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2025年5月13日火曜日

☆ドル急騰  ▲円安すすむ.148円台 原油.+▼wr.陰上げ.62ドル台 令和7.5.13.Tue

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
Bloomberg News 2025年5月13日 6:00 JST
①. 米中首脳の電話会談実現か
トランプ米大統領は中国国家主席と話す可能性について「習主席と話す考えだ。たぶん週末になるだろう」と述べた。~ 週末の米中貿易協議で一定の合意が得られたことを受けて、ホワイトハウスで記者団に語った。今後90日間の協議で合意に至らなかった場合は、関税率が30%を「大きく上回る」こともあり得ると語った一方、再び合計145%に引き上げることはないとも述べた。

②. 米ロ首脳会談ならトランプ氏参加も
トランプ米大統領は15日にウクライナ停戦協議が予定されているトルコに立ち寄ることを検討していると述べた。~ 13日から中東を歴訪するトランプ氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領による直接協議が実現すれば、自身も加わる考えを示唆した。~ ゼレンスキー氏はこれを歓迎し「ロシア側がこの会談を回避しないことを望む」と述べた。ゼレンスキー氏と欧州諸国の首脳らは10日、ロシアに対して12日から30日停戦に応じなければ追加制裁を科すと迫った。

③. スターゲート計画に減速感
ソフトバンクグループが米国で人工知能(AI)インフラに1000億ドル(約15兆円)を投じるスターゲートプロジェクトに、減速感が漂い始めた。~複数の関係者によると、年初に始まったみずほ銀行やJPモルガン、アポロ・グローバル・マネジメント、ブルックフィールド・アセット・マネジメントなどとの予備的協議は、足踏みが続いている。~不安定な経済やAIサービスの低価格化で、金融機関がデータセンターの評価を見直しているため、交渉が滞っているとしている。いまだに資金調達のスキームは策定されておらず、銀行やプライベートエクイティ、資産運用会社との本格的な協議にも至っていない。

④. 薬価引き下げの米大統領令
トランプ米大統領は医薬品価格の引き下げに向けた大統領令に署名した。製薬会社を交渉の場に引き出すことで、外国と同等水準へ値下げを求める構えだ。~製薬各社には自主的な値下げを求め、応じなければ規制措置を講じる可能性を示した。だが、製薬業界が懸念していたほど厳しい内容ではなく、詳細が明らかになるにつれ、製薬株は総じて値上がりした。~ジェフリーズのマイケル・イー氏は株式市場の反応について「懸念していたほど悪くないとの解釈が広がり、好感された」と述べた。

⑤. 習氏の戦法
中国の習近平国家主席は関税問題で、トランプ米大統領に対して一歩も引かない姿勢を貫くことで好結果を得た。両国が合意した劇的とも言える大幅な関税引き下げは、中国側の予想を上回り、主な要求は今回の協議でほぼ全て満たされた。~調査会社トリビアム・チャイナのトレイ・マカーバー氏は「今回の結果は米国が譲歩したという点で、中国が望み得る最良のものだったと言ってよいだろう」と指摘。~「今後、中国側はいかなる交渉においても、米国に対して主導権を握っていると自信を持つことになるだろう」と述べた。習主席は世界の他の指導者とは対照的に、トランプ氏からの度重なる電話会談の呼び掛けを拒否。トランプ氏は12日、習主席と今週末にも話す可能性があると述べた。
13日 【日本株】
日経平均 38,183.26 +539.00 +1.43%
TOPIX 2,772.14 +30.06 +1.10%
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日経平均 ⇒▽High ⇒+▼nr.様子見 ⇒+nr.High3.様子見
TOPIX ⇒▽High ⇒+▼nr.様子見 ⇒+nr.High3.様子見
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【日経平均VI】
日経平均VI 22.10 -2.08 -8.60% ⇒▲下げ大 ( 22台 )
日経平均VI 24.18 -0.40 -1.63% ⇒▲nr ( 24台 )
日経平均VI 24.58 -3.55 -12.62% ⇒-急落 ( 24台 )
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13日、TOPIX09年以来の13連騰、米中合意を好感-円は上昇

