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2025年5月8日木曜日

◇ドル反発 円安ぎみ.143円後半 原油.▲Cog.-窓埋め.57ドル台 令和7.5.8.Thus

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①. 金利調整急がずとパウエルFRB議長
米連邦公開市場委員会(FOMC)は主要政策金利を据え置くことを決定した。据え置きは3会合連続で、今回の決定は全会一致だった。~ パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は会合後の会見で、「発表された大幅な関税引き上げが維持されれば、インフレ加速と経済成長減速、そして失業増加をもたらす可能性が高い」と発言。~ トランプ米大統領の発言は「われわれの仕事に何ら影響しない」とも語った。声明では「景気見通しに関する不確実性は一段と増している」と指摘した。

②. AI半導体輸出規制撤廃へ
トランプ米政権は、バイデン前政権時代の人工知能(AI)半導体に関する輸出規制を撤廃する方針だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。~ ハイテク大手や外国政府から強い反発を受けてきた半導体の輸出規制に関する全体的な見直しの一環だという。この報道を受け、半導体株が上昇した。

③. 交渉目的の関税下げ否定
トランプ大統領は、中国との通商交渉を進展させるために先に関税を引き下げるつもりはないと述べた。中国を本格的な交渉の場に引き出すために関税を引き下げる用意があるかと記者に問われ、「ノーだ」と言明した。~ベッセント米財務長官は中国への投資に関する規則について、投資の是非を明確化する作業を議員らと進めていると明らかにした。~下院議員2人との議論に触れ、「対外投資について、赤信号か青信号かを明確にし、黄色のゾーンを設けないことの重要性について議論した」と議会公聴会で述べた。

④. アップルがAI検索検討
米アップルは自社のウェブブラウザー「サファリ」について、AIを活用した検索エンジンに焦点を当てた形に再構築することを積極的に検討している。サービス部門責任者エディー・キュー氏が、米司法省によるアルファベットに対する訴訟での証言で明らかにした。~同氏は、サファリでの検索数が4月に初めて減少したことに言及し、人々がAIを使うようになったためだと指摘。~オープンAIなどのAI検索プロバイダーがいずれ、グーグルのような従来型の検索エンジンに取って代わるとの見解を示した。

⑤. 投資家に還元
プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社の米ローンスター・ファンズは、今後数週間に35億ドル(約5000億円)を投資家に還元する計画だ。関係者が明らかにした。~同社は3月に特殊化学品メーカーのAOCを日本ペイントホールディングスに43億5000万ドルで売却。これにより約18億ドルの現金を獲得し、投資額に対して3倍以上のリターンを得たという。~ポルトガルの銀行ノボ・バンコへの投資も奏功しており、同行から数週間内に11億ドルの配当金を受け取る予定だ。
8日 【日本株】
日経平均 36,928.63 +148.97 +0.41%
TOPIX 2,698.72 +2.56 +0.09%
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日経平均 ⇒▽トリプル ⇒▲nrかぶせ ⇒▽nrクアトロ
TOPIX ⇒▽nrトリプル ⇒+▼nr.様子見 ⇒▽nr切上げ
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【日経平均VI】
日経平均VI 28.13 -1.72 -5.76% ⇒▲nr下げ大 ( 28台 )
日経平均VI 29.85 +3.11 +11.63% ⇒+▼反発大 ( 29台 )
日経平均VI 26.74 +0.49 +1.87% ⇒▽反発 ( 26台 )
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8日、TOPIX10日続伸、半導体銘柄に買い-長期債と円下落

8日、株式相場は上昇。
・米国の輸出規制緩和への期待から半導体関連株の買いが優勢だった。
・トランプ米政権はバイデン前政権が打ち出した人工知能(AI)向け半導体の輸出規制強化を撤回する方針だとブルームバーグが報じ、東京エレクトロンやディスコなど関連銘柄が上昇した。

