのローズガーデンでのイベントで、「長年にわたり、大半において米国の犠牲の下に他国が富と権力を得る中、勤勉な米国民は傍観者の立場を強いられてきた。だが今後はわれわれが繁栄する番だ」と述べた。

②. マスク氏が政権去るとの報道
イーロン・マスク氏は「政府効率化省(DOGE)」での仕事が完了すれば公的な活動から退くと、ホワイトハウスのレビット報道官がXに投稿した。~ これより先、ニュースサイトのポリティコは、マスク氏は向こう数週間に顧問の役割から退くとトランプ氏が側近らに語ったと報道。~ 弱い販売データを受けて大きく売られていたテスラ株は一時6%余り上昇した。テスラの1-3月販売台数はほぼ3年ぶりの低水準。主要車種のモデル変更やマスク氏への国際的な反発が重しになった。

③. 「スイッチ2」6月5日発売
任天堂は家庭用ゲーム機「スイッチ2」を6月5日に発売する。同社にとって約8年ぶりの新機種。~ 国内専用日本語版の希望小売価格は4万9980円(税込み)で発売当初のスイッチより高くなるが、サードパーティーのソフトや任天堂の人気キャラクターを使ったソフトを多数用意し、買い換えニーズを取り込む。~ ボイスチャットやビデオチャットといったコミュニケーション機能を追加したほか、ゲーム画面の共有もできるようにした。米国での発売価格は449.99ドル(約6万7000円)となる。

④. 日銀5月再利上げも
前日本銀行審議委員の安達誠司氏は、基調的物価の着実な上昇を踏まえると、米関税政策によって日本経済や金融市場に大きな影響が生じなければ、次回5月の日銀金融政策決定会合での追加利上げもあり得るとの見解を示した。~ 日銀が重視する基調的物価は1月利上げ以降も一段と上昇していると説明。「利上げに向けた環境は整ってきている」とし、仮に審議委員として5月1日の会合に出席し、利上げ提案があれば「賛成する状況だ」と安達氏は語った。~ 米関税政策を受けて来年の賃上げや基調的物価に影響するような事態になれば、「利上げ路線をいったん停止する必要が出てくる可能性もある」という。

⑤. 対米交渉にらみ
中国は国内企業の米国投資を制限する措置を講じている。事情に詳しい関係者が明らかにした。想定される米国との通商交渉で、中国側を有利に導く切り札となる可能性がある。~ 関係者によると、国家発展改革委員会(発改委)の複数部署はここ数週間に米国への投資を検討している企業の登録および承認を保留するよう指示された。~一方、欧州委員会はトランプ大統領が打ち出す包括的な関税措置によって特に打撃を受ける恐れがある経済分野を対象に緊急支援策を準備している。関係者が明らかにした。主要セクターにおける改革促進と競争力強化、さらに欧州連合(EU)単一市場の機能向上を図る取り組みと並行し、短期的な経済支援策を練り上げているという。
3日 【日本株】
日経平均 34,735.93 -989.94 -2.77%
TOPIX 2,568.61 -81.68 -3.08%
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日経平均 ⇒+▼はらみ.様子見 ⇒▼nrはらみ.様子見 ⇒▲Low
TOPIX ⇒+▼はらみ.様子見 ⇒▲逆立 ⇒▲Low
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【日経平均VI】
日経平均VI 31.03 +3.69 +13.50% ⇒+▼Wr上げ ( 31台 )
日経平均VI 27.34 -0.50 -1.80% ⇒-nr下げ ( 27台 )
日経平均VI 27.84 -0.31 -1.10% ⇒-△はらみ下げ ( 27台 )
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3日、円急騰、米関税受けリスク回避-日経平均8カ月ぶり安値

3日、東京株式相場は大幅安。米相互関税の発表を受けてリスク回避の動きが広がった。
・外国為替市場で円がドルに対して急伸したことも相場の重し。
・関税の直接的な影響が懸念される半導体や自動車関連株のほか、日本銀行による利上げ観測の後退から銀行株の下げも目立った。
・相互関税の対象外となった医薬品をはじめ内需関連株の一部は買われ、相場を下支えした。
・テクニカル指標のRSI(相対力指数)は日経平均株価が「売られ過ぎ」を示す30を下回り、短期的な自律反発の可能性も意識された。

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野村証券の澤田麻希ストラテジスト  
企業業績の発表には注視する必要があるとした上で、日本株は株価収益率(PER)も過去10年のレンジから見ると割安感があり、自律反発を狙った買いで短期的に上昇する場面があるかもしれないと。

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日経平均は大幅反落、リスク回避先行で一時34100円台まで急落する場面も

・トランプ大統領の相互関税発動演説後、NYダウ先物が一時1000ドル急落し、為替市場も1ドル148円台まで円高ドル安が加速したことなどから、東京市場は売り優勢で取引を開始。

・日経平均は35000円をあっさり割り込んだ後、34102.00円まで下げ幅を拡大する場面が見られた。
・為替も1ドル146円台に突入するなどリスク回避ムードが強まったが、小売、製薬株が切り返すなど押し目を狙う動きも。

・プライム市場の9割弱が下落する全面安の展開となったものの、日経平均は下げ幅を縮小して取引を終えた。
・大引けの日経平均は前日比989.94円安(-2.77%)の34735.93円。

・陸運、医薬品の2セクターのみ上昇。
・銀行、海運、証券・商品先物取引、非鉄金属、ゴム製品などが下落。

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【個別銘柄】三菱UFJ、良品計画、マツダ など 


▽三菱UFJ 1823 -140.5大幅続落。
米トランプ政権が相互関税の詳細を発表、関税策は想定以上に厳しい内容との見方もあって、安全資産の国債に資金がシフトする展開。
米長期債利回りは、4.23%台から4.02%台にまで一時低下する動きとなり、つれて、日本10年債国債利回りも一時1.34%台にまで低下、昨年8月以来の低下幅となっている。日米長期金利の低下を受けて、同社などメガバンクは揃ってきつい下げとなっている。

▽良品計画 4273 +166大幅続伸。
前日に3月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比20.5%増となり、14カ月連続でのプラス成長、23年11月以来の高い伸長率となっている。
客数が同14.1%増加したほか、客単価も同5.6%上昇している。会員向けセール「無印良品週間」開催などの効果もあって、衣服・雑貨、生活雑貨、食品のいずれの部門も2ケタの売上成長となっている。

▲マツダ 873 -67.4大幅反落。
大和証券では投資判断を「2」から「3」に格下げ、目標株価も1500円から1000円に引き下げている。目標株価も1500円から1000円に引き下げている。26年3月期は、豪ドルやカナダドルでも円高が進展し、為替の影響が500億円程度のマイナス要因に達し、利益率維持は難しいと判断のもよう。
また、米国販売台数の内、約7割は日本、メキシコからの輸入であり、米国関税政策変更の影響も受けやすいとしている。当面は見極め局面との判断に。

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4.3 動いた株・出来た株
◇GMOインターネット<4784> 1470 +141 ⇒ 高値更新など値動きの軽い内需系銘柄として値幅取りの動きにも。
◇KADOKAWA<9468> 3838 +224 ⇒ 子会社がスイッチ2向けの新作を発表で。
◇良品計画<7453> 4194 +87 ⇒ 3月の高い既存店増収率を高評価。
◇ニトリHD<9843> 14520 +285 ⇒ 円高メリット銘柄として関心向かう展開。
◆りそなHD<8308> 1132 -118.5 ⇒ 日銀の利上げタイミングのずれ込み懸念で。
◆JVCケンウッド<6632> 1158 -107.5 ⇒ 米相互関税の影響懸念が強まる形に。
◆みずほ<8411> 3700 -311 ⇒ 日米長期金利急低下でメガバンク売られる。
◆三菱UFJ<8306> 1818.5 -145 ⇒ 日米長期金利の低下で銀行株きつい下げ。
◆住友ゴム工業<5110> 1687.5 -138.5 ⇒ 自動車関税の影響懸念がタイヤ株にも広がる。
◆野村<8604> 850.2 -69.5 ⇒ 日経平均の大幅安受けて証券株にも売り優勢。
//◇◆◇◇▲//◆◇◆ ドル円 149円台( 金融政策意識 )
//◇▲◆▽◆//◆◇◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◆▽◇▲//_▽◆ 原油 71ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
▲ドル下落 円高に反転.148円半ば 原油.▽逆立.71ドル 
4.3
米ドル/円 148.47 - 148.49
ユーロ/円 160.66 - 160.70
ユーロ/米ドル 1.0821 - 1.0822
英ポンド/円 192.80 - 192.87
豪ドル/円 92.72 - 92.75
スイスフラン/円 168.51 - 168.55
原油(WTIC原油先物) 71.71 +0.51 (+0.72%) ⇒▽Wr逆立.50MA突破 ⇒▲nrもみあい ⇒▽逆立

