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Bloomberg News 2025年7月29日 5:51 JST
①. 米中通商協議は初日終了
米中はスウェーデンのストックホルムで2日にわたる通商協議を開始。8月中旬に期限を迎える関税の停止措置を延長できるかが焦点となる。米通商代表部(USTR)のグリア代表は協議開始前に出演したMSNBCとのインタビューで「欧州連合(EU)や日本、その他多くの国や地域と合意を結んでおり、率直に言って、われわれは有利な立場でこの協議に臨んでいる」と語った。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、米国は中国へのテクノロジー輸出規制を一時凍結した。
②. EUの対米合意に一部で批判
欧州連合(EU)が米国と合意した通商協定を、EU首脳らは擁護する姿勢を見せている。フォンデアライエン欧州委員長は、企業と消費者に安定性と予測可能性をもたらすと評価。メルツ独首相も「輸出主導型のドイツ経済に深刻な打撃を与えかねなかった貿易摩擦を回避することができた」と述べた。一方で、一部業界関係者からは批判の声も上がっている。ドイツのIfo経済研究所のフュースト所長は、今回の合意は「屈辱的だ」と述べ、EUと米国の間にある力の不均衡を反映していると指摘した。
③. 対ロ圧力強化
トランプ大統領は、ロシアのプーチン大統領に突きつけたウクライナ停戦への合意期限を短縮すると述べた。これまでは50日としていたが、10-12日にすると発言。戦闘停止に応じるよう、ロシアに対する圧力を強化した。トランプ氏は「合意が成立しない限り2次制裁を科すことになる。合意は成立するかもしれない。分からない」と語った。トランプ氏が2次制裁を実行に移せば、米国が貿易合意を結ぼうと交渉している2つの主要貿易相手国、インドと中国が打撃を受ける。
④. ドイツ防衛費倍増
ドイツは防衛支出を4年間で2倍余りに拡大し、最大1620億ユーロ(約28兆円)とする計画だ。支出の一部として、年90億ユーロをロシアと戦うウクライナへの支援に充てる。政府高官によれば、メルツ首相とクリングバイル財務相はドイツ軍の抜本的な見直しに取り組んでおり、2029年までに防衛費を国内総生産(GDP)の3.5%まで引き上げることを目指している。現在はGDP比2%。
⑤. 米株の予想引き上げ
ウォール街の強気派代表格であるオッペンハイマーのジョン・ストルツファス氏は、S&P500種株価指数の年末時点の予想を従来の5950から7100に引き上げた。ブルームバーグが継続調査するストラテジストらの中で最も高い水準。米国と各国・地域との貿易交渉進展を引き上げの理由としている。ストルツファス氏は元々、年末予想を7100としていたが、トランプ大統領が「解放の日」と呼んだ大規模な関税措置発表後の相場反応を受けて、4月に見通しを引き下げていた。
【米国市況】 ⇒ Bloomberg
【NY外為】 ▽ドル反発 ◆円下落.148円半ば
//▲▲◆▽◇//▽
・ドル指数は3営業日続伸。この日は一時、前週末比0.8%上昇した。
・ドル買いが優勢となる中で、円は対ドルで一時0.6%安の1ドル=148円58銭まで下げた。
ドル円相場は 米東部時間 16時 54 分
⇒¥148.55 ¥0.86 +0.58%
⇒¥147.66 ¥0.65 +0.44%
⇒¥147.00 ¥0.49 +0.33%
7.28
INGの為替戦略責任者、クリス・ターナー氏
「今週はかなりの数のマクロデータが発表されるし、中央銀行による金融政策決定もあり、それがドルを一定程度支える」と予想。米国の経済成長回復とインフレの根強さを示すさらなる証拠が「9月の米利下げの可能性を一段と後退させる」と。
マッコーリー・グループのティエリー・ウィズマン氏
この日のドル上昇について、EUとの通商合意が米国に有利な内容になったとの見方を反映している可能性があると指摘。米国が主要同盟国との関係を再構築しているといった市場の認識も示しているかもしれないと。
BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン、ベイル・ハートマン両氏
「この新たな現実が実体経済に与える影響はまだ分からない。しかし、最近のデータが米国例外主義のシナリオを補強していると、われわれは確かに認識している」と。
金融アドバイザリー企業デビア・グループのナイジェル・グリーン最高経営責任者
「欧州は最悪の事態を回避したものの、不均衡でリスクの高い協定に縛られることになり、明確な出口もない」と述べ、「米国は交渉力の全てを持ち出してきた」と。
【米国株】
◇もみあい
//◇◇▽◇◇//◇
・S&P500種株価指数は続伸し、過去最高値を更新。
・8月1日の上乗せ関税停止期限を前に、今週は雇用やインフレなどに関する重要指標が数多く発表される。ハイテク大手の決算発表も控えているほか、7月30日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が金融政策決定を示す。
7.28
モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏
「今週はこれ以上ないほど慌ただしい週になる」とし、「今週の展開が短期的なモメンタムを左右する可能性がある」と。
ノースウェスタン・ミューチュアル・ウェルス・マネジメントのブレント・シュッテ最高投資責任者
「貿易に関する合意がさらに発表されれば、企業や経済全体に漂っていた不確実性は薄れる可能性がある」と指摘。「最終的な貿易合意の影響は、4月2日に上乗せ関税が発表された後の当初予想に比べて小さくなるかもしれない」と。
オッペンハイマー・アセット・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、ジョン・ストルツファス氏
米国と各国・地域との貿易交渉進展を受け、S&P500種の年末予想を従来の5950から7100に引き上げた。予想通りなら3年連続で20%台の上昇率となり、1990年代後半以降見られなかった状況になる。
【米国債】
◆下落
//▽▽▲◆◇//◆
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )
・週内に大きなイベントが多数控えているが、この日は重要指標の発表がなく、早い時間帯の取引では週末発表された米・EU貿易合意が材料だった。
・米10年債利回り
⇒4.41% 2.2 +0.50%
⇒4.39% -1.0 -0.23%
⇒4.40% 1.8 +0.41%
・米30年債利回り
⇒4.96% 2.9 +0.59%
⇒4.93% -0.7 -0.14%
⇒4.94% 0.3 +0.06%
>>7.24
DWSアメリカズの債券責任者ジョージ・カトランボーン氏
「結論を言えば、失業率が4.1%の状態でFRBが利下げを行うのは説得力に欠けるということだ」と指摘。「FRBが動けない状況にある以上、利回りが現在のレンジを上抜けるのには限界がある」と。
【原油】
▽反発
//◆▲-▽▲//▽
・原油先物相場は反発。--- トランプ大統領がロシアのプーチン大統領に突きつけたウクライナ停戦への合意期限を短縮すると述べたことから、ロシアと西側諸国との緊張で原油供給のフローが脅かされるとの警戒が再燃した。
・EUが7500億ドル(約110兆7700億円)相当の米国産エネルギー製品の購入で合意したとするトランプ大統領の発言を受けて、原油相場は朝方から上昇していた。
⇒WTI先物9月限は前営業日比1.55ドル(▽2.4%)高の1バレル=66.71ドル。
⇒WTI先物9月限は前日比87セント(▲1.3%)安の1バレル=65.16ドル。