・個別銘柄では、1500億円を上限とする自己株取得を発表した日本郵船が買われた。
・NTTが完全子会社化をきょう決議すると発表したNTTデータグループが急伸した。
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MCPアセット・マネジメントの大塚理恵子ストラテジスト 
「不透明感が高い中でも、株主還元は相応に前向きに取り組んでいく姿勢を示す企業が結構多い印象」とし、日本株の底堅さの一因になっていると。
一方、企業決算や米中の通商交渉の進展は既に織り込まれつつあり、短期的には上値の重さが意識されてくるタイミングと。

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日経平均は反発、37000円手前で上値重いもTOPIXは10連騰

・昨日の米株式市場で主要指数が上昇したなか、8日の日経平均は前日比83.72円高の36863.38円と反発して取引を開始。

・主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.74%上昇と、ダウ平均やナスダックに比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株などが指数を下支えする格好に。
・目先的な高値警戒感を指摘する向きがあるなか、日経平均は心理的節目の37000円に近づく場面では利益確定目的の売りや戻り待ちの売りが出たことで上値は重くなったが、TOPIXは10連騰となった。

・大引けの日経平均は前日比148.97円高(+0.41%)の36928.63円。

・海運、サービス、非鉄金属、機械、食料品などが上昇。
・その他製品、保険、鉄鋼、医薬品、鉱業などが下落。

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【個別銘柄】ディスコ、 川崎船、DMG森精機、NTTデータ など 


▽ディスコ 30400 +1635大幅続伸。
同社のほか、レーザーテックやKOKUSAIなど半導体関連が上昇率上位に名を連ねる。トランプ米政権では、バイデン前政権が打ち出したAI向け半導体の輸出規制強化策である「AI拡散規則」を撤回する方針と伝わり、買い材料につながった。
半導体輸出規制全体の見直しの一環ともみられている。方針変更は早ければ本日にも発表のもよう。前日の米国市場ではエヌビディアも3%超の上昇となった。

▽横河電 3265 +192大幅反発。
前日に25年3月期決算を発表、営業益は835億円で前期比6.0%増となり、従来計画の790億円を上振れた。一方、26年3月期は800億円で同4.2%減の見通しとし、ほぼ市場コンセンサス水準に。
1ドル=140円前提により、100億円以上の為替影響を見込んでいるほか、関税の影響も一定程度は織り込んでいるもよう。年間配当金は前期比6円増の64円を計画。実績上振れや増配計画を好感する動きに。

▽川崎船 2014 +68大幅反発。
前日に25年3月期決算を発表。経常益は3081億円で前期比2.3倍となった。一方、26年3月期は1050億円で同65.9%減と大幅減益見通し、1500億円程度のコンセンサスも下回る。
ただ、先に発表した商船三井のガイダンスからは想定線と受けとめられたようだ。26年3月期年間配当金は前期比20円増の120円を計画、第3四半期決算時に示されていた100円からは上振れの形で、インパクトに。

▽DMG森精機 2667.5 +190.5大幅反発。
前日の取引時間中に決算を発表、直後に売り優勢となった後は持ち直し、本日も買いが先行する展開に。第1四半期営業利益は18.2億円で前年同期比85.5%の大幅減益、通期予想380億円、前期比13.1%減に対しても低進捗となっている。
ただ、受注高は前四半期比で増加するなど堅調に推移、米関税の影響もサーチャージで対応のため影響は軽微としている。3月以降株価調整が進んでいたため、あく抜け感に。