13日、東京株式相場は続伸。
・米中関税交渉が進展し、景気や企業業績の先行き不透明感が後退した。
・自動車や電機、機械など輸出関連のほか、医薬品や銀行株が買われた。
 ・一方、為替の円安一服もあり、買い一巡後の相場の上値は重かった。

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T&Dアセットマネジメントの酒井祐輔シニア・トレーダー 
関税懸念が和らぎ、株式相場は厳しい状況から回復していると。
株高の背景に外国人投資家による日本への資金シフトがあるとし、国内投資家も買い始めているとの見方。

ロベコ香港のポートフォリオマネジャー、ケルビン・リョン氏 
米中合意により日米間でも合意に至る可能性が高まったとした上で、日本で楽観ムードが急速に広がっていることは懸念材料だと。
株価指数の水準を見る限り、期待が先行していると。

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日経平均は大幅高で4日続伸、米中通商交渉の進展を材料に38000円台回復

・米国株の大幅高や為替が1ドル148円台と円安ドル高が強まったことなどを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始。

・輸出関連銘柄を中心に買われたことで、日経平均は寄付きから38000円台を回復。
・2月21日以来の水準まで上げ幅を拡大する場面がみられた。決算発表銘柄への個別物色も広がったことから、プライム市場の売買代金は6兆円台まで膨らんだ。

・大引けの日経平均は前日比539.00円高(+1.43%)の38183.26円。

・海運、医薬品、倉庫・運輸、その他製品、銀行などが上昇。
・水産・農林、建設、石油・石炭、電気・ガス、パルプ・紙などが下落。

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【個別銘柄】シャープ、安川電 など 


▲シャープ 812.6 -124.8急落。
前日に25年3月期決算を発表、営業損益は273億円の黒字となり、市場予想を上振れた。前期は203億円の赤字。ただ、26年3月期は200億円で前期比26.8%減を見込み、400億円超のコンセンサスを大幅に下回る。
同時に発表した新中計でも詳細な資本政策などは示されなかった。亀山第二工場の売却報道で前日は買い優勢となったが、その反動も強まる形に。同売却報道に関しては協議中としている。

▽安川電 3398 +172大幅続伸。
米中両政府は相互に課した追加関税を大幅に引き下げることで合意と発表。米国は累計145%の関税率を30%に、中国は125%を10%にそれぞれ引き下げ、引き下げた関税の一部は90日間停止し、協議を続ける見通し。
米中貿易摩擦の緩和に向けた動きを好感して、同社など中国関連と位置付けられる銘柄は買い優勢の展開になっている。ファナック、SMCなどのFA関連に買いが向かう。

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5.13 動いた株・出来た株
◇リクルートHD<6098> 8924 +587 ⇒ 前日は決算受けて売り優勢も米国関連として見直し。
◇商船三井<9104> 5006 +273 ⇒ 米中の関税引き下げ取扱量減少への懸念が緩和。
◇ファナック<6954> 3980 +200 ⇒ 米中貿易戦争激化への懸念後退で中国関連が上昇。
◆大林組<1802> 2193.5 -115 ⇒ 営業利益は前期80.7%増だが今期14.9%減予想。
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//▲◆◇☆◆//◇☆ ドル円 148円台( 金融政策意識 )
//▲◆◇▽◆//◇▽ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//◆◇▲▽▽//_◇ 原油 62ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
☆ドル急騰  ▲円安すすむ.148円台 原油.+▼wr.陰上げ.62ドル台 
5.13
米ドル/円 148.38 - 148.40
ユーロ/円 164.55 - 164.61
ユーロ/米ドル 1.1091 - 1.1092
英ポンド/円 195.43 - 195.53
豪ドル/円 94.53 - 94.59
スイスフラン/円 175.43 - 175.60
原油(WTIC原油先物) 62.11 +1.09 (+1.79%) ⇒▽逆立.10MA突破 ⇒▽トリプル浮上 ⇒+▼wr.陰上げ

