*かぶとうし塾


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2025年4月12日土曜日

◆ドル弱い 円もみあい.143円台 原油.▽はらみ.61ドル 令和7.4.12.Sat

//◆◇◆▲◇//▲▽▲▽▲◆ ドル円 143円台( 金融政策意識 )
//◆◇◆▲◆//▲▽▲▽◇▽ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▽◆▲▲//_◆▲▽◆◇ 原油 61ドル台 (社会システムの正常化待ち )
--------------------------------------------------------------
外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◆ドル弱い 円もみあい.143円台 原油.▽はらみ.61ドル  
4.12
米ドル/円 143.51 - 143.54
ユーロ/円 163.03 - 163.08
ユーロ/米ドル 1.1360 - 1.1361
英ポンド/円 187.71 - 187.79
豪ドル/円 90.20 - 90.27
スイスフラン/円 176.00 - 176.10
原油(WTIC原油先物) 61.50 +1.43 (+2.38%) ⇒▽Cog.吞込み.超 ⇒◆かぶせ調整 ⇒▽はらみ

▲ドル急落 円高転換.144円台 原油.◆かぶせ調整.60ドル台  
4.11
米ドル/円 144.30 - 144.32
ユーロ/円 161.77 - 161.81
ユーロ/米ドル 1.1209 - 1.1216
英ポンド/円 187.32 - 187.37
豪ドル/円 89.90 - 89.97
スイスフラン/円 175.19 - 175.25
原油(WTIC原油先物) 60.07 -2.28 (-3.66%) ⇒▲.Low4 ⇒▽Cog.吞込み.超 ⇒◆かぶせ調整

▽ドル反発&▽ユーロ反発  円安に反転.147円台 原油.▽Cog.吞込み.超.62ドル 
4.10
米ドル/円 147.36 - 147.39
ユーロ/円 161.39 - 161.47
ユーロ/米ドル 1.0948 - 1.0954
英ポンド/円 188.86 - 188.98
豪ドル/円 90.66 - 90.75
スイスフラン/円 171.87 - 171.92
原油(WTIC原油先物) 62.35 +2.77 (+4.66%) ⇒▲nr.Low3 ⇒▲.Low4 ⇒▽Cog.吞込み.超

StockCharts ⇒  

4.9
NYダウ   40,608.45 +2,962.86 +7.87%
S&P500   5,456.90 +474.13 +9.51%
NASDAQ 17,124.97 +1,857.05 +12.16%
--------------------------------------------------------------
4.10
NYダウ   39,593.66 -1,014.79 -2.50%
S&P500   5,268.05 -188.85 -3.46%
NASDAQ 16,387.31 -737.66 -4.31%
--------------------------------------------------------------
4.11
NYダウ   40,212.71 +619.05 +1.56%
S&P500   5,363.36 +95.31 +1.80%
NASDAQ 16,724.45 +337.14 +2.06%
--------------------------------------------------------------

NYダウ(INDU) ⇒▽Cog.吞込み.超 ⇒▼はらみ調整 ⇒▽吞込み.様子見
S&P500(SPX) ⇒▽Cog.吞込み.超 ⇒▼はらみ調整 ⇒▽吞込み.様子見 
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽Cog.切上げ.超 ⇒▼はらみ調整 ⇒▽吞込み.様子見
【 SOX指数 】
3,990.90 +97.61 +(2.51%) ⇒▽Cog.切上げ.超 ⇒▼はらみ調整 ⇒▽切り込み

【 VIX恐怖指数 】
37.56 -3.16 (-7.76%) ⇒▲Cog.切落し.超 ⇒▽はらみ反発 ⇒▲かぶせ下げ
⇒-7.76P (37台)
⇒+21.12P (46台)
⇒ー35.75P (33台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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国株、ダウ反発し619ドル高 週末控え主力株に買い広がる ナスダックも反発 
▽吞込み.様子見
ダウ工業株30種平均は反発
・週末を控え、主力株の一部への見直し買いが膨らんだ。ダウ平均の上げ幅は一時800ドルあまりになった。もっとも、米中の関税の応酬が経済活動を下押しするとの懸念が強まり、相場の重荷となった。

