*かぶとうし塾


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2022年12月2日金曜日

▲ドル大幅下落.135円台  原油.△陽.Reg20dMA .81ドル台 令和4.12.2.Fri

2日 【日本株】
日経225 27,777.90 -448.18 -1.59%
TOPIX 1,953.98 -32.48 -1.64%
日経平均 ⇒ -◇nr下げ.出来増 ⇒ +◆陰上げ ⇒ ▼逆立ち.20MA割れ
TOPIX  ⇒ -nr下げ.出来増 ⇒ +◆陰上げ ⇒ ▼逆立ち.20MA割れ
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【日経平均VI】
日経平均VI 19.89 +1.05 +5.57% ⇒ ◇Wr.20dMA突破
日経平均VI 18.84 -0.09 -0.48% ⇒ -nr下げ
日経平均VI 18.93 +0.22 +1.18% ⇒ ◇nr.もみあい
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・米ISM製造業総合景況指数が50割れ、2020年5月以来の活動縮小。
・NY連銀総裁、十分な金利水準到達には一層の利上げ必要-物価抑制で。
・ドル・円相場は1ドル=135円台前半まで円高が進展。
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2日、日本株5日ぶり反発、米利上げ減速期待で電機など高い-円高は重し

・2日の東京株式相場は急反落。
・米供給管理協会(ISM)が発表した11月の製造業総合景況指数が市場予想以上に悪化して景気の先行き懸念が強まった。
・外国為替市場で1ドル=135円台前半の8カ月ぶり円高水準に振れたことも嫌気された。
・景気敏感業種を中心に値下がりし、自動車や電機、精密機器など輸出関連が下落。商社や素材株も安かった。
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セゾン投信の瀬下哲雄
米物価が思ったほど下がらず、経済が先に冷える恐れが出てきた。米利上げが進む中でも楽観的にみていた市場の米景気認識が変化したように感じる。日銀金融緩和の縮小観測も為替と日本株の双方に影響を与えている。

今月に入り為替の動きが急変し、今後の米経済指標次第では円高リスクが強まる。

これから国内企業で円安恩恵によるサプライズ的な業績上振れは期待できなくなる。ドル建てで投資する海外投資家からみると、日本株の割安感も薄れてくるかもしれない。

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【個別銘柄】ヤクルト、JFE、マキタ、三菱自 など

◆ヤクルト 8510 -240大幅続落。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価は9500円としている。国内事業の高付加価値化による24年3月期までの利益成長は一旦織り込んだと判断。
過去2年の業績を押し上げた新興国通貨の対円での上昇に一服感が出てきたことも考慮のようだ。今後は、海外現地通貨ベースの業績反転などを見極めたいとしている。

◆JFE 1508 -31大幅反落。
モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に、目標株価も2000円から1650円に引き下げた。
2年ぶりに鋼材在庫出荷サイクルは陰の局面に入り、今後は国内鋼材価格が調整し、鋼材マージンはやや悪化すると予想している。業界投資判断をIn-LineからCautiousに引き下げており、同社のほか神戸製鋼所の投資判断も格下げしているようだ。

◇マキタ 3265 +100大幅続伸。
投資判断格上げの動きが複数で観測されている。大和証券では投資判断を「3」から「2」へ、目標株価も3000円から3500円に引き上げ、みずほ証券でも投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を3450円から3850円に引き上げたもよう。
大和証券では、当面は在庫削減が最大の経営課題となるが、今期がボトムと考えられるため、大きく調整してきた株価の反転が期待できると判断しているようだ。

◆三菱自 589 -37大幅続落。
為替市場では一段のドル安・円高が進行しており、円安メリットの大きい同社など自動車関連株の売り材料につながっている。外為市場では1ドル=135円10銭台にまで一時ドル安円高が進行、前日の昨日15時頃に比べて1円20銭ほどドル安円高に振れている。
12月FOMCにおける利上げペース減速観測が強まっているほか、米ISM製造業景気指数が想定以上に低下したことなどもドル安要因となっている。

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12.2動いた株・出来た株
◇マキタ<6586> 3260 +95 大和証券やみずほ証券が投資判断を格上げ。
◇メルカリ<4385> 3040 +61 UBS証券では新規に買い推奨。
◇クルーズ<2138> 1520 +170 高値更新で買い戻し優勢にも。
◆JFE<5411> 1508 -31 外資系証券が投資判断と目標株価を引き下げ。
◆ヤクルト本社<2267> 8510 -240 国内証券が投資判断を引き下げ。
◆BEENOS<3328> 3160 -210 出資先のインドネシア企業が急落。
◆三菱自動車工業<7211> 597 -29 一段のドル安・円高進行が重しに。
◆トヨタ自動車<7203> 1953 -45.5 円高・ドル安で自動車株には売りが優勢。
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12.1
NYダウ 34,395.01 -194.76 -0.56%
NASDAQ 11,482.44 +14.45 +0.13%
S&P500 4,076.57 -3.54 -0.09%