◇ドルもみあい 円安ぎみ.145円台 原油.▽トリプル浮上.61ドル台  
5.12
米ドル/円 145.34 - 145.38
ユーロ/円 163.82 - 164.04
ユーロ/米ドル 1.1240 - 1.1244
英ポンド/円 193.76 - 194.12
豪ドル/円 93.83 - 93.92
スイスフラン/円 175.07 - 175.22
原油(WTIC原油先物) 61.02 +1.11 (+1.85%) ⇒▲Cog.-窓埋め ⇒▽逆立.10MA突破 ⇒▽トリプル浮上

◆ドルもみあい ◇円もみあい.145円前半 原油.▽トリプル浮上.61ドル台  
5.10
米ドル/円 145.34 - 145.38
ユーロ/円 163.46 - 163.54
ユーロ/米ドル 1.1246 - 1.1253
英ポンド/円 193.36 - 193.46
豪ドル/円 93.18 - 93.23
スイスフラン/円 174.73 - 174.92
原油(WTIC原油先物) 61.02 +1.11 (+1.85%) ⇒▲Cog.-窓埋め ⇒▽逆立.10MA突破 ⇒▽トリプル浮上

StockCharts ⇒  

5.8
NYダウ   41,368.45 +254.48 +0.62%
S&P500   5,663.94 +32.66 +0.57%
NASDAQ 17,928.13 +189.97 +1.07%
--------------------------------------------------------------
5.9
NYダウ   41,249.38 -119.07 -0.29%
S&P500   5,659.91 -4.03 -0.07%
NASDAQ 17,928.91 +0.77 0.00%
--------------------------------------------------------------
5.12
NYダウ   42,410.10 +1,160.72 +2.81%
S&P500   5,844.19 +184.28 +3.25%
NASDAQ 18,708.34 +779.42 +4.35%
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NYダウ(INDU) ⇒▽nrトリプル ⇒▲nr.吞込み ⇒▽wr.High 
S&P500(SPX) ⇒+nrトリプル ⇒▲nr.吞込み ⇒▽nr.High  
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽nrトリプル ⇒+▼nr.様子見 ⇒+nr.High
【 SOX指数 】
4,780.93 +314.43 +(7.04%) ⇒+▼nr.様子見 ⇒+▼陰上げ.様子見 ⇒+nr.High

【 VIX恐怖指数 】
18.39 -3.51 (-16.03%) ⇒▲nr.Low ⇒▲切下げ.Low2 ⇒▲wr.Low.200MA割れ
⇒-16.03P (18台)
⇒-2.58P (21台)
⇒-4.54P (22台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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米国株、ダウ大幅反発し1160ドル高 米中関税引き下げ受け楽観広がる ナスダックも大幅続伸 
▽wr.High
ダウ工業株30種平均は大幅に反発
・米中両政府は12日、互いに課した追加関税を大幅に引き下げることで合意したと発表した。米中貿易摩擦の緩和に向けた動きを好感した買いが幅広い銘柄に広がった。

+nr.High
ナスダック総合株価指数は大幅に4日続伸
・テスラが6.7%高、メタプラットフォームズが7.9%高と目立った。

NYダウは1160ドル高、対中貿易摩擦の悪化懸念が後退

・中国との協議で90日間の一時的関税率大幅引き下げで合意したとの声明を受け、対中貿易摩擦の深刻化懸念が緩和し、寄り付き後大幅高。

・トランプ大統領が中国と最終的には通商協定で合意すると自信を表明し、終日買戻しが先行した。

・終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。
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1.
・14日までに、米国は累計145%の関税率を30%に、中国は125%を10%にそれぞれ下げる。引き下げた関税のうち一部は90日間停止し、協議を続けるという。10〜11日に開いた米中協議後の共同声明によると、米国は相互関税を当初の34%に戻し、上乗せ部分の24%を90日間停止して基本税率の10%にする。違法薬物対策の名目で課した20%の追加関税を含めると累計で30%になる。

・トランプ米大統領は前週末に中国への関税率は「80%がよさそうだ」との考えを示していた。同水準を大幅に下回る税率となり、「トランプ氏が関税を交渉戦術として利用していたということに市場は極めて楽観的に反応した」(ノースライト・アセット・マネジメントのクリス・ザッカレリ氏)と受け止められた。