⇒WTI先物9月限は前日比78セント(▽1.2%)高の1バレル=66.03ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント9月限は▽2.3%上げて70.04ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント9月限は▲1.1%下げて68.44ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント9月限は約▽1%上げて69.18ドル。
7.28
CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏
「これまでは本格的な制裁が実行される可能性を市場はほとんど織り込んでいなかった。この日のニュースを受けて、供給混乱の可能性や貿易ルート変更による輸送コスト上昇といったリスクの再評価が起きている」と。
【NY金】
◆下落
//▽▽▲◆▲//◆
・金相場は続落。
・米国とEUが貿易協定で合意したことを受けて、ドルが上昇したことが背景。両者の間で痛みを伴う貿易戦争が起こるとの懸念が和らいだ。
・米・EUの貿易協定の適用範囲を巡っては依然として疑問が残っているが、米国と中国の関税一時停止措置が延長されるとの期待が高まったことも、安全資産とされる金の需要減退につながった。
⇒金先物12月限は25.70ドル(◆0.8%)下げて3366.80ドル。
⇒金先物12月限は38.60ドル(▲1.1%)下げて3392.50ドル。
⇒金先物12月限は24.00ドル(◆0.7%)下げて3431.10ドル。
>>7.25
バーバラ・ランブレヒト氏らコメルツ銀行のアナリスト
「金相場は方向感を欠いている」と指摘。「投資需要の動向を見る限り、金価格は当面の天井を打った可能性がある」とし、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利下げが見込まれていない状況ではなおさらだと。
Bloomberg News 2025年7月29日 5:51 JST
①. 米中通商協議は初日終了
米中はスウェーデンのストックホルムで2日にわたる通商協議を開始。8月中旬に期限を迎える関税の停止措置を延長できるかが焦点となる。米通商代表部(USTR)のグリア代表は協議開始前に出演したMSNBCとのインタビューで「欧州連合(EU)や日本、その他多くの国や地域と合意を結んでおり、率直に言って、われわれは有利な立場でこの協議に臨んでいる」と語った。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、米国は中国へのテクノロジー輸出規制を一時凍結した。
②. EUの対米合意に一部で批判
欧州連合(EU)が米国と合意した通商協定を、EU首脳らは擁護する姿勢を見せている。フォンデアライエン欧州委員長は、企業と消費者に安定性と予測可能性をもたらすと評価。メルツ独首相も「輸出主導型のドイツ経済に深刻な打撃を与えかねなかった貿易摩擦を回避することができた」と述べた。一方で、一部業界関係者からは批判の声も上がっている。ドイツのIfo経済研究所のフュースト所長は、今回の合意は「屈辱的だ」と述べ、EUと米国の間にある力の不均衡を反映していると指摘した。
③. 対ロ圧力強化
トランプ大統領は、ロシアのプーチン大統領に突きつけたウクライナ停戦への合意期限を短縮すると述べた。これまでは50日としていたが、10-12日にすると発言。戦闘停止に応じるよう、ロシアに対する圧力を強化した。トランプ氏は「合意が成立しない限り2次制裁を科すことになる。合意は成立するかもしれない。分からない」と語った。トランプ氏が2次制裁を実行に移せば、米国が貿易合意を結ぼうと交渉している2つの主要貿易相手国、インドと中国が打撃を受ける。
④. ドイツ防衛費倍増
ドイツは防衛支出を4年間で2倍余りに拡大し、最大1620億ユーロ(約28兆円)とする計画だ。支出の一部として、年90億ユーロをロシアと戦うウクライナへの支援に充てる。政府高官によれば、メルツ首相とクリングバイル財務相はドイツ軍の抜本的な見直しに取り組んでおり、2029年までに防衛費を国内総生産(GDP)の3.5%まで引き上げることを目指している。現在はGDP比2%。
⑤. 米株の予想引き上げ
ウォール街の強気派代表格であるオッペンハイマーのジョン・ストルツファス氏は、S&P500種株価指数の年末時点の予想を従来の5950から7100に引き上げた。ブルームバーグが継続調査するストラテジストらの中で最も高い水準。米国と各国・地域との貿易交渉進展を引き上げの理由としている。ストルツファス氏は元々、年末予想を7100としていたが、トランプ大統領が「解放の日」と呼んだ大規模な関税措置発表後の相場反応を受けて、4月に見通しを引き下げていた。
29日 【日本株】
日経平均 40,674.55 -323.72 -0.79%
TOPIX 2,908.64 -22.09 -0.75%
--------------------------------------------------------------
日経平均 ⇒▽nr.High2.様子見 ⇒▲窓埋め調整へ ⇒▲窓埋め調整2 ⇒▲Gap.調整3
TOPIX ⇒▽High2.高値圏 ⇒▲窓埋め調整へ ⇒▲窓埋め調整2 ⇒▲Gap大.調整3
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【日経平均VI】
日経平均VI 22.71 -0.14 -0.61% ⇒-△はらみ ( 23台 )
日経平均VI 23.10 +0.93 +4.19% ⇒▽上げ ( 23台 )
日経平均VI 22.17 -0.93 -4.03% ⇒▲下げ ( 22台 )
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29日、株式下落、レーザテク含め半導体の収益懸念-債券は上昇
・29日の東京株式相場は3日続落。
・ハイテク株の下落が主因で、企業業績の悪化に対する懸念が背景にある。
・日銀決定会合を控える警戒と石破茂首相の退陣の可能性への懸念も市場に重くのしかかった。
・需要減からモルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を下げた半導体製造装置のレーザーテックが一時9%近く下落するなど電気機器の指数押し下げ寄与が大きかった。
野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジスト
日本株について、大幅高後のスピード調整局面が続きやすいと予想していた。米国株高に対するリスクを見極める上で、米大型テクノロジー企業の決算と米金融政策を見極めることになりそうだと。
フィリップ証券の笹木和弘リサーチ部長
「半導体製造装置から悪い決算が出ており、証券会社から売り推奨的なものが出ているため、その辺はあまりよろしくないだろう」と述べた。「AI(人工知能)半導体の決算は悪くないと思うが、それ以外の業績はあまりポジティブにみられていない」と。
銀行株は日銀政策会合を前に様子見的な売りが出たとして、政局に関する懸念もあるとも指摘。
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日経平均は続落、高値警戒感収まらず調整続く
・米株市場を横目に、本日の日経平均は3日続落して取引を開始。
・昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。