◆ドル下落 円安一服.149円半ば 原油.▲nrもみあい.71ドル  
4.2
米ドル/円 149.63 - 149.67
ユーロ/円 161.51 - 161.57
ユーロ/米ドル 1.0794 - 1.0796
英ポンド/円 193.35 - 193.46
豪ドル/円 93.93 - 93.98
スイスフラン/円 169.41 - 169.46
原油(WTIC原油先物) 71.20 -0.28 (-0.39%) ⇒▲Cog.調整 ⇒▽Wr逆立.50MA突破 ⇒▲nrもみあい

◇ドルと◇ユーロ反発 円もみあい.149円後半 原油.▽Wr逆立.71ドル台  
4.1
米ドル/円 149.88 - 149.89
ユーロ/円 162.10 - 162.15
ユーロ/米ドル 1.0816 - 1.0818
英ポンド/円 193.59 - 193.67
豪ドル/円 93.58 - 93.65
スイスフラン/円 169.48 - 169.52
原油(WTIC原油先物) 71.48 +2.12 (+3.06%) ⇒+▼nr上げ ⇒▲Cog.調整 ⇒▽Wr逆立.50MA突破

StockCharts ⇒  

3.31
NYダウ   42,001.76 +417.86 +1.00%
S&P500   5,611.85 +30.91 +0.55%
NASDAQ 17,299.28 -23.70 -0.14%
--------------------------------------------------------------
4.1
NYダウ   41,989.96 -11.80 -0.03%
S&P500   5,633.07 +21.22 +0.37%
NASDAQ 17,449.89 +150.60 +0.87%
--------------------------------------------------------------
4.2
NYダウ   42,225.32 +235.36 +0.56%
S&P500   5,670.97 +37.90 +0.67%
NASDAQ 17,601.04 +151.15 +0.87%
--------------------------------------------------------------

NYダウ(INDU) ⇒▽切込み.買戻し ⇒-△nrはらみ.様子見 ⇒▽wr吞込み.20MA突破
S&P500(SPX) ⇒▽入首.様子見 ⇒▽nr切上げ.買戻し ⇒▽wr吞込み.+test20MA 
NASDAQ(COMPQ) ⇒△あて首.様子見 ⇒▽切上げ.買戻し ⇒▽wr吞込み.+test20MA
【 SOX指数 】
4,320.75 +38.30 +(0.89%) ⇒△あて首.様子見 ⇒▽nr反発.買戻し ⇒▽wr吞込み.買戻し

【 VIX恐怖指数 】
21.51 -0.26 (-1.19%) ⇒+▲であい線 ⇒▲nr下げ ⇒▲吞込み
⇒-1.19P (21台)
⇒-2.29P (21台)
⇒+2.91P (22台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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米国株、ダウ反発し235ドル高 DOGE巡る警戒和らぐ ナスダックは続伸  
▽wr吞込み.20MA突破
ダウ工業株30種平均は反発
・米政府効率化省(DOGE)に関する市場の過度な警戒が後退し、株買いを促した。ダウ平均の上げ幅は一時390ドル超となった。半面、米政権が「相互関税」の詳細を2日夕に公表するのを前に様子見の投資家も多く、上値を抑えた。

▽wr吞込み.+test20MA
ナスダック総合株価指数は続伸
・ブロードコムの上げが目立った。
・メタ・プラットフォームズ(META)は人工知能(AI)研究責任者の退社により、AIの取り組みが遅れるとの懸念に下落。

NYダウは235ドル高、貿易摩擦を警戒も減税期待が支える

・トランプ政権の相互関税発表を警戒した売りが続き、寄り付き後、大幅安。

・その後、民間部門のADP雇用統計が予想を上回る伸びとなるなど、良好な経済指標を受けて景気悪化懸念の後退に買戻しが強まった。
・関税率は最高水準が発表され、その後の交渉次第で引き下げる計画を財務長官が明らかにしたほか、メキシコ大統領が報復関税を発動しないと述べたため、警戒感が緩和。

・さらに、トランプ大統領が減税を巡り上院と協議することが報じられると、買戻しが一段と加速し相場は上昇に転じた。
・終盤にかけ、上げ幅を拡大し、終了。
--------------------------------------------------------------

1.
・トランプ米大統領は米東部時間2日午後4時にホワイトハウスの大統領執務室前の庭園「ローズガーデン」で演説し、貿易相手国と同水準まで関税率を引き上げる「相互関税」の詳細を発表する。相互関税を巡ってはすべての貿易相手国が対象になるとみられているが、関税率などを巡っては複数の報道がある。

・ベッセント米財務長官は「相互関税」は基本的に「上限」の役割を果たすものだと米下院議員に説明したと、米CNBCの記者が1日夕にX(旧ツイッター)に投稿した。貿易相手国が引き下げに向け交渉する余地があることを示唆したと受け止められ、市場の過度な不安を和らげた面があった。

・テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が率いるDOGEを巡る混乱への懸念がいったん後退したことも、投資家心理の改善につながった。米政治サイトのポリティコは2日、「トランプ米大統領が側近に対し、マスク氏が数週間以内にDOGEの特別政府職員を退任すると話した」と報じた。レビット米大統領報道官は報道を否定したものの、市場では「好材料と受け止められ、相場上昇につながった」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声が聞かれた。

・米政権による関税が経済やインフレへ与える影響には不透明な面が多く、相場の重荷だった。米ブルームバーグ通信は2日、中国が国内企業の米国投資を制限する措置を講じていたと伝えた。米国の関税に対抗し中国などが報復をすれば、貿易摩擦が激しくなるとの見方がある。3日未明には自動車関税が発動される予定だ。


2.
・自動車・自動車部品や小売りが上昇。
・電気通信サービスが下落。


・ゴールドマン・サックスやアメリカン・エキスプレス、ホーム・デポが買われた。
・中国の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の買収に乗り出すじたことが買い材料となり、アマゾン・ドット・コムは1.9%高。
・テスラ(TSLA)は第1四半期の出荷台数が2022年の第2四半期来で最低に落ち込んだが、最高経営責任者(CEO)のマスク氏が政府効率化省(DOGE)から退く可能性が報じられ、上昇。


・ベライゾン・コミュニケーションズやシェブロン、アムジェンは売られた。



3.
・ブロードコムの上げが目立った。
・メタ・プラットフォームズ(META)は人工知能(AI)研究責任者の退社により、AIの取り組みが遅れるとの懸念に下落。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 170.39 1.04%
◇ エヌビディア 110.42 0.25%
◇ ASML 669.01 0.25%
◆ インテル 21.98 -0.32%
◇ QCOM クアルコム 154.08 0.67%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 147.75 1.43%
◇ AMD 102.96 0.18%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 88.6 -0.12%
◇ テラダイン 83.62 1.22%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 168.64 1.59%
◇ エヌビディア 110.15 1.63%
◇ ASML 667.34 0.71%
★ インテル 22.05 -2.91%
◆ QCOM クアルコム 153.05 -0.36%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 145.66 0.37%
◇ AMD 102.78 0.04%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 88.71 2.09%
◇ テラダイン 82.61 0.01%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 166 0.45%
◆ エヌビディア 108.38 -1.18%
◆ ASML 662.63 -1.77%
22.71 0.00%
◇ QCOM クアルコム 153.61 0.58%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 145.12 0.04%
◆ AMD 102.74 -0.47%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 86.89 -1.62%
◆ テラダイン 82.6 -0.22%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
▲ドル下落 円高に反転.148円半ば
//▽◆◇◇▲//◇◆▲ 
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで小幅高。--トランプ米大統領による関税発表後に一時下げ幅を拡大し、0.6%安の1ドル=150円49銭を付けた。その後、関税政策の詳細が明らかになると、もみ合いながら上げに転じた。
・円は朝方には一時149円10銭まで買われる場面もあった。ユーロは上昇。

ドル円相場は 米東部時間 16時 52 分
⇒¥149.39 -¥0.22 -0.15%
⇒¥149.62 -¥0.34 -0.23%
⇒¥149.97 ¥0.13 +0.09%

4.2
インベスコのシニアポートフォリオマネジャー、クリスティーナ・キャンプメニー氏
トランプ氏の関税が米成長を落ち込ませるとの予想に基づき、ドルに対する弱気な見方を強めている。「これは実際に大きなドル安のストーリーになり得るというのが最大の懸念だ」と。「われわれは当初から、関税が成長に及ぼす悪影響について強く懸念してきた」と述べた。

TDセキュリティーズの外国為替・新興国戦略部門グローバル責任者マーク・マコーミック氏
「グローバル化した経済から、より国内重視の経済へと大きく転換することになる。その先にどのような世界が待ち受けているのか誰にも分からない」と。

【米国株】
◇上昇
//▽◇▲▲▲//◇◇◇ 

・米株式相場は上昇。
・トランプ大統領による関税の発表を前に、荒い展開となった。
・関税政策が発表されると、株価指数先物はいったん上昇したものの、欧州連合(EU)に20%、日本に24%の関税など詳細が明らかになり始めると、次第に売りに押された。

・テスラは5.3%高。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がトランプ大統領の顧問としての役割から近く退く可能性があると示唆する報道を受けて、マスク氏が同社経営に専念するとの期待が広がった。


4.2
ジョーンズトレーディングのデーブ・ルッツ氏
この日の関税発表について、「ニュースで買う(バイ・ザ・ニュース)」イベントになると一部では考えられていると述べた。不確実性が多少なりとも取り除かれるからだと。