・「中国という貿易大国との引き下げ合意となり、投資家心理がかなり上向いた」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声も聞かれた。今後の協議には課題も残るとみられるが、貿易摩擦の激化で経済が大きく悪化するとの懸念が後退した。

・投資家のリスク選好姿勢が強まったことで米債券市場では債券に売りが出て、長期金利が一時4.47%とおよそ1カ月ぶりの高水準を付けた。外国為替市場では米景気の先行き懸念が和らいだことで、ドルが主要通貨に対して上昇。対円では1ドル=148円半ばと4月上旬以来の円安・ドル高水準となった場面があった。


2.
・自動車・自動車部品や小売りが上昇。
・電気通信サービスが下落。


・エヌビディアは5.4%高、アップルは6.1%高、アマゾン・ドット・コムは8%高と軒並み上昇した。
・消費関連株や景気敏感株も広く上昇し、ナイキが7.3%、キャタピラーが5.1%、ゴールドマン・サックスが4.2%上げた。
・アップル(AAPL)は対中貿易協議の進展を好感した買いや年内発売のアイフォーン新製品で値上げを検討しているとの報道で、収益回復期待に買われた。
・中国のエクスポ―ジャ―が比較的大きいスポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)や化粧品メーカーのエスティローダー(EL)も対中関係悪化懸念の後退で、それぞれ上昇。


・コカ・コーラやマクドナルド、トラベラーズといったディフェンシブ株は売られた。
・薬価を引き下げが収益を下押しするとの見方から、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が下落。
・薬価交渉の仲介事業を傘下に持つ医療保険株の重荷となり、ユナイテッドヘルス・グループも下げた。


3.
・テスラが6.7%高、メタプラットフォームズが7.9%高と目立った。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
☆ TSM 186.98 5.93%
☆ エヌビディア 123 5.44%
☆ ASML 750.2 6.23%
☆ インテル 22.18 3.55%
☆ QCOM クアルコム 152.12 4.78%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 167.99 7.96%
☆ AMD 108.12 5.13%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 92.29 7.49%
☆ テラダイン 83.06 7.28%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 176.52 0.74%
◆ エヌビディア 116.65 -0.61%
◆ ASML 706.21 -0.26%
◇ インテル 21.42 2.00%
◇ QCOM クアルコム 145.18 0.06%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 155.61 -0.25%
◇ AMD 102.84 1.12%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 85.86 0.83%
◇ テラダイン 77.42 0.75%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 175.22 0.39%
◇ エヌビディア 117.37 0.26%
◇ ASML 708.03 1.09%
☆ インテル 21 3.40%
◇ QCOM クアルコム 145.1 0.55%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 156 0.12%
◇ AMD 101.7 1.34%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 85.15 3.06%
◇ テラダイン 76.84 2.33%
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【NY外為】
☆ドル急騰  ▲円安すすむ.148円台
//▲◆◇☆◆//☆ 
・為替市場ではドルが上昇。--米中の一時的な関税引き下げ合意が背景。
・円は対ドルで一時2.3%安の148円65銭を付けた。--主要10通貨では円やスイス・フランが大きく下落。

ドル円相場は 米東部時間 16時 53 分
⇒¥148.47 ¥3.10 +2.13%
⇒¥145.31 -¥0.60 -0.41%
⇒¥145.84 ¥2.01 +1.40%

5.12
バークレイズの通貨ストラテジスト、スカイラー・モンゴメリー・コーニング氏
「足元のドル高には勢いがあるが、これはポジショニングが非常に弱気だったためだ」と。
「適正価値との乖離(かいり)は当面解消しにくいとみられるリスクプレミアムによって正当化されていた。しかし、有害な政策が巻き戻されれば、大きなリスクプレミアムは必要なくなる可能性がある。米国の成長見通しも懸念されていたほど悪化しない可能性が高い」と。