・また、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合が予定されているほか、4-6月期の米実質GDP速報値、6月の米個人所得・個人消費支出(PCE)、7月の米雇用統計など注目度の高い経済指標の発表も相次ぐことから、様子見ムードが広がり終日さえない値動きとなった。
・大引けの日経平均は前日比323.72円安の40674.55円。
・鉱業、石油・石炭製品、サービス業などが上昇。
・輸送用機器、証券・商品先物取引業、機械などが下落。
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【個別銘柄】日東電工、野村総合研究所、エンプラス、さくらインターネット など
▲日東電工 3061 -97大幅反落。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は426億円で前年同期比15.9%減となり、ほぼ市場予想線上での着地に。通期予想は据え置いたが、上半期計画は従来の860億円から900億円に上方修正し、コンセンサスを上回る水準となった。
関税を背景とする前倒し生産の効果がのようだ。直近で株価は一段高となっていたため、前倒し生産の反動も考慮、利食い売り優勢の流れにつながったようだ。
▽野村総合研究所 5881 +452大幅反発。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は372億円で前年同期比14.1%増となり、市場予想を20億円程度上振れている。金融ITやIT基盤部門などが好業績を牽引する形に。
第1四半期末の国内受注残も2ケタ増と高水準になっており、据え置きの通期予想1500億円、前期比11.2%増には上振れ余地が広がったとの評価に。注力する生産革新などの効果で、利益率も上昇方向にあるようだ。
▽エンプラス 5010 +705ストップ高。
前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は9.1億円で前年同期比58.0%減となっているが、据え置きの上半期計画12億円、同64.2%減に対する進捗率は75%にまで達している。会社側の期初計画も上回る着地となっているようだ。
好調な半導体関連事業が9四半期ぶりの高水準となり業績を下支え、同事業に関しては通期見通しも上方修正している。過度な業績懸念の後退につながっているようだ。
▲さくらインターネット 2970 -700ストップ安比例配分。
前日に第1四半期決算を発表、営業損益は4.6億円の赤字となり、前年同期比6.9億円の損益悪化に。つれて、上半期予想は従来の7億円の黒字から11.5億円の赤字に、通期では38億円の黒字から3.5億円の黒字に下方修正。
継続を見込んでいた生成AI向け大型案件が終了することで、GPUインフラストラクチャーサービスの売上が減少するもよう。想定外の大幅下方修正をネガティブ視。
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日経平均 40,674.55 -323.72 -0.79%
TOPIX 2,908.64 -22.09 -0.75%
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日経平均 ⇒▽nr.High2.様子見 ⇒▲窓埋め調整へ ⇒▲窓埋め調整2 ⇒▲Gap.調整3
TOPIX ⇒▽High2.高値圏 ⇒▲窓埋め調整へ ⇒▲窓埋め調整2 ⇒▲Gap大.調整3
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【日経平均VI】
日経平均VI 22.71 -0.14 -0.61% ⇒-△はらみ ( 23台 )
日経平均VI 23.10 +0.93 +4.19% ⇒▽上げ ( 23台 )
日経平均VI 22.17 -0.93 -4.03% ⇒▲下げ ( 22台 )
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29日、株式下落、レーザテク含め半導体の収益懸念-債券は上昇
・29日の東京株式相場は3日続落。
・ハイテク株の下落が主因で、企業業績の悪化に対する懸念が背景にある。
・日銀決定会合を控える警戒と石破茂首相の退陣の可能性への懸念も市場に重くのしかかった。
・需要減からモルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を下げた半導体製造装置のレーザーテックが一時9%近く下落するなど電気機器の指数押し下げ寄与が大きかった。
野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジスト
日本株について、大幅高後のスピード調整局面が続きやすいと予想していた。米国株高に対するリスクを見極める上で、米大型テクノロジー企業の決算と米金融政策を見極めることになりそうだと。
フィリップ証券の笹木和弘リサーチ部長
「半導体製造装置から悪い決算が出ており、証券会社から売り推奨的なものが出ているため、その辺はあまりよろしくないだろう」と述べた。「AI(人工知能)半導体の決算は悪くないと思うが、それ以外の業績はあまりポジティブにみられていない」と。
銀行株は日銀政策会合を前に様子見的な売りが出たとして、政局に関する懸念もあるとも指摘。
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日経平均は続落、高値警戒感収まらず調整続く
・米株市場を横目に、本日の日経平均は3日続落して取引を開始。
・昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。
・また、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合が予定されているほか、4-6月期の米実質GDP速報値、6月の米個人所得・個人消費支出(PCE)、7月の米雇用統計など注目度の高い経済指標の発表も相次ぐことから、様子見ムードが広がり終日さえない値動きとなった。
・大引けの日経平均は前日比323.72円安の40674.55円。
・鉱業、石油・石炭製品、サービス業などが上昇。
・輸送用機器、証券・商品先物取引業、機械などが下落。
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【個別銘柄】日東電工、野村総合研究所、エンプラス、さくらインターネット など
▲日東電工 3061 -97大幅反落。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は426億円で前年同期比15.9%減となり、ほぼ市場予想線上での着地に。通期予想は据え置いたが、上半期計画は従来の860億円から900億円に上方修正し、コンセンサスを上回る水準となった。
関税を背景とする前倒し生産の効果がのようだ。直近で株価は一段高となっていたため、前倒し生産の反動も考慮、利食い売り優勢の流れにつながったようだ。
▽野村総合研究所 5881 +452大幅反発。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は372億円で前年同期比14.1%増となり、市場予想を20億円程度上振れている。金融ITやIT基盤部門などが好業績を牽引する形に。
第1四半期末の国内受注残も2ケタ増と高水準になっており、据え置きの通期予想1500億円、前期比11.2%増には上振れ余地が広がったとの評価に。注力する生産革新などの効果で、利益率も上昇方向にあるようだ。
▽エンプラス 5010 +705ストップ高。