ナットアライアンス・セキュリティーズの国際債券責任者アンドルー・ブレナー氏
「言うほどは悪くない」とみており、実際の影響は小さいと予想。

ファンドストラット・キャピタルの金融アナリスト、トム・リー氏
トランプ氏が株式市場を気にかけているとの兆候はあるとし、市場が好意的に反応すれば同氏の交渉姿勢を正当化することになると。

ジャナス・ヘンダーソンのポートフォリオマネジャー、オリバー・ブラックボーン氏
関税が景気に及ぼす影響を巡って懸念は強いものの、米国株は依然として相対的に割高だと。

ミラー・タバクのマット・メイリー氏
今回の発表が短期的に株価を押し上げる要因になったとしても、今年のファンダメンタルズ環境を完全に「織り込む」には、相場は3月の安値を下回る必要があるかもしれないと。

バーンセン・グループのデービッド・バーンセン最高投資責任者
ワシントンで起きていることを読み解いて投資戦略を調整するよりも、関税への懸念がある時だけでなく、あらゆる局面で優れたキャッシュフローを生み出せる企業への投資に注力していると。

【米国債】
▽上昇
//▲◇◆◆▽//◇◇▽
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・関税政策発表後にもみ合った後、再び上昇に転じた。

・米10年債利回り
⇒4.12% -4.6 -1.10%
⇒4.17% -3.8 -0.91%
⇒4.21% -4.0 -0.95%
  
  
4.2
ウルフ・リサーチのクリス・セニェック氏
「関税が予想よりも『良い』か『悪い』かにかかわらず、不確実性は少なくとも数カ月は続くと考えている。米経済見通しに焦点が移っていく一方で、市場はあらゆるニュースに非常に敏感な状態が続くだろう」と。

【原油】
◇反発
//▽◆▽◇▲//▽◆◇ 
・トレーダーらは米政府の関税発表に身構えている。株価の上昇も意識された。
・トランプ氏が2度目の大統領就任を果たして以来、市場にあふれる相反する材料に関税が加わった。ロシアとイランへの制裁が両国からの石油供給を抑制する可能性がある。
・一方、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」が今月始める増産は、供給だぶつき不安を増幅させている。


⇒WTI先物5月限は、前日比51セント(◇0.7%)高い1バレル=71.71ドル。
⇒WTI先物5月限は、前日比28セント(◆0.4%)安い1バレル=71.20ドル。
⇒WTI先物5月限は、前営業日比2.12ドル(▽3.1%)高の1バレル=71.48ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は◇0.6%上昇の74.95ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は◆0.4%下げて74.49ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は▽2.8%高い74.77ドル。


4.2
CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏
「やはり気になるのは供給リスクだ」と。
「しかし関税が恐れていたほどひどい内容ではないとの見通しで株価が上昇し、原油も便乗している」と。

【NY金】
◇反発
//◆◇◆▽◇//▽◆◇
・トランプ政権による関税発表を目前に控え、最高値に向けた上昇を再開した。一時0.7%高となった後は、やや失速した。

・関税の発表を待つ金融市場では新たなボラティリティーの波が起きている。不確実性は概して金には追い風となり、金は今年15回余りも最高値を更新。新たな関税が貿易や世界経済、地政学に及ぼす影響に投資家は神経質になっている。

⇒金先物6月限は20.20ドル(◇0.6%)高の3166.20ドル。
⇒金先物6月限は4.30ドル(◆0.1%)下げて3146ドル。
⇒金先物6月限は36ドル(▽1.2%)高い3150.30ドル。

>>4.1
ペパーストーン・グループのリサーチャー、クエーサー・エリズンディア氏
「金は歴史的高水準で第2四半期をスタートした」と。
「この異例の上昇相場をもたらしたのは、貿易・地政学の緊張激化に対する懸念の深まりだ」と。

TDセキュリティーズのシニア商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏
中国人投資家が国内市場でETFを通じて金を購入。これも金相場の好調に寄与した。
中国政府が保険会社に初めて金投資を認めたことも、国内センチメントを押し上げた可能性があると。
中国保険大手が1%を振り向けるだけで、各国中銀による年間購入の約半分に相当する需要を生む可能性があると、TDでは推計している。

【欧州株】

3.31
英FTSETM100指数 8,582.81 -76.04 -0.88%
独DAX指数 22,163.49 -298.03 -1.33%
仏CAC指数 7,790.71 -125.37 -1.58%
--------------------------------------------------------------
4.1
英FTSETM100指数 8,634.80 +51.99 +0.61%
独DAX指数 22,539.98 +376.49 +1.70%
仏CAC指数 7,876.36 +85.65 +1.10%
--------------------------------------------------------------
4.2
英FTSETM100指数 8,608.48 -26.32 -0.30%
独DAX指数 22,390.84 -149.14 -0.66%
仏CAC指数 7,858.83 -17.53 -0.22%
--------------------------------------------------------------

⇒▲wrクアトロ.50MA割れ ⇒▽切込み.買戻し ⇒▲はらみ.様子見
⇒▲BigDn.50MA割れ ⇒▽反発.50MA突破 ⇒▲nrはらみ.様子見
⇒▲Low ⇒▽nr反発.買戻し ⇒-△nrはらみ.様子見  

◆下落
//▲▽▲▲◆//▲▽◆
・相互関税への警戒が強まる中、欧州株は下落。
・ストックス欧州600指数は0.5%下落。
・ヘルスケア部門は、米国で上場している同分野の株が売られたことを受け、大きく下落。--ノボノルディスクは、米国のヒム・アンド・ハーズ・ヘルスが減量用薬品の展開を拡大すると発表した後、2.6%下落。
・小売り、旅行、レジャー関連株は好調。

【欧州債】
◇上昇
//◇◆◆◇◇//◆◇◇ 
・2日の欧州債券市場は、各国の国債利回りが急上昇。
・米国の「相互関税」の同日の発表を前に、欧州連合(EU)が域内経済を支援する緊急措置を準備しているとのブルームバーグの報道を受け、経済への打撃が緩和されるとの見方が広がった。

・ドイツ10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、2.72%。この日、関税への懸念から、利回りは一時2.65%まで下落していた。

・独国債10年物
⇒2.72% +0.03
⇒2.74% +0.01
⇒2.73% -0.05
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.64% +0.01
⇒4.68% -0.02
⇒4.69% -0.09
---------------------------

2025年4月2日水曜日

◆ドル下落 円安一服.149円半ば 原油.▲nrもみあい.71ドル 令和7.4.2.Wed

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①. トランプ氏の相互関税2日に「即時発動」
トランプ米大統領が導入を予定している大規模な関税措置は、2日の発表直後に発動される見通しだ。ホワイトハウスのレビット報道官が「私の理解では、関税の発表は明日行われ、即時発動される見通しだ」と述べた。~ 警戒が高まっている金融市場については「トランプ大統領の1期目と同じように、ウォール街は大丈夫だ」として、懸念を一蹴。政権の顧問らが関税の影響を見誤り、米経済に打撃を与える可能性に関しても「彼らが間違うことはない」と言明。~ 「大統領には何十年にもわたりこの問題を研究してきた優秀なアドバイザー陣がついている。われわれは米国の黄金時代の復活と、米国を再び製造業の超大国にすることに注力している」と述べた。

②. 米ISM製造業は縮小圏
米供給管理協会(ISM)が発表した3月の米製造業総合景況指数は1.3ポイント低下の49と、今年初めて縮小圏に入った。~ 一方、追加関税が経済全体に影響を及ぼす中、仕入れ価格は再び上昇し、2022年6月以来の高水準。トランプ政権の場当たり的な関税政策で製造業者の景況感が揺らいでいることを示唆した。~ 2月の米求人件数は756万8000件に減少し、市場予想も下回った。レイオフは低水準にとどまっているものの、労働市場が徐々に冷え込みつつあることを改めて浮き彫りにした。

③. 米自動車販売
米自動車販売は1-3月に、米ゼネラル・モーターズ(GM)や韓国の現代自動車で大幅な増加が見られた。トランプ大統領による関税発動を控えた駆け込み需要が押し上げ要因。~ GMは17%増、現代自は過去最高を記録した。日本勢では、トヨタが3月に7.7%増加したが、1-3月では1%未満の増加にとどまった。~ ホンダは「ホンダ」と高級車「アキュラ」のブランド全体で1-3月が5%増、3月単月では13%増えた。

④. 米商務長官がUSスチール行方の鍵
日本製鉄が買収提案しているUSスチールの将来を左右する重要な人物として、ラトニック米商務長官が浮上してきた。同氏は過去1週間、日鉄やアクティビスト(物言う株主)のアンコラ・ホールディングス・グループと会合を重ねてUSスチールへの投資などを競わせている。~ 事情に詳しい複数の関係者によると、日鉄は141億ドル(約2兆1000億円)でのUSスチール買収が完了した場合、追加で70億ドルの投資を行うと申し出ている。~ アンコラは、日鉄との取引が破談になった場合にUSスチールに60億-70億ドルの投資を行う意向を示しているという。