マッコーリーのティエリー・ウィズマン、ガレス・ベリー両ストラテジストは
「4月の出来事が引き起こしたダメージを踏まえると、米国が『完全な信用と信頼』を有する取引相手としての評価を近く完全に取り戻すことはない。
経済的および安全保障的エクスポージャーを米国から分散させるという動きは、多くの資産配分担当者にとって依然として魅力的だ」と。
「これはドルの上昇を抑える。その後は4月の出来事以前にも見られていたドルの下落トレンドが再開するだろう」と。
両氏はドル安を促す要因として、欧州の財政政策緩和やカナダでの成長促進策、中国が「人民元の切り下げに消極的なこと」、日本銀行の政策正常化を挙げた。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のアナリスト、デレク・ハルペニー氏
「円相場の動向は変化し続けており、中期的には円に有利な展開となっている」と。
「ドルのエクスポージャーをヘッジするコストがなお相対的に高いため、日本への投資を続ける動機は強まっている」と。

【米国株】
◆もみあい
//◆◆◇◇◆//

・12日の米株式相場は大幅高。
・米国と中国が相互の関税率を一定期間引き下げることで合意したのを受け、投資家のリスク選好姿勢が強まった。
・債券や逃避先通貨、金といったディフェンシブ資産は軒並み売られ、円は対ドルで2%余り下げて1ドル=148円台となった。

・S&P500種株価指数は200日移動平均線を上回った。ナスダック100指数は4%高。リスク選好の回復とリセッション(景気後退)見通しの後退を背景に、S&P500種はトランプ大統領が「解放の日」と呼んだ4月2日の水準を超えた。
・アマゾン・ドット・コムを中心に大型テクノロジー株は急伸し、ハイテク銘柄の比重が高いナスダック100は強気相場入りした。
・製薬株も上昇。トランプ氏が目指す米国内の薬価引き下げは業界が懸念していたほど厳しい内容ではないとの見方が広がった。

5.12
LPLファイナンシャルのジェフリー・ブッフビンダー氏
「対中関税率をここまで引き下げると予想していた人は誰もいなかった。大きなポジティブサプライズだ」と。
「一時停止措置が終了すれば関税が再び引き上げられるリスクは残るものの、最悪のシナリオが排除されたことは安心材料だ」と。

BMOプライベート・ウェルスのキャロル・シュレイフ氏
「一時的にせよ、米中間の関税が予想より大幅に引き下げられたこと、および協議継続への枠組みが確立されたことは、まさに株式市場が望んでいたことだ」と。

リソルツ・ウェルス・マネジメントのキャリー・コックス氏
「少なくとも現時点では、禁輸措置が解除されたようなものだと考えるべきだ」と。
「関税は依然として高く、米消費者は物価上昇の影響を感じ続けるだろう。企業がこの合意を受けて戦略決定を変更することも恐らくない。ただし、米中間の貿易はより活発になる可能性があり、それは輸送量の増加と欠品の減少を意味する」と。

マイケル・ウィルソン氏率いるモルガン・スタンレーのチーム
より持続的な株価上昇を維持するために必要な条件として4項目を特定したが、進展が見られたのこのうち2項目だけだと指摘した。この2項目とは「中国との貿易協定に関する楽観的な見方と、企業の利益見通しの安定化」だ。
それ以外の2つの条件である「よりハト派的な米金融政策当局と、リセッションを懸念させるようなデータが示されない中での4%を下回る10年債利回りは、まだ見られていない」と。

【米国債】
▲下落
//◆▽◇▲◆//▲
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )

・株高を背景に、逃避先資産とされる国債の需要が減退。企業による大量の社債発行も相場の重しになった。
・社債市場ではユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)やキャタピラーなどが起債を実施した。

・米10年債利回り
⇒4.47% 9.0 +2.06%
⇒4.38% 0.6   +0.13%
⇒4.39% 12.1 +2.83%
  
  
>>5.9
米連邦準備制度理事会(FRB)のクーグラー理事
政策当局者は当面、金利を据え置くべきだとの見解を示した。米経済が安定していること、トランプ大統領の関税政策を巡り不確実性があることが理由。

バー理事
トランプ政権の貿易政策がインフレ圧力と失業の増加をもたらし、FRBを難しい立場に追い込む可能性があると警告した。ただし金利については、関税の影響がより明らかになるまでは現状で適切な水準にあるとの見解。