前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は9.1億円で前年同期比58.0%減となっているが、据え置きの上半期計画12億円、同64.2%減に対する進捗率は75%にまで達している。会社側の期初計画も上回る着地となっているようだ。
好調な半導体関連事業が9四半期ぶりの高水準となり業績を下支え、同事業に関しては通期見通しも上方修正している。過度な業績懸念の後退につながっているようだ。
▲さくらインターネット 2970 -700ストップ安比例配分。
前日に第1四半期決算を発表、営業損益は4.6億円の赤字となり、前年同期比6.9億円の損益悪化に。つれて、上半期予想は従来の7億円の黒字から11.5億円の赤字に、通期では38億円の黒字から3.5億円の黒字に下方修正。
継続を見込んでいた生成AI向け大型案件が終了することで、GPUインフラストラクチャーサービスの売上が減少するもよう。想定外の大幅下方修正をネガティブ視。
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7.29 動いた株・出来た株
◇エンプラス<6961> 5010 +705 ⇒ 第1四半期大幅減益も想定上振れで好進捗に。
◇野村総合研究所<4307> 5930 +501 ⇒ 第1四半期は市場想定上回る好業績に。
◇野村マイクロ・サイエンス<6254> 2821 +193 ⇒ 前日の上昇から買い戻し急がれる形にも。
◇大塚HD<4578> 7261 +251 ⇒ 上半期の収益予想を上方修正している。
◇良品計画<7453> 7217 +187 ⇒ 貸借倍率0.2倍台など売り長銘柄で。
◆さくらインターネット<3778> 2970ウ - ⇒ 大幅下方修正がネガティブインパクトに。
◆TOWA<6315> 1843 -84 ⇒ 足元では大手半導体製造装置に格下げの動き目立ち連想売りも。
◆ソシオネクスト<6526> 2796 -113 ⇒ 主力の半導体関連は総じて軟調推移に。
◆日東電工<6988> 3041 -117 ⇒ 決算サプライズ限られ直近上昇の反動が強まる。
◆日油<4403> 2951 -107 ⇒ 高値圏で利食い売りも向かう展開か。
◆安川電機<6506> 3225 -106 ⇒ 前日は米中関税停止期間延長見通しが買い材料となったが。
◆東洋エンジニアリング<6330> 1218 -36 ⇒ 短期的な上昇ピッチの速さに警戒感も。
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◇エンプラス<6961> 5010 +705 ⇒ 第1四半期大幅減益も想定上振れで好進捗に。
◇野村総合研究所<4307> 5930 +501 ⇒ 第1四半期は市場想定上回る好業績に。
◇野村マイクロ・サイエンス<6254> 2821 +193 ⇒ 前日の上昇から買い戻し急がれる形にも。
◇大塚HD<4578> 7261 +251 ⇒ 上半期の収益予想を上方修正している。
◇良品計画<7453> 7217 +187 ⇒ 貸借倍率0.2倍台など売り長銘柄で。
◆さくらインターネット<3778> 2970ウ - ⇒ 大幅下方修正がネガティブインパクトに。
◆TOWA<6315> 1843 -84 ⇒ 足元では大手半導体製造装置に格下げの動き目立ち連想売りも。
◆ソシオネクスト<6526> 2796 -113 ⇒ 主力の半導体関連は総じて軟調推移に。
◆日東電工<6988> 3041 -117 ⇒ 決算サプライズ限られ直近上昇の反動が強まる。
◆日油<4403> 2951 -107 ⇒ 高値圏で利食い売りも向かう展開か。
◆安川電機<6506> 3225 -106 ⇒ 前日は米中関税停止期間延長見通しが買い材料となったが。
◆東洋エンジニアリング<6330> 1218 -36 ⇒ 短期的な上昇ピッチの速さに警戒感も。
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//◆▲◆◆▽◇//◇ ドル円 148円台( 金融政策意識 )
//◆◇◇◇◇◇//◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◆◆◇▽▲//_ 原油 67ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
※▽ドル反発 ◆円下落.148円半ば 原油.▽反発.67ドル台
7.29
米ドル/円 148.55 - 148.57
ユーロ/円 172.15 - 172.21
ユーロ/米ドル 1.1589 - 1.1591
英ポンド/円 198.42 - 198.55
豪ドル/円 96.88 - 96.96
スイスフラン/円 184.86 - 185.02
原油(WTIC原油先物) 67.04 +1.88 (+2.89%) ⇒◇nr ⇒▽反発.50MA突破⇒▲wr吞込み ⇒▽反発.Sup50MA
※◇ドルもみあい ◆円弱い.147円半ば 原油. ▲wr吞込み.65ドル台
7.28
米ドル/円 147.67 - 147.71
ユーロ/円 173.66 - 173.77
ユーロ/米ドル 1.1760 - 1.1764
英ポンド/円 198.44 - 198.55
豪ドル/円 97.05 - 97.09
スイスフラン/円 185.59 - 185.75
原油(WTIC原油先物) 65.07 -0.96 (-1.45%) ⇒▲nr ⇒◇nr ⇒▽反発.50MA突破⇒▲wr吞込み
※◇ドル強い ◆円下げる.147円半ば 原油.▲wr吞込み.65ドル台
7.26
米ドル/円 147.66 - 147.68
ユーロ/円 173.35 - 173.44
ユーロ/米ドル 1.1740 - 1.1744
英ポンド/円 198.37 - 198.53
豪ドル/円 96.94 - 97.00
スイスフラン/円 185.76 - 185.81
原油(WTIC原油先物) 65.07 -0.96 (-1.45%) ⇒▲nr ⇒◇nr ⇒▽反発.50MA突破⇒▲wr吞込み
//◆◇◇◇◇◇//◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◆◆◇▽▲//_ 原油 67ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
※▽ドル反発 ◆円下落.148円半ば 原油.▽反発.67ドル台
7.29
米ドル/円 148.55 - 148.57
ユーロ/円 172.15 - 172.21
ユーロ/米ドル 1.1589 - 1.1591
英ポンド/円 198.42 - 198.55
豪ドル/円 96.88 - 96.96
スイスフラン/円 184.86 - 185.02
原油(WTIC原油先物) 67.04 +1.88 (+2.89%) ⇒◇nr ⇒▽反発.50MA突破⇒▲wr吞込み ⇒▽反発.Sup50MA
※◇ドルもみあい ◆円弱い.147円半ば 原油. ▲wr吞込み.65ドル台
7.28
米ドル/円 147.67 - 147.71
ユーロ/円 173.66 - 173.77
ユーロ/米ドル 1.1760 - 1.1764
英ポンド/円 198.44 - 198.55
豪ドル/円 97.05 - 97.09
スイスフラン/円 185.59 - 185.75
原油(WTIC原油先物) 65.07 -0.96 (-1.45%) ⇒▲nr ⇒◇nr ⇒▽反発.50MA突破⇒▲wr吞込み
※◇ドル強い ◆円下げる.147円半ば 原油.▲wr吞込み.65ドル台
7.26
米ドル/円 147.66 - 147.68
ユーロ/円 173.35 - 173.44
ユーロ/米ドル 1.1740 - 1.1744
英ポンド/円 198.37 - 198.53