⑤. GPIF人事
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の最高投資責任者(CIO)に、副CIOの吉澤裕介氏が就任した。~ 吉澤氏はゴールドマン・サックス証券出身で、2021年6月にGPIFに移籍し、今年1月に初の副CIOに就いていた。任期は2年。~前任の植田栄治氏は20年4月に就任。再任を重ね、5年間CIOを務めた。同じくゴールドマン・サックス証出身で、株式アクティブファンドを積極的に採用するなど「運用の高度化」を進めた。
2日 【日本株】
日経平均 35,725.87 +101.39 +0.28%
TOPIX 2,650.29 -11.44 -0.43%
--------------------------------------------------------------
日経平均 ⇒▲WR.Low2 ⇒+▼はらみ.様子見 ⇒▼nrはらみ.様子見
TOPIX ⇒▲WR.Low2 ⇒+▼はらみ.様子見 ⇒▲逆立
--------------------------------------------------------------
【日経平均VI】
日経平均VI 27.34 -0.50 -1.80% ⇒-nr下げ ( 27台 )
日経平均VI 27.84 -0.31 -1.10% ⇒-△はらみ下げ ( 27台 )
日経平均VI 28.15 +5.80 +25.95% ⇒▽Wr上げ ( 28台 )
--------------------------------------------------------------
2日、TOPIX反落、米関税発表を警戒-リスク回避で債券高

2日、東京株式相場は上昇して始まった後、売りに押されTOPIXが下落に転じた。
・銀行株は日銀の利上げによる収益押し上げ期待から上昇してきたため、特に売り圧力を受けやすく、TOPIX銀行業指数は一時2.3%下落。
・3月の百貨店売上高の減少を受けて、三越伊勢丹ホールディングス株やJ.フロントリテイリング株なども下落。
・一方、米国でハイテク株が上昇したことを受け、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連銘柄が高く、日経平均を支えた。
・新型ゲーム機「スイッチ2」の発表を前に任天堂のほか、コナミグループやディー・エヌ・エー、カプコンなどのゲーム関連株も堅調だった。

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セゾン投信の瀬下哲雄マルチマネジャー運用部長  
関税政策を受けて米国の消費者の購買行動にも影響が出ており、インバウンドの先行きに懸念があると。

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日経平均は小幅続伸、米相互関税発表を前に買戻しが先行

・米国株が高安まちまちだったことなどから、東京市場も方向感に乏しい開始。

・売り買い一巡後の日経平均は前日終値水準での小動きが続いた。
・東京時間3日5時のトランプ大統領による相互関税に関する演説を前に積極的な売買は手控えられたが、指数インパクトが大きい銘柄を中心に足元売られていた銘柄は買戻される格好に。

・プライム市場の7割強が下落したものの、日経平均は前日比プラス圏で取引を終えた。
・大引けの日経平均は前日比101.39円高(+0.28%)の35725.87円。

・その他製品、輸送用機器、機械、サービス、保険などが上昇。
・医薬品、電気・ガス、鉱業、鉄鋼、石油・石炭などが下落。

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【個別銘柄】安川電機、三越伊勢丹 など 


▽安川電機 3719 +23反発。
モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に、目標株価も4700円から5000円に引き上げた。
業績は過去3四半期連続でボトム水準に推移、これ以上のダウンサイドリスクは乏しいと。また、受注回復・生産稼働上昇・在庫評価損の縮小から、今後業績は緩やかに改善していくとみている。市場での期待値が低下していることで、投資妙味は高まっていると指摘。

▲三越伊勢丹 1995 -116.5大幅続落。
前日に3月の売上速報を公表している。三越伊勢丹店舗は前年同月比0.5%減となり、25年3月期に入って初のマイナスに転じている。
2月は同2.3%増であった。グループ店舗含めた国内百貨店合計では同1.6%の減少となっている。全国的に天候が不安定だったことなど影響のもよう。免税売上高なども、客数の伸び鈍化によって伸び悩む形になっているようだ。

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4.2 動いた株・出来た株
◇GMOインターネット<4784> 1299 +166 ⇒ 特に材料観測されない、グループ再編による業容変化をあらためて材料視か。
◇ファーストリテイリング<9983> 45790 +1350 ⇒ 本日は月次の発表を控えているが。
◇東京エレクトロン<8035> 20835 +585 ⇒ SOX指数小幅上昇で買い安心感。
◇JVCケンウッド<6632> 1269 +33.5 ⇒ 3月安値接近から自律反発の動きにも。
◆三越伊勢丹<3099> 2012.5 -99 ⇒ 3月の売上速報をマイナス視。
◆高島屋<8233> 1164 -36 ⇒ 前日発表の月次動向マイナス視で百貨店株が総じて安い。
◆東京電力HD<9501> 413.8 -18.5 ⇒ 本日は電力株が全面安の展開に。
◆楽天グループ<4755> 818 -27 ⇒ 特段材料は見当たらないが昨年12月安値水準意識も。
//◇◆◇◇▲//◆◇◆ ドル円 149円台( 金融政策意識 )
//◇▲◆▽◆//◆◇◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◆▽◇▲//_▽◆ 原油 71ドル台 (社会システムの正常化待ち )
--------------------------------------------------------------
外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◆ドル下落 円安一服.149円半ば 原油.▲nrもみあい.71ドル  
4.2
米ドル/円 149.63 - 149.67
ユーロ/円 161.51 - 161.57
ユーロ/米ドル 1.0794 - 1.0796
英ポンド/円 193.35 - 193.46
豪ドル/円 93.93 - 93.98
スイスフラン/円 169.41 - 169.46
原油(WTIC原油先物) 71.20 -0.28 (-0.39%) ⇒▲Cog.調整 ⇒▽Wr逆立.50MA突破 ⇒▲nrもみあい

◇ドルと◇ユーロ反発 円もみあい.149円後半 原油.▽Wr逆立.71ドル台  
4.1
米ドル/円 149.88 - 149.89
ユーロ/円 162.10 - 162.15
ユーロ/米ドル 1.0816 - 1.0818
英ポンド/円 193.59 - 193.67
豪ドル/円 93.58 - 93.65
スイスフラン/円 169.48 - 169.52
原油(WTIC原油先物) 71.48 +2.12 (+3.06%) ⇒+▼nr上げ ⇒▲Cog.調整 ⇒▽Wr逆立.50MA突破

◆もみあい 円もみあい.149円半ば 原油.▲Cog.調整.69ドル 
3.31
米ドル/円 149.65 - 149.76
ユーロ/円 161.89 - 161.94
ユーロ/米ドル 1.0812 - 1.0820
英ポンド/円 193.53 - 193.62
豪ドル/円 94.04 - 94.06
スイスフラン/円 169.95 - 170.01
原油(WTIC原油先物) 69.36 -0.56 (-0.80%) ⇒▽クアトロ浮上 ⇒+▼nr上げ ⇒▲Cog.調整

StockCharts ⇒  

3.27
NYダウ   42,299.70 -155.09 -0.37%
S&P500   5,693.31 -18.89 -0.33%
NASDAQ 17,804.03 -94.98 -0.53%
--------------------------------------------------------------
3.31
NYダウ   42,001.76 +417.86 +1.00%
S&P500   5,611.85 +30.91 +0.55%
NASDAQ 17,299.28 -23.70 -0.14%
--------------------------------------------------------------
4.1
NYダウ   41,989.96 -11.80 -0.03%
S&P500   5,633.07 +21.22 +0.37%
NASDAQ 17,449.89 +150.60 +0.87%
--------------------------------------------------------------

NYダウ(INDU) ⇒▲wr切下げ.窓埋め ⇒▽切込み.買戻し ⇒-△nrはらみ.様子見
S&P500(SPX) ⇒▲wrクアトロ.窓埋め ⇒▽入首.様子見 ⇒▽nr切上げ.買戻し 
NASDAQ(COMPQ) ⇒▲wrクアトロ.Low ⇒△あて首.様子見 ⇒▽切上げ.買戻し
【 SOX指数 】
4,282.46 +12.03 +(0.28%) ⇒▲Low2 ⇒△あて首.様子見 ⇒▽nr反発.買戻し

【 VIX恐怖指数 】
21.77 -0.51 (-2.29%) ⇒▽Wrクアトロ.10MA突破 ⇒+▲であい線 ⇒▲nr下げ
⇒-2.29P (21台)
⇒+2.91P (22台)
⇒+15.84P (21台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

-------------------------------------------------------------
米国株、ダウ小反落し11ドル安 景気指標の悪化で ナスダック反発  
-△nrはらみ.様子見
ダウ工業株30種平均は小幅に反落
・米景気の減速を示唆する経済指標が投資家心理の重荷となった。2日には米政権が「相互関税」について発表する見通しで、様子見の市場関係者が多かった。

▽切上げ.買戻し
ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反発
・テスラやアルファベットが上昇。

NYダウは11.80ドル安、相互関税発表待ち

・4月2日のトランプ政権による相互関税発表を控えた警戒感に売りが先行し、寄り付き後、下落。

・さらに、ISM製造業景況指数やJOLT求人件数が予想を下回り、成長鈍化懸念も強まり売りに一段と拍車がかかった。
・ただ、関税措置が流動的との観測に売りも続かずハイテクセクターの上昇が支援し、相場は回復。