NYダウ(INDU)⇒ ▽nr.もみあい ⇒ ▽反発.Cog ⇒ ▼はらみ.Highエリア  
NASDAQ(COMPQ) ⇒ ◆陰.調整2.Sup20MA ⇒ ▽反発.Br10MA ⇒ +nr.もみあい.Highエリア
S&P500(SPX) ⇒ ◆nr.調整3 ⇒ ▽反発.Br10MA ⇒ ◆nr.もみあい.Highエリア
 
【 SOX指数 】
2,804.69 −22.15 (-0.78%) ⇒ ◆nr.調整3.様子見 ⇒ ▽反発.Br10MA ⇒ ◆nr.もみあい.Highエリア

【 VIX恐怖指数 】
19.84 −0.74 (-3.60%) ⇒ ▲nr.様子見 ⇒▲WR.大幅下げ ⇒▲逆立ち.切下げ.3dn
-3.60P 下げ.窓埋め( 金利政策を意識&米中 )

>20を超えると不安心理が高まった状態

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▼はらみ.Highエリア ⇒ ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落。
前日に737ドル高と大幅に上昇し、2日に発表される11月の米雇用統計を控えて利益確定や持ち高調整の売りが優勢になった。前日夕の決算発表を受けて顧客情報管理のセールスフォースが大幅安となったことも、ダウ平均の重荷だった。

+nr.もみあい.Highエリア ⇒ ナスダック総合株価指数は続伸。
米長期金利が一時、3.50%(前日終値は3.60%)と9月以来の低水準を付けたのも、ハイテクなど高PER(株価収益率)株の支えになった。

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//◆▽◆▲▲◇//◇◆◆◆▲ ドル円 135円台( 金融政策意識 )
//◆◇◇◆◆◇//◆◆◆◇◆ ユーロ ( コロナと金融政策に注目 )
//◆◇◇◇◆◇//◆▲◇▽▲ 豪ドル ( 資源リンク )
//_▼△▼_▼//_▽△◇△ 原油 81ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替
▲ドル大幅下落.135円台  原油.△陽.Reg20dMA .81ドル台 
12.2
米ドル/円 135.31 135.33
ユーロ/円 142.35 142.42
ユーロ/米ドル 1.0520 1.0524
英ポンド/円 165.85 165.93
豪ドル/円 92.19 92.23
スイスフラン/円 144.41 144.44
原油(WTIC原油先物) 81.22 +0.67 +0.83% ⇒ △切返し反発 ⇒ ◇陽.Br10dMA ⇒ △陽.Reg20dMA

◆ドル下落.138円前半  原油.◇陽.Br10dMA .80ドル台 
12.1
米ドル/円 138.06 138.07
ユーロ/円 143.60 143.66
ユーロ/米ドル 1.0401 1.0405
英ポンド/円 166.36 166.48
豪ドル/円 93.63 93.71
スイスフラン/円 145.91 145.94
原油(WTIC原油先物) 80.55 +2.35 +3.01% ⇒ ▽反発.Lowエリア ⇒ △切返し反発 ⇒ ◇陽.Br10dMA

◆ドルもみあい 円強含み 原油.△切返し反発 .78ドル台  
11.30
米ドル/円 138.59 138.70
ユーロ/円 143.22 143.30
ユーロ/米ドル 1.0330 1.0334
英ポンド/円 165.79 165.86
豪ドル/円 92.69 92.74
スイスフラン/円 145.22 145.31
原油(WTIC原油先物) 78.20 +0.96 +1.24% ⇒ ▲陰.Lowエリア2 ⇒ ▽反発.Lowエリア ⇒ △切返し反発

1.1日午前に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した11月の米製造業景況感指数の悪化も相場の重荷となった。49.0に低下し、好不況の節目である50を下回った。景気敏感株の売りを誘う。

前日の講演で米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が12月にも利上げ幅を縮小すると示唆し、株買いが勢いづいた。だが、1日の市場では「まだ利上げ自体は続く見通しで景気や企業業績の悪化懸念がくすぶるなか、前日の株高は行き過ぎ」(ジョーンズ・トレーディングのマイケル・オルーク氏)との声が聞かれた。

2.航空機のボーイングや銀行のJPモルガン・チェース、機械のハネウェル・インターナショナルが安い。

スポーツ用品のナイキやホームセンターのホーム・デポなど消費関連株や、医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)といったディフェンシブ株が買われた。

3.米長期金利が一時、3.50%(前日終値は3.60%)と9月以来の低水準を付け、ハイテクなど高PER(株価収益率)株の支えになった。

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【NY外為】
▽円が対ドルで2%上昇。11月10日以来の大幅高 
//◇◆▲_◇//◆◆◆▽ 
・対ドルでの上昇率は主要10通貨の中で最大となった。
・ドルは主要通貨のほとんどに対して下落。パウエル議長は前日、早ければ12月会合で利上げペースを落とす可能性を示唆した。
・円相場は-2.0%、1ドル=135.35円。