豪ドル/円 96.94 - 97.00
スイスフラン/円 185.76 - 185.81
原油(WTIC原油先物) 65.07 -0.96 (-1.45%) ⇒▲nr ⇒◇nr ⇒▽反発.50MA突破⇒▲wr吞込み
StockCharts ⇒
7.23
NYダウ 45,010.29 +507.85 +1.14%
S&P500 6,358.91 +49.29 +0.78%
NASDAQ 21,020.01 +127.33 +0.60%
--------------------------------------------------------------
7.24
NYダウ 44,693.91 -316.38 -0.70%
S&P500 6,363.35 +4.44 +0.06%
NASDAQ 21,057.95 +37.94 +0.18%
--------------------------------------------------------------
7.25
NYダウ 44,901.92 +208.01 +0.47%
S&P500 6,388.64 +25.29 +0.39%
NASDAQ 21,108.31 +50.35 +0.23%
--------------------------------------------------------------
7.28
NYダウ 44,837.56 -64.36 -0.14%
S&P500 6,389.77 +1.13 +0.01%
NASDAQ 21,178.58 +70.26 +0.33%
--------------------------------------------------------------
NYダウ(INDU) ⇒▽High.高値更新 ⇒▲nr.調整 ⇒◇nr.様子見 ⇒▲nr押さえ.調整
S&P500(SPX) ⇒▽High.高値更新 ⇒+▼nr.様子見 ⇒◇nrクアトロ.高値圏 ⇒+▲nr押さえ.様子見
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽nr逆立.高値圏 ⇒+▼nr.様子見 ⇒◇nrクアトロ.高値圏 ⇒+nr押さえ.様子見
【 SOX指数 】
5,737.10 +91.24 +(1.62%) ⇒-▽nr.様子見 ⇒◇nr.様子見 ⇒▽nr.様子見 ⇒▽Gap.もみあい
【 VIX恐怖指数 】
15.03 +0.10 (+0.67%)⇒▲Low ⇒+nr上げ ⇒▲下げ ⇒▽nrはらみ
⇒+0.67P (15台)
⇒-2.99P (14台)
⇒+0.13P (15台)
>20を超えると不安心理が高まった状態
-------------------------------------------------------------
米国株、ダウ反落し64ドル安 利益確定売り、米EU貿易合意支え ナスダック最高値 ⇒
▲nr押さえ.調整
⇒ ダウ工業株30種平均は反落
・米国と欧州連合(EU)が27日に貿易交渉で合意した。ただ、前週に合意が近いと伝わっていたため、すでに株価水準に織り込まれていたとの見方があった。主要株価指数が高値圏にあるうえ、ハイテク大手の決算や米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表などを週内に控え、主力株の一角に利益確定売りが出た。
+nr押さえ.様子見
⇒ ナスダック総合株価指数は4日続伸
・韓国サムスン電子と大型の半導体製造契約を結んだテスラが高い。
・アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株への買いも目立った。
7.23
NYダウ 45,010.29 +507.85 +1.14%
S&P500 6,358.91 +49.29 +0.78%
NASDAQ 21,020.01 +127.33 +0.60%
--------------------------------------------------------------
7.24
NYダウ 44,693.91 -316.38 -0.70%
S&P500 6,363.35 +4.44 +0.06%
NASDAQ 21,057.95 +37.94 +0.18%
--------------------------------------------------------------
7.25
NYダウ 44,901.92 +208.01 +0.47%
S&P500 6,388.64 +25.29 +0.39%
NASDAQ 21,108.31 +50.35 +0.23%
--------------------------------------------------------------
7.28
NYダウ 44,837.56 -64.36 -0.14%
S&P500 6,389.77 +1.13 +0.01%
NASDAQ 21,178.58 +70.26 +0.33%
--------------------------------------------------------------
NYダウ(INDU) ⇒▽High.高値更新 ⇒▲nr.調整 ⇒◇nr.様子見 ⇒▲nr押さえ.調整
S&P500(SPX) ⇒▽High.高値更新 ⇒+▼nr.様子見 ⇒◇nrクアトロ.高値圏 ⇒+▲nr押さえ.様子見
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽nr逆立.高値圏 ⇒+▼nr.様子見 ⇒◇nrクアトロ.高値圏 ⇒+nr押さえ.様子見
【 SOX指数 】
5,737.10 +91.24 +(1.62%) ⇒-▽nr.様子見 ⇒◇nr.様子見 ⇒▽nr.様子見 ⇒▽Gap.もみあい
【 VIX恐怖指数 】
15.03 +0.10 (+0.67%)⇒▲Low ⇒+nr上げ ⇒▲下げ ⇒▽nrはらみ
⇒+0.67P (15台)
⇒-2.99P (14台)
⇒+0.13P (15台)
>20を超えると不安心理が高まった状態
-------------------------------------------------------------
米国株、ダウ反落し64ドル安 利益確定売り、米EU貿易合意支え ナスダック最高値 ⇒
▲nr押さえ.調整
⇒ ダウ工業株30種平均は反落
・米国と欧州連合(EU)が27日に貿易交渉で合意した。ただ、前週に合意が近いと伝わっていたため、すでに株価水準に織り込まれていたとの見方があった。主要株価指数が高値圏にあるうえ、ハイテク大手の決算や米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表などを週内に控え、主力株の一角に利益確定売りが出た。
+nr押さえ.様子見
⇒ ナスダック総合株価指数は4日続伸
・韓国サムスン電子と大型の半導体製造契約を結んだテスラが高い。
・アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株への買いも目立った。
NYダウは64ドル安、対欧通商合意を好感もFOMC待ち ⇒
・対欧通商合意を好感し、寄り付き後、上昇。
・加えて、対中通商協議の再開で、相場は堅調に推移した。
・その後、連邦公開市場委員会(FOMC)を控え長期金利が上昇、さらにトランプ大統領発言を受け露ウクライナ停戦期待が後退し、ダウは下落。
・ナスダックはハイテク企業決算を期待した買いが続き連日で過去最高値を更新し、まちまちで終了。
--------------------------------------------------------------
1.