・ナスダックはプラス圏に回復したが、ダウは小幅安のまちまちで終了。
--------------------------------------------------------------

1.
・1日発表の3月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は49.0と、3カ月ぶりに好不況の境目とされる50を割り込んだ。ダウ・ジョーンズ通信が集計した市場予想(49.5)を下回り、関税政策の不透明感を背景に製造業の事業環境が悪化しているとの見方が広がった。発表を受け、ダウ平均の下げ幅は一時480ドルあまりに広がった。

・ISM指数の個別項目では、企業が支払うコストを示す「価格」が69.4と2月(62.4)から大きく上昇した。消費者が負担する価格への転嫁が進めばインフレ圧力が高まる。市場では「米経済は(物価上昇と景気悪化が同時に進む)スタグフレーションに陥りつつあるかもしれない」(LPLファイナンシャルのジェフリー・ローチ氏)との指摘があった。

・もっとも、ダウ平均は上昇に転じる場面もあった。トランプ米大統領は2日に「相互関税」の詳細を公表する見通しで、内容を見極めようと一方的な売りは手控えられた。ダウ平均は3月に1839ドル下落した後で、主力株には押し目買いが入りやすい面もあった。

・個別ではジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が7.5%安と下げが目立った。タルク(滑石)を原料とするベビーパウダーの健康被害を巡る集団訴訟に関する和解案が却下され、経営の不透明感が続くとみた売りが出た。メルクやアムジェンも下げた。半面、ナイキやマイクロソフト、エヌビディアは上昇した。ウォルマートも買われた。


2.
・自動車・自動車部品やソフトウエア・サービスが上昇。
・医薬品・バイオテクが下落。


・ナイキやマイクロソフト、エヌビディアが上げた。
・ウォルマートも買われた。
・化粧品小売りのアルタ・ビューティー(ULTA)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇。


・ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が7.5%安と下げが目立った。--タルク(滑石)を原料とするベビーパウダーの健康被害を巡る集団訴訟に関する和解案が却下され、経営の不透明感が続く。
・メルクやアムジェンも下げた。
・航空会社のアメリカン(AAL)、デルタ(DAL)、サウスウエスト(LUV)は、アナリストが支出に慎重な消費者の姿勢を理由に、セクターの投資判断を引下げ、それぞれ下落。


3.
・テスラやアルファベットが上昇。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 168.64 1.59%
◇ エヌビディア 110.15 1.63%
◇ ASML 667.34 0.71%
★ インテル 22.05 -2.91%
◆ QCOM クアルコム 153.05 -0.36%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 145.66 0.37%
◇ AMD 102.78 0.04%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 88.71 2.09%
◇ テラダイン 82.61 0.01%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 166 0.45%
◆ エヌビディア 108.38 -1.18%
◆ ASML 662.63 -1.77%
22.71 0.00%
◇ QCOM クアルコム 153.61 0.58%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 145.12 0.04%
◆ AMD 102.74 -0.47%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 86.89 -1.62%
◆ テラダイン 82.6 -0.22%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 165.25 -1.78%
◆ エヌビディア 109.67 -1.58%
◆ ASML 674.58 -2.32%
★ インテル 22.71 -3.85%
★ QCOM クアルコム 152.72 -3.32%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 145.06 -1.77%
★ AMD 103.22 -3.22%
★ MU ミクロン・テクノロジー 88.44 -2.98%
★ テラダイン 82.78 -3.38%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
◆ドル下落 円安一服.149円半ば
//▽◆◇◇▲//◇◆ 
・ドル指数は低下。この日発表された3月のISM製造業総合景況指数は今年初めて縮小の領域に入った。
・円は対ドルで値上がりし、一時0.7%高の1ドル=148円98銭を付けた。米国債利回りの低下などが背景にある。

ドル円相場は 米東部時間 16時 54 分
⇒¥149.62 -¥0.34 -0.23%
⇒¥149.97 ¥0.13 +0.09%
⇒¥149.87 -¥1.18 -0.78%

4.1
バンク・オブ・アメリカ(BofA)のミハリス・ルサキス、アタナシオス・バンバキディス両氏
1-3月末にかけて企業によるドル需要が強かったことが同行の資金フローでは示されたとリポートで指摘。
4月2日の関税予定日を控え、ヘッジファンドはユーロとカナダ・ドルを購入したことも示唆されたという。その上で、ドルのポジションは現在、おおむねニュートラルだと説明した。

ドイツ銀行の為替戦略グローバル責任者、ジョージ・サラベロス氏
「ドルが年初時点での大方の予想よりも大きく上昇していないのはなぜか。これが最大の疑問だ」と。
「米国例外主義のダウングレードが広く進んでいることが一因だ。2つ目として、米国外で積極財政の動きがあることも強調しておきたい」と。

【米国株】
◇S&P500続伸
//▽◇▲▲▲//◇◇ 

・1日の米株式市場ではS&P500種株価指数が続伸。
・大手テクノロジー銘柄が買われ、指数を押し上げた。
・トランプ米大統領による関税発表を前に、この日発表された米経済指標は弱い内容となり、利下げ見通しが意識された。
・ナスダック100指数は0.8%高で終了。ハイテク7強で構成する「マグニフィセント・セブン」の指数は5営業日ぶりに反発。

・トランプ氏の関税に身構える投資家にとって、目まぐるしい局面が続いている。同氏が現在のルールに基づく国際的な通商システムをどこまで覆すのか依然として不透明。--こうした不確実性が市場を動揺させ、エコノミストによる成長見通しの下方修正を招き、中央銀行は輸入物価上昇によるインフレ圧力を政策判断に織り込まざるを得ない状況となっている。


4.1
シティー・インデックスのファワド・ラザクザダ氏
「関税発表日を控え、センチメントは脆弱(ぜいじゃく)なままだ」と。
「こうした措置の具体的な規模がまだ不透明なため、投資家は慎重姿勢を崩していないと思われる。
株式相場の短期的な見通しは依然として極めて不透明だ」と。

マックス・ケトナー氏率いるHSBCのストラテジスト
「『解放の日』が関税を巡る不確実性の終わりを告げることになるとは考えにくい」と。
「むしろ4月2日の関税予定日はさらに一段の不確実性をもたらす可能性があり、結果として主要株価指数の広範な弱さが長期化すると当社ではみている」と。

ウォール街で強気派として知られる3社(ゴールドマン・サックス・グループとソシエテ・ジェネラル、ヤルデニ・リサーチ)のストラテジスト
今年のS&P500種の見通しについて楽観的過ぎたことを認め、年末目標を引き下げた。それでも3社はいずれも、S&P500種が前日の終値よりも高い水準で今年を終えると見込んでいる。

【米国債】
◇上昇
//▲◇◆◆▽//◇◇
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・米国の経済成長が鈍化しつつある兆しを背景に、米国債は1-3月(第1四半期)に上昇し、10年債利回りは1月のピークから約0.5ポイント低下した。米国債の堅調なパフォーマンスはさらに続くと市場参加者はみているようだ。

・米10年債利回り
⇒4.17% -3.8 -0.91%
⇒4.21% -4.0 -0.95%
⇒4.25% -10.6 -2.44%
  
  
4.1
バークレイズ
トレンド追随型のヘッジファンドは先月、米国株ショート・米国債ロングに転じており、このローテーションはさらに進む余地があると。

パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)
米経済のリセッション(景気後退)リスクが高まる中、は世界の債券市場が「安定したリターンの源泉」になっているとして、その魅力を訴えている。
貿易やコスト削減、移民に関するトランプ大統領の強硬政策が当初の想定以上に米経済を減速させ、労働市場に悪影響を及ぼす恐れがあるとピムコは警告。投資家はポートフォリオをより安全な資産へ傾けるべきだとする同社の見解を補強した。

【原油】
◆小反落
//▽◆▽◇▲//▽◆ 
・トランプ大統領の関税計画を巡る不確実性で、経済の先行きが見通しにくくなっている。
・トランプ氏はロシア産原油の買い手を標的に、いわゆる「二次的関税」を発動すると示唆し、ロシアからの原油供給にブレーキをかける考えを明らかにした後で、表現を和らげた。
・イランの最高指導者ハメネイ師は米国もしくはイスラエルの攻撃を受ければ「断固として報復攻撃」で応じると表明した。


⇒WTI先物5月限は、前日比28セント(◆0.4%)安い1バレル=71.20ドル。
⇒WTI先物5月限は、前営業日比2.12ドル(▽3.1%)高の1バレル=71.48ドル。
⇒WTI先物5月限は前日比56セント(▲0.8%)安の1バレル=69.36ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は◆0.4%下げて74.49ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は▽2.8%高い74.77ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント5月限は◆0.5%下げて73.63ドル。


4.1
RBCキャピタルマーケッツのブライアン・ライゼン、ヘリマ・クロフト両アナリスト
「供給を混乱させるテーマが多くあり、そのほとんどがリアルタイムで進行中だ」と。
「とはいえ、需要のダウンサイドリスクは昨年末に多くが想定していたよりも大きくなった。市場への潜在的なインパクトは不鮮明になり、原油市場全体の参加意欲を損なっている」と。