▽吞込み.様子見
ナスダック総合株価指数は反発
・アルファベットやブロードコムが買われた。

NYダウは619ドル高、良好な金融決算が支える

・中国が対米関税を125%に引き上げるとの発表を受け、米中貿易戦争悪化を警戒し、寄り付き後、下落。

・生産者物価指数(PPI)は予想以上に減速したが、短長期のインフレ期待率が急伸したデータを受けた国内債券相場の下落を警戒し、売りに拍車がかかった。
・その後、政府報道官が会見で、トランプ大統領は依然中国との取引を楽観視しているほか、他の交渉は非常に良好に進んでいることを明らかにし、さらに、ボストン連銀のコリンズ総裁が必要であれば市場を安定させる準備があるとの発言を受け、債券売りも一段落したため警戒感が緩和し、買戻しが加速。

・終盤にかけ上げ幅を拡大し終了。
--------------------------------------------------------------

1.
・個別銘柄では、JPモルガン・チェースが4%高で終えた。朝発表の2025年1〜3月期決算で1株利益が市場予想以上だったうえ、25年12月期通期の収益見通しをほぼ据え置いたことが買い材料となった。ダウ平均の構成銘柄ではないが、同日朝に四半期決算を発表したモルガン・スタンレーや資産運用のブラックロックも好決算と受け止められ、金融株に買いが広がった。

・JPモルガンの決算を受け、市場では「決算や見通しは絶好調だった」(ケース・キャピタル・アドバイザーズのケニー・ポルカリ氏)との声が聞かれた。この日はハイテク株への買いも目立ち、アップルは4%高、エヌビディアは3.1%高となった。マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムも上げた。

・ボストン連銀のコリンズ総裁は11日、金融市場が混乱した場合、米連邦準備理事会(FRB)は安定化のために「確実に対処する準備ができる」と語ったと、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版が伝えた。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も同日の米CNBCの番組で金融市場に「まだ大きな混乱はみられない」との見方を示した。FRB高官発言が投資家の安心感につながった面もあった。

・レビット米大統領報道官は同日、各国の関税を巡る交渉について「わずか数日の間に15以上の提案が検討されている」と話した。関税引き下げへの期待も追い風となった。

・発表の3月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.4%下落した。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想は0.2%増だった。10日発表の3月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことに続き、「ディスインフレを示した」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との見方があった。ただ、市場の関心は関税引き上げによる影響に集中しており、指標を受けた積極的な売買は限られた。

・もっとも、関税を巡る先行き不透明感は根強い。中国政府は11日、米国製品に対する輸入関税を84%から125%に引き上げると発表した。トランプ米政権による追加関税発動をきっかけに、双方の応酬が激化していることは相場の重荷となった。ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁は11日の講演で、「経済見通しの不確実性は多くの要因を反映しているが、関税や貿易政策の経済への影響がリストの最上位にあることは確かである」と語った。


2.
・テクノロジー・ハード・機器、半導体・同製造装置が上昇。
・不動産管理・開発が下落。


・ビザやIBM、メルクやシャーウィン・ウィリアムズが上げた。
・銀行のJPモルガン(JPM)は第1四半期決算で金利収入の増加や株トレーディング収入が過去最高に達するなど良好な結果を受け、上昇。
・モルガン・スタンレー(MS)も第1四半期決算で1株当たり利益が予想を上回り、買われた。
・アメリカン・エキスプレス(AXP)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。


・ウォルト・ディズニーやナイキは下げた。
・銀行のウェルズ・ファーゴ(WFC)は四半期決算で純金利収入が予想を下回り、売られた。
・化粧品メーカーのELFビューティー(ELF)は貿易戦争に加え、消費鈍化を理由にアナリストが目標株価を引き下げ、下落。
・電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は関税引き上げで、中国での2車種の受注停止を発表、収益減を警戒し、下落。