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5.8 動いた株・出来た株
◇郵船<9101> 4892 +213 ⇒ 26年3月期営業利益36.0%減予想だが発行済株式数の11.1%上限の 自社株買い発表。
◇NTTデータ<9613> 3492カ - ⇒ NTTが完全子会社化へと報じられる。
◇DMG森精機<6141> 2669 +192 ⇒ 第1四半期大幅減益も堅調な受注推移などで安心感。
◇JMDC<4483> 3300 +167 ⇒ 今期の大幅増益見通しに買い安心感。
◇ディスコ<6146> 30140 +1375 ⇒ AI半導体輸出規制撤回の方針と伝わる。
◇KOKUSAI ELECTRIC<6525> 2785 +115.5 ⇒ 輸出規制への懸念後退し半導体関連株が高い。
◇古河電気工業<5801> 4632 +144 ⇒ 半導体関連株高の流れがデータセンター関連にも波及へ。
◆商船三井<9104> 4525 -150 ⇒ 川崎汽船との比較でも大幅減配マイナス視。
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//◆▲▽☆◆//▲◆◇ ドル円 143円台( 金融政策意識 )
//◆◆◇▽◆//▲◆◇ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_◆▲◇▲//◆◇▲ 原油 59ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◇ドル反発 円安ぎみ.143円後半 原油.▲Cog.-窓埋め.57ドル台  
5.8
米ドル/円 143.76 - 143.80
ユーロ/円 162.62 - 162.72
ユーロ/米ドル 1.1310 - 1.1315
英ポンド/円 191.10 - 191.20
豪ドル/円 92.37 - 92.46
スイスフラン/円 174.53 - 174.64
原油(WTIC原油先物) 57.95 -1.14 (-1.93%) ⇒▲nr.Low ⇒+▼反発.様子見 ⇒▲Cog.-窓埋め
◆ドル弱い 円もみあい.143円台 原油.+▼反発.59ドル台  
5.7
米ドル/円 143.01 - 143.06
ユーロ/円 162.09 - 162.22
ユーロ/米ドル 1.1336 - 1.1338
英ポンド/円 190.99 - 191.20
豪ドル/円 93.06 - 93.10
スイスフラン/円 173.14 - 173.49
原油(WTIC原油先物) 59.01 +1.88 (+3.29%) ⇒▲はらみ.様子見 ⇒▲nr.Low ⇒+▼反発.様子見

▲ドル下落  ▽円高へ反転.143円半ば 原油.▲nr.Low.57ドル台 
5.6
米ドル/円 143.69 - 143.77
ユーロ/円 162.58 - 162.64
ユーロ/米ドル 1.1311 - 1.1316
英ポンド/円 190.96 - 191.13
豪ドル/円 92.81 - 92.85
スイスフラン/円 174.66 - 174.79
原油(WTIC原油先物) 57.23 -1.06 (-1.82%) ⇒▽買戻し反発 ⇒▲はらみ.様子見 ⇒▲nr.Low


StockCharts ⇒  

5.5
NYダウ   41,218.83 -98.60 -0.24%
S&P500   5,650.38 -36.29 -0.63%
NASDAQ 17,844.24 -133.48 -0.74%
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5.6
NYダウ   40,829.00 -389.83 -0.95%
S&P500   5,606.91 -43.47 -0.76%
NASDAQ 17,689.65 -154.58 -0.87%
--------------------------------------------------------------
5.7
NYダウ   41,113.97 +284.97 +0.70%
S&P500   5,631.28 +24.37 +0.43%
NASDAQ 17,738.16 +48.50 +0.27%
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NYダウ(INDU) ⇒-▽nrはらみ.様子見 ⇒▲Cog.窓埋めへ ⇒▽nr反発 
S&P500(SPX) ⇒▲nrもみあい.様子見 ⇒-△nrもみあい.窓埋めへ ⇒▽nr反発  
NASDAQ(COMPQ) ⇒-▽nr下げ.様子見 ⇒-△下げ.窓埋めへ ⇒▽nr反発
【 SOX指数 】
4,386.36 +75.17 +(1.74%) ⇒-△nr下げ.様子見 ⇒-△下げ.窓埋めへ ⇒▽反発.sup50MA

【 VIX恐怖指数 】
23.55 -1.21 (-4.89%) ⇒+▼陰上げ ⇒▽反発 ⇒▲切落し
⇒-4.89P (23台)
⇒+4.74P (24台)
⇒+4.23P (23台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発 
▽nr反発
ダウ工業株30種平均は続落
・米国と中国が週内に貿易問題を巡る閣僚級の協議に入ることが決まり、米中の緊張が一段と高まるとの懸念が薄れたことから主力株に買いが入った。米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過し、買い安心感が広がった。