【NY金】
◆金相場は反落
//◆◇◆▽◇//▽◆
・ニューヨーク金相場は反落。過去最高値を更新した後、トランプ大統領の関税発表を控えてマイナス圏に転落した。
・金は今年のコモディティー(商品)市場の中でも特に堅調に推移し、1-3月は1986年以来の好成績を上げた。

・中央銀行による安定した購入に加え、地政学的およびマクロ経済的な不透明感が強まり安全性に逃避する動きが活発化した。

⇒金先物6月限は4.30ドル(◆0.1%)下げて3146ドル。
⇒金先物6月限は36ドル(▽1.2%)高い3150.30ドル。
⇒金先物6月限は23.40ドル(◇0.8%)上昇し3114.30ドル。

4.1
ペパーストーン・グループのリサーチャー、クエーサー・エリズンディア氏
「金は歴史的高水準で第2四半期をスタートした」と。
「この異例の上昇相場をもたらしたのは、貿易・地政学の緊張激化に対する懸念の深まりだ」と。

TDセキュリティーズのシニア商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏
中国人投資家が国内市場でETFを通じて金を購入。これも金相場の好調に寄与した。
中国政府が保険会社に初めて金投資を認めたことも、国内センチメントを押し上げた可能性があると。
中国保険大手が1%を振り向けるだけで、各国中銀による年間購入の約半分に相当する需要を生む可能性があると、TDでは推計している。

【欧州株】

3.28
英FTSETM100指数 8,658.85 -7.27 -0.08%
独DAX指数 22,461.52 -217.22 -0.96%
仏CAC指数 7,916.08 -74.03 -0.93%
--------------------------------------------------------------
3.31
英FTSETM100指数 8,582.81 -76.04 -0.88%
独DAX指数 22,163.49 -298.03 -1.33%
仏CAC指数 7,790.71 -125.37 -1.58%
--------------------------------------------------------------
4.1
英FTSETM100指数 8,634.80 +51.99 +0.61%
独DAX指数 22,539.98 +376.49 +1.70%
仏CAC指数 7,876.36 +85.65 +1.10%
--------------------------------------------------------------

⇒◆nrもみあい ⇒▲wrクアトロ.50MA割れ ⇒▽切込み.買戻し
⇒▲nrクアトロ.Sup50MA ⇒▲BigDn.50MA割れ ⇒▽反発.50MA突破
⇒▲nrクアトロ ⇒▲Low ⇒▽nr反発.買戻し  

▽反発
//▲▽▲▲◆//▲▽
・欧州株は反発。--投資家の関心は2日発表の米関税措置に集中している。
・ストックス欧州600指数は1.1%高。
・テクノロジー、工業関連株が上昇。
・関税の影響を特に受けやすい自動車、鉱業株も買いを集めた。

【欧州債】
◇上昇
//◇◆◆◇◇//◆◇ 
・1日の欧州債は上昇。
・ユーロ圏におけるインフレ減速の兆候から、欧州中央銀行(ECB)による月内利下げへの期待。
・ドイツ10年債利回りは一時8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.66%。

・イタリア債は他国債をアウトパフォーム。10年債利回りは一時10bp低下して3.77%となった。同国のHCOB製造業購買担当者指数(PMI)が予想外に低下したことに反応した。

・独国債10年物
⇒2.74% +0.01
⇒2.73% -0.05
⇒2.77% -0.02
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.68% -0.02
⇒4.69% -0.09
⇒4.78% +0.06
---------------------------

2025年4月1日火曜日

◇ドルと◇ユーロ反発 円もみあい.149円後半 原油.▽Wr逆立.71ドル台 令和7.4(卯月).1.Tue

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①. トランプ氏は国ベースの関税を2日発表
トランプ米大統領は4月2日にローズガーデンで行われるイベントで相互関税について発表する。ホワイトハウスのレビット報道官が記者団に明らかにした。~ 発表は「国ベースの」関税に関するものだが、トランプ氏は別の機会にセクター別の関税を導入することにも注力しているという。関税率や対象国の詳細については語らなかったが、欧州連合(EU)や日本、インド、カナダの関税率の例を挙げ、そうした国・地域が新たな関税の対象であることを示唆した。~ レビット氏は「今こそ相互措置を導入する時であり、米国民にとって正しいことを行うために大統領が歴史的変革に踏み出す時だ」と述べた。

②. 日産とルノー出資下げ合意
ルノーと日産自動車はアライアンス契約の改定で合意し、相互出資の最低限比率を現行の15%から10%に引き下げると発表した。~ 財務強化の圧力にさらされている日産はこれに伴い、保有するルノー株の最大3分の1の売却が可能になり、現在の評価額で約6億9000万ユーロ(約1120億円)を調達し得る。~ 日産株36%を保有するルノーは、ライバル意識や相互不信の高まりを背景に、日産との提携関係の部分的な解消を進めている。一方、ルノー株の15%を保有する日産は、ルノーの電気自動車(EV)事業アンペアへの出資義務から解放される。

③. 国債入れ替え加速へ
日本生命保険の朝日智司社長は、日本銀行の利上げに伴う利回りの上昇(価格は下落)を受けて含み損が膨らんでいる保有国債について、損失を計上してもさらに入れ替えを進めたいとの考えを明らかにした。~ 金利変動局面でも安定した運用利回りを確保する狙い。1日に社長に就任した朝日氏はインタビューで、円金利の「リスクマネジメントをもう少し強化していきたい」と強調。~ 満期保有による償還を待たずとも、含み損を抱えた国内債券の適切な入れ替えなどにより「最終的な利回りが向上するようなポートフォリオが築けるよう対応していく」と述べた。

④. 4月利下げ休止も検討
欧州中央銀行(ECB)の複数当局者は、4月に利下げするかどうかをまだ決めかねている。事情に詳しい関係者が明らかにした。~ 投資家の想定以上に同会合での議論は流動的であることが示唆された。トレーダーが織り込む4月のECB追加利下げの確率は80%余り。~ 一方で、ハト派からタカ派まで幅広い当局者がトランプ米大統領の通商政策や欧州の軍事支出拡大を巡る不確実性の高まりを背景に、利下げ休止を検討しているという。~ 4月会合までまだ2週間半あり、当局者の考え方が変わることもあるとしている。

⑤. 大きな代償とマスク氏
米政府効率化省(DOGE)を率いるイーロン・マスク氏は、トランプ政権での役割がEV大手テスラの最高経営責任者(CEO)というもう一つの仕事に「大きな代償を強いている」と認めた。~ 政治的に活発になったマスク氏に対し米国内外で反発が起き、その圧力は世界的にテスラの業績や株価に及んでいる。テスラ株はトランプ氏が当選を果たした翌月の12月17日に付けた上場来最高値から46%下げている。
1日 【日本株】
日経平均 35,624.48 +6.92 +0.02%
TOPIX 2,661.73 +3.00 +0.11%
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日経平均 ⇒▲Low.窓埋め ⇒▲WR.Low2 ⇒+▼はらみ.様子見
TOPIX ⇒▲Low.窓埋め ⇒▲WR.Low2 ⇒+▼はらみ.様子見
--------------------------------------------------------------
【日経平均VI】
日経平均VI 27.84 -0.31 -1.10% ⇒-△はらみ下げ ( 27台 )
日経平均VI 28.15 +5.80 +25.95% ⇒▽Wr上げ ( 28台 )
日経平均VI 22.35 +0.49 +2.24% ⇒▽吞込み ( 22台 )
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1日、株伸び悩み、トランプ関税発表前に様子見-長期金利上昇

1日、東京株式相場は伸び悩んで取引を終えた。
・トランプ米政権の相互関税公表を前に米国株が堅調だったことを好感して上昇した後、急速に上げ幅を消した。
・景気の影響を受けにくいディフェンシブの代表格である医薬品株が上昇。
・米関税政策への懸念から前日に売られた自動車株も高かった。
・一方で上昇していた電機株は下落に転じて銀行株も安い。

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野村証券の澤田麻希ストラテジスト  
日本株について、貿易摩擦激化への懸念、景気鈍化への警戒がセクターの動きにも出ていると。
ガスや不動産など内需セクターが上昇する一方で銀行、精密機器、電機といった景気敏感セクターの売りが目立っていると。
その上で引き続きトランプ政権の関税政策に対する警戒が継続しているだろうとして、市場の米国景気減速への懸念が行き過ぎていないかを確認するために今週発表される重要経済指標には注目だと。

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト  
昨日の売りは少し過剰反応だったのではないかという感じもあると。
S&P500種株価指数の上昇で、関税の影響は懸念されているほど深刻ではないかもしれないという自信が日本の投資家たちに生まれていると付け加えた。
同時に米関税政策が世界貿易にどのような影響を与えるかという懸念が依然として根強いとして、きょうの株価上昇は限定的なものにとどまるだろうとも。

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日経平均は4日ぶり反発、米相互関税発表前で押し目買いは限定的