3.
・アルファベットやブロードコムが買われた。
・テスラやメタプラットフォームズなどが大幅に上昇。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
☆ TSM 157.08 3.94%
☆ エヌビディア 110.93 3.12%
☆ ASML 668.81 2.97%
◆ インテル 19.74 -0.70%
☆ QCOM クアルコム 139.25 3.61%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 144.94 4.85%
☆ AMD 93.4 5.30%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 69.55 -0.71%
◇ テラダイン 73.65 1.88%
--------------------------------------------------------------
★ TSM 151.13 -4.80%
★ エヌビディア 107.57 -5.91%
★ ASML 649.55 -5.49%
★ インテル 19.88 -7.66%
★ QCOM クアルコム 134.4 -6.40%
★ AMAT アプライドマテリアルズ 138.24 -7.67%
★ AMD 88.7 -8.41%
★ MU ミクロン・テクノロジー 70.05 -10.04%
★ テラダイン 72.29 -9.00%
--------------------------------------------------------------
☆ TSM 158.75 12.29%
☆ エヌビディア 114.33 18.72%
☆ ASML 687.26 15.43%
☆ インテル 21.53 18.75%
☆ QCOM クアルコム 143.59 15.19%
☆ AMAT アプライドマテリアルズ 149.73 16.11%
☆ AMD 96.84 23.82%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 77.87 18.81%
☆ テラダイン 79.44 16.89%
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【NY外為】
◆ドル弱い 円もみあい.143円台
//◇◆▲▲//▽▲▽▲◆ 
・ドル指数が4日連続で下げ、6カ月ぶりの低水準を付けた。--中国が関税を引き上げたことに加え、3月の米生産者物価指数(PPI)が予想外に前月比で低下したため、ドル売りが続いた。
・円は対ドルで小幅続伸。欧州の取引時間帯に1ドル=142円07銭と、昨年9月30日以来の高値を付けた。

ドル円相場は 米東部時間 16時 50 分
⇒¥143.62 -¥0.83 -0.57%
⇒¥144.83 -¥2.93 -1.98%
⇒¥147.76 ¥1.49 +1.02%

4.11
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のシニア市場ストラテジスト、エリアス・ハダッド氏
「米経済はスタグフレーションの瀬戸際にある」と。「ドルはさらに下げやすい状態にある」と。

【米国株】
◇反発
//◇◇◇▲▲//◆▲▽▲◇ 

・11日の米株式相場は反発。
・ここ数日、外国投資家が米国資産から撤退しているのではないかとの懸念が強まっていたが、長期国債とドルへの売り圧力はやや弱まった。
・トランプ大統領の急速に展開する通商政策が世界経済を揺るがしているだけでなく、世界の安全な避難場所としての米国の地位を脅かしているのではないかとの懸念から、ボラティリティーはまだ落ち着く気配を見せていない。

・ボストン連銀のコリンズ総裁が、金融市場が無秩序な状況になれば、連邦準備制度理事会(FRB)は安定化に向けて支援する用意があると述べたとの報道を受け、S&P500種は約2%上昇。

4.11
オーシャン・パーク・アセット・マネジメントのジェームズ・セント・オービン最高投資責任者
「FRBプットが動き出した。これで当面の不安はいくらか和らぐだろう」と。
「ボラティリティー自体は健全な兆候ではない。日中の急激な上昇は表面的には安心感を与えるかもしれないが、乱高下は全体的な不確実性の表れだ」と。

ネーションワイドのマーク・ハケット氏
「市場はまだ感情的になっている」と。
「貿易摩擦の解消が見込めず、業績の行方が不透明で、マクロ経済の逆風が吹く中、市場は依然として足場を模索している。今週の上昇は心強いが、明確な転換点と見なすべきではない」と。

マニュライフ・インベストメント・マネジメントのネイサン・スフト氏
「関税を巡る不安は依然として根強く残っていると考える。ボラティリティーは上下両方向に作用している。結論が出ていないため、今後の展開にはさらなる相場変動が含まれる可能性が高い。
実際には、関税交渉プロセスが長期化する可能性が高いという逆の展開となっている」と。

JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者
米国債市場で「混乱」が生じ、それがFRBの介入を促すことになると予想。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、マイケル・ハートネット氏
米金融当局が何かしらの対応を見せ、米国と中国がエスカレートする世界的な貿易戦争を緩和させるまで、S&P500種の戻り売りが賢明だと。
同氏はトランプ大統領の関税とそれによる市場の混乱で、米国例外主義は「米国敬遠」へと変化しつつあるとの見解を示した。S&P500種が4800に達するまでは株式のショートポジションを、米2年債に対してはロングポジションを推奨している。

【米国債】
▲下落
//◇◇▽▽▽//▲▲▲▲▲
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )

・米国資産から資金を引き揚げる動きが続き、10年債利回りは週間ベースで2001年以来の大幅上昇となった。

・米10年債利回り
⇒4.50% 7.1 +1.59%
⇒4.42% 9.1 +2.11%
⇒4.34% 5.0 +1.17%
  
  
4.11
UBSグループのチーフストラテジスト、バーヌ・バウェジャ氏
「非常に恐ろしい。われわれは世界のリスクフリーレートを定義し直しているところだ。世界のリスクフリーレートにボラティリティーを組み込んでしまったら、全ての市場がひっくり返る」と。