・米国とEUは米国がEUに課す相互関税や自動車関税の税率を15%とすることで合意した。EUは米国からの7500億ドル相当のエネルギー購入や6000億ドル超の対米投資も約束した。相互関税の上乗せ分の発動期限が8月1日に迫るなか、28日にトランプ米大統領は個別で交渉をしていない貿易相手に対する関税率が15〜20%になる可能性が高いとの認識を示した。
・ダウ平均は上げる場面があった。米政府が日本に続いてEUと合意し、高関税や貿易摩擦が世界経済の停滞を招くとの警戒が薄れている。米中についても、28〜29日の閣僚級の貿易協議で関税引き上げ停止の90日間延長に合意する見通しだと香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。
・午後に入ると売りが広がり、ダウ平均は下げ幅を広げた。今週は30日にマイクロソフトとメタプラットフォームズ、31日にアップルとアマゾン・ドット・コムが四半期決算の発表を予定し、ハイテク大手の業績発表が佳境を迎える。米連邦準備理事会(FRB)は29〜30日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。7月の米雇用統計や6月の米個人消費支出(PCE)物価指数、4〜6月期の米国内総生産(GDP)速報値といった注目度の高い経済指標の発表も相次ぐ。高値圏で米国株の割高感や過熱感も意識されやすいなか、利益確定や持ち高調整の売りが出た。
・ダウ平均の構成銘柄ではトラベラーズやアムジェン、ベライゾン・コミュニケーションズが売られた。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やコカ・コーラも安い。一方、アナリストが投資判断を引き上げたナイキは大幅高だった。エヌビディアやIBMも上げた。
2.
・自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇。
・保険が下落。
・ナイキ(NKE)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇。
・エヌビディアやIBMも上げた。
・テスラ(TSLA)は韓国のサムスン電子が同社との提携で、同社向け次世代半導体人工知能(AI)「AI6」を製造することをマスク最高経営責任者(CEO)が明らかにし、上昇。
・トラベラーズやアムジェン、ベライゾン・コミュニケーションズが売られた。
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やコカ・コーラも安い。
・家電メーカーのワールプール(WHR)は決算が第2四半期決算で1株当たり利益が予想を下回ったほか、通期の見通し下方修正が嫌気され、売られている。
3.
・テスラやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が上昇。
・インテルは8%あまり下げた。4〜6月期決算では、最終損益が6四半期連続の赤字となったほか、さらなる人員削減を発表した。収益の回復に時間がかかるとの見方が強まる。
・対欧通商合意を好感し、寄り付き後、上昇。
・加えて、対中通商協議の再開で、相場は堅調に推移した。
・その後、連邦公開市場委員会(FOMC)を控え長期金利が上昇、さらにトランプ大統領発言を受け露ウクライナ停戦期待が後退し、ダウは下落。
・ナスダックはハイテク企業決算を期待した買いが続き連日で過去最高値を更新し、まちまちで終了。
--------------------------------------------------------------
1.
・米国とEUは米国がEUに課す相互関税や自動車関税の税率を15%とすることで合意した。EUは米国からの7500億ドル相当のエネルギー購入や6000億ドル超の対米投資も約束した。相互関税の上乗せ分の発動期限が8月1日に迫るなか、28日にトランプ米大統領は個別で交渉をしていない貿易相手に対する関税率が15〜20%になる可能性が高いとの認識を示した。
・ダウ平均は上げる場面があった。米政府が日本に続いてEUと合意し、高関税や貿易摩擦が世界経済の停滞を招くとの警戒が薄れている。米中についても、28〜29日の閣僚級の貿易協議で関税引き上げ停止の90日間延長に合意する見通しだと香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。
・午後に入ると売りが広がり、ダウ平均は下げ幅を広げた。今週は30日にマイクロソフトとメタプラットフォームズ、31日にアップルとアマゾン・ドット・コムが四半期決算の発表を予定し、ハイテク大手の業績発表が佳境を迎える。米連邦準備理事会(FRB)は29〜30日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。7月の米雇用統計や6月の米個人消費支出(PCE)物価指数、4〜6月期の米国内総生産(GDP)速報値といった注目度の高い経済指標の発表も相次ぐ。高値圏で米国株の割高感や過熱感も意識されやすいなか、利益確定や持ち高調整の売りが出た。
・ダウ平均の構成銘柄ではトラベラーズやアムジェン、ベライゾン・コミュニケーションズが売られた。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やコカ・コーラも安い。一方、アナリストが投資判断を引き上げたナイキは大幅高だった。エヌビディアやIBMも上げた。
2.
・自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇。
・保険が下落。
・ナイキ(NKE)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇。
・エヌビディアやIBMも上げた。
・テスラ(TSLA)は韓国のサムスン電子が同社との提携で、同社向け次世代半導体人工知能(AI)「AI6」を製造することをマスク最高経営責任者(CEO)が明らかにし、上昇。
・トラベラーズやアムジェン、ベライゾン・コミュニケーションズが売られた。
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やコカ・コーラも安い。
・家電メーカーのワールプール(WHR)は決算が第2四半期決算で1株当たり利益が予想を下回ったほか、通期の見通し下方修正が嫌気され、売られている。
3.
・テスラやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が上昇。
・インテルは8%あまり下げた。4〜6月期決算では、最終損益が6四半期連続の赤字となったほか、さらなる人員削減を発表した。収益の回復に時間がかかるとの見方が強まる。
SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 242.75 -1.16%
◇ エヌビディア 176.75 1.87%
☆ ASML 729.99 2.63%
◆ インテル 20.68 -0.10%
◇ QCOM クアルコム 161.05 1.67%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 190.27 2.47%
☆ AMD 173.66 4.32%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 111.25 -0.01%
◇ テラダイン 91.14 1.10%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 245.6 1.66%
◆ エヌビディア 173.5 -0.14%
◆ ASML 711.25 -1.91%
★ インテル 20.7 -8.53%
◆ QCOM クアルコム 158.4 -0.28%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 185.69 -1.29%
☆ AMD 166.47 2.68%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 111.26 -0.42%
◆ テラダイン 90.15 -1.29%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 241.6 0.53%
◇ エヌビディア 173.74 1.73%
◇ ASML 725.08 1.14%
★ インテル 22.63 -3.66%
◆ QCOM クアルコム 158.84 -0.65%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 188.12 0.59%
◇ AMD 162.12 2.19%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 111.73 1.73%
◆ テラダイン 91.33 -1.83%
--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 242.75 -1.16%
◇ エヌビディア 176.75 1.87%
☆ ASML 729.99 2.63%
◆ インテル 20.68 -0.10%
◇ QCOM クアルコム 161.05 1.67%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 190.27 2.47%
☆ AMD 173.66 4.32%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 111.25 -0.01%
◇ テラダイン 91.14 1.10%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 245.6 1.66%
◆ エヌビディア 173.5 -0.14%
◆ ASML 711.25 -1.91%
★ インテル 20.7 -8.53%
◆ QCOM クアルコム 158.4 -0.28%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 185.69 -1.29%
☆ AMD 166.47 2.68%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 111.26 -0.42%
◆ テラダイン 90.15 -1.29%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 241.6 0.53%
◇ エヌビディア 173.74 1.73%
◇ ASML 725.08 1.14%
★ インテル 22.63 -3.66%
◆ QCOM クアルコム 158.84 -0.65%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 188.12 0.59%
◇ AMD 162.12 2.19%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 111.73 1.73%
◆ テラダイン 91.33 -1.83%
--------------------------------------------------------------
【米国市況】 ⇒ Bloomberg
【NY外為】 ▽ドル反発 ◆円下落.148円半ば
//▲▲◆▽◇//▽
・ドル指数は3営業日続伸。この日は一時、前週末比0.8%上昇した。
・ドル買いが優勢となる中で、円は対ドルで一時0.6%安の1ドル=148円58銭まで下げた。
ドル円相場は 米東部時間 16時 54 分
⇒¥148.55 ¥0.86 +0.58%
⇒¥147.66 ¥0.65 +0.44%
⇒¥147.00 ¥0.49 +0.33%
7.28
INGの為替戦略責任者、クリス・ターナー氏
「今週はかなりの数のマクロデータが発表されるし、中央銀行による金融政策決定もあり、それがドルを一定程度支える」と予想。米国の経済成長回復とインフレの根強さを示すさらなる証拠が「9月の米利下げの可能性を一段と後退させる」と。
マッコーリー・グループのティエリー・ウィズマン氏
この日のドル上昇について、EUとの通商合意が米国に有利な内容になったとの見方を反映している可能性があると指摘。米国が主要同盟国との関係を再構築しているといった市場の認識も示しているかもしれないと。
BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン、ベイル・ハートマン両氏
「この新たな現実が実体経済に与える影響はまだ分からない。しかし、最近のデータが米国例外主義のシナリオを補強していると、われわれは確かに認識している」と。
金融アドバイザリー企業デビア・グループのナイジェル・グリーン最高経営責任者
「欧州は最悪の事態を回避したものの、不均衡でリスクの高い協定に縛られることになり、明確な出口もない」と述べ、「米国は交渉力の全てを持ち出してきた」と。
【米国株】
◇もみあい
//◇◇▽◇◇//◇
・S&P500種株価指数は続伸し、過去最高値を更新。
・8月1日の上乗せ関税停止期限を前に、今週は雇用やインフレなどに関する重要指標が数多く発表される。ハイテク大手の決算発表も控えているほか、7月30日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が金融政策決定を示す。
7.28
モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏
「今週はこれ以上ないほど慌ただしい週になる」とし、「今週の展開が短期的なモメンタムを左右する可能性がある」と。
ノースウェスタン・ミューチュアル・ウェルス・マネジメントのブレント・シュッテ最高投資責任者
「貿易に関する合意がさらに発表されれば、企業や経済全体に漂っていた不確実性は薄れる可能性がある」と指摘。「最終的な貿易合意の影響は、4月2日に上乗せ関税が発表された後の当初予想に比べて小さくなるかもしれない」と。
オッペンハイマー・アセット・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、ジョン・ストルツファス氏
米国と各国・地域との貿易交渉進展を受け、S&P500種の年末予想を従来の5950から7100に引き上げた。予想通りなら3年連続で20%台の上昇率となり、1990年代後半以降見られなかった状況になる。
【米国債】
◆下落
//▽▽▲◆◇//◆
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )
・週内に大きなイベントが多数控えているが、この日は重要指標の発表がなく、早い時間帯の取引では週末発表された米・EU貿易合意が材料だった。
・米10年債利回り
⇒4.41% 2.2 +0.50%
⇒4.39% -1.0 -0.23%
⇒4.40% 1.8 +0.41%
・米30年債利回り
⇒4.96% 2.9 +0.59%
⇒4.93% -0.7 -0.14%
⇒4.94% 0.3 +0.06%
>>7.24
DWSアメリカズの債券責任者ジョージ・カトランボーン氏