【原油】
▽上昇
//▲▽▲▽▽//▽ 
・米中貿易摩擦の緩和を受け、需要減少への懸念が後退した。

・米中が互いに課した高関税を受け、ここ数週間にわたって世界経済の成長見通しは悪化。商品市場にも影響が及んでいた。そうした中、今回の合意は市場に安心感をもたらした。

⇒WTI先物6月限は、前営業日比93セント(▽1.5%)高の1バレル=61.95ドル。
⇒WTI先物6月限は、前日比1.11ドル(▽1.9%)高い1バレル=61.02ドル。
⇒WTI先物6月限は、前日比1.84ドル(▽3.2%)高の1バレル=59.91ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.05ドル(▽1.6%)上昇の64.96ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント7月限は▽1.7%上げて63.91ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント7月限は▽2.8%上げて62.84ドル。


5.12
BOKファイナンシャル・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏
米中の合意について、「これは『リスクオン復活』というシグナルだ」と。

ブリッジトン・リサーチ・グループのデータによると
商品投資顧問業者(CTA)はなお原油に対しておおむね売りの姿勢を維持しているが、極端な弱気スタンスからは離れつつある。
値動きを増大させる可能性のあるCTAは12日、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)と北海ブレントのショートポジションを一部手じまい、82%とした。9日時点では91%だった。

【NY金】
▲反落
//▽▽▲▲▽//▲
・金は値下がり。
・安全資産としての需要が後退した。
・インドとパキスタンの間で続いていた衝突が収束に向かったことも、金の下落につながった。



⇒金先物6月限は116ドル(▲3.5%)下落し、3228ドル。
⇒金先物6月限は、38ドル(▽1.2%)高い3344.00ドル。
⇒金先物6月限は、85.90ドル(▲2.5%)安の3306.00ドル。

>>4.30
FTSEラッセルのグローバル投資調査部門ディレクター、ロビン・マーシャル氏
「金は国境を持たないグローバル資産で、米国債やドイツ国債のように国家と強く結びついたソブリン資産とは違う」と。
こうした国境を超えた独立性が投資家を引き寄せているとの認識

【欧州株】

5.8
英FTSETM100指数 8,531.61 -27.72 -0.32%
独DAX指数 23,352.69 +236.73 +1.02%
仏CAC指数 7,694.44 +67.60 +0.89%
--------------------------------------------------------------
5.9
英FTSETM100指数 8,554.80 +23.19 +0.27%
独DAX指数 23,499.32 +146.63 +0.63%
仏CAC指数 7,743.75 +49.31 +0.64%
--------------------------------------------------------------
5.12
英FTSETM100指数 8,604.98 +50.18 +0.59%
独DAX指数 23,566.54 +67.22 +0.29%
仏CAC指数 7,850.10 +106.35 +1.37%
--------------------------------------------------------------

⇒▲nr.調整2 ⇒▽nr.様子見 ⇒▽Cog.反発
⇒▽nr.様子見 ⇒▽nr.High.高値圏 ⇒+▼陰.高値様子見  
⇒▽nr反発.Reg50MA ⇒▽nr.+test50MA ⇒▽High.50MA突破   

▽上昇
//◇▲▲◇◇//▽
・12日の欧州株は上昇。
・米国と中国が相互の関税率を一定期間引き下げることで合意したことを好感。
・ストックス欧州600指数は1.2%上昇。
・鉱業や消費財、テクノロジー関連銘柄が上げを主導。
・一方で公益事業や保険株は下落。


【欧州債】
▲下落
//◇◆▽▲◆//▲ 
・欧州債は幅広く売られた。---米中通商合意を受けてリスク志向が高まり、安全資産を手放す動きが加速した。
・ドイツ2年債利回りは13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して1.91%と、4月3日以来の高水準。
・英国債も安い。2年債利回りは9bp上昇の4%。


・独国債10年物
⇒2.65% +0.09
⇒2.56% +0.03
⇒2.54% +0.06
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.64% +0.08
⇒4.57% +0.02
⇒4.55% +0.09
---------------------------

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