チャールズ・シュワブのチーフ債券ストラテジスト、キャシー・ジョーンズ氏
「市場が直面している問題は米国の政策に対する信頼感喪失だ」と。「関税政策が突然変更されたことで、レバレッジを効かせた取引はうまくいかなくなり、買い手は様子見に回っている」と。

バークレイズのアジェイ・ラジャディアクシャ氏
「今週の価格動向で最も懸念されるのは米国債市場の動きだ。米国債が安定し、正常な動きを取り戻すまで、リスク資産は苦戦を強いられるだろう」と。

【原油】
◇反発
//▽◆◇▲▲//◆▲▽▲◇ 
・米中の貿易戦争激化に伴いボラティリティーが高まる中、週間では2週連続の下落。
・中国はこの日、米国への関税を125%に引き上げると発表。一方で、米国が今後関税を引き上げても取り合わないとして、打ち止めも示唆した。
・また米長期債への売りが和らぐ一方、米国株が上昇し、終盤の取引で原油相場を支援した。


⇒WTI先物5月限は、前日比1.43ドル(◇2.4%)高い1バレル=61.50ドル。
⇒WTI先物5月限は、前日比2.28ドル(▲3.7%)安い1バレル=60.07ドル。
⇒WTI先物5月限は、前日比2.77ドル(▽4.7%)高い1バレル=62.35ドル。


⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は◇2.3%上げて64.76ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は▲3.3%下げて63.33ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント6月限は▽4.2%上げて65.48ドル。


4.11
フィッチ・ソリューションズ傘下のBMI
「原油などマクロ経済に敏感なコモディティー(商品)にとって、経済を巡る高い不確実性は重しであり、価格は引き続き圧力を受けると予想される」とリポート。
さらに、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラスによる減産の段階的かつ継続的な巻き戻しを当社では現時点で織り込んでいる」と。

【NY金】
◇上昇
//▽◆◇▲▲//▲◇▽▽◇
・金スポット価格は初めて1オンス=3200ドルを上抜け、最高値を再び更新。

・関税による世界経済への影響が懸念される中、安全資産としての金の妙味が増した。

・金は一時、2.2%高のオンス当たり3245.48ドルまで買われた。週間では6.5%近い値上がり。
・めまぐるしく変更されるトランプ氏の関税政策により、金融市場は混乱。通常なら逃避マネーの受け皿になる米国債も売り込まれており、安全資産としての金の評価が改めて高まった。

⇒金先物6月限は67.10ドル(◇2.1%)高い3244.60ドル。
⇒金先物6月限は98.10ドル(▽3.2%)高い3177.50ドル。
⇒金先物6月限は89.20ドル(▽3%)高い3079.40ドル。

4.11
サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏
「金が力強く持ち直し、再び最高値を更新したことは、状況が決して良好ではないことの裏返しでもある」と。
「金の一段高は、関税の一時停止にもかかわらず、地政学的および経済的な緊張や財政悪化といった根本的な懸念がくすぶっていることを示している。中央銀行による金購入の継続も相場の押し上げ要因だ」と。

【欧州株】

4.9
英FTSETM100指数 7,679.48 -231.05 -2.92%
独DAX指数 19,670.88 -609.38 -3.00%
仏CAC指数 6,863.02 -237.40 -3.34%
--------------------------------------------------------------
4.10
英FTSETM100指数 7,913.25 +233.77 +3.04%
独DAX指数 20,562.73 +891.85 +4.53%
仏CAC指数 7,126.02 +263.00 +3.83%
--------------------------------------------------------------
4.11
英FTSETM100指数 7,964.18 +50.93 +0.64%
独DAX指数 20,374.10 -188.63 -0.92%
仏CAC指数 7,104.80 -21.22 -0.30%
--------------------------------------------------------------

⇒▲拍子木 ⇒▽拍子木.+test10MA ⇒▽nr切上げ
⇒▲nr窓埋め.様子見 ⇒+▼陰上げ.様子見 ⇒▲切下げ.窓埋め調整へ
⇒▲nr.BigDn ⇒+▼陰上げ.様子見 ⇒▲切下げ.窓埋め調整へ   

◆下落
//▲▽◆▲▲//▲▽▲◇◆
・欧州株は週次で3週連続の下落。--中国が米国への関税を125%に引き上げ、米中の貿易戦争がさらに激化したため。
・ストックス欧州600指数は一時1.6%下落。
・公益事業や不動産などが最も買われた。
・一方、工業株は最も下落。