「結論を言えば、失業率が4.1%の状態でFRBが利下げを行うのは説得力に欠けるということだ」と指摘。「FRBが動けない状況にある以上、利回りが現在のレンジを上抜けるのには限界がある」と。
【原油】
▽反発
//◆▲-▽▲//▽
・原油先物相場は反発。--- トランプ大統領がロシアのプーチン大統領に突きつけたウクライナ停戦への合意期限を短縮すると述べたことから、ロシアと西側諸国との緊張で原油供給のフローが脅かされるとの警戒が再燃した。
・EUが7500億ドル(約110兆7700億円)相当の米国産エネルギー製品の購入で合意したとするトランプ大統領の発言を受けて、原油相場は朝方から上昇していた。
⇒WTI先物9月限は前営業日比1.55ドル(▽2.4%)高の1バレル=66.71ドル。
⇒WTI先物9月限は前日比87セント(▲1.3%)安の1バレル=65.16ドル。
⇒WTI先物9月限は前日比78セント(▽1.2%)高の1バレル=66.03ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント9月限は▽2.3%上げて70.04ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント9月限は▲1.1%下げて68.44ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント9月限は約▽1%上げて69.18ドル。
7.28
CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏
「これまでは本格的な制裁が実行される可能性を市場はほとんど織り込んでいなかった。この日のニュースを受けて、供給混乱の可能性や貿易ルート変更による輸送コスト上昇といったリスクの再評価が起きている」と。
【NY金】
◆下落
//▽▽▲◆▲//◆
・金相場は続落。
・米国とEUが貿易協定で合意したことを受けて、ドルが上昇したことが背景。両者の間で痛みを伴う貿易戦争が起こるとの懸念が和らいだ。
・米・EUの貿易協定の適用範囲を巡っては依然として疑問が残っているが、米国と中国の関税一時停止措置が延長されるとの期待が高まったことも、安全資産とされる金の需要減退につながった。
⇒金先物12月限は25.70ドル(◆0.8%)下げて3366.80ドル。
⇒金先物12月限は38.60ドル(▲1.1%)下げて3392.50ドル。
⇒金先物12月限は24.00ドル(◆0.7%)下げて3431.10ドル。
>>7.25
バーバラ・ランブレヒト氏らコメルツ銀行のアナリスト
「金相場は方向感を欠いている」と指摘。「投資需要の動向を見る限り、金価格は当面の天井を打った可能性がある」とし、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利下げが見込まれていない状況ではなおさらだと。
【欧州株】 株小幅安、米・EU合意の影響を意識-ユーロ圏債上昇 ⇒
7.23
英FTSETM100指数 9,061.49 +37.68 +0.42%
独DAX指数 24,240.82 +198.92 +0.83%
仏CAC指数 7,850.43 +106.02 +1.37%
--------------------------------------------------------------
7.24
英FTSETM100指数 9,138.37 +76.88 +0.85%
独DAX指数 24,295.93 +55.11 +0.23%
仏CAC指数 7,818.28 -32.15 -0.41%
--------------------------------------------------------------
7.25
英FTSETM100指数 9,120.31 -18.06 -0.20%
独DAX指数 24,217.50 -78.43 -0.32%
仏CAC指数 7,834.58 +16.30 +0.21%
--------------------------------------------------------------
7.28
英FTSETM100指数 9,081.44 -38.87 -0.43%
独DAX指数 23,970.36 -247.14 -1.02%
仏CAC指数 7,800.88 -33.70 -0.43%
--------------------------------------------------------------
⇒▽クアトロ.高値圏 ⇒▽wr.高値圏 ⇒◆nrはらみ.調整 ⇒▲切下げ.調整
⇒+▼nr.様子見 ⇒+▼押さえ.様子見 ⇒-◇nr.様子見 ⇒▲吞込み.調整
⇒▽BigUp.nr逆立 ⇒▲吞込み.調整 ⇒◇反発.入首 ⇒▲wrかぶせ.調整
◆小幅下落
//◆▲▽◇◆//◆
・28日の欧州株は小幅下落。--- 欧州連合(EU)は米国と通商合意にたどり着いたものの、関税率がなお高水準で、企業利益を損ねる恐れがあるとの懸念が広がっている。
・ストックス欧州600指数は、0.2%下落。
・貿易関係の影響を受けやすい自動車関連銘柄は1.8%下落。
【欧州債】
◇もみあい
//▽◇◇◆◆//◇
・欧州債市場ではユーロ圏国債が英国債、米国債をアウトパフォームした。--- 米国の関税措置による経済への影響が意識されている。
・ドイツ債の利回り曲線はブルフラット化。トレーダーの間で欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測はやや加速。
・独国債10年物
⇒2.69% -0.03
⇒2.72% +0.02
⇒2.70% +0.06
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.65% +0.01
⇒4.64% +0.01
⇒4.62% -0.01
---------------------------
7.23
英FTSETM100指数 9,061.49 +37.68 +0.42%
独DAX指数 24,240.82 +198.92 +0.83%
仏CAC指数 7,850.43 +106.02 +1.37%
--------------------------------------------------------------
7.24
英FTSETM100指数 9,138.37 +76.88 +0.85%
独DAX指数 24,295.93 +55.11 +0.23%
仏CAC指数 7,818.28 -32.15 -0.41%
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7.25
英FTSETM100指数 9,120.31 -18.06 -0.20%
独DAX指数 24,217.50 -78.43 -0.32%
仏CAC指数 7,834.58 +16.30 +0.21%
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7.28
英FTSETM100指数 9,081.44 -38.87 -0.43%
独DAX指数 23,970.36 -247.14 -1.02%
仏CAC指数 7,800.88 -33.70 -0.43%
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⇒▽クアトロ.高値圏 ⇒▽wr.高値圏 ⇒◆nrはらみ.調整 ⇒▲切下げ.調整
⇒+▼nr.様子見 ⇒+▼押さえ.様子見 ⇒-◇nr.様子見 ⇒▲吞込み.調整
⇒▽BigUp.nr逆立 ⇒▲吞込み.調整 ⇒◇反発.入首 ⇒▲wrかぶせ.調整
◆小幅下落
//◆▲▽◇◆//◆
・28日の欧州株は小幅下落。--- 欧州連合(EU)は米国と通商合意にたどり着いたものの、関税率がなお高水準で、企業利益を損ねる恐れがあるとの懸念が広がっている。
・ストックス欧州600指数は、0.2%下落。
・貿易関係の影響を受けやすい自動車関連銘柄は1.8%下落。
【欧州債】
◇もみあい
//▽◇◇◆◆//◇
・欧州債市場ではユーロ圏国債が英国債、米国債をアウトパフォームした。--- 米国の関税措置による経済への影響が意識されている。
・ドイツ債の利回り曲線はブルフラット化。トレーダーの間で欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測はやや加速。
・独国債10年物
⇒2.69% -0.03
⇒2.72% +0.02
⇒2.70% +0.06
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・英国債10年物
⇒4.65% +0.01
⇒4.64% +0.01
⇒4.62% -0.01
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