・前日の急落に対する反動が先行して、日経平均は36000円台を回復して開始。

・為替は1ドル149円台後半と落ち着いた動きとなったが、36000円台より上を積極的に買う動きは限定的。
・買い一巡後の日経平均は、上げ幅を縮小し35800円水準でのもみ合いとなるなど、米国による相互関税発表前で目立った押し目買いは観測されず。

・後場もじりじりと値を下げ、一時前日比マイナス圏に突入する場面も見られた。
・大引けの日経平均は前日比6.92円高(+0.02%)の35624.48円。

・医薬品、電気・ガス、鉱業、その他製品、不動産などが上昇。
・非鉄金属、精密機器、銀行、パルプ・紙、機械などが下落。

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【個別銘柄】オープンH など 


▽オープンH 6197 +626急伸。
前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来予想の616億円から720億円に、通期では1300億円から1430億円に引き上げた。戸建て関連事業の想定以上の堅調推移が背景。
加えて、総還元性向40%以上を目指す方針を導入、つれて、年間配当金を従来計画の168円から178円に引き上げ、発行済み株式数の3.25%に当たる375万株、150億円上限の自社株買いも発表した。

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4.1 動いた株・出来た株
◇円谷フィHD<2767> 1800 +62 ⇒ 特に材料もなく前日大幅安からの押し目買い優勢。
◇T&DHD<8795> 3176 +2 ⇒ 発行済株式数の9.79%上限の自社株買いを発表。一時買われるも失速。
◇オープンハウスグループ<3288> 6270 +699 ⇒ 業績上方修正・増配と自社株買い実施を発表。
◇野村総合研究所<4307> 5121 +285 ⇒ NTTデータが触手などとの一部月刊誌記事を材料視。
◇第一三共<4568> 3707 +196 ⇒ トラスツズマブ デルクステカンの第三相臨床試験開始。
◇中部電力<9502> 1704 +81 ⇒ 「物言う株主」が接近との一部月刊誌報道を材料視。
//◇◆◇◇▲//◆◇ ドル円 149円台( 金融政策意識 )
//◇▲◆▽◆//◆◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◆▽◇▲//_▽ 原油 71ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◇ドルと◇ユーロ反発 円もみあい.149円後半 原油.▽Wr逆立.71ドル台  
4.1
米ドル/円 149.88 - 149.89
ユーロ/円 162.10 - 162.15
ユーロ/米ドル 1.0816 - 1.0818
英ポンド/円 193.59 - 193.67
豪ドル/円 93.58 - 93.65
スイスフラン/円 169.48 - 169.52
原油(WTIC原油先物) 71.48 +2.12 (+3.06%) ⇒+▼nr上げ ⇒▲Cog.調整 ⇒▽Wr逆立.50MA突破

◆もみあい 円もみあい.149円半ば 原油.▲Cog.調整.69ドル 
3.31
米ドル/円 149.65 - 149.76
ユーロ/円 161.89 - 161.94
ユーロ/米ドル 1.0812 - 1.0820
英ポンド/円 193.53 - 193.62
豪ドル/円 94.04 - 94.06
スイスフラン/円 169.95 - 170.01
原油(WTIC原油先物) 69.36 -0.56 (-0.80%) ⇒▽クアトロ浮上 ⇒+▼nr上げ ⇒▲Cog.調整

▲ドル下落 円安一服.149円後半 原油.▲Cog.調整.69ドル  
3.29
米ドル/円 149.81 - 149.86
ユーロ/円 162.20 - 162.28
ユーロ/米ドル 1.0827 - 1.0829
英ポンド/円 193.82 - 194.01
豪ドル/円 94.19 - 94.23
スイスフラン/円 170.12 - 170.24
原油(WTIC原油先物) 69.36 -0.56 (-0.80%) ⇒▽クアトロ浮上 ⇒+▼nr上げ ⇒▲Cog.調整

StockCharts ⇒  

3.27
NYダウ   42,299.70 -155.09 -0.37%
S&P500   5,693.31 -18.89 -0.33%
NASDAQ 17,804.03 -94.98 -0.53%
--------------------------------------------------------------
3.31
NYダウ   42,001.76 +417.86 +1.00%
S&P500   5,611.85 +30.91 +0.55%
NASDAQ 17,299.28 -23.70 -0.14%
--------------------------------------------------------------

NYダウ(INDU) ⇒▲nr切下げ.調整 ⇒▲wr切下げ.窓埋め ⇒▽切込み.買戻し
S&P500(SPX) ⇒▲nr切下げ.調整 ⇒▲wrクアトロ.窓埋め ⇒▽入首.様子見 
NASDAQ(COMPQ) ⇒▲nr切下げ.調整 ⇒▲wrクアトロ.Low ⇒△あて首.様子見
【 SOX指数 】
4,270.43 -14.48 (-0.34%) ⇒▲Low ⇒▲Low2 ⇒△あて首.様子見

【 VIX恐怖指数 】
22.28 +0.63 (+2.91%) ⇒▽nr切上げ ⇒▽Wrクアトロ.10MA突破 ⇒+▲であい線
⇒+2.91P (22台)
⇒+15.84P (21台)
⇒+1.96P (18台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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米国株、ダウ反発し417ドル高 月末・四半期末の買い ナスダックは半年ぶり安値  
▽切込み.買戻し
ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発
・月末・四半期末で機関投資家による資産配分を調整するための株買いが入った。トランプ米政権の関税政策が米景気を押し下げるとの警戒が根強いなか、ディフェンシブ株に資金が流入したことも相場を支えた。

△あて首.様子見
ナスダック総合株価指数は4日続落
・アナリストが目標株価を引き下げたテスラが下げた。
・人工知能(AI)向けクラウドサービスを手掛けるコアウィーブは7.3%安。

NYダウは417ドル高、期末要因の買いが下支え

・4月2日のトランプ政権による相互関税発表を控えた警戒感やロシア、ウクライナ停戦期待の後退に売られ、寄り付き後、下落。

・貿易摩擦が売り上げに響くとの懸念で、特にハイテクでの売りが加速し、ナスダックを押し下げた。
・その後、シカゴ購買部協会景気指数が予想外に上昇すると相場は下げ止まり、ダウは上昇に転じた。

・終盤にかけ、政府報道官が2日イベントでの発表の関税が国ベースになり、大統領がセクターごとの関税も時期は不透明だが公約していると述べると、さらに売りが後退。
・月末、期末で「ドレッシング買い」も強まったと見られ、ダウは続伸し、終盤にかけ上げ幅を拡大。 ナスダックも下げ幅を縮小し、終了。
--------------------------------------------------------------

1.
・ダウ平均は前週末時点で2月末を5%あまり下回っていた。株式相場の調整が進んだ後で月末・四半期末特有の持ち高調整の買いが入ったとの見方があった。今月の下げが大きかったウォルマートやホーム・デポなど消費関連株が上げた。ダウ平均の上げ幅は500ドルを超える場面があった。

・多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は31日の取引時間中に目先の下値メドとして意識されていた5500を割り込む場面があり、主力株の一部には自律反発を期待した買いが入ったとの指摘。

・トランプ米大統領は4月2日に「相互関税」の内容を公表する見通し。4月3日からは輸入自動車に25%の関税を課す方針を示している。関税引き上げがインフレ進行や景況感の一段の悪化につながるとの懸念が強い。ユナイテッドヘルス・グループやアムジェンといった業績が景気に左右されにくい銘柄にも買いが入った。

・朝方は売りが先行し、ダウ平均は400ドルあまり下げる場面があった。トランプ氏は30日、相互関税を巡り全世界の国・地域が対象になると述べた。米国の関税政策が貿易戦争や世界経済の悪化につながるとの見方は引き続き相場の重荷となった。ダウ平均は2カ月連続で下落し、月間で1839ドル下げた。


2.
・食・生活必需品小売が上昇。
・自動車・自動車部品が下落。


・今月の下げが大きかったウォルマートやホーム・デポなど消費関連株が上げた。
・シャーウィン・ウィリアムズやコカ・コーラ、アップルが高かった。
・ユナイテッドヘルス・グループやアムジェンといった業績が景気に左右されにくい銘柄にも買いが入った。


・エヌビディアとアマゾン・ドット・コムが下げた。
・バイオのモデルナ(MRNA)は、食品医薬品局(FDA)でワクチンの安全性や効果の検証を担う部門の責任者マークス氏の辞任で、ワクチン懐疑派のロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官の方針で、売り上げが減少するとの懸念に売られた。