>>4.10
GAMAアセット・マネジメントのグローバルマクロ・ポートフォリオマネジャー、ラジーブ・デメロ氏
中国への関税や、米国と貿易相手国との交渉の先行き不透明感などに加え、「この不安定な状況の副作用で、ほとんどの資産でリスクプレミアムが維持される可能性がある」と。


【欧州債】
◇もみあい
//◆◇◇◇◇//◆◆◇◆◇ 
・11日の欧州債券市場は、米国債がトランプ米大統領の関税を巡り下落する中、長期債を中心にドイツ国債が買われた。
・ドイツ10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下落し2.54%。
・英国債は短期債を中心に売られた。短期金融市場がイングランド銀行(英中央銀行)の今年の利下げ予測を縮小したため。


・独国債10年物
⇒2.57% -0.01
⇒2.58% -0.01
⇒2.59% -0.04
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.75% +0.11
⇒4.64% -0.14
⇒4.78% +0.17
---------------------------

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①. 対中関税145%とホワイトハウス
ホワイトハウスは中国からの輸入品に対する関税について、合計で少なくとも145%に達すると明確にした。これは米中貿易に壊滅的な打撃を与え得ると考えられている水準をはるかに超えるレベル。~ 145%には「相互関税」としての125%と、合成麻薬フェンタニルの流入を理由に課している関税20%が含まれる。~ 一方でトランプ米大統領は自身の関税について、「移行に伴うコストや問題は発生するだろうが、最終的には素晴らしいものになるだろう」と自信を示した。

②. 米CPIはインフレ圧力後退示唆
3月の米消費者物価指数(CPI)は全般的にインフレ圧力の後退を示唆した。コア指数の前月比は0.1%上昇と市場予想に反して鈍化し、9カ月ぶりの低い伸び。~ 総合CPIは前月比0.1%低下し、おそよ5年ぶりのマイナスとなった。ホテル宿泊費や航空運賃といったサービス分野の一部項目で価格が下落。これは、裁量的支出を減らしている消費者がいるという警戒すべきサインの可能性がある。~ JPモルガン・アセット・マネジメントのデービッド・ケリー氏は「嵐の前の静けさだ。関税により今後インフレは加速するだろう」と語った。

③. 地区連銀総裁は物価優先
カンザスシティー連銀のシュミッド総裁は、物価安定と完全雇用という2つの責務の間でバランスを取る必要に迫られた場合、インフレ抑制を優先するとの認識を示した。~ ダラス連銀のローガン総裁は、関税に起因するインフレが恒常化しないよう当局はしっかりと対応しなければならないとの考えを述べた。~ シカゴ連銀のグールズビー総裁は関税について、「スタグフレーション的ショック」であり、物価安定と完全雇用という金融当局の2大目標が互いに対立する状況を生み出すと指摘。

④. 日鉄買収案に批判的
USスチールの株価が下落。トランプ大統領が前日に続いて、日本企業がUSスチールを所有することは望ましくないとの見解を示したことが嫌気された。~ ホワイトハウスでの閣議でトランプ氏は、日本製鉄が投資家として戻ってくると、詳細を明示せずに話した。ただ、USスチールの身売りに反対する考えを改めて示し、なぜ日鉄は自力で新たな製鉄所を建設することができないのかと疑問を呈した。~ 「USスチールは関税のおかげで非常にうまくいくだろう」とし、「USスチールがなぜ買収を必要としているのか分からない」と述べた。

⑤. 減税実現に道開く
トランプ大統領が推進する数兆ドル規模の減税と連邦債務上限の引き上げは、実現に向け前進した。上院が先に可決していた予算決議案を下院も216対214で可決した。~ トランプ氏と共和党議会指導部は、財政タカ派の強硬派グループを説得。予算案が承認されたことで、今後は歳出削減40億ドルと引き換えに、今後10年間で最大5兆3000億ドルの減税と5兆ドルの債務上限引き上げを行う追加パッケージに道が開かれる。~ 共和党は、第1次トランプ政権の減税措置を個人および非上場企業のオーナーを対象に復活させるなど、新たな減税措置を導入する計画。
11日 【日本株】
日経平均 33,585.58 -1,023.42 -2.96%
TOPIX 2,466.91 -72.49 -2.85%
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日経平均 ⇒▲wrはらみ.様子見 ⇒▽Cog.切上げ大 ⇒▲はらみ調整
TOPIX ⇒▲はらみ.様子見 ⇒▽Cog.切上げ大 ⇒▲はらみ調整
--------------------------------------------------------------
【日経平均VI】
日経平均VI 44.36 +5.11 +13.02% ⇒+▼陰上げ ( 44台 )
日経平均VI 39.25 -17.36 -30.67% ⇒-△下げ ( 39台 )
日経平均VI 56.61 +9.62 +20.47% ⇒▽反発上げ ( 56台 )
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11日、日経平均3%安、米中対立激化を懸念-円と中長期債上昇