▽nr反発
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発
・アルファベットは急落。

NYダウは284ドル高、対中通商交渉の開始を好感

・対中通商交渉の開始を好感した買いに寄り付き後、上昇。

・その後、検索グーグルを運営するアルファベット(GOOG)の下落に押され、ナスダックは下落に転じた。
・さらに、トランプ大統領が通商交渉のために対中関税率を引き下げることはないとの姿勢を示すとさらなる売り材料となった。

・連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り政策金利の据え置きを決定、見通しの不透明性に言及も経済が引き続き堅調との見解を示し買いが再開。
・終盤にかけ、大統領がバイデン政権時代の人工知能(AI)半導体輸出規制を撤廃すると発表し、ナスダックもプラス圏に回復し終了。
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1.
・トランプ米政権は6日夜、ベッセント米財務長官と米通商代表部(USTR)のグリア代表が今週にスイスを訪問し、中国と貿易問題を巡って協議すると発表した。相互関税の発動後、米中が正式に協議をするのは初めてとなる。ただ、7日にはトランプ大統領が交渉を進展させるために早急な関税の引き下げは考えていないと明らかにしたと伝わった。

・米連邦準備理事会(FRB)は7日までFOMCを開き、政策金利を4.25〜4.5%に据え置いた。声明では米政権による貿易政策を念頭に「経済の見通しを巡る不確実性がさらに高まっている」との懸念を示した。

・FRBのパウエル議長はFOMC後に記者会見を開き、米政権の関税政策が経済にどのような影響を与えるか判断するのは「時期尚早だ」と述べた。その上で金融政策の変更を判断するにあたっては「様子見が良く、急ぐ必要はない」と語り、利下げに慎重な見方を改めて示した。

・会見後、ダウ平均は上げ幅を拡大した。市場では、パウエル議長の会見について「ほぼ予想通りの内容で、市場の見方が変化したことは特にない」(シーミス・トレーディングのジョセフ・サルッジ氏)との指摘があった。前日にかけてはFOMCを前にした持ち高調整の売りが主力株に出ていたため、会見を無難に通過したことで買い安心感が広がった面がある。


2.
・半導体・同製造装置が上昇。
・メディア・娯楽が下落。


・エヌビディアなど半導体株に買いが集まった。--人工知能(AI)向け半導体の新たな輸出規制案を巡って、トランプ政権が撤廃を検討していると。
・ウォルト・ディズニーが10%あまり上昇。--通期見通しが予想を上回り、さらに、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビにテーマパーク、リゾートを建設する計画を発表し、上昇。
・ナイキやアマゾン・ドット・コムも上昇。


・アップルとユナイテッドヘルス・グループは下げた。
・ベライゾン・コミュニケーションズも売られた。
・配車サービスのウーバー・テクノロジーズ(UBER)は第1四半期の受注総額が予想を下回ったほか、国内の需要減を示唆したため、下落。


3.
・エヌビディアなど半導体株に買いが集まった。--人工知能(AI)向け半導体の新たな輸出規制案を巡って、トランプ政権が撤廃を検討していると。
・アルファベットは急落。アップルが自社ブラウザーでAIを活用した検索に重点を置く意向だと伝わる。

SOX指数 銘柄 ⇒
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◇ TSM 174.54 1.31%
☆ エヌビディア 117.06 3.10%
☆ ASML 700.39 3.00%
◇ インテル 20.31 1.86%
☆ QCOM クアルコム 144.3 3.15%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 155.81 1.82%
◇ AMD 100.36 1.76%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 82.62 2.62%
◇ テラダイン 75.09 1.38%
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◆ TSM 172.28 -2.34%
◆ エヌビディア 113.54 -0.25%
◆ ASML 679.99 -0.49%
◆ インテル 19.94 -1.63%
◇ QCOM クアルコム 139.9 0.33%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 153.03 -1.02%
◆ AMD 98.62 -1.96%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 80.51 0.11%
◆ テラダイン 74.07 -1.82%
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 176.4 -1.61%
◆ エヌビディア 113.82 -0.59%
◆ ASML 683.36 -1.01%
◆ インテル 20.27 -1.70%
◆ QCOM クアルコム 139.44 -0.26%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 154.61 -0.32%
◇ AMD 100.59 1.81%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 80.42 -0.37%
◆ テラダイン 75.44 -0.58%
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【NY外為】
◇ドル反発 円安ぎみ.143円後半
//▲◇▽☆◆//▲◆◇ 
・為替市場ではドルが上昇。--パウエルFRB議長が会見で金利調整を急ぐ必要があるとは考えないと述べると、ドル買いの勢いが強まった。
・円は対ドルで下落。パウエル議長の会見中に下げ幅は一時1%を超え、1ドル=143円99銭を付けた。FOMC政策発表直後には、円は下げを縮小して142円90銭台を付ける場面もあった。