12.1
MUFGのアナリストらは「昨夜の激しいドル売りは、最近の金融状況緩和に対してパウエル議長がジャクソンホールの時のようなタカ派のシグナルで強く押し戻さなかったため、市場参加者が一息ついたことを反映している」と説明。

【米国株】
◆総じて軟調 
//◆▽◇_◇//▲◆▽◆ 
・1日の米国株式相場はテクニカル分析上の節目近辺で不安定に推移。
・米連邦公開市場委員会(FOMC)が次にどう動くか見極めようと、2日発表の米雇用統計が待たれている。
・11月の米製造業活動が2020年5月以来で初めて縮小したことが統計で明らかになると、株式相場はマイナス圏に沈んだ。一連の利上げが米経済をリセッション(景気後退)に追い込むとの懸念が広がり、今年2番目に低い伸びとなった米個人消費支出(PCE)コア価格指数を受けた楽観は後退。
・ 衰える気配を見せなかった米雇用市場も、ここに来て熱気が失われ始めた。しかし2日発表の11月米雇用統計は、米金融当局によるインフレとの闘いに転機をもたらすにはほど遠い内容が予想されている。

12.1
シティー・インデックスのマーケットアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「反落が浅ければ、その分一段高の確率は高まる」と分析する。「年末まで1カ月を切り、今年の弱気トレンドを維持したい弱気派は、トレンドライン防衛で200日移動平均より下に相場を押し戻さなくてはならない」と説明。

ブリークリー・ファイナンシャル・グループの最高投資責任者(CIO)、ピーター・ブックバー氏は「経済と市場に今年立ちはだかった最初の山は、インフレの落ち着きと政策金利のピークが見えてくることだった」と指摘。「来年の焦点となる次に踏破すべき山は、このような大幅利上げが経済にもたらす結果だ。つまり企業や家計が負担する資本コストの上昇、そしてリセッションだ」と述べた。

【米国債】
▽米国債相場は経済指標を受けて騰勢を強めた 
//◆▽▽_◇//◇▲▽▽
・米国債は上昇。( 利回り下げる )
・金融政策の影響を受けやすい2年債利回りは一時8bp下げた。
・米10年債利回りは一時10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて3.5%。

>>>11.30
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の米マクロ戦略責任者、ジョージ・ゴンキャルベス氏は「パウエル議長は今月のFOMCで述べたようなタカ派のトーンを繰り返すと市場は予想していたため、この日の発言は歓迎された」と指摘。「タカ派のハンマーは振り下ろされなかった」と。
【原油】
△原油先物相場は4日続伸 
//▼△▼_▼//▽△▽△
・中国の北京市が新型コロナウイルス感染者に対する隔離措置を一部緩和したことに反応した。また米国が戦略石油備蓄(SPR)からの放出を停止する可能性も意識された。中国コロナ規制措置の緩和を受け、世界最大の原油輸入国である同国で需要が回復するとの見方が強まった。
・先物1月限は、前日比67セント(0.8%)高の1バレル=81.22ドル。
・ロンドンICEの北海ブレント2月限は9セント下落の86.88ドル。

12.1
CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントのシニアエネルギートレーダー、レベッカ・バビン氏は「原油は、中国のコロナ政策に関するセンチメントの変化とドル下落、リスク資産上昇という追い風に乗っている」と分析。

【NY金】
◇金先物相場は上昇 
//◆◇◇_◇//◆◇◇◇  
・8月以来の高値を付けた。朝方発表された米インフレ指標が市場予想を下回り、金融当局に対する利上げ圧力が弱まった。
・金先物2月限は55.30ドル(3.1%)高の1オンス=1815.20ドル。

12.1
UBSグループのストラテジストはリポートで、「米金融当局の政策転換を予想するのは時期尚早だろう。また最近のドル下落は行き過ぎのように思われる」と分析。その上で、「金を追い求めることは推奨しないが、こうしたトレンドが長く続くようであれば、金価格はわれわれの予想を超えて上昇する可能性もある」と記した。

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【欧州株】
◇続伸
//◆▽◇◇◆//◆◆◇◇ 
・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利上げ幅の縮小を示唆したことや、中国が厳しい新型コロナウイルス規制を緩和する方向にあることを好感。
・中国当局は新型コロナ規制に対する抗議活動が全国的に広がったのを受け、対策の緩和措置を数日中に発表する予定。
・テクノロジー株指数は2.85%上昇。米国債に続き、ユーロ圏の利回りも低下したのが支援材料となった。

12.1
INGのユーロ圏担当シニアエコノミスト、バート・コリジン氏は「他の市場で買い材料となったパウエル氏の講演を欧州市場も材料として取り込んだ。それが現在の株価をけん引した主因だ」との見方を示した。

【欧州債】
◇域内国債利回りが低下
//◇◇◇◇◆//▼◇◇◇ 
・米債に追随した。パウエルFRB議長が早ければ12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で引き締めペースを緩める可能性があると示唆したことを受けた。
・ パウエル議長は30日、「早ければ12月にも」利上げペースを減速させる可能性があると述べた。一方、インフレとの戦いはまだ終わっておらず、最終的にどの程度の利上げが必要か、いつまで続くのかなど、重要な疑問が残っていると注意を促した。
・ドイツ10年債利回りは一時15ベーシスポイント(bp)低下し1.795%と10月上旬以来の低水準。2年債利回りは一時12bp低下し、3週間ぶりに2%を下回った。

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