11日、東京株式相場は大幅反落。
・米政権が中国に対する関税率は145%と明らかにし、米中の貿易戦争の激化が再び意識された。
・一方、中小型の内需株などが底堅く推移し、午後は下げ幅を縮小した。

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アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー 
グローバルで経済環境に不透明感がある中、「先行きのボラティリティーが小さい内需型の企業に資金が向かっている」と。
機械などの中国関連株は厳しい動きで、企業は中国の生産サプライチェーンの位置付けを縮小せざるを得ないと。

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日経平均は大幅反落、一時2000円近く下げるも週末要因で下げ幅は縮小

・米国株の下落や為替の円高推移などを受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始。

・日経平均は下げ幅を拡大し、9時45分には32626.58円まで下げ幅を拡大した。
・為替市場では、ドルが一時142円台まで円高ドル安が急加速するなど、リスク回避の円買いが強まり、プライム市場の大型株の下げ要因となった。

・ただ、売り一巡後の東京市場は、週末要因なども意識されて、日経平均は下げ幅をじりじりと縮小。
・33500円台で取引を終えた。なお、寄付きに算出された4月限オプション特別清算指数(SQ値)は32737.29円。
・大引けの日経平均は前日比1023.42円安(-2.96%)の33585.58円。

・上昇セクターなし。
・医薬品、保険、銀行、精密機器、輸送用機器の下げが目立った。

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【個別銘柄】ビックカメラ、久光薬、ファーストリテ など 


ビックカメラ 1477 -22後場寄りは買い先行も伸びきれず反落。
前引け後に上半期決算を発表、営業利益は149億円で前年同期比53.5%増となり、従来予想の105億円を大幅に上振れ。つれて、通期予想は従来の265億円から310億円に上方修正した。
携帯電話販売代理店事業が好調に推移したもよう。年間配当金も従来計画の36円から40円に引き上げへ。なお、通期営業利益の市場コンセンサスは270億円程度であった。

▽久光薬 4288 +304切り返して続伸。
前日に25年2月期の決算を発表、営業利益は189億円で前期比43.5%増となり、従来予想の180億円を上回る着地になっている。第3四半期累計では前年同期比8.0%増の推移だったため、上振れ決算をストレートに評価。
26年2月期は200億円で前期比5.8%増の見通し。市場予想並みの水準とみられる。サロンパス、女性ホルモン製剤を中心に海外売上高の増加を見込んでいるようだ。

▲ファーストリテ 45530 -950大幅反落。
前日に上半期の決算を発表、事業利益は3017億円となり、従来計画を200億円程度上振れているもよう。通期計画は従来の5300億円から5400億円に引き上げ。
ただ、下半期は下方修正の形、米国ユニクロ事業において、相互関税、追加関税の影響を反映したもよう。商品価格の値上げは行わない前提としているようだ。なお、本日は地合いの悪化による先物安に引きずられている面が大きいとみられる。

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4.11 動いた株・出来た株
◇久光製薬<4530> 4090 +106 ⇒ 前期業績の上振れ着地を高評価。 ◇スギHD<7649> 3046 +140 ⇒ 前期実績・今期見通しともに市場予想上振れ。 ◆日産自動車<7201> 310.9 -28.8 ⇒ ゴールドマン・サックス証券では目標株価引き下げ。
◆アイシン<7259> 1387.5 -120.5 ⇒ 円高進行を受けて自動車関連株はさえない。
◆古河電気工業<5801> 4164 -353 ⇒ ハイテク株安で電線株にも売り。
◆アドバンテスト<6857> 5443 -460 ⇒ 前日の米SOX指数は8%の下落となり。
◆東京海上<8766> 4859 -408 ⇒ 金融関連株も全般売り直される展開に。
◆T&DHD<8795> 2614 -209 ⇒ 本日は保険セクターが業種別下落率トップに。
◆安川電機<6506> 2806 -219 ⇒ 米中貿易戦争の影響など懸念強く。
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