ドル円相場は 米東部時間 16時 42 分
⇒¥142.41 -¥1.29 -0.90%
⇒¥143.73 -¥1.23 -0.85%
⇒¥144.88 -¥0.51 -0.35%

>>5.6
ブラウン・ブラザース・ハリマンのシニアストラテジスト、エリアス・ハダッド氏
「ファンダメンタル面ではドルに厳しい環境が続いている」と分析。
「トランプ政権はドル安への暗黙の支持を示唆しており、米経済はスタグフレーションのリスクに直面している。貿易戦争によって米政策の信頼性も損なわれている」と。

ダラ・マハー氏らHSBCのストラテジスト
「ドルは概ね横ばいの動きを続けており、市場参加者は4月の混乱の後、真に決定的な材料を見つけられずにいる」と。
「7日のFOMC政策決定を前に市場は様子見姿勢にもなっている。投資家は、関税による供給ショックに伴うインフレと経済成長のバランスを米金融当局がどう調整していくのかについて、より明確な見通しが得られることを望むだろう」と。

【米国株】
◇反発
//◇◇◇◇▽//◆◆◇

・7日の米株式相場は反発。
・トランプ大統領の貿易戦争に起因する不確実性も引き続き意識されたが、米経済は依然として堅調だとしたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)の発言が買い安心感につながった。
・取引終盤には、トランプ政権がバイデン前政権時代の人工知能(AI)半導体に関する輸出規制を撤廃する方針だとのブルームバーグの報道で半導体株が上昇し、それも指数を押し上げる要因となった。

・パウエル議長の会見に先立って発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、「景気見通しに関する不確実性は一段と増している」と指摘。
・失業率はなお低く需要も安定する中、金融当局者らはこれまで、経済の行方をより明確に把握するまで政策金利を据え置くことに問題はないとの姿勢を示している。

5.7
バンクレートのグレッグ・マクブライド氏
「政策金利変更を促すような経済指標が示されるまでFRBは現状維持の姿勢を保つ構えだ」と。
「すでに高水準にあるインフレ率がさらに上昇すると見込まれる中、FRBが利下げを再開するには雇用市場に顕著な悪化の兆候が見られることが条件になる」と。

SWBCのクリス・ブリガティ最高投資責任者
「関税を巡る状況は極めて流動的で予測不能なため、状況が急変する可能性がある中で米金融当局が関税への対応を試みることは責任ある行動とは言えない」と。
「そうした対応は意図した効果をもたらさないばかりか、逆に悪影響を深める恐れもある」と。

【米国債】
◇上昇
//◇◇◇▲▲//◆▽◇
・米国債は、上昇。( 利回り、下落 )

・経済見通しに対する不確実性の高まりが強調されたことを受けて、2-10年債利回りはこの日の最低水準まで下がったが、その後は2年債利回りが一時上昇に転じるなど、低下幅を縮める展開となった。

・米10年債利回り
⇒4.27% -2.7 -0.63%
⇒4.30% -4.7 -1.08%
⇒4.35% 3.7 +0.86%
  
  
>>5.5
インベスコのグローバル・マーケット・ストラテジー・オフィス
「政策の不確実性が長引けば長引くほど、経済活動への悪影響は大きくなると当社では考えている」と。