3.
・アナリストが目標株価を引き下げたテスラが下げた。
・28日に上場した人工知能(AI)向けクラウドサービスを手掛けるコアウィーブは7.3%安。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 166 0.45%
◆ エヌビディア 108.38 -1.18%
◆ ASML 662.63 -1.77%
22.71 0.00%
◇ QCOM クアルコム 153.61 0.58%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 145.12 0.04%
◆ AMD 102.74 -0.47%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 86.89 -1.62%
◆ テラダイン 82.6 -0.22%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 165.25 -1.78%
◆ エヌビディア 109.67 -1.58%
◆ ASML 674.58 -2.32%
★ インテル 22.71 -3.85%
★ QCOM クアルコム 152.72 -3.32%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 145.06 -1.77%
★ AMD 103.22 -3.22%
★ MU ミクロン・テクノロジー 88.44 -2.98%
★ テラダイン 82.78 -3.38%
--------------------------------------------------------------
★ TSM 168.24 -3.03%
◆ エヌビディア 111.43 -2.05%
◆ ASML 690.63 -2.14%
◇ インテル 23.62 0.85%
◆ QCOM クアルコム 157.97 -0.27%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 147.68 -1.99%
★ AMD 106.65 -3.21%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 91.16 -1.05%
★ テラダイン 85.68 -2.65%
--------------------------------------------------------------
【NY外為】
◇ドルと◇ユーロ反発 円もみあい.149円後半
//▽◆◇◇▲//◇ 
・ドルが主要10通貨に対して全面高。 --月末や四半期末のフローに支えられた。
・円は対ドルで伸び悩む展開。欧州時間には一時0.8%高の1ドル=148円70銭と21日以来の高値に上昇したものの、その後はリスク回避の動きが弱まる中、下げに転じ一時150円台を付けた。

ドル円相場は 米東部時間 16時 45 分
⇒¥149.97 ¥0.13 +0.09%
⇒¥149.87 -¥1.18 -0.78%
⇒¥151.05 ¥0.48 +0.32%

3.31
コンベラの首席FX・マクロストラテジスト、ジョージ・ベッセイ氏
「金融市場では緊張状態が続いている。今週の主要な貿易政策の発表を前に、関税に関するトランプ大統領の発言が不透明感を増幅させている」と。

【米国株】
◇ダウ上昇
//▽◇▲▲▲//◇ 

・31日の米金融市場は新たなボラティリティーの波に襲われた。
・トランプ米大統領による関税の発表を週内に控え、株式市場ではS&P500種株価指数が午後に上げに転じた。
・S&P500種は朝方には1.7%下落した。ディフェンシブ銘柄が相場上昇をけん引したほか、原油高につられてエネルギー株も堅調だった。
・大型テクノロジー株は引き続き売り圧力にさらされた。ナスダック100指数はほぼ変わらずで終了。
・トランプ政権は4月2日に何の関税を発表するのか、一貫性のないメッセージを発しており、ここ数年で最大のリスクに備える市場を混乱させている。

・トランプ大統領は、4月2日にローズガーデンで行われるイベントで相互関税について発表する。ホワイトハウスのレビット報道官が記者団に明らかにした。レビット氏によると、発表は「国ベースの」の関税に関するものだが、トランプ氏は別の機会にセクター別の関税を導入することにも注力している。


3.31
モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのマネジングディレクター、クリス・ラーキン氏
「関税が市場の議論を引き続き主導することになるだろう」と。
「関税が予想よりも厳しいのか、あるいは緩いのか次第で、市場の短期的なモメンタムが大きく左右される可能性がある」と。

ゴールドマン・サックス・グループ・デービッド・コスティン氏率いるストラテジストチーム
S&P500種株の見通しを再び引き下げた。年末水準を従来予想の6200から、5700前後に変更した。
「成長見通しと投資家心理がさらに悪化すれば、バリュエーションがわれわれの予測を大幅に下回る可能性がある」と。
「相場の底を見極めようとする前に、成長見通しの改善、市場価格における非対称性の拡大、極端に弱気傾斜したポジション動向に注視するよう投資家に引き続き勧めている」と。

LPLファイナンシャルのチーフ・テクニカル・ストラテジスト、アダム・ターンキスト氏
20日移動平均線を上回って推移する銘柄の比率が10%以下になれば、「降伏の兆候と見なせる」と。

【米国債】
◇小幅高
//▲◇◆◆▽//◇
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・朝方には米関税政策への懸念からリスク回避の動きが広がる中、大幅上昇したが、取引終盤には下げに転じる場面もあった。
・市場の関心はリセッション(景気後退)が起こり得るという見通しに急速にシフトしており、米国債は四半期ベースでは2.6%上昇した。

・米10年債利回り
⇒4.21% -4.0 -0.95%
⇒4.25% -10.6 -2.44%
⇒4.36% 0.8   +0.17%
  
  
3.31
マシュー・ホーンバック氏らモルガン・スタンレーのストラテジスト
「米政権が今後の方針や関税政策の目的を明確にして、今後の対応や次の行動などに関する不確実性が弱まらない限り、世界経済の見通しに対する投資家の信頼感はますます損なわれるだろう」と。
「マクロ市場の将来は、投資家や企業経営者の信頼感にかかっている。4月2日を過ぎても、両者の信頼感は引き続き低下し続けると当社では考えている」と。

【原油】
▽大幅反発
//▽◆▽◇▲//▽ 
・トランプ大統領がロシア産原油の供給抑制に動く可能性を示唆した。ロシアは世界3位の産油国であり、主要な輸出プレーヤーでもある。
・予想を下回る米生産データと、アルゴリズム主導のトレーダーによるポジション調整も原油相場を一段と押し上げた。


⇒WTI先物5月限は、前営業日比2.12ドル(▽3.1%)高の1バレル=71.48ドル。
⇒WTI先物5月限は前日比56セント(▲0.8%)安の1バレル=69.36ドル。
⇒WTI先物5月限は前日比27セント(◇0.4%)高の1バレル=69.92ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は▽2.8%高い74.77ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント5月限は◆0.5%下げて73.63ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント5月限は◇0.3%上昇して74.03ドル。


3.31
CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏
「需要リスクと供給リスク。どちらの懸念が大きいか市場は決めかねているようだ」と。
「今のところは供給不安が先行しているようだが、金融市場全般でリスク資産の下げが続けば、原油もいずれ需要不安に屈するだろう」と。

【NY金】
◇3日続伸
//◆◇◆▽◇//
・金スポット相場は続伸し、過去最高値を更新。
・先週までの金スポット価格は週間ベースで4週連続高。金融市場全般に広がるリスクオフのムードが安全性への逃避を促した。

・金価格は今年に入って約17%上昇しており、過去最高値を少なくとも15回更新した。
・地政学やマクロ経済の不確実性が高まる状況にあって、中央銀行による買いと安全資産としての需要が価格上昇を後押ししている。

⇒金先物6月限は36ドル(▽1.2%)高い3150.30ドル。
⇒金先物6月限は23.40ドル(◇0.8%)上昇し3114.30ドル。
⇒金先物6月限は38.60ドル(▽1.3%)上昇し3090.90ドル。

3.31
モルガン・スタンレーの商品ストラテジスト、エイミー・ガウワー氏
現物需要とマクロ経済の好環境が金相場を押し上げていると。
延べ棒やコイン、上場投資信託(ETF)が最近買われているのは「ここに来て新たな金買いが入っていることを意味し、この先も大量に入ってくるとみられる」と。
「それに投資ポートフォリオの中で金利や株式、債券などとどう競争するかというマクロ的なアングルも金に作用している」と。
ガウワー氏は、金価格が年内にオンス当たり3300ー3400ドルに上昇すると予想する。複数の主要中銀も金相場の見通しを引き上げている。ゴールドマン・サックス・グループは年末までに3300ドルに達するとして、今月、見通しを上方修正した。中央銀行からの需要が予想より強いほか、金ETFへの資金流入を理由に挙げた。

【欧州株】

3.27
英FTSETM100指数 8,666.12 -23.47 -0.27%
独DAX指数 22,678.74 -160.29 -0.70%
仏CAC指数 7,990.11 -40.57 -0.51%
--------------------------------------------------------------
3.28
英FTSETM100指数 8,658.85 -7.27 -0.08%
独DAX指数 22,461.52 -217.22 -0.96%
仏CAC指数 7,916.08 -74.03 -0.93%
--------------------------------------------------------------
3.31
英FTSETM100指数 8,582.81 -76.04 -0.88%
独DAX指数 22,163.49 -298.03 -1.33%
仏CAC指数 7,790.71 -125.37 -1.58%
--------------------------------------------------------------

⇒▲nr拍子木.Sup50MA ⇒◆nrもみあい ⇒▲wrクアトロ.50MA下落
⇒-Lowもみあい.20MA割れ ⇒▲nrクアトロ.Sup50MA ⇒▲BigDn.50MA割れ
⇒-Lowもみあい.50MA割れ ⇒▲nrクアトロ ⇒▲Low  

▲続落
//▲▽▲▲◆//▲
・31日の欧州株は4営業日続落。
・米関税のさらなる脅威を手掛かりに通商摩擦の影響を受けやすい銘柄が売られた。
・ストックス欧州600指数は1.5%下落。
・鉱業、自動車、旅行関連銘柄が特に売られた。

【欧州債】
◆もみあい
//◇◆◆◇◇//◆ 
・ドイツ10年債利回りは一時7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.66%。関税を巡る懸念から安全資産への逃避が見られていた。
・欧州中央銀行(ECB)の複数当局者が4月に利下げするかどうかを決めかねていると、ブルームバーグが報じたことに反応した。


・独国債10年物
⇒2.74% +0.01
⇒2.73% -0.05
⇒2.77% -0.02
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.68% -0.02
⇒4.69% -0.09
⇒4.78% +0.06
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