【原油】
▲反落
//▲▲▲◇▲//▲▽▲ 
・パウエルFRB議長が金利調整を当局として急いでいないと述べたことや、米国と中国の通商交渉を前に両国間の緊張が続いていることが相場を下押しした。

・トランプ米大統領は、中国との交渉を進展させるために先に関税を引き下げるつもりはないと述べた。中国は世界最大の原油輸入国。米中は今週スイスで協議を行う予定となっている。
・また、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する攻撃停止をトランプ大統領が表明したことや、イランとの核協議がまとまれば同国は世界経済に復帰できる可能性があるとバンス米副大統領が発言したことも原油相場の下げにつながった。

⇒WTI先物6月限は、前日比1.02ドル(▲1.7%)安の1バレル=58.07ドル。
⇒WTI先物6月限は、前日比1.96ドル(▽3.4%)高い1バレル=59.09ドル。
⇒WTI先物6月限は前営業日比1.16ドル(▲2%)安の1バレル=57.13ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.03ドル(▲1.7%)下落し、61.12ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント7月限は▽3.2%上げて62.15ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント7月限は▲1.7%下げて60.23ドル。


5.7
みずほセキュリティーズUSAのエネルギー先物部門ディレクター、ロバート・ヨーガー氏
「スイスでの米中の貿易協議が首尾良く運ばず、需要を減退させるイベントに転じるとの懸念がある」と。
早期の利下げは期待できないとの市場心理も原油価格への重しとなっていると。

【NY金】
▲反落
//▽◆◆▲◆//▽▽▲
・金スポット相場は反落。
・パウエル議長は会見で利下げに慎重な姿勢を示し、低金利環境がプラスに働くことが多い金相場には弱材料となった。

⇒金先物6月限は、30.90ドル(▲0.9%)安の3391.90ドル。
⇒金先物6月限は、100.50ドル(▽3%)高い3422.80ドル。
⇒金先物6月限は、79.00ドル(▽2.4%)高の3322.30ドル。

>>4.30
FTSEラッセルのグローバル投資調査部門ディレクター、ロビン・マーシャル氏
「金は国境を持たないグローバル資産で、米国債やドイツ国債のように国家と強く結びついたソブリン資産とは違う」と。
こうした国境を超えた独立性が投資家を引き寄せているとの認識

【欧州株】

5.5
*英FTSETM100指数 8,596.35 +99.55 +1.17%
独DAX指数 23,344.54 +257.89 +1.12%
仏CAC指数 7,727.93 -42.55 -0.55%
--------------------------------------------------------------
5.6
英FTSETM100指数 8,597.42 +1.07 +0.01%
独DAX指数 23,249.65 -94.89 -0.41%
仏CAC指数 7,696.92 -31.01 -0.40%
--------------------------------------------------------------
5.7
英FTSETM100指数 8,559.33 -38.09 -0.44%
独DAX指数 23,115.96 -133.69 -0.58%
仏CAC指数 7,626.84 -70.08 -0.91%
--------------------------------------------------------------

⇒▽クアトロ.50MA突破 ⇒+nr.もみあい ⇒▲nr.調整へ
⇒▽High2.高値圏 ⇒▲nrかぶせ.調整へ ⇒▲nr.調整2  
⇒▲nrはらみ ⇒▲吞込み.調整へ ⇒▲nr.調整3   

▲続落
//◇◇◇_▽//◇▲▲
・7日の欧州株は続落。
・市場参加者の関心は米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表に集中した。また週内に行われる米中通商協議も注目されている。
・ストックス欧州600指数は0.5%下落。
・ヘルスケア関連株が下落。
・鉱業株は上昇。


【欧州債】
▽反発
//◆◇_◆◆//◇◆▽ 
・欧州債市場ではドイツ債、英国債の利回り曲線がブルフラット化。
・欧州連合(EU)が米国に対する報復関税の提案を計画していることから、安全逃避への買いが膨らんだ。


・独国債10年物
⇒2.48% -0.07
⇒2.54% +0.02
⇒2.52% -0.02
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.46% -0.05
⇒4.51% +0.01
⇒4.51% +0.03
---------